※この作品はR-18です。

月への祈り   作:あなルン

2 / 10
2話 シャドウ

 朝はお母さんが起こしにくるところから始まる。

 

「みぃくん。朝よー」

「んぅ……」

「ほぅら。起きて……」

 

 今日のお母さんはいつもと少し違って、優しくささやくように起こしてきた。

 僕は眠い目をこするけれど、また目を瞑ってしまう。

 

「もう……しょうがない子ね」

「へ?」

 

 母さんが僕の股間を握ってきた。

 そして、布団を剥いでズボンを下ろされてしまう。

 

「あら。やっぱりこっちは起きてるわね」

 

 あーん、と口を開けたかと思うと、母さんは僕のペニスをぱくっと咥えてしまった。

 

「あっ」

「れろれろ、ちゅるる、ちゅぽ、ちゅぽ、じゅるる」

「ふあっ」

 

 気持ち良すぎて腰が浮く。

 セックスみたいに腰を揺すっていると、母さんが体を起こした。

 

「おはよ。起きれたみたいね。朝ごはん出来てるわよ」

「……おはようー」

 

 ちょっと消化不良。

 僕は母さんの後をついていって、キッチンに並べられた朝食を食べる。

 今日のメニューはご飯にサラダ、それと味噌汁だ。

 

「~♪」

 

 母さんは鼻歌を歌いながら洗い物をしている。

 ふりふり揺れる大きなお尻。

 僕はなんだかエッチな気分になってきた。

 ふらりと立ち上がって、母さんの後ろに抱きついた。

 

「みぃくん? どうかした?」

「んー」

 

 くいくいと母さんのお尻にペニスを押し付ける。

 母さんはポッと頬を赤らめた。

 少し困ったような顔をしていて、僕が「だめ?」と聞くとしばらく悩んだ後「お口で我慢して」と言った。

 僕は急いでズボンとパンツを脱ぎ捨てる。

 現金な僕に母さんは苦笑いだ。

 すでに勃起しているペニス。

 母さんはしゃがんで、はむ、としゃぶりついてくれた。

 

「ちゅぱ、ちゅぱ、じゅるる、れろれろ、じゅるる」

 

 さっきの続きということもあり、僕はあっという間にドビュ、ドビュ、と母さんの口の中に精液を放った。

 

「……こくん……はい。おしまい」

「母さん、ありがとう」

「どういたしまして♡」

 

 ちょっとだけ母さんの目が潤んで、赤くなっていたような気がした。

 その後、僕は鞄を背負って頑張って合格した高校……私立月光館学園へ向かった。

 

 

 

 第2話 シャドウ

 

 

 

 カチ、カチ、カチ――。

 

 0時になった。

 窓の外には大きな満月が浮かんでいる。

 僕は玄関に座って靴を履いた。

 

「外に出るの?」

 

 ふわりとフレイアが姿を現す。

 この時間になると彼女はよく姿を現すようになった。

 まだ怖いので目は閉じてもらっているけれど、えっちなことは何回かしている。

 

「だめ?」

「ワタシはあなたの鏡……ワタシも外へ行きたいわ。でも、十分気をつけて?」

 

 フレイアはそれだけ言って、消えてしまった。

 僕は玄関のドアを開けて外へ出た。

 緑がかった満月に、緑がかった夜空。

 ちょっと不気味。

 やっぱりこの音の消える時間は、僕の知ってる常識では説明できない不思議な時間のようだ。

 もしかして夢かも。

 でも、頬をつねると痛い。

 僕はとりあえず隣の家に行くことにする。

 

「相変わらず無用心だなぁ」

 

 ここの家は大雑把というか、古いというか、鍵を閉める習慣がない。

 よく今まで泥棒に入られなかったと感心してしまう。

 

「……あ、僕が入るからある意味アウトじゃん」

 

 引き戸を開けて中に入る。

 1階には誰もいない。

 階段を上って2階に行き、襖の部屋を覗いた。

 布団の上に2つ、棺がどんと置かれていた。

 部屋の雰囲気からすると、おじさんとおばさんのようだ。

 僕の目的は幼馴染のあかりちゃんだ。

 昔何度か遊びに来たのだけれど、あいにくどの部屋かは覚えていない。

 順番に開けていくと、女の子らしい部屋に、ベッドの上に1つ、絨毯に敷かれた布団の上に1つ棺が鎮座していた。

 

「え……どっち?」

 

 僕はとりあえずベッドの棺から開けることにした。

 パジャマ姿のあかりちゃんが眠ったまま立っている。

 

「こっちは誰だろう?」

 

 もう1つの棺を開ける。

 茶髪で日焼けした、いかにもギャルといった感じの女子がぼーっと立っていた。

 確か隣のクラスだったような。

 お尻もおっぱいも大きくて、体つきはこの子の方が好みだけど、僕は初めてはあかりちゃんとしたかった。

 

「こんばんは」

「……」

 

 あかりちゃんをベッドに座らせて話しかけるけど、やっぱり反応がない。

 僕は彼女の目を覗き込みながら「お願い」をする。

 

「セ、セックスしよっ」

「……いいよ」

「やった!」

 

 ――シュゥゥゥ……。

 

 指輪の月が一気に薄い三日月まで欠けた。

 母さんとセックスできなかったのは、抵抗されたのか、指輪の力が足りなかったせいかもしれない。

 そんなことを考えていると、あかりちゃんがキスしてきた。

 

「ちゅ」

 

 唇をくっつけ合うだけの軽いキスだったけれど、あかりちゃんの唇は柔らかくて、キスできて良かったと思った。

 あかりちゃんはベッドに横になって、パジャマのズボンとパンティを脱いだ。

 パンティは水色だった。

 僕はギンギンに勃起したペニスをあかりちゃんの割れ目に宛がって、腰を押し込もうとした。

 けれどあかりちゃんのそこはとてもきつくて、僕は挿入することができない。

 あかりちゃんも眉をひそめていて、なんだか苦しそうだ。

 

「あ、前戯してない」

 

 あかりちゃんの割れ目をぺろぺろ舐める。

 あまり気持ちよくないらしく、濡れてこない。

 

「えっと……どうやったら濡れるかな」

 

 ――シュゥゥゥ……。

 

 月が消えてしまった。

 あかりちゃんは乳首を摘みながら、中指の先でクリトリスをクリクリと弄り始めた。

 

「はぁ……はぁ……んっ、あっ」

 

 しばらくあかりちゃんのオナニーを眺めていると、膣口からとろぉ、と愛液が滲んできた。

 僕は濡れて光る場所にペニスを押し付けて、腰を押し込んだ。

 じゅぶぶ、と肉をかき分ける感触がして、ぷちっと何かを破いた。

 それが処女膜だと後で気づくのだけれど、この時の僕はもう興奮状態になっていて、腰を動かすことで得られる快感で頭がいっぱいになっていた。

 

「はぁ、はぁ、はぁ……」

「あっ、やっ、あんっ、あっ」

 

 あかりちゃんが喘いでいる。

 その事実が僕をさらに興奮させて、腰の動きを加速させる。

 

「うああっ」

 

 ペースも何もあったものじゃなかった僕は、あっという間にイッてしまい、あかりちゃんの中で射精した。

 

「はぁ……はぁ……」

 

 全力疾走をした後みたいに疲れた僕は、しばらくあかりちゃんの上で休憩して息が整うのを待つ。

 ある程度回復したので、もう1度しようと体を起こした時にそれは起きた。

 

 ――■■■。

 

「ひっ」

 

 どこか近くで、なんだか聞いたことのない、とても耳障りな鳴き声が聞こえた。

 僕はそっと窓の外を窺ってみる。

 道路でピンク色の服を着た女の人が、白いお面を被った何かと戦っている。

 

「ガル!」

 

 竜巻が発生して、お面が千切れていく。

 

「す、すごい……あ!」

 

 女の人の後ろからゆっくりお面が近づいていた。

 女の人は膝を付き、息を荒げていて気づいていない。

 

「助けなきゃ!」

 

 僕はズボンを履いて、急いで道路へ飛び出した。

 

「え?! あんたもなの?」

 

 女の人は同じクラスの岳羽ゆかりさんだった。

 何を驚いているのか知らないけれど、今はそれどころじゃない。

 

「岳羽さん、後ろ!」

「え? きゃあああ!」

「危ない!」

 

 お面が岳羽さんに襲いかかった。

 僕はとっさにお面に殴りかかったけれど、お面と激突するだけで道路に吹き飛ばされてしまった。

 当たったお腹がすごく痛い。

 

「げほっ、げほっ」

「あんた! えっと、神楽だっけ、早く起きて!」

「え? うわあっ」

 

 お面がすぐそこまで迫っていた。

 岳羽さんは玩具の銃を必死に自分に向けて打っている。

 

「ああもう、なんで肝心な時に……出てよ、出なさいよっ」

「がふ」

 

 お面に殴り飛ばされた僕は、コンクリートの壁に叩きつけられた。

 背中が痛い。

 頭がガンガンする。

 意識が朦朧とする僕の方を、白いお面が振り返った。

 

 ――にや。

 

 お面は歪んだ笑い顔になっていた。

 

「ひぃっ」

 

 無性に泣きたくなる。

 

「――あまりこの子を苛めないで?」

「……え?」

 

 お面の上にフレイアが姿を現した。

 彼女がお面に微笑みかけると、お面は手をわたわたさせながら明後日の方向へ走り去っていった……。

 

「神楽、あんた大丈夫?!」

「わぁっ」

 

 いきなり岳羽さんに肩を揺すられる。

 

「痛い、痛いよ岳羽さん」

「ご、ごめん。あんたもペル……って、それよりここは危ないから先輩と合流しましょう」

「え、危ないのここ?」

「そうなの。急ぐわよ!」

「わぁっ」

 

 僕は無理やり立たされて、腕を引っ張っていかれた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。