空行とかめんどいんで欲しいひとは閲覧設定でやってくだしゃ
「おっす~、ちゃんと歌詞考えて……ないじゃん……」
テーブルの上には歌詞ノートではなく多種多様なお菓子が並べてあって、香澄とたえとりみはそれをパクついてダベっていた。
沙綾と有咲は、ソファに腰をかけ、恋人みたいにイヤホンを分け合いながらタブレットに集中している。どこぞのバンドのMVかなにかでも見ているのだろう。
「あっ、ひーくん。バイトおつかれっ」
香澄は俺がやって来たのを確認すると、うれしそうに笑いながらそう言った。こうやって屈託のない笑顔を見せられてしまったら怒るものも怒れなくなってしまう。有咲は香澄に甘すぎるって言うけど、有咲だって同じくらい甘いような気がする。
俺は鞄を蔵の端に置き、香澄の右側にクッションを持ってきて坐った。
お菓子を食べながら喋っていたりみとたえも俺に気づいて挨拶をする。
テーブルには甘いものだけじゃなくてせんべいもあった。たぶん有咲が出してきたやつだ。
向かいにはたぶん有咲のであろう飲みさしの温かい緑茶がひとつ置かれていたので、その湯呑とせんべいをもらうことにした。
「あっ間接キスー」
と香澄がからかうように言って、俺にしなだれかかってくる。
「なんだー? じゃあ香澄とは本当のキスするか?」
俺のそれはからかいでも確認でもなくて、キスするぞという宣言である。
それをわかっているからか、香澄はキス待ちの顔をする。すぐ近くにある香澄の唇を見ると、なにかのお菓子のくずがついているみたいで、まずはそれを口でとってやる。
それから下唇を数回ついばんで、香澄の顔をじっと見る。目を閉じていた香澄は次のキスが来ないことを不思議に思ったのか目を開け、俺の顔を媚びるような目つきで見上げてきた。いつもの天真爛漫な表情ではなく、女の顔をしている香澄はとんでもなく色っぽい。だからこうやっていたずらをしかけたくなる。
「もうキス、しないの?」
香澄の熱くて甘い吐息がかかる。俺は右手で香澄の耳たぶを優しく触り、左手で香澄の右手を握る。そうやってしばらく愛撫をしていると、表情がさらにトロンとしてきて、息も荒くなってくる。
「キスしたいなら、香澄からしてくればいいじゃん」と耳元で言ってやる。
「そんなの、恥ずかしくてできないよ」
香澄は顔を真っ赤にして、俺の左手をぎゅっと強く握ってくる。そんな香澄にこちらが我慢できなくなってやさしく口づけをすると、香澄は鼻がかった小さな喘ぎ声を漏らして俺のキスを受け入れた。
みんなの前だからあまり激しいキスはしない。ただお互いの唇と唇を合わせるだけで、しかもあまり音を出さないようにする。そのかわりに握った手を愛撫しながら、うんとやさしくキスをしてあげた。
「あっ、おい響、また一番最初に香澄とイチャイチャしてんのかよ」
有咲の声が聞こえてきたので、キスをやめる。
ソファのほうを見ると、有咲は腕を組みながら頬を膨らませて怒っており、沙綾は苦笑していた。
「だって一番最初に俺に気づいたのが香澄だったし」
「あー、香澄は犬っぽいからねー」
と、俺の言葉に沙綾は謎の納得をしながら頷いた。
「ひーくん、最後にもっかいだけ、して?」
香澄は俺の左袖を引きながらそうおねだりをしてくるのでキスする。
すると、香澄はみんなにバレないようにおずおずと唇を開き舌を入れてきた。びっくりしたが、俺の舌を探すためにゆっくり侵入してくる香澄の舌を受け止めてあげる。香澄は俺の舌を見つけられたことがうれしいのか、んっ♡んっ♡と声をもらしながら舌先をすばやく上下に動かして刺激してきた。
香澄が興奮しているのにめちゃくちゃそそられて、もっと深く舌を絡めあわせてたかったけど、さすがにみんなの前で一線を越えるようなことをすると、ポピパの集まりがただの乱交パーティーみたいなことになるので自重しなくてはならなかった。
だからバレないように舌先だけで愛撫をし合うしかなかった。けれど、そのもどかしいキスが、かえって気持ちよかった。
どちらともなく唇を離すと、香澄は「ひーくんっ♡」と甘くとろけるように言いながら、俺の左腕に抱きついて、それからずっと離れなかった。
「あーあ、こうなったら香澄はしばらくこうだな。響が悪いんだぞ、香澄を甘やかすから」
「甘やかすからだってな、有咲も香澄とキスしてみたらわかるから。こいつの甘えかた、尋常じゃなくかわいいから」
「なっ、女同士でキスなんてするわけねーだろ! つかキスしたいのは響とだっつーの!」
「ひゅー、有咲大胆」とおたえが囃し立てる。
「あーーーーーもうっ! うるさい! もうなんも知らねぇから!」
いつもの爆発を起こして有咲はソファの端っこに頭をうずめてうーうー唸りだす。
そのあと、たえが坐ったままずるずるとこっちまでやって来たので何事だろうかと思っていると、俺の身体を勢いよく押し倒して覆いかぶさりキスしてきた。そしてその勢いのまま、たえは舌を深くまで入れてきて俺の舌を見つけ出し、くるくると散々弄んでから、ぷはっ、と息をついた。そして俺の耳に口をよせてこう言う。
「さっき、香澄と舌でえっちしてたでしょ?」
「なっ」
「バレバレだったよ」
たえはそれで満足したのか定位置に戻っていった。
戻ってきたたえにりみはなにかを訊ねている様子だったが、俺はたえの衝撃的な行動で若干パニックになっていて、どういう会話をしているのかわからなかった。
そしてたえとの会話を終えたりみは立ち上がって、自分の坐っていたクッションを持って俺の右隣までやって来た。
「響くん、あの、膝枕してもらってもいい?」
「えっ、ああ、もちろんいいよ」
返事をするとりみはやった、とよろこんでから、クッションを自分のお尻に当たるように置いて、俺の膝にうつ伏せで頭を乗せてきた。
あ、やばい。俺いま、勃ってる。
りみはそれに気がついていて、膝枕をせがんだのだろうか? と思っていると、りみは俺の股の匂いを嗅ぎはじめたので、そういうことか、と呆れながら納得した。
「なぁ、バレないようにお尻触ってもいい?」
りみに近づいてそう訊くと、りみは俺の膝の上でかすかに頷いた。
小さいけど柔らかいお尻を触ろうと思って見てみると、かすかにふとももをこすり合わせるようにして動かしていた。
もしかして俺が香澄とベロチューしてたこと、りみも気づいてたのかな。発情してるりみはかわいいけど、でも俺の股に顔を埋めるなんて、さらに辛くなるだけじゃないだろうか。
そう思いながら、みんながこちらを見ていない隙を狙ってりみのお尻に手を乗せる。するとりみはぴくりと身体を震わせてから、こちらの動きを待つようにして身体を固まらせた。手のひらにおさまるくらいのお尻を、その柔らかさを味わうように揉む。するとうつ伏せになっているりみの熱い吐息がズボン越しの股間にかかりはじめて、りみが感じていることがわかった。
俺の勃っているモノはりみの顔の下にあるので、尻に力を入れて動かしてやるとその存在が丸わかりだった。びくびくと動くソレがズボンとパンツを隔てただけですぐそこにあることに興奮したのか、りみの吐息はさっきよりも速く熱くなっていった。
そしてりみは、なにを思ったのか、俺のソレを横から咥えるようにして甘噛みしはじめた。俺は香澄とたえとりみのことで興奮の絶頂にあったので、そのような刺激であってもイってしまいそうなくらい気持ちよかった。
だからやめてくれ、という意味を込めてりみの頭を撫でると、りみは「ん~♡」と甘ったるい声をあげたあと、さらに強く激しく連続で甘噛みしてきた。
ちがうそうじゃない! とさらに頭を撫でてやるが、りみはもっとやってくれと勘違いしたのか、さらに甘噛み愛撫を続けてきた。
さすがにやめさせようと思って、膝の上にいるりみに視線をやると、りみがフェラをしているように見えて、めちゃくちゃえっちだった。
あっ!
俺のソレが激しく震えて、りみに射精してしまったことを知らせる。
りみは最初「んんっ?」と驚いたふうだったが、俺が射精したことに思い当たったのか、すこしだけ顔をあげて俺の表情を盗み見たあと、またうつ伏せの膝枕に戻っていった。
パンツのなかが濡れていて気持ち悪かったが、りみがいるのでどうしようもなかった。
はやくどいてほしいという意味で、りみの頭をぽんぽんと叩いてみる。でもりみは一向にどく気配がなく、勘弁してくれと思っていたのだが、股のあたりで空気が激しく通るので、りみが俺の精液の匂いを嗅いでいるのだとわかった。
それはさすがに変態すぎるんじゃないかと思ったが、もう諦めて、また周りにバレないようにりみのお尻を揉んであげることにした。
お尻の愛撫を再開するとりみはさらに興奮したようで、お尻を左右に振って俺を誘惑してきた。
くそ、こいつえっちすぎる。今すぐ蔵の外に連れ出して、そこらへんの雑木林で処女を奪ってやりたかったけど、えっちをするのなら、まずポピパのみんなに告白をしてから、というのは自分で決めたことだった。
だから、りみのえっちなお尻にその思いをぶつけるように、めちゃくちゃ淫らに揉んでやる。するとりみは「あっ♡あっ♡」と小さな喘ぎ声をもらしはじめた。
俺の愛撫だけを感じるためか、お尻フリフリや、ふとももをこすり合わせるのがなくなり、そのかわりに、喘ぎ声混じりの吐息が激しくなってゆく。
そうやって緩急をつけて揉んでいると、りみが俺の膝をぎゅっと握ってなにかから耐えるように身体をこわばらせた。
もしかして、お尻揉まれるだけでイっちゃうのかな?
もしそうなら、見てみたいと思って、お尻を撫でるのに加えて、頭も撫でてみる。するとそれは効果があったのか、りみの呼吸はどんどんと浅く速くなっていく。
瞬間、俺のふとももがりみに強く掴まれたあと、彼女はお尻を硬直させ身体を震わせた。
りみの絶頂が終わるまで、頭をやさしく撫でていると、そのうちお尻の硬直がとれてきて、もと柔らかいお尻に戻っていった。そのお尻をしばらく撫でていると、りみが身体を起こしてきたので手を離した。
りみは、酸欠で苦しかったのか、大きく息を吐いた。そして、俺の顔を見て照れくさそうに笑ってこう言った。
「えへへ、これでおあいこ♡」
ちゅっ、と頬に軽くキスされて、その小悪魔っぷりに驚いていると、自分が今までしてたことを理解して急に恥ずかしくなったのか、クッションを掴み、顔を真っ赤にして最初にいたところまで戻っていった。
かわいい。てか、えっちすぎる……。
ポピパメンバーとの毎日は、だいたいこんな感じで過ぎていく。
いつか、とんでもなく不運な事故で死にそうだな、俺。