趨勢。潮目。物事の流れ。
そんな風に称される何かが大きく変わる直前、『今がその時だ』と理解できてしまう時が希にある。俗に天恵、あるいは勝負師の勘などとも呼ばれるその直感的な知覚。それを、キリトも過去に何度か得た事がある。
たとえば、今この瞬間のように。
「――フィリア、シノン」
名を呼ぶだけで、意思の疎通は事足りた。自分以外の二人が何を望み、何を期待しているのかも、今は手に取るように分かってしまうのだから。
キリトが体を起こすのとは対象的に、シノンは体を倒し、ベッドの上にあったクッションを抱くようにしてうつ伏せに倒れ込み、小ぶりなヒップをキリトに向ける。
「さっき射精したばっかりなのに……本当、あなたの精力ってどこから湧いてるのかしら」
「そうだな。強いて言うなら、目の前にいる可愛い二人から……かな。シノン」
「ふぅん……♥ じゃあ、こんな風にしたら、もっとすごいことになったりするの?」
クッションに半身を預けて姿勢を安定させたシノンは、勿体つけるように両脚をしずしずと左右に割り開き、そのまま自らの秘所を見せつける。透明な蜜をたっぷりと溢れさせながら露わになる薄ピンクの肉壷は、受粉を求めて香りを放つ花々のようにキリトを誘惑する。
そして、当然。キリトを誘惑する雌花は、決して一輪だけに非ず。
「えへへ……♥ すごいこと、なっちゃったみたいだね……キリト」
寝転ぶシノンの隣へ、フィリアもまたうつ伏せに身体を倒す。シノン同様に脚を開き、乙女の秘すべき場所を思い切り晒す。ボリューム感のある安産体型のヒップをぐいと突き出す様が、雄の繁殖欲を刺激しないはずがない。
身体同様にナノテクノロジーの粋を集めて作られた特殊素材で覆われた肉の花弁は、姿こそ直接見えはしない。だが、精巧にトレースされて浮き上がる淫靡な形と、その内側より溢れ出した蜜でナノ素材をより黒く染めてキリトの劣情を刺激する。
「ほらみて、シノン……キリトのち●ぽ、あんなに大きくなってる……♥」
「ええ……♥ あれでまた犯されちゃうのね、私達……♥」
白い両脚の間に咲いた花弁と、黒い両脚の間に浮かび上がる花弁のコントラスト。男の理想を現実化したかのような光景を作りだし、欲望を容赦なく掻き立てながら、フィリアとシノンは陶然とした声音で言葉を漏らす。
なお、キリトの記憶が正しければ、今日はフィリアに2回、シノンには3回膣内射精をしている。今もなお挑発的な腰の動きで誘惑してくる二人の雌からその白濁した痕跡が溢れ出てこないのは、偏に『
これは所謂『三つの穴』のうち、口以外の箇所で精液を受け取めたあと、一定時間の間に意図的な放出行為が行われなかった場合、穴の中に残った精液をコンドーム型の収納容器に入れて各人の個人ストレージに転送するというなんとも安直なシステムである。
このシステムの設計・実装アドバイザーを勤め、約30回にも及ぶ過酷なテストの被験者も務めた某S女史曰く『キリトくんの精液って、(射精から一定時間経過後にアイテムIDが振られて)アイテム化されてから自動消滅処理が実行されるのは知ってるでしょ? それをお姉ちゃん達に教えたら、消去されるのはなんかもったいないし、いっそストレージに保管しておきたいって話になって……』との事らしい。
というわけで、キリトは夜も寝ないで開発に没頭し(ていたら案の定アスナとアリスにバレ、健康維持の為に二人に日替わりで膝枕されながら半ば強制的に昼寝させられ)て、そして先日ついに実装に成功した。S女史曰く、評判は上々とのことらしい。
――などという事を思い返しながら、キリトはコンソールウィンドウを呼び出し、球体型自動撮影ドローンを空中に展開する。そんな光景を、氷の狙撃手が見逃すはずもなかった。
「あら、キリト。撮影したいの?」
「ああ。二人がすごくエロく誘ってくれたから、残しておきたくなってさ……嫌だったか? シノン」
「いいえ。でも、どうせ撮るんだったら……」
訝るキリトに含みのある笑みを返したあと、シノンは自らの上に覆い被さるフィリアの耳元に何事かを囁く。暫しの後、フィリアが首を縦に振ったのを合図に、二人は自らの装備情報を管理するウィンドウと、ペンタブ型の入力インターフェースを呼び出した。
「ねえねえシノン。なんて書こっか?」
「そうね……まずはオーソドックスに『kirito Only』にしておこうかしら」
「あっ、それいいね。じゃあ私は……『キリト専用』にしよーっと」
ペンタブ型入力UIに表示された、人型をした簡易3Dモデル。シノンとフィリアがそのモデルに筆を走らせると、同時にそれぞれの体へ言葉が書き込まれていく
シノンの白い脚の上には、黒々とした『Kirito Only→』の文字。黒いナノスーツに覆われたフィリアの太ももの上には、白いインクで『キリト専用→』の文字。無論、矢印の向く先にあるのは、キリトの肉棒を求めてやまない二人の蜜壺だ。
「おおっ……! これは、なんというか……すごくいいな、シノン」
「でしょう? 前にセブンとこういう事したって聞いて……私もちょっとだけ試してみようかなって」
「ねえねえ、キリト。カメラの映像、私たちの方にも送ってくれる? モデルに書いたのがどんな風に出てるのか、直接見てみたいんだよね」
「ああ、今送るよ。フィリア」
淫靡な光景に生唾を飲み込みながら、キリトは二人の顔の近くにモニターを展開し、そこへカメラドローンが撮影した映像をリアルタイム送信する。
「うわあ……こんな風になるんだ……♥ 私達、すっごい変態さんみたい……♥
ねえ、シノン、シノン。今度は自分じゃなくて、お互いの体に書いてみるっていうのはどう?」
「あら、奇遇ね。ちょうど私も、フィリアと同じ事言おうと思ってたの」
ペンタブ型UIを交換したフィリアとシノンは、お互いの体を飾るための言葉をそこに書き込んでいく。
フィリアの頬に『ザーメン中毒』の文字が躍れば、お返しとばかりに『無料おくちま●こ』の文字がシノンの頬を飾る。『Rape me Please♥』『I'm Free Fuck Pussy♥』がシノンの肌に描かれていく横で、『ポータブル精液便所♥』『受精予約済♥』がフィリアの体に書き込まれていく。
共にセミロングの髪型をしているおかげで露わになっている美しい背中は、彼女らにとっての最高のキャンバス。二人はそこに『黒のち●ぽ様には勝てませんでした♥』『即墜ちクソザコま●こ(笑)』『土下座でハメ乞いするのだ~い好き♥』『叩かれて喜ぶマゾケツはこちら→』というような、卑猥で侮蔑的な文言を次々に配置していく。
更に、空いているスペースに女性器を模した下品なマークや正の字を書き込んだあと、二人は出力モードを”落書き”から”タトゥー”へと切り替え、互いの右頬の少し上にバーコードを刻み込む。そのバーコードは決して適当に描かれているわけでは無く、特殊なシステムを通してそれを読み込めば、二人のパーソナルデータ――各アバターの全裸3Dモデルと、スリーサイズや性感帯、自慰の頻度や使うネタ、好きな体位やプレイなどの人前には出せない情報がたっぷり――と、これまで撮影したハメ録り映像のリストが表示される機能つきだ。
「フィリア、シノン……二人とも、すごくキレイだ」
全身至る所に淫らな言の葉と紋様を描き上げた二人の雌は、興奮した雄の様子に満足げな笑みを浮かべながら視線を向ける。
「ふふっ……我慢しなくていいのよ、キリト……♥」
「
発情の吐息を零しながらシノンとフィリアは腰をゆっくりとくねらせ、意味深な上下運動を繰り返す。
挑発的なその腰の動きは、雌華の中に雄が生殖器を突き入れる際のピストン運動を模した物。愛しい男の欲情をより高めるため、二人は空想の中のキリトを相手に、つかの間の妄想セックスに浸る。
太い肉棒に下から貫かれ、腰砕けになりながら弄ばれる妄想に溺れるシノン。後ろから肉棒を突き込まれ、気づけば自らその動きに合わせて腰を振る妄想に沈むフィリア。もう十数秒の後に現実化する未来の光景を頭の中に描きながら、二人は興奮の吐息を漏らし、発情の蜜を溢れさせていく。
「それじゃあ、遠慮無く。まずは……フィリアからな」
「私から? やった♪」
ご機嫌な声と共に突き出される、ナノ素材で覆われたフィリアの秘所。そこに、キリトは固く張り詰めた亀頭を押し当てる。
たっぷりと溜め込まれた愛蜜が、ぐじゅりという音を立ててナノスーツの内側から染み出して肉棒の先端を濡らす。フィリアの蜜壺を蓋するように展開されていたナノ素材は、キリトの肉棒が押し込まれたことで僅かに内側へと沈み込んでいく。
「ふぅん、私はお預けなのね。キリト?」
「悪いな、シノン。ちょっとだけ待っててくれよな」
「ええ、いいわよ。
……ただ、
「望むところだ」
可愛らしく拗ねてみせるシノンの体を抱き寄せ、キリトは彼女の唇を奪う。舌を挿しこみ、唾液を交わらせ、フィリアが思わず嫉妬してしまうほど情熱的に。
これから焦らすことになる分、たっぷりと時間をかけて口づけを結び続ける。やがて、ミーアキャットのように体を起こしていたシノンは、くたりと脱力してクッションの上に倒れ込んだ。
「
「ん、はあっ……♥ 確かに……いただいたわ……♥」
愛しい男と交わす口づけに酔いしれ、頬を赤く染めたシノンをキリトの指先が撫でれば、シノンは舌を伸ばしてその指先をひと舐めして甘えてみせる。
あとでシノンもたっぷりと可愛がろう――そう心に決めつつ、キリトは改めてフィリアの腰を掴み、彼女の体を貫く準備を整える。
「いくぞ、フィリア」
「うん……あっ、ちょ、ちょっと待ってキリト! 今、装備を解除するから……」
「必要ないよ、フィリア」
挿入の障害となるナノスーツを解除すべく、装備コンソールを開こうとしたフィリアの掌をキリトは後ろから掴む。そのまま指と指を絡ませあうように握り混みながら、キリトは黒いナノスーツをまとうトレジャーハンターの上に覆い被さった。
「せっかく、フィリアが俺のアファシスになってくれたんだ。だから今日はこのままフィリアを抱きたい」
「そ、そんなの……できるの……?」
「ああ、当たり前だろ」
獣の交尾を思わせる姿勢でフィリアを征服したキリトは、腰を力強く押し出し、彼女の蜜壺の入り口に押し当ていた肉槍を前へ進める。フィリアの肌を覆い、蜜壺を閉ざすナノ素材ごと。
「あ、待っ――――ひゃんぅうっ♥♥」
野太い雄の象徴、その先端が侵入してくる感触に、フィリアが切なくも歓喜に満ちた悲鳴を上げる。
外部からの圧力に対して柔軟に対応するナノ素材は、溜め込んだフィリアの雌汁をたっぷりと溢れ出させながらキリトの肉棒にぴたりと張り付きながら抵抗を続ける。それでも構わずキリトは挿入を続け、結果、肉棒は0.1ミリにも満たない薄膜によって包み込まれてしまった。
「やぁっ♥ なんだか……すごく、んっ、変な感じだよ、キリト……。あそこが……おま●こ、気持ちいいはずなのに……妙に、もどかしくてっ……ああぅっ♥」
「なるほど……。ゴム付きセックスはお気に召さないか、フィリア」
「うんっ♥ キリトとのせっくすを邪魔されてるみたいで、すっごくイヤっ♥ 私がセックスしたいのはキリトだけ。絶対に、ゴムなんかじゃないよ!」
肉棒と肉壺が直接触れあう事を拒むナノ素材をコンドームに見立ててキリトが揶揄すると、フィリアは首をこくこくと縦に振って同意する。
そんなフィリアの顔の横に、外部からの圧力を感知したナノスーツの管理システムが警告ウィンドウを表示する。ウィンドウに表示された映像の中では、固く太い棒状の物体に圧迫された事でスーツの限界を超えた形状変化に晒されている股間部分が赤く点滅し、ナノ素材が持つ耐久値の急減少を警告する。
「あっ……キリト、見て見て。ここ、んくっ、壊せちゃうみたい!」
「やっぱりな、思った通りだ。じゃあ……このまま押し込むぞ、フィリア?」
「うん、もちろん! こんな
「よし、任せろ。フィリアを返品も売却もできない使用済みアファシスにして……一生、俺の所にしかいられなくしてやるよ」
「うんっ♥ してしてっ♥ キリトっ♥」
フィリアの指に絡めていた手を解いたキリトは、彼女の腰をしっかりと掴む。煩悩の数を一つか二つは増やしてしまいそうな程に魅惑的なヒップ目掛けて、キリトは腰を突き出し、肉棒を更に奥深くへと進ませていく。
みしみしと音を立てて圧し延ばされながらも、ナノ素材は装着者の体内に侵入しようとする肉棒を押しとどめようとする。高レアリティ装備の名に恥じぬだけの耐久値と防御力を誇るナノスーツ――しかし、昂ぶる美姫を前にして荒ぶる夜の王を前にしては、さしものレア装備も無力に等しい。
抵抗を物ともせず力尽くで押し込まれた逸物は――ついに、ナノ素材の耐久値を削り尽くした。
「あ――んんぅっっ♥♥♥」
ぶちり、という音と共に乙女の秘所を守る薄膜を貫いた逸物は、そのまま
「わかるか、フィリア」
「うん……。わかるよ、キリト……♥ 私のはじめて、また、キリトにもらわれちゃったね……♥」
「ああ。だからこれからは……いや、違うな。前も、これからも、フィリアはずっと俺だけのモノだ」
「うん、うんっ♥ ずぅっと、キリトのものになるよ、私っ♥
はふうっ……硬くて、あったかいキリトのおち●ぽ……♥ 私のおま●こ、キリトとちゃんとせっくすできてうれしいって、きゅんきゅんしてるよぉ……♥」
焦らされてから与えられた交合の熱に酔いしれ、瞳を蕩けさせるフィリアを後ろから貫きながら、キリトは彼女の褐色の髪を丁寧に撫でる。
片手の指どころか、両手の指でも収まらない数の女性達と心を通わせ、体を重ねるようになってしばらく経つ。交わった回数がどれだけ増えようと、彼女らの純潔を奪った夜のことをキリトは忘れていない。緊張と恐怖に少しだけ体を震わせたフィリアが『顔を見られると、恥ずかしいもん……』と、後ろから抱かれる事を望んだ夜の事も、当然。
「……動くぞ、フィリア」
耐久値を失った部分が消失しきったのを確認したキリトが宣言すれば、フィリアは恥ずかしげに頷き、両手でかき抱いたクッションに顔を埋める。
片手を彼女の髪に触れさせたまま、キリトはもう片方の手でフィリアの腰を固定し、本格的に己の腰を前後させる。
「あっ――♥ んっ、んんっ♥ あっ、やあん♥ んぐ、んんんうううっ♥♥」
ナノ素材の防壁を失った膣内は、肉棒の侵略を歓喜の涙と共に受け入れる。産道をこじ開ける太く大きな逸物に、フィリアの熱情をそのまま反映したかのような熱さで絡みつきながら、懸命な雌穴奉仕で子種を乞い願う。
「まったく、フィリアのアファシスま●こは優秀だな……さっきから搾り取る気満々じゃないか」
「あひ♥ ひうっ、うんっ♥ キリトのぉ、あふぁっ♥ あっあっ、アファしひゅ、らもんっ♥ んんんぅぅっ♥」
カリ首で敏感な部分をこそげるようにして肉棒を引き抜く度、媚肉は名残惜しげに締め絡み、フィリアは体をびくびくと震えさせて快楽に沈む。続けざまの突き込みで亀頭を子宮口にぐりぐりと押し当ててやる度、フィリアは口元をクッションに当てていても隠しようが無いほどに大きなあえぎ声を響かせる。
悦楽に溺れるアファシスの姿は、キリトの野蛮な征服欲を満たし、同時にフィリア自身の羞恥心を強く搔き立て、さらなる悦楽の呼び水とした。
「……そうだ、フィリア。せっかくだし、もっとエロいアファシスになってみようか」
フィリアの蜜壺に深々と肉棒を突き刺したところで一度動きを止めたキリトは、フィリアの耳元に顔を近づけ、小声で囁くようにして問いかける。
「ふぇっ……? 私が、んんっ……♥ もっとえっちになったら、キリト、もっと可愛がってくれる……?」
「当たり前だろ。あ、もちろん、そうならなくても全力で可愛がるけどな」
「わかってるよ……♥ キリト、優しいもん……♥」
雄の象徴に貫かれたまま、フィリアは両腕を支えにゆっくりと体を起こし、そのまま後ろへ反らせる。
「キリトが望むなら……もっとえっちなアファシスになるよ、私♥ でもその代わり、私にも……
「喜んで」
やはり、さっきのシノンとのあれが効いていたのだろう。
そっと目を閉じたフィリアを抱き寄せ、キリトは彼女の唇を奪う。力強く、強引に。それでいて優しく、愛情深く。
「んっ……♥」
重ねた唇をキリトの舌先がつつけば、フィリアは薄く唇を開いて男の舌を受け入れる。ねぶり絡まる舌と混ざり合う唾液が、くちりくちりと音を立てながら互いの口内を行き来する。
蜜壺の底の底まで貫く肉棒で繋がったまま行われる濃密な口づけ。互いの存在の境界線が曖昧になり、一つに蕩けていきそうな程の官能にフィリアは内側から満たされていく。
愛する男の舌に、腕に、そして男性器に、己の全てを委ねてただの雌として溺れる――その喜びを感じられる事が、そして、その喜びを共有できる友が大勢いることが、フィリアは素直に嬉しかった。
満足した証に、フィリアは自らの舌でキリトの舌を軽く押し返す。それに気づいたキリトが体を少し引いたことで、唇と唇が離れていく――口づけそのものには満足したはずなのに、キスの終わりはどうしても寂しい。
「フィリア。口、開けてくれるか」
「こう?」
「ああ。そのまま、舌も出してくれ」
キリトに言われるがまま、フィリアは大きく口を開けて舌を突き出す。その様子に、キリトは満足げに頷いた。
「ちょっとだけそのままでいてくれよ、フィリア。
――シノン、この間使ってたあれ。まだ持ってるか?」
「ええ、ちょっと待って。今用意するわ」
ベッドに横たわったまま、二人が交わる様を悠然と眺めていたシノンは、キリトに名前を呼ばれて身を起こすと、個人ストレージを操作していくつかのアイテムを選択。それら全てをオブジェクト化する。
広げたシノンの掌の上にじゃらじゃらと現れたのは、様々な色や形をした錠剤の小山だった。
「この間の使い残しで悪いけど……色々あるわよ。フィリア」
「シノン、これって……もしかして」
「ええ、そう。私がキリトにおねだりするときに使った、頭がぶっ飛んじゃう
たぶん、アファシスにも効くと思うわ。……さて、どれを使ってみたいのかしら? フィリア」
フィリア、そしてキリトと正面から向かい合う位置に移動したシノンは、薬を手にしたまま人を惑わす女神のように微笑む。
言うまでも無いが、飲んだところで現実世界の肉体や精神には何の作用も及ぼさない。グラニュー糖を錠剤の形に成形しただけのアイテムに、
ただ、それが砂糖を固めただけの
「――ね、キリト」
「ん? どうした、フィリア」
「その、私のお薬……シノンに選んでもらってもいい? 私と同じ、キリトの雌奴隷友達に」
「もちろんだよフィリア。それじゃあ……頼めるか、シノン」
「ええ、任せて。いいものを見繕ってあげるわ」
シノンがこくりと頷いたのを合図に、フィリアは目を閉じ、改めて口を大きく開けて舌を突き出す。
体を支えていた両腕は、キリトの腕に引っ張られるような形で後ろに回されて、そこでがっちりと固定された。おかげで今のフィリアは、フィリアの両腕ごと上半身を引くキリトの腕と、膣内をみっちりと占領するキリトの肉棒に支えられて膝立ちしているような体勢を取るハメになっていた。
抵抗しようにも何も出来ない――そんな姿勢のまま、餌を待つ雛のように口を開けるフィリアに微笑みを向けながら、シノンは手にした薬剤の山の中から投与すべき薬を一錠ずつ選び、可愛いアファシスの舌の上に載せていく。
「これはね、ち●ぽで一突きされる度に、キリトの事がどんどん好きになっちゃうお薬。
こっちは、最初に
感度を上げるお薬と……あとは、
なんとも愉しげな笑顔を浮かべたシノンは、フィリアの舌の上に様々な錠剤を置いていく。
シノンがセレクトするドラッグカクテルの完成を待ち続けるフィリアは、自らの最奥を遠慮無く串刺しにしたまま居座り続けるキリトの肉棒によって、時折達せられては体をびくりと震わせ、愛液をこぼれ落としていく。システム側による物理演算調整がなければ、舌の上に錠剤を留め続ける事など叶わなかっただろう。
やがて、明らかに人体の許容量をオーバーしている量の薬剤を載せ終えた所で、シノンはようやく満足げに頷いた。
「まあ、初めてならこれくらいが適量かしら。ねえ、キリト?」
「適……量……?」
「なんでそんな怪訝な顔するのよ。私の時は、これの倍くらいは飲ませたくせに」
確かに飲めとは言ったが、薬剤の量と種類を決めたのはシノンだったはずだ――という野暮な抗弁をキリトがぐっとこらえている間に、シノンはくすりと微笑みながらフィリアの方に視線を向けた。
「フィリア。お薬、口の中に入れてくれる? ああでも、まだ飲んじゃだめ。
口も開けて、顔は上に向けてね」
シノンに言われるがまま、フィリアは舌の上に乗せられた錠剤を一端口内に収め、再び上下の唇を開きながら顔を真上に向けた。
よくできたペットを褒める飼い主のようにフィリアの髪を軽く撫でた後、シノンは残った錠剤を自らのストレージに戻しつつ、新たに別のアイテムをオブジェクト化した。
「そのままだと飲みにくいでしょ? とっておきのいいもの、あげるわね」
先端部分に白濁液をたっぷりと溜め込んだ、透明な円筒形の筒――とどのつまりは先ほど使ったばかりのオナホールを取り出したシノンは、先端部を摘まんで抑え込みながら、筒内に溜まったローションだけを開口部から吸い出す。そして、そのオナホールをフィリアの口の真上に持って行くと、先端部を握り潰すようにして、中身の精液をフィリアの口の中へと注ぎ込んだ。
「はい、どうぞ。せっかくあげるんだから、お薬も、精液も……残しちゃダメよ?」
「んっ、ぁう……♥ いふぁりゃひ、まふゅ……♥」
絞り出すのも一苦労な程にどろりと濃厚な子種汁を口内で受け止めたフィリアは、わざと口を開けたまま舌を大きく動かす。見下ろすシノンとキリトの二人に、己の口の中がよく見えるように。
雌に子を宿させる為に作られた雄の体液を舌の上で堪能しつつ、
「美味しい? フィリア」
「んぐっ……♥ とっふぇも、んぶっ、おいひぃ……♥」
濃厚な味わいに溺れ、鼻に抜ける臭気に昂ぶり、重く絡みつく喉越しに酔い痴れる。
そうして、薬一錠、精液一滴残す事無く、全てを胃の腑に収めきった頃。微笑むシノンの瞳の中に映り込んだ自分自身の顔を見たフィリアは、ようやく己が交尾の事しか頭にない最低の雌の顔をしていることを自覚した。
何の前触れも無く静止するのをやめたキリトの肉棒がフィリアの蜜壺から引き抜かれ、そして再び突き込まれたのは、まさにそんな瞬間だった。
「――お゛っ♥」
それはまるで、敵の防御が最も弱まった瞬間を狙って突き込まれる、狙い澄ました刺突の一撃。
精液臭に染まった吐息と共に、フィリアの口から下品な喘ぎ声が思わずまろび出る。
「へえ、早速クスリが効いてきたみたいだな。フィリア」
そう嘯くキリトの肉棒が、フィリアの体を後ろから容赦なく貫く。膝立ちの姿勢を取ったフィリアの両腕を、手綱のように引いて制御するその姿は、まるで鞍の付いた馬に跨がる騎手の如し。
キリトに行動の自由を奪われ、一方的に犯されている。だというのに、フィリアはどうしようもない程に身を焦がす激しい悦楽を覚え、同時に深い安らぎを感じることをやめられない。
「んお゛っ♥ あっ、あ゛っ♥ おほぅっ♥ きりと、きっ、りとぉ゛っ♥ いひっ――いい゛ぃいっ♥」
重く心地よいピストン運動に揺らされ、交尾の快楽に灼かれて呂律の回らなくなった舌と唇で、フィリアはどうにか愛しい男の名を呼ぶ。
肉棒が出入りする度に、フィリアの蜜壺からは愛液が次々に溢れ出し、太ももを伝ってベッドシーツへと滑り落ちていく。
「あ♥ あっ♥ あっ♥ おっ、おぅ゛っ♥ んんん゛っ♥ キリトの、ひん゛ぉっ♥ ひゅひっ、ひゅぎぃいいぃい゛っ♥」
「もう、フィリア。それじゃあ、キリトになんて言いたいのか伝わらないわよ」
「らっれ……♥ おっ♥ あひゅっ♥ お、おぐにっ、まっ゛、またきへえぇえっ♥ んんぅううぅんっ♥♥」
軽い苦笑を浮かべたシノンは、乱れ悶えるフィリアの頬にそっと両手を当てると、正面から唇を重ねる。そのまま間髪を入れずに舌を送り込み、フィリアを快楽の坩堝に沈めるピストン運動の振動を共に感じながら、ねっとりとしたディープキスを交わす。
『どうせ、喘ぐのに忙しくて口はまともに動かないんだし……伝えたいことは
こういう時のために、キリトが作ってくれたシステムなんだから……使ってあげないともったいないわよ』
重ねた唇の端々から零れる、唾液と舌が絡みあう粘着質な水音と、愛情深く犯される歓びに浸る雌の嬌声。まともな意味を成さないそれらの音に比べると、合成音声システムは遙かにクリアで、そしてフィリアが喋りたい事を容易くエンコードする。
『キリトのち●ぽ、なんでこんなに気持ちいいの……♥ ずるいよ、こんなのチートだよ……♥
太くて、固くて……私のよわいところ全部、ごりゅごりゅっていじめてくれるから、どんどん大好きになっちゃう♥
あっ、またイク♥ そこ、そこされるとまたイっちゃ――あっ……♥』
シノンに口を塞がれたまま、フィリアの体が絶頂に震える。
射精を促すように蠕動する蜜壺に精液を搾り取られそうになりながらも、どうにか堪えることに成功したキリトは、フィリアが快感をじっくり感じられるよう、ピストン運動の速度を緩やかな物に落とす。
『ふふっ。フィリアの舌、イクたびにびくびく動いちゃって……♥
それにしても、ち●ぽとあぶないお薬で、女の子をセックス用アファシスに洗脳するようなひどい人を嫌いになれないなんて……相当手遅れよね、私達』
『うんっ♥ 手遅れ手遅れ♥ キリトのち●ぽに絶対逆らえない、お手軽ま●こにされちゃって喜んじゃう最低の女の子だよ、私達♥』
『まったくね。……ねえ。もし、キリトと出会う前の自分に戻れるとしたら、戻りたい?』
『絶対にイヤ。こんな幸せ、手放せるわけないよ……』
『奇遇ね。私も、同意見』
合成音声システムから流れる堕落の睦言。シノンの舌先が奏でる粘ついた水音。フィリアの唇の端から漏れる昂ぶった雌の喘ぎ声。織りなされる甘美な三重奏が部屋の中を包み、より深い官能をもたらしていく。
しばしの間、その響きを堪能したあと。シノンは重ねていた唇共々、フィリアの両頬に当てていた手をそっと離した。
「そろそろ溜まったかしら」
「溜ま……?」
困惑するフィリアを意に介さず、シノンは両手をフィリアの胸元へと持って行くと、そのままナノスーツに覆われたバストをぎゅっと揉み拉いた。
「ふぇっ……――んっう゛っ♥ んっん゛んんひいいぃいぁおおおぉ♥♥」
突然の事に戸惑う余裕があったのはほんの一刹那。
太い肉槍に犯される快感の中に、突如、シノンの手で
「なんっ、れぇっ♥ ふーっ♥ ふう、ふぅーっ♥ なんっで、おっぱい、でちゃ――ひいいぃいんん♥」
「あら、さっきちゃんと言ったじゃない。おっぱい出せるようにするクスリも飲ませてあげるって。
よかったわね、フィリア。セックスできて、ミルクも絞れるアファシスなんて、《GGO》のどこ探しても見つからない超レア物のお宝よ」
ただでさえキリトに両腕を引っ張られているせいで、胸を反らすような体勢を取らされているフィリアに、シノンの搾乳を拒む手段は存在しない。
五本の指を器用に使い、シノンはナノスーツ越しにフィリアのバストを丁寧にマッサージしながら、乳房にたっぷりと溜め込まれた濃厚な母乳を容赦なく絞り出していく。
黒いナノ素材からあふれ出すフィリアの母乳は、そのまま絞り手であるシノンのストレージにどんどんと格納されていく。その量と勢いは、本物のホルスタインにも負けていないほどだ。
「あっあっあっあっ♥ んひ、ひいぃぃいいいん♥ ふっ、ふーぅっ♥ これだめ、だめええぇえ♥
んおっ♥ おっぱい、と、ち●ぽおっ♥ 一緒にされるとぉ、おほぉっ♥ おかひくなっ、りゅううぅう♥♥♥
キリトっ♥ キリトキリトぉっ♥ い、いぐ、いぐぅ♥ まらいっぢゃうぅうう♥♥ たしゅっ、たしゅけれええええ♥♥♥」
口から唾液を溢し、胸から母乳を絞られ、股の間からは愛液をぷしゃぷしゃとまき散らしながら、フィリアはされるがままに犯され続ける。まろび出る言葉とは裏腹に、フィリアの体は貪欲に肉悦を求め、その顔には蕩けたメスの媚笑が浮かぶ。
故に、フィリアの膣内を穿つ肉棒の動きが緩むことは無い。むしろ、蠢く雌穴に導かれるように、その速度と勢いを増していく。フィリアの一番深いところに、今まさに陰嚢から駆け上らんとしている自らの子種を送り届けるために。
「このまま……中に、出すぞ。フィリアの頭の中、俺のためだけに書き換えてやるからな!」
「はひゅっ♥ はひゅぃいい♥ して、してほしいよぉっ♥
わ、わたしも、ぅうう♥ あっ……くぅ、くりゅぅ、おっぎいイぐのくりゅううう♥ キリトと一緒に、ひいぃいぃ♥」
熱に浮かされたまま、フィリアはぶんぶんと首を縦に振る。そんなフィリアの尻たぶをも押しつぶしてしまいそうな容赦の無い抽送が、肉のぶつかり合う激しいビートを奏でていく。
そのビートの間隔は見る間に縮まっていき――そして。
「――っぐ! フィリア、フィリア!」
腰を深々と密着させたまま、キリトはそこで動きを止め、フィリアの子宮目掛けて精液を解き放った。
「あっ――♥♥ あ゛っ、あああああああ♥ いっひょに、いっちゃぁあああああああ♥♥♥
イぐっ、イグいぐいぎゅぅぅう゛あううう゛ううううう゛うぅうううぅ♥♥♥」
落書きとナノスーツで覆われた背中を大きく撓らせながら、フィリアもまた深い絶頂に達する。
子宮に叩きつけられる、灼けそうな程に熱く、そして濃密な精液の奔流。女として、雌として、恋人として――愛する男に満たされていく感触が何度も何度も繰り返しフィリアを襲い、そのたびに至上の法悦を味わわせていく。
「あ、あああ゛っ……はーぁっ、はーっ……♥♥ あひぃ、んぁっ……♥♥♥
精子、いっぱい……♥ あ゛っ、あふっ……♥」
だらしなく舌を突き出したまま、達する度にびくびくと震えては全身で快楽を味わうフィリア。そのたびに、既にぐしょ濡れとなったベッドシーツの上に愛液の滴がしたたり落ち、濃厚な母乳が噴き出されていく。
とうに腰砕けになっている体は、後ろからキリトに、前からはシノンに支えられていなければ、今頃はベッドの上に倒れ伏していただろう。
「おつかれさま。フィリア。素敵なアファシスっぷりだったわよ」
「うん……♥ ありがと、シノン……」
同じ戦場を駆けた戦友を労るような、あるいは幼子を褒めそやす母親のような慈愛に満ちた微笑みと共に、シノンはくたりと脱力したフィリアの体を抱き留めると、その頬へ口づけを落とした。
二人が織りなす優しくも美しい光景を眺めながら、ようやく一回分の射精を終えたキリトは、フィリアの両腕を引いていた手を離し、代わりにフィリアの胴に腕を回して支える。
「預かるよ、シノン」
「ええ、お願い」
シノンが脇に避けた事で空いたスペースに、キリトはまだ脱力したままのフィリアの体をうつ伏せに寝かせる。体と体を繋げたまま、フィリアに覆い被さるようにして、キリトもまた彼女の頬に唇を触れさせる。
「悪い、フィリア。ちょっと……乱暴にしすぎた」
「そんなこと、無いよ……♥ んんぅっ……♥ キリト、大好き……♥」
「俺も……愛してるよ、フィリア。いつものフィリアも、アファシスのフィリアも、どっちも大好きだ」
「えへへ……♥」
睦言と共に、もう一度頬にキスしたあと。キリトはゆっくりと身を起こし、フィリアの性器から肉棒を引き抜いた。
軽い悪戯心と共に、二本の指先でフィリアの雌華を左右に割り開けば、内部にたっぷりと注ぎ込まれた雄の白濁液がしばしの時間を挟んでから溢れ出してくる。
これが現実世界ならアフターケアをするべき所だが、仮想世界においてはむしろそのままにしておく方がよい。その為のシステムも組んであるのだから。
「――これもそのうち、ストレージに格納されるのよね」
音も無く、気配も無く。キリトの隣にするりと腰を下ろしたシノンは、どこか感慨深げにつぶやき、そのままキリトの肉棒へむしゃぶりつく。男女の体液を白くまとった雄の象徴は、そのまま一気に根元まで飲み込まれてキリトの視界から消える。
『ねえ、キリト』
「ん?」
『この間、小耳に挟んだんだけど……《ALO》で、また新しい剣を手に入れたって本当? しかも、二振りも』
「ああ。手に入れたというか……作ってもらったんだよ。ちょっと色々あってさ」
『ふぅん……』
どこか意味ありげな上目遣いでキリトを見つめながら、シノンはお掃除フェラを続ける。
――鈍い方だという自覚は大いにあるキリトではあるが、さすがに今のシノンが何を言いたいのか程度は察すること出来た。
「もちろん、『エクスキャリバー』もあるけどさ。できれば、あれは切り札として最後の最後まで温存しておきたいんだ。
あれは、《ALO》での俺の《お守り》みたいな物だからさ」
『別に、エクスキャリバーの事は気にしてたわけじゃないわよ。でも……お守り……キリトのお守り、ね。
……まあ、悪い気分じゃない、かな』
もしシノンが《GGO》のアバターではなく、《ALO》のアバターでログインしていれば、今頃その尻尾をぶんぶんと振っていたに違いない。たとえそれが犬ではなく猫妖精の尻尾だとしても。そう想像するに足るだけの明るい雰囲気を放ちながら、シノンは肉棒に吸い付いたまま顔を上下させる。
「それにほら、エクスキャリバーって、ちょっとじゃじゃ馬というか、俺が思った以上に斬れるしさ……。
普段使いしてると、周りからのやっかみもすごくてさ」
『それは大変悪うございましたね。私そっくりのじゃじゃ馬で』
「ああ。だから、あいつを鞘から抜く度に、ちゃんとシノンの事を思い出せる。
いつも、ここぞという時に助けてもらってるよ、シノン」
『……そういう言い方は、ずるいわ』
照れたような面持ちで、シノンは不意に動きを止める。肉棒を深々とくわえ込んだまま唇を離さない、律儀な相棒の頭を片手で撫でてやりながら、キリトは同じベッドの上でじっと聞き耳を立てているアファシスに向かって声をかける。
「もちろん、《SA:O》にいるときは『エンペラーソード』に助けられてるよ。フィリア」
「っ!? それは、その……どういたしまして……」
驚きと羞恥、それに喜びと自信。こっそり話を聞いている事に気づかれていないつもりだったのだろうか――思わずあげてしまった顔にそんな複雑な表情を浮かべたフィリアは、誤魔化すように笑うと、そのままシノンの隣へと身を寄せる。
「さっすが、《二刀流》さん……。そういう所、ずるいなあ。ねー、シノン?」
『ええ、同感』
ゆっくりと身を起こしたフィリアの背に腕を回し、キリトは彼女の体を抱き寄せ、ごく自然に唇を重ねる。シノンの奉仕を受けながら、フィリアとそんな事が出来るあたり――いや、そもそも何人もの女性と複雑な関係を築いている時点で、己は『ずるい』人間なのだろう。
それを今更改めるつもりは無いが、誤魔化すつもりも無い。
仮想世界で、そして現実世界で。積層のように降り積もってきたたくさんの思い出と、これから紡いでいく日々の中に、彼女らの姿を欠くことは想像すらできないのだから。
キリトを――桐ヶ谷和人という人間のアイデンティティを構成する、かけがえのないぬくもり。虚像のように見えにくく、しかし必ず在り続ける大切な断片。
あの日、砕け散った己を再び立ち上がらせてくれた希有なる想いに、今も支えられている事を感謝しながら、キリトは――掃除を終えてようやく顔を上げた我慢強い狙撃手を満足させてやるべく、フィリアごとシノンの体をベッドの上に押し倒した。
この後、シノンとフィリアの個人ストレージに格納された、とあるシステムと連動した某収納容器型アイテムの数が増え、そして減ったりするのだが――それはまた、別のお話。
【6】ここまで読んだ中で、一番抜けた(性的に興奮した)のはどのエピソードですか?
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シノン編(01)
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アスナ編(02)
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ユウキ編(03-1)
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シリカ・アスナ編(04-1~2)
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フィリア・シノン編(05-1~2)