もしそうであれば、教えていただけるとありがたいです……
ミラジェーン達がアルバレス帝国の兵達に犯された後、アイリーンが発動した魔法ユニバースワンによってミネルバを除いた一同は、どこかの山へと飛ばされていた。
視線を移せば、フィオーレ王国の王宮とカルデア大聖堂が近くにあったので、そこまで走っていくことになったのだが、その姿はアイリーンの部隊に見つかってしまっていた。
それに気づかず、ミラジェーン達は全裸で外を走り回っていた。陵辱によって疲労した体に鞭を打って、意地でも走ろうとしていた。
「はぁ、はぁ……」
「リサーナ、大丈夫?」
「う、うん……大丈夫だよ、ミラ姉……」
リサーナは心配をかけまいとしてミラジェーンには微笑んでいたが、その笑顔は疲労に充ちていた。当たり前である、何度も何度も犯されているというのは、心身を摩耗させるのだ。
そして、一度折れてしまった心はそう簡単に蘇ることも無い。現に、同行しているジェニーは男達に媚びを打ってしまうほどに心が折れてしまったため、走りながらもその顔は恐怖に充ちていた。快楽によって得られる恐怖は、自分が自分でなくなるということに対しての恐怖に溢れているのだ。
「ねぇ……本当に逃げられるの?」
「ジェニー…?何を言って━━━」
「アルバレスの軍団は、まだまだいっぱい居るのよ?そんな、そんな大軍がいるのに……私達こんな格好で走り回って……逃げ切れるわけがない……」
「ジェニー様……」
震えているジェニーを、ユキノが抱きしめる。精液のつけられた後に触れてしまい、ユキノは何も言えなくなってしまった。
事実、自分も折れてしまったのだ。このまま捕まってしまおうが、降伏しようが……どちらにせよ、帝国の肉奴隷は確実なのである。
「ねぇ、ミラ……私達どうするのが正しいの…?」
ミラジェーンは言葉を詰まらせてしまう。もし立場逆だった場合、自分が今のジェニーのような立場になっていた可能性だってあるのだ。それを考えると、今のジェニーに強くは言い出せなかった。
それに、ミラジェーンも何をすればいいのかわからないのだ。今やっていることが、一体どう言った正解に繋がるのか…未来のことなんて、誰にもわからないのだ。
「……ひとまず、お城に行きましょう?お城に行ければ……匿ってくれる人がいるかもしれない」
「……うん」
渋々と納得するジェニー。これ以上の疲労は、精神的にとっても肉体的にとっても宜しくないので、城に行くしか道がないのだ。
「……私達には、戻る事は出来ない」
「進むしか、ないもんね……」
レビィがミラジェーンの横に立ち、そして一同は再び歩き始める……が、その前に二つの人影が現れた。
「はぁい、ここから先には行かせないよぉ」
「あの場所で固まっておけばよかったものを……」
「あ、貴方達……アルバレス帝国……!」
「そうよぉ、アイリーン隊ジュリエット・サン」
「同じくアイリーン隊ハイネ・ルナシー……お前達を捕縛する」
立ちはだかるのは、アイリーン隊のジュリエットとハイネ。魔力も体力も尽きているこの状況で、一般兵と相対することすら厳しいというのに敵兵が大量というこの状況。
ミラジェーン達は、察していた。ここから逃げるためには誰かが人柱になり生贄になるしかないと。
「……はぁ!!」
無けなしの魔力を振り絞り、ミラジェーンは魔人へと変貌する。ジュリエットとハイネの2人に向かって飛び込んでいくが、2人はそれを冷静に回避、一般兵が勢いで吹き飛ばされてしまっているがそれを気にするほど2人は心配性でも無いのだ。
「行くよ皆!!」
「う、うん!!」
そして、リサーナは心の折れているジェニーの手を取って走り始める。レビィとユキノもそれについて行くかのように、走っていく。以心伝心と言うべきか、ミラジェーンとリサーナは言葉を交わさずとも作戦を伝えあっていたのだ。
だが……ジュリエットとハイネはその事を読んでいた。
「逃がす訳ないじゃあん」
「その通りだ…!」
「行かせるわけには…!」
逃げた一同を追おうとする2人に対して、ミラジェーンは目の前に立つ。だが、今のミラジェーンは彼女たちの敵ではなかった。
ジュリエットがミラジェーンの足元に粘り気のある粘液を発射し、そして直後にハイネが電撃を帯びた鞭をその液体に当てる。当然、液体なのでその電撃はミラジェーンの体を痺れさせる。
「あぎっ……!?」
「疲れた体には、効果的だろう?」
「しかもぉ、それすごくネバネバするからくっついたらもう離れないよぉ」
ミラジェーンは体にまとわりついた粘液と、電撃によりそのまま魔法が解けて倒れ込んでしまう。いつもならばまだ戦えるはずなのだが、既に消耗した体力などでは駄目だったのだ。
「じゃ、捕まえてくるぅ」
「あぁ、頼んだ」
ジュリエットは、先に逃げだした面々を追いかけるために1人先行していく。ハイネは、ここでミラジェーンを見張るために残るつもりであり、サポートの為にジュリエットの後に続いて、部下の兵士達を全員向かわせるのであった。
「さて……眠ってはいないようだな」
「わた、しは…どうなってもいい、から……!」
「駄目だ……私達に歯向かい、そして負けた貴様達に願えるものなのど何も無いのだ」
先程使った電撃の鞭を取り出して、ハイネはそれをミラジェーンの顔先へと近付ける。決してくっつけないように注意しながら、それをまるで見せびらかすかのように動かす。
「この魔法はな……ある程度強弱を付けられるものなんだよ。人を焼き殺す……迄いければ良かったのだが、そこまで強力な効果は発揮できない。だが、心臓を止めることくらいなら可能だ。電撃だからな。」
「ひっ……!?」
ミラジェーンは怯えた声を出す。勿論、可能ではあるがハイネは簡単に人を殺すほど愚かではない。人質としての価値の有無を判断するために生き残らせておかねばならないし、男達にとっては報奨金のようなものでもあるのだ。故に、簡単に殺すことは出来ない。
「……しかし、今は微量な電流だけ流してやろう。感謝しろ?滅多に味わえない連続性電気だ」
ハイネはジュリエットの粘液に触れないように、ミラジェーンを仰向けにする。そして、その大きく実っている乳房の先にある乳首に向かって、自分の鞭の先端だけを触れさせる。
そして、そのままほんの少しだけ電流を流す。
「ひぐっ!?」
「ふふ、いい声で鳴くじゃないか」
乳首に走る電流。勿論、これに快楽を覚えるなんてことは普通はありえない。だが、今のミラジェーンの体はとても普通では抑えきれない状態である。
男達に飲まされた媚薬、未だそれがミラジェーンの体内で効果を発揮し続けているのだ。つまり、ちょっとの電流で得られる苦痛は、全て快楽として受け取ってしまっているのだ。苦痛が快楽に置き換わっているのではなく、苦痛を快楽として受け取っているので、痛みとしての認識事態はちゃんとできているのだ。だが、そのせいで余計に自分が後戻り出来ないところにいるとミラジェーンは考えてしまっていたが。
「さて……次はその無駄に実っている胸にしてみるか、先ほどのように一度だけでは終わらせんぞ?」
「あぐ、はぎっ!!」
段々と電流を高くしていくハイネ。しかし、それもほんの少しづつであり、まるでミラジェーンを自分の魔法で調教しているようにも、見えてくる。
「どうだ?まだ気持ちいいか?気持ちいいだろうな、あれはアイリーン様が女捕虜拷問のために作って下さった特別なものだ。他の誰にも真似出来ない……
盲信している教徒のように、ハイネはアイリーンを褒め称える。そんな薬を飲まされていたのか?とミラジェーンは真っ白になりかけている自分の頭で、うっすらと考えていた。
「陰核……こちらはどうかな?愛液で濡れている分、よく通りそうだ……な!」
「あひぃっ!!」
体を動かす体力なんて残っていないはずなのに、ミラジェーンは体を海老反りにして、大きく反応していた。それが楽しいのか、ハイネは笑みを浮かべながらそのまま電流を流し続けた。
「あぐっ……も゙ぅ……や゙め゙っ……うぎぃ!!」
「駄目だ、ダメだダメだダメだ……!」
強くなっていく電流に、ミラジェーンは絶頂とはまた違う感覚を教えこまされていた。媚薬の効果も相まって、本当にこれ以上はまともな精神でいられる自信が今の彼女には存在していなかった。
「愛液で電流が通り、秘裂に伝わってるのだろう?そこまでされて、気持ちよくなってしまっているんだろう!?」
ミラジェーンがおかしくなっていくのと同時に、ハイネもまた興奮により様子がおかしくなっていた。
たった2人のこの状況、止めるものもいなければ嘲笑するものさえもいない。ハイネは止まることを知らずにミラジェーンを電撃で痛めつけ、ミラジェーンは意志とは無関係にハイネを喜ばせてしまう。
「あぎぃ……!」
「気絶しても何度も起こしてやろう……私の電撃ならば、それが出来るんだからな…!」
邪悪な笑みを浮かべているハイネ。ジュリエットとは違い、普段冷静でいるためか、どうにもタガが外れてしまうことがあるようだ。
「強い女を、こうやっていたぶるのは好きなんだよ……あぁほんと、こうやっていたぶって……屈服させるのが、私の数少ない楽しみだ…」
「あぎっ!!」
「一体お前はどの程度まで耐えられるかな……せいぜい死なないように気をつけてくれよ?」
そう言って、ただただひたすらにハイネはミラジェーンをいたぶっていく。決して気絶などさせないし、ましてや死んでこの場から逃げることなんて彼女自身が許すことは無かった。タガが外れて、理性も無くなっているように見える彼女だが、そのくらいの加減はできる位の知性は未だ持ち合わせていた。
だが、理性が完全に外れてしまっている訳では無いので、ミラジェーンは彼女の魔法によって必要以上にいたぶられることになるのであった。
そして、こちらは逃げだした方のメンバー。今現在、ジュリエット率いるアルバレス帝国の兵隊に追われて、逃げている最中であった。
だが、ジュリエットとの距離が縮まらないのを確認したリサーナは、これならば逃げ切れると完全に思い込んでいた。ジュリエットとの距離は縮まらないのではなく、『縮める必要が無い』という事に気づいていなかったのだ。
「━━━それぇ!」
「きゃあ!?」
大きな声とともに、ジュリエットは大量の粘液を放出する。それはリサーナ達全員の体にかかり、彼女達の体をその場で完全に固定してしまう。そして、今現在彼女達が倒れた場所は少し開けた場所……王宮の目の前であった。
「ふふふぅ……どぉ?私の魔法はぁ?」
「う、動けなっ……それに、ヌルヌルして…滑る……!」
「完全な拘束能力はないけれどぉ、その滑りと多少の粘着質な所で相手の動きを封じ込める…そういう魔法だからぁ」
例えこの魔法による拘束を解いたとしても、その隙に一般兵達が周りを取り囲む。一瞬の好きさえあれば簡単な話なのだ。
「じゃ、後はお願いねぇ」
ジュリエットがそう言いながら、その場を離れていく。1部の兵達はそれについて行き、そしてその場に残された男達は笑みを浮かべながらリサーナ達を取り囲んだ。
「へへ、また無駄な抵抗したもんだな。あぁでも、勝手に飛ばされたんだから抵抗もくそもねぇか?」
「わ、私はどうなってもいいから……みんなを、助けて!」
「なんで聞かなくちゃあいけないのかねぇ?そんなことを聞くほど、俺らは人が出来ちゃあいねぇんだ……ま、ひとまずここにいる女達でも使って楽しむとしますかね」
リサーナの懇願も無視し、男達は女達を犯そうと手を伸ばす。リサーナは絶望した。結局、アルバレスからは逃げられないのだと……犯された運命からは逃げられないのだと……肉奴隷となり、これから一生男達に奉仕することになるということも……全て理解し、受け入れてしまう。
そうなればもう終わりである、ここで彼女達の人生は終わりを迎え、その人生は自分達を使ってくれる男達によって浪費されるものなのだと……認識するのであった。
ハイネには、電撃拷問を担当していただきます。
ミラジェーンからしてみれば、ちょっと強めの静電気がずっと流れているような感じになっています。