※この作品はR-18です。

赤い龍と龍の巫女   作:ローランシア

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05 告白と返事

「うふふ……お疲れ様みんな」

初めまして、姫島朱乃よ、よろしくね?アーシアさん」

俺たちのいる場所から逆方向から朱乃が現れる

「はっ、はいっ!よろしくおねがいします!」

「それで……?遅いと思ったら何してるのかしら?」

パリパリパリ!雷の魔力を纏いながら朱乃が歩いてくる

「あ……朱乃?あっ……!?」

リアスが俺と抱き合いながら朱乃に気が付くと顔を青ざめる

「……何?その「あっ!?こいつの事忘れてたわぁ……」みたいな顔?」

「リアス?まさか……私に周辺の見張り頼んでおいたの忘れてイッセー君とイチャイチャしてたわけじゃないわよね……?」

「そ、そんな事っ、ふふっ……やあね、朱乃!」

「じゃあ、それは何……」

いまだに俺と離れようとせずがっつり抱き合っている俺とリアスを指さす朱乃

 

「あの、すみません、僕たちはお先に撤収しておきますんで……、お疲れさまでした……」

「横で一部始終見てましたが……砂糖を吐きそうです……お疲れさまでした、部長、朱乃さん」

「あっ!?祐斗!?小猫!?そんな逃げるように帰らなくても!まっ!?あ、朱乃?ふふ……」

「リアス……ちょっと話合いが必要だと思うの、王と女王で……」

「そんな怖い顔してはダメよ?ほ、ほら?笑って……?あなたは笑顔のほうが素敵よ……?」

バリィッ!朱乃の周りの放電がより一層強くなり、迸る雷の範囲が広がっている

「……とりあえず、今はアーシア安全な所へ連れて帰るわね!じゃっ!」

「……アーシアちゃんを安全な所に連れて行ったら帰ってきてね?リアス……?」

「わ、わかってるわよ?朱乃……」

「それに、イッセー君!」

「じゃあ、行ってくるわね!アーシアっ!行きましょうか!」

「はいっ!」

「は、はいっ!?なんでしょう!?朱乃さんっ」

「むっ!?敬語はなし!敬称もなしでって言ったでしょう!どうしてリアスは「リアス」って呼べるのに……!」

「えっ!い、今のは単純に驚いたというか……。俺って臆病だから……」

「臆病な人が60体もいる中級堕天使に一人で突っ込んで、殲滅させられますか!」

「うう……!」

「そもそもね?なぜリアスと私で扱いに差があるのか、それが非常に納得がいかないの!私!」

 

差って、差をつけてるつもりはないんだけど……

 

「えっと……、俺は朱乃の事もリアスと同じくらい大事だよ?」

「……ホント?」

朱乃がジト目で横眼がちに見てくる

「うん。ホント……」

「ホントにホント……?」

すがるような上目遣いで聞かれる

「ホントにホント」

「じゃあ、私の事宝物?」

「うん、朱乃は俺の宝物だよ」

「……ふふふ!嬉しい……」

ニコニコ顔に戻っていた!

「じゃあ、さっきリアスにした事私にもしてくれる?」

「……片付け終わってからでいいかな?」

「う~……。リアスが帰ってきちゃう……」

「……わかったよ、ほら……、おいで?朱乃」

朱乃がぎゅっと抱きついてくる

「……あぁ、……これはいいわね……すごく安心する。癖になりそう…………」

俺は朱乃の腰に手を回しか頭を撫で始める

「お疲れ様、……偉いね。頑張ったね?朱乃」

「……うん……私がんばったの……もっとなでて……?」

「朱乃はいい子だね……」

頭をなでて子供をほめるみたいに甘やかす

 たぶんこれでいいはず?

 

「んぁっ……はぁっ……!……はぁはぁ……っ!」

「……え?」

 

ん?あれ?朱乃?息があがってないか?

 

「どうしたの?体調でもわるっ……!?」

朱乃の様子がおかしいことに気が付き抱きしめていた体を離そうとすると

グイ!と引っ張られ、口を塞がれる

「いっしぇー……?」

「ん……!、んちゅ……くちゅっ!ぐちゃっ……ん、む……ちゅぱっ……」

「んんっ!?」

 

……俺は朱乃とキスしてしまっていた……

 

「朱……乃……」

 

頭がぼーっとしてきていた、されるがままになっていた

朱乃の舌に俺の意識は占領され続けていた

俺はだきかかえられたままその場に押し倒されていた

 

「ただいまー。事情説明するのに時間かかっちゃ……。あ……あ……朱乃っ!?イッセー!?」

 

アーシアを安全な場所に連れて行ったリアスが帰ってきた

「な、なにやってるの!?」

「んん……!んちゅ……!もっとぉ……もっと頂戴……イッセー……」

「あの……、俺ファーストキスだった……」

「うふふ、私も……嬉しい……イッセー……」

「ああああああああっ!?イッセーの……ファーストキスが……!!」

青ざめた表情で茫然と立ち尽くすリアス

 

涙目でリアスが絶叫し茫然と立ち尽くす

 

ごろごろとほおずりしてくる朱乃、甘えモード絶好調だ

 

朱乃にされるがままになる俺

 

「んっ……ちゅくっ……ちゅぱっ……びちゃっ……んふ、いっしぇーの唾液おいし……んむっ……んちゅっ……もっと、もっとぉ……」

 

朱乃が完全に蕩けきった顔で甘えモードに入りさらに要求してくる

 

「ぁ……やぁっ……もっとぉ?いっしぇー……しゅきぃ……もっとぉ……ぎゅってしてぇ?もっと舌なめてぇ……?」

 

リアスに声をかけるため顔をずらすと。朱乃は今度ほおずりをしながら甘えてくる

「んー。もぉ、イッセーそっち見ちゃやだぁ、こっちぃ……」

「……り、リアス……、おかえり……?」

いい加減リアスを放置するわけにもいかず、声をかける

「もう、いっしぇー?こっち……、……んむっ……くちゃっ……」

「んんっ!?」

顔を正面にむきなおされ再開される

「っ!「リアス、お帰り」じゃないわよ!?離れなさいっ!イッセー!朱乃!」

リアスが涙目でがっと俺と朱乃を引き離す

「……ぁっ……」

朱乃が涙目で恨めしそうにリアスをにらんでいた

 

「イッセー……?これはどういうことかしら……?あなたは私の眷属で私の下僕の私のイッセーよね……?」

「えっと、なんていうか、流れでつい……」

「流れ!?流れって何!イッセー!あなたっていう人は……流されやす過ぎるわ!」

「うぅ、ごめん……」

「朱乃!?これはどういう事!?あなた私のイッセーに何してるの!私だってまだキスしてないのに!」

「リアス?せっかくイッセー君と楽しい時間を過ごしてるのに……邪魔よ」

「邪……魔……?そう、そうくるわけね?朱乃……」

 

わなわなと肩が震えるリアス、リアス火山の噴火が近いようだ

 

「朱乃!!!?この子は私のだって言ったわよね!!!?どういうつもりなの!!!!今の雰囲気だとあなたからキスしたわよね!!!?しかも舌まで入れてたわよね!!!!」

 

近いどころか瞬時に噴火だった

 

「どういうつもりもなにも、好いた腫れたは人の勝手じゃなくて?恋は先手必勝よ?もうイッセーくんの口の中は私のものよ?」

「ああぁ……やっぱり入れたんだ……舌……。想像もしたくない事態が……!」

「ふふっ、おいしかったわ……。イッセー君の口の中……。イッセー君の唾液……」

「なんでいつもいつも私の大事な物に触ろうとするの!!!他の子はいいけどイッセーだけはダメよ!!」

「いいじゃない、私だってイッセー君と仲良くなりたいわ!」

「限度があるでしょう!?何事にも限度が!あなたのは行き過ぎよ!」

「いえ……!こんな言い争いをしている場合じゃないわ!」

「っ!イッセー!?」

「んんっ……」

今度はリアスに唇を奪われ、速攻舌を入れられる

 

「ん……、ん……ちゅ。くちゅっ、ふふっ私のファーストキスよ?味わいなさい?」

「あ!?ダメ!ちょっと何してるのリアス!?私のイッセー君から離れてよ!」

「あっ、イッセー……、舌だして?そう……上手よ……」

 くちゅっ……ちゅっ……と神聖な礼拝堂に響く卑猥な水音

 

ぎゃあぎゃあと朱乃が行為の最中に横から騒ぎ立てるがリアスは俺の口内を自分の舌でくまなく蹂躙していた

ひとしきり終わり、抱きついたまま少し顔を離したリアスが告げる

 

「んっ!胸も触って……!イッセー……おっぱい好きでしょ……」

「ぅ、あ……!?」

「ああっ!?イッセー君のファーストおっぱいが!」

キスしながらリアスの手に導かれ胸に手が添えられた

「んっ……揉んで……?イッセー」

「こ、こう……?」

きゅっと手に力を入れる

「んぁっ!?そ、そう、上手よイッセー、もっと触って……もっと乱暴にしてもいいから……」

「………」

「んっ……そ、そんな乳首いじくっちゃ……あっ……そんなギュってお乳を搾るみたいに……」

「…………」

「……いい?イッセー?これはあなたのおっぱいなんだから好きにしていいのよ?」

「………………!」

ぽすっ 

その言葉に頭を胸にうずめる

「ふふっ、甘えたかったのね?そう、それでいいのよ、イッセー?あなたは私のイッセーなんだから……」

「イッセー君っ!?嘘よそんなっ……自分から……!」

「……………………」

「……うなずいてお返事なんて可愛いわ……、ね?気持ちいいでしょ?私の胸……」

リアスに頭を撫でられる

「…………うん」

「もうやめて!?イッセー君が変になっちゃう!」

「……イッセーがしたいならずっとこうしてていいのよ?」

「うん……」

「えっ!?返事した!?リアス!?やめて!お願い!もうやめて……!イッセー君が……!?イッセー君が遠くに行っちゃう!?もうやめて!!」

朱乃にひき剥がされる

「はっ!?つい夢中に……」

「……まあ今日の所はこれくらいでいいわ。これで朱乃を上書きできたかしら?」

「イッセー君!?あなたのおっぱいはこっちよ!よそ見しないで!」

「えっ、あ!うん……!ごめん……」

「ちょっとイッセーに変な事教え込まないで!変な癖がついたらどうするの!」

「変な癖って何よ!私のイッセー君に洗脳まがいの真似して!」

「何が「私のイッセー君」よ!この子は私のって言ってるでしょう!一年以上前から目をつけてたんだから!」

「一年って、ただ見てただけでしょうが!知り合ったのついこの間でしょう!?」

「あなたとは愛の深さが違うと言っているの!」

「愛の深さ!?ただ一年ストーカーしてただけじゃない!」

「ストッ!?朱乃は主を立てるという事を覚えるべきだわ!」

「そういうの世間じゃパワハラって言うんですからねっ?彼は譲りませんからね!」

「誰がパワハラしてるのよ!勝手に所有権主張しないでよ!彼は私のよ!私のイッセーなんだから甘やかしたっていいじゃない!」

「私だってイッセー君と仲良くしたいわよっ!彼とイチャイチャするとすごく幸せな気持ちになれるの!嬉しいの!心が満たされるの!」

「あなたの「仲良く」は卑猥すぎるのよ!何あの長時間のキス!?そりゃイッセーとイチャイチャしたら幸せでしょうよ!私だって一日中イチャイチャしたいわよ!」

「どっちが卑猥よ!リアスなんて胸を触らせてたじゃない!私はキスだけだわ!」

「あの程度はスキンシップのうちだわ!」

「スキンシップ……?あっ、そうなの?スキンシップなのね?わかったわ!」

俺の手をがっと取り朱乃が胸に手を押し付ける

「あっ……?揉んで……?イッセー君……」

「こ、こう……かな?」

わしゃっと手を動かしてみると力をこめ朱乃胸を揉む

「ぁ……んっ!もっと強くしてぇ……?んっ……そう、むちゃくちゃにしていいから……」

「……こんな感じ?」

「えへへぇ……私のお乳もしぼってぇ?いっしぇー……」

「…………!」

「おっ……?うぁっ……?何これぇ。すご……っ!?」

「…………」

「ひぁっ!?……あ”ひっ!?今乳首ギュってしちゃっ!?あ”……あ”あ”っ!?そんな強くっ……ん”っ……イ”っ……!?っ!イっ……」

「…………」

「何やってるの!?イッセー!?手を放しなさい!」

「ハッ……!?ご、ごめん!つい……」

「ついって!またなの!?またついなの!?ついの頻度が凄くない!?」

 

リアスが無理やり腕を引き離す

 

「ご……ごめん……リアス」

 リアスに抱きしめられ胸に顔をうずめられる

「もう、あなたは優しいからすぐに流されるんだから……。いい?あなた用のおっぱいはこっちよ?あっちじゃないの。わかった?イッセー……」

「う、うん……わかった」

「リアス……また私達の邪魔して!離れてっ!イッセー君を洗脳しないで!」

がっと朱乃が俺とリアスを引き離す

「朱乃?今イッセーに躾をしてるの……邪魔しないで。洗脳じゃないわ躾よ?……、イッセーは私のなんだから私が躾ないと……」

「躾って!あんなの躾じゃないわ!あと私のイッセー君にいやらしい事しないで!」

「いやらしいですって!?朱乃なんてさっき絶頂しかけてたでしょ!?いやらしく発情しきってるわよ顔が……!私のイッセーをいやらしい目で見ないで!」

「そうよ?気持ちよかったわぁ。イッセー君?今度は生でさわってね?うふふ……、しばらくこれで夜困らなさそうよ……。それにリアスだって似たようなものじゃない!」

「開き直った!?私のイッセーをあなたのいやらしい妄想で穢すのやめてくれる!?私はいいのよ!私のイッセーなんだから!」

「自分の事は棚上げでよく言うわよっ!それより私のイッセー君の正妻面やめてよっ!?」

「私が正妻に決まってるでしょう!私は朱乃と違って遊びじゃないの!本気なの!本気で愛してるの!」

「遊びなんて失礼ね?リアス。私は本気でイッセー君を愛しているわよ?本気じゃないとキスまでしないわよ……それに胸も触らせたりしないわよ!」

「あ……、朱乃?えっ!?だって、あなたは男なんて興味ないって……」

「うふふ、彼は……別よ。特別なの。それにそれを言うならリアスだって「男なんてみんな同じ」って言ってたでしょう?」

「イッセーは別なの!特別なの!かわいいの!後から来て横入りなんて冗談じゃないわ!」

「私だってイッセー君は可愛いわよ!恋愛は早い者勝ちに決まってるでしょう!」

「……あー、お二人とも……ストップストップ!ちょっといいですか……」

「「何!?それと敬語はなし!!」」

「あ、うん……ごめん。じゃあ、一応確認なんだけど、俺って今告白されたんだよね?」

「あ……、そ、そうね!」

「ええ!私はイッセー君の事大好きですよ」

「そうよ?私はイッセーの事は愛してるわ」

「まだ知り合ったばかりだし、すぐに答え出せないと思うんだ。それまで待っててくれるの?他にイケメンは沢山いると思うよ?ほら木場とか……」

「「もちろん!あなた以外考えられないわ」」

「えぇ……、えっと、待たせた挙句に選ばなかったほうが不幸になるのは心苦しいよ……、俺のせいでチャンスを逃すんじゃ……」

「あっ、それは大丈夫!悪魔は一夫多妻制だから。今私と朱乃が争ってるのはどっちが正妻になるかって話よ」

「……一夫多妻制って。あの、海外のアレ……?」

「そう、その一夫多妻制よ。知らなくてもしかたないわ、ここは日本なのだし」

「つまり、例えば俺がリアスと結婚していても朱乃とも結婚できるっていう事……?」

「そういう事ね、ふふ、たとえとは言え私を正妻に持ってくるあたりわかってるわね!朱乃?これはもう確定なんじゃないかしら」

「リアス?何言ってるのかわからないわね?イッセー君?なぜそこは「朱乃と結婚していても、リアスとも結婚できる」と言わなかったの……?」

「い、いや、例をあげただけだから、深い意味はないよ。え、そこって大事なの……?」

「「当たり前でしょう!!」」

ん?これ、どっちにしても怒られるよね?

 

「そうだわ、この際イッセー君に聞いちゃいましょう!女性の好みのタイプを……」

「女性の好みのタイプ……」

「私と朱乃どっちがタイプなの?イッセー?当然私よね?」

 

二人からめっちゃガン見されてますけど!圧が半端ないんですけど

 

「ええと、正直好みってないんだよね、俺って今まで一切モテなかったから。強いて言うなら俺を好きになってくれる人かなぁ……」

「つまり、可愛いとか綺麗とかスタイルがいいとか料理が得意とかそういうのは関係ないって事?」

「うん。顔とかプロポーションって個性だと思うし。料理にしても、誰しも得手不得手はあって当然だし。

 そんな事は要求しないかなぁ。料理だって努力すれば身につくだろうし。俺を好きでいてくれる人だったら俺はそれに答えようとすると思う……」

 

「ああ、それと言っておきたい事がある」

「言っておきたい事って?」

 

「人間だった頃の俺の勝手なイメージなんだけどさ。「神や天使は善い者で、悪魔や堕天使やドラゴンは悪い奴」みたいに思ってたんだよ。今考えると馬鹿みたいだけど」

「でも、違った。異形の人たちと関わってみると、悪魔だから堕天使だからドラゴンだからって悪い奴ってわけじゃないってのがわかったんだ

 リアス達みたいに良い悪魔もいるのがわかった、リアスみたいに立場は上にいるけど下の俺を見下したりしないいい悪魔だっているじゃん?」

「ドライグだって伝説のドラゴンとか言われて怖がられてるらしいけど話してみると結構面白いやつだったりしてさ

 ドライグってドラゴンの中ではすごい偉いらしいんだ。けど偉ぶったりしないし気さくないい奴だったりするし……」

「結局種族や身分なんて関係なくて良い人かどうかってその人次第だと思うんだよ」

「だから……、付き合うなら種族や身分とか関係なく、リアスは「リアス」朱乃は「朱乃」として付き合いたい。付き合い始めたとしても後から態度変更できないけどそれでいい?」

 

「それ……私を……うっ……「リアス」としてっ!うぇぇっ……っ……朱乃ぉ……?うっ……うぇぇぇっ……!!」

「うっ…………ううっ………リアス……ええ、……そうね……そうね……!……私も……「姫島朱乃」だもの……よかったわね……リアス……」

「……ひっく……うん……ひっく……そうだよね……朱乃もだよね…………!」

「ええ……ええ……!そうよ……リアス……私も……」

 

えっ?あれっ?

いやいやいや!?あれ!?

二人が抱き合いながら思いっきり号泣し出したぞ!?

 

「ご!ごめん!俺ダメな事言った!?やっぱ失礼だったとか!?」

「……っ!違うの……これはっ……っ!」

朱乃とリアスが抱きついてきた

 

「…っなんでかなぁ……、なんでそんな泣かすような事言うのよぉ……っ……!」

「うわっ!?朱乃!?ご、ごめんっ!」

「ひっく……っ!違うの……、一番言ってほしい人に、一番言ってもらいたかった言葉を言ってもらえたの……、これは嬉しいの……ぐすっ……」

「ぐすっ……うっく!私もよ、イッセー……ありがとう…………あなたは最高よ。私はあなたを好きになってよかったわ……」

「もう……、どれだけ私をハマらせたら気が済むのよ、イッセー君はっ…………もう絶対離れられないじゃない……」

「大好きよ、イッセー君……!リアス……?私たちの好きになった人は大きいわね……」

「ええ、ホント最高ね……、こんなに大きな人初めて見たわよ、私……」

「イッセー君、私の全部をあげるわ……。だから私を一番の宝物にして……あ、ご家族の次って意味ね……」

「ちょっと!朱乃!?ドサクサに紛れて順位をしれっと入れ替えようとしないでよ!ご家族は仕方ないとして、一番は私よ!」

「いいじゃない、リアスは主っていう意味合いでは一番なんだから……。女としての一番は譲りなさいよ?」

「馬鹿な事言わないで。イッセーは私が一番なのよ?誰にも譲るもんですか!」

「リアスは欲張りだわ!」

「朱乃こそ横入りしないでよ!」

 

……女の子にここまで好き好き言わせといてはっきりした態度をしないのはダメだよな……

ここでうやむやにして逃げていいはずがない。それは俺を好きだと言ってくれる二人に失礼だ

……よし!覚悟決めるか

 

「……よし、そうしよう……」

 

「……?どうしたの?イッセー?」

「イッセー君?」

「今から、二人の想いに対して返事するよ」

「ホントっ?え?だってさっき……」

「えっ?さっきは決められないって……」

「女の子にここまで言わせておいて逃げるような事しないよ、だからその想いに答えようと思う」

「じゃ、まずはリアスから先ね?朱乃はその次で……ちょっと二人の空間作るけどごめんな?」

「「う、うん……」」

「じゃ、リアス……こっち向き合って……そうそう」

 

俺はリアスとまっすぐ向き合うと目をまっすぐ見て

あーやべぇ……緊張してきた、俺こんな事するの初めてだから緊張するぞ。……ドライグと殴り合いする方が余程気が楽だよ……

失敗しませんように、噛みませんように!恥ずかしすぎて目そらしたりしませんように!

 

まずは、一回深呼吸っと……

すーっ……はーっ……よし!

 

意を決しリアスを抱き寄せ、まっすぐ見据え真剣な面持ちで始める

「あっ……?」

「リアス、実は俺も一年前からリアスの事をずっと見てたんだ。リアスは俺の憧れの先輩だった、リアスがあの窓から憂いげな目で見下ろす姿に憧れてた

 これからは恋人としてよろしく。この命、続く限り俺にリアスを守らせてくれ。俺、兵藤一誠はリアスを愛しています」

「……愛しているよ、リアス」

 軽めのキスをリアスにする

「ぁ………ぁぁ……」

 

言い終わるとリアスがいまだ見たことがないくらい顔を紅潮させ、小刻みに震えながら茫然としていた

 

「ふう……言い終わったんだけど……リアスが固まってる……」

「……も、もういいかしら?しゃべって……」

「あ。うん、大丈夫だよ。どうしよう、リアスが動かなくなっちゃった……」

「……あんな強烈な殺し文句言われたら、誰だってこうなるわよ……。聞いてた外野の私が顔が熱くなるくらいだもの……」

「よし、じゃあ、次……朱乃」

「は、はいっ!」

「こっちむいてーそうそう……」

 

朱乃を抱き寄せ顔を間近でみつめ真剣な面持ちで始める

「あ……」

「朱乃、朱乃の事も俺は一年前から知ってた、いつもリアスの傍らでニコニコしてる笑顔が好きだった。嫌な事とか辛い事があっても、朱乃の笑顔に救われたんだ。

 朱乃は俺が暗くなってる時に光をくれる太陽なんだ。俺が朱乃を守るから、ずっと俺の傍でいてくれないか」

「……大好きだよ、朱乃……」

軽めのキスをする

「…ぇ……ぁ……ぁぁ……」

 

リアスと同じように朱乃も顔を紅潮させ茫然と立ち尽くしていた。耳まで赤くなっている

 

やばい、俺も今更ながらに恥ずかしくなってきたぞ……

 

「あ、朱乃も動かなくなっちゃった……」

恥ずかしさをごまかすために、状況を口にしてみる

 

リアスたちが動き出すまで少し待つ

 

「っ!ぁ~~~っっ……不意打ちすぎてヤバいっ!?ホントにヤバいわっこれっ……どうしよう顔熱い!顔がふやけて戻らないっ……!イッセーの顔見れないっ……!?」

「お、復帰した?大丈夫?リアスが「ヤバい」とか言うの初めて聞いた」

「う、うん、かなり動揺してるもん……熱で頭クラクラしてるもん……あぁ……、顔熱い……全身が熱い……」

「今のが俺のリアスへの返事なんだけど、あれでいいかな」

「うん、もう満点よ。最高の返事よ、何よりも価値のある贈り物だったわ……。あっ?まだ熱いっ、ていうかイッセーの顔見たらぶり返したっ……また顔がゆるんで……」

「ふーっ…………にやけが自分でもわかるくらいすごいわ……顔が緩みきってるわ……。胸の奥が熱くってたまらない……というか、体が熱いわ……」

「……今日寝るまでこの顔だと思うわ……、顔どころか体中が熱くてたまらないわ……」

「イッセー君の顔みると収まりかけた熱がまた熱くなって……」

「イッセーの顔見ただけで熱が再発してにやけ出すんでしょ?」

「そう!イッセー君の顔見たらね、さっきの思い出しちゃって……」

「朱乃も相当残ってるわね……今まで見たことないくらいにやけてるわよ……」

「当たり前よ……。リアスだってだいぶすごいわよ?私、先にリアスのを聞いてたから、覚悟はしてたのに……」

「朱乃?俺の朱乃への返事あれでよかったかな」

「もう、言う事ないくらいに……。最高の旦那様だわ……私もう何も怖くないもの……」

「わかるわそれ……、イッセーと一緒ならこの先どんな困難でも超えられるって思うもの……」

「そうなるわよ、あれは……、この人について行けば大丈夫って確信もっちゃったもの……」

「私、完全にイッセーのものにされちゃったわ……。もうイッセーしか見えないわ…………」

「私だってそうよ……。リアス。私もう彼の事しか考えられないもの……」

「私、今すごく幸せだわ……。私も愛してるわ……イッセー……」

「私も……心ってこんなに満たされるものなのね……」

「……もう、明日から手加減しませんからね?イッセー君……。負けないわよ?リアス」

「イッセー……?明日から覚悟しておきなさい……。……序列一位の座を死守してみせるわ。朱乃」

「えぇ……?」

「「ふふふふふ……」」

 

これからはじまる波乱の一年間の幕開けだった

 

 

 

 

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