後、ダーマに行く理由は・・・ある人物を転職させるためです。では、どうぞ!
バハラタの人さらいの問題を解決・・・ついでに、再開したカンダタ達の性根を徹底的にメタメタにして、違う意味で解決させた。
その後、二人を連れてくろこしょう屋に戻った次の日。
「本当にありがとうございました!おかげで、タニアと結婚できました!」
「あ、あなたは!・・・リコさん、と言うのですね。あ、あの時は・・・本当に、すいませんでした。私のために、あんな、あんな目に遭って!」
「いいんですよ。あなたが無事で何よりです」
タニアはリコに必死に何度も頭を下げて謝罪をした。たくや達が初めて見た時はあんなに精液を求めていたリコも、さすがに一晩休んだら理性が復活して元に戻ったようだ。そして、助けてくれたお礼に力になりたいということでリコはたくや達の仲間となった。
「幸せになれよ!それより、くろこしょうが欲しいんだが」
「ええ!どうぞ!」
「いくらかしら?」
「そんな!恩人である皆様ならただでいいですよ!僕だけじゃなくタニアも助けてもらったお礼です!」
「そうか?まあ、そうしとくか」
「ありがとうございます!」
幸せいっぱいのグプタとタニアが、くろこしょう屋で頑張っていた。そこに行ったたくや達はさっそくくろこしょうを買おうとしたが、何と助けてもらってお礼ということでタダでもらえたのだ。
「でも、本当にいいの?」
「いいんですじゃ!ううう、本当に・・・本当に、ありがとうございました!よかった、二人が、二人が無事で本当によかった(ぼろぼろ)」
お礼と言っても少しくらい払うべきじゃ?と思ってタニアの父に聞いたが、ボロボロに泣きながら許可を出したのでそのままもらうことにした。
「はあ、何か羨ましいわね」
「はい、何か僕達も恋人がほしくなりました」
「恋人か~~。でも今は魔王倒しをしないといけないから」
「それからだよな。はあ。どれくらい時間がかかるのやら」
「いったいどんな男性が僕達の恋人になるのか」
「「「「「気になるよな(りますね)~~」」」」」
そんな雑談をしながら、バハラタを後にした・・・そして、五人は気づいてない。女体化した自分達の恋人が既に男と言う認識になっていることに。
くろこしょうを手に入れたから、すぐにポルトガへルーラで戻って船を手に入れる・・・と思ったが。
「皆さん!この際だからダーマに行きませんか?」
「「「「ダーマ?」」」」
「はい!転職ができる場所なんです!勇者は転職ができませんが、他の皆さんでしたら職業を変えることができますよ。僕の僧侶も転職してなった職業なんです!」
「え、それって遊び人の私が別の職業になることも!」
「はい!できます」
「おお!それは興味あるな!」
「う~~ん、でも今はまだいい。って感じかな?」
「僕は遊び人卒業したいです!行きましょう!」
転職ができる・・・遊び人が職のこうじは変えたい気持ちが強い。
「ルーラでポルトガに戻って船を貰うつもりだったけど」
「後でもいいか。実際、ダーマがどんな場所か興味あるし」
「それほど遠くもないみたいだからな」
「決まりですね!案内します!」
こうして、ポルトガで船を貰うのは後回しにして、転職ができるダーマへ行くためにさらに西の方に歩き出した五人である。
そして、
「結構敵も強かったわね。げんじゅつしにメダパニ食らった時はどうなるかと思ったわ」
「ナツルさん。見事に食らいましたね」
「ナツル~~。油断するなって言ったよな?」
「しょ、しょうがないだろ!悪かったって!」
「私達に向かって使ったのがベギラマでよかったです。メラミだったら、一人やられていたかもしれませんでした」←ナツル、耳をふさぐ。
「仲間を呼ぶモンスターもいたから、てこずったわよね」
「やられそうになったと言えば、さつじんきのつうこんのいちげきは危なかったですね」
「ああ。リコ、大丈夫だったか?」
「はい。ベホイミで回復しましたから」
「そうだよな!ははは、リトのルカナンでそいつら倒しやすかったし!」
「「「「ナツル、もう気にしてないから持ち上げなくてもいいわ」」」」
「な、何言ってるんだよ!俺はただリコがいい働きをしたな~~っと思ってだな!」
「そういうことにしましょうか」
「「「ははは(ふふふ)」」」
「おおい!俺でオチをつけるな~~~!!」
そんな雑談をしながら、ダーマに着いた五人。もう夜だったので、宿で休んで次の日に早速ダーマの神殿に入った。
「ここで、僕の遊び人がサヨナラできる!」
「・・・何気に気にしてたんだな」
「まあ、いいんじゃないか?嬉しそうだし」
「実際、酒場で働いているうちに遊び人になっていたからね」
「こうじさん。どんな職業になるのでしょうか?」
ワクワクしながら入るこうじを見て、そんなことを話していた四人である。
そして、神殿の奥にいる神殿長と思われる人物に
「転職を希望か?」
「はい!僕、遊び人何ですが違う職業になりたいです!」
「ふむ・・・レベルも足りているな。よし、何になりたいんじゃ?」
「いったいどんなのがあるんですか?」
早速転職を希望することを伝えるこうじ。すると、
「勇者以外であればどれでもなれるぞ。しかもお主は遊び人と言ったな」
「それがなにか?」
「遊び人は特別な職業・・・賢者に転職することができる。賢者になれば、魔法使いと僧侶の魔法を覚えることができるぞ」
「え!それでしたら、それになります!」
魔法使いと僧侶の魔法を両方覚えられる賢者になれると言われて、それを選択した。
「それでいいな?」
「はい!」
「・・・・・・ちと残念な気が」
「何か言いましたか?」
「おお、神よ!こうじが新たな職・賢者に就くことをお許しください!」
「「「「(あ、絶対誤魔化した)」」」」
何やら、神殿長らしからぬ声とこうじの胸の谷間を見ていたような視線があった気がしたが、強引に誤魔化してこうじを賢者に転職させた。←神殿長は少し高い場所にいるため、こうじだけじゃなくたくや達の谷間もしっかり見ていたのは、彼だけの秘密。
こうして、こうじは賢者になってしばらくはこうじのレベルと魔法を覚えさせるために、数日はダーマ近辺でレベルアップしようとしたが、
「感謝しろよ~~俺のおかげだぞ~~」
「まあ、そういうことにしときましょう」
「俺達のレベルも上がったしな」
「ありがとうございます!ナツルさん!」
「さあ、こちらです!案内しますよ!」
運よくメタルスライムの急所を突いて、こうじが一気にレベルアップしたことで次の日にはリコの生まれ故郷であるムオルに行くことになった。これに関してはリコが、僧侶の前はどんな職業だったのかを聞いたら、戦士だ。と答えたからだ。どうして戦士をやっていたのか?と聞いたら、ムオルに一人の村に流れ着いた戦士がいて、とても強く憧れていたからだという。その戦士の名はポカパマズと言い、彼のように強くなりたい!まだ当時少年だったリトはそんな気持ちから戦士になるために頑張って戦う力は身に着けたが、どうしてもその戦士のようにはなれなかった。
ポカパマズはやることがあると言って村を去ってしまったが、彼のようにすごい戦士になれない悩みをどうすればいいのか・・・そこで思ったのが、その流れ着いたときにポカパマズはすごく傷ついていたので、戦いで傷つく体を癒せる僧侶になれたら・・・憧れている人のようになれないのなら、その人を癒す人になりたい。そうして、僧侶になることを決めてダーマで転職をすることにしたのだ。
そして、この話をしたらムオルに戻りたい気持ちになったリコのお願いで戻ることにしたのだ。そのポカパマズと言う人物がどんな存在なのか気にもなったのも、ムオルに行く理由である。
ムオルへの道筋は余り苦戦はしなかった。こうじが魔法を使えることになったにより、
「いや~、回復役が増えるのは助かるな」
「しかも、リコが加わってすぐにこうじも賢者になったから回復魔法を使えるのが三人になったからね」
「まだ、ホイミなんですが」
「な~~に言ってるんだよ!すぐにベホイミも使えるようになるって!」
「そうですよ!元気出してください!」
かなり楽になったからだ。それに、本来の原作とは違いこの話は五人で戦っても問題ないので、苦労することなくムオルに到着した・・・ただ、ムオルに着いたとき
「ただいま~~」
「「「「・・・え?誰?」」」」
「僕だよ!リトだよ!」
「え?リト?リトは戦士で、男のはずだよ?」
「僧侶になりに行くと言っていたけど、女になりに行くとは言ってないよ?」
「う~~ん、女装は元々似合う子だったけど」
村人達は誰もリコをリトだと気づかなかった。まあ、この村では性別・男で職業・戦士として暮らしていたが、村を出て性別・女で職業・僧侶で戻ってきたのだ・・・村人全員が訳わからなくなるのも分かる。困惑しながらも、何とかたくや達も一緒になって事情を説明したことで、納得はしてないが理解してもらえたようだ。←原作・TOLOVEるの性転換でも、ほぼ全員がわからないくらいに可愛くなっていた。
「「「「(あ、この子も元男か)」」」」
会話からすぐに四人はリコが女体化した男だと理解した。
そして、ムオルは小さな村ですぐに周り終わる。そして、村の人達はそろって
「ポカパマズさんって、すごいんだよ!」
「ポカパマズ様・・・ぽ」
「あいつほどすごい奴はいねえよ」
そのポカパマズと言う人物をべた褒めしていた。その後、村長から、ムオルに魔物が襲い掛かって来たことがあることを知り、その時にこの村に流れ着いて怪我をしているにもかかわらず、その魔物を倒して村を救った戦士がいて、その人物がポカパマズだった。村長の孫であるポポタの命を救ってくれたこともあり、今でもずっと来てくれることを願っていた。
「ポカパマズさんのような戦士になりたい・・・そう思ったのに」
リコは男の時の事を思い出して彼のような立派な男の戦士を目指していたが、今は女の僧侶である。現状を確認することになってちょっとがっかりした。
話を戻して、ポカパマズはその事件から数日後にすぐ出ていってしまった・・・しかし、村では既に十年近く経った今でもポカパマズへの感謝と再びの来訪を村の皆で願っているとのことだった。
「怪我をおして戦いに出て皆を守るなんて・・・まるでオルテガさんみたいね」
「はい!僕もそう思いました!」
「ああ、俺も実際に見たことはないが、オルテガの話なら聞いたことある・・・一武闘家として手合わせをお願いしたかったな」
皆のポカパマズへの評価を聞いたたくや・こうじ・らんまはアリアハンの勇者と言われるオルテガを思い出した。
「オルテガ・・・ですか?」
「はい、アリアハンの勇者と呼ばれる戦士です」
「何と!ポカパマズ殿もアリアハンからやって来たと言っておりました!」
「「「え?」」」
偶然とは思えない同じアリアハンで尋常じゃない強さ。
「すいませんが、ポカパマズと言う人がどんな人物か・・・人物像みたいな絵とかはありますか?」
「・・・おお!それでしたら、ポカパマズ殿が使っていた兜があります!」
「案内、してもらえませんか?」
「いいでしょう!」
気になってしょうがない。早速、その兜を見せてもらいに行く。
そして、見事予感は当たった。兜には製作者がアリアハンの勇者が帰還を願う文字が書かれていた。
「やっぱりそうだったのね」
「はい・・・オルテガさんで間違いないです」
ポカパマズはオルテガだった。その事実に神妙な顔になる皆。
「だけど、どうしてオルテガと名乗らずポカパマズと名乗ったんだ?」
「おそらくアリアハンの勇者と言う肩書があるから、魔物に名前と顔を覚えられていたんだろうな。本名を名乗ったら襲撃される可能性もあったから偽名を使ったんだろう」
「ムオルに魔物が来たのって・・・ポカパマズさんが村に入っていくのを魔物に目撃されたから?」
オルテガは本名ではなく偽名を使っていたのは、そういうことがあっただろうと思えた。そして、オルテガを追ってきた魔物がムオルの村に入るのを見られたから襲われた。
「・・・村の皆には言えないな。だからこそ、急いでオルテガさんはムオルを離れないといけない。そう思ったんでしょうね」
「本来なら療養する時間が欲しいのに、それすら許されない状況だったんですね」
「・・・有名って、時には自分の首を絞めることにもなるんだな。勉強になったぜ」
「ああ、これからの冒険はあまり目立たないようにやるべきだな」
「そうですね。本当に・・・すごい方です」
これがもし本当だったとしたら・・・いや、推測でも五人の頭の中に出来た考えは村の皆には言えない。だから、ここは五人だけの秘密にすることにした。
この村の出身であるリコは、これが例え事実だったとしてもポカパマズは村の皆のために戦い、村の皆のために早く村を出た。やっぱりあこがれの人は本当にすごい人だった・・・それを確認できた。
ムオルの用事も済んだので、ポルトガへルーラをしようと思ったら、
「たくやさん。でしたよね。お願いがあります。この兜をポカパマズさんへ返してくれないでしょうか?」
兜を保管していた人からオルテガの兜を渡された。冒険をしている自分達ならいつか会うかもしれない。その時に返してほしい。そう言われたのだ。
そう・・・ムオルの人達は今でもオルテガことポカパマズは生きている。そう信じているのだ。
「・・・分かりました」
そう言うしかなかったたくやは兜を受け取った。
兜を受け取りムオルを出たたくや達。
「・・・皆、ポルトガへ行く前に寄り道するわよ」
「え?どこにだ?」
「アリアハンよ」
「アリアハン?メダルはまだ溜まってないぞ?」
「メダルの交換じゃないわ。これを返すべき場所に持っていくの」
「・・・あ」
「どうしました、こうじさん?」
何故アリアハンに寄り道するのか・・・こうじはわかった。そして、ルーラでアリアハンへ行ったたくや達はまっすぐに行く場所。それは・・・
「あら!たくやちゃんにこうじちゃん!久しぶり!」
ルイーダ酒場だった。
「こんにちは、いつも元気ですね!」
「ええ、あら?こちらの三人はお仲間かしら?」
「はい、武闘家がらんまで、魔法使いがナツルで、僧侶がリコと言います」
「らんまちゃんは知っているわ。ナツルちゃんにリコちゃんね。私はルイーダよ、よろしく♪」
「「よろしくお願いします」」
いつもの元気なルイーダに頭を下げる二人。たくやは何故、ここに来たのか・・・それは、
「ルイーダさん。これを・・・オルテガさんの兜。あなたの旦那さんのです」
「え・・・・・・」
ルイーダがオルテガの妻だからだ。彼女もまた、ムオルの村の人達と同じようにオルテガが行方不明の話を聞いても生きていると信じている人なのだ。たくやとこうじはここで働いたときに、ルイーダがオルテガの妻であることを聞いたことがあった。だからこそ、この兜は自分達じゃなく奥さんである彼女に渡すべき。そう思ったのだ。
自分の愛する夫の兜と聞いて、驚きの顔のまま固まるルイーダ。
「こ、これは・・・確かに、あの人が、道具屋さん達からもらってかぶっていった兜」
震えながら兜を手にする。
「ムオルという村でいただきました。オルテガさんはそのムオルの恩人となっていて」
「そこの村人たちは、何年も何年も、ずっとあんたと同じように戻ってくるのを待ち望んでいるよ」
果たして、こうじとらんまの声が聞こえているだろうか・・・そう思うくらいに、兜を見続けて動かなかった。
「村長や他の村人もずっと生きていると信じていたよ」
「・・・僕はその村の人間です。僕の友人のポポタが、ポカ・・・オルテガさんに助けられたんです。ボロボロで村にたどり着いたのに、その体で襲い掛かって来た魔物たちを倒して、ムオルを救ってくれました」
ナツルの声までは兜を見続けていたが、リコの言葉に顔を上げた。
「そう、あの人らしいわね」
「はい・・・皆の平和を、幸せを、誰よりも考える人ですね。僕が、男の時に・・・憧れていました。オルテガさんのように、皆を、大切にできる勇者になりたい」
「ああ、言っていたわね・・・今は女だけど」
「そこは言わないでください!も~~~!でも、このまま頑張っていきます。では、失礼しました」
そして、たくやの言葉にちょっと冷やかしながら笑顔で言うルイーダに、む~~~っとしながらたくや達は店を出た。
ルーラで飛び立った後、ルイーダの酒場には『本日休業』の看板が出た。酒場の二階で、
「・・・今も信じているわ。私のところに戻ってくるって」
兜を撫でながら思いにふけた。そして、思い出した。
『・・・ねえ、どうしても行くの?』
『ああ、世界の人々のためにもな』
『はあ、どんなに言っても聞かない人ってわかっていたけど』
『すまない・・・本当であれば(むぐ)』←オルテガの口をふさぐルイーダ
『言わなくていいわ・・・でも約束して。必ず戻ってくるって』
『もちろんだ。お前と夫婦になったのに子を授かることができないままなんて御免だからな』
『・・・ふふ、じゃあ、戻ってきたら五人くらいは作りましょうね』
『五人で足りるのか?俺は十人くらい欲しいがな』
『あら、言ったわね。じゃあ、早く世界を平和にしてきなさい!』
『そうだな!』
出発前夜に交わしたこの会話を。
「ずっと、待っているからね」
その日、ルイーダはずっと兜を撫でるのをやめなかった・・・一回撫でるごとに、オルテガとの思い出を一つ思い出すかのように。
はい、ほぼ十割の読者の予想通りです。こうじは遊び人から賢者に転職しました!そして、ムオルまで足を延ばし、そこでオルテガのイベントも起こしました。
たくや・・・レベル20
こうじ・・・賢者へ転職によりリセット。レベル10
らんま・・・レベル21
ナツル・・・レベル20
リト・・・レベル19
御覧の通り、この話ではオルテガはたくやの父親ではなくルイーダの夫という設定にしました。これはこの作品を書く時から決めていて、たくやの父親は?と思いますが、特に物語に何ら関係持たないごく平凡な父親であり、アリアハンの兵士をしている。という設定にしています。←因みにナツルが襲った兵士はたくやの父親ではなりません。
ムオルの村を書いたのは、リメイク版の実況動画を見てこれは入れても問題ないなと思って書きました。また、たくやが勇者になった理由・・・原作では息子だからだったけど、男時代に強く憧れたから。ということにしました。今回のこれを読むまでは原作の設定どおりで、たくやの父親はオルテガ。と言う認識で読んでいる読者の皆さんにこれを知ってほしかったからです。
さあ、次回はついに海に出ます!もちろん、まずはいろんなところへ行ってはいろんな目に遭います!