※この作品はR-18です。

影法術士は月に笑う   作:翠晶 秋

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影法術士は勇者を煽る

処理をしたあと、未だ全裸で荒い息をしているフレイヤに問いかける。

 

「さて、俺の目的のためにお前についてきてもらいたいんだが、いいな?」

 

フレイヤの俺を見る目が僅かに喜色ばんだ後、こくりとうなずき、フレイヤは口を開いた。

 

「私は…主様(あるじさま)と…共に…。忠誠を…誓…」

 

その返答に満足した俺は、フレイヤを昇格させる事を決める。

 

「フレイヤ。お前は【特上】だ。昇格させてやる」

「ふやああああっ!?」

 

淫紋を【特上】様に変えるために触ると、フレイヤがビクンと体を跳ねさせた。

…あ。まだ感度は最高のままだったか。

股から俺のを漏れ出させているフレイヤの淫紋をいじり、感度と発情度を元に戻す。

すると落ち着いたのか、息を緩め始めたフレイヤが、淫紋をこちらに向けた。

…丸見えですこしそそられた。

 

「淫紋、再発動っと」

「ん…主様(あるじさま)の物になっていくのがわかります…」

 

かざした手をずらすと、そこにあった淫紋はハートの形こそ変わらないものの、オシャレな装飾がついた物へと変わっていた。

 

「よし。これでお前は俺の物だ、フレイヤ」

「ありがたき幸せ。それと主様。主様の物になる過程で、一つ変わった事があります」

「言ってみろ」

「職業が【聖天使(せいてんし)】から【堕天使(だてんし)】へと変わっております」

 

それ聞いて、俺はクツクツと笑ってしまった。

神の下部が、快楽に負けて堕天か。

悪くない。

 

「…さぁ、件の秘宝だが」

「はい。どうぞ持って行ってください」

「いんや、あれは俺には使えない」

「…?とすると、どうするのですか?」

 

俺はフレイヤの立っていた辺り、神の像の前に立つ。

像に手をかけ、横にずらすと後ろに小さな空間があり、その中に神聖さを漂わせる剣が浮いていた。

無造作に聖剣を掴み、フレイヤの元へいく。

そしてフレイヤの髪飾りを貰って神殿の床へ放る。

聖剣は何に使うかというと…

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

勇者は、魔王討伐を成すため、まずは自らの戦力を上げようと森の神殿に聖剣を受け取りに来た。

神の剣である【聖天使】フレイヤに勝利すれば、神殿に眠る秘宝、聖剣を持って行く権利が得られるのだ。

すでに勇者のパーティーは全員レベルが15以上であり、条件を満たしている。

意気揚々と神殿に乗り込んだ勇者が見たものは、高い勇者のプライドを傷つける光景だった。

乱雑に放られた蒼い装飾のある美しい髪飾り、床に刺されている神聖な雰囲気を醸し出す剣。

そして…

 

 

 

『遅かったな勇者様(笑) by影』

 

 

 

聖剣で引っ掛かれ、傷ついた大理石の床に書かれたメッセージ。

 

「これは…なんと…」

「誰がやったのかしら…」

 

勇者の後ろに控えていた二人が呆然とする。

そして問題の勇者を見れば。

 

「許さない…俺の、俺のステージなのに…」

 

刺さった聖剣の塚に手をかける勇者。

『あっ、これヤバイやつだ』と感じとり、そそくさと出口に向かう勇者の仲間。

そのまま力を入れ、引っこ抜いた力をそのままに天井に斬激を放つ勇者。

 

「誰だああああああッ!!!」

 

ガラガラと崩れ落ちる神殿の天井。

勇者は足元の髪飾りを拾い、床の文字に目をやる。

 

「『影』…ふふふ、待っていろ。この責任はとってもらうからな」

 

そう言って、無言で避難を始めた仲間の後を追うのだった。




これでひとまずは一章、終わりですね。次章もヒロインを堕としていきたいと思います。感想等、どしどし呟いて頂けるとモチベーション上がります。
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