リアスと朱乃達が生徒会の件で話し合いに参加している同時刻の兵藤家
「今日から、よろしくお願いします!イッセーさん」
「おう、気兼ねしないでいいからな、アーシア!」
身寄りがなくなったアーシアを連れて帰り両親に紹介する
「父さん、母さん、ただいま」
「おかえりなさーい!」
「は、はじめまして!アーシア・アルジェントと、もうします!今日からホームステイさせていただく事になりました、よろしくお願いします!」
「あらあら、これはご丁寧にどうも。よろしくねアーシアちゃん!」
「さあさ!狭い所だけど上がって頂戴、イッセー?洗面所案内してあげて?」
「わかった。こっちだよ、アーシア」
「はいっ、イッセーさん!」
洗面所
「うちでは帰ってきたらまず、ここで手洗いとうがいをするのがルールなんだ」
「はいっ、わかりました!」
「悪いんだけど、今日の所は母さんの使ってくれる?コップ」
「はいっ」
「次の土曜にでも必要な物買いに買い物行こうか」
「えっ!イッセーさんとお買い物……!行きます!」
二人で手を洗ってうがいをしてリビングへ
「ただいまー、父さん母さん」
「お帰り、イッセー、アーシアちゃん!」
「お帰りイッセー、アーシアさん」
「あっ……うっっうっ……ぐすっ」
「えっ!?ど、どうした……?アーシア……?」
「イッセー!?何したの!?アーシアちゃん泣いてるじゃない!」
「イッセー!お前アーシアさんに何を………」
「いっ、いえ!違うんです……。イッセーさんは悪くないんです!ただ、すごく嬉しくて……」
「えっ……?」
「……?」
「私今まで教会で育って、「おかえり」なんて言ってもらった事なかったから……」
「アーシア……」
「アーシアちゃん……」
「アーシアさん……」
「……これからは毎日聞けるさ。だからほら……アーシアも……「ただいま」言いな?」
「っ!はいっ!ただいまです!」
「おかえり!アーシア!」
「お帰りなさい!アーシアちゃん!」
「おかえり、アーシアさん」
「っ!えへへっ!すごくうれしいですっ」
「イッセー……アーシアちゃん泣かせたら、母さん許さないからね?」
「イッセー?わかってるよな……?アーシアさん泣かしたら……」
「わかってるよ!ていうか、俺アーシアと付き合ってるんだって!自分の彼女泣かすかよ!」
「「えええええええええっ!?」」
「ほ、ホントに!?イッセー!?ホントにホントなの!?」
「イッセー!本当の事なんだろうな!?」
「あ、あはは……」
「本当だって!今日アーシアに学校で告白されたんだよ!」
「ほ、本当なの……?アーシアちゃん……」
「本当にイッセーとお付き合いしてくださってるんですか……?アーシアさん……」
「はいっ!私はイッセーさんの事大好きですっ!ずっと一緒にいたいです!」
「……か、母さん……?」
「は、はい……?な……なんですか?」
「お茶、入れてくれないか……。喉が、乾いた……」
「え、ええ……!」
全員に母さんが麦茶を出してくれる
……父さんが麦茶を飲み干し
「え、イッセーですよね?本当に誰かの間違いじゃなく……イッセーが、好きなんですか?あの、つまり結婚したいとかそういう意味の……ずっと一緒にいたいって……」
「はいっ!私はイッセーさんの事が大好きですっ!イッセーさんと結婚したいです!ずっと一緒にいたいです!」
あれ!?思い切りがいいな!この子!
そんな大事な事あの「……よし!」で覚悟決めちゃったの!?
≪だから、根性が凄いと言ってるだろう?もう無理だぞ?ロックオンされてるからな≫
凄いて……予想以上だったんだけど……
≪ククク!ソフィアだからな!≫
「母さん……」
「お父さん……」
「ど、どうした?母さん、父さん……?」
「うっううううううっ!お父さんっ!イッセーが!イッセーがああああっ!!!」
「……母さん、俺たちの育て方は間違いじゃなかったって事だよ……!!」
「だって!エッチな事にしか興味がない、性欲だけが取り柄の子だったのよ!?
ベッドの下を何度片付けても三日たてばエッチな本が見つかってたイッセーよ!?押入れの中に段ボール3箱分のエッチな本が見つかるイッセーよ!?お嫁さんになりたいなんて言ってくれる子が現れるなんて……!」
「え、待って待って?俺もうエロ本一冊も持ってないよ?それいつの話……?」
「「えええええええええええええ!!!!」」
「ど、どうした!イッセー!?どこか病気か!?そうだよな!?母さん!イッセー連れて病院行くぞ!母さんはイッセーの保険証と財布用意して!俺はタクシー呼ぶから!」
「待って待って!父さんホント待って!本気で病気を心配しないで?割と傷つくよ?ソレ」
「イッセー!しっかりするのよ!?お母さんとお父さんがついてるからね!待ってなさい!すぐ支度するから!お父さん早く電話して!タクシー呼んで!イッセーが!イッセーが変なの!おかしいの!」
「母さん!待って待って!俺どこもおかしくないから!保険証取りに行かないでいいから!彼女できたんならそんなの持ってたら彼女に失礼だろ?だから全部捨てたんだよ!」
「お前……本当にイッセーか!?偽物じゃないだろうな!?俺たちの子供を返せ!うちのイッセーはそんな事言わないぞ!女の子の胸ばかり見る奴なんだぞ!?ふざけるな!!」
「いやいやいや。マジで勘弁してくれホント。俺だ、イッセーだ。父さん。子供の頃父さんの釣り竿勝手に持ち出して、川に竿流してゲンコツくらったイッセーだ……」
「むっ?それはイッセーしか知らんな、てことは本物か?」
「そうだよ!なんで偽物前提なんだよ……。じゃあ、俺よりもアーシアに聞いてみようぜ」
「アーシア?」
「はいっ?何ですか?イッセーさんっ?」
「俺って、女の子の事をいやらしい目で見るような男に見える?父さんが疑うんだ」
「えぇっ!?イッセーさんがですか!?ありえませんよぉ!!イッセーさんは女の子にいやらしい目つきなんて一切向けませんよっ?」
「「ええ……!?」」
「イッセーさんはむしろ少しは興味をもってもらいたいくらいです!まったく興味なさそうですから!」
「「……ええぇ?」」
「ほら?違うって言ってるでしょ?」
両親が揃って信じられないといった表情で俺の顔を覗き込む
え、そこまで俺の親からの評価って悪かったの!?ちょっとショックなんだけど!?
「まあ、私にならそういう目で見てもらっても全然構いませんけど……。えへへ……」
「お父さん……、アーシアちゃんの……今の聞きました……?」
「ああ、聞いた!これは間違いない!母さん!」
「はい!お父さん!」
ふたりそろって正座しだす
「「アーシアさん!ダメな息子ですが、なにとぞ末永くよろしくお願いします!」」
二人そろってアーシアに頭下げる
「イッセーさんはダメな人じゃありません!優しくて頼りになって、いつも私を大切にしてくれる素敵な人ですよ!こちらこそよろしくお願いします!」
「か、母さん……!」
「お、お父さん……!」
「「生きててよかったぁ……イッセーを……こんな風に慕ってくれるなんて……!」」
二人が手を取り合って号泣しだす
えぇ?いまだかつてないくらい号泣してる!?
「アーシアちゃん!この家を自分の家だと思って、好きにしてね!私たちの事は「お父さん」「お母さん」って呼んでくれてかまわないから!」
「っ!はいっ!……ぐすっ………ひっく……う、うぇぇぇぇっ!ご、ごめっ……う、うわああああん!」
「アーシア……?ほら?おいで……?」
「うっく……うっく……イッセーさぁん……」
言いながらアーシアが抱きついてくる
「ど、どうしたの?アーシアちゃんっ!?何か嫌な事いっちゃったかしら!?」
「ご、ごめんなさい……嬉しくて……、生まれて初めてお母さんって、お父さんって呼んでいいんだって
……ヒック……今まで他のお家のお父さんとお母さんが羨ましくって……!」
「アーシア……、そうだ、今日からうちの父さん母さんは、アーシアの「お父さん」「お母さん」でもあるんだ。遠慮なく呼んでくれよ!」
「そうよ!私の事「お母さん」って呼んで!私はアーシアのお母さんよ!」
「お、俺の事は「お父さん」ってよんでね!アーシアさん!いや、アーシア!」
「はいっ!はいっ……!お母さんっ!お父さんっ!そしてイッセーさんっ!こんなに、こんなに大切な人が一度にできてすごく幸せです……」
「今日はイッセーさんのおかげで学校に転校したばかりでもたくさん話しかけてくれて……、本当にイッセーさん大好きですっ!」
アーシアが胸にしがみついてくる
「ああ、これからよろしくな、アーシア!絶対楽しい毎日になるから!いや、俺が頑張って楽しくするから……だからこの家で一緒に生きて行こう!」
「はいっ!イッセーさんっ!」
「母さん、俺今幸せだ……」
「私もよ、お父さん……こんなにいい子がイッセーのお嫁にきてくれるなんて……」
まだ他に婚約者が2人いるって言ったら卒倒するんだろうな……これ
≪ククク、この様子だと想像もしていなさそうだしな、楽しみだ……!≫
まあ、普通は複数嫁さん持つなんて発想がない国だからなぁ。そもそも今まで俺ぜんぜんモテなかったし……
≪相棒は今までの素行がな……≫
それを言われると辛いね
≪ククク、去年は傑作だったからな、中から見ていて大笑いしたもんだ。あの生徒会長をおちょくる相棒は忘れられんよ≫
見てたの!?
≪当たり前だ、相棒が生まれたときからいるぞ。俺は相棒の半身だぞ?この間までは声が聞こえなかっただけだ、ずっと話かけてはいたのだぞ?≫
マジで!?ドライグってよそから俺に乗り移って来たとかじゃないのかよ!?って事は……俺の恥ずかしい過去全部知ってるって事か!?
≪知ってるぞ?小学生の頃三丁目の「ゆりかちゃん」のスカートの中を覗こうとして、ジャングルジムから落ちて左腕を骨折したのとかな≫
やめてええええええええええええ!!!!マジでそれやめてえええええええええ!!
≪あぁ、あれも印象に残っているな……≫
≪中学生の頃、掃除の時間に、張り切ってピカピカに廊下の床を磨いて先生に褒められていたが、真の目的は女子のスカートの中を映す為に必死で磨いていたな?≫
うわああああああ!?それまで知ってるの!?ホントごめん!俺が悪かった!もうしないから許して!恥ずかしすぎて死にそうだ!!
≪ククク!当然全部知ってるぞ!去年までの相棒には大いに笑わせてもらった!≫
頼むから誰かに言わないでね!?特にリアスと朱乃とアーシア達には!
≪安心しろ、公言したりはしないさ。俺は相棒の半身だからな、俺の評判も落ちる……≫
さすが俺の相棒だぜ!話が分かる!
≪しかし、赤龍帝に選ばれる奴はなぜ女と関わりが深いのだろうな。以前の相棒は禁手化に至るのに、「宿主が惚れている女の使用済みの下着を履く事」で至ったが≫
……バランスブレイクってなんだ?
≪ソフィアの時に赤い鎧をまとっただろう?≫
あぁ、あの強そうな鎧ね
≪そうだ、あれはこの神器の最強形態の一つだ、宿主にとって劇的な変化か、大きな出来事がなければ禁手化には至れないんだ、相棒は「ソフィアの死」が鍵になったようだな≫
アーシアの死と前の宿主が好きな女のコの使用済みパンツを履く事がイコールかよ……辛いぞそれ……
≪ククク!人によって物事の大小など変わるさ」
あの鎧って、俺の意思で自由に装着できるのか?
≪一度至っているから可能だ≫
あの赤い鎧か、確かに攻撃も防御も跳ね上がりそうだよな。なんか堅そうだし
≪ククク……!……なんか堅そうとはな!禁手化にそんな感想をした相棒は初めてだ……やはり相棒は面白いよ……≫
やっぱあの鎧も今までの修行をしてれば性能上がっていく感じか?
≪そうだな、まあ修行に関しては俺に任せろ≫
わかった、夕飯おわったら頼むぜ、ドライグ先生!
≪応!任せろ相棒!≫
「あ、父さん?今度の土曜にアーシアの生活に必要な物買い物に行ってくるよ、頼めるかな?」
「わかった、用意しておく。イッセー?ちゃんとアーシアをエスコートするんだぞ?」
「ああ!アーシアは絶対俺が守って見せるさ!」
「っ!イッセーが男の顔するように……、お前なんかあったか?最近……」
「そうね、顔つきがりりしくなったわよね、ここ最近急に……」
あらま、さすが親だわ。俺の事よく見ていらっしゃる、でもさすがに本当の事言うわけにいかないしなぁ、
うちの両親は本当にどこにでもいる普通の人だから、自分の子供が「堕天使に殺されかけた挙句悪魔になった」なんて、一般人の両親が聞いたら卒倒しかねん……
今度うまい言い訳をリアスに相談してみるか
まあ、今回は本当の事を言ってごまかそう
「そりゃあ、アーシアっていう彼女ができたら、いくら俺が頼りなくてもちょっとはしっかりして見えるものなんじゃないの……?」
「ん……、まあ、それはそうか、わかった。アーシアの手を離すなよ?」
「絶対離さないよ」
「はい!絶対離れません!」
「まあまあ、ご馳走様。じゃあその辺にして、そろそろごはんにしましょ?」
「お、もうそんな時間か、頼むよ母さん」
「あっ、お母さん!私お手伝いします!」
「あら!うれしいわね!アーシア!娘ができるってこういう事なのね……!」
「はいっ!お母さんいろいろ私に教えてもらえますか!お料理とか!」
「うれしいわねぇ、もちろんよ!アーシアに私の料理全部教えてあげる!」
「嬉しいですっ!よろしくお願いします!」
「うふふ、幸せだわ……」
「私も幸せですっ!」
「イッセー、父さん幸せだ……。また明日から仕事頑張るよ、俺」
「俺もだよ、父さん。俺も学校頑張るよ」
さすがはアーシアだ
すんなりうちの家族ともなじめそうでよかった
家族そろって夕食を楽しんだ
夕食後
リビングでアーシアと並んでテレビを見ながらくつろいでいた
修行の時間まで小休憩時間だ
うーん、あそこまできっぱり言われちまうと、
やっぱり俺もきちんとした態度を示さないとアーシアに失礼だよな
……よし!
「アーシア?」
「はいっ?なんですか?イッセーさん?」
「俺を好きになってくれてありがとう……。で、一応聞いておきたいんだけど……。
俺で、いいの?知ってるだろうけど、俺リアスと朱乃とも付き合ってるよ?」
「はいっ、イッセーさんがいいです!大好きですっ、ずっと一緒にいたいですっ!」
「そっか、よしわかった。じゃあちょっと待ってて?」
「父さーん?母さーん?」
リビングから食卓にいる両親に声をかける
「なんだ?イッセー」
「何?イッセー?そんな大声だして……」
「父さん、今日アーシアの「お父さん」になったよな?」
「ああ!もちろんそのつもりだ、どうした……?」
「おし、じゃあ次、母さん。母さん今日アーシアの「お母さん」になったよね?」
「ええ、そのつもりよ?どうしたのよ。イッセー?」
俺は正座して二人に向き合う
「……?イッセー?」
「どうしたの?イッセー……」
「イッセーさん……?」
一呼吸深呼吸して……行くぞ
頭を下げて真剣に告げる
「お義父さん、お義母さん。俺に娘さんを、アーシアさんをください!絶対に幸せにして見せます!一生かけて守り抜きます!だから俺にアーシアさんをください!」
「……っ!!……うちの娘をよろしくお願いします!」
「……っ!……うちのアーシアをよろしくお願いします!!」
二人そろって正座して頭を下げていた
「……ありがとう、父さん、母さん。俺頑張るよ」
顔を上げ笑顔で答える
「お前、男の顔するようになったよな、本当に……。今別人かと思ったぞ俺……」
「見違えたわ……顔つきが違うもの。イッセーが子供じゃなくても許可だしちゃいますよ、これ」
「よっし、次アーシア……」
「はっ、はいっ!?」
俺はアーシアに向き合い。深呼吸一回……
「この命続く限り、俺がアーシアをずっと守っていく。ずっと大切にしていくと誓う、だからずっと俺の傍でいてくれ。俺の嫁さんになってくれ!アーシア!」
俺が言い終わって数秒固まった後、涙でクシャクシャにした笑顔のアーシアが抱きついてくる
「……っ!はいっ!よろしくおねがいしますっ!ずっと一緒にいますっ!」
「うっ……う……うぇぇぇぇっイッセーさんっイッセーさんっイッセーさんっイッセーさんっ!!!」
俺はアーシアの頭をなでながら
「ああっ、これで本当にずっと一緒だ!今ずっと一緒にいる約束したんだからな!何があっても離さないぞ!アーシア!」
「はいっ!イッセーさんとずっと一緒にいます!ずっと傍にいます!イッセーさんっ!」
「ふふ、あの子がねえ。本当におどろいたわ……」
「俺たちの知らない間に……でかくなってたんだな……イッセー」
「でも、本当に急にどうしたの?イッセー……」
「……女の子にあれだけ言わせておいて、はっきりした態度を取らないのはアーシアに失礼だと思ったんだ。
俺を好きだと言ってくれるアーシアに、俺に出来る精いっぱいの返事をアーシアにしたかった。うやむやにして流して逃げていい事じゃないと思った。だから、覚悟した」
「お前いつの間にそんなイケメンな事言えるようになったんだよ……負けたよ、俺は……」
「ホントかっこいい事言えるようになったじゃない、イッセー!」
「イッセーさんっ、大好きです、愛してます、慕ってます、ずっとお傍にいますっ!うぇぇえぇぇっ!!!!」
アーシアを抱きしめながら告げる
「ああ……!俺もアーシアが大好きだ……!」
「ホントにこいつイッセーかよってくらいイケメンな事言いやがる。畜生!俺はなんか泣けてきたぞ!母さん!」
「ええ……!ええ……!私もよ、私は今とても誇らしい気持ちですよ?お父さん」
「俺もだよ。母さん。俺たちの子供は立派に成長した……、もうガキじゃないよ、こいつは……男だよ……」
「大人でもこんな事できる人そういないわ。いざとなったら逃げ腰の人の多い事……。少なくとも私の周りではお父さんくらいでしたよ」
「ハハハ!ってことはやっぱこいつは俺に似たって事か!嬉しいじゃねえか!ちっくしょう。
……なぁ、母さん……。俺はさ……、こういうのってもっと大人になってから起こる事だと思ってたんだ……」
「ええ……私もよ、お父さん。私たちの子供は立派になったわ……。早いものね、子供が大人になるって……」
「ああ。いつのまにか、大人になってくれてたんだな、イッセー……」
「……結婚だの家庭だのなんだのってのはちゃんと大学出て、就職してからだし、まだ先だけど。
まだ俺が何に成れるのかわからないし。けど、何の為に、誰の為に頑張るかはもう決めてあるよ」
リアスと朱乃とアーシアを絶対幸せにするんだ!!何があっても俺の宝を守り抜くんだ!!絶対に理不尽に屈するか!!
「もちろんだ、お前なりに考えて行動してるはずだからな。まだ何に成るかはわからないだろうさ、俺だってお前の年の頃はそうだった。
でも、今それを覚悟できるってのは凄い事だぞ?イッセー。 俺たちはお前とアーシアを応援するよ、な?母さん」
「もちろんです。イッセー?頑張りなさいよ?言わなくてもわかってるだろうけどね、今のイッセーなら……」
「ああ。任せてくれ。一緒に頑張っていこうな?アーシア」
「はいっ!私頑張りますっ!イッセーさんっイッセーさんっイッセーさんっ!!」
アーシアが胸に顔をうずめて胸にぐりぐり甘えてくる
「母さん。明日赤飯炊いてくれ」
「何言ってるの、お父さん?お赤飯だけじゃなくご馳走よ?ふふふっ」
「さすが母さんわかってるね!」
「何年あなたの妻やってると思ってるの……、わかるわよ……」
「くあぁー!今日の酒はうまいな!こんなに酒がうまいと感じたのは久しぶりだ!!ハハハハハ!!!!!」
「今日くらいは大目にみますよ。お父さん……。というか私も付き合うわ今日は……」
「さすが母さん話がわかるね!ハハハハハハ!」
「あのっ、お母さんっ!私頑張りますっ!イッセーさんのお嫁さんになるためにいろいろ教えてくださいっ!」
「ええっ!もちろんよ!アーシア!あなたは私たちの子供なんですからっ。しっかり花嫁修業つけてあげるわ!」
「はいっ!よろしくお願いします、お母さん!」
「イッセー、今度二人で釣りいこうか。たまにはさ……」
「いいよ、部活もあるから、ある程度先で予定欲しいけど……」
「わかった、スケジュール調整してあける日きまったらまた話す」
「わかった、こっちもその予定に合わせるよ」
「あ、父さん?母さん?今度会わせたい人がいる、連れてきていい?」
「ええ、いいわよ?会わせたい人?」
「いいぞ、そっちの要件もスケジュール決まったら話すよ。しかし誰だ?」
「俺の、大事な人達だよ」
「大事な人達……?」
「まあ、その時になったら話すよ」
「ん、わかった」
ドライグ?
≪なんだ?相棒≫
改めて、覚悟決めたぜ、アーシアは俺がずっと守っていく
≪ククク、相棒?俺は今ほど此度の宿主がお前でよかったと思った事はないよ≫
ドライグも、ありがとう
≪?俺が何かしたか?≫
ドライグは俺の第二の父さんみたいな存在だからな、俺の面倒を20年以上も見てくれた。
まだまだ世話になるだろうけど、それでもありがとうと言いたいんだ。俺が覚悟ってものを持てるようになったのはドライグのおかげだよ
≪ククク!俺が相棒の親父か?面白い事を言う。だがその言葉誇りに思うぞ!俺も相棒に感謝を送る!今代の赤龍帝になってくれてありがとうよ。俺の自慢の息子よ……≫
まだまだドライグには敵わないけど、いずれ追いついて追い越すから、楽しみにしててくれ!
≪ああ、実に楽しみだ、その時が……。フッ、二天龍を超えるなんて言い出した奴は初めてだからな、お前ならできると確信しているよ、相棒≫
ああ、楽しみにしておいてくれよ!まだまだ修行して強くならないとダメだからな!
≪ああ、進み続けろ!ゼロから這い上がって来た相棒ならできるさ、それがどれだけ遠かろうがお前なら出来る!≫
それと、俺たち二人でアーシアを守っていこう!
≪フッ、当然だ!泣かしたら殺すからな?≫
泣かすと思うか?
≪フッ!少しも思わんさ、お前の根性と覚悟は俺が誰よりも知っているからな。だがまあ、元夫だからな、言っておきたかっただけだ≫
任せてくれ、何があっても守り切るさ……、今度は絶対に守り切って見せるさ……!
≪ああ、それは俺もだ……!!≫
そうか、その言葉が何より頼もしいよ、頼んだぜ、相棒!
≪任せろ!相棒!≫