最近は満月が近いせいか、そわそわして落ち着かない。
タルタロスの帰り、僕は「美鶴さんに相談したいことがある」と言って部屋に入れてもらった。
ベッドに並んで座って、僕は美鶴さんの胸を優しく揉む。
「あぁ……んっ……はぁ……」
美鶴さんが色っぽい吐息を漏らす。
僕は美鶴さんの右手を股間に持っていって、固くなったペニスをズボンの上から触らせた。
美鶴さんは手を置いているだけで動かしてはくれない。
「そ、それで、相談とは何だ?」
話で気を反らそうとしてくるけれど、僕がじっと見つめると「少しだけ、だぞ」と言ってゆっくり竿を撫で始めてくれた。
お互いを愛撫する時間がゆっくりと流れる。
美鶴さんの頬が朱に染まる。
「美鶴さん……」
「なんだ……?」
昨日、一昨日、僕は「お願い」をしてセックスさせてもらおうとした。
結果は失敗。
フェラチオとか、一緒にお風呂とかはできたのに、最後の一線が越えられない。
これ以上日を重ねたくない僕はとうとう白旗を上げた。
「どうしたらエッチさせてくれるか教えて下さい」
――シュゥゥゥ……。
月が欠ける。
美鶴さんは腰に手を当てて、満面の笑みで答えた。
「お嫁さんになったらだ」
第10話 桐条美鶴
美鶴さんの乙女ちっくな条件にほっこりしそうになるけれど、難易度の高さに気が重くなった。
僕らは未成年だし、結婚とかカッコカリくらいしか想像できない。
「美鶴さんはどんな男性が好みなんですか?」
「そうだな……父上のように包容力があり、決断力のある魅力的な男性がいいな」
誇らしげに父親のことを語る美鶴さん。
もしかしてファザコンなんだろうか……?
「僕を父親と思って甘えてください」
――シュゥゥゥ……。
月が欠けたか欠けないか分からないくらい微妙な欠け方をした。
美鶴さんは隣にぴとっと座ってくると、体を預けてきて潤んだ瞳で見上げてきた。
「いい、のか……神楽」
「もちろんです」
「あ……」
美鶴さんの頭をなでなでしてあげる。
「……♡」
ぽっと頬赤らめて嬉しそうに目を細める美鶴さん。
頭を撫でながら僕は考える。
パブロフの犬は鈴の音を聞くだけでご飯だと勘違いして涎を垂らしたんだとか。
美鶴さんの中にエッチなことイコール甘えている、という図式を成り立たせることができれば、セックスイコール超甘えているにならないだろうか。
ダメで元々、頭をなでなでしつつ、おっぱいも揉む。
「美鶴さん。撫でづらいのでブラ外してください」
「ん……わか、った……」
上半身裸になる美鶴さん。
ぶるんとおっぱいが露になり、僕は直に触ることができるようになった。
触るか触らないかというソフトタッチでおっぱいを撫で、乳首を摘む。
「んっ」
頭を撫でつつ、おっぱいを愛撫。
「こっちも触りますよ」
「あ、ああ……」
素直に脚を開く美鶴さん。
スカートを捲り、パンツの中に手を入れる。
「美鶴さんは可愛いですね」
割れ目を愛撫しながら褒めてみる。
「なっ……ば、バカなことを言うな」
ぷいと視線を反らす美鶴さん。
照れているだけっぽいので、可愛い可愛い言いながらアソコを弄ってみる。
「ふぁ♡ ……あ♡」
美鶴さんの膣から愛液がじゅわりと溢れてきた。
「気持ち良いですか美鶴さん……あ、お父さんのことは何と呼んでいるんですか?」
「父上、だが……」
古い……。
どこの時代劇だ。
僕は若干顔がひきつるのを感じた。
「え、えーと。2人きりの時は僕のことを”とーさま”って呼んでもいいですよ」
「とーさま、か……幼い頃に戻ったみたいだな……」
膣に中指を入れて膣肉を撫で上げる。
「あっ♡」
「気持ちいかい、美鶴」
「は、はい。気持ちいいです、とーさま……あっ♡」
愛撫を続けているうちに、中指が愛液でびしょ濡れになる。
柔らかく、そして熱くなった膣に僕はもう1本指を入れた。
ぬるん、と滑るように潜り込む。
「んん♡ とーさま、そこ気持ちいい♡ ……んあ、あぁ♡」
「美鶴、とーさまにどこがいいかもっと教えてごらん」
「ク、クリトリスを……」
「こう?」
「ひゃん♡」
皮を剥いて、きゅ、と摘んであげた。
愛液の量が増える。
僕はファスナーを下ろしてペニスを取り出した。
「美鶴、とーさまも気持ちよくして欲しいな」
「……はい、とーさま♡」
――シュゥゥゥ……。
月……ほとんど欠けていない。
なんでだろう。
美鶴さんは髪をかき上げながら、ゆっくりと僕のペニスに顔を寄せていく。
ぱく、と亀頭が熱い感触に包まれる。
「ん……ちゅる……じゅるるる……」
「くっ」
くぽくぽと頭を上下させながらフェラチオをする美鶴さん。
初めてにしては上手な方で、とても気持ちが良い。
「ぷはぁ……とーさま、私のお口は気持ちいいでしょうか?」
「うん。とっても上手だよ、美鶴」
「……! ……はいっ……はむ、れろれろ、ちゅる、じゅずず」
褒めたらとても喜ばれた。
フェラチオに熱が入り、僕はあっという間に射精する。
「んく、んく……ぷはぁ……とーさまの精液、いっぱいです……私で気持ちよくなってくださったんですね♡」
美鶴さんをよしよしする。
うん、そのうち「とーさまのおちんぽミルク、美鶴のおくちまんこにいっぱい出してください」とか言わせよう。
僕は美鶴さんを優しく見つめながらそんなことを考えていた。
「美鶴、とーさまのお嫁さんになりたくないかい」
「とーさまの、およめさん……」
「嫌かい? 前は大きくなったらとーさまのお嫁さんになるーって言ってくれたのに、とーさま悲しいな」
「ち、ちが……とーさまは母様が好きだって……」
「とーさまは美鶴にお嫁さんになって欲しいな」
「あ……」
――シュゥゥゥ……。
月が欠ける。
美鶴さんは目に涙を流しながら、僕に抱きついてきた。
「とーさまのおよめさんになるっ」
「よしよし。ありがとうね。それじゃあ、愛しあおう」
「はい、とーさま……♡」
美鶴さんをベッドにそっと横たえ、足を開かせる。
すでに濡れ濡れになっている膣に亀頭をあてがい、ゆっくりと押し込んでいった。
「あぁ……とーさまが入ってきます!」
「美鶴の中、気持ち良いよ」
「あ、やんっ……ああっ」
中ほどまで進むと、処女膜につき当たった。
痛かったのか、美鶴さんが不安げな顔で見上げてくる。
「とーさま、怖い、です」
「……」
僕はじっと美鶴さんを観察する。
本当に怯えていて、これからくる痛みを恐れているようだ。
若干精神的に幼児退行起こしてるっぽいし、痛いのは避けた方がいいかもしれない。
「……がんばったね美鶴。今日はここまでにしよう」
「あぁんっ」
ずるずるとペニスを引き抜いていく。
だが、がし、と足を絡ませられた。
「とーさま、がんばりますから、行かないでください!」
「えぇ……い、いいの? あ、いいのかい?」
「……(こくん)」
父親の期待に過度に応えなきゃという、変なトラウマでもあるんだろうか。
僕は頭を撫でてあげ、なるべく痛まないように貫くことにした。
「んっ、あ、くっ……」
ぷちり、という感触とともに、ずるんと奥までペニスが滑り込んでいく。
「がんばったね、美鶴。美鶴はとーさまの自慢の娘だ」
「とーさま……」
「もちろん、そのままの美鶴も十分可愛いけどね」
「とーさま……あ……」
美鶴さんを抱きしめながらキスをする。
「そろそろ動くよ」
「はい……ジンジンしますけれど、お願いします……んっ、あぁ、やっ……」
腰を動かすと、膣からにちゃ、にちゃ、といやらしい音がする。
「あぁっ……とーさまの固いのが、ズン、ズンて動いていますっ……あん、あっ、あぁ♡」
「美鶴、可愛いよ、美鶴」
「あん、あっ♡ あっ、あっ、あっ♡」
本当に娘を犯しているような気分になってきた僕は、射精に向けて動きを速くする。
美鶴さんの膣がきゅぅぅときつく締め付けてきたところで、僕は一番奥で射精をした。
「ああ♡ とーさまの熱いのが、私の中に出てる♡ ……あ、あああ!」
美鶴さんもイッたようだ。
膣が精液を奥へ運ぼうとでもしているかのように蠢いている。
「……」
十数分後、美鶴さんは耳まで赤くしながら、顔を手で覆い隠していた。
「やってしまった……」
「えーと……可愛いかったですよ、美鶴さん」
「とーさまのバカ、何がとーさまだ。すごく良かったが、えぇい、責任を取れ!」
ぽこぽこと胸を叩いてくる美鶴さん。
まだ幼児退行しているんだろうか?
いや、ただの照れ隠しか。
「ほら美鶴、だっこしてあげるから機嫌直して?」
「うー」
頬を脹らませつつも、膝の上に乗ってくる美鶴さん。
大きな娘が出来た気分になりながら、僕は美鶴さんの機嫌が良くなるまで頭を撫でてあげた。