※この作品はR-18です。

ISって足がないほうが高機動なんじゃね?   作:くにおか

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第31話 一夏の強化をする宗隆

 宗隆の闇墜ちを止めた翌日の放課後の専用機組のトレーニングで一夏は宗隆にあることを相談した。

「頼む!俺を強くしてくれ!!」

「・・・。いいぞ、どう強くなりたい」

そう聞く宗隆に一夏は、

「俺は、箒や鈴だけでもいい!!守れるように強くなりたいんだ!!」

「そうか、ならお前を強くしてやる。が!途中でやめたりするなよ」

「ああ!」

というわけで、別のアリーナへ二人で移動しトレーニングを始める。

「一夏、最初の課題は空間認識能力の強化だ」

「空間認識能力?」

「一夏の機体は格闘一本しかないだろ。んでただ一直線だけじゃダメなんだ。俺たちは浮いて戦ってるんだ。前後左右、さらに上下がある。んでお前はこの前後左右しか使えてないんだ。その理由は簡単、上下の空間が把握できないからだ。だからその認識能力を強化する」

「お、おう・・・」

「一夏、お前さんここまでボロクソ言われるなんて思ってなかっただろ。その考え、捨てたほうがいい。恐らく、今後俺たちは殺し合いに参加するかもしれない。そんな考え持ってたら死ぬぞ」

「じゃ、じゃあ!宗隆は覚悟はできてるのかよ!!」

「そんなものとっくに覚悟した。誰かを守るためには時によっては誰かを殺さなくちゃいけないんだ。そして俺たちが経験した事件は紛れもなくテロや戦争といった類のものだ、その類のものは殺し、殺されが当たり前のことになるんだ。自分が殺される側になりたくないなら殺す側になるしかない。それか、尻尾撒いて逃げるんだな。どこか安全なところへ逃げて蹲って何もかもが終わるのを臆病に待てばいい。そうすれば殺しもしないし殺されもしないぞ」

「お、俺にそんな卑怯者になれって言いたいのか!?」

「ならお前はどうしたい?」

「俺は!逃げなくてもいいように!!みんなを守れるように強くなりたい!!」

「なら、もっとひどいこと言うかもしれんが黙って聞け」

「わ、わかった・・・。」

「と言って、実は一夏君に死んでほしくないからワザとひどく言ってるんじゃない?」

「しゃ、シャル!お、お前は・・・!」

突然の来訪者にびっくりする宗隆。

「知ってるよ?宗隆は友達に死んでほしくないって思ってるってこと。」

「お、俺はそんなんで言ってるんじゃなくて一夏が強くなりたいって言ったからで・・・」(;´・ω・)

「織斑、いいことを教えてやる。新兵訓練では教官は生きてほしいから罵倒してでも何でもして新兵を育てるんだ」

「ら、ラウラまで・・・!」(;´・ω・)汗

「そうなのか!なら、よろしくお願いします!!教官!!!」

「そ、そういわれると・・・。オホンッ、ではこれからビシビシ行くからな!!実戦に早く出せるようにする!!その代わりとても厳しい訓練になるが、行くぞ!!」

「はい!!」

こうして宗隆の一夏強化訓練が始まった。

 

 

 

その夜・・・。

「シャル、ラウラ~。なんであの時割り込んできたんだよ~」(´・ω・`)

「だって、宗隆がらしくないこと言うんだもの」

「お前は無理に取り繕うことはしなくていいんだ。素直に率直に思いを伝えればいいものを」

「で、でも恥ずかしいんだよ!!君たちならいざ知らず、面立ちになんて!!」(/ω\)

「なんなのだ、その判断基準は・・・」

「だ、だって~」( ;∀;)

「もう!可愛いんだから~!!」ギュッ

「か、かわいいっていうな~」\(~o~)/

「嫁はかわいいほうがいいぞ」

「ラウラまで~」

いじられるのに抵抗できないでいる宗隆でした。

 

 

 

「はい!次!8つ!!」

現在、一夏は宗隆のファンネルに囲まれている。なぜなら、

「空間認識能力を高めるのに最も効果のある練習法は、包囲攻撃を回避することにある。」

ということで上下左右前後に1つずつファンネルを置き攻撃させ一夏はそれを回避していたがここで数を増やす。

「ここで増やすのか!?」

「泣き言いわないでくれ。これが最善の方法なんだからな」

「わ、わかってるけど!!」

「・・・・。もっと増やしてやろうか?」

「8つでいいです!!」

「よし、あと2個追加の10個でやるか!」

「ひいいいいいいいいいいいい!!」

この練習法により一夏にはかなりの成長が見込めた。

「ふむ・・・。2時間でこれとはな、結構やるじゃないか。いい意味で期待を裏切られたよ」

「あ、ありがと・・・」

「この調子だと・・・。うん、次行こう」

「つ、次か、何をやるんだ?」

「俺の作った仮想敵を倒す」

「は?」

「だから、俺のオーダー通りに作ってくれた仮想敵を倒すんだ」

「・・・そのデータ作ったのは?」

「簪」

「・・・。」\(^o^)/オワタ

「よし、やるぞー」

「・・・。」orz

データーを入力しアリーナに映し出す。

「まずはこれ!ジム・ストライカーだ。お前と同じ格闘機だ。ただし奴のビームツインスピアに注意な」

「え?どういうことだ?」

「やってみればわかる。じゃあ行くぞ!!はじめ!!」

 

 

 

「はぁ!はぁ!はぁ!」

「今日はここまで!!」

「ありがとうございました・・・。」

「お疲れ様~」(_´Д`)ノ~~オツカレー

「おい!あの機体宗隆が動かしてただろ!!」

「あ、バレた?」

「やっぱりかーーーー!!」

悪戯がばれた。

「あの時おかしいと思ったんだ!格闘振ったらカウンター食らうし、間合いギリギリで振ってきて当たるし!!」

「スピアに注意って言ったじゃん」

「それはまだいいけどよろけたところをさらにサーベルで追撃ってありかよ!!」

「それがこの機体の戦い方だし」(´・ω・`)

「・・・・。それ言われたら何も言えねぇ・・・。」

「まぁ、ガンバレ!あの機体、しっかり攻略法はあるから自分で考えな。あれ倒したら次のステップだからな~」

「絶対倒してやるからなあぁああああああああ!!」

今日の練習は終わり、片付け戸締りしっかりして帰る宗隆と一夏であった。

 

 

 

「ちかれた・・・。誰かたしゅけて・・・」(´・ω・`)

「あらあら、宗隆さんってば。どうしましたの?」

「一夏の強化やってちかれた・・・」(´・ω・`)

「では、こちらにおいでませ。膝枕で耳かきしてあげますわ」

「セシリア、マジ天使なんじゃ~」(*´Д`)

「ありがとうございます」

セシリアに膝枕で耳かきをしてもらいホッとする。

「あらあら、そんなにわたくしの膝枕が安心するのですの?」

「する~」(*´Д`)

耳かきをされる中、宗隆は弱音を漏らす。

「俺、やっぱり怖い・・・。恐らく、もうすぐ亡国機業との最終決戦が起こると思うんだ」

「そうなんですの?やっぱり死ぬのは怖いのですか?」

「ううん、違うの・・・。怖いの、失うのが。みんなが戦いの中で死んじゃうのが」

「私たちはそうそう死ぬわけありませんわ。なんて言ったって代表候補生であなた様の妻ですもの」

「でもね、もしもってことがあるじゃん?多分誰か一人でも欠けると俺はもう正気には戻れなくなっちゃう」

「それほど大事に思っていただいてわたくしはうれしいですわ」

「君たちだけじゃない。一夏たちも同じに思ってるんだ。一夏は、俺にとって初めての友達だから」

「あら、てっきり友達は多いのかと思いましたが」

「はっきり言って前世でも今世でも一夏が初めての友達さ。学校じゃ寝てばかりであまり人と交流を持たなかったから。ここに来て初めてだよ、授業中起きてるのは」

「あらら、ですがそんな生活は私たちが更生させましたし良いでしょう」

「まぁ、一夏は初めての友達なんだ。だからなのかな?こんなくだらないことで死んでほしくないって思うのは」

「いいじゃありませんか。怖くて」

「セシリア?」

「皆、同じですわ。私たちだって宗隆さんを失うのは怖いですわ。ですから、死にに行くようものならわたくしたちは気絶させてでも止めますからね?覚悟しておいてくださいましね」

「うん、ありがとう・・・」

安らかな顔で目を閉じる宗隆、耳かきと膝枕が気持ちよくて寝てしまったようだ。

「お疲れ様です。宗隆さん、私たちを頼ってくださってありがとうございます」

そっと宗隆のおでこにキスをしてベッドに寝かせる。宗隆は気が付いたら朝になっていて相当驚いたのはまた別のお話。

 

 

 

次の日の放課後、これまた一夏は宗隆の操るジム・ストライカーと戦っていたが・・・。

「よっと!」

「あ、しくった!!」

一夏は格闘を振ると思わせて宗隆のタックルを誘発させ避けて斬りかかる。

「やっちまったZE☆」

「これで最後!!」

零落白夜でフィニッシュ、ジム・ストライカーに撃墜判定が下る。

「いやー、1日で攻略されるなんてな」

「昨日あれだけやれば攻略方法も見つかるって」

「さすがにそうか」(これが6VS6だったらカバーが入るからもっと難しくなるんだけどね)

バトオペの考えを出して悔しがる宗隆であった。

「んで?次は何するんだ?」

「ああ、次はこの仮想敵だ。」

と言って表示したのは、汎用機でありながら格闘機もこなせるイフリートだった。

「イフリート、汎用機でありながら格闘機のコンセプトを持つ機体だ。注意すべきはこのショットガンだ、正面から行くとこのショットガンで怯みを取られるぞ。」

「うーん、これはまた考えて戦わないとな」

「一夏、戦闘中に考えることは大事だが足は止めるなよ」

「了解、SE補給も終わったみたいだし頼むわ」

「んじゃ行くで!!」

イフリートVS白式の試合が始まった。

「こ、こいつ!!ストライカーとは格闘の伸びが違う!!」

「あくまでもこいつは汎用機だ、格闘機と汎用機では汎用機のほうが有利だ。それを念頭に置いて戦え、出力やスピードはその分お前のほうが上だ!」

「わ、わかった!!」(相手は、格闘機寄りと言っても中距離戦闘もこなせる汎用機・・・。距離をとっても千日手、近づくとショットガンで止められる・・・。)

一夏はどうすれば白式の100%でイフリートと戦えるかを考えた。

「足が止まっているぞ!!」

イフリートが詰めてきた。

「っく!ショットガンがあるからこっちから近づけねぇ!!」

全速力で下がる一夏、それを追うイフリート、解決策が出そうでない一夏。

「あとちょっとで・・・。そうか!それだ!!」

何かを思いつく一夏、突然完全停止して待ち構える。

「立ち止まったか、ならこれで終わりだ!!」

イフリートはショットガンを撃つが一夏はこれを宗隆と同じ動きの横緊急回避で回避。さらにイフリートはソードに持ち替えていたため、一夏と切り結ぶしかなくなる。

「ここで!!」

「ば、馬鹿な!!」

零落白夜を使い、ソードごとイフリートを切り裂き一夏の勝利となった。

 

 

 

 

 

「やるようになったな、一夏」

「俺だって成長しないわけじゃないんだぞ!!」

「そうか、ならいいさ。お前はまだまだ強くなれるさ」

「おい!そのうち追い越してやるぜ!!」

「・・・。待ってるよ。・・・そんな日はこないと思うけど・・・」

「ん?なんか言ったか?」

「いいや、なんでもない。俺、腹減ったから帰るわ」

「おう!じゃあな、また明日」

そう言って別れる。途中、宗隆は一人ごちる。

「無理だよ、俺を追い抜くなんて・・・。だって、俺は・・・」

「ニュータイプだからって言い訳する気でしょ」

「シャル・・・。聞いてたのか」

「うん、聞いてた。だけど、言い訳は感心しないね。ニュータイプだからって自分を人間じゃないみたいに扱ってるじゃん」

「まぁ、進化した人類だしね。俺を追い抜くなんてそれこそ同じように進化した存在じゃないと・・・」

「やっぱり、一人なのは怖いよね?」

「・・・。俺さ、たまに見えなくなるんだ。自分が何なのか」

「宗隆は宗隆だよ、この世界にただ一人の私の旦那様。それだけを思っていればいいんじゃないかな?難しいことは考えないで」

「そう・・・なのかもな・・・。難しく考えちゃってるのかな?俺」

「じゃあ、なんでも相談すればいいよ。僕にでも、セシリアでもラウラでも簪でも、誰でもいい、しっかり相談すればいいよ」

「なら・・・。これから相談に乗ってくれないか?」

「うん!いいよ、喜んで付き合ってあげる!!」

「そうか・・・。」

シャルロットと部屋に入る宗隆、そして相談内容とはここ最近で学校全体で悪意が強まっていることだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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