※この作品はR-18です。

ISって足がないほうが高機動なんじゃね?   作:くにおか

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第36話 決戦の時、分かり合うために俺は戦う。

 作戦決行日の1日前、現在多国籍軍と合流するために移動中。合流地点はオーストラリアシドニー海軍基地であり、現地まで飛行機で行くことになり飛行機に乗りオーストラリアにやってきた。

「やっぱり、こっちは夏だから暑いね」

「こんな状況でなければバカンスでしたのに」

「戦いが終わればバカンスできるんじゃない?」

「じゃあ、早めに終わらせないとね」

「嫁とのバカンスか、戦いが終わった後の楽しみだな」

「なぁ、戦いが終わったら俺たちもバカンスしねぇか?」

「一夏がしたいなら私はそれでいいぞ」

「いいわね~。じゃあ、みんなでバーベキューとかもしましょ?」

「あ、そうだ!戦いが終わったら箒と鈴に言いたいことがあるからな」

「む?なんだ?」

「楽しみにしてるわよ」

「一夏、もしかして・・・」

「フラグ立ててるわけじゃねぇだろ?」

「まぁそりゃそうだが・・・」

戦いの前だというのに緊張感がないと思うだろう。だが彼らは内心はものすごく緊張している。顔に出すと皆まで顔に出てしまうため出さないようにしているがためである。

 空港から出ようとすると迎えに声をかけられた。

「IS学園の専用機持ちでしょうか?」

「そうですけど、もしかして迎えですか?」

「はい!オーストラリア陸軍所属、ハルバード中尉です。IS学園の専用機持ちのお迎えに上がりました。」

「あ、そういえば昨日から千冬姉がいないけど・・・」

「あ、織斑さんならば昨日山田さんと一緒に到着して作戦の最終確認を行っています。基地に行けば合流できるでしょう」

「ありがとうございます」

「それでは車までご案内いたします」

車に案内されて荷物を積み込み、分かれて乗り込みシドニー国防軍基地へ向かった。

 

 

 

「到着です。車から降りていただいた後は宿舎にご案内いたします」

とのことなので宿舎へ案内された。因みに男女別の2人部屋だったため宗隆は一夏と、そのほかは適当に決まった。

「思ったけど男子で同室ってこれが初めてじゃね?」

「あー、確かにそうだな。最初は俺は簪と同室で・・・。」

「俺は箒と同室で、そのあと一人だったっけ」

「俺はシャルと同室になったけどすぐに一人になったからな」

「学園のイベントとか今思い出すとすごい濃い体験してるよな」

「ああ、そうだな。そのおかげか俺は4人と同室になるまで一人だったからな」

「・・・新婚生活はどうだった?」

「最高ですた」

「いいなー、俺も鈴や箒と同じ部屋で暮らしたいな~」

「生徒会イベントで逃げたお前が悪いのと朴念仁だった過去の自分を恨むんだなってすべて自分が悪いじゃねぇかお前」

「それは言わないで」(´・ω・`)

「すまんな」

「それよりお前、尻に敷かれてるって噂が・・・」

「お前も言うか」(´・ω・`)

「・・・すまん・・・」(´・ω・`)

なんかお互いに傷をえぐっていた。

なんやかんやで翌日、改めて作戦が伝えられ専用機持ち全員IS母艦に乗り込む。

「出撃のタイミングは連絡が来ますのでそれまで待機です」

「そういえば上陸部隊とかは・・・」

「先行して向かっています。あくまで作戦の要はあなた方ですから」

と言って、母艦に案内してくれた人は立ち去った。現状集まっている部屋はブリーフィングルームだ、ここで全員待機している。もちろん織斑先生も山田先生もいる。

「作戦開始まで3時間だ。各員準備はできてるな」

『はい』

「では、作戦開始まで自由にしていて構わない」

緊張をほぐすためか自由行動が認められた。

「・・・ノエル、フルアーマー化はできてるな」

『はい、完了していますよ隊長。・・・隊長はどう思って戦っていますか?』

「俺は・・・、分かり合うために戦っている。勝つためとかじゃなく滅ぼすためとかじゃなく、分かり合うために戦っているんだ」

『その様子なら大丈夫ですね。NT-Dのフルパワーを使っても飲まれないでしょう』

「ありがとう。ノエル、君のおかげで俺は戦える」

『これが私の仕事ですから』

ノエルと少し話しているとセシリア達がこちらに来る。

「分かっていますわよね?私たちが言いたいこと」

「ああ、分かってるさ。俺は約束する、お前たちの元に必ず帰ってくるって」

「信じてるから」

「戻らないとか言ったら承知しないからね!」

「嫁よ、これは命令だからな。絶対守れ」

「うん、必ず守るよ約束。帰ってくるって」

そのあとは宗隆は最後と言わんばかりに4人と抱きしめたりキスをしたりして安心させたのだった。

 

 

 

 

時間までの間、宗隆は母艦の甲板を歩いていると声をかけられる。

「せっかく連絡先を渡したのに、あの後まったく連絡してくれないなんてね」

「ナターシャさん、すみません。色々あったもので」

「知ってるわ。千冬から聞いたもの、色々大変だったみたいね」

「それで?態々俺に話しかけてきた目的は?」

「特にないわ、あなたが歩いてるのが見えたから声かけただけ。それとナタルでいいわ」

「ナタルさんでは、もし敵を殺さずにこの戦いを終わらせるって言ったら笑いますか?」

「・・・。笑わないわ、むしろ尊敬されるべき考えよ。敵味方どちらも死なせずに戦いを終わらせるって考え」

「そう・・・ですか。今無人機と戦っている部隊は損害とかは・・・」

「出てないわ。むしろ数が多くて補給部隊のほうが火の車って言ってたわ」

「ははは、それはそれは。にしてナタルさんはそれには参加しなかったわけは・・・」

「あなたたちの案内役よ、基地の場所まで援護するわ」

「そうでしたか。ならばよろしくお願いします。・・・そろそろあいつらが心配しそうなんで戻りますね」

「わかったわ。・・・あぁこれだけは覚えておいて?あなたは一人じゃないわ、みんながいるってことを」

「わかりました。覚えておきますね」

そう言って宗隆は船内に戻っていった。

「あの子、危なっかしいわね。まったくこれも惚れた弱みかしら?あの子が心配でたまらないのよね」

「なんだ、ナタル貴様にも春が来たか」

「あら千冬、何よ悪い?」

「あれに惚れている奴はナタルだけではないということだ」

「あら?もしかして千冬も?」

「・・・。言わせるな!恥ずかしい!!!」

さて、この思いを2人は告げられるのか、こうご期待。

 

 

 

 

『作戦開始時間になりました。各機は順次発進してください。』

時間になり母艦から発進するようにアナウンスが鳴る。

「織斑一夏!白式行きます!!」

「篠ノ之箒、赤椿出るぞ!」

「鳳鈴音、龍砲行くわよ!!」

「セシリア・オルコット、ブルーティアーズ行きますわ!」

「更識簪、打鉄弐式出ます!!」

「シャルロット・デュノア、ラファールカスタムⅡ出るよ!!」

「ラウラ・ボーデヴィッヒ、シュバルツァ・レーゲン!発進する!!」

各々発進し最後は宗隆の番だ。(BGM:RX-0)

「フルアーマーアマルテイア展開・・・。」

『進路クリア、神崎宗隆発進どうぞ!!』

「神崎宗隆!アマルテイア行きます!!」

大空へと羽ばたく原初の一角獣、白金の可能性の獣。可能性を信じない者と信じる者との決戦で宗隆は何を見る。

 

 

 

 

 

目標地点に向かうと支援砲撃は終わっておりまた無人機部隊ももはや壊滅状態だった。

「見事に氷山一個が消えちゃってまぁ・・・」

「で?入口はどこなんですの?」

「あれじゃねぇか?あの黒いところ」

「と言ってると敵さんのお出ましだぞ」

出てきたのは2機どうやらオータムとMらしい。機体データではアラクネとサイレント・ゼフィルスの改造機と出ている。

「おい、スコールはどうした」

「スコールは今機体の最終調整だ」

「なら、それが終わる前に・・・」

「行かせると思うか!」

「させません!!」

邪魔をしようとしたオータムをセシリア達4人が止める。

「ここは任せてくださいまし!」

「宗隆は奥へ!」

「早く!!」

「行くのだ!」

「おう!」

そしてMは一夏に狙いを合わせ戦い始めるが箒と鈴も共に戦う。

「私は今日こそお前を殺す!!私は織斑円夏として一夏、貴様をおおおおおおお!!」

「なんでお前はあああああああ!!」

それを横目に奥へと入る。

「みんな、任せたぞ!!」

 

 

 

やはり奥へと入っていくと残りの無人機が待ち構えていたが数が多い。

「フルアーマーでよかった。敵の数が多すぎる。」

『フルアーマーミサイル残量残り10%です。残弾数には注意してください。まだまだ無人機の反応があります』

「ノエル、数は?」

『ざっと100機以上は』

「本格的にスコールを防衛していると見た!!」

『ここが広いところでよかったです!狭いところですとどうなってたか』

「戦いは数っていうのは真理なんだなっ」

無人機を撃破し続ける宗隆、数は減ってはいるがそのたびに増援が来たりして一向に終わらない。

「スコールの機体、ネオジオングとかだったら俺逃げるぞ」

『隊長以外戦えないのにそうなったらどうすればいいんですかー!』

「それもそうだなっ!!」

撃破して撃破して、まるでガンダム無双である。

「足止めにしちゃひでぇな!!」

『それだけ敵も必死なんでしょうね』

「外に残してきた4人が心配だけど・・・」

『心配は無用です。コアネットにて状況は共有できてますから』

「それはありがてぇ!!」

次から次へと出てくる無人機集団、もはや撃破カウントなんて気にしちゃいない。

「次から次へと!!機体にダメージはないけどこっちは疲れるってんだ!!」

『隊長、体力消耗は避けてください!』

「分かってる!!!!」

だがそれでも宗隆の体力は徐々に奪われていく。

「第1段階パージ!!」

『パージしました!バズーカを持っていますが予備のマガジンは6マガジンですので気を付けてください!!』

「それだけしか入んなかったか、数にして3セットか」

コンテナミサイルをパージ、背部にマウントされているバズーカを使えるようにする。

「ユニコーンとおんなじ感じでフルアーマー化させたけどこれは想定してなかったわ・・・」

『いったいどれだけの無人機が生産されてるのでしょう?』

「知らんよって!!」

ここで無人機は打ち止めとなる。

「む?無人機が居なくなった・・・」

『スコールの機体調整が終わったのでしょうか?』

「そうじゃないことを祈りたいんだが・・・」

「ところが残念!私はもう戦えるのよ!!」

「っち!!ノエル、フルアーマーを解除!!高機動戦だ!!!!!」

『了解!全アーマーユニットパージ!!』

高機動戦に移り撃ち合いになる。

「スコール!お前はなぜそこまでして戦う!!」

「こんな腐った世の中を壊すため!そして、作り直すためよ!!」

「世界を作り直すために武器を選んだのか!!」

「そうよ!何を主張しようとも!事実を主張しようとも、人は何も変わらない!!」

「そんなことっ!」

「何も変わらないさ!どんなに正しいことでも、世界はそれを黙殺し、抹殺する!!」

「それでも変われることはある!」

「何なものないさ!人は間違った選択しかしない!!だったらまだAIに管理させた方がましだ!!」

「それで本当に正しい世界って言えるのかよ!!」

「間違った選択をする人間よりはいい世界になる!!」

「あんたって人はあああああ!!」

「貴様はあああああああ!!!」

ビームサーベルで切り結ぶ。

「人は変わらない!何も変わらない!!武器を取り、争い、血を流して!!」

「そんなことない!人は学び変わった!」

「何が変わったというの!?ISが開発されて世に出たら本来の目的とは違った兵器に転用!!何も変わらない!」

「っく!」

「ほら!正論だから反撃はできない!!」

徐々に押されていく宗隆、なぜならスコールのすべてが正論で、事実だからだ。

「私の言ってることは正しいのよ!」

「そ、そんなこと・・・!」

「ふふふ、なら私の本気見せてあげるわ」

そう言って行ったんスコールは離れると何かにくっつくような形で止まった。よく見てみると・・・。

「ね、ネオジオング!!」

「そう!これが私の専用機のセカンド・シフトした姿!!アルティメット・ネオジオングよ!!」

「馬鹿な!!こんなことが!!」

「これであなた達の負けは確実!!あなたは私と共に世界が私のものになるところを見せてあげる!!!」

そう言ってスコールは天井を破壊して上昇、外に出る。宗隆もそれに追従し外に出る。

 

 

 

 

「な、なんですの!?」

「宗隆が入ったところから・・・ッ!」

「反応が大きい!!」

「来るぞ!!!」

アルティメット・ネオジオングが宗隆のアマルテイアが出てくる。

「な、なんなんですの!?」

「あれは・・・スコール!機体が完成したんだな!!」

オータムは喜びの顔を見せる。

「ま、まさか!!」

「あの機体はスコールの物ということか!!」

「この戦いはお前たちの負けだ!!」

「何を!」

「あそこを見てみろ!愛しの彼氏が反撃できていないぞ!!!」

宗隆を見るとオータムの言う通り反撃できないでいた。

「っく!!ノエル、NT-Dだ!!」

『了解!!バックアップに入ります!!』

「フル出力だ!!!」

装甲が展開NT-Dモードになる宗隆、そしてさらに脚部のブースターユニットも展開していく。

「これで!!」

「そんな機体でええええええ!!!!」

「グ八っ!!」

「ふふふ、つーかまーえた。見せてあげるわ、何も変わらない人間の歴史を・・・!!」

ネオジオングの腕に捕まり身動きが取れなくなる宗隆、そしてスコールはサイコシャードを展開し宗隆に地球に刻まれた歴史を見せる。

「人間の歴史は戦争の歴史、それはこれからも変わらない!何も変わらず、変えようともせず!!ずっと戦い続けるのよ!!」

「なっ・・・。そんな・・・」

「あなたのように可能性を信じるより、すべてをいったん終わらせた方が早いのよ。可能性を信じた挙句実現できなかったとしたら・・・。そうなる前にそんな淡い期待は捨てたほうがいいわ!」

「・・・。」

宗隆は諦めてしまうかと思われた。だが、その時宗隆に声が聞こえた。

(あなたはまだ諦めてはいけません。だって、あなたの周りには可能性を持った人たちが大勢いるのだから)

(諦めるな!宗隆君、君に託したこの想い!!君の次に連なるものにまた託すまでは!!)

(それでもと言い続けるんだ!そう言い続ければ、どんな未来だって変えられるはずさ!!)

「(ララァさん、シャアさん、アムロさん・・・)」

(あなたは私が認めたニュータイプですもの。まだやれますわね)

「(・・・。ああ、やるさ・・・。やって見せるさ!!)」

声が聞こえた宗隆はスコールに目をやる。

「何か言いたげね。私の元へ降る気になった?」

「それでも・・・・・・・」

「は?」

「それでも・・・」

「そんなこと言ったってなにも変わりはしないわ。そう、何もね!」

「それでもッ!!!」

次の瞬間、アマルテイアは虹色の輝きを放ちネオジオングの腕を消滅させる。

「人の未来は人が作るものだ!!」

「今更!!」

「人は、弱くて、不完全で、一瞬では変わらないかもしれない!!でも、託すんだ!!想いを!託して!!俺たちは託された歩き続けるんだ!!!どんなにつらい道であっても!!!!!歩き続ける!!!!!!!!」

「今更戦おうなんて!!!もう火器は使えないようにしたのよ!?」

「俺は戦うんじゃない!分かり合うんだ!!!お前と、分かり合うんだ!!!」

「何を貴様は!!」

「もう一度、信じてみましょうよ。人は変わっていけるって、分かり合えるって・・・」

そう言って宗隆はスコールに語り掛けるように手をネオジオングに置く。

「この・・・暖かい光は・・・」

「人はこの暖かな光を持っているんです。もう一度この暖かさを胸に、もう一度人の手を取りませんか?」

「・・・・。私の負けよ・・・。では、もう一度手を取ることにしましょう・・・」

「そうですか。良かった・・・・」

「ですが、私は最後の最後に過ちを犯しました」

「何です?」

「この施設にある物で核エネルギーを増大させ、火砲として放出する砲台を起動させました」

「して?それまでの時間は?」

「あと2分といったところよ」

「わかりました、恐らく照準はここなのでしょう?」

「ええ、ですが何か・・・」

「ああ、守るさ。その砲撃からみんなを・・・」

「無茶よ!!あんなエネルギー量、IS一機で防げるわけ!!」

「大丈夫です。信じてください!!」

「・・・。砲撃が通過する地点です。有効にお使いください」

「ありがとうございます」

そう言って飛んでいく宗隆、そしてスコールのそばにオータムがやって来る。

「もう、いいのか?」

「ええ、もういいのよ。あの子に希望を見せられたから、もう一度手を取ってみるわ」

「そうかい、なら俺もそれに付いていくぜ。Mは途中で仲直りしたらしいが・・・」

円夏は戦闘の途中一夏と和解、現在は注入された監視用ナノマシンの治療に現在行っている。

「それで?宗隆さんはどちらへ跳んでいきましたの?」

「早く教えて、宗隆はどこへ行ったのか」

「何か急いでいましたけど・・・」

「嫁も回収して帰還しなければいけないのでな」

「・・・。あの子なら私が最後に犯した過ちを防ぎに行ったわ・・・。ごめんなさい」

「どういうことですの?」

4人にさっきと同じ説明をしてデータも渡す。

「こ、これは!!」

「とりあえず退避勧告を!!」

「でも間に合わないよ!!」

「あと1分を切っているぞ!!」

「とりあえず宗隆さんのところへ!!!」

4人は飛んでいく宗隆のところへ・・・。

 

 

 

 

 

「・・・ここが一番いいだろう。発射と同時にサイコフィールドを全力展開して相殺するぞ。ノエル、念のためにシールドファンネルによるサイコフィールドも2枚用意してくれ」

『了解しました。・・・本当にいいんですか?』

「何が?」

『皆さんには何も言ってませんよ?』

「いいんだよ、こういうのは俺一人のほうが気楽でいいぜ」

そんなことを話していると4人の声が聞こえた。

「お待ちなさい!!!あなた、何をする気で!!」

「宗隆!何をする気!?」

「宗隆、もしかして約束破るの!!!」

「嫁よ、帰還するぞ!!」

「・・・。ごめん、今は帰っちゃいけない。これを防がなきゃいけないから」

「でしたら!私たちも一緒に居ます!!」

「宗隆を無理やり連れ戻すために!!」

「しっかりやること言ってよ!!」

「何も言わずに出て行くな!!」

「ごめん・・・。」

謝ることしかできないが、宗隆は火砲の発射を感じ取る。

「ッ!!とりあえず離れて!!来た!!!」

サイコフィールドを3枚展開し相殺していく宗隆、だが突き抜けそうになる。

「宗隆さん!!!」

「宗隆!」

「宗隆!!!しっかりして!!」

「嫁よ!!」

「っくううううあああああああああ!!!!」

宗隆は必死に耐える、皆を守ろうと必死に。するとそれに答えたのかアマルテイアのサイコフレームが結晶化、虹の光が強くなりエネルギー砲は突き抜ける事もなく。すべて相殺した。

 

 

 

 

「むね・・・たか・・・さん?」

「こ、これは・・・?」

光の本流が終わり4人の目の前にいたのは結晶化した宗隆の機体、そして呼びかけても応じない宗隆であった。

「ッ!まって宗隆!!」

「嫁よ!どこへッ!!!」

宗隆はほぼバナージと同じ状態になっていた。肉体を捨ててISと融合し完成されたニュータイプとなって完全生命体となってしまった。

「あ、あのままでは!!」

「宇宙にっ!」

「待ってよ!待ってよ宗隆!!!」

「約束したはずだろう!!!帰ってくると!!!」

アマルテイアは虹の光を出しながら上へと昇っていく。途中手を振ったと思うと虹色の光がこの星を包んだ。それに反応したのかあの時4人に渡したサイコフレームが光4人の前に出てくる。それと同時に束の持っていたものも反応し目の前に出てくる。

「こ、これは・・・」

「祈るのかな・・・」

「宗隆が戻ってくるようにって・・・」

「それしか無かろう!」

「たかちゃん・・・今助けに行くね!!」

5人は同時にサイコフレームを持ち祈ると、あの時の電脳世界と同じ風景の場所へ飛ばされた。宗隆は目の前にいた。

 

 

 

 

「宗隆さん!」

「宗隆!」

「宗隆、迎え!!」

「嫁よ!!」

「たかちゃん!!」

各々声をかける5人そして宗隆は振り向き一言。

「ごめんね・・・」

そう言うと、宗隆の後ろに3人が現れた。

「何を言っているんだ君は。」

「約束を果たさないでどうする」

「あなたはまだこの世界でやることがあるのではなくて?」

「・・・・・・。」

「宗隆さん!約束しましたよね!?」

「必ず帰ってくるって!」

「僕たちの元に必ず!!」

「今、それを果たさずしてどうする!?」

「たかちゃん!!まだまだやることがいっぱいあるんだよ!?」

「で、でも・・・。」

そんなことを言ってると不意にシャアとアムロが宗隆の背中を押す。

「何をグズグズしているんだ。早く彼女たちの元へ帰るんだ」

「それが今のお前の務めだ。そしてあの人たちを幸せにしてその務めを全うしてからこちらに来い!」

「それからでも遅くありません。ですから今は自分の幸せを考えてもいいと思いますよ?」

3人からそんなことを言われ、宗隆は戻ることを決意する。

「わかりました。では俺は戻ります。いろいろありがとうございました」

「ああ、元気でやれよ」

「ではな、また己の生を全うしたらこちらでな」

「それでは、またお会いしましょう」

そう言って宗隆とシャア、アムロ、ララァは別々の方向へ歩き出す。宗隆はみんなと帰るために、3人はニュータイプとしての責務のために歩き出したのであった。

 

 

 

 

現実世界上空では、アマルテイアは結晶化が解かれてセシリア達の前に戻ってきた。

「ごめん、心配かけて」

「まったくですわ・・・」

「もうダメかと思った・・・!」

「心配かけないでよ、もうっ!!」

「お前は夫に心配ばかりさせる悪い嫁だな・・・っ!!」

4人は宗隆に抱き着いて泣いた。そして宗隆が帰還したことにより、ここに亡国機業との決戦が終了。後に言う亡国機業事変の終わりであった。

 

 

 

 

 

 

 

・・・・その後・・・・

「宗隆さん!起きてくださいまし!!」

「今日から学校が再開だよ!!」

「俺は決戦の第一勲功者じゃー!まだ休むのじゃーーー!」(# ゚Д゚)

「3日前からそれじゃん。もう休みはお終いだよ!!」

「では、こうするとしようか!」

掛け布団を無理やり剥ぎ取るラウラ、宗隆は体を震わせて、

「ひぃいいいいいい!!寒い寒い寒い!!!エアコンつけてないの!?」(゚Д゚;)

「宗隆さんが起きないと思いまして起きるまでoffにしてますわ」

「ほら、起きて!朝ご飯も冷めちゃうよ!!」

「ううううう!!」

「じゃあ、朝ご飯冷めちゃってもいいんだ」

「今日は暖かいコーンスープだというのに、まったく残念だ」

「え!?まじ!!起きる起きる!!起きるからあったかいのたべりゅううう!!!」

「やっと起きてくださいました」

「子供ができたら大変だよこれ」

「だが、嫁は以前より生き生きしてるな」

「だってもうテロとかそう言ったものが全部終わったんだもの」

宗隆は速攻着替えて朝食を食べようとする。

「早く!早く!手作りコンポタージュ!!」

「はいはい、朝食は逃げませんから大丈夫ですよ」

「はい、宗隆の分。お代わりあるからね」

「たっぷり召し上がれ」

「それでは嫁よしっかり座ってるな。それでは!」

「「「「「いっただっきまああああす!!!」」」」」

あの後3日学校の休校ののち再開した。因みに冬休みとか春休みがちょっと減るそうだ。これに全校生徒は覚悟していたが宗隆だけ血涙流して泣いていた。

「宗隆さん、忘れ物ないですわね?」

「うん!ないよー!!」

「大丈夫、私がしっかり管理してるから」

「それじゃあ、今日も頑張ろうね」

「鍵も閉めたな。それでは行こう」

戻ってきた日常、これからは宗隆にとってとても幸せな人生が待っているだろう。

多分嫁の尻には敷かれると思うけどね。

 

 

 

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