※この作品はR-18です。

夢見る魔女の空想   作:ひとさぎり

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前回の続き。


ビューリング編 一度縺れてまた解ける・下

その日は戦闘があった。

相手は中型のネウロイ一機、リアとビューリングが二人で迎撃に当たった。基地に戻るなり、汗を拭う間もなくリアは部屋に連れ込まれる。そしてベッドに腰掛けるよう促され、すぐにいきり立った男性器を突きつけられた。

 

「っ…お盛ん、ですね…」

 

平静を装おうとしてもそのサイズは圧巻という他ないもので、反射的に顎を引いてたじろいでしまう。しかしビューリングも収まりが付かないらしく、立ったまま肩を掴むと自身のソレを頬に擦り付けてくる。

 

「約束は約束だ」

 

「わ…分かってます。分かってますから、そんなに押し付けないでください…私だってすごく恥ずかしいんですからね…」

 

目を伏せ、頬を染めながら消え入るような声でつぶやく。それを見たビューリングは今すぐにでも襲いかかりたい性衝動に駆られかけたがなんとか自制し、また怒られないよう自分を正気に留める。しかし恥じらう姿というのはどうにも心をざわめかせ、落ち着いていられなかった。

 

「…結構、辛いんだが」

 

その焦燥が言葉に出た。ちらり、と目の前にあるモノを見ればそれは刺激を求め、ぴくぴくと別の生物のように跳ねている。戦闘の興奮が抜け切っていないのか、萎える気配はまったくない。あまり意地悪をするのも良くないと思い、リアは邪魔にならないよう髪を両手でかき上げる。

 

「えっと……こう、でしたよね…」

 

おずおずと口を開き、舌を出す。

独特の性臭が漂う男根に触れるというのは些か忌避感を覚えるが、事前にレクチャーされた通りに。根元にぴたりと舌を付けて、ゆっくりと竿全体から裏筋までをなぞってみせた。

 

「くうっ…」

 

「あ…い、痛かったですか?」

 

「…いや」

 

申し訳なさそうに見つめるリアに首を振って意思を伝える。

 

「続けてくれ…」

 

「はい…」

 

太腿に手を置きながら、再び男根へのアプローチを始める。

裏筋を舌の腹あたりで撫でてみたり、蛇が絡むように竿へ這わせてみたり、カリ首へ緩いキスのようなリップでの責めをしてみたりと探り探りの行為だったがどれも概ね反応は良さげだった。

 

「……咥えてくれ」

 

「…は、はい…」

 

リアの態度は従順そのものだ。乱暴にされれば苦しいというのを学んだからだろう。口をいっぱいに開き、触れた吐息に震える剛直を咥え込む。先端から根元まで、ゆっくりと。女陰のように吸い付いてくる唇の感触と口内の温い空気に、ビューリングは絞り出すように息を吐く。

 

「う……っ、く…」

 

歩くくらいの速さでかえしの部分まで引き、また同じ速度で押し進める。根元まで咥え込むと喉奥にこつんと亀頭がぶつかるが、ゆっくりなら苦しくはない。途中で咳込んだりはしないよう緩やかに口腔での愛撫を行っていく。

気持ちいいかどうかは、問うまでもなかった。彼女の端整な眉は顰められ、肩に置かれていた手がいつの間にか頭に乗っている。続けられる奉仕への労いのようにゆったりと髪を撫でる手つきがひたすらに心地好く感じられた。

 

「もう少し、早くしてくれるか…」

 

「ん……ふぁい…」

 

指示通り、往復の速度を早めていく。初めての行為だったが、どこをどうすれば快感を与えられるかなどはなんとなく掴めてきていた。歯を当てないよう口を窄めて、器用にそれを早く動かす。唇で包み込むだけでなく柔らかく、厚い舌肉も這わせていく。特に舌先で裏筋を突つかれるのがお好みらしく、そうしてやれば報酬と言わんばかりに快楽の証拠である露が染み出してくる。それを舐め取るように亀頭をなぞればより反応は顕著だった。

 

「あぁ……いい、ぞ…っ…」

 

「ん、ふぅ…んっ…」

 

それだけでは飽き足らず、引きの動きに合わせて強く吸い立ててみる。下品な音が響いたがそれだけ快感は大きいらしく、ビューリングは反射的に身体を震わせた。簡単に口から離れないように腰を掴み、口淫が激しくなる。絶頂が近く、もはや立っているのも辛そうにビューリングの膝が笑い始める。

 

「く……で、出るっ…!」

 

「んぐ、ぅ…!」

 

頭を掴み、根元まで咥え込ませると同時に咥内で肉棒が弾けた。

二、三回強く跳ねて白濁を吐き出し、狭い内部を存分に満たしていく。リアは苦しげに涙を浮かべていたがこくこくと喉を鳴らすとそれを飲んだ。やがて射精が終わり、引き抜いた男根と唇の間に熱烈に絡み合った証である糸が引く。リアは、ぼんやりとしたままの表情でそれを追いかけて。

 

「……まだ、残って…」

 

舐め取りきれなかった残滓を舌先で掬い、ごくんと音を立てて嚥下した。

 

「…やっぱり、おいしくないです」

 

口元をおさえて文句を言うが出されたものは全部飲んだ。自分から宣言したとはいえ、献身的なその姿勢に、彼女の身体全てを頂けるのではないかと想像が過ぎりビューリングは思わず生唾を飲む。そんなことは露知らず、リアは今だ熱が抜け切らないのか頬を染めたまま横目で訊ねる。

 

「……よ、よかったですか?その、私の…」

 

「…あ、ああ……」

 

それっきり、二人の会話は途切れてしまう。

ぎこちない空気に耐えきれなくなったのか、ビューリングの方が先に言い訳をするように煙草を指に挟んで部屋を出た。

 

 

 

それからまた別の日。部屋に二人きりになったリアとビューリング。

これまでに何度か、ビューリングの性処理をしていたリアは今日もまたベッドに腰掛ける彼女の前に跪かされ、天井を向く男根を口に含もうとした。しかし肩を掴まれ、制される。何かと思ってビューリングを見上げた。

 

「あの…?」

 

「待て。…今日は頼みたいことがある」

 

「…と、言うと?」

 

「…その、だな」

 

言い淀み、両手を胸の前で上下させるジェスチャーを見せるビューリング。その意図は伝わらず、リアが首を傾げたので言うが早いかそのまま言葉にした。

 

「挟んでもらえないか。胸で」

 

「……はい?」

 

みるみるうちにリアの表情が怪訝なものに変わる。果ては、哀れな人を見るような目すらしている。

 

「……………」

 

「いや、違うんだ」

 

何が違うのかを問いたかったがとりあえず聞いてみようと大人しく見上げる。

 

「そういうのがあるんだ。正直私も今までは馬鹿馬鹿しいと思っていたが、こいつがついているとどうにも理解できる」

 

「……ふーん…」

 

相変わらずリアの表情は動かない。眉を平坦にし、目を細めたまま、口が水平になっている。そして呆れたようにため息を吐くと。

 

「…で、まずどうすればいいんですか?」

 

「………してくれるのか?」

 

「イヤだとは、一言も言ってないでしょう…」

 

頬を染め、視線を逸らしながらつぶやく。恥ずかしげに寄せられた腕によってその豊満な胸が強調され、ビューリングの中の雄がむくりと目を覚ました。

 

その後、説明を受けたリアは改めて向き直る。服を脱ごうと、シャツのボタンを外したところで手を止められた。

 

「待て」

 

「どうしたんですか?」

 

「全部脱ぐ必要は無いんだ」

 

「…そうなんですか」

 

「…ここだけ開けてくれ」

 

ぷちん、と中途半端な位置の第三ボタンが外される。ちょうど胸の影にあたる部分だ。続けて第一ボタンも指差し、外すように促す。

 

「えっと、これでいいんですか?」

 

「ああ。……頼む」

 

「はい…」

 

少し躊躇いがちに、緩慢な手つきでズボンを下ろす。そこからは思わず息を呑むほどの男根が顔を出していた。こればかりは何度見ても慣れそうもない。目の前にあるだけで何かが音を立てて崩れ去りそうになる。余計な想像をする前に、リアは身体を起こして先端をぴたりと胸の下に当てる。

 

「い、いきますよ…」

 

「ああ…」

 

ぴっちりと閉じた隙間を表面に当てがう。敏感な部分に肌が触れ、引かれた腰を追いかけて丸めた背中を沈めていく。ぐぷぐぷと熱い肉棒を呑み込む様はビューリングの欲望を受け入れるリアそのものだった。

 

「うっ…」

 

「…大丈夫ですか?痛くない、ですか?」

 

「ああ…平気だ…」

 

そう言いながらもビューリングは眉間に皺を寄せている。ボタンを留めたままだからか、左右からの圧迫がかなり強いようだ。中腹ほどまでしか埋まっていなかったそれをさらに押し進め、血管を浮かせ怒張するモノが柔らかい果実に包まれる。

 

「……どう、ですか?」

 

「う…気持ち、いいぞ…」

 

反応は上々らしい。それは目に見えなくとも自身の胸の中で脈打つ大筒からもはっきりと把握できた。

 

「動かしますね…」

 

「……くぅっ…」

 

地に付けた腰を浮かし、また沈める。まずは微細な動きからで刺激に慣らす。だがこれだけの単純な動作でも思いのほか快感が強いのか、頻りに堪えるように荒い息を吐いている。

 

「は……っ、ぁ…あ…」

 

(……ちょっと、可愛いかも…)

 

猛る雄を包み込む温かな両の乳房は膣肉のそれと遜色のない程に竿を締め付け貪欲に精を攫おうとしていた。

背中が上下するたび、鈴口からとろりと先走りが溢れる。それは太い幹を愛撫し続ける淫肉と混じり、くちゅくちゅと解れるように水音を立て始める。ビューリングの劣情が昂るのはそれだけが理由ではなかった。

リアだ。歳も下である彼女が自分の下で跪き、淫らに腰を揺らして自身の穢れた欲望を受け止める世話をしてくれている。はみ出し者らしく素直な表現ではなかったが、自分を慕ってついてきてくれる人間の身体を使って、爛れた欲求を満たそうとしている。そう想うだけで背徳じみた、えも言われぬ悦楽が背筋を駆け上がった。

 

「すごく熱いです…そ、そんなにいいんですか…?」

 

「うぁ……っは、ぁ…」

 

(…腰、浮いてる…気持ちいいんだ…)

 

上下のグラインドを止め、動きを変える。谷間から顔を覗かせる亀頭に涎を落とし、さらに滑りを良くする。自身の胸を掴み両サイドから挟み込んでやると、熱い吐息が額をくすぐった。

乳肉の檻に閉じ込めた竿を左右からの締め付けては緩く放し、そしてまた蛇のように絡む肉で締め上げる。圧迫と解放を繰り返す度に歪む表情がどこか愛おしく思え、また快楽に向かえるように尽くしてあげたいという奉仕欲も湧いてくる。

 

「はぁ……っはぁ……リア……」

 

不意に名前を呼ばれ、心臓が跳ねる。与えられ続ける快感に行き場を失った手が肩を掴む。彼女の知っているビューリングとはかけ離れた姿だった。だがそれは決して悪いものだと思わない。むしろ。

 

(ビューリングさんがこんなに乱れるなんて…)

 

(……もっと、見たい…)

 

寄せて離してを繰り返していた左右の胸を押し当て、掴む手を別々のタイミングで動かし不規則な快感を与えていく。焦らすような動作に痺れを切らし、快楽を求めて跳ねる腰を下ろさせ微弱な刺激をひたすら続ける。左で包皮を押し上げれば、今度は右で根元を虐め抜く。

休むことなく降り注ぐ快感の雨に、ビューリングは息も絶え絶えになっていた。

 

「く……り、リア…もう、きそうだ……」

 

「………ん」

 

絶頂が近いという宣告を受け、最後の行程に入る。豊満なその胸を抱えるように腕を回し、さらに背中を寄せて全方位から圧迫されるような体勢へとスイッチした。

 

「ううっ…!?」

 

意思を持たないはずの柔肉は硬い男根に絡み付き、無数の小さな妖精がキスするかのように全体を責め立てる。収まりきらずに谷間に水たまりを作る亀頭にも舌を這わせ、鈴口をチロチロと舐め根元からてっぺんまでも快楽の糸で雁字搦めにしてしまう。肉壁の間で辱められ続ける肉棒は興奮に躍り、達するその瞬間まで雌に与えられる悦楽に打ち震えていた。

 

「は……あ、あぁ…!」

 

「わっ…!」

 

か細い悲鳴とは裏腹に、凶暴なまでの勢いで精が吐き出される。何度も微弱な刺激で焦らされていたせいかその量は夥しく、その身に似つかわしい白い噴水を噴き上げていた。 びくびくと三、四回跳ねる男根から飛び出る精液がリアのトレードマークでもある眼鏡を白く染めていく。彼女は驚き、身を竦ませていたが射精が終わるまで離れようとはしなかった。

 

「……っ、す、すまん、顔に…」

 

「……いえ、べつに…後で洗えばいいですし」

 

「…………」

 

「…べたべたになっちゃいましたね」

 

「…ああ…」

 

そこから少しの沈黙を経て。リアはおもむろに口を開くと、鈴口に残った白濁を啜った。

 

「ふっ!?」

 

「んっ…これで綺麗になりましたね…」

 

「…いきなりはやめろ…」

 

「でも……ん…?」

 

「……っ…」

 

刺激を受けて、萎えたかと思われたモノはすぐにリアの胸の中で跳ねた。そして再び谷間の白い溜まりからむくりと顔を出す。

 

「…また…」

 

「……すまん……」

 

「…あと一回だけですからね…」

 

ビューリングの予想に反してリアは意外にも素直だった。言い方は渋々ながらも嫌がる素振りは見せず、シャツが汚れるのも厭わずに奉仕を続けてくれる。剛直がもう一度完全な姿を取り戻す頃、あの粘ついた水音と上擦ったうめき声が響き始めた。

 

 

それから、また別の日。

リアは部屋に入るなり、ビューリングに右手を取られた。小さく声を出して目を見るといつになく神妙な顔つきをしている。到底普通とは思えない雰囲気に飲まれ、しばらく何も言えずにいた。

 

「…………」

 

「…ど、どうしたんですか、急に…」

 

「……もう、いいだろ…?」

 

「はい?いいって、何が…」

 

「…とぼけるな」

 

「きゃっ!?」

 

肩を掴まれ、ベッドの方に突き飛ばされる。あまりに唐突で体勢を整えることもできず、足を引っ掛けてベッドに仰向けになるように倒れ込んだ。痛みはなかったが衝撃には反射的に目を瞑ってしまう。自身の顔の横でシーツが沈む感覚がして目を開くとすでにビューリングの顔が目の前にあった。

 

「…………」

 

「ぁ……」

 

思わず息が詰まる。降りた長い髪で視界が塞がれ、ビューリングしか見えなくなる。手を押さえつけられているわけでもないのに抵抗しようとする意思すら湧き上がってこない。顔が熱くなって、お腹の奥の方が変にむず痒いような感覚を覚える。しばらく、そのまま見つめあっていた。

 

「…いいんだな」

 

「ひあぅっ…!」

 

口を開いたビューリングに、服の上から胸を触られる。

緊張が一気に弾けたのか、リアは大げさなほどに肩を跳ねさせた。これまでの行為でリアからの接触は多々あったものの、ビューリングから触るのは頭以外にほとんどなかったというのもあるのだろう。

 

「ま…待ってください!いいなんて、一言も…!」

 

「駄目なのか」

 

「……ぅ……」

 

そう言われたきり、胸の上の手を掴んだまま黙りこくってしまうリア。潤んだ瞳に紅潮した頬、小さく息を吸い込んで震える薄い桜色の唇。それらが自身の腕の中にあるという事実が何よりも彼女の中の雄を突き動かした。理性をギリギリで繋ぎ止めているビューリングにリアは目を合わせないまま語る。

 

「……駄目じゃない…です…」

 

「…なら」

 

ここで、ようやく二人の視線が交差した。

 

「ダメじゃないけど…イヤです…」

 

「……何?」

 

「だって、ここで許したら身体だけの関係になるじゃないですか…私、そんなのイヤです…」

 

「…………」

 

「……他の」

 

「…ん?」

 

「…他の…誰にも、こんなことしないでください」

 

「…………」

 

「……意味、分かりますよね?」

 

再び沈黙が訪れる。リアはどう言われようと自分は揺らがない、そんな覚悟を決めたように口を一文字に結んでいた。もし無理やりにでも襲いかかってこようものなら蹴飛ばしてでもこの部屋を出るつもりだった。

 

「……返事を…聞かせてください…」

 

「…………」

 

「…………」

 

「……すまん」

 

それを聞いてすぐに起き上がろうとした。

だがその行動は両手を素早く掴まれ、封じられる。蹴飛ばしてやろうと思っていたが、やはり躊躇いは生まれる。…その、一瞬の隙だった。

 

「ん……んんっ!?」

 

唇を塞がれる。ビューリングの唇で。事実上のキスということに動揺やら羞恥やら何から何までごちゃ混ぜになった感情を表すように暴れるがそれでもビューリングは離れる気配はない。ただ静かに、慈しむようにぬくもりを押し当ててくる。

 

「んっ…んぅ…」

 

観念したのか、リアも抵抗をやめて徐々に大人しくなる。それを確認して唇を離す頃には二人とも息が上がっていた。

 

「っは……はぁ…いきなり、なにを…」

 

「…すまん…面と向かって言葉にするのは、まだ覚悟ができていない…」

 

「……はい?」

 

「だからだな……今はこういう形で納得してくれ」

 

呆気にとられたような表情のあとに、じっとりとした目線で見つめ返す。

 

「……ヘタレ…」

 

「…なんとでも言え」

 

手首の拘束は解かれていた。自由になった腕を首の後ろに回して控えめに抱き寄せる。もうこの好意を隠す必要はない。遠慮することはない。ビューリングも誘われるように唇を落とし、再びキスを交わす。

 

「んっ…ふ、ぁ…むぅ…」

 

「ふぅ……んん…れろ…」

 

「んんぅっ…!?」

 

不意に、重なった唇の隙間から舌が割って入ってくる。驚いて目を見開いたがそれはすぐに享受するように伏せられた。恋人同士がするように舌が絡み合う。咥内を探る生温いそれを捉え、意地悪く離れては追いかけてくる先端を唇で啄み、自身の中に引き込む。

 

「ぁ…ん、ふ…ぅあ…」

 

舌先を吸われる感覚は今までにない快感をもたらした。もっとも敏感な場所を触れ合わせ、貪る行為に耽る。活力に満ちたリアの瞳は半分ほどに閉じ、淫靡に揺れる鈍い光を湛えていた。

 

「ん…ひゃあっ!」

 

辛抱ならなくなったのか、ビューリングが突然リアの衣服を捲った。可愛らしい下着に包まれた胸が揺れる。しばらく彼女の視線はそこに集中していた。やはり男のモノが具現化していると乳房に性的興奮を覚えるのだろう。何度か見られてはいたがこうもまじまじと眺められてしまうと羞恥心を煽られて今すぐにでも手で覆い隠したくなるほどだ。

 

「…………」

 

「あ、あの…そんなに見られると、恥ずかしい…」

 

「ああ、分かってる」

 

「っ…!い、意地悪…!」

 

ビューリングはふっと笑うと、「今更分かり切ったことを」と言いながら下着を上にずらす。スオムスの雪のように白い肌、姿を現したその乳房は寝転んでいても曲線を描くほどに豊満だ。そしてその頂点は重力に逆らうようにツンと上を向いている。

 

「きゃうっ!?」

 

触るより先に、そこにむしゃぶりつかれた。口に含んだ小さな実を吸われ、リアから可愛らしい悲鳴があがる。さすがに気恥ずかしさが勝ったのか、抵抗しようと頭を掴むがその都度舌で転がされたり、弾かれたりと断続的に快感を与えてくるためにうまく力が入らない。必死と言ってもいいくらいに吸い付いてくる様がどこか可愛らしく、リアは途切れながらも軽口を叩く。

 

「そうっ、いえば…煙草を吸う人は、んっ!はぁ、甘えたがりって聞きますね…フィルターの部分が、あっ…!ちょうど、乳首に似た感触だからって…ふふ、今のあなたはどこからどう見ても甘えん坊に…あ、ふあぁぁっ!!」

 

咥えているので、反論の代わりと言わんばかりに強く吸われる。

強烈な刺激に思わず腰が浮いた。先ほどから微熱のような、それでいて心地良い浮遊感が全身に巡っている。熱を帯びた下腹部から興奮の証である粘液が流れ出てくるのが自覚できるほどだ。

 

そして、ビューリングの指が鳩尾から臍をなぞるようにして秘所に触れる。すでにズボンの上からでも分かるほどに湿り気を帯びている。

 

「ひっ、ぅ…!」

 

「こっちも準備万端だな」

 

などとつぶやきながらズボンの中に差し入れた指を使い、割れ目を押す。たったそれだけだというのにリアは大きく喘ぎ、縋るように腕へと手を添えた。

 

「あっ、ああぁっ!ん、やぁ…!」

 

「お前、指だけで感じすぎじゃないか」

 

「だ、だって私、ずっと我慢しててっ…!くぅぅあぁっ!」

 

男根の世話をしていれば当然性的に昂ることもある。しかし出撃やビューリングの性欲を鎮めたり、夜になれば一日の疲労ですぐに寝入って自身を慰めることはほとんどなかった。それが今ここで爆発させられるかのように責め立てられているのだ。

リアの方からもお返しするかの如く、ズボンから顔を出した肉棒を手のひらによる愛撫で責め始める。ビューリングが小さく息を漏らしたのを見てゆっくり、優しい手つきで、指先まで使って愛でるように下から上へと刺激を繰り返していく。

 

「ひ、うぅっ!?」

 

秘裂ばかりをなぞっていた指が割って入り、内部の壁を擦り始める。歓喜するように雌の声を上げ、髪を振り乱して喘ぐリア。身体の中心から突き抜ける快楽。中腹あたりで指を折り曲げられ、それに堪えきれなくなった彼女は声にならない声で叫び、のたうち回った。

 

「ーーーーー!!」

 

「ずいぶん派手にイったな。大丈夫か?」

 

「ぁ……っ、は、ぅ…んっ…」

 

声をかけるが半ば放心状態になっているのか、目を向けるだけで返事はない。とりあえず意識があることを確認するとビューリングは太腿を抱え、開かせ、挿入の体勢になった。するとリアからも背中に腕が回され、受け入れるということを暗に告げられる。

 

「…挿れるぞ」

 

「ん…ふ、ああぁ…!」

 

こつん、と額を当てたまま秘裂へ当てがったモノを押し進めていく。襞を捲られ、奥へと開かされていく鋭い快楽。そのやり場は身体の先端に集中する。足のつま先はぎゅっと丸められ、爪を立てるように背中に回された手が服を掴む。最奥へと届くと同時にリアは白い喉をそらした。

 

「っ、あぁ、はぁ、はぁっ」

 

「動くぞ、いいか。いいな」

 

返答を待たず腰を引いて打ち付けるビューリング。彼女もまた歯止めが効かないのだろう。自身のことに精いっぱいなのか、口の端から涎が垂れているのも気付かない。窮屈な膣内が締め上げる快楽の虜だ。抉ってはまた貪欲に吸い付いてくる襞が突き入れる度に強く刺激を返してくる。

 

「はっ、あぁっ、んあぁっ!!あんっ!やぁ!」

 

耳元で響く甘い嬌声が理性を崩壊させていく。本能のままに抽送運動を繰り返し、肉と肉がぶつかる音さえ興奮の材料になる。大きく口を開けてだらしなく垂らしたままの舌をすくい取り、唇に吸い付けばビューリングを飲み込む蜜壷は激しい収縮を繰り返した。

 

「んぐ、うぅぅぅーー………っ…!!」

 

口内にくぐもった絶叫が響く。同時に最奥へと押し当てられた男根はその先から存分に精を放った。互いに脈打つ絶頂を感じながら余韻に浸る。やがて先に呼吸を整えたビューリングが逸物を引き抜き、リアの口元に二人の粘液でまみれたそれを差し出す。彼女は躊躇うことなく口を開くとモノを咥え込み、丁寧に舐め上げて掃除した。

 

しかしそれが快感をもたらし、再び竿は硬度を取り戻して持ち上がる。ビューリングは寝転んだままのリアを抱き上げるとベッドに座った自身の胡座の中、さらにその真ん中にある剛槍に跨らせた。

 

「はぁ…はぁ…まだ、するんですか…」

 

「一回だけじゃ収まりがつかん…」

 

「…私も、ですっ…んうぅぅっ…!!」

 

指示を受ける間もなく、膝立ちの状態から足を開いて腰を沈めていくリア。根元まで入れば、立ったままでは身長差のある二人はちょうど見合う形になった。間近で喘ぎ、眉を顰めて蕩けた表情を見せる。腰と背中に腕を回してがっちりとホールドして、絶対に逃がさないという意思を伝える。それに応えるようにリアも背中を抱き締め、キスまでしてきた。

 

「んっ、んっ、ん…っはぁ、んっ…ビューリング、さん…」

 

断続的なバードキスが続く。啄んでは離し、啄んでは離し、今度は堪能するように長く唇を重ねて、また啄んでは離しての繰り返し。そのうちに下半身の運動も再開し、トロトロの肉壁をかき混ぜられる。

 

「んあぁっ♡は、あっ、ん♡いっ、ひぐっ♡んむぅっ、はぅ、んんっ、ちゅっ♡」

 

奥を突き上げられる快楽はもはや言葉で言い表せるほどではなかった。目の前に星が閃くような強烈すぎる快感が何度も何度も己の中心を串刺しにしてくる。軽い絶頂を繰り返しているようなものだとすら思える。後頭部を捕まえられ、開いた口に舌を差し込まれて舐り、無茶苦茶に掻き回され、しゃぶり尽くされればもう思考など水飴のようだった。刻みつけられる快感に全身が自分の意思とは関係なしに跳ね回り、気持ちよすぎて何が何だか分からなくなって、気持ちいいことだけが分かる。女にとってこれ以上ない幸福の中で、自身の中に吐き出される精を享受しながら激しい絶頂に達した。

 

「ふーっ…ふーっ……っふ、ぁ、ぁあ…んくっ…ぅ……」

 

「はぁ…はぁ……リア……」

 

どさり、と脱力したように後方へと倒れ込むビューリング。抱き合ったままお互いに離さないのでそれを追いかける形でリアもビューリングに覆いかぶさる。そのままどちらともなく唇を重ね、また絡め合って。それが終わると、繋がったままのモノが熱を取り戻していくのを感じた。

 

「んっ…♡」

 

「まだ、物足りん…すまんが」

 

「はい、いいですよ…」

 

食い気味に言い放ち、妖しく笑うリア。

 

「私も、もっと…もっともっと、欲しいですから…♡」

 

身を起こし、ビューリングに跨るリア。手を取り、指を絡めたまま腰をグラインドさせて自身の感じる箇所へぐりぐりと押し当てて快楽に浸っている。口元を歪ませながら独り言のようにつぶやき、舌舐めずりをする彼女の表情はすでに少女のものではなく、一人の女としてのものになっていた。

 

 

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