※この作品はR-18です。

おそらくはありふれた究極的なやりかた   作:Hastnr

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実験的な短編集です。

【1】アスナとアリスが風呂で軽くイチャつく話(※本番無し)
【2】シノンと朝から子作りする話
【3】アリスとアスナが捕虜になる話


10-2.限りなく透明に遠いブラック

 


 

 

【1】アスナとアリスが風呂で軽くイチャつく話(※本番無し)

 

 

 ――湯船に浸かり、背もたれに体を預けながら星空を見上げる。全身の力を抜いて、ほっと溜息を一つ。こぼれ落ちた吐息は、薄い湯気に混じって消えていった。

 少し前の自分なら、こんな事をしていられるほど生活に余裕は無かった。もっと前の自分なら、そもそもこんな時間を過ごそうなどとは思わなかっただろう。

 ならば、もっともっともっともっと前の自分――この体の本来の持ち主であれば、どうしていただろうか。

 今はもう遠き彼方へ去ってしまった、幼くも聡明な彼女なら。

 

「――隣、いいかしら。アリスさん」

 

 名を呼ぶ声に振り返れば、蒼い髪のウンディーネ――アスナの姿があった。風呂場という事もあって、当然ながら何も身につけていない。同じ女でも思わず意識してしまう程に理想的な肢体を晒したまま、ハンドタオル一枚だけを胸元にあててアリスの答えを待っていた。

 

「ええ、どうぞ。アスナ」

「ありがとう。それじゃあ、お邪魔します」

 

 楚々とした所作で浴槽へ身を沈めたアスナは、そのままアリスの隣に腰を下ろした。聖光騎士団員専用浴室、その中央に位置する大型風呂の中には幅広のビーチチェアが一台沈められている。ちょうど良い角度で傾いた背もたれに、アスナはアリス同様に背中を預けた。

 

「ん~~~~~っ……! やっぱり、広いお風呂は最高ね……。星もあんなに綺麗だし……キリトくんに屋根を取ってもらってよかったわ」

「ええ、本当に……」

 

 肩と肩が触れあう距離で並んで座ったまま、アスナとアリスは揃って夜空を見上げる。視線の先に輝くのは、瞬くことのない無数の星々。少し前まで存在したスリット付きの屋根は、既にキリトによって撤去されている。どこか得意げな顔のまま、指を『パチン』と弾いた次の瞬間にはもう跡形も無く。

 最近、やることが最高司祭(アドミニストレータ)猊下じみてきていないか――と、アリスが内心思ったのは秘密だ。

 

「しかし、よいのですか、アスナ。キリトをほったらかしにして」

「ええ。あっちにはリーファちゃんとシノのんがいるし。私はちょっと休憩」

 

 ほんの一瞬、アスナの視線が屋外の日光浴スペースへと向けられた。おそらくは今もそこで、キリトはシノンとリーファの体を思うままに貪っているのだろう。アリス自身も少し前までその中に参加していたのだが――騎士団の団長という立場のせいか、皆より重点的に責め立てられて完全にへばってしまったため、こうして湯の中で体を休めていた。

 脱力し、ゆったりと夜空を見上げるアリス。湯の中に浸かったままのアリスの手に、アスナの手がそっと重なる。密かな絡み合いに興じる。白魚のように細く美しい指先達。その感触に心動かされてしまったのか、アリスはついアスナの肩に頭をもたれかからせていた。

 

「……少し、こうしていてもいいですか。アスナ」

「ええ。もちろんよ、アリスさん」

 

 キリトがアスナに、あるいはアリスにするときのように、アスナは甘えて身を委ねるアリスの体をそっと抱き寄せる。温かな湯に肩まで浸かったまま肌と肌を触れあわせていると、なんとも形容しがたい感情が湧き上がってくるのをアリスは感じた。

 友情と言うには色に溢れすぎ、同性愛というには純粋性が薄い。同じ男を愛する者への信頼や共感、そして同じ男を愛する機会を与えてくれた事への感謝――そんな感情の混合物から生まれた、名前も無い程に曖昧な情動に突き動かされるまま、アリスはそっと唇を差し出す。

 

「……うん。……いいよ♥」

 

 くすりと微笑むアスナの唇と、アリスの唇が静かに重なり合う。浴室の中に木霊しないほどに微かな音を生み出しながら、ゆったりとしたリズムで唇が触れあう。時折、悪戯めいて差しのばした舌で唇を舐めあい、舌先でつんつんと突き合う。

 官能的で、ほんの少しだけ背徳的なレズビアンキス。キリトに散々愛された昂りの余韻に、改めて火を付けられてしまいそうになりながら、二人は甘く温かな口づけを交わす。

 

「ん……♥」

「ひゃっ……♥ ぁん……♥」

 

 アスナの体にしなだれかかったまま、アリスはキスする場所を移動させていく。艶々とした頬へ、甘く。ほっそりとした首筋に、幾度となく。彫像のように美しい鎖骨(デコルテ)へ、しっとりと。胸元に残されたキスマーク――キリトが残した痕跡(マーキング)の上に己の唇をそっと重ねて、愛する男と間接キスを交わす。

 

「アリスさん、もう一度……」

「ええ、アスナ……」

 

 求められるまま、アリスはもう一度アスナの唇とキスを交わす。挿し伸ばされるアリスの舌を、アスナの唇は優しく受け入れた。アスナの口の中で二人の舌が絡み合い、ぬちゃぬちゃと淫猥な音を奏でる。

 ディープキスに溺れる唇の端から品無く零れた唾液が、頬を掠めて流れ落ち、湯の中へ溶けていく。それを気にかける余裕もない程に激しく互いの口内を舐りあい、舌と舌を幾度となく絡ませる。互いの肌の上に手を這わせ、互いの存在を確かめながら。

 

「んっ……♥ はっ、はあ……♥」

「んんっ♥ ん、うぅ……♥ ぷは、はあっ、はあっ……♥」

 

 キスの応酬がようやく終わり、二人はやっと唇を離した。

 本当に、少し前なら考えもしなかっただろう。人界を守る整合騎士――アドミニストレータが天界より遣わした一振りの剣が如き己が、生涯をかけて愛し守るべき男を得て彼の閨に侍り、そして同じ男を愛する女と唇を交わす日が来るなどとは。

 

「ふふっ……♥ 今日のアリスさんは、なんだか甘えん坊ね」

「……そうですね。確かに、アスナの言う通りかも知れません」

 

 慈母の眼差しを向けるアスナに正面から抱きしめられながら、アリスはそっと彼女の胸元に抱かれる。年はほとんど変わらないはずなのに時折こうして甘(・)え(・)さ(・)せ(・)ら(・)れ(・)て(・)しまうのは、やはり彼女が母親であるからか、あるいは単に経験の差によるものか。

 背中を抱く嫋やかな手の感触に心まで抱かれているような気分になりながら、アリスはぽつり、ぽつりと言葉を紡ぐ。

 

「少しだけ、考えていました。セルカやイーディス……かつての私を知る者達が今の私を見たら、一体どのように思うのかを。

 彼女らが知る私と今の私は……大きく違ってしまっているでしょうから」

 

 少しだけ重くなるアリスの声音(トーン)を受け止めながら、アスナはしっとりと微笑む。

 

「そうだね……。今のアリスさんの姿を見たら、セルカちゃんもイーディスさんもきっと凄く驚くわよね」

「ええ……きっと」

「ちょっとどぎまぎして、驚いて……でも、ちゃんと受け入れてくれるんじゃないかしら。

 確かに変わった所はあるけれど、アリスさんがアリス・シンセシス・サーティであることは何も変わっていないって」

 

 アリスを姉と慕っていた修道女と、アリスを妹のように猫かわいがりしていた十番目の整合騎士の姿を思い浮かべながら、アスナはきっぱりと告げる。

 アリスは焦がれるほどの色恋を知り、悶える程の肉欲を味わうようになりはした――そうなりはしたが、ただそれだけだ。

 アリス・シンセシス・サーティが立派な騎士であり、アンダーワールドに生きる全ての人を守ろうと戦い続けていることは、今も何一つ変わっていない。

 たとえ彼女が妖精の羽を得て空を舞う姿を見たとしても、銃火器を手に荒野を駆けている姿を見たとしても、セルカやイーディスといった旧知の面々が、アリスの本質を見間違うことはないだろう。

 もちろん、浅ましい鳴き声を響かせながら閨で痴態を晒す姿を見たとしても――そんな機会があるかどうかは別として――同様に。

 

「そうだといいのですが……」

「きっとそうよ。創世神ステイシア様が保証してあげるわ」

「ふふ。それはまた、なんとも心強いお墨付きですね」

 

 やっと笑顔を見せたアリスを抱き寄せながら、アスナは彼女の頬にそっと口づける。

 

「でもね……アリスさんの変化っぷりなんて、私に比べたら可愛いものよ」

「そうなのですか?」

「ええ。私なんて――キリトくんにいっぱいいっぱい変えてもらったもの」 

「……ほほう?」

 

 キリトの名前を遣った露骨すぎる程に露骨な挑発。それが出た途端、アリスは片方の眉をぴくりと動かして反応する。

 時々、お互いに対してマウントを取りたくなってしまうのはアスナとアリスの間だけで共通する悪いクセだ。どこぞの二刀流系朴念仁を巡って火花を散らしまくった過去が影響しているのだろうし、単純に『真正面から張り合える相手とやり合うのが楽しい』という理由もかなり大きい。

 そして、今宵もまた新たな戦いの幕が切って落とされた。

 

「教えてもらいましょうか、アスナ。あなたのような才女が、キリトにどう変えられてしまったのか」

「ええ、良いわよ。ちなみに、どっちが聞きたい?

 デスゲームに囚われて自暴自棄になってた女の子が素敵な男の子の優しさに触れて生きる喜びを思い出す話と、素敵な旦那様を射止めた新妻が毎晩毎晩行われる夫婦の営みの中で女の悦びを教え込まれてどんどん淫らに開花していく話があるんだけど」

「…………両方、聞かせてもらいましょう」

 

 熱い湯の中で体と体を密着させ、不敵な笑みを浮かべた二人の女剣士が見えない火花をバチバチと散らす。

 結局、生涯のライバルとでも呼ぶべき二人のマウント合戦は、セックス疲れでぐったりとしたリーファとシノンを両脇に抱えたキリトが浴室内に戻ってくるまで続くことになった。

 

 


 

 

【2】シノンと朝から子作りする話

 

 

 ――雑用係の朝は早い、というわけではない。

 窓から差し込む太陽の光と小鳥の鳴き声、それに『いつまで寝ているの?』と詰る誰かしらの声と共に目を覚ます。

 

「朝の調子で、その日一日の調子も変わってきますから……ある意味、一番大事な時間かもしれないですね」

 

 そんな感じでそれっぽく語るのは、誉れも高き聖光騎士団に所属する初の男性騎士・キリト。この道、十数時間の大ベテランだ。

 雑用係であるキリトには、寝室や私室が与えられていない。そんな彼が昨晩の寝床としたのは、同じ騎士団に所属するシノンの部屋。彼女の抱き枕になるという非常に重要な仕事をこなし、そのまま同じベッドの中で眠りについた。

 男女二人分の温もりを宿した布団をそっと捲れば、空色の猫耳と尻尾が目を惹く少女――シノンの姿がある。昨晩寝室に入るなり素っ裸に剥かれて散々弄ばれたあと、そのまま眠りについたため、当然ながら何も身につけていなかった。

 

「ふぁ……おはよう、シノン」

「おはよ、ねぼすけさん。とっても可愛い寝顔してたわよ?」

 

 男女の交わりが残した性臭、そして寝汗が放つ体臭。その二つがみっちりと充填された布団の中で一晩を過ごし、更にはキリトが目覚めるまでの間、朝立ちした肉棒に肌を撫でられながら過ごしたシノンは、すっかり発情期のメス猫のように蕩けた表情をしていた。

 シノンの体をそっと抱き寄せたキリトは、そのまま彼女の体を己の下へ。細い体に片腕を回し、吸血鬼のように首筋に吸い付いてキスマークを残しながら、もう片方の手で布団を引き上げる。

 頭の上まで布団をすっぽりと被ってしまえば、そこはもう濃密な雄と雌の匂いに満ち満ちた空間。

 

「……なあに? キリト。昨日あんなにシたのに……もうしたいの?」

「ああ。シノンの裸見てたら……抱きたくなった」

 

 寝覚めのままに屹立した肉棒をちらりと見たシノンが、妖しい声音でキリトを誘う。男性の肉棒が覚醒時に勃起状態になるのは一種の生理現象でもあるのだが、今回の場合は単に『シノンに欲情したから』という理由の方が強かった。

 

「もう、朝っぱらからとか……変態」

 

 口ではそういいつつも、シノンの行動は実に素直だった。肌と肌を密着させたまま、シノンは両脚を左右に広げてキリトに組み敷かれる。牝の発情を促す繭に全身を包まれたまま、シノンは下からキリトの首に腕を回し、そっと唇を突き出してキスをねだる。

 求められるがままに重なる二人の唇。布団の繭の中で音をくぐもらせながら、ちゅぷ、ちゅぷと音を立てて舌と舌が絡み合う。深く濃密で、しかし激しくはないディープキス。シャワーも浴びていないせいでどこかベタつく肌の感触すらも楽しみながら、二人はじっくりとキスを交わす。

 

「んっ……♥ はぁ、っ……♥ んんっ♥」

 

 空いた片手を使い、シノンの胸を愛撫する。柔らかなバスト全体を掌を使って優しくマッサージし、小さな突起を指で挟み弄くる。あまり力を入れないように注意しながら、優しく、甘く、丁寧に。これから己の逸物を受け入れる女の体を、丁寧に整えていく。

 腹の上に触れていた肉棒が、収まるべき場所を求めて下に移動する。その些細な感触ですら、敏感なシノンを喘がせるには十分だった。唇の端から漏れる鳴き声を聞きながら、キリトは腰の位置を微妙にずらして肉棒をシノンの脚と脚の間へと滑り込ませる。

 

「んぁ、んうぅっ……♥ やっあっ♥ そうやって焦らすの、ずるいわ……♥」

 

 軸の部分を擦らせてシノンの陰核を刺激してやれば、漏れ出す声に更なる色が混じる。繭の中を満たす雌の香りはより一層濃さを増し、溢れ出す愛液が肉棒に絡みつく。

 頃合いだろう――そう判断したキリトは、舌を引き抜くようにしてキスを終えると、シノンの瞳を真っ直ぐに見下ろした。

 

「――挿入(い)れるぞ、シノン」

「ええ……♥ きて、キリト……♥」

 

 蜜壺の入り口に亀頭を宛がうキリトを、シノンは蕩けた眼差しで受け入れて頷く。

 甘くねっとりとしたディープキスの余韻と愛撫のせいで昂るシノンの体。その一番敏感な場所に狙いを定めたキリトは、腰をゆっくりと突き出すようにして逸物を押し込んだ。

 

「はっ♥ ああっ♥ ……くぅうんっ♥♥ おっき……♥ あっ♥」

 

 両脚を広げて迎え入れるシノンの中に、己の分身を埋めていく。

 急ぐ必要は無い。シノンの体を抱きしめ、昨晩も散々貪った雌穴をゆっくりと押し開いていく。あまり体重をかけすぎないよう気を遣いながら、腰と腰が触れあうまで押し進める。

 

「――あっ♥んんっっ♥ んあぁっ♥」

「ぐ……ふう。よし、ちゃーんと全部入ったぞ、シノン」

 

 逸物の根元までをシノンの膣内に収めたキリトは、シノンの頭をそっと抱き寄せる。お互いに興奮こそしているが、餓えている訳ではない。深く繋がったまま動かないようにし、まずはじっくりと互いを味わう。肉棒に浮き出た血管が作る僅かな凹凸の形状すらも逃さぬように、シノンの膣壁は必死になって締め付けてくる。その健気さがまた愛おしい。

 下半身とは対照的に、軽く触れあうだけのキスを幾度か繰り返してやれば、シノンが蕩けそうな笑みを浮かべる。

 

「……んっ、あっ♥ううぅっ♥ はあっ、はあっ……♥ キリトのちんぽ、やっぱり、すごい……♥

 奥まで、ぐぐーって拡げられてる感じがして……自分でするのとは全然違う感じがするの……♥」

「シノンの中も、相当だぞ……めちゃくちゃ絡みついてきて、気持ちよすぎる……」

 

 口づけの合間合間に言葉を交わし、再び口づけに溺れる。厚い布団と濃密な匂いに包まれた、二人だけの繭の中で。互いの背中に腕を回し、上半身をぴったりと密着させながらの甘い交尾を楽しみながら、キリトはようやく腰を引く。

 亀頭の淵がシノンの秘部にぎりぎり引っ掛かるラインまで引き、再び奥へ。膣全体の慣らし具合を確かめながら、ゆったりとしたテンポのストロークで肉棒を抜き差しする。

 

「あっ♥ あぁ♥あんっ♥ んぅっ♥ それ、だめっ♥あっ♥ こっ、声、でちゃう……♥」

「俺はもっと聞きたいんだけどな。シノンの可愛い声」

「んぅ♥あぁっ♥ いや、いやぁっ♥♥ だって、恥ずかし……ぃっ♥♥ あっ♥んううっ♥」

 

 緩いペースを維持して腰を振りながら、抱きしめあう腕の中でシノンをしっとりと啼かせる。完全に覚醒した体はもっと苛烈に責め立てて種を植え付けろと叫ぶが、それを理性の力で抑え込む。普段はクールなシノンが、こんなにも甘く可愛らしい一面を見せてくれているのだ。それを堪能しない手は無いだろう。

 再び腰と腰を密着させたキリトは、シノンの奥にある弱い部分を狙い、亀頭をぐりぐりと動かしながら押し当てる。

 

「――あっああっ♥ァアっ♥ぁああ♥♥ それ、ずる――イィイぃいっ♥

 んあっ♥んぃい♥ あっあっ♥ こし、ああっ♥ 腰、とける、とけちゃうっ♥♥ あっやっダメだめこれすぐイっ――あぁあああぁああっ♥♥」

 

 弱い部分を的確に刺激されたシノンが、甘やかな喘ぎ声を奏でながらびくりびくりと身悶えする。

 結合部から溢れ出した愛蜜は、幾筋もの滴となってベッドシーツに染みこみ、昨晩の残滓達と混ざり合っていく。

 快感に溺れるスレンダーな肢体が布団の中からすっぽ抜けて行かないよう、キリトは両腕でしっかりとシノンを抱き留めて己の腕の中に納める。

 

「あっんっ♥ ううぅ♥ キリっ、ト……はうっ♥ ね、ねえっ、キリトぉっ♥ あっ♥やあっ♥ ふああっ♥」

「ん? どうした、シノン」

「ちょ、止ま――ひゃあんっ♥ あっああっ♥ああん♥ ねえ、ひゃあっ♥♥」

 

 何か言いたげなシノンの様子に気づき、キリトは腰を動かす速度を少しずつ弛め、やがて動きそのものを止めた。

 それでどうにか余裕を取り戻したシノンは、太い杭でつなぎ止めるかのように深々と肉棒を差し込まれたまま、ゆっくりと呼吸を整える。熱の篭もる布団の中での性行為によってシノンの額に浮かんだ汗をキリトが拭ってやれば、シノンはどうにか人心地ついたような様子で微笑んだ。

 

「はあっ、ふうっ…………ありがと、キリト……」

「ああ。……もしかして、なにか嫌だったか? シノン」

「大丈夫、そんなことじゃないから……。はあっ、はあ……。ちょっと、その……キリトにお願いしたいことがあって。

 あのままだと、気持ちよすぎてちゃんと喋れないし……」

「お願い?」

 

 思わず怪訝な顔をしたキリトの表情が、こくりと頷いたシノンの瞳に映り込む。

 

「その、今日なんだけどね……私、危ない日なの」

「……危ない日っていうと、いわゆるその……」

「そう、危険日。キリトの赤ちゃん、すっごくできやすい日」

 

 性交の熱に肌を上気させたシノンが、恥じらいと共に告げる内容。生理周期の中で訪れる、妊娠可能性が大きく上がる日取り。シノンの場合、それが今日なのだという。

 目の前にいる女に自分の子を孕ませる――本能に刻み込まれた衝動が、既に固く張り詰めたキリトの海綿体に更なる血を滾らせる。

 

「も、もちろん現実(リアル)での話だし、VR空間ではそういうの関係ないってわかってるけど……。

 せっかくだし……私にキリトの赤ちゃんを孕ませるつもりで、たくさん膣内射精してくれたら嬉しいかな――って、やっ♥やあっ♥ 急に、どうしってぇっ――だめっダメぇっ♥ふぁあああんん♥♥」

「どうしてもこうしてもあるかよ!」

 

 クールな猫耳スナイパーが放つ、超超至近距離からの危険日膣内射精子作りおねだり。それで興奮せずにいられると思う方がどうかしている。

 まとわりつく本気汁を従えながら引き抜かれた肉棒を、再びシノンの膣内へ。逃げ出せないようにしっかりと覆い被さり、更に布団の繭で声と匂いも閉じ込めたまま、キリトは強烈なピストン運動を再開する。

 

「これ♥これっ、こんなの、レイプぅっ♥ キリトに、あっああっ♥レイプされてっるぅう♥♥

 あっああっあっあぁぁっ♥♥ ぢんっ、ちんぽぉ♥キリトのちんぽ、すごひぃっ♥ だっめえ♥奥、おくのところずんずんするのだめえっ♥♥」

「ああ、そうだぞシノン。危険日の朝っぱらからナカダシおねだりするような淫乱シノンは、俺にレイプされて孕まされるんだ!」

「あっあっあぁああ♥♥ いいっ♥いやぁっ♥あっあああ♥ そんな、そんなのいやあっ♥♥ 

 助けっ♥たひゅけてえ、キリトぉ♥ キリトの♥はぎゅっ♥ キリトのレイプザーメンで赤ちゃん孕ま゛されぢゃうぅうううっっ♥♥」

 

 遠慮無しに肉棒を前後させるキリトの腰にシノンの両脚が絡み、肉棒が蜜壺から外れないようにロックする。その健気な仕草に応えるように、キリトもまたより一層力強くシノンの体を抱きしめる。

 厚い布団の中、互いの存在だけを感じながら、二人はただ只管に交尾に耽る。

 

「寝てる間に溜まった濃いヤツ、シノンの中にたっぷり注いでやるからな……!」

「あひ♥おっ♥あっあ♥あん♥ だめえ、だめよぉっ♥♥ そんなの、絶対、絶対孕んじゃうぅう♥♥ キリトの特濃せーし――あっあんっ♥あん♥♥ 絶対、私の♥卵子♥りっ、輪姦されて♥ 受精させられちゃうぅうっ♥♥」

「そうだ……せっかくだし、腹が大きくなったら《GGO》にログインしてお披露目しに行こうか。

 皆の前で腹ボテ姿見せ付けたら、きっと噂になるぞ。氷の狙撃手が、いったい誰にどうやって孕まされたのか……ってさ」

「いや♥いやあっ♥ ああっ♥んんぅう♥ みんなのまえれへぇっ♥おっきいお腹見られちゃうぅ♥♥ 

 キリトのほぉ♥ キリトのぶっといおちんぽに負けてぇっ♥ 妊っ娠っさへられちゃったぁ、ボテ腹スナイパーって言われちゃうのぉおぅぅううっ♥♥♥」

 

 セックスをしたという何よりの証拠――大きく突き出た臨月腹を皆に見られ、下卑た視線を向けられる。そんな己の姿を想像させられながら、シノンは再び絶頂に達する。噴き出した愛液がシーツを更に湿らせ、布団の中の空気が雌の匂いでより一層濃さを増す。

 シノンの両脚同様、肉棒を離すまいと絡みつく膣肉が、激しく前後する腰の動きに合わせて肉棒を扱き上げる。待ち構える肚の内に導かれるように、陰嚢の中に充填された精子達が発射の時を待ち構える。

 

「おっ♥お゛っ♥おぅっおほぉっ♥ ちんぽ♥ちんぽどちゅどちゅ早くなってるぅ♥ ああっ♥ひぃいんっ♥♥ 

 はやいの♥早くてつよいのだめぇえっ♥♥ しきゅっ♥子宮、よろこんじゃうぅ♥ せーしくださいっておねだりしちゃうから、だめえぇえぇっ♥♥」

「ぐうっ……このまま射精すぞ、シノン! でる、シノンの膣内に全部でるっ!!」

 

 種付けのためにラストスパートをかけるハードなピストン運動に、シノンは淫らに狂い悶える。普段のクールな態度を剥がされ、一匹の雌の姿を露わにしたシノンの体を抱きしめたまま、キリトは欲望の赴くままに腰を振り――そして、最後の一突きを叩きつける。

 直後、溜め込まれた精液が一気に解き放たれ、シノンの胎内へ殺到した。

 

「~~~~~~~んん゛ぅふぅぁあああああっ♥あぁああアぁアアっ♥♥ イぐっ、イ゛っ――くぅうぅううううううぅ♥♥

 あつっ、あっ♥あついのいっぱいぃい♥ い゛っいっぐぅ♥イっくぅううぅうぅううう♥♥ あ゛っあっあぁああ~~~~っっっ♥♥」

 

 子宮内壁を殴りつけるかのような勢いで叩きつけられる精液の奔流が、シノンの快楽中枢が焼けそうな程の快楽を刻み込む。

 太く拡がった輸精管を通った精液が、どくどく、どくどくと流し込まれる度に、絶頂へと上り詰めさせられるシノンの細い体がびくん、びくんと震えて反応する。両脚はキリトの腰をがっちりとホールドする形で動きを止め、ベッドシーツの上に投げ出された尻尾はぴんと屹立したまま。

 子宮から駆け上る快感によって仰け反る背中を抱きしめたまま、キリトは吐き出される精液をシノンの膣内に流し込み続ける。

 

「うぉっ……どんだけ精液欲しいんだよ、シノン……。そんなに締め付けられたら、止められなくなるって……」

「あひぃっ♥ちがっ、ちがうのぉ♥♥ 体がぁっ、体が、かってにひぃ……♥ あぅ♥はひぃ♥ まだでて――るうぅぅっ♥♥ あっあっお゛ぉぉ♥あ゛ぉっ、あ゛~~~っ……♥」

 

 雌が子を為す為の場所を埋め尽くす、雄の不遜なる精液。交尾の喜悦をこれでもかと教え込まれながら、シノンは何度も何度も絶頂に沈み、その度に蠕動する膣壁が精液を絞り出す。

 

「――んぅ、ああっ……♥ はあっ、はあぁっ……♥ あふ、ふうぅっ……♥」

 

 やがて、長々と続いた射精が終わりを迎え、番う二匹の獣となっていた二人もようやく人心地をつく。

 

「シノン……もう少し、このままでいていいか……?」

「ええ……♥ ちょうど、私も……はあっ、はあ……そう言おうと、思ってたから……♥」

 

 膣内射精をし終えてもなお固い肉棒を膣奥深くまで埋めたまま、二人はどちらからともなくキスを交わした。性交を終えた相手を優しく労り、ゆったりとしたリズムで唇を触れさせ合いながら愛情を感じあう。

 シノンの胎内へ注ぎ込まれた精液は、キリトの肉棒が栓となっているおかげで逆流することも無いまま、一滴残らずシノンの子宮に収まったままだ。シノンを受精させるため、卵子に向かって突撃しているのであろうキリトの精子達を慈しむように、シノンは下腹部にそっと手を当てた。

 

「ふふっ……♥ お腹の中、すっごく重たいわ……♥ どれだけたっぷり出してくれちゃったのよ、まったく……♥」

「そりゃあ、あんなに可愛くおねだりされちゃったからな……孕ませたくもなるし、量も出るって」

「もう……♥ 子供の名前、ちゃんと考えておいてよね?」

「名前か……そうだな。俺のプレイヤーネームと、シノンの本名から少しずつもらって……『桐乃』っていうのはどうだ?」

「悪くないけど……いえ、やっぱり却下。それじゃあ『桐ヶ谷桐乃』になっちゃうじゃない。名字と被っちゃうわ」

「……確かに。それはなんかいまいちだな」

 

 くすくすと微笑むシノンの髪をそっと撫でる、キリトの手。優しい手の運びにセックスとは趣の異なる喜びを感じながら、シノンはキリトの耳元にそっと唇を寄せた。

 

「ねえ――愛してるわ、キリト」

「……俺もだ。愛してるよ、シノン。

 なあ、シノン……もう何年かして、俺がちゃんと責任を取れるようになったら、その時は――」

「ええ。産んであげるわよ、あなたの子供。ユイちゃんの弟か、妹。

 だからその時は、現実世界でも私のこと……いいえ、私やみんなの事、たくさん愛してよね?」

「約束するよ。シノン」

 

 柔らかで薄暗い繭の中、誓いにも似たキスを交わす。

 そう遠くない未来、こことは少しだけ違う場所で同じ行為に励むのだろうという予感と共に。

 

 

 なお、このあと布団の中でもう一発ヤッたり、さすがに汗をかきすぎたシノンを抱えて風呂場へ行ったら朝風呂を堪能していたアスナと鉢合わせしたのでもう何発かヤッたりした。

 

 


 

 

【3】アリスとアスナが捕虜になる話

 

 

 ――騎士とは、ある意味では歩く大金である。

 高価な装備は売り飛ばせばいい金になるし、身柄と引き換えにすれば国や領地から大金が降ってくる。負け戦からどうにか落ち延びた騎士を捉え、金をふんだくろうとする輩だって決して少なくないのだ。

 故に、騎士は『敵の捕虜になった際の心得』を学ぶ必要があった。整合騎士であるアリスはもちろん、血盟騎士団副団長であるアスナも。

 

「――だいたいこんな感じかしら。どう? できそう? アリスさん」

「そうですね。完璧に……とは言い難いですが、どうにか形にすることはできそうです。アスナ」

 

 聖光騎士団宿舎の中庭に立てられた、ワンポール式の天幕。ダークエルフの戦士・キズメルの世話になった時を思い起こさせるシンプルな天幕の中でアスナが頷けば、アリスもまた頷きを返した。

 今日のアリスは、以前同様に猫耳と猫尻尾を生やした《ALO》仕様のアバター。一方、栗色の髪をしたアスナが身にまとっているのは、白い制服にブレストプレート、そして紅のプリーツスカートという見慣れた組み合わせ。それはもちろん、かつて彼女が『血盟騎士団』の副団長を務めていた際に使用していた装備一式だ。

 それらの出所は、以前ユイが旧《SAO》サーバーからサルベージしてきた《SAO》時代の装備データ。それをオーグマーのキャッシュデータからキリトがコピーし、この空間内で使えるように再設定したものだ。

 

「ふふ、そう思えるなら大丈夫ね。もしわからないことがあったら、なんでも私に聞いてね」

「ありがとうございます、アスナ。必ずこの『捕虜訓練』を成功させて、二人で無事に脱出しましょう」

「ええ! 一緒に、キリトくんを出し抜いちゃおうね!」

 

 厚い毛皮を数枚重ねて床材とした天幕の中に座ったまま、アスナとアリスは決意を固める。

 騎士団における訓練の一つ・『捕虜訓練』。敵の捕虜となった場合を想定し、そこでどうやって生き延び、またどうやって敵陣から脱出するかをシミュレートする重要な訓練メニューだ。

 本来は捕虜役が一人、捕虜役を捕らえた敵兵役が一人という1対1で行う訓練なのだが、アリスにとってはこれが初めての『捕虜訓練』となるため、既に数回経験済みであるアスナがサポートに入っていた。

 

「ちなみに、アスナはこれまでの訓練で脱出できたことはあるのですか?」

「実はね……自力では一回も脱出できてないの。だから、今回こそは脱出してやろうって結構燃えてるのよ。私」

 

 訓練の開始時刻まで残り5分を切った所で、二人はいそいそと準備を始める。身につけていた武器と鎧は、天幕の隅にある武具掛けへ。これらの武具類は没収され、戦利品として飾られているという建前になっている。

 

「それにしても、アスナ。どうして天幕内で訓練をするのですか? 虜囚ならば、もっと警戒が厳重な場所……たとえば、牢獄などに繋がれている方が自然のように思えます」

「あはは……確かに、それはその通りなんだけど……。ここの牢獄の床材って、石で出来てるでしょ? 座ったり寝そべったりすると、固いし冷たいしで……あんまり楽しくなかったのよ……」

「……ああ。なるほど」

 

 経験者が語る体験談に納得顔で頷きながら、アリスは天幕の中央部を支える太い木の柱の前へと陣取る。

 

「ここで着ている物を全て脱ぎ……脱いだ物は床に置けば良いのでしたか」

「そうそう。『私達は何も隠し持つつもりはありません』って一目でわかるようにして、相手を油断させるの。

 下着類は一番上に置いておくのも忘れずにね」

「わかりました、アスナ」

 

 装備アイテムウィンドウを操作し、身につけていた物を全て装備解除した二人は、自動でストレージに入った己の衣服を再度オブジェクト化。丁寧に折りたたんで積み重ねると、今度は下着をオブジェクト化し、衣服類の上へ丁寧に置いた。

 アリスの下着は、白色のシンプルなブラとショーツ。機能的ながら、控えめにあしらわれたレースが着用者の清楚さを際立たせる一品だ。

 それと対照的なのが、黒色に染められたアスナの下着。ブラのカップ部、そしてショーツのクロッチ部分に大きなスリットが入ったオープンタイプの下着は機能性に欠けるが、着用者の淫靡さをより強烈にアピールする働きを持つ。

 

「……なかなかすごい下着ですね、アスナ……。でも、良いのですか? 私達はキリトに戦場で敗北して囚われ、そのままここに連れてこられたという建前になっているはずですが……」

「ふふっ♥ 大丈夫大丈夫。これもちゃーんと計算の内だから。

 さっ、そろそろ時間よアリスさん。キリトくんをお出迎えする準備をしなきゃ」

 

 アスナの意図を掴みきれずきょとんとするアリスを横目に、アスナは積み重ねた衣服の隣に正座する。それに倣い、アリスも少し遅れて正座した。

 空中に浮かんだシステムウィンドウ内の時計が、訓練開始時刻まで残り10秒を表示したタイミングでアスナはウィンドウを閉じる。それを合図に、二人は膝をついたまま上体を前へと倒した。指先を揃えた両手で体を支えながら、床を構成する毛皮絨毯に額をぴったりとくっつける。それは一分の隙も乱れも無い、実に上品な土下座の姿勢だった。

 

「これで大丈夫でしょうか、アスナ……」

「うんうん、上手上手。さすがアリスさんね」

 

 横目で互いの姿を確かめ、二人は小声で言葉を交わす。裸土下座――捕虜が主人を出迎えるときの基本姿勢をしっかりとキープしたまま、待つこと数秒。

 天幕の入り口が開かれる衣擦れの音が聞こえる。すっ、と小さく空気を吸い込んだ二人は、天幕の口が閉じる音が聞こえたのを合図にして声を発する。

 

「「お帰りなさいませ」」

 

 頭を下げたまま、瀟洒なメイドのように主を出迎える。だが、それに応える声は無い。代わりに聞こえてきたのは、天幕内の家具ストレージから何かがオブジェクト化され、二人の前にそっと置かれる音。おそらくは木製の椅子であろうそれに誰かが腰掛けたのか、ぎぃという微かな音が二人の斜め前上方から聞こえた直後。

 栗色のハーフアップと、金色の三つ編みに整えられた二人の後頭部を――無粋な素足が、ぐいと力強く踏みつけた。

 

「始めていいぞ、二人とも」

 

 許可の形を取った命令が、捕虜訓練の始まりを告げる。後頭部を踏みつけられるという屈辱的な状況の中、先に口を開いたのはアスナの方だ。

 

「――捕虜番号00964。血盟騎士団副団長・アスナより、『国際騎士道条約に基づく女性捕虜の扱いに関する協定書』に従った虜囚の扱いについて説明させていただきます」

 

 意外かもしれないが、捕虜、特に女性の捕虜の扱いに関しては国際的な協定が定められている。この取り決めに背くことは一種の戦争犯罪であり、内部で重い処分が下される事は珍しくない。

 あとで『知らなかった』『聞いていなかった』と言わせないためにも、この協定内容を理解し、自らを捕らえた相手に向かって早い段階で説明しておくのは重要なテクニックの一つだ。

 故に、アスナは口にする。己が口にすべきことを、全て。

 

「私、血盟騎士団副団長・アスナは、自らの存在意義が殿方のちんぽをすっきりさせるオナホールであることを忘れ、女の分際で戦場に立った挙げ句、キリトくんに刃を向けるという愚行を犯しました。

 それでもキリトくんは、人間の振りをした浅はかな雌豚をたったの一合で完膚なきまでに打ち負かし、圧倒的な力の差を体と心に深く刻みつけてくださいました。そればかりか、衆人環視の中での土下座謝罪と無様豚真似命乞いを受け入れていただき、こうして生きたまま虜囚としてお仕えさせていただける機会を与えていただけたことには感謝のしようもございません。

 これからは心を入れ替え、ちんぽコキ穴としての本分を全うすることだけを考えて生きて参ります。どうぞこの淫乱便所まんこをお好みに躾け、飽きるまでご随意に使い潰していただけますよう、重ね重ねお願い申し上げます」

 

 『国際騎士道条約に基づく女性捕虜の扱いに関する協定書』にしっかりと則った、アスナの口上。自らがどのように敗北して虜囚となり、どのような扱いを受けるべきかを淀みなく説明したアスナは、頭を下げたまま待ち続ける。

 やがて、10秒ほどが経過した頃。アスナの頭を踏みしめていた重みが消えたのを合図に、アスナはゆっくりと頭を上げる。もちろん、一気に顔を上げるような無作法をするアスナではない。少しずつ上体を起こし、徐々に高くなる視界の中――己の眼前へ静かに差し出されている左足を見つけたアスナは、そこで動きを止めた。

 

「失礼いたします」

 

 差し出された左足の裏とかかとを両手で包み込むようにして支えたアスナは、その足の甲へ口づけを捧げる。たっぷり10秒以上、長いキスと共に忠誠を捧げてから唇を離すと、今度はそこへ顔を寄せて頬ずりをし始めた。

 キリトの足をマッサージするかのように擦り付けられるアスナの端正な顔。その光景と柔らかな感触を愉しみながら、キリトはもう一人の捕虜の方に視線を向けた。

 

「……さすがアスナ。捕虜になるのも五回目となると、何をしたらいいのかよくわかってるじゃないか。

 さて……アリス。アリスもできそうか?」

「ええ。これくらい、やってみせますとも」

 

 土下座で頭を踏みしめられたままのアリスは、二、三度深呼吸をして息を整える。見事に奴隷口上を披露し終え、キリトの寵愛を恣にしているアスナには負けていられない――その固い意志を、己の言葉と変えて。

 

「――捕虜番号00963。私、整合騎士・アリス・シンセシス・サーティは、家畜にも劣る性処理肉便器の分際でありながら、自らの力を過信して戦場に立った挙げ句、キリトに戦いを挑むという過ちを犯しました。

 手加減されているとも知らずに剣を交えた果てに完膚なきまでの敗北を与えられたばかりか、死の恐怖に怯えて公衆の面前でひたすらに助命を乞い、挙げ句の果てに小便を漏らすという失態を演じた私をこうして幕舎の中へ迎え入れていただけたことには、深い感謝の念を禁じ得ません。

 これより先はキリトの僕として、飼い犬として、奴隷として……そして何より、おちんぽ様の情欲を発散する精液排泄器として生きていく事をここに誓います。どうか、私が再び道を踏み外すことの無いように、キリトの立派な逸物で昼夜を問わず躾けてくださいますよう、アスナ共々懇願いたします」

 

 アスナの添削を受けて考えた奴隷口上をしっかりと延べ終えたアリス。その頭にかかっていた重みが、すっと外れていく。先のアスナに倣ってゆっくりと頭を上げたアリスは、眼前に差し出されたキリトの右足の甲へと口づける。

 己の誇りを投げ捨てる屈辱的な行為であるはずなのに、それがどうにも楽しくて堪らない。アリスのその感情は、ふりふりと揺れる金色の猫尻尾にも漏れ伝わっていた。

 

「アリス、えらいぞ。初めての捕虜訓練なのに……立派に挨拶できてるよ」

「ふふ……ありがとうございます、キリト……。アスナと一緒に、何を言うべきか考えたのです。ねえ、アスナ?」

「ええ。二人で一緒になって、『私達はどれだけ惨めな存在で、どうやってキリトくんに負けて、これからどうなっていくのか』を考えたのよね……♥

 私は『ぶひっ♥ぶひっ♥ 閃光のアスナ改め、クソ雑魚メス豚まんこのアスナぶひっ♥』ってひっどい事言わされながら降伏して、やっと命だけは助けてもらって……♥」

「私も、命だけは助けてもらおうとキリトの足に額を擦り付けて懇願していたら……ふふっ♥ 恐怖のあまり失禁してしまったのでしたね♥

 多くの兵士に囲まれ……なにより、キリトの冷たい視線に見下ろされながら無様にお(・)も(・)ら(・)し(・)してしまうだなんて……♥ 本当に最低の体験です♥」

 

 男の足への口づけ――絶対的な服従を誓うキスを、アスナとアリスは微笑みを浮かべて楽しむ。うっすらと残る消毒薬(アルコール)の匂いに、事前に足の汚れを落としてくれていた気遣いへの感謝と、綺麗にするチャンスを逃した事への若干の不満を感じながら、二人はキリトの足に舌と唇を這い回らせる。

 足の甲にキスの雨を降らせ、指の間には舌を差し込んで丹念に。くすぐったそうなキリトの顔を見上げながら、足裏と踵を舐め回す。キリトの虜囚となった今、何も言われなくてもこれくらいの奉仕(サービス)をするのは当然だった。

 二人の丹念な足舐めを享受しながら視線を巡らせたキリトは、ふと、とあるモノを捉える。

 

「……うん? こいつは……おいおい、こんなの穿いて戦場に出てたのか? アスナ」

 

 黒い薄布を指先でつまみ上げたキリトは、それをアスナの眼前に垂らして左右にゆらゆらと揺らす。大きな穴が開いたその下着は、つい先程までアスナが着用していた穴開きランジェリーに他ならない。

 

「うん……♥ 穿いてました……♥」

「まったく、何を考えてるんだ。皆が真面目に戦ってるのに、一人だけこんなエロ下着つけてくるなんて」

「だって……キリトくんと戦うことを考えたら、これが一番いい装備にしか思えなかったんだもん……♥ 

 ほ、ほら! もしかしたら、その場ですぐにキリトくんのおちんちんハメ穴としてのお仕事をさせていただくことになるかもしれないでしょ? そういう事態に備えて、こういう装備を選んだの!」

 

 必死に言い繕うアスナの頭を撫でてやりながら、キリトはなるべく冷ややかな視線でアスナを見下ろす。

 

「ほう、ほう……。つまり、アスナは最初から俺にレイプされることしか考えてなかったって事でいいんだな?」

「それはっ……!」

「違うのか?」

「…………違い……ません。私は、キリトくんにレイプされたくて、それしか頭になくて……セックスしたがってますって一発でわかっちゃうすっごくエッチな下着を穿いて、戦場に立っていました……♥♥

 だから、キリトくんの捕虜に……ちんぽハメる以外に使い道の無い存在にしてもらえたのが、嬉しくてしょうがないの……♥♥」

 

 自ら用意した小道具を活用しながら、アスナはキリトの足に甘え、絡みつく。誇りも尊厳も捨て去り、愛する者に傅く一匹の牝へと堕ちる――普段から自然と己を律しているアスナにとって、それは至上の堕落にして極上の喜びに他ならない。己の痴態を、同類の牝に見られることも含めて。

 

「どうしようもないな、本当に……」

 

 アスナの下着を投げ捨てたキリトは、わざとらしい呆れ顔で溜息を吐く。それを浴びたアスナの満足げな顔を見下ろしつつ、キリトは個人用ストレージを操作し、黒革で出来た細い首輪をオブジェクト化。左右の手に一つずつ握ったそれを二人の眼前に差し出してやれば、アスナは心底嬉しそうな笑顔を見つめ、反対にアリスは怪訝な顔をする。

 

「キリト、これは……よもや、ただの首輪だったりはしないのでしょう?」

「当たり。こいつは『反逆封じの首輪』って言うんだ。

 これを着けられたプレイヤーは、首輪の元々の持ち主に攻撃できなくなる……いや、攻撃はできるけど無効化される、って言った方が正しいか」

「……ということは、つまり……。

 もし、キリトが私達にその首輪をつけようものなら……私達はキリトの寝首を掻く手段を失うというわけですね?」

「そういうことだ。理解が早くて助かるよ、アリス。それで……どうする?」

 

 念を押すように問いかけるキリトに、アリスは言葉を返さない。ただ、その白く細い喉を差し出すように顎を少しだけ上に傾ける彼女の仕草が、何よりも雄弁な返答になっていた。

 そっと瞼を閉じ、キリトのアクションを待つアリス。その隣にいるアスナも、いつの間にかアリスと同様に目を閉じて己の首元を差し出していた。

 

「アリス、アスナ……二人とも、よくできました」

 

 そう声をかけたあと、キリトは人差し指を器用に使い、アスナとアリスの装備情報ウィンドウを呼び出す。装備部位として首元をタップし、『反逆封じの首輪』を装備アイテムとして選択する。直後、聞き慣れた効果音と共にキリトの手の中から首輪が消え、二人の女騎士の首周りに再度オブジェクト化された。金属で出来た留め金部分は飾りも兼ねた拘束鍵が仕込まれており、解錠用の鍵を持たないアリス達が勝手に首輪を外せない仕組みになっていた。

 肌に触れる、丁寧に仕上げられた革独特の感触。ゆっくりと瞼を上げた二人の捕虜は、首元にそっと手を触れたままキリトを見つめ返した。

 

「よし……これで二人とも、正式に俺の捕虜になったぞ。これからは捕虜とした使っていくから、ちゃんと俺の隙をついて脱出するんだぞ」

「ええ。わかっていますとも、キリト。こんな首輪一つで私達を支配できたと思っているなら、それは大間違いであることを……この身を以て教えてあげましょう」

「覚悟しておいてね、キリトくん。私達、あっという間に脱出してみせるから!」

 

 いずれ出し抜く予定の主に向けて不適に微笑みかけながら、二人はもう一度キリトの足の甲へ口づける。脱出を果たすまでは、キリトこそが主であり、自分たちはただの虜囚。キリトの匙加減一つでいかようにもできてしまう奴隷も同然――そんな事実を改めて理解させるために。

 

 

 

 ――そうして、二人は本格的に捕虜としての生活をスタートさせた。

 それから、だいたい数十分後。

 

「ほら、どうしたアリス! 俺を出し抜いて、ここから逃げ出すんだろ!?」

「お゛ほっ♥ んひいぃっ♥ むり、無理ひぃいっ♥ キリトの゛ぉ♥ぎりっとのぉ゛、お゛っ♥ ちんぽから逃げりゅなんれ、無理ひいぃいイぃいいっ♥♥

 あっあっ♥ そこだめ、そこっ弱いところ♥ダメ、ダメですっ♥♥ はぁっ、ひぃん、ダメだめダメぇっ♥おっ、おまんこ、いっ、いっぐっいぐっイ――くうぅううううっ♥♥」

 

 天幕の中心にある柱を挟み、入り口からちょうど反対側にある簡易ベッド。なめした獣の毛皮を何枚も積み重ねて作ったシンプルながら豪勢な寝床の上で、第三十番目の整合騎士たるアリス・シンセシス・サーティは5度目の絶頂を迎えていた。

 ベッドの上に仰向けで寝転がるキリトの上を、上下に跳ねさせられるアリスの体。両腕はキリトにしっかりと掴まれ、絶頂にびくびくと震える体の正面が天井を向く変形騎乗位。開かれた股の間には、キリトの太い逸物がずっぷりと突き刺さり、愛液を止めどなく溢れさせるアリスの秘所を我が物顔で蹂躙していた。

 絶頂と共に噴き出した潮の滴が、天幕の床の上でぐったりと寝転んだままのアスナの顔に当たる。アリスが抱かれるより先に、自らの淫乱さを論われながら責め立てられ続けていたアスナが、こうして一時リタイア状態となったのは少し前のことだ。膣内射精された精液がアスナの雌穴から逆流する光景こそ見えていても、アスナ自身が回復する兆しは未だ見えない。そのため、アリスは完全に孤立無援の状況に陥っていた。

 

「あ゛ひぃ゛っ……♥ あっ、イヤぁっ……抜いちゃ……」

「大丈夫大丈夫、すぐ挿れ直してやるから。ほら、寝かすぞ」

「はあっ……♥ はい……おねがい、します……♥」

 

 絶頂の余韻に浸るアリスの胎内から肉棒を引き抜くと、行為の終わりを予感した少女がイヤイヤと首を横に振る。そうではないことを教えて安心させてやりつつ、キリトはアリスの体を支えながらベッドの上へ仰向けに寝かせてやる。

 ハードな騎乗位の最中に三つ編みが解けてしまったせいで、少しクセがついたままベッドの上に拡がるアリスの金髪。肌の上を流れる汗の滴と、キリトの腕に開かされた両脚の間で垂れ流される愛液が艶めかしい。

 

「はあっ、はあ……♥♥」

「……見過ぎだろ、アリス」

「……っ! だ、だって……仕方ないではありませんか! ……お前の、その……おちんぽ、が……立派すぎて、どうしても目が離せないのですから……」

 

 はあ、はあと荒く呼吸を繰り返しながら、アリスは視線だけで乞い願う。碧い瞳が見つめる先で猛々しくそそり立つ剛直で、肚の中を満たして欲しいと。

 情欲に満ちた彼女の視線に苦笑いしつつ、再び挿入するためにアリスの上へ覆い被さろうとしたキリトだったが、ふとその動きを止めて徐にシステムコンソールを開く。そのままメニューリストをタップして選択するのは、タトゥーのデザインパターンを集めたリスト。主にリズがデザインした様々な図柄を眺めながらリストをスライドさせ、目的のデザインパターン群を見つけた所で手を止める。

 

「キリト……?」

「アリスが俺の所有物(モノ)だってわかるように、証(シルシ)をつけておかないとな。だろ、アリス?」

「……ええ、そうですね。私が貴方のモノだとわかる証を……こ(・)こ(・)に刻んでください。キリト」

 

 両腕をゆるゆると動かしたアリスは、そのまま己の下腹部――子宮の真上にあたる位置をそっと指さす。そこが何のための場所かわからないほどアリスは愚かではない。わかっているからこそ、差し出すのだ。女としての全て、雌としての全てを。

 微笑むアリスに頷きを返した後、キリトはデザインパターン群の中から一つを選択する。中央に空洞の入ったハートマークをあしらい、その周囲に細い線で大きなハートを描く淫靡な模様。左右に伸びたラインパターンを含めて全体的に見ると、子宮を思わせる形状に整えられたそのタトゥーは、いわゆる『淫紋』――刻まれた者が淫らな雌であることを端的に示す証だった。

 黒色の線が形作る淫紋を選択したキリトは、表示位置をアリスの下腹部に設定し、タトゥーをセットする決定ボタンを押した。

 

「んんっ……! あ、ああっ……♥」

 

 小型の電動マッサージ器を当てられたような振動の後、アリスの肌の上に紋章がセットされる。シミ一つ無い、雪のように白く清らかな肌の上に顕れた黒い紋章。

 気高き騎士の下腹部にあってはならないその存在を見下ろしながら、キリトは満足げに笑う。無自覚的な獣の獰猛さがにじみ出ているキリトの笑みを見つめ、アリスもまた微笑む。オスにマーキングされた事を悦ぶ、ただ一匹のメスとして。

 

「よし、これでOK……っと。アリス、記念にスクショを撮るからピースしてくれ」

「こうでしょうか?」

 

 慣れない要請に戸惑いつつも、アリスは下腹部に添えていた両手でピースサインを作り、淫紋の左右にそっと沿える。スクリーンショット撮影を示す効果音が何度も鳴り、形の良いバスト、両脚の間から見える女性器と共に、淫紋を宿したアリスの姿を余すところなく記録していった。

 もし、この画像がどこかにばらまかれれば、騎士としてのアリス――いや、アリス・シンセシス・サーティの人生そのものが終わりを告げるだろう。それがわかっているからこそ、子宮の奥がきゅんきゅんと疼くのを止められない。

 

「ふふ……こんな紋様を刻まれ、記録まで残されてしまうなんて……♥ もう、お前の所有物として生きるほかないではありませんか……♥」

「そうやって俺を油断させて、うまく脱出するつもりなんだろ?」

「ええ、そうです♥ 油断させて、脱出して……改めて、お前のものになりにきます♥

 ですから……今はたっぷり油断しにきてください、キリト♥ そして私がそう簡単に逃げ出さないよう、たっぷり躾けてくださいな♥」

 

 アリスは両脚をゆったりと広げ、両腕を差し伸ばす。再びの結合を望む碧い瞳と見つめ合ったままキリトがその上に覆い被されば、アリスは抱きしめるようにして受け入れる。

 体と体を触れあわせながら、キリトは亀頭を蜜壺の入り口に宛てがい、そのままゆっくりと内部へ押し込んだ。

 

「んっ♥くうぅっ……♥ もっと、もっと奥までぇっ……♥♥」 

「ああ、奥まで全部いれてやるよ……!」

 

 既にたっぷりと濡れぼそった雌穴は、太い肉棒を悠々と咥え込む。溢れ出す雌蜜に導かれ、そのまま最奥まで辿り着いた肉棒の先が、アリスの子宮口をノックし、雌の本能を呼び起こさせる。淫紋を刻んだ下腹部を内側から刺激するように、キリトは大胆に腰を動かしアリスを貪り始めた。

 

「――あっ――あぁああっ♥ あっ♥んっ、んうっ♥はひいぃいっ♥ いいっ、いいですぅっ♥ キリトの、お゛っ、おぢんぽぉ♥」

「ほら、もっと捕虜(メスブタ)らしく鳴いていいんだぞ、アリスっ!」

「あっあっあっあああっ♥♥ あ゛っああ゛ひぃいっ♥♥ おちんぽ、おぢん゛ぽぉお゛っ♥♥ いひぃ、いぃいい゛ぃっ♥♥」

 

 力強いピストン運動を叩き込まれ、アリスは快感に噎び啼く。反射的にキリトを求める両腕に抱きつかれたまま、キリトは自由になっている己の手を使い、アリスのバストを責め立てる。

 掌全体で包み込むように握ったあと、ミルクを搾るときのように根元から先端へマッサージ。そうして敏感になった乳首をつまみ上げてやれば、アリスは更に官能的な声を上げる。

 

「あぅ♥いいっ♥ いひ、いい゛ぃいっっ♥ キリト、キリトぉっ♥♥ ちんぽすき、すきぃいい゛っ♥♥ あっあぁっあっあああぁぁ♥♥

 はぁひいっ、んぅっ♥ こんなに、こんなにきもちいいの♥ずるいっ♥卑怯、卑怯ですぅ♥」

 

 アスナの影響でマゾヒズムに目覚めつつあるアリスに強めの刺激を与えてやりつつ、キリトは彼女の膣内にある弱い場所――Gスポットなどとも呼ばれる領域を肉棒で的確に穿つ。淫紋刻印による休憩を挟んだとはいえ、既に今日何度も達して敏感になっている肉体が、弱点を狙った連続攻撃に耐えきれる道理も無い。

 

「だめ、ダメぇえっ――♥ お゛っ゛♥ひいいんっ♥ おっぱい、おっぱいちぎれてしまっ――ひいぃいいんんっ♥♥ ま、ま゛だいくっ♥ い゛っ、イ゛ぐぅうっ♥ またイッて、しまいますぅうう♥♥」

「イけ、そのままイけよっ、アリス! おっぱい虐められてイく変態女騎士になっちまえ!」

「はひぃいっ♥ イっ♥イク♥イキますうっ♥♥ おっぱい、いじめら゛れへ、イっ♥イっ――くううぅ゛ぅうう゛う♥♥」

「俺も――射精るっ!!」

 

 収縮する膣肉が、肉棒をぎゅうぎゅうと締め上げる。その刺激によって限界を迎えた逸物を、最後の意地で奥へ奥へと叩き込む。びくっ、びくっと震える体を上から抑え込みながら、絶頂する女体の最奥、子宮の入り口へ己の分身を押し当て――精液を叩き込む。

 

「~~~~~~あぁあああぁ゛あ゛あぁあああっっ♥♥ いぐ、いぐいぐイグイ゛っぐううぅ゛ううぅ゛うう゛うぅ♥♥♥

 せーえきぃ♥せーえきどくどくくるううぅうう♥♥ おほっおおおほっひぃいぃ♥♥ おまっ゛、おまんこいっぐううぅうぅううぅうう♥♥

 あっあっあああひぃいいぃい♥♥ きり、キリトのぉっ♥いっぱい、いっぱひいいっぃいぃいいっっ♥♥♥」

 

 キリトの陰嚢から次々に排出される精液が、アリスの子宮を瞬く間に満たしていく。硬い亀頭で入り口を封じたまま、どくどくと続けざまに精子を充填し、卵子の逃げ場を奪いつくすかのような大量射精。繁殖行為を体現したような膣内射精が、アリスの絶頂に更なる絶頂を重ねていく。

 雌の幸せを何度も何度も叩き込まれ、己がキリトの虜囚(メスブタ)であることを理解させられながら震えるアリスの体に両腕を回し、キリトは彼女の体をしっかりと抱きしめる。二振りの剣を操る程に力強い腕の感触に包まれながら、アリスは安心感を覚えると同時に、射精が完了するまでは絶対に逃げることはできないのだと本能的に直感してしまう。

 そうして、キリトはオスであり、自分はメスであると改めて理解し――その幸福に浸る。

 

「…………うっ。ふう……」

「あひ♥ あ゛っ♥ あは……はひぃっ……♥」

 

 たっぷりと時間をかけた射精が終わり、膣内への精液流入が落ち着く。蕩け顔のアリスとたっぷりとキスを交わしたあと、キリトは腰を後ろに引いてアリスの中から肉棒を引き抜く。白く泡立つ本気汁の残滓をまとい、それ以上に白く濁った精液を付着させた肉棒は、相変わらず固く反り返ったままで姿を表した。

 肉棒とは対照的にぐったりと脱力したアリスの体を労りつつ、乱れてしまった彼女の髪を軽く整えるキリトの背後に、そっと忍び寄る気配が一つ。

 

「お疲れ様、キリトくん」

「アスナ……」

 

 ようやく回復したアスナは、交尾の余韻に上気した肌を隠すことも無く、ベッドの上へ身を寄せてキリトとキスを交わす。軽く触れあうだけの甘やかなキスで夫婦の愛を確かめ合ったあと、アスナの視線は少し前の自分同様に脱力したもう一匹の雌の方へと落ちた。

 

「いっぱい射精してもらえてよかったねー、アリスさん♥ わあっ、こんな綺麗なタトゥーまで入れてもらっちゃって……♥ いいなあ、あとで私もお揃いの入れてもらおっと♥」

 

 捕虜の移動時基本姿勢である四つん這いの姿勢でベッドの上を移動し、アリスの側に近づいたアスナは、そこでキリトに向かってぱちりとウィンク。含みのあることをキリトに伝えたあと、アリスの体に手を回し、その体勢をそっと変えさせる。

 

「アス……ナ……?」

「私達、キリトくんの捕虜になったんでしょ? だから、それっぽいことしたいなーって♥」

「ひゃっ、な、何をっ……!?」

 

 未だアリスの体に力が入らないのをいいことに、アスナはアリスの両膝裏に手を入れて持ち上げる。そのまま膝小僧がアリスの視界から見えるほど深く折り曲げられ、所謂『種付けプレス』をされるときと同じポーズを取らされたアリスの尻の上に、アスナは遠慮無く腰を下ろした。

 重力に従ってアスナの蜜壺から流れ落ちる精液。アリスの蜜壺に収まりきらず逆流を始めた精液。同じ雄が放った精液が、二匹の雌の間で再び出会う。

 そうしてアリスのふくらはぎを両手で掴み、体を起こせないように固定したまま、アスナは腰を前後させ、互いの女性器をずりずりと擦り合わせ始めた。

 

「イッたばっかりのおまんことクリトリス……いっぱいぐちゅぐちゅになって、レズイキしちゃえー♥」

「あっ♥いやっ、いやぁあっ♥ いま、いま敏感になってて……あっやらッ♥だめだめだめえっ♥ い、イっちゃ――ああぁっぁあ♥♥」

「んうっ♥ あっ、これ、いい……♥ クリが、あんっ♥ すれて、気持ちいい……♥ あっ、アリスさんのイキ顔、すっごく可愛い……♥」

 

 股の間でザーメンをミックスさせながら、二匹の雌奴隷は互いの性器を擦り合わせる。キリトの眼前に惜しげも無く披露される、縦に並んだアナルとヴァギナが二輪ずつ。上に乗ったアスナは、時折キリトの方へ振り返る余裕も見せながらなんとも楽しげに腰を振り、下にされたアリスは一方的に責められ続け、軽い追加アクメを繰り返させられる。

 十度ほど腰を前後させ、愛液と精液をしっかり混ぜ終えた所で、アスナはようやく動きを止めて振り返った。

 

「キリトくん、カメラの準備してくれる? 今から私とアリスさんで、キリトくんに勝って逃げ出すぞ~って決意表明するから」

「そういうと思って、さっきからずっと録画してるよ。アスナ」

「さっすがキリトくん! それじゃ……聞いててね。私とアリスさんの決意表明♥」

 

 ゆっくりと腰を上げたアスナは、股の間がよく見えるように両脚を開いて立ち上がる。足の位置が絶妙なおかげで、アリスもまた両脚を閉じられない。そのまま上体を深々と倒したアスナは、更に片手で尻肉を引っ張り女性器と肛門の姿を露わにする。逆さまになったアスナの顔と、どうにか顔を上げたアリスの顔が隣り合い、胸も穴も全てさらけ出したポーズのまま一つのカメラに写り込む。

 精液と愛液の混合物が溶けたチーズのようにこぼれ落ちる中――アスナは挑発的にぺろりと唇を舐めてから口を開いた。

 

「私達、キリトくんの捕虜にしてもらって……こんなにたっぷり膣内射精されちゃいました~♥

 キリトくんのぶっとい最強おちんぽとのセックスバトルは全然勝ち目が見えないけど……これからもキリトくんといっぱいセックスして、おまんこ奴隷として躾けてもらいたいと思いまーすっ♥

 ……あっ、そのうち隙を見つけて脱出もしまーす!」

 

 逆さまになっていても分かるほど発情した顔と、脱出するつもりの欠片も無い声音でアスナが決意表明を口にすれば、アリスもまた口を開く。先程スクリーンショットに納めたようなピースサインで自らの股穴を左右に開き、膣内から逆流する精液をよりはっきりと見せ付けながら。

 

「私も、アスナも……すっかりキリトのちんぽを挿れるための穴として生きるつもりでいますが、なんとかこの誘惑を振り切って、捕虜の身から脱出したいと思います。

 もちろん、脱出するための手段が見つかるまでは……精液を気持ちよく吐き出していただくという、おまんこ穴の最大にして唯一の義務に従って、おちんぽ様に無様に敗北しながらアクメをキメ続けたいと思います……♥

 おまんこの弱い所も、おちんぽ様に従いたくてたまらない雌豚であることも何もかも全て知られてしまっている私達ですが、キリトの肉奴隷に堕ちてしまう事の無いよう……精一杯、おまんこ奉仕を頑張って参ります♥♥」

 

 くすくすと微笑むアリスとアスナの顔が、しっかりとカメラに納められる。既に身も心も堕ちきっていることを知らず――否、知らないフリをすることを許されている喜びを全身に感じながら、二匹の雌豚はキリトに、そしてカメラに向かって微笑みかけ続けるのだった。

 

 

 





余談

2019年中はたくさんの感想、お気に入り、高評価、本当にありがとうございました。
来年もこんな感じでやっていくので、よろしくお願いいたします。

【11】どのエピソードが最も興奮しましたか?

  • リズ・レイン編(06-1~4)
  • リーファ・フィリア編(07)
  • アリス・アスナ編(08-1~2)
  • アスナ・ユウキ編(09-1~2)
  • 騎士団編(10-1~2)
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