※この作品はR-18です。

SLAVE TAIL   作:長之助

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妖精軍師

 ギルド妖精の尻尾(フェアリーテイル)の地下、そこには妖精の尻尾最高機密であるルーメン・イストワールがあった。それは、水晶に閉じこめられた初代妖精の尻尾マスター、メイビスが眠っているものだった。

 しかし、何が原因かその水晶は砕けてメイビスは100年以上の時を経て、今改めてメイビスは外の空気を吸うことになっていた。

 

「う……ここは、一体……」

 

「起きたか、メイビス……いや、永久魔法妖精の心臓(フェアリーハート)」

 

「っ!?」

 

 自分以外の声が聞こえてくる。ギルド地下は、歴代マスターにしか入れない場所なので、今この場所に自分の聞きなれない声があることが、既におかしいのだ。

 そして、メイビスは咄嗟に自分の体を腕で隠す。久しぶりに外に出たので、当然今の彼女は全裸になっているのだ。

 

「貴方は、誰ですか……」

 

「アルバレス帝国、我が王に仕える兵の1人でございます……が、貴方の頭の中からは直ぐにその記憶は消えることでしょう」

 

 メイビスの目の前にいるのは、男だった。理知的な雰囲気を出しているが、その目はとても冷たいもののように思えた。ただ一つ、メイビスの体を物色するかのように動く視線は、メイビスを嫌悪させていたが。

 

「とりあえず、貴方は自由にさせません」

 

「がっ…!?こ、れは……!?」

 

「私の魔法……それにより肉体を奪わせてもらう。これで貴方は命令されれば動くだけの肉人形となった。」

 

 メイビスの首に突然現れる首輪。やけに透明度が高く、首輪をつけられた直後は冷たく感じたので、氷か何かなのだろうとメイビスは予想したが、どんな魔法か想像もできず、またたとえ今の段階でどんな魔法か見破ったとしても体が操作できない以上、全く意味の無いものである。

 

「ひとまず……その腕をどけろ、そして黙ってついてこい」

 

 男の命じるままに動き始めるメイビス。しかし、彼女の意思の方は今起きているあらゆることに対して、拒絶しようとしていた。体の操作権を奪われたこと、全裸で地下から出されようとしていること……その他にもいくつもある。

 しかし、それら全て口にも表情にも出すことは許されない。全て、目の前の男の許可したものしか出せないのだ。

 そうして、メイビスはそのままの格好で一人の男の前に連れ出される。

 

「……それ、いや……その女の子が妖精の心臓?」

 

「はい、どうなさいますか?陛下」

 

 目の前の男はどこか位の高そうな雰囲気をまとっていた。直ぐにこの男がアルバレス帝国国王なのだと認識したメイビスは、何とか口を動かそうとしていた。しかし、どうにもくちが固められたかと言わんばかりに動かなくなってしまっていた。

 

「ふーん……ねぇ、俺に攻撃できないようにさせたままでいいからさ、攻めて言葉くらいは喋れるようにしてあげなあよ」

 

「……陛下がそう仰るなら」

 

 男が指を鳴らす。その瞬間、先程まで声を出すことすらできなかったのに、お守りが取れたかのような軽さをメイビスは感じていた。

 

「はぁい、どう?気分と調子は」

 

「……とても、最悪な気分です」

 

「だろうね、しかしそれも直ぐに無くなるさ……君はこちらの所有物だ。しかし気分が悪いままだと何をしでかすか分からないから、今だけは喋れるようにだけさせてもらってる」

 

「……何を、するつもりですか」

 

 メイビスが、王の言葉の意味を尋ねる。王はメイビスに首輪をつけた男を指さして、話し始める。

 

「最初、妖精の心臓っていうのは物だと思っていた。けど、いざ蓋を開けてみれば不老不死の少女ときた。しかも面白いことに既に亡くなった扱いだということ……ならば、やる事はただ一つ」

 

「……」

 

「自(・)分(・)専(・)用(・)の(・)人(・)形(・)に(・)し(・)て(・)や(・)ろ(・)う(・)と思った迄さ。魔力を使うだけでは勿体ない……その体、貧相ではあるが好みではある。だからこそ、魔力だけではなく調教して、なんでも言うことを聞く肉奴隷としても使うべきだと判断したのさ」

 

「……男として、最低です…!」

 

 メイビスは文句を言うが、王はほくそ笑むだけだった。全裸で、しかも無表情では何を言っても言葉は届くことは無いのだ。

 

「男として最低と言うならば、男は全員最低ということになる……おい」

 

「はっ」

 

 今の一言で意図が伝わったのか、男はメイビスを王の目の前まで連れてきていた。そして、操作をして王の前に四つん這いの体制にさせる。

 

「……俺が命令しても聞くんだな?」

 

「如何様にでも」

 

「ひとまずお前は一旦下がれ」

 

「はっ」

 

 男は王の命令に従いその場から去った。そして、残った王とメイビスはその体勢のままで対峙していた。メイビスは王を睨むが、彼女の睨みでは王は怯むことは無い。

 

「さて……じゃあ…立ち上がり、股を広げて両手を頭の後ろで重ねろ」

 

「くっ……」

 

 メイビスの体は、王の言う通りに動く。足を開き、まるで股を見せびらかすような体勢になり、頭の後ろに両手が重ねられて動けなくされていた。所謂、ガニ股である。

 

「少々小さ過ぎるようにも見えるが、色気自体はある……体が小さいだけで、年齢はそこそこ重ねているらしい。大方20代ほどか?」

 

「答える、ギリなんて……」

 

 メイビスは、表情を変えずに答える。しかし王の中ではメイビスは20代と固定されたのか、ただニヤニヤしているだけだった。

 

「無理矢理答えさせてもいいけど、それは面白くない……君が自分から言うことを待つとしよう」

 

 そう言って、王はメイビスに近づいてその秘裂に手を伸ばす。そしてその中に指を入れてから……あることに気づいて直ぐに指を引き抜いた。

 

「メイビス、君は処女か?」

 

「……一体、何を?」

 

「……いや、知らないならいい」

 

 メイビスは、今の質問に答える義理はない……と思ったために答えることは無かった。しかし、王の様子を見るとどうにもただ聞きたかったというわけではなさそうだった。

 

「……今の質問は、一体どんな意味が?」

 

「なんだ、知らなかったというのか?いやしかし……今から昔だと考えると、そういったこともあったのかもしれないな」

 

「……?」

 

 メイビスは、自分は未だに処女だと思っている。だが、それに対して段々と疑問を抱くようになっていった。無論、目の前の王の作戦の1つかもしれないが、そのような作戦を行使する必要性も理由もないはずである。

 

「……今ので気づかなかったか?いや、気づいていて分かっていないか……それとも確証が得られないためにわからない振りをすることにしたのか……」

 

「……だから、何を…!」

 

「君(・)が(・)処(・)女(・)じ(・)ゃ(・)な(・)い(・)っ(・)て(・)こ(・)と(・)を(・)言(・)い(・)た(・)い(・)の(・)さ(・)!その体でありながら、君は既に経験済み……いや、それどころか君は経産婦だよメイビス!!」

 

「っ!?」

 

 王の言葉に驚くメイビス。王処女じゃないと言うだけならばまだしも、自分が既に子を為して産んでいるということに、メイビス自身が驚いていた。全くそんな記憶はなく、これに関しては明らかに王の方が嘘をついているとメイビスは思った。

 

「……そんな言葉に惑わされるほど、私は阿呆ではありませんよ?」

 

「嘘だと思うのなら嘘でいいさ……君自身、特殊な出自だ。水晶に封印される前…つまり、眠りにつく前に子を孕んでいて、眠らされてから出産した……そう考えれば妥当とも思える」

 

 王は自分の推測を次々にメイビスに話しかける。ガニ股の状態で首輪のチェーンを引っ張られて無理やり近づけさせられたために、バランスを崩しかけていた。

 

「わた、しが…!?」

 

「恐らく、誰かが眠っている君を無理やり犯したんだ。1度か2度かはわからないが、とりあえずそれで孕んでいた。父親不明の子供をね」

 

 仮に経産婦が事実ならば、確かに子供は自分の知らない男の子供だろう。そんなものを妊娠していたという事実も、一体いつどこで何人に犯されたという事実も、今の今までメイビスは気づくことがなかった。その事に、酷くメイビスは動揺していた。

 

「あぁ、なんて可哀想なメイビス……出来ることならば、君を癒すために俺が君と行為をしなければならない……」

 

「本当に私を癒したいと思っているのなら、今すぐここで土下座をして戦争を終わらせてくれると有難いのですが」

 

「残念ながら、それは不可能だ……何せ、俺がいないとアルバレス帝国はまともに動くことすら出来ないのだから」

 

 メイビスの言葉はいくら言っても届かない。自分にとっての利益不利益を考え、相手にとっての利益不利益を考える。そして相手にとっての不利益であり自分にとっての利益である選択を、王は常に取ってきたのだ。

 

「さて、とりあえず気を取り直して……俺達の蜜月の時間にしようか」

 

「貴方と過ごす蜜月など存在しません」

 

 しかし、動揺しながらもメイビスは言葉を言い放っていく。確かに先程の言葉は、メイビスの心に1つの斑点を残した。だがそれを気にしていられるほど、今の状況は優しいものでは無い。

 

「ならば今すぐ君を……素直にさせてやろう。魔封具を使うことは、君の首にある魔法が解けてしまう可能性があるから、なるべく付けたくない……」

 

 氷の首輪をコンコンと叩きながら王は笑みを浮かべる。今の状態では舌を噛むことすら出来やしない。魔法も、直接は封じられていないが使うことを許されてはいない。王が今言ったことは、『メイビスに首輪を物理的に破壊できるほどの行動ができる』という前提での言葉である。無論、不可能だ。

 

「君の意識も、体も乗っ取って……俺に媚びを売らせながら、戦争を終わらせることだってできる。けどそれはしない……何故かわかるか?メイビス」

 

「……分かりません」

 

「我が兵達に、もっと蹂躙して欲しいからさ……俺の権力はどこまでやっても許される……メイビス、君を手に入れた今世界は私の手の内にあると言っても過言ではない」

 

「世界征服が目的ですか?」

 

「いいや、正確には……永遠のハーレムが夢なんだ。君の体を研究して、俺も俺のハーレムに入れる女達も皆不老不死にさせる。そうすれば永遠に気持ちいいことが続けられる……死なない平和な世界の完成さ」

 

 王の笑みは歪んでいた。その笑みを、メイビスは睨み返す。しかし歪んでいる王には何一つ通じない。最早、言葉や表情だけでなく人間性までもが歪んでしまっていた。

 

「さて……長話はこれくらいにしておこう……本格的に、君を犯す時が来た。処女だった場合、裂ける可能性もあった訳だが…経産婦ならば問題あるまい」

 

「きゃっ!!」

 

 王はメイビスを突き飛ばす。メイビスはガニ股の体勢は何とか保っていたので、そのまま倒れ込んでしまう。そして、ガニ股のポーズのまま横にされたかのようなポーズに変わってしまっていた。

 

「まずは濡らさないとなぁ…?」

 

「ひ、いぃ!」

 

 男はメイビスのまたに顔を近づけて、秘裂を舐め始める。メイビスは凄まじい嫌悪感を覚えながら、その気持ち悪さに耐えようとしていた。

 だが、彼女の体に気持ち悪さがあったのは最初だけであり、段々と体は快楽に傾倒していっていた。

 

「く、あぁ……!」

 

「ふふ…感じているんだろう?これでも何人もの女は抱いてきているんでね……女体の扱いに離れているのさ」

 

「私のような、体の少女まで犯していた、と……本物のゲスですね…!」

 

「褒め言葉として受け取っておこう。しかし君は20歳になっている…そんな女性を抱くことなど、当たり前の話のはずだがな?」

 

 そう言って再び舐める作業に戻る王。もういいと判断したのか、舐めながら両手も使い始める。片手は陰核に、もう片方の手は胸の方に伸びていた。

 

「う、ぁ……ん、んん!!」

 

「1時間は、こうさせてもらおう……君の思考が快楽でまとまらなくなってくるくらいには……気持ちよくしてあげるからね」

 

 王の言葉は、何故かメイビスの心に深く刻まれていた。その理由を考える暇もなく、メイビスは体を弄られ続けるのであった。




男はなんか氷っぽい魔法使ったりします。でも本人じゃないです。
王様もどこかの黒魔導士じゃない誰かです。でも部下から慕われるくらいのカリスマはあります。
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