3人称視点
グレモリー本邸 第一応接室
グレモリー家の応接室に集められたのは
リアスの兄であり四大魔王の一人であるサーゼクス・ルシファーと、ソーナの姉であり四大魔王の一人であるセラフォルー・レヴィアタン
リアスと朱乃、ソーナと椿姫
リアスの相談を受け、今回の騒動について説明し処分を考えるため集まっている
「──────以上が今回の騒動の一部始終です」
「ありがとう、ソーナ」
「ふむ、なるほど。ありがとう、ソーナ君」
「うんうん、わかったよソーナちゃん!」
「オカルト研究部の皆様にはこの度の一件につきまして、深くお詫び申し上げます……」
「ルシファー様、レヴィアタン様。こういった事は私も初めての経験でして、どうか処分の裁定をお願いしたいのですが……」
「うん、そうだねえ……。この殴られた方の彼は、いつもリアスが話してくれている子だよね?」
「はい、私の眷属悪魔の兵藤一誠です」
「ああ、やっぱり。似てると思ったんだ」
「この一件で一番の被害者は彼だ、彼自身はどういう風に言っているのかな?」
「彼は、問題を起こした本人以外は処分はしないでほしいと……。他の人は悪い事をしていないのだからお咎め無しでお願いします と」
「なるほど」
「うんうん!さすがはリアスちゃんの眷属さんね!わかってるぅ!」
「レヴィアタン様……」
「もうソーナちゃん、お姉ちゃんと久しぶりに会ったのに冷たいんだから!」
「それで、リアスと、朱乃君はどうしたいんだい?」
「私は、一番の被害者であるイッセーの意見を尊重したいと考えてます」
「私も同意見ですわ」
「ふむ……。ソーナ君?王である以上は眷属の手綱をしっかりと持っておくべきだよ?」
「ハッ!肝に銘じておきます……!ルシファー様!」
「そうねえ、眷属の躾は王としての義務だからね」
「ハッ!以後最善の努力をし義務を果たします!レヴィアタン様!」
「ああん、ソーナちゃんがカタい上に他人行儀!」
「レヴィアタン様……」
「で、この問題を起こした本人は、今どうしてるんだい?」
「はい、事件後生徒会室で会議を行ったのですが、話し合いの内容に納得がいっていない様子で、急に暴れだしたので拘束し監視をつけています」
「ふむ、セラフォルーとしてはどうだい?どこまでの責が必要だと思う?」
「うーん、このソーナちゃんの眷属の子の態度は確かに良くないから、彼を生徒会と眷属から外すっていうだけではダメかな?」
「そうだね、恐らくあまり大事にするとソーナ君だけじゃなくリアスも傷つく事になるし、おそらく兵藤君はそれも踏まえて処分を最小限にと言ったのだろうしね」
「リアスちゃんのためにも騒ぎ立てたくないんでしょうね。これが他の所の案件なら組織ごと処罰を望む事になってそれなりの大事になるもの。そうなるとリアスちゃんも周囲に色々言われる事になるし」
「……っ!イッセー……」
「イッセー君らしいわね……、どこまでもリアスの味方なんだから……」
「そうだね。じゃあ、被害者の望み通り、彼の処分はソーナ君の眷属から外れてもらって、生徒会からも脱退って事で決定でいいね」
「よし。ここからはプライベートタイムって事で、肩の力を抜こうじゃないか。グレイフィア?みんなにお茶を」
「かしこまりました」
「これは、大きな借りですね、会長……」
「ええ、完全に兵藤君に救われた形よ……」
「ふふっ。私のイッセーは優しいでしょ?ソーナ?」
「ええ、今すごくあなたが羨ましいわ……」
「そうね、堅苦しいお話しおーわり、疲れちゃうわ!」
「リアスはいい眷属を見つけたね。よかったね、リアス」
「はい、彼は最高の眷属ですわ。お兄様」
「本当に、リアスが羨ましいですわ。サーゼクス様……」
「ハハハ!すごいね彼!リアスにそこまで言わせるなんて!」
「ええ、イッセーは私の誇りですわ……お兄様」
「そこまで言うのはすごいね……、どういう子なの……?」
「素晴らしい男性ですわ。レヴィアタン様」
「とても誠実で常に主の事を第一に考え、主の為に努力を惜しまず続ける事の出来る最高の眷属です」
「あんまり自慢しないでよ。泣きたくなるわ……」
「会長……。私情けなくて涙出てきました……」
「あら?事実よ?ソーナ」
「やめて……、本当に泣き出しそうよ……」
「去年の噂の彼がまさかリアスの眷属になるとはね」
「はい、驚きました」
「私も兵藤君がリアスの眷属になるとは思いませんでした……」
「ところで眷属にしたという事は、彼は神器所有者だったりするのかい?リアス」
「はい、神器は赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)イッセーは今代の赤龍帝です」
「赤い龍……!それは、本当かい!?リアス!」
「赤龍帝……!あの二天龍の!?本当なの!?リアス!?」
「ほえ~、懐かしい名前が出てきたね……」
「二天龍……!十三種の神滅具の一つ!赤龍帝の籠手……!?」
「本当よ、ソーナ」
「赤い竜がこちら側につくとは……」
「まさかこの場で赤龍帝の名前が出るとは思わなかったわ、リアスちゃん……」
「はい、私も確証が得られるまでお兄様にご報告をためらっていたのですが」
「先日堕天使との交戦がありまして、その場にいた中級堕天使60体以上を一人で一瞬のうちに殲滅しました……。
その時のイッセーの魔力は「本気のお兄様」と同格の魔力を感じました。それで確証を得られました……」
「本気のサーゼクス様と同格……!?……その様子だと身内贔屓無しの事実よね、リアス」
「冗談みたいでしょ?私も逆の立場ならそう思うと思うわ」
「すみません、お話しについていけなくなってきました……」
「……ほう、それは興味深い」
「中級堕天使60体以上を一人で一瞬って……冗談と思いたくなるような話だわ……」
「その時の一部始終の動画もってきていますが、ご覧になられますか?お兄様、セラフォルー様」
「ぜひ、みせてほしいな、リアス」
「私も、是非」
「はい、是非」
「見たい見たーい!」
「あらあら、動画なんて持ってきてたの?リアス」
「……あの状況を口で説明してもね」
「それは、そうね……」
「一体何を見たのよ……あなた達」
「……一言で言うと「世界の終わり」かしら?」
「その表現で間違いないと思うわ……」
「えぇ……」
魔法で動画の再生を始める
「――――――以上が、私が守る街に侵入し、一般人を襲った堕天使たちとのイッセーとの教会跡地での交戦記録です
一通り動画が再生され、画面を停止させる
「想像以上の存在でしたね、会長……。私今オカルト研究部の部室の事を思い出して冷や汗が止まりません……。なんて事をしたの……匙君は……」
「これ……、兵藤君よね……?下級悪魔よね……?椿姫……、私も嫌な汗が止まらないわ……」
「……気持ちはよくわかるわ、ソーナ……。私も今動画で見返しても寒気がするほどの力だもの……」
「ハハハ……。これはすごいね……。確かにみんなが信じられないというのも頷けるよ」
「うふふ、リアス?後でそのディスクちょうだいね?イッセー君の勇姿をゆっくり見たいわ。私は近くにいなかったし」
「……しかたないわね……」
「うふふ、なんだかんだ言ってリアスは優しいから好きよ?」
「イッセーはあげないからね……?朱乃?」
「あらあら。それはイッセー君自身が決める事よ?」
「う……それでも私のだもん!」
「リアスちゃん……、彼はずっと前から神器に目覚めて修行してた感じ?」
「あっ?いえ……それが、三日前に目覚めたらしく……」
「三日前!?三日前であれだけの実力を……!?」
「まあ、正確には10年後ですが……。」
「……え?それはどういう事なの?リアスちゃん」
「彼が神器に目覚めたのは私が彼を転生悪魔へ転生させた日、それが三日前です。その時点の彼はどこにでもいる転生した下級悪魔でした。
その次の日彼は学校を休んで、赤い龍の力で1時間を一年にする特殊な修行場で赤龍帝相手に10時間修行をしていたと聞かされました」
「なるほど、10年も赤龍帝に修行を……、それは強くなるねぇ……」
「すごいね、今までいろんな子を見てきたけど転生していきなりそれだけ頑張る子初めて聞いたよ」
「私の為に強くなってくれたそうですわ。私に命を救われた恩を返すため、私を守りたいと……」
「すごい……、もうそれしか言葉がみつからないです。しかしあの忠義が本物だと確信できました」
「並大抵の覚悟じゃ10年は修行できないものね……。
仮にそういう施設があって誰もが使えるとしても、できる人は少ないと思うわ……。本当にリアスに助けられたのを恩を感じたのね……」
「彼は現状に甘んじる事なく、日々修行をつけてもらっているそうなので、今はさらに強くなっていると思います」
「え?という事は兵藤君は今27歳……?」
「年齢を取らないそうよ?そのフィールドの中では」
「なるほど、だから見た目が……、年齢の割に筋肉のつき方が異常だと思ったわ」
「それにしても、赤龍帝だったなんて……。匙君は今日殺されなくて運がよかったですね……」
「イッセー君はそんな事しないわ。主の事を何より大切にしてますから……」
「……そうね、彼は何よりリアスを第一に考えているものね。王として羨ましいわ……」
「ふふっ。私のイッセーは最高よ?」
「私も嬉しいですわ、私のイッセー君が褒められて」
「……朱乃?この際言っておきますけどね?彼は私の眷属で私の下僕で私のイッセーなの。わかる?」
「眷属としては譲るしかないけれど、女としては譲りませんからね?リアス……」
「むむ……」
「えっと、ということは……リアス?その彼が、そうなのかい?」
「ええ、お兄様。私には彼しか考えられませんわ!」
「そうか、よかったね!リアス……おめでとう!」
「ありがとうございます!お兄様」
「となると、フェニックス家に早急に知らせて婚約の件断っておかなければいけないね。近日中に一度その彼を家に連れて来なさい。」
「先にフェニックス家には僕から連絡を入れておこう、彼も伴って改めて挨拶に行こうか」
「はい、お兄様」
「婚約?リアス婚約してたの?」
「ええ、正確には婚約予定だったのよ」
「え?婚約「予定」ってどういう事?」
「私が大学を卒業するまでの間にいい人を見つけられなければ。フェニックス家のライザーと婚約して結婚するという、約束だったの」
「ああ、そういう話があったの」
「父上たちにはもう話したのかな?」
「いえ、今日話そうと思ってました、赤龍帝の件もありましたし……」
「そうか、なんにせよ大事な話はできるだけ早いほうがいい。僕も後で父上達と話さなければいけないな」
「あ、今日は遅くなるだろうから泊っていくといいよ、4人共」
「サーゼクスちゃん、私はー?」
「セラフォルーは仕事が残ってるだろう?今日抜け出してきたの知ってるよ?」
「ああん、サーゼクスちゃんそれは言わないで!妹の一大事に駆け付けない姉はいないわ」
「まあ、それは同意だけど。それなら早く終わらせてソーナ君と遊べばいいじゃないか」
「うう~」
「お気遣いありがとうございます、ですが私は生徒会がありますので、戻ります」
「今日の件で残務処理があるか、仕方ないね」
「はい」
「それにしてもわからないものだね、リアスに「最近面白い子を観察しているの」と教えられたのが去年の春で、その彼が今やリアスの眷属でしかも赤龍帝なんだから……」
「私運命の存在を信じてみようと思いましたわ……」
「確かに運命的と言えるね、彼に巡り会えたのはかなり低い確率なはずだよ、リアス」
「ですわよね!」
「あれっ?そういえばこの子って、去年ソーナちゃんがいつも頭を悩ませてた子よね?」
「ええ、去年は……。今の評価は真逆ですが……」
「リアスちゃん、ソーナちゃんね、去年の夏ごろからお風呂上りにバストアップのマッサージしてるんだよ!可愛いでしょ~」
「ソ、ソーナ……」
「ソーナ会長……」
「か、会長……」
「コラ!リアスに朱乃!椿姫まで!なんで三人共私を不憫そうな目で見るの!」
「あの、うちのイッセーがごめんなさい……」
「謝らないでよっ!すごく哀しい気持ちになるじゃないっ!」
「うふふ、イッセー君の話題になると会長ムキになるんだから……」
「ね?うちのソーナちゃんかわいいでしょ?」
「はい、とても。セラフォルー様……」
「学校で素のソーナを見れるのって、考えてみればイッセーのおかげよね……」
「ええ、去年のソーナ会長はいつもピリっとしてて怖い感じがしましたけど、今はカドがとれて親しみやすいですわ。公私はわけてますけれど」
「……兵藤君の言葉って心のガードをすり抜けて入り込んでくるのよ。それでサクっと」
「……人の胸見て「副会長は風通しよさそうでいいですね、夏も涼しいでしょ?」とか「ブラってカップ小さい方が安いんですか?」とか聞くんじゃないわよ!
挙句の果てに「無乳副会長マナ・イーター」とかあだ名まで付けだして!何が無乳だ!ちょっとはあるわっ!!」
「くっ………!ふっ……、あの、会長……?今まで隠してきた一面がダダ漏れです……!くっ……マナっ……!ふふふっ……ごめんなさっ……むにゅっ……ふふふふっ!」
「……ハッ?……コホン……」
「…………ふっ……かっ風通しっ……あっ……ははははっ!あっ?違うのっ!?っ!ダメッ……それっ!安いんですか?って……あはははははっ」
「っ……それ……知らっ!っ!……ふふふふふ!っマナ……ふふふふふふっ!!ちょっ……むにゅっ……ほんっやめっ……ふふふふっ!!お腹っお腹……痛いっ!」
「ちょっ……サーゼクス……ちゃん……?くくっ!なんでそっちむいて震えてるのよ……!くっ……ふっ…風通しって!あっ!?だめっ!ふっあははははははっ!もーだめっ!お腹痛い!」
「くっふっ!ちょっ!違っ……僕はっ!……くっふふふっ!……ちょっわらっちゃ……!安いって……!やっぱり彼イジリのセンスあるよ!ハハハハハっ!」
「ふっ……くっ…………!っ………!!」
「ほら!グレイフィアだって後ろ向いてプルプルしてるじゃないか、僕だけじゃないって!セラっ!」
「ふっ……くっ…………!今は、そっとしておいて、くださいっ…………」
「あぁ……、お腹痛い……。何?兵藤君と一緒にいるとこんなに楽しい毎日が待ってるの……?」
「ええ。楽しさは保証できますわ、セラフォルー様……」
「……見てなさいよ?卒業までにリアス達くらい大きくなって見返してやるんだから……」
「ふふふっ!あぁ、お腹痛い……!私、そっちのソーナのほうが好きよ……?ふふっ」
「うふふ……私もですわ……、会長」
「ふふふっ……、すみません、不敬かもしれませんが私もです……」
「もう、学校では絶対に内緒にしてよ?三人共!私の今まで築き上げてきたイメージが壊れちゃうわ……」
「わかってるわよ。ソーナ。ふふっ」
「私安心したんだぁ。やっとソーナちゃんに素を出して付き合えるお友達が出来たんだって。それまではリアスちゃんだけだったからねぇ」
「ははは!彼の話をする時のリアスは本当に楽しそうだね」
「ええ、彼のおかげで楽しいです、私の学園生活は彼が中心にあると言っても過言じゃないです」
「サーゼクス様?彼の事を知ってからリアスはよく笑うようになったんですよ?」
「ああ、そうだね、朱乃君。去年からリアスがすごく明るくなったんだ!こっちに帰ってくる度に食事の時に彼の話をしてくれてね、僕も楽しかったよ!」
「うふふ、サーゼクス様嬉しそうですわね?」
「もちろん嬉しいよ!父上も母上も楽しんで聞いていたし、ミリキャスも喜んでいたんだよ!
「グレイフィアがメイドモードの時に笑うのを初めてみたのも、彼の話をしていた時さ!」
「サ、サーゼクス様……!」
「いいじゃないか、グレイフィア。彼の話は楽しかったんだろう?今はプライベートだからね」
「ふふ、サーゼクス様も明るくなりましたね?」
「そりゃあ、リアスからたくさん彼の話を聞いたからね」
「去年から、食卓が、いえ家が笑顔であふれてますものね、毎日が本当に楽しいわ……」
「ミリキャスが年相応に遠慮しないで笑えるようになったのは大きいですね」
「だろう?彼のおかげでミリキャスも良く笑うようになったよね」
「ええ、どんな大人になるのか本当に不安でしたから、以前は……。子供なのに妙に礼儀正しくて遠慮しがちで聞き分けが良くて……」
「彼のおかげだねえ、ホント」
「……はい、本当に」
「いいなー!サーゼクスちゃん家楽しそう!うちもマナーうるさいから、食べるとき面倒なのよねぇ」
「お、お姉さま……」
「ああいう堅苦しいのは、外用のマナーよ?ソーナちゃん。礼儀と言うのはTPOを使い分ければいいの」
「それは一理ありますが……しかし」
「ソーナちゃんだって、お家でパジャマでお菓子食べながらゲームしてゴロゴロしてる時あるでしょ」
「お、お姉さま!?それは!」
「あら……すごい真実を知った気がしますわ」
「たまにねー、ソーナちゃんがお部屋で「こんがり焼けましたー」とか言ってるの聞こえるよ」
「お姉さま!?知ってらっしゃったのですか!?私の趣味を!?」
「お姉ちゃんはね?妹の事はなんでも知ってる存在なんだよ?」
「あぅぅぅ、恥ずかしい……」
「お兄様も彼を気に入ってくれてよかったわ」
「もちろんだよ、リアス」
「実はこれは内輪だけの話なのだけど。実はプライベートでは呼び捨てで敬語もなしで接してもらってるわ」
「……なんとなくわかるわ。リアス、辛いんでしょ?」
「ええ、だって自分より遥かに強い人が眷属になって、立派な志なんだもの……。
そんな人に敬語とか敬称付けられたら自分が情けなさ過ぎて胃に穴があくわ……。だからせめて同列にね……、それに余計な壁を作りたくないし……」
「でしょうね、私も兵藤君がもし生徒会に入ったとしたらそうすると思うわ……、公私は分けてもらいますけど」
「……生徒会にはあげないわよ?」
「ふふふ。さて、どうでしょう?うちの生徒会のメンバーにも評判いいし、安心はしてられないわよ?」
「ええっ、ちょっと!それホントなの?」
「ええ、匙以外はみんな兵藤君を認めていましたよ、今日の会議で」
「誇らしいわ……、本当に」
「あらあら……、これは早く勝負を決めてしまわないと大変な事になりそうね」
「朱乃?何を企んでるの!ダメよっ?」
「ホホホ……、恋は早い者勝ちですわ……」
「ハハハ!なかなかライバルが多そうじゃないか?リアス、頑張るんだよ?」
「はいっ、お兄様!必ず彼の一番になって見せます!」
「そういえば、彼が入部の時に言っていた彼のご両親のボディガードどうしたの?」
「それなら悪魔のSP会社に依頼してあるわ」
「ボディーガードって何の話だい?」
「イッセーが眷属になる時に、彼のご両親の警護をお願いされたんです。それでSPの会社へ依頼しました」
「なるほど、確かに神器所有者は家族も狙われる可能性があるね。よし、僕の眷属も警護につけようじゃないか」
「えっ。よろしいんですか!?お兄様!」
「いいよいいよ、僕の義弟になる子なのだろう?そのご両親だ、ならVIP扱いは当然だよ。そうじゃなくても彼は赤龍帝だしね、優遇させてもらうさ」
「ありがとうございます!お兄様!これでより安心して生活が送れますわ!」
「というわけだ。グレイフィア?僕の眷属で手が空いてる者を至急兵藤一誠君のご両親に一名ずつ常に警護をつけてくれ。眷属の手が空いていない場合誰か最上級悪魔を3名以上ずつ補助に当たらせて」
「かしこまりました、サーゼクス様。では早速手配してまいります」
「うん、頼むよ」
「ソーナちゃんにもいい人が見つかればいいのにねえ……、うちの婚約の話はソーナちゃんが断っちゃたし……」
「わ、私はその、まだ学生ですし……」
「それを言うならリアスちゃんだっておない年じゃない」
「いい人が見つかったら、お姉ちゃんに教えてね?」
「は、はぁ……」
「さて、そろそろ遅いし、今日はお開きにしようか」
「はい、お兄様」
「セラフォルーとソーナ君たちは僕が送っていくよ、リアスは朱乃君をお部屋にお連れして」
「はい、お兄様」
「あっ。ソーナ?次の使い魔の森の予定なのだけど……」
「今回匙が予定でしたけど、それも必要なくなりましたし。どうぞ」
「あら、そうなの?じゃ、イッセーに捕まえさせてくるわ」
「それでは、今日はこれで失礼しますね。また明日、リアス、朱乃」
「これで失礼します、リアスさん、朱乃さん」
「ええ、おやすみ。ソーナ、椿姫」
「ごきげんよう、ソーナ会長、椿姫副会長」
「……イッセー君はどんな使い魔をほしがるのかしらね」
「ちょっと想像つかないわね、去年ならエッチな使い魔とか欲しがりそうだけど……」
「今の彼は一切そういう面見受けられないものね……、こちらが仕掛けるまで彼からはこないし……」
「まあ、当日になればわかるわね。じゃ、お部屋を案内するわ。朱乃」
「うふふ、昔を思い出すわ……」
「ふふっ、そうだわ。今日は一緒に寝ましょうよ朱乃」
「あら、いいですわね、そうしましょう」
リアスが父親と母親に兵藤一誠が赤龍帝である事と、自分の想い人である事を伝え、慌ただしい一日の幕が下りる