シャルロットの問題が解決するまであと最長でも5日、学年別トーナメントの時に丁度解決、終わった次の日から女の子ということが言えるはずだ。
「あと、もうちょっとだな~」
「早く5日経ってほしいよ」
「それより目下の問題は、あのドイツ軍人と一夏の問題だよな~」
「あのままでは練習中に乱入してもおかしくありませんからね」
「同じ専用機持ちのよしみだし、襲われちゃあ寝ざめも悪いからな~」
「それじゃあ練習に誘うの?」
「いや、あっちから来たみたいだ」
こっちに一夏が歩いてきた。
「なあ、学年別トーナメントに向けて練習したいんだけど、専用機持ちで練習しないか?」
「お、いいぜ。なら今日の放課後な~」
「ありがとな」
そう言って一夏は箒のところへ行き練習を俺たちと一緒にやることを伝えているようだ。
「ふむ、箒と鈴も来るみたいだしこれすごい大所帯になるな」
「そうですわね~。」
「簪もいいみたいだし合計で7人か~」
「でも練習ははかどりそうだね」
「・・・一夏はあいつは初心者だ。あまり期待しないほうが・・・」
「そうですわね・・・。ですけど宗隆さんは最初からかなりの熟練度でしたけどそれはどうしてなのですか?」
「確かに、あれは動かして2,3か月の人の動きじゃないよ」
「どちらかというともう2,3年動かしていた。みたいな感じですわよね?」
「えっと、それについては追々ね・・・?」
「いつか話してくれる時を待ちますわ」
「そうしてくれ・・・」(前世のアニメやゲームを参考に動いてるなんて言えねえ・・・)
とりあえず、放課後まで!全力カット!!だって普通の日常なんだもん!
放課後、宗隆たちはいつもの第2アリーナで練習していた。一夏の指導を時たまやりながら
「んで、一夏はその機体のことしっかり理解したのか?」
「い、一応」
「一応ではだめだ、戦いってのは一瞬の気の迷いで決着がつく。いわば迷ったら負けだ」
「ま、迷ったら負けって・・・」
「迷わないようにするには自分のこと機体のことそしてその時にできること。最低限この3つを理解しなくちゃいけない。相手の武装なんかは2の次だ。まずは一夏は自分の機体をどこまで理解できてるかチェックだ。まずは武装について」
「武装は近接ブレードの雪片弐型のみ、単一能力零落白夜を発動させるとプラズマの刃となって相手のSEを無効化し相手そのものに攻撃して絶対防御を発動させSEを丸ごと削るが、自分のSEを代償に発動するため使う場面を選ば中ればならない。といったところか?」
「あとはいうなれば、格闘の実力がダイレクトに伝わるところだ。次は機体のスペックだ、細かいところまでとは言わんが大まかには理解しているだろう?」
「おう、ばっちりだ。とりあえず第3世代の中じゃトップスピードはこの中では一番速くて接近能力、離脱能力共にトップクラスのスペックだ。射撃武装がない分そこを生かさないと前の試合のようにメタられて終わるってところか」
「上出来だ、そして現在の課題は何だと思う?」
「えっと射撃に対しての理解を深めて接近方法を見直すこと・・・かな?」
「よくわかってるじゃないか、んで射撃武器を理解するのは扱うことが一番の近道だ。というわけでこれ使ってみろ」
そう言って一夏にアサルトライフルを渡す。もちろん使用許諾はしてある。
「えっと・・・こう構えればいいのか?」
「そうそう、肩にストックを付けて・・・あ、バークリップをもってじゃないとリコイル制御が難しいよ」
「え?でも宗隆ってよく2丁じゃね?」
「お前の機体、射撃管制機能ないだろ?」
「え?ないけど何か問題でもあるのか?」
「大ありだ!馬鹿め!!制御システムがないとダイレクトにリコイルが伝わるんだ。グリップがないとだめだんだ!!」
「お、おう・・・」
「はぁ・・・なら一回グリップなしで撃ってみろ・・・」
「えっとじゃあ、をっと!」
グリップなしで撃ってみると一夏の顔面に銃がぶつかりそうになった。
「だから言ったろ、お前の機体じゃしっかりカスタマイズした銃しかもリコイル制御のしやすいカスタムじゃないとだめなんだ」
「わ、わかった・・・」
ちなみに一夏に持たせたアサルトライフルはBO4に出てくるNK-57だ。
「それじゃ、次にグリップを付けて・・・」
「織斑一夏、貴様も専用機を持っているようだな。私と戦え」
「やだね、お前と戦う理由がねぇよ」
「ふん、なら戦わなければいけなくしてやろう!」
そう言ってラウラは肩にあるレールキャノンを構えるが、
「お前、今何をしようとしている。今訓練弾以外の弾を撃つというのなら俺はお前を撃つ」
そう言って宗隆は無反動砲にHE弾を装填し構える。
「貴様は・・・、訓練機の改造機の癖に何を言っている。私の専用機にかなうはずもないだろう」
「どうだか・・・やってみなければわからないがね?」
「なら貴様からだ!!」
そう言ってラウラは宗隆に向け肩部レールキャノンを発砲するがシャルロットがそれを盾で防ぐ。
「ドイツ人は頭の中にポテトでも詰まってるのかな?かなり沸点が低いみたいだけど」
「ふん!第2世代の時代遅れが、吠えるなよ」
「まともに量産できない機体よりはましだよ!」
一触即発、今の発砲により宗隆もラウラに狙いをつけている。がそこに横やりが入る。
「そこの1年生!何をやっている!!クラスと出席番号を言え!!」
「ふん・・・、興が覚めた。ここで今回は引くとしよう」
そう言ってラウラはどこかへ立ち去って行った。
「なんなんだ、あいつは。」
「僕にもわかんないけど原因は織斑君にあるみたいだね」
「だけどそれ以外にもなんかあるんだよな。あいつの機体からなんか気持ち悪いのを感じるし」
「何を言ってるんだ?あいつの機体は普通の専用機だろ」
「織斑君、君は黙ってて。それで宗隆、どういった気持ち悪さなの?」
「なんていうか形容しがたいっていうか・・・。とにかく気持ち悪くて、それでいて黒い何かなんだ」(あれは・・・なんだ?EXAMみたいなものなのか?)
「それで、それを感じて大丈夫なの?」
「大丈夫だ、そんなに強く発していたわけじゃないからね」
「ならよかったよ・・・」
この出来事があったため練習は早く切り上げて今日は帰ることにした。
その夜、セシリアはシャルロットを呼び止め部屋で話をする。
「ところで、シャルロットさんは宗隆さんのことをどう思っていまして?」
「え!?そ、それはどういう意味で・・・」
「宗隆を男の子としてどう思っているかってこと」
「か、簪さんまで!!」
「で?どうなんですの?正直に言ってくださいまし」
「えっと・・・好き・・・だよ?だって僕に真実と親の愛情を教えてくれたし、何より僕を助けてくれたから。そして何よりも優しいから・・・」
「やっぱり、あなたもそうなのですわね。最近のシャルロットさんの宗隆さんを見る目が恋する乙女だったものですから」
「え?でもセシリアと簪ってもうどっちか宗隆と付き合ってるんじゃないの?」
「いいえ、私と簪さん両方と付き合っていますわ」
「え?で、でも日本じゃそんなことはダメなんじゃ・・・」
「宗隆は自由国籍を取るつもりって言ってて、取れたら日本の法律は適応されなくなる」
「そして現在は国連で男性操縦者の一夫多妻の制度が話し合われていますわ。あとは内容を詰めるだけみたいですけど」
「じゃ、じゃあもし僕が女の子に戻ってこの学園に通えるようになったら・・・」
「ええ、シャルロットさんも思いを伝えて晴れて恋人ですわ」
「やったぁ!あきらめるしかないと思っていたけど僕は好きな人と一緒になれるんだ~。早く戻れないかな~」
「それは待つしかないよ。でも宗隆の感は当たったね」
「そうですわね~。まさかシャルロットさんの出現を予知したのですから」
「え!?もしかして宗隆は僕が恋人になるってことを予知してたの!?」
「いいえ、どこの誰とまでは明言してませんでしたけど・・・」
「もう一人恋人ができるかもって予言してた。多分だけどそんな運命を感じていたんだと思う」
「えっと、じゃあもしかして僕の運命の人って!」
「宗隆さんですわね」
「でも私とセシリアもだけど・・・」
「宗隆の運命の人か~」
「なんてロマンチックなのでしょう・・・」
「ここまで頑張ってきたかいがあるね」
「「「うふふふふ」」」
宗隆の予言通り3人目の恋人が出現した。
シャルロットが恋人になるという話し合いの翌日、セシリアと鈴はアリーナでばったり出くわした。
「あらセシリアじゃない、練習は一人なの?」
「あら、鈴さんですか。ええ、宗隆さんは今作っていた新しい武装ができたと、整備課の先輩から連絡を受けまして受領に行っていまして」
「で、簪ちゃんのほうは?」
「簪さんは専用機の完成に伴う手続きでいませんわ」
「そう、ならよかったら一緒に練習しない?」
「いいですわよ」
二人で練習し始めようとしたその時、突然ラウラが乱入する。
「あら、今日は何のつもりでして?」
「ふん、織斑一夏を引っ張り出すにはお前たちを潰すのがちょうどいい。しかももう一人の男のほうも気に入らない。両方潰せばどちらも出てくるだろう?」
「あえて言うわ、そんなことにはならないわ。だってこっちは二人であなたは一人なんだもの」
「ですが、私たちには戦う理由がありませんので。ですから遠慮させていただきます」
「ほう、だが所詮貴様らは種馬によりつく雌にすぎん」
これが二人を完全に切れさせた。
「あんた、今なんて言った?」
「私たち自体をとやかく言うのは勝手ですが、宗隆さんを侮辱するのはさすがに頭に来ましたわ!」
「やる気になったか。では潰すとしよう」
「ふん!ぎゃふんと言わせてやるんだから!!」
「行きますわよ!!」
セシリア&鈴VSラウラの戦いが始まった。一方乱入してきた時宗隆は・・・
「せんぱーい、例のものができたって来たんですけど~」
「ああ、神崎君ね。はいこれ。企画書通り作ったけど如何せんこの弾の種類はISで作るのは世界初なの。だから威力とか貫通力とかどこまでのものかわかんないの。だからしっかりテストしてから使ってね」
「わかりました。じゃあ早速テストをしてきます。あ、先輩!また今度何かあった時はお願いします!」
「ええ、いいわよ。どうせ整備課の生徒なんて常時暇だしね」
「そう言ってくれると助かります。では武装テストをしたいんでこれで・・・」
そう言って宗隆は整備室を出てアリーナに向かうが途中で妙なことを聞いた。
「ねえ!今イギリスと中国とドイツの代表候補生が模擬戦をやってるって!」
「ほんと!ねえ、見に行こうよ!」
「・・・・」(なんだ?この嫌な予感は・・・。とりあえずセシリアのいるところに急いでいかないと!!)
宗隆は嫌な予感がするということでアリーナまで全速力で走る。するとアリーナにはボロボロになったセシリアと鈴がいた。そして止めを刺さんが如くラウラがセシリア達に近づいていく。
「まさか!ボーデヴィッヒのやつ!!くそっ!こうなったら、ドラッツェ!!」
専用機を展開、そして対艦ライフルを装備そして装弾した弾はさっきもらってきたIS用に作られたAPFSDS弾日本語名装弾筒付翼安定徹甲弾と呼ばれる弾を迷いなく装填しラウラに狙いを定める。
「シールドバリアを抜けるかどうかわかんないけど!やらないよりはましだ!!ロックオン!!」
ラウラにロックオンが完了し引き金を引く。
「狙い撃つぜえええ!!」
やはり某スナイパーの掛け声とともに撃つ。するとシールドバリアを勢いよく突き抜けラウラに直撃コースだが異変が起きる。ラウラが手をかざすと弾丸が突然止まったのだ。
「っち!第3世代武装のせいだ!!」
そう言いながら穴の開いたところからアリーナに入る宗隆、セシリアのところに駆け寄り声をかける。
「おい!大丈夫か!!しっかりしろ!!」
「だ、大丈夫ですわ・・・」
「わ、私もなんとかね・・・」
「動けるか?」
「な、何とか動けましてよ・・・」
「わ、私もなんとか」
「んじゃピットに戻ってくれ、俺が時間を稼ぐ」
「そ、そんなのダメですわ!私たち二人係でも倒せなかったのですよ!」
「あんた、相当命知らずね」
「言ってろ、でもここで戦わなかったらお前たちが死んじまう。だからここは俺に任せてくれ」
「わ、わかりましたわ・・・」
「そうさせてもらうわ。ここで死ぬなんて御免だもの」
そう言って二人はピットに戻ろうとする。そして宗隆はラウラと対峙する。
「おい、お前何したか分かってるんだろうな・・・」
「ふん、まずはお前からだ神崎宗隆。ここで冥土への引導を渡してやる!」
「できるならやってみな!!」
宗隆対ラウラの戦いが始まった。
「ふん!実弾兵器など、私の前では無力だ」
「それはどうかな!!」
そう言ってサブマシンガンを展開、真っすぐラウラへ突っ込む。そしてラウラが手をかざした瞬間右へ移動しそのままラウラの周りをサブマシンガンを撃ちながら回り始める。
「やっぱり、さっき見たけどそれは一方向しか貼れない。だからこうやってロックオンして張り付いてくるくる回れば攻撃は当たる」
完全にガンオンの張り付き攻撃だ。ラウラは後ろに回る宗隆を捕らえようとするが宗隆のほうが高機動でありまたその場での旋回能力はあまり高くないため、後ろを見るとその後ろに宗隆がくっつく感じだ。
「っく!!こうなれば!!」
ラウラはプラズマ手刀を展開し、後ろに思いっきり振る。
「おっと、やっぱり近接武器は積んでるわけね~」
「この距離なら!」
そう言ってラウラはワイヤーブレードを射出
「これはきつい・・・」
ワイヤーブレードを回避しながらマシンガンやBZを撃つがブレードで叩き落されたりAICで止められたりしてダメージが入らない。
「なぜ!なぜ避けられる!!」
「これでも!練習はしてるんでね!!」(というよりエクバの動きでブレード回避できることのほうがびっくりだよ)
ちなみに動きは下りテクとかステキャンです。
「こうなれば!!」
「格闘振ってくるよね!」
こっちも格闘を振ろうとするがそこへ横やりが入った。
「はぁ、子供の相手は疲れるな・・・」
「きょ、教官・・・」
「先生・・・」
「模擬戦はいいがシールドバリアを破壊するほどでは止めなければいかん。これより一切の私闘を禁止する。決着は学年別トーナメントで付けろ」
「教官がそうおっしゃるのなら」
「問題ありません」
「では解散だ!」
織斑先生の一言で解散する。
「神崎宗隆、私は貴様を倒す。そして織斑一夏も葬り去ってやる」
「できるといいねそれ、でも今の君には無理さ」
「ふん、調子に乗るなよ」
そう言ってどこかへ消えていくラウラであった。
「セシリア、大丈夫か?」
「セシリア、大丈夫?」
今は怪我したセシリアを見舞っている宗隆とシャルロット
「このくらい、大したことはありませんわ」
「と言ってもこんだけ包帯を巻いていれば大丈夫じゃないだろ」
「そうだよ、しっかり休みなよ」
「ですがトーナメントには間に合うはず・・・」
「残念ながら出場はできません」
突然の山田先生の登場、それにトーナメントには出れないという。
「どういうことですか?」
「セシリアさんの専用機はダメージレベルがCを越えています。そのまま出場するとどうなるかわかりますね?」
「はい、わかりましたわ。ではトーナメントは欠場にさせていただきます。その代わり・・・」
なにかを言おうとしたがその瞬間に大勢の女子が押し掛けてきた。
「「神崎君!!私とペアを組んで!!」」
「「デュノア君!!私と組んで!!」」
「えっと・・・」
「これはどういうことかな?」
「まずはこれを見て!!」
「えっと、何々?学年別トーナメントはタッグマッチのルールを採用しペアと出場するものは下記の期日までに申し込みを・・・」
「とりあえず!神崎君!!」
「デュノア君!!」
「「私と組んで!!」」
何やらそういうことらしい。
「ごめんな、俺はもうシャルルと組むから」
「そういうことにしたんだごめんね」
「「それなら納得!!」」
「じゃあ次は織斑君よ!!」
「「おおーーー!!」」
なんか嵐が去っていったみたいだった。
「そういうことでしたらシャルルさん、宗隆さんを頼みますよ?」
「わかったよ」
「それに私の勘ですが今回は宗隆さん、相当無茶をするはずですわ」
「なんだそれ?俺の真似か?」
「いいえ、まねではなくてただそんな感じがするだけですよ」
「そうか、ならいいや。じゃあ俺たちは申し込み手続きとかあるからもう行くわ」
「わかりましたわ」
「安静にしててね」
「はい♪」
宗隆とシャルロットは保健室を出て手続きに向かうのであった。
そのあとは難なく手続きを終え宗隆・シャルルペアとしてタッグトーナメントに参加すことになった。ていうか一夏は誰と組んだんだろう・・・。
「一夏のところに女子がすごい殺到してそうだな」
「そうだね、僕と宗隆で組んじゃったし、織斑君のところには結構な数が集まりそうだよね」
噂をすれば影ということで殺到する女子から逃げる一夏が来た。
「おい、宗隆とシャルルも逃げろ!!タッグ組めって女子が追っかけてくるから!!」
「ごめんな一夏、もうシャルルは俺と組んでるから」
そう言って肩を抱き寄せるとシャルロットは顔を真っ赤にしていた。
「そ、そういうことだから。ご愁傷様、織斑君」
「そんな、裏切り者~!!」
「「待って織斑君!!私と組んで~!!」」
「ひいぃいい!!」
結局幼馴染の箒と組みましたとさ。ていうか作者的にはラウラは誰と組むんだろう。ランダムかな?