※この作品はR-18です。

影法術士は月に笑う   作:翠晶 秋

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影法術士は訝しむ

 

「うう……まだジンジンしてます…」

「文句言うな。お前が求めたんだろ」

「文句は無いです」

「無いのか」

 

アヤメを喰らったのち、【特上】にして休憩を取った。

股ぐらから精液を漏らして足をヒクつかせる姿が興奮を誘い、休憩を取った後もしばらく楽しんだのだが。

 

「もう…シェイさん、底知らずです」

「それは俺も深刻に考えてる、傷をえぐるのはやめろ」

 

頬を膨らませる美少女というのは、やはり絵になって素晴らしい。

現在位置は、祠の奥。

本来なら、鎧があるところだ。

ランタンでアヤメに照らしてもらい、神の像を横にずらしていく。

予想通りというかなんというか、鎧は無かった。

 

「チッ……一体何が起こってるんだ」

「このスペース、なんですか?」

「お前…逆になんで知らないんだよ」

 

首を傾げるアヤメ軽~く、軽~く説明する。

そこでフレイヤを犯したなんて事実は言わない。

どうせ後でばれるが、ばれる時には既に俺の手の中。

まずは深く身体を重ね、アヤメに『俺がいないと困る』と思わせる。

と、話がそれた。

 

「え…じゃあ既に、勇者に奪われた…?」

「その線は無いと信じたいな。他にも、通りの冒険者が鎧を見つけて持っていったとか、あの触手が呑み込んで溶かしてしまったとか…」

「でもでもそれだと、この像はずらされたままですよね?」

「それなんだよな……まあ、わからないことはわからない、だ。まずは祠に続く道を逆に進んで行く」

 

もしかすると、壁を貫通して物を手繰り寄せる魔物とかいるかもしれない。

…少なくともそんな魔物は聴いたことが無いが。

 

「そうですね。わからないことを悩んでても仕方がないです。出ましょうか」

 

俺の手を引き祠から出るアヤメ。

…このまま後ろから抱きつけばまたヤれるよな。

──はっ。今、俺は何を考えていた。

外は日は傾いているが、夕方と呼ぶにはまだ早い時間帯。

【堕天使】のフレイヤなら祠について詳しそうだが……調べもの、長くないか?

まさか、図書館の書物すべてを読みきろうとしているわけじゃないよな?

 

「しかし…参りましたね」

「なにがだ?」

「私の使命って、鎧を持ち帰ることなんです」

「…使命?」

「ああ、すみません。私、【忍】なので長老から使命を賜(たまわ)ってるんです。もともと鎧は私の里で作られたものらしく、先代の勇者に勝手にぶんどられて、勝手に使われて、勝手に封印されたので取り戻して来い、と」

「そんな情報、俺に言って大丈夫なのか?」

「シェイさんって、自分以外の人には興味ないタイプですよね。今の話聞いて、どう思いました?」

「『ふーん』って思った」

「ですよね。だからあまりリスクは無いです。それに───」

 

アヤメは足を止め、恥ずかしそうに俺を見上げると。

 

「───シェイさんなら、言っても大丈夫かなって、思ったんです」

 

そう言って、俺にキスをしてきた。

その行動が愛らしくて、俺はアヤメを抱きしめてしまう。

 

「あう、シェイさん……」

「アヤメ……」

 

そのまま茂みに───敵感知。

 

「おいアヤメ」

「ふぇ…?なんですか?」

「あそこの茂みの奥、モンスターだ」

「…………」

 

邪魔された怒りを覚えながら茂みを分ける。

そこには───

 

 

「おっ、おっ、おっ………ごぼっ………」

「ぶひ、ぶひぃぃいいい!」

「フゴッ。ブヒヒ」

 

三体のオークに犯されている姉(・)と、それを遠くで見ている三人の女の姿があった。

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