峰ヶ崎八重子というソーマの一話だけに登場した脇役なんですけど、エロ可愛かったのでエロSS書いちゃいました。
これも過去に書いた作品です。
スーツの似合うお姉さん良いよね…
「お、お願いします!この店だけは潰す訳にはいかないんです!ですから、どうか…」
ひっそりと静まり返った厨房の中で、一人の男性が額を床にこすり付けて、何やら懇願している。
卑屈にも地にひれ伏した男を、黒いスーツに身を包んだ妙齢の女性が見下ろしていた。
「うるっさいわねぇ…もうご近所さん達は皆、立ち退きに同意して下さっているのよ?そういう人達の思いを無駄にしないためにも、ここは立ち退くのが筋って分からない!?」
女は豊かな乳房を持ち上げるように胸の前で腕を組み、男の頭のそばでコツコツとパンプスを踏み鳴らして、苛立ちを露わにする。
「大体大した業績も上げられない癖に何よ、その執着は」
「こ、この店は先祖代々受け継がれてきた、大切なお店なんです!ですから、私の代で潰す訳には…ひぃっ!」
カツーン!と甲高い音が鳴り響く。
「先祖代々?私の代?大層立派な事言っといてこの程度の業績しか上げられないようじゃ、ご先祖様も泣いてるわよ?」
平伏している男の頭にばさばさと雪崩れるように資料が落される。
「今日の内はこれくらいで勘弁してあげるわ。また近い内に来ますから、その時は」
スーツの胸ポケットに引っ掛けていたサングラスをかけると、取り巻きの男達に撤収すると告げる。
スーツに身を包んだ厳めしい取り巻きが足並み揃えて去っていく中、女は平服したままの男のそばにしゃがみ込んだ。
「名刺が変わりましたので、こちらお渡ししますわ」
男の頭の横にすっと名刺を差し出す女。
その名刺には『アーバンライフプランナー 峰ヶ崎八重子』と記載されていた。
「ふぅっ、疲れた…」
ため息を吐きながら、どすっ、と体を投げ出すように黒塗りのセダンに乗り込むと、運転手に指示を出す。
ガラス戸を破られ、無惨にも破壊された定食屋を尻目に、八重子を乗せたセダンは走り出した。
走りゆく車の中、肘を立てて、頬杖を付きながら車窓の外を眺めると、夕日が落ちてゆくのが見える。
車内の時計をちらりと見遣ると17時を示し、それが終業の時間である事を八重子に教えた。
(今日は夕食、何処で食べようかしら)
いつもなら通い詰めている六本木の肉料理屋に行くのだが、今日はあいにく休業日との事。
その肉料理屋以外にもお気に入りの店はいくらかあるのだが、どこに行こうかを頭の中で逡巡させていた。
(ただ、その前に…)
最近暑くなってきた影響か、八重子も汗をかくようになってきた。
仕事柄、外にいる時間帯が長いので、どうしてもじっとりと貼り付くような汗の感覚が気になってしまう。
(一旦家に帰ろうかしら)
スーツの襟をぱたぱた言わせながら、八重子は空腹を満たす事よりも汗を流す事を先決させる事にした。
「それじゃ、お疲れ」
八重子は自宅である高層マンションの前で車を止めさせると、仕事仲間に軽く会釈をして、直帰する。
ブオオオオンと唸るエンジン音が背中を通り過ぎると、ポケットからカードキーを取り出す。
重厚な大理石で設えられたエントランスは、琥珀色の光で照らされ、より絢爛に映えた。
オートロックにカードキーを通そうとしたその時、ふと何か不審な気配を感じた。
(私の後ろに誰かがいる?)
おそるおそる後ろを振り返ると、真後ろに一人の男が立ちはだかっていた。
「だ、誰っ!?むぐぅっ!」
すかさず口元に睡眠薬を滲み込ませたハンカチを押し当てられ、昏倒してしまう。
「ん、んんっ…」
ぼやついた意識の中、重たい瞼を開く。
全身が痺れているような感覚の中、視界の中に灰色の空間が広がった。
「んっ、ここは…?」
倦怠感と脱力感に包まれながら、頭上でカチャカチャと金属音が鳴っている。
見上げると、そこには手錠で拘束されている自身の両腕があった。
「ど、どういう事なのこれは…?」
状況を把握できず、驚きで目を見張る八重子。
しかし、意識がはっきりしてくると共に記憶も蘇ってきていた。
あれから何時間経ったのか分からないが、八重子はマンションのエントランスで男に襲われた事を思い出していた。
「ようやく気がついたようですねぇ」
「ッ!誰っ!?」
突然、背後から男の声が聞こえる。
ずしずしと重たげな足音と共に、誰かが背後から近寄ってくるのが分かる。
もったりとした声は八重子の鼓膜にへばりついてくるようだった。
「アーバンライフプランナーの峰ヶ崎八重子さんですね?」
「…」
無言を貫く八重子。
どうやら背後にいる男こそ自分を襲った男なのであろう。
名前も勤め先も知っている事から計画犯とみて間違いなさそうだ。
「あなたは誰?何のために私をこんな事に?」
手錠をガチャガチャ鳴らしながら問う八重子。
「くくくっ、何のためにかって?そりゃあ、あなた、自分のやってきた事を思い返してみなさいよ」
低く笑いながら八重子の神経を逆撫でするように答える。
(はぁ…?何を言っているのコイツ?)
質問に質問で返され、少し苛立つ。
顔は見えなかったが、どうせ碌でもない人間なのだと勝手に踏む。
「その様子だと何も分かっていないようですね…まぁ、それを教えるためにここに連れてきたんですけどね、くっくっく」
ぎしぎし、と古びた床が軋むと、男が近付いてくるのが感じられる。
「どういうつもりか知らないけど、あなた、こんな事したら警察沙汰になるわよ?止めるのなら今の内だと思うけど」
足音が止まり、男がすぐそばにいるのを悟る。
若干荒くなった男の息遣いや中年男特有の加齢臭が伝わってくる。
「警察沙汰?くくっ、それはこちらの台詞ですよ、八重子」
背中に男の体が当たったかと思うと、スーツ越しに乳房を触られる。
あまりにも唐突な行為に、思わず八重子は息を呑む。
「なっ、何をしているの!?離しなさい!!」
「あんな荒っぽい地上げやってて、警察なんて呼べるのかな?」
最初は優しく触ってきたかと思うと、八重子の乳房の感触に興奮したのか、欲望のままに力任せに揉んできた。
スーツの上からでも形がくっきりと分かるほどの巨乳は、男の掌でもみくちゃにされる。
「初めて見た時から、こうしてやりたかったんだ。エロい谷間覗かせるから…」
興奮して脈拍が速くなっているのか、切迫したような早口になる男。
節くれ立った指が時折、シャツ越しに覗く乳房に触れる。
「ちょ…気持ち悪いから、離れてくれる!?」
「君もこうして欲しかったんだろ?エロいおっぱい見せつけて、本当は誘ってたんだろ?」
自身の変態行為を八重子の恰好にかまけて、正当化する男。
我慢していた鬱積を晴らすように、たわわな豊乳を力任せに揉みしだく。
男の生温かい吐息が首筋に当たり、ぞわりと怖気を喚起する。
その臭さは、先程まで気になっていた八重子自身の汗の匂いとは比にならない程であった。
「はぁ…はぁ…」
男の行為はエスカレートしていき、八重子のスーツのボタンを外すと、シャツの上から乳を揉んでくる。
揉まれる度、八重子の大きな乳はぐにゃりと歪められ、シャツのボタンを弾き飛ばしてしまいそうになる。
さらに、背後から男は八重子の耳や首筋をチロチロと犬のように舐め、舌を柔肌に這わせる。
「やめてって言ってるでしょ!!」
「ぐぅっ!!?」
行き過ぎた行為に八重子の怒りが爆発する。
密着しすぎた男の足はパンプスの尖ったトップリフトにごりっと踏み潰される。
痛みに耐えかねた男が呻き声を上げながら八重子の体から離れた。
「痛いじゃないか…八重子」
「…あなたは誰?何のためにこんな事を?」
呼吸を整えながら問う八重子。
息を弾ませる度、大きな乳房がシャツ越しにぷるぷる揺れる。
「君は私の事を覚えているかなぁ?」
八重子と同じように、男も息を整えながら問いかける。
ぜえぜえと息を漏らしながら歩いてくると、男は八重子の視界に現れた。
「覚えているかなぁ?私の事を」
「―ッ!」
目の前に現れた男の想像を超えた醜さにたじろぐ八重子。
汗ばんだランニングシャツは弛んだ太腹ではち切れそうになっており、短いステテコを履いたその姿はいかにも中年オヤジといった風体だった。
その上、禿げ上がった頭頂部は脂汗でてらてらと光っており、中途半端に残された白髪交じりの後ろ髪がその醜さに拍車をかけていた。
あまりの醜さに、八重子はこの男の事を思い出してしまった。
ちょうど1カ月ほど前、この工場の古びた壁を凹ませて強引に立ち退かせたのだ。
その凹ませた跡が、拘束された八重子のすぐそばに見えていた。
「ぐへへっ、思い出してくれたかな?」
八重子の反応に、潰れたように腫れぼったい目は喜色ばんだ笑みをたたえ、肥えた体を揺らす。
「…今さら何をしようっていうの?」
顎を引いて、鋭い剣幕で目の前の醜男を睨みつける。
「何をしようって?くくくっ、私の気持ちを鎮めてくれれば十分ですよ」
不敵な笑みを浮かべながら、男が正面から歩み寄る。
「相変わらず綺麗な顔してるねぇ…」
近付いてきた男は八重子のおとがいを掴み、強引に上げさせる。
(…気持ち悪い!)
歯ブラシを買う金すら無いのか、だらしなく開いた口からは黄ばんだ前歯が覗いた。
近くで見ると余計その醜さが明瞭になり、八重子はその顔をなるべく見ないように目線を逸らしながら、落ち着いた口調で言い放つ。
「この状況で私が大声を上げようものなら貴方、通報されるわよ?」
「ぐふふ、何を言う。この近辺は君が立ち退きをさせたせいでもう誰もいないんだよ。自分のやった事も忘れたのか?八重子」
八重子は煽るような口調にも動じず、毅然とした態度で言い返す。
「さぁね、無能な経営者はゴミほどいるから、一々覚えてないわ」
男の挑発を流すように鼻で笑って見せる。
「くくく…君は本当に立ち退かされる側の気持ちが分かってないんだなぁ」
それまで穏和だった男が急に体をわなわなと震わせ、歯をガチガチと鳴らす。
「お前のせいで私は職を追われる事になったんだぞ?おかげで嫁にも娘にも逃げられたんだ…この苦しみがお前に分かるか?」
両手で握り拳を作り、怒りで声を震わせる男。
そんな男をふっと嘲笑い、白けたような表情で見下す。
「貴方の家庭の事情なんて知らないけど、それもこれも貴方の経営の脆弱さが招いた事でしょう?脆弱な店は市場から淘汰される運命にあるの。私のせいにしないでくれる?」
「黙れ!お前らが工場の壁を凹ませたりしなければ、立ち退く必要なんてなかったんだ!なのに…、なのに…」
怒りで肩を震わせたまま、下を俯く男。
「壁を凹ませるだなんて…そんな泥棒みたいな真似、私共がすると思います?もし、私共がしたと言うのであれば、証拠をご提示頂けますか?証拠もないのに疑われるなんて心外ですわ」
微笑をたたえて、目を細める八重子。
「黙れ黙れ!お前がやったに決まってるんだ!普通に考えてあのタイミングであんな事が起こる訳がないだろう!」
「そんな言い訳、法廷で通用すると思います?」
相変わらず嘲るような笑みを浮かべながら、あげつらうように喋る八重子。
その挑発的な態度に男は限界を迎えていた。
「何が法廷だ!権力を笠に着やがって。この、悪女め!…お前みたいな悪女には、お仕置きしてやる!」
口角泡を飛ばす勢いで言ったかと思うと、再び八重子の乳を揉みしだきだした。
「…ちょっ!何するの!?」
肌蹴たスーツの下から、シャツ越しに巨乳が縦横無尽に歪められる。
背後から揉まれていた場合とは違い、今度は男の醜い顔が見えているので、それが余計不快感に拍車をかけた。
「お前みたいなっ、悪女は、お仕置きされなきゃいけないんだよっ!」
怒りをぶつけるように、荒々しく乳房に揉みついてきたかと思うと、それまで怒りに歪んでいた表情が途端に緩み、好色そうな笑みに変わる。
「これ以上やったら、警察にっ」
「警察?ぐふふっ、誰が通報してくれるんだ?」
八重子のすべすべの頬に自身の垢まみれの頬を擦り付ける。
「今日は一晩中、俺がお仕置きしてやるからなっ、八重子」
愛おしそうにそう言うと、嫌がる八重子の頬に軽く口付けをした。
「タイトミニから覗く脚もたまらんな…肌もすべすべで…くくく」
男は八重子の乳に顔を埋めるような体勢から、そのすらりと伸びた美脚を撫でまわす。
脂汗を塗り伸ばされるような粘つく感触に憤りを隠せない八重子。
「ねぇ、気持ち悪いから、離れてくれない?」
ガチャガチャと手錠を鳴らして抗う。
「おっぱいも最高だが、脚もたまらんな…」
そう呟くと、男は自分の股に八重子の脚を挟み、服越しに勃ちかけた局部を擦り付ける。
服越しからむくむくと膨らんでゆくソレの生温かい感触が脚をつたって伝わってくる。
「…最低」
腰に抱き付いている男を見下して冷たく言い放つ。
その言葉を聞いてさらに興奮したのか、盛った猿のように激しく腰を振り出す男。
腰が振られる度、擦り付けられるソレが熱くなっていくのを、服越しにも感じられる。
「ちょっと!やめてって言ってるでしょ!?」
「恥ずかしがらなくて良いんだぞ、誰も見てないから」
八重子の胸の中ではぁはぁと息を荒げる男。
ふとももに擦り付けられた局部はステテコを突き破らんとばかりに膨れ上がっている。
「もうガマンできないな…」
興奮で息を切らす中、独り言を呟くと、八重子の体から離れる。
「…何をする気?」
急に離れた事を不審に感じて、訝しむ。
「くく、流石、察しが良いねぇ」
満面の笑みを八重子に向けたかと思うと、バッといきなりその眼前でステテコを下ろす。
下着ごと下ろされ、露わになった下半身からは跳ねるようにいきり立ったペニスが現れた。
「…その汚い物、早くしまってもらえるかしら?」
目を背けながらも毅然とした、冷静な対応を見せる八重子。
ペニスを見せた時は下品な笑みを浮かべていた男であったが、この反応は予想外だったのか、拍子抜けしたような表情を見せる。
「八重子がチ●ポを見せられて悲鳴を上げる姿が見たかったんだけどなぁ、残念だ…」
いきり立ったソレとは反対にしょぼくれる男。
八重子がペニスを見せつけられて、少女のような悲鳴を上げる事を期待していたのだ。
「…じゃあ、これはどうかな?」
おもむろに八重子に近付くと、腰を抱いてくる男。
露出したペニスがふとももに直接触れそうになり、自ずと八重子は股を締める。
「…ッ!?」
さらに男が近付いてきたかと思うと、生温かく、少し湿ったソレの感触が直にふとももに伝わってくる。
今回は服越しではなく、直接だ。
「おォッ…これが、八重子のふとももっ…」
熱く滾ったペニスはふとももの中で、みるみる内に大きくなる。
絹のようなきめ細やかな肌に、自らの最も敏感な部分を擦り付け、自慰行為が始まった。
肉棒と玉袋の間に八重子のふとももを挟むようにして、睾丸に圧迫感を与えていく。
「なっ、何してるの!?やめなさいっ!!」
ふとももを通じて、二つの睾丸の感触が伝わる。
大人の女性である八重子は男に睾丸が二つ付いている事くらい知っていたが、体に直に押し当てられた事は初めてであった。
「お前が悪いんだぞぉ…八重子。お前がタイトミニなんか履いてエロい脚を見せつけるから…」
腰を振る事に必死になっている男が吐息混じりに囁く。
八重子は嫌悪感から脚を引き抜こうともがくも逆効果であった。
すべすべの肌が股の中で暴れ回り、男に予期せぬ快感を与えてしまう。
「くおおっ!八重子、そんなに動かれたら…」
時折、男が腰の動きを止めて、深呼吸をする。
そうでもしなければ絶頂を迎えてしまいそうだからであった。
それに気付かず、八重子は体を揺らして抗う。
「や、八重子っ!イくっ!!」
「え?ちょ、何出してんのよ!」
男の腰がびくりと震えたかと思うと、ふとももに何やら温かい液体がかけられる。
まさか、自分のふとももで男がイクとは思わなかった。
「おぉぉ…」
ぴくぴくと残り汁を吐き出しながら、悦に入った声を漏らす。
男の腰と八重子のふとももとの間には白濁液が垂れ流れていた。
「ちょっと!何汚いもの出してんのよ!!」
顔を赤らめながら激昂する。
男性経験が少なくないとはいえ、ふとももでイった男は初めてであった。
「こんな綺麗な脚出してるからいけないんだぞっ…八重子。初めてお前を見た時からこうしてやりたかったんだ」
腰を揺らしてネチャネチャと言わせながら余韻を愉しむ。
八重子にはそれが不快で不快でならなかった。
「今なら許してあげるわっ!だから、手錠を外しなさい!」
眉間に皺を寄せて、怒気を込めて言い募る。
「…」
その剣幕が通用したのか、男がにやつきながら、おずおずと離れていく。
「くくっ、分かった。分かったよ。手錠を外せば良いんだろう?」
ポケットから見せつけるように手錠の鍵を取り出すと、再び八重子に近付く。
強く言い募ったとはいえ、急に男がこちらの要求に従うのはおかしい。
八重子は男の言動に不信感を隠せず、その一挙一動を見詰めるつもりで近付いてくる男を睨みつけるも、心の中ではどこか安堵してしまっていた。
(これで、やっと…)
図らずも一息つきながら、頭上でカチャカチャと手錠が外されるのを待つ。
ふとももに付着した精液がぱたぱたと床に落ちた。
両腕が解放される。
もちろん八重子に男を許す気などなく、解放されてからも後々どうやって報復してやろうか企んでいた。
「今日の事はなかった事にしといてあげるわ、だから…きゃっ!?」
そそくさと立ち去ろうとする八重子の肩が抱かれたかと思うと、両脚が宙に浮く。
いわゆる『お姫様だっこ』の状態で抱き抱えられたのだ。
地獄はまだ終わっていなかった。
「ぐふふ、私は手錠を外せと言われたから、手錠を外しただけだからね?」
嘲るような男の表情がすぐそばにある。
八重子は自分がまんまと罠にかけられたと知り、唇を噛む。
(こんな男にハメられるなんて…!)
男は八重子を抱き抱えながら別の部屋へ向かった。
「幸いまだ水道は繋がってるんだ」
男がやってきた先は風呂場だった。
排水溝の穴がごみやら毛やらで黒々と汚れているのが目立つ。
「何をする気っ!?」
じたばたともがく八重子の服を強引に脱がせていく男。
「何って?決まってるじゃないか、八重子とおフロに入りたかったんだよ」
黒いレースの付いた下着を強引に脱がすと、八重子は生まれたままの姿に剥かれる。
「いやぁっ!」
「綺麗な体してるねぇ…」
透き通るような美肌は瑞々しさやしなやかさを感じさせるものでありながら、たわわな乳房や引き締まった腰は妖艶さを感じさせる。
素早く男も裸になると、そんな美しい裸体にむしゃぶりつくように抱き付いた。
シャアアアアアアアアと二人の頭上からシャワーが温かい水を吐き散らす。
降り注ぐ温水の下で、愛し合う恋人同士のように歳の離れた男女は絡み合う。
もっとも、それは相思相愛といった愛の形ではなく、一方的な愛であったが。
「最近暑くなってきたからねえ、八重子も汗をかいただろう。私が体を洗ってあげるからね」
「ふざけないでっ!誰があなたなんかにっ!」
ぶよぶよと脂ぎった肥満体が八重子のしなやかな肢体に貼りつくように密着してくる。
湿気を含んだ真夏の暑さのような、じっとりとしたぬくもりが男の贅肉から伝わってきてそれが息苦しさを感じさせた。
(逃げるなら今しかない、けど…)
男の抱き付いてくる力が強く、突き剥がせない。
さらに、もし仮に男を剥がせたとしても、服は破り去られているため、全裸で外を歩かなければならない事になる。
絶望感にも似たその感覚が八重子の抵抗を無意識の内に緩めた。
「さっき精子ぶちまけちゃったからね。ちゃんと洗ってあげよう」
先程まで精液で濡れていたふとももを男が撫でるように洗う。
粘り気が強いせいか、なかなか落ちなかった。
「…普段エロい谷間見せつけてる癖に、綺麗な乳首をしているじゃないか」
ヨダレを垂らしながら、八重子の乳首を褒め称える。
「何気持ち悪い事言ってるの…んぅっ!」
腰の裏で両手をクラッチさせた男が赤ん坊のように乳首を吸う。
ちゅううううとわざと吸引音を響かせ、強く八重子の乳首を吸いたてる。
「…むはぁぁぁっ、乳首が硬くなってきましたぞぉ」
如何に相手が醜い男とはいえ、乳首を刺激され、本能的に乳首を硬くしてしまう。
口の中に含まれた乳首は舌で擦られるように刺激される。
キュッキュッと水栓が絞られる。
タオルすらないのか、体を濡らしたままシャワーを終えると、男は八重子の体を強引にトイレに引っ張り込む。
「と、トイレなんかで、何をするつもり!?」
トイレに連れ込まれた意図が分からず、得体のしれない恐怖で顔を強張らせる。
「別に大した意味はないよ。ただ色々荒らされたせいで座る所がないから」
カチャッとトイレのドアを閉めると、男は八重子の体を抱いたまま便座に座る。
狭い空間に大人が二人入ると、たちまち一杯になってしまった。
八重子の脚が長いせいで膝が壁に当たる。
男の吐息が一層荒くなり、分厚い贅肉越しに胸の高鳴りが伝わる。
ここでようやく八重子は男の意図を汲み取った。
「まさかっ…い、いやっ!やめてっ、離してぇっ!」
背面座位の体勢で抱き抱えられた八重子の股間に熱い何かが触れる。
その何かが男のペニスであると、八重子は認めたくなかった。
こんな醜男に、こんな所で…
幸い背面座位なので男の醜い顔は見えなかったが、見えてなくとも、あまりにも強烈な醜さが脳裏に現れる。
そんな男にトイレで抱かれるなど、とても普段の八重子には想像できなかったであろう。
顔を歪ませて、じたばたともがく八重子を、男は黙って引き寄せる。
動悸が激しくなりすぎて、言葉が出せなかったのだ。
「ぃ、挿れるぞぉ…八重子ぉ…」
絞り出すように声を発すると、ペニスの位置を手で調整して、八重子の入り口へ照準を定める。
「いやぁあああああああああああああ!!!」
狭い個室に悲鳴が反響すると、一気に腰を八重子の尻にぶつける。
男の憎しみと愛しみで滾った肉欲が膣内奥深くまで満たす。
その瞬間、頭の中が真っ白になってしまった。
「あああああああああぁぁぁ!!」
子宮口を突かれ、びくびくと体が痙攣する。
男の顔は見えなかったが、生臭い息と腰に感じる火照った太鼓腹が八重子にあの醜い男と一つになっている事を知らしめる。
嫌悪感と不快感が八重子の心根に沁み渡る。
「あったかいッ!!お前の中はあったかいぞ!八重子ッ!!」
興奮でタガが外れたように騒ぎ出す男。
肥えた体をぶるぶると揺らし、膣の奥底まで突きまくる。
「こんな気持ち良いマ●コ…すぐに出ちゃうよぉ!八重子」
挿入してからまだ1分程しか経ってないのにも関わらず、男が早くも弱音を吐きだす。
イキそうなのにもかかわらず、相変わらず男は激しく腰を突き上げる。
(こんな奴にっ…好きにされるなんてっ…!)
汚辱に顔を歪ませながら、瞳を潤ませる八重子。
それは八重子の知っている愛のあるセックスとは程遠いものであった。
それまで止まる事を知らなかった男の勢いが急に緩み出す。
背中で時折呼吸を整えるのが聞こえると、男の絶頂が近い事を悟った。
「はぁ…はぁ…そろそろ限界だなぁ…」
腰を抱く腕の力が強くなり、よりがっちりと密着する。
「お前のこの気持ちいいマ●コに免じて、特別に私の精子をくれてやるっ…」
「なっ…!」
恐怖で息を呑む。
自分よりも一回り年上の中年男に中出しをされるなど、たまったものではない。
その言葉を聞いた途端、八重子の抵抗が一層激しくなる。
「いやっ、やめて!やめてえええええええええええ!!」
恐怖に淀んだ悲鳴を上げ、体を激しくくねらせる。
「おォっ!そんなに動かれたら…またさっきみたいに出ちゃうよぉ…」
八重子は先程ペニスをふとももに擦り付けられた事を思い出す。
あの時は自分が動いてしまったから男がイってしまったのだ。
だからといって、今、膣内射精をされようとしている瞬間に、抵抗を緩める事はできなかった。
「だ、だめだっ!我慢できないっ!イクぅうううううううっ!!」
思わぬタイミングで絶頂を迎えてしまう男。
びくりと一つ、下半身が躍動したかと思うと、欲棒が熱い劣情を吐き出す。
「ひゃあああああああああああっ!!!」
子宮に白濁液を注がれ、目を剥きながら悶える。
熱く、どろどろとしたマグマのようなものが胎内に染みてゆく。
それが、あの出来損ないの醜い中年男の遺伝子だとは思いたくなかった。
「ふぅ…はぁ…」
長い射精を終えて、八重子の背中に顔を押しつけながら豚のように息を整える。
二人の接合部分からは乳白色の汚濁が漏れる。
「うぅっ…うぁぁっ…」
力を失ったようにうなだれた八重子の相眸からは涙がこぼれる。
「男に犯されて涙を流すなんて、意外と可愛らしい所もあるじゃないか、八重子」
座った姿勢でぐったりとした八重子の体を少し持ち上げる。
「その可愛い泣き顔を見せてごらん」
ペニスの先端が入ったまま、男の方を無理やり向かされる八重子。
その視界に満悦とした男の顔が映ると、すぐさま振り向きざまにその顔をはたく。
パシーン!
脂汗で滑った頬をはたくと、沼から魚が跳び出してきたような音が響く。
一瞬、仰け反りながらも、頬に紅葉型の跡を付けて、男はにやりと薄気味悪い笑みを向ける。
「酷いじゃないかぁ、八重子」
「うるさい…早く離れてっ…」
泣き顔を隠すように俯きながら、拒絶感を露わにする八重子。
男ははたかれた頬を癒すように、目の前の巨乳に顔を擦り付ける。
「良い事考えたんだぁ、八重子」
「うぁあぁっ!!」
男が腰を突き上げ、今度は対面座位で一つになる二人。
零れ落ちる精液のフタをするように、八重子の膣を埋める。
「もし八重子が私との赤ちゃん孕んだら結婚しようよぉ」
「…はぁっ!?何言って、んんっ!」
柔かな乳房の中で、男は続ける。
「そもそも私が嫁に逃げられたのは八重子のせいだからね。孕んだら私も責任取るけど、君もそういう形で責任を取ってくれよ」
「何を馬鹿な事を…っ」
信じられない男の言葉に顔を青くする。
しかし、この男なら本当にそうしかねない。
心の底からぞわりと冷たい恐怖が湧いてくる。
「そのためには、たっぷり中出ししてあげなきゃねっ」
二発出した後とはとても思えないような勢いで腰の律動を再開する。
濡れた体が絡み合い、腰と腰がぶつかる瞬間に汗水の飛沫がはじけ飛ぶ。
男は失った幸福や厚生を取り戻すように、八重子の膣を埋め、染めていった。
八重子もまた書いてみたいんだよなぁ。