次の日の昼休み
校内の掲示板にて
生徒会匙源士郎の生徒会役員除籍の告知と、生徒会役員募集の張り紙が張り出された
傷害及び暴行を一般生徒へ働き、学園の品位を著しく貶め、学園の秩序を乱した為。
以下の者生徒会役員書記の任を解く
生徒会役員書記 匙元士郎
俺たちオカ研のメンバーで掲示板に張り出された告知をみていた
「やっぱりこうなったね」
「だなぁ、自業自得だけどな……」
「……当然です!!」
「当然です!」
あの優しいアーシアまで昨日の怒りが収まっておらず、この処罰を肯定していた
「今回は、イッセーの意見を最大限優先させた結果になったわ」
「当然の結果ですけど、いっそ退学になってくれたほうがよかった気がするわ」
「それはあるわね。逆恨みで何をしでかすかわからないし、あの人頭ちょっとおかしそうだったし……」
「わかるわ。なんであの状況でイッセー君が悪いみたいに思えるのか……頭がおかしいとしか思えないわ……」
「ちょっとアレな人でしたからね……」
「残念な頭の持ち主でしたね……」
「あの人は存在が残念です!」
アーシア!?そんな言葉つかっちゃダメ!怒り心頭なの!?
≪あれはソフィアならかなり言葉を選んでいるほうだぞ?≫
マジで!?これって選んでるほうなの!?大分辛辣だよ!?
≪ソフィアならな。昔ソフィアに言いこまれてアルビオンが泣きながら四日寝込んだからな。俺見舞いに行ったぞ≫
もしかしたら、この中で最強はアーシアかもしれない……、二天龍言いこんで寝込ませるって……
≪ハハハ!それは間違いないぞ!ソフィアは俺もアルビオンも止められないからな!機嫌を損ねるなよ、相棒!≫
何気に楽しそうだね!ドライグ!
≪ククク!楽しいさ、ああ、楽しいとも!こんなに楽しい宿主に出会えたのは初めてだからな!≫
ドライグにそんな風に言われるなんて光栄だね
「ありがとう、リアス、朱乃。俺の意見通してくれて」
「あなたのお願いなら聞かないわけにいかないでしょう?それに、私のためでもあったんでしょう?」
「……さぁ、なんのことやら」
「もう、あなたって人は……愛してるわ、イッセー」
「俺もだよ、リアス」
「まあ、妬けます事!イッセー君?私にもその件のご褒美おねがいね?」
「わかったよ、リアスも朱乃にも後でするよ」
「ふふっ、たのしみにしてるわ、イッセー」
「うふふ、楽しみにしてますわ」
「むー、イッセーさん……」
「アーシアも大事だよ?昨日も言ったでしょ?」
「はいっ!イッセーさん大好きですっ!」
「よしよし……」
アーシアが抱きついてくる、アーシアの頭を撫でながら懸念される予想を口に出す
「ふふふっ、気持ちいいです……」
「な、何か二人の距離がさらに近くなってない……?」
「昨日何があったの……」
「うーん、でも次また殴りかかってきたらどうしようか?教室とかに殴りこんできそうだけど」
「正当防衛という事にもできるだろうけど、できたら怪我はさせないほうがありがたいわ。」
「取り押さえるくらいは大丈夫だよね?」
「ええ、構わないわ。というかあなたが怪我をするのをもう見たくないもの」
「まぁ、できるだけ気を付けるよ」
うーん、怪我をするのを見たくないか、叶えられるようにもっと頑張らないとな……
≪相変わらずリアス・グレモリーは高い難易度を要求してくるな……≫
ま、頑張るしかないさ。まずはドライグ超えだ
≪ククク、そうだ。俺よりも、誰よりも強くなれ。相棒≫
おう!今日も帰ったら修行頼むぜ!ドライグ先生!
≪任せろ!相棒!≫
「こんにちは、リアス、兵藤君、オカルト研究部の皆さん。昨日はお騒がせしました」
会長と副会長、昨日部室で見た事がある女性徒が立っていた
「あら?ごきげんよう、ソーナ」
皆がそろってあいさつし、頭を下げる
「こんにちは、会長。昨日の事はお気になさらず」
「こんにちは!兵藤君!」
「こんにちは、ええと、生徒会の方ですよね……」
「あっ、私二年の仁村 留流子!生徒会の庶務なんだ!よろしくね!」
「オカルト研究部二年の兵藤一誠です、よろしくお願いします」
「兵藤君。私達同じ二年生なんだからタメ語でいいよ!」
「え……」
うちの学校の女子はやたらフレンドリーだな!
一応リアスに視線を送り確認を取る
リアスが「仕方ないわね、崩していいわよ?イッセー」と少し困ったような顔で握った手で口元を隠しながらクスクス笑っていた
「……じゃあ、崩させてもらおうかな。昨日はお疲れさん」
「昨日のあの後、生徒会大変だったんじゃないの?俺らが騒いだせいで迷惑かけてごめんな?」
「いいよぉ、兵藤君は悪くないんだし!悪いのは全部アレなんだから!」
ははは……「アレ」か
仲間内でも大分嫌われたらしいな、匙ってやつ
「兵藤ォォォ!?てめぇ……!!ぶっ殺す!」
匙が激高し、憎しみで歪んだ顔でこちらを睨んでいた
「匙!?」
「匙君!やめなさい!」
「げ!?なんであんたここにいんのよ!?」
「兵藤!てめぇのせいで俺は……!」
「お、匙君じゃん。昨日ぶり!」
「っ!?みんな気を付けて!昨日のちょっと頭のおかしい男よ!」
「!昨日の頭のおかしい男だわ!!」
「っ!昨日の頭の残念な男っ!」
「ああ!昨日のちょっとアレな人だね!」
「あっ!?昨日の存在が残念な人!」
みんな酷いな!酷過ぎてちょっと笑いそうになったじゃん!
「くっ!?てめぇ兵藤!?俺の陰口言ってやがったのか!?」
「「「「いいえ、私(僕)たちの本心(だよ)(です)よ!!」」」
「くっ!?兵藤てめぇ!!」
「なんで今の流れでイッセー君が悪いって思えるのかしら……」
「朱乃?「流れ」が伝染ってるわよ……」
「えっ。あっ……うふふ、うれしいわ、これでイッセー君と一緒になれた気がするわ……」
「すごい前向きねっ!?イッセー?気を付けてね?」
「はい、できるだけ怪我させないように気をつけます。朱乃さん人払いの結界お願いします」
「はい。いってらっしゃい、あなた……」
「イッセーさんっ!気を付けてくださいねっ!」
「イッセー君!いってらっしゃい」
「イッセー先輩!この頭が残念な人に力の差を見せつけてやってください……!」
「アーシア?俺の上着もっておいてくれるかな」
「はいっ!イッセーさん気を付けてくださいねっ!」
「うん、怪我させないように気を付けるよ」
「ああ、木場?子猫ちゃん?大丈夫だとは思うけど部長達の警護頼んでいいか?こいつ何するかわからないし」
言いながら歩き出す
「わかった!任せてよ!」
「部長達はお守りします……!ご安心をっ……」
「あ、小猫ちゃんは無理はしなくていいからね?木場が頑張るから」
「はいっ……」
……小猫ちゃん昨日の事余程悔しかったみたいだな、気持ちはわかるけどね
小猫ちゃんクールそうに見えて熱いキャラだからな……見てるアニメも熱血ロボ系だし……
校内の結界が張られるのを確認すると、匙が俺の前に立つ
匙と数秒向かい合い走りこんでくる
「……なぁ?なんでお前って俺に怒ってるの?初対面じゃん俺ら」
「うっせぇええええ!てめぇのせいで俺はなぁぁぁ!!」
匙が叫びながら殴りかかってくる
「てめぇっ!っの!クソがッ」
匙の攻撃をかわし続ける
10数発よけ続けたところで匙の息があがってくる
「はぁっはぁっ……!」
「なぁ、もうやめない?疲れるだろ?」
「っせぇ!」
匙が大きく振りかぶり殴りかかる
「……何これ、凄い……!あれだけ殴りかかられて全部避けてる。兵藤君……」
「当たり前です、そもそも勝負になるはずがないんです……」
「えっ?どういう事ですか?」
「彼は、兵藤君は今代の赤龍帝です。それも10年以上赤龍帝に指導を受けた……」
「えええっ!?赤龍帝ってあのロンギヌスとかって言うすごい神器ですよね!?」
「彼は本気の魔王サーゼクス様と同格の実力者です」
「ええええええっ!!??本気の魔王様と同じ!?って……ごめんなさい、どれくらいすごいのか想像つかないです……」
「それはそうでしょうね、正直私もよくわかりません」
「椿姫?それなら中級堕天使60体を一瞬で倒す実力、と言ったほうがわかりやすいのでは?」
「会長、そっちの説明もよくわからないです……」
「それが健全な反応ですよ、留流子」
「寒気のするような危機的状況じゃないですか。中級堕天使60体って……」
「ええ。それを一人で全て一瞬で倒ました、彼は……」
「あははー……、私の同級生は魔王様だぁ~……」
「その認識でいいかもしれませんね、真面目な話。ですが、今は彼の戦いを刮目して見ましょう」
「ええ、彼の戦いをよく見ておきなさい。学べる事が多いはずです……!」
「はいっ!とにかくすごいって事ですよね!さすが私の兵藤君だわ!」
「「「私の(です)よ!!」」」
「おわっ!?お。お姉様方……、それにアーシアさんまで……!ううう……!」
「ふふっ、結果を楽しみにしてますよ?留流子?」
「はいっ、会長!ま、負けませんよ!お姉さま方!それにアーシアさん!」
「「「絶対渡さないんだから!」」」
「ま、負けないもん!」
「クッソ!なんで一発も当たらねえんだ……!てめぇ、昨日わざと殴られてハメやがったな!?」
「昨日は完全に油断してたよ。まさか生徒会の役員が暴力振るってくるとは思ってなくってさ……」
「クッ!何が油断だっ!このっ!当たれっ!」
「常識的に考えてあり得ませんしね……、昨日の一件は非常識過ぎです。本当に兵藤君には申し訳ないわ……」
「あんなの誰も想像なんてしませんよ!アレが全部悪いんです!」
「俺の何が気に入らないんだ?わけがわからないんだけど」
「うっせぇ!っ!てめえの全てだよっ!くっ!会長に近寄るんじゃねえよっ」
「近寄ってないって。なんでそんなに喧嘩腰なんだか……」
「くっ!てめぇ、なんでやり返さねえんだっ」
「だって、やり返したらお前怪我するだろ?」
「っ!このド変態がっ!クッソ!なんだこれ!?マジで全然当たらねえ……!」
「ド変態はひどいなぁ……そこまでは変態ではないつもりだったのに……」
「てめぇ!避けてんじゃねえよっ!!」
「当たったら痛いもん」
「くっ!このっ、だっらぁ!?」
「……この元気を会長や生徒会の為に使ったらよかったのに」
「全くですね、本当に……。残念な人です……」
「はぁはぁっ……!くっ!会長ぉ!?くっ何でだ!なんで当たらねぇんだよ!何でお前なんかに俺が!チクショォォォ!!!」
「……もうやめたら?疲れるだけだって」
「なぁ!?マジなんでやり返さねえんだよ!?舐めてるのか!」
「舐めてないよ、やり返したらお前が怪我するだろ。さっきも言っただろ?」
「俺の怪我の心配とかすんじゃねえよ!ムカつくぜぇぇぇ!そういうところが気に入らないんだよ!ふざけやがって!」
「俺は怪我させるのも怪我するのも嫌なんだよ。俺が怪我したら主が悲しむし、お前が怪我したら主が迷惑を被るし」
「もう……、イッセーったら、ふふっ」
「本当にリアスが羨ましいわ。はぁ……なんでうちはあんなババを引いたのかしら……」
「ふふっ、私のイッセーは最高だっていったでしょう?ソーナ」
「ふふっ、あなた明るくなったわ……」
「羨ましいです!グレモリー先輩!」
「本当に羨ましいわ、リアス……」
「羨ましすぎです!部長さん!」
「今俺らは喧嘩してるだろ!?そりゃ怪我くらいするだろ!?」
「……喧嘩?喧嘩してるつもりないけど?」
「ふざけるなよ!兵藤ぉ!!!!!!!チクショォォォ!!!!!!!」
「いや、至って大真面目……。お前喧嘩だと思ってるの?」
「くっそ、なんでだよ!なんで一発も当たらねえんだよ……せめて拳くらい構えろよ!」
「やだよ、めんどくさい」
「てめぇ!舐めるのも大概にしろ!侮辱すんな!!見下すなぁ!!」
「ハ……!そのままその言葉返すわ」
「何が「侮辱すんな、見下すな」よ!侮辱してるのも見下してるのも自分でしょ!兵藤君はそんな事してないわよ……!」
「確かに喧嘩じゃないですね……。自分の事を棚に上げてよくいいますね?匙」
「無様すぎて見ていられませんよ……。舐めてかかって侮辱をしてるのはあなたでしょう?匙……」
「会長……なんで、お前なんかと……俺の方が……っ……はぁっはぁっ……ゲホゲッホ!!くっ……!チクショォォォ!!!!!!!」」
「やっぱりあの人頭が残念です……」
完全にアウェーだな匙、ちょっと不憫にすら思えてきた
「くっ……ハッ……ハッ……ハッ……」
合計47発全てかわし切られた事にショックを受けたのか、体力を消耗しきったのか、匙がグラウンドに寝転がる
「おい、大丈夫か。顔色が悪いぞ?保健室行くか?」
言いながら覗き込むと匙が青い顔をしていた
「はぁっはぁっ……てめ……う……げほげほっ」
「会長?そろそろお願いできますか?そろそろ体力の限界みたいですよ、こいつ」
「助かりました、ありがとうございます。椿姫?留流子?」
「「はい」」
「っせえぞ!?兵藤があああああっ!」
匙が体を起こし一歩足を進めたところで足をもつれさせ体勢を崩す
匙が前のめりに勢いよく顔面から地面に突っ伏す
ベシャッ!
うわ、痛そう。顔からいったぞ、今の……
「くっ……てめぇおぼえとけよ……!」
「おい、大丈夫か?痛かったろ?今の。怪我してないか……?」
「お前が俺の心配するな!なんでだ……!なんで俺がお前なんかに……!俺は五大龍王の……うっ……うぅっ!くっ……ふぅぅっ……!……くっ……ううぅ……っ」
「お、おい?泣くなよ。ちょっと転んだくらいで……」
匙が這いつくばりながら泣き出す
あらら、ガチで泣いちゃったよ……
仁村さんと椿姫さんが匙を見下ろし
「……あんたダサすぎない?口だけじゃん……。
あんた「俺のほうが」って言うけど、兵藤君よりあんたが何に優れてるの?まさか勉強とか言わないよね?」
「ぐっ!仁村ぁ……っ!」
仁村さんが言いながら捕縛魔法を匙にかける
「匙君。いくら何でも無様すぎです……。
よくそのザマで兵藤君に「お前なんか」等と言えましたね?身の程を知りなさい」
「ぐっ……ううぅぅぅっっ……」
女子は容赦ないね!怖い!怖いよ!
うちの部活の女子優しいアーシアとリアスと朱乃と小猫ちゃんでよかった……
「あれ?椿姫さんも結構頭にきてたんですね?」
「当たり前です。昨日話し合いの最中に情けなくて泣けてきましたよ」
「わかります。私も夜寝る前に思い出しちゃって、情けなくて泣けてきて寝付けませんでしたよ……」
「でしょう?私もです……」
「あ……、兵藤君?昨日はありがとうございました」
「え?俺なんかしましたっけ……?」
「話し合いの時に、兵藤君から匙だけの処罰で他のメンバーには処罰なしでという進言をいただいたそうで……」
「……実際他の生徒会の方は何も悪い事していないんですし、罰則なしでいいんじゃないかって思った事言っただけなんで。お気になさらず副会長」
「本当にあなたはいい眷属だわ……」
「恐縮です」
「じゃ、行きましょうか、連行しましょう」
「はいっ」
「はい」
「ありがとう兵藤君、助かりました」
「ありがとう!、兵藤君」
「いえいえ、どういたしまして」
「兵藤君すごいね!一発も攻撃を受けずに、しかも攻撃せずに無力化するなんて!」
「いやいや、避けてただけだよ……」
「それが出来るのがすごいんだよ!私じゃ避けれないもん!」
「はは。もしグレモリーとシトリーで合同訓練とかあったら避け方教えるよ」
「ホントっ!?やったぁ!!絶対だよっ?じゃあ、コレ連れてくね!ありがとう!兵藤君!」
「うん、生徒会頑張ってね。お疲れ様」
「えへへっ!ありがとうっ!私頑張るねっ」
「クッ……!」
「行きますよ?留流子」
「はいっ」
「失礼します」
「お疲れ様でした」
「お疲れ様でした」
「お疲れ様でした」
みんなのところへ戻る
「ただいまー」
「さすがね、イッセー」
「避けてただけだって」
「お疲れ様ですっ、イッセーさんっ」
「かっこよかったですわ……あなた……」
「お疲れ様。災難だったね、イッセー君」
「ホントなんで絡んでくるのかわからん。俺はよっぽどあいつに嫌われてるんだろうな」
「ハハハ……それだけじゃないような気がするけどね……」
「二人もみんなの護衛お疲れ様」
「ハハハ、何もしてないよ……」
「はいっ……」
「……リアス?あいつに旧校舎の認識阻害の魔法かかってないなら、かけといてくれないかな。
あいつはもう生徒会じゃないんだし、入れないほうが面倒がなさそうだ」
一般人のトラブル回避の配慮として旧校舎に「自分には一切かかわりのない建物、だから入る必要はない」
という認識に強制的になる催眠魔法をグレモリー眷属、シトリー眷属以外へかけてある
「わかったわ。ソーナに連絡してかけておいてもらうわ」
「イッセー先輩!胸がスッとしました!今度私にも今のかわし方教えてくださいっ……」
「いいよ、じゃあ今度一緒に修行する?小猫ちゃん」
「はいっ……」
「……イッセーと二人きりで修行っ!私も行くわ!」
「っ!私も参加しますからね?」
「私も!ケガしたら治す役で参加します!」
「僕も参加します。さっきの体捌きはいい勉強になったし……もっと追及したいかな」
「ハハハ、結局みんな参加だ」
「あっ、それならいい案があるわ」
「イッセーにGWを使って、私の実家について来てほしいのよ。その時あっちで修行しましょ」
「え、リアスの実家……?」
「ええ。あなたを私の両親に会わせたいの、私も実家で用事があるし」
「リアスのご両親?わかった。じゃ、GWあけとくよ。修行はその時にって事で」
「ええ。おねがいね?」
「あらあら?リアス?早速行動開始なの?やる気ね……」
「当たり前でしょ。朱乃には先取点入れられたんだし、点取り返したとは言えうかうかしてられないもの。本気でいくわ……」
「うふふ、楽しくなりそうね?今回の合宿」
「ということで、GWは冥界で修行にするわよ!各自準備しとくように!」
「「「「「はいっ」」」」」
……みんな気軽に修行に参加すると言うけれど、地獄の入り口だという事を理解してるのかな……
≪ククク、面白くなってきたな!≫
アーシアにはあれかけるのなしな?
≪わかっているさ、ソフィアにはあれは到底耐えられまい≫
ドライグ魔法の修行もわかるか?
≪基礎ならな、魔法はティアマットが得意だ≫
あー、五大龍王だっけ
≪そうだ≫
今日使い魔取りに行くみたいだから、その時接触してみようかな
≪それでもいいが、倒して使い魔にしたらどうだ?≫
五大龍王の最強格じゃなかったっけ?ティアマットって
≪そうだが≫
……ま、やるだけやってみるか、ダメだったら俺の修行不足って事だ
≪相棒なら勝てると思うがな≫
お、珍しく俺に評価高いじゃん、ドライグ
≪俺は相棒の評価は高いぞ?≫
……え?そうなの?「お前には戦いの才能が何一つない」っていつも言ってるじゃん?ドライグ
≪ククク、まったく相棒は面白いよ、本当に……≫
よく言われるよ
放課後 オカルト研究部 部室
「さて、今日は先日話した使い魔を取りに行くわ」
「使い魔かぁ、どんなのがいるんだろう?アーシアはどんなのが欲しいんだ?」
「イッセーさんに似てる子が欲しいですっ」
「……っ!それなら私もほしいですわ……!」
「その手があったわね、盲点だったわ……」
リアス!?何真剣な面持ちで検討し始めてるの!?顔が今まで見た事もないくらい真剣だよ!?
朱乃!?その顔すでに俺似の魔物を家に連れ込んだ時の事想像してるよね!?何を想像してエロい顔してるの!?
いや、嬉しいけどさ!愛されてるなって実感するけどさ……、そもそもいるの?「兵藤一誠」似の魔物……
少なくとも俺が知る限り魔物に「兵藤一誠」似はいなかったと思うよ!?
「俺似って。もしそんなのいたら、その魔物問題児の可能性あると思うけど……」
「イッセー先輩似なら私もほしいです……」
小猫ちゃん!?君までどうしちゃったのかな!?何をさせるの!?俺似の魔物に!
ダメだツッコミがおいついてないぞ!
「イッセー君似の魔物なら僕も欲しいよ、真面目に」
ちょいちょいちょーい!木場!お前は待て!?どうしたイケメン!何をする気だ!俺似の魔物とっ捕まえて!
どうした今日のオカ研!
ボケ要員多すぎでしょ!ツッコミ要員増やしてよ!ツッコミの手が足りないよ!
「あの、俺に似た魔物とかとっつかまえてどうすんの……?」
恐る恐る聞いてみると
「夜寝るときに抱いて寝るつもりだけど?」
「夜のお供になってもらうつもりよ?」
「夜に部屋に一人だと心細いので……」
「え?僕のペットにするつもりだけど、どうしたの?」
「何でそんな当たり前の事聞くの?」みたいな顔で答えないで!
二大お姉さまのイメージ崩れちゃうから!
小猫ちゃんは理解できるよ、ボディーガード的な役割でしょ?うん、理解できる
一番おかしいのは木場!お前だ!お前は何かおかしいと自分で思わないのか!?
「夜寝る時は本物のイッセーさんがいるからいいんですけど……。
イッセーさんが修行中はお部屋で一人でいるので、その時抱いていたいので……」
しれっと爆弾投下しつつ、明らかに使い魔の使い方間違えてるよ!アーシアちゃん!
「イッセー?今のどういう事かしら?」
「イッセー君?私にわかるように説明してくれる?」
「……き、昨日の夜アーシアが、たぶん寝ぼけてたんだと思うんだけど間違えて俺の部屋に来て、
そのままベッドに入って、一緒に寝る形になってそのまま朝を迎えるっていう流れになって……」
「でも、昨日一緒に寝たのすごく安心出来たので今日から一緒に寝たいです、イッセーさん!」
「あ、あぁ、いいよ。アーシアがそうしたいなら……」
「わぁっ!嬉しいですっ。今日からイッセーさんに抱っこして眠れます……ふふふっ」
アーシアちゃん!?手加減って言う言葉は知ってるかな!?
OKするしかないけどさ!
「また流れ!?ちょっとそれどういう事!?抱っこって何?イッセー……ちょっとこっちにいらっしゃい……?」
あれ!?俺の説明聞いてました!?ちゃんと説明したよね!?
「リアスっ?違うよっ?やましい事はしてない、よ……?」
「私、怒ってないわよ?いいから、こっちにいらっしゃい?」
「イッセー君?どうして声が段々小さくなっていくの?」
「うう……、うん……」
リアスの前までいくと、リアスが俺の頬に両手を添え目を見ながら向き合う
「イッセー?本当に何もしてないのね?アーシアと……」
「朝おはようのキスしただけだよ……」
「イッセーさんはエッチな事はしてませんよ?私をギュっと抱きしめてくれながら寝てただけですよ?」
ゴフッ
アーシアちゃん!?君わざとやってない!?もしかしてそれはフォローのつもりなのかな!?
「本当ね?本当にキスだけなのね?おっぱいは……?」
リアス!?木場も小猫ちゃんもいるのになんでおっぱいの話題とかしてんの!?今部活中だよ!?
木場と小猫ちゃんに申し訳なさすぎるよ!?絶対居心地悪いと思うよ!?
「触ってない、俺を信じてよ」
「……信じるわ」
「イッセーさんになら別にいいというか、むしろ触ってほしいですけど。
私の為にイッセーさんエッチな本全部捨てちゃったみたいだし……ふふふっ」
アーシアちゃん!?そんな嬉しそうに爆弾でお手玉しないで!?
「添い寝なんて私ですら転生させた時以外した事ないのに……!そうよ、朝におはようのキスだってできるじゃない……」
「イッセー君に添い寝!夢みたいな寝床だわ!
リアス?添い寝って事はおやすみのキスをしてそのままイチャイチャちゅっちゅっしながら寝て、起きたらおはようのキスした後、一緒に朝ご飯食べられるって事よ?」
「何それ!?イッセーの自宅は天界なの!?」
「あっ……、イッセーさん……今日それしますね?……すごく安心できそうです……」
「わ、わかった……」
すがるような目でおねだりは断れないって!攻撃力高いからそれ!
容赦ないね!全く攻撃の手を緩める気ないよね!アーシアちゃん!
「朱乃!?アーシアにアイデアを与えてしまったわよ!?」
「っ!うかつだったわ……!何て事なの……!!早く手を打たないと大変な事に……!」
「……はっ!?そうよ。そうだわっ!?」
「リアス……?どうしたの……?急に顔色が……」
「……大変な事を失念していたわ……何でこんな単純な事に気が付かなかったの……!一緒に住むという事は、イッセーの「家族枠」に入るという事を……!」
「ちょっと待って!?それって……!?まさか……」
「最高の宝物よ……!!思い出してみなさい?朱乃。イッセーの宝物の順位……一番上が何だったか……」
「…………家族っ!!!そ、そんな!?い、いやっ!?そんな事って!えっ!?ありえるの……っ!?そんな魔法みたいな事っ!?」
朱乃が青ざめながらいやいやをするように首を振る
「本当に、「その手があったか!」って感じよ……」
「私……学校の成績は良いつもりだけど、そこまで頭が回らなかったわ……何てこと……!」
「私もよ、朱乃……。悔しいわ、完全に一本取られた形よ……」
「私はなんて愚かなのかしら……!イッセーとお付き合いを始めたのなら、すぐご両親にご挨拶に向かうべきだったのよ……!」
「本当にそうね……、失念していたわ……、アーシアちゃんに宣言通り追い越されたわ……!」
「えっと、もうこの際言っちゃおう……、リアスと朱乃の時のように、アーシアに返事はした……」
「はいっ、イッセーさんにずっと一緒にいようっていってもらいました!お義父さんとお義母さんも結婚を許してくれました!」
アーシアちゃん!?それ早い!まだ早いから言うの!さっきから容赦ないパンチのラッシュだね!?
さっきから俺の顔が百面相してて、顔の筋肉が大変な事になってるよ!
「くっ!!!何て事……!もうそんな話まで済んでいるなんてっ
二段飛ばしだけじゃないわ。キスだってしてるんだから、完全に上を行かれているわ……!」
「リアス?お願いがあるんだけど……」
「わかってるわ、朱乃?準備しておいてね?攻め込むわよ、本丸に……!!私もお兄様にお願いしておくわ……!」
「ええ!さすがリアスだわ!今日帰ったらすぐ準備を始めるわ!」
何!?何が起ころうとしてるの!?
「それでさ、近い内にうちの両親を二人を紹介したかったんだよね。でもほら生徒会の件やらで忙しくしてたのもあってさ……」
「ええ。わかってるわ、イッセーもそれ所じゃなかったもの。ただ展開があまりに早すぎて浮足立ってるのよ私たちも……」
「そうね、確かにそんな暇はなかったもの、この二日間……」
「昨日から、アーシアがうちでホームステイする事になって、紹介した時にね?アーシアの事をすごくうちの両親が気に入って……その流れで、返事返す事にしたんだ」
「なるほどね、確かにそれだと私たちに話す隙はなかったわね……話し合いに出席していたし……」
「そうね、今日のお昼休みだって、あの男のせいで潰れたし……」
「で、アーシアが夜中にトイレに起きたらしく、寝ぼけて俺の部屋にきて布団に潜り込んだと、
ただそれだけなんだよ。だからリアスと朱乃が危惧しているような事態ではないから……」
「でも、言うの遅くなった感じになって不安にさせたみたいでごめん……」
「私こそごめんなさい。一瞬あなたを疑ってしまったわ……。自己嫌悪中よ……」
「ごめんなさい、あなた……、私旦那様を疑ってしまうなんて、妻として自信無くすわ……」
「あら、朱乃?じゃあ私がイッセーの一番でいいのね?譲ってくれる気になったのね」
「何言ってるの?言葉のあやって知らないの?譲るわけないでしょう?
リアスこそ自己嫌悪に陥るのなら譲りなさいよ。それに私達今は2番よ?」
「あ、やっぱり……?って冗談じゃないわよ!これ以上後ろに下がってたまるもんですか!
……知らない間に2番目になっていたなんて……!どんな魔法より恐ろしいわ……!」
「当然よ!残念そうにしないで!油断も隙もないわ……!リアス?2番の気持ちがわかったでしょう?」
「2番の気持ち?「どうして私がイッセーの一番じゃないの?」って言う愛しさと切なさと心苦しさが入り乱れためちゃくちゃ複雑な気持ちよ!」
「やっとわかってくれたのね?私の気持ち……!ね?2番って辛いでしょう?」
「わかるわ、朱乃!辛かったのね!本丸突入までは休戦して、気合を入れなおしましょう!」
「ええ、ええ!そうですとも!このままじゃ引き下がれないわ!ここから巻き返しよ!リアス!」
「あの……、俺は二人の事も大事だからさ?そんなに気合入れなくても……」
「「気合が足りなかった結果がこの惨状よ!!」」
この勢いは止められそうにない
昨日は教室だったから止められたけど……部室の中リアスの身内ばっかりだもん!無理!
「……ごめんな?木場、小猫ちゃん。俺らの話ばっかしてて」
「ハハハ!大変だね、イッセー君……。気にしないで、僕はイッセー君が入部してからのこの雰囲気好きなんだ。
部室がすごく賑やかになったからね。部長も副部長も以前よりずっと明るくなったんだ」
「私も同意見です、イッセー先輩が入部してから部長も朱乃さんもすごく楽しそうで、嬉しいです……」
「ごめんなさいね?祐斗、小猫……。今私たちにとって人生の分岐点にいるの……。必死なのよ……」
「ははは……、構いませんよ、部長。お二人とも楽しそうで何よりです」
「そういってもらえると助かるよ……。マジでありがとう……」
「それに、この修羅場って観戦する側は結構面白いしね……」
「最近こういうエンタメもありだなって気づきました……」
「君達面白がってないっ?なんかプロ野球観戦してるみたいなノリに聞こえるよ!?」
「ハハハ!ごめんごめん、つい本音が……」
「祐斗に「つい」が伝染してる!?」
「木場君もそのうち「流れ」とか言い出しそうね……」
「ハハハ、それは嬉しいですね。僕はイッセー君みたいになりたいんですよ」
「……へ?」
「僕は君を目標にしてるからね……!」
「……木場のほうがずっとすごいさ。色んな才能があって、色んな事に気遣いが出来てさ。俺が持ってないものばかりだ」
木場の持つこの二つとも俺は持ってない物だ、正直言って羨ましい
俺がこの二つを持っていればアーシアを死なせずにすんだかもしれないんだ
「ハハハ……、イッセー君はいつも謙虚だね」
「それがイッセー先輩なんでしょうけど……」
木場?謙遜じゃなくて本当にそう思ってるんだよ
俺に才能があって敵察知の技を完全に習得できていれば……
俺がもっと堕天使の動向に気を配れてたら……
あの日から何度も繰り返し悔やんだ「たら、れば」だ
もう二度と同じ過ちは繰り返さない。あの日から常に敵察知の修行を継続してドライグに修行してもらってる、
ゆくゆくは精度と効果範囲を高め、常に町全体を見張れるようにしたい
そこまでになるにはまだ修練が必要らしく、自分の才能の無さが恨めしい
「……とりあえず、今日は使い魔を取りに行きましょうか。一か月に一回しか契約を行える人が来ないから、今日を逃すと一か月後になるから」
「わかった、どこから?」
「転送魔法陣を出すわ、みんな入ってね?」
俺たちがリアスの転送魔法陣にはいり、転移される
「おぉ、思いっきりジャングルだ、ここで使い魔を?」
「怖いです……イッセーさんっ」
アーシアが俺に抱きついてくる
「大丈夫、俺がいる、アーシア」
「はいっ」
「あらあら、アーシアちゃんったら羨ましいわ……」
「むむ、やるわね……、アーシア……、ごく自然に抱きついたわ……」
「……そこの木の陰にいる人?そろそろ出て来てもらっていいですか?」
「えっ?イッセー?」
「ゲッツだぜぃ!」
「ひゃっ!?」
「あ……もういたのね……」
「どうもー、今日は使い魔の捕獲とその契約でいいのかい」
「ええ、この二人に使い魔がほしいの」
「あ、どうも」
「あ……こ、こんにちはっ」
「ふむふむ、どんな使い魔が欲しいんですかい?」
「あの、五大龍王のティアマットっていますか?」
「ああ、彼女なら昨日あの山の辺りで飛んでるのを見たから今日もいるかもねぇ、なんだい?挑戦するのかい」
「ええ、少し用事もありますし……。使い魔にできたらいいなって」
「イッセー?用事って?」
「ティアマットは魔法の達人らしくてね、リアスと朱乃の魔法の修行を手伝ってもらえるかなと思って」
「もう、あなたって人は……、気を使いすぎよ?でも、ありがとうイッセー……」
「うふふ……、私の旦那様はいつも私を大切にしてくれる優しい旦那様だわ……」
「イッセーさん?あの、危なくないですか?大丈夫ですか……」
「大丈夫、無事帰ってくる。アーシアはみんなの所にいて、俺が帰ってくるの待っててくれるか?」
「はいっ!イッセーさんが帰ってくるの待ってます!」
「木場?アーシアとリアス、朱乃の事、頼めるか?」
「ああ!任せてよ!部長たちは護って見せるよ……!」
「……私の前にアーシアが……!やっぱり2番なのね……」
「一つずれたわね……やっぱり3番ね……」
「ああ、任せた!」
「部長たちの護衛任せてください、イッセー先輩っ!」
「うん、頼むね、小猫ちゃん」
「はいっ!イッセー先輩お気をつけて……!」
翼をだし空にとびあがり、最後にみんなに声をかける
「じゃあ、みんな気をつけてなー!木場ー!何かあったらすぐ連絡してくれ!小猫ちゃんは無理しないようにね!いってきまーす」
「わかったよー!イッセー君!いってらっしゃい!」
「ふふっ、「気を付けて」はこっちのセリフよ?いってらっしゃい!イッセー!」
「いってらっしゃい!気を付けてくださいね!イッセーさん!」
「いってらっしゃい、あなた……」
「はいっ!イッセー先輩行ってらっしゃい……!」
空を飛び俺はみんなから離れ教えられた山まで向かう
「お、いたいた、ドラゴンだ」
「グルルルル…………。なんだ?お前は……」
「こんばんは、五大龍王のティアマットか?」
「そうだが……何者だ……」
「今代の赤龍帝、兵藤一誠だ。あんたに俺の使い魔になってもらいたい」
「ハハハハハハハハっ!赤龍帝だと!?お前のような小童が……!?私を使い魔にだと?冗談はよせ……!!」
「……ドライグ?話すらできないんだが……」
≪ぬぅ、ティアマットよ、俺だ……≫
「何!?ドライグか!?貴様なぜ……、むっ?神器……この悪魔、神器の中にドライグを宿しているのか……!」
「これでわかってくれたかな?」
≪ティアマットよ、この男の使い魔になってやってくれんか?面白い男だぞ……!≫
「ハハハ!!いいだろう!だが力を示してからだ!それが我らドラゴンにとって絶対のルールだろう?私に力を示して見せよ!兵藤一誠!」
ティアマットが羽ばたき空を舞う
「さ、来い!ドライグを宿す悪魔よ!」
「いくぜぇ!?ドライグ!」
≪応っ!≫
禁手化……!
空を飛びティアマットに向かい合う
「我が炎を喰らって灰になれぃ!小童が!!」
「この程度の炎が俺に効くかよ!」
炎を片手で薙ぎ払った次の瞬間ティアマットの懐へ飛び込みボディブローを鳩尾へ入れ、インパクトの瞬間に魔力砲を打ち込む
ドゴッ!ズバァァァァァッ!!!!
「ゲフッ!!?私の炎を片手で払うだと!?!?それに何だ!?何だこのバカげた威力!?!?」
よろけるティアマットにさらに追撃するために瞬時に距離を詰め拳打のラッシュを叩き込み、鳩尾に再び入れティアマットが血を吐く体をくの字に曲げる
「ゴフッ!?べっ!?バッ!?ぐっ……!!」
アッパーで状態を直立させ、瞬時に頭の上に回り込み回し蹴り頭にを入れて空中から地面に叩きつける
「ガ八ッ!!!!??何だ……何だこれは……!わけがわからん……!?私は今何を相手にしている……!?」
ティアマットが叩きつけられ巨大なクレーターが広がる
「兵藤一誠だって言ったろ?」
≪BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB!!!!!!!≫
「カ八ッ…………!!?う、くっ!?体が!う、動けぬ!?まずい……!!!」
「これで!」
ガゴオオオオオオオオオン!!!!!!!
叩きつけられ動けなくなったティアマットへ赤い魔力砲を打ち込む
赤い魔力砲がティアマットへ着弾し赤い柱が天へどこまでも伸びていく
衝撃波で木々が吹き飛び辺り一面焦土と化す
「……どうだ?ティアマット?まだ続けるか?……血まみれだけど大丈夫か……?」
「おいおい!!マジか!!直撃の寸前に私の最上位防御結界を3重に張ったんだが貫いてきたぞ!完敗だ!こいつは面白い!!ドライグ!今の見たか!?なんだよ今の!ハハハハハッ!」
≪ククク。そうだろう?こいつは面白いんだ……!ハハハハハ!!≫
「ああ、気に入ったぞ!!兵藤一誠、だったか?お前の力感服した!ドライグ!久しぶりに私は笑ったぞ!ハハハハハハハッ!!!」
≪どうだ?こいつに一枚噛んでみる気になったか?こいつと共にいればもっと面白いものが見られるぞ?ティアマットよ≫
「ああ!乗らないわけがないだろう?こんな面白そうな話!我は五大龍王が一翼!「ティアマット」なり!貴殿「兵藤一誠」に力を貸そう!!楽しくなりそうだな!!」
すごいテンション高いドラゴンだな……
≪ドラゴンは本来こんなものだぞ?ティアマットが大笑いをしているのは、相棒がティアマットを従えるに十分な力を見せたからだ。
あれほど一方的に完膚無きまでにやられたんだ、清々しいだろうよ≫
なるほど、あれでよかったのか
≪ああ、問題ない。あれくらい徹底的にやらんとこいつは認めないさ、ドラゴンは強い力を持つ者には種族関係なく敬意を払う種族だ≫
なるほど、実力主義ってやつか
≪そうだ、ドラゴンにとって力とは何より信用を得る事ができるものだ≫
その言い方だといわゆる「力こそ全て」ではない感じか?
≪それは違う。力があっても、心根が気に入らん奴にはつかん。ドラゴンとはそういう種族だ≫
あぁ……、俺もリアス以外の眷属になれと言われたら断るわ。そういう事だろ?
≪そういう事だ≫
「おい、ドライグ?こんな面白い奴をどこで見つけてきたんだ?」
≪今代の赤龍帝だ、兵藤一誠という。こいつの仲間に魔法の修行をしたいという者がいてな?お前にもその手伝いをしてほしい≫
「なるほど、なるほど!認めるとも!こいつは紛れもなく赤龍帝だ!あれはまさしく赤龍帝の赤い一撃だ!ああ、わかった!私はお前の使い魔になるぞ!」
「そうか、助かるよ、ティアマット。俺もドライグも魔法はさっぱりだからさ……、お前の魔法の技術を俺の仲間に教えてやってほしい」
「いいだろう、では少し待て……」
しゅーんとティアマットのドラゴンの姿が人間の青髪ナイスバディのお姉さんに代わる
「そっちが人型の姿か、ティアマット。よろしくな」
「ああ!よろしくたのむぞ!赤龍帝!いや兵藤一誠!」
「イッセーでいいよ、みんなそう呼ぶし」
「では、私の事はティアと呼ぶがいい!イッセーお前の仲間のところへ案内してくれ、私と使い魔の契約をするのだろう?」
「ああ、じゃあついてきてくれるか?……怪我は大丈夫か?飛べるか?」
「……つっ!?やはり深手だ……!すまん、情けないが無理だ。少し時間をくれるか」
「じゃあ、俺がかついでいくよ」
「ああ……、すまんが、頼む……!ククク!私が飛べない程の重症か!本当に久しぶりだ……!」
みんなと別れた場所まで戻るとみんながこっちを見上げて待ってくれていた、手を振ってくれている
「ただいまー」
「おかえりなさい、イッセー。……?その背負ってる人……?」
「おかえりなさいっ!イッセーさんっ!怪我はありませんか!?」
「大丈夫、俺は無傷だよ。アーシア。俺よりこいつを診てやってくれ、結構な重症なはずだ」
「きゃっ!?その人血まみれじゃないですか!わかりました!すぐ治癒しますね!」
「ああ、頼む、礼を言うぞ。優しき娘よ」
「おかえりなさい。あなた……」
「おかえり、イッセー君、早かったね」
「イッセー先輩っ!おかえりなさいっ……」
「みんなに紹介するよ。こいつは五大龍王のティアマットだ、よろしくなみんな!」
「「「「……えええええええええええええええ!??」」」」
「……ティアマット……!?あの、五大龍王最強と謳われる!?」
「そうだよ、リアス。こいつがティアマットだ」
「お前たちが兵藤一誠。いや、イッセーの仲間たちか?私はティアマットという、よろしく頼む!」
「ああ、ドラゴンの姿のほうがよいか?」
ティアがドラゴンの姿に戻り頭を下げる
「イッセーさんすごいです!」
「ホントに捕まえてきちゃったんですか!?イッセー先輩っ!」
「うん。捕まえたっていうか、倒したら認めてくれたよ」
「……僕らは今伝説を目撃してるのかも。……ははは、もうどんなリアクションしていいか……」
「……ティアマットって、確か大昔に冥界の大きな国を半日で亡ぼしたっていう伝説があるわよね……」
「ええ……、そうよ……。その伝説は絵本にもなってる程だもの。
正直会いに行くって言った時も冗談かと思ってたのに……」
「僕もです、部長……」
「あの、そこにいるだけで……震えが止まりません……。イッセー先輩っ……」
小猫ちゃんが真っ青な顔で俺の後ろに隠れ腰にしがみついてくる、よほど怖いのかガタガタと震えてしまっている
「そんなに怖がらなくても大丈夫だよ?ティアは俺の使い魔になるからさ」
「……いえ!今はこうさせてください……!お願いします……」
「まあ、小猫ちゃんがそうしたいなら……」
「はいっ……」
「イッセー君と一緒にいると驚きの連続だね。本当に……」
「この2~3日でものすごい事ばかり起こってます……」
「もしかしてこの傷って……イッセー!?」
「うん、倒した時ちょっとやり過ぎたみたいで……」
「いや……、ええぇ?……ティアマットって確か魔王クラスの実力者よ……?」
「ああ、やられたぞ?こいつに手も足もでなかったぞ!一方的にうち倒されたのは二千年ぶりだ!死を意識したのは久しぶりだ!ハハハハハ!!」
「ハハハって……えぇ……イッセー君、君は一体……」
「……うふふ。やっぱり私の旦那様は強いわ」
「あ、朱乃……?強いとかそういうレベルの話じゃない気がするんだけど……。魔王クラスを無傷で一方的って……」
「凄いです!イッセーさんっ!」
「本当ね、アーシアちゃん!流石は私達の旦那様だわ!」
「はいっ」
アーシアと朱乃以外の全員がティアの言葉に完全に引いた顔になる
「さて、お前たちが魔法の修行をしたいという者たちか?」
「ああ、そうだ、リアスと朱乃だ」
「……はじめまして、リアス・グレモリーよ、よろしく……」
「姫島朱乃と申します、よろしくお願いします」
「うむ、ティアマットだ、よろしく頼む」
「修行の日はまだ先だからさ、今日のところは契約だけ頼めるかな?ティア」
「ああ、もちろんだとも!ぜひ協力させてくれ!」
「助かるよ、ティア」
俺はティアと使い魔の契約をすませ、アーシアに傷を直してもらうティア
「むっ?この娘のオーラ……まさか……!おい!ドライグ!」
≪気がついたか?ティアマット。そうだソフィアだ、この娘はソフィアの転生体だ≫
「何!?やはりドライグの妻のソフィア・エルト・ゴッホか!?マジかよおい!?マジであのソフィアなのか!?ドライグの嫁の!?」
≪ククク!そうだ!アーシア・アルジェントはソフィアが転生した姿だ。今は相棒の嫁になっているぞ……!≫
「何!?またか!?またなのか!!赤龍帝は余程この女が好きなのだな!ハハハハハ!!!面白い!!最高だな!今代の赤龍帝は!」
≪ククク、どうやらそういう運命らしい……。面白過ぎるだろう?相棒もこの男の周りも≫
「ああ、間違いないな!これはこれからが楽しみだ……!もうアルビオンとオーフィスには会ったのか?」
≪ククク!まだだ、奴らめどんな顔をするのか今から楽しみでならんのだ!アルビオンめ、目を白黒させて狼狽えるに違いないぞ!≫
「そうだろうな!おい、その時は私も呼べよ!?絶対に見ものだぞ!あいつらの驚く顔がみてみたい!ハハハハハ!」
≪ああ、必ず連絡しよう!ククク……、絶対にアルビオンの奴を指さして笑えるぞ!≫
「ああ、間違いないぞ!私も楽しみだ!会った瞬間にあいつ泣くんじゃないか!?ソフィアがいないと思って調子乗ってるから!!ハハハハハ!」
「ソフィア……、いや、アーシアと言ったか?この時代の生も赤龍帝の妻として頑張れよ!前世の友として私は応援するぞ!≫
≪ああ、俺もだ!アーシアと相棒の未来を祝福しよう!このドライグその為に力を惜しまぬぞ!!」
「ははは、ありがとう、二人とも。俺頑張るよ!」
「ありがとうございますっ!ティアマットさんっドライグさんっ!私イッセーさんと幸せになりますっ!」
「すごいわ……アーシア……。前世の事込みとは言え、天龍と五大龍王最強格に関係を祝福されてる……!」
「私たちは今伝説を目の当たりにしているのかもしれないわ……」
「それでも、負けられないわ!アーシア!負けないわよ!イッセーの一番になるのは私よ!」
「当然だわ!アーシアちゃん!イッセー君は譲りませんからね!」
「私がイッセーさんの一番近くでずっと一緒にいるんです!イッセーさんは私のです!ここが私の居場所なんです!ここは絶対に渡しませんからね!!」
言いながらアーシアが抱きついてくる
うん、これは三人同時に結婚式やらないと収まりがつかんな……
≪ククク!な?ソフィアだろう?心根の部分が……≫
「ああ、間違いないソフィアだ!この根性は間違いないぞ!愉快愉快!!嬉しいものだな!昔の友人に再び会えるとは!ハハハハハ!」
≪ああ、またソフィア……いやアーシアと仲良くしてやってくれ≫
「当然だ!任せろ!!」