ラウラの一件から1週間経ち、朝のSHRで臨海学校のしおりが分けられた。
「皆さん、来週から3日間臨海学校です。なのでしっかり栞は読み込んでおいてくださいね?」
『はーい』
そしてその日のお昼休み、セシリアからある提案が。
「今週の休日は皆さんで水着を買いに行きませんこと?」
「あ、それいいかも。僕水着持ってきてなかったんだ~」
「わたしも新しいのが欲しいし、いいんじゃない?」
「ふむ、嫁に見せる水着なら気合を入れねばな」
「あの~、それって俺もついていくのでしょうか・・・?」
「当然ですわ!!」
「宗隆には僕たちの水着を選んでもらわないと!!」
「そうだよ、宗隆には私たちについて来る義務がある」
「嫁よ、これはいわゆるデートというやつだ。観念しろ」
とりあえず宗隆には拒否権がなかった。
「んじゃ今週の土曜日か?」
「はい、それでは今週の土曜日に皆さんでショッピングですわ」
『おーー!!』
「おー・・・」
というわけで今回はデート会です。ちなみに宗隆の知り合いとかいっぱい出てくるよ!!
先日言った通り今日はみんなでデートの日、集合は学園の正門に9時集合である。
「ん~。早く来すぎたかな・・・」
現在は8時40分、集合時間の20分前である。集合場所に行こうと歩いている。
「まあ、いなかったらって・・・。はっや!もういるし!!」
「あ、宗隆!こっちだよ!」
「シャル、なんでこんな早くにいるんだ?」
「楽しみだったからね。もう30分くらい前からここにいるよ」
「早すぎませんかね?俺でも集合時間の20分前なのに」
「それだけ楽しみだったてこと」
「そうか、ならいいんだ」
突然宗隆はシャルを後ろから抱きしめる
「宗隆?どうしたの。突然」
「いや、なんかこうしないといけないような気がして・・・」
「宗隆って時々僕たちを抱きしめたり手をつなごうとしたりするけど。いったいどうして?」
「そうしたいと思ったから・・・」
「嘘だよね?だって宗隆はそうするとき必ず悲しそうな顔をするんだもの」
「そんな顔してたか?」
「してたよ、その時に限って顔を隠すようにしてることも知ってる」
「それってみんなには・・・」
「みんな知ってるよ。宗隆が悲しそうにしてるの。ねえ、どうしてなの?」
「・・・言えないよ」
「なら、言えるようになったら言ってね?しっかりと、どんなことでも受け入れてあげるから」
「うん・・・」
宗隆は先日のラウラのVTシステムの一件により人の悪意により敏感になってしまっていた。そしてその悪意が強い人間を見ると見えてしまうのだ。その悪意が考えていることが。人を貶めたい、殺したいという考えが。学園には女尊男卑の考えをする生徒は宗隆の周りにはいない。だがあまりかかわりのない上級生やその教師たちがそうじゃないとは限らない。そう言ったところから宗隆は見えぬ悪意にさらされていた。
「あら、宗隆さんにシャルロットさん。お早いですわね」
「あ、ああ。集合時間10分前か・・・」
「ええ、このくらいから集まるのが普通でしてよ?」(宗隆さん・・・あなたは何に恐怖していまして?)
「む、セシリアとシャルロットは早いのだな。私は簪と来たのだが・・・」(嫁の恐怖の出どころはどこなのだ?)
「でも集合時間5分前くらいだから全然間に合ってるけど」(宗隆が怖がることって一体?)
「では、全員集まりましたし。行きましょうか」
「ん、行こう」
宗隆一行は学園から出ているモノレールに乗り、大型複合施設レゾナンスへ向かった。
宗隆一行はレゾナンスへ着くと早速水着売り場へ行く。
「さて、水着を選ぶのですが・・・」
「宗隆はどれがいい?」
「宗隆、これ僕に似合うかな?」
「嫁よ、これなどはどうだ」
「え、えっと~。逃げる!!」
「だが回り込まれてしまった!!」
「簪!頼む!逃がして!!!」
「逃がさない」
「もう、逃げるなんてことするんだったら!!えいっ」
「シャ、シャルううううう!」
「ナイスですわ!シャルロットさん、簪さん!!」
「嫁よ、ほらとっとと動け」
「はい・・・」
宗隆はおとなしく連行され水着を選ばされた。選んだ水着はなんの因果が働いたのか全く原作と同じになっていた。ちなみに簪は水色のビキニで宗隆は普通の黒地に赤い模様の入ったトランクスタイプの水着であった。
「な、なぜ俺がこんな目に・・・」
「嫁よ、これなんかどうだ」
現在ラウラは制服以外の服がないということで他の3人に着せ替え人形されていたが宗隆がいるため本人もノリノリだ。
「お、それはゴスロリか~。意外にも行けるもんだな・・・」
「素材がいいからね~。何でもに合うよ」
「そうですわね。ラウラさんって体型もかわいらしいですし」
「あ、でもこれみてると・・・」
「あ、わかった。六花に似てるんだ」
「でもそこまで小さくないけどね」
「でも眼帯でゴスロリになると六花しかいなくね?」
「だよね」
「こっちも着てみてくださいな」
セシリアが持ってきたものは・・・
「これ、クリーパーカーじゃん」
「あ、これに緑色のスカート合わせて・・・」
「ラウラ、フードかぶってみて?」
「む?これでいいか?」
そこにいたのは・・・
「「「「クリーパーさんだ!!!」」」」
「なんだ?そのクリーパーというのは」
「た、匠だ!!」
「家をリフォームする匠だよ」
「でも猫が嫌いだったような・・・」
「ラウラ、猫好きそうだよね」
そんなあり結局上下合わせて12着買いました。
その後は普通にショッピングを楽しんでいると、宗隆に声をかけた女性がいた。
「あら、宗隆君じゃない。久しぶりね」
「お久しぶりです。今川さん」
「久しぶりね」
「あら?そちらの方は?」
「あら、宗隆くんの彼女?隅に置けないわね~」
「えっと・・・宗隆、この人は?」
「あら、初めまして。宗隆君の知り合いの江夏 由美子です」
「ん?いま江夏って言いました?」
「ええ、あの後に優さんと結婚したのよ」
「で、今は休暇中だからデートってわけ」
「江夏さんまで!!」
「あー、それだとかぶるから名前でOKだ」
「わかりました、優さん、由美子さん」
「ええ」
「それで、江夏ご夫婦とはどんな関係なの?宗隆」
「えっと、俺にIS適性があるって分かってその時に学園入学の時まで護衛を請け負ってくれた部隊の人たちだよ」
そう説明した。んでそのあとはちょこっと話をしたがデートの邪魔になるということで別れた。
「じゃあ、俺たちはもう行くから。何か相談があれば連絡してくれよな」
「私からもね、女の子に関する相談だったらいつでもOKよ」
「今度はそうさせてもらいますね」
というわけで江夏夫婦とは別れた。
そのあとお昼の時間になったのでお昼を食べることに。
「どこで食べる?」
「私は蕎麦というものを食べてみたいぞ」
「ならここならどう?」
「お、蕎麦か。いいね~」
「初めて食べますわね」
ということで蕎麦になった。
「で・・・これはお箸でどうすれば・・・」
「ああ、これはね啜るんだよ」
「啜るとは?」
「嫁よ、シャルロットには私が教えよう」
「え?初めて食べるんじゃないの?」
「私の部隊の副官が日本が好きでなこっちに来る前に麺類の食べ方を教えてもらったのだ」
「そうなんだ、じゃあラウラお願いね」
「任された」
というわけで難なくそばの食べ方を覚えたセシリアとシャルロットでした。ちなみに宗隆は茄子の天ぷらが、簪はかぼちゃの天ぷらが好きだったので交換したりしていた。
「あら、もうこんな時間でしてよ」
「もうすぐ戻らないとね」
「楽しかったからあっという間だったね」
「また全員でこうしたいものだな」
「なら夏休みとかみんなで遊ぼうぜ~」
夏休み遊ぶことが決定し、宗隆一行は学園に帰るのであった。
そして買い物から少し経ち今日は臨海学校の日だ。バスの中で海を見た生徒が盛り上がっている。
「おおー!!海だー!」
かくいう宗隆一行は、
「宗隆さん、起きてくださいまし。海が見えたということであと5分くらいで着きますわよ」
簪は4組のためいないが、セシリアと宗隆が一緒に、シャルロットとラウラが一緒に通路を挟んで座っているが宗隆はセシリアの肩に頭をのせて寝ている。
「宗隆さん。起きてくださいな」
「うっううう・・・。」ユッサユッサ
「宗隆さん!」
「っは!もうすぐ着くのか!!」
「おはようございます。もうすぐですわ」
それと同時に織斑先生の指示がありもうすぐ旅館に着くとのことだった。
「海か・・・。なんか、嫌な予感がするな」ボソッ
「何か言いましたか?」
「いんや、なんでもない」
少なくとも宗隆のこの嫌な予感は当たるのだった。