「んー……」
西にある大陸、アルバレス帝国にある魔導士が1人、ディマリア。彼女は時を止めることが出来る魔導士であり、それを利用してどんな強力な敵であっても一瞬で終わらせることが出来る…言わば初見殺しの魔導士である。
そんな彼女は…今は用意された自分の部屋にて、考え事をしていた。それは、今回時を止めて持って帰ってきた『戦利品』の事である。
「うぅ……」
その『戦利品』は、ディマリアを睨んでいた。ディマリアは、ゆっくりと目の前の『戦利品』のことを思い出そうとしていた。確か、名前はカグラだっただろうか?
口にボールギャグを咥えさせられて、それ以外は腕の拘束具以外何も身につけることを許していない。つまりは全裸の姿である。
「……目がキツイ。貴方みたいな子は、どうやったらその気丈な姿が崩れるか、楽しみな部分もあるわ。」
全裸という屈辱的な姿を晒されても、カグラは睨むことを辞めなかった。それは、ディマリアに屈することは無いという決意の表れでもあるのだが……そのディマリアからしてみれば、それは彼女を調教するためのスパイスとなりかねない。
「こう見えてもね…貴方みたいな子は、皆堕としてきた。だって、可愛い子が性に溺れる姿って……すごく興奮するのよ?あぁでも…こんな事、言っても意味ないか。」
座っていたディマリアだったが、その言葉と共に立ち上がる。あまり無駄なことには魔力は使っていられない。例え自分の魔法にかなう奴がいないと理解していても、いざと言う時にその魔法が使えなければ自分がやられるかもしれない。故に、無駄な魔力は使わない。
「……けど、今から行うことは全然無駄じゃないけどね。」
ディマリアは1度だけ歯を鳴らす。それは、彼女が時を止めるための合図であり、その魔法が発動したが最後…彼女が魔法を解除するまでの間に、全てが好き勝手に動かされてしまうのだ。
そして、その時が止められている間のことを…カグラは認識することが出来ない。
「━━━はい、おしまい。」
そして、カグラの耳に届いたその言葉が彼女にとっての地獄の始まりだった。
「っ…!?!!?!?!!?!?!」
全ての感覚が、絶頂に達していた。膣内を弄られて、陰核を擦られて、乳首を擦られ、舐められ、弄られ……その上乳房を揉まれて、、脇腹や背中、足裏やへそ、太ももに首筋……色々なところからくる感覚が、一斉にカグラに襲いかかる。
「どう?全身で一気に味わう絶頂の味は。自分では味わったことないからわかんないけど……これをすると、大抵の女の子は堕ちるわよ。」
「ふー…!ふー……!」
カグラは全身から脂汗を垂らしていた。一気に自分の感覚が鋭くなってしまっている。ただのそよ風ですら、絶頂に誘われかねないほどに鋭敏化していた。薬を盛られたのかと、カグラは一瞬思い至ったが…そのようなものでは無い。
「……凄い、堕ちないの。これはすごくいじめがいがありそうね……」
とんでもない感覚の嵐に悶えながらも、カグラはディマリアを睨む。しかし、カグラは少し勘違いをしていた。
生まれて事方、自慰すらもしたことがないほどに彼女は生娘なのだ。無論、知識としては知っているが感覚としては全くといっていいほど知らない。そんな彼女が、初めて味わう快楽の味から逃げることが出来るだろうか?
「……ま、精神的に強そうだから……少しは楽しめると思うけど。」
「うぐぅ……」
カグラは、せめて表面だけでも強気を保とうとしていた。だが、一気に味わった絶頂の感覚により、その表面でさえも保てる時間は……そう長くはないだろう。お互いに、直感的にそう感じとっていた。
故にカグラは脱出する術を考えようとするし、ディマリアは彼女をじっくりと調教したいと思っているのであった。
「ねぇ、どんな気分?こうやって……敵に嬲られて、感じるのって。」
「んく、ん、んん……!」
後ろから豊満な胸を揉まれて、カグラはくぐもった嬌声をあげる。当然、彼女には屈辱しか感じていないが、その思考も少しづつ薄れてきているようにも感じていた。
「まぁ、舌を噛み切られないようにそんなの噛ませてるけど……貴方が素直になれば、外してあげるかも…」
「んん!」
耳元で後ろから囁くディマリア。彼女も今は服を脱いで裸になっており、お互いに、皮膚を密着させて体温を感じあえるようになっていた。
男の体とは違い、女の体は柔らかい。そして、そこに体温を感じ合えるようなふれあい方をしていれば、頭では屈辱的な行為だと認識していても、体がそれを拒もうとしないのだ。
「魔法が使えない…ってどんな気分?怖い?それとも悔しい?」
「ふぐぅ…!」
「ふふ、それでも気丈に振る舞える貴方は…いつまで続けられるのかしら?」
「ん!」
胸を押し付け、耳元で囁きながら…ディマリアはカグラの秘裂に手を伸ばす。カグラの意思関係なしに、カグラの体はディマリアによって起こされた愛撫によって、濡らしているのだ。
「おま〇こ…こんなに濡らしちゃって……貴方、凛と振舞ってはいるけれど…マゾヒストの素質があるのかしら?」
「っ!?んぐー!!」
ディマリアの言葉を、カグラは侮辱と受け取った。その言葉の意味はカグラも知っている。被虐される事を快楽として受け取る者を表す言葉だと。
自分が、そのようなものであるはずがないと…そうカグラは伝えたかった。
「あら…どうやら否定的。なら…それを今から証明してあげるわ。」
その言葉に対して、カグラは意味を理解していなかった。ディマリアは立ち上がり、簡易的に作られた押入れの中からとある道具を取り出す。
「これ、なんの道具か知ってる?」
ブーメランパンツに、なにか異様な長さの突起物がついた物体。カグラはその道具を知らなかった。所謂ペニバンという、女性同士で行為を行う際に膣内を犯すための道具なのだが、何故ディマリアがこれを持っているのか。
無論、さらってきた少女達を犯すためである。可愛い顔をしている少女達を、性快楽に引きずり込んで壊す…ディマリアは今までそれを何度もしてきた。戦争の名の元に、戦地から何人もの少女をさらっては調教し、そして壊れれば部下の者達に渡していた。
部下は、ほとんどが男である。だから、興味がなくなれば男に犯させるだけなのだ。
「……」
「まぁ、どっちでもいいんだ、けどっ!」
「うぐっ!」
ペニバンを装着するディマリア。そのまま動けないままでいるカグラを軽く押し飛ばして、仰向けに寝かせる。
そして、すかさず押し倒して動けないように軽く体重を乗せてくる。
「さて……貴方が初めてか、どうかなんて言うのは分からないから……入れさせてもらうわよ?」
「っ!?」
ペニバンの先を秘裂に擦りつけながら、ディマリアは舌なめずりをする。性知識が学んでいる程度にしかないカグラであっても、ディマリアの言わんとすることは理解出来た。
要するに、自分の処女を奪われるという話をしているわけなのだ。
「うぐーっ!!」
「ま、余程慣れてない限り…というか、回数が少なかったら少ないほど拒絶は大きいわよね。
けど安心して?貴方…捕まった時点でまともな初めてにさせてあげないことは、確定事項なんだから。」
カグラの抵抗が、まるでそよ風と言わんばかりにまったく意に介さないディマリア。カグラの抵抗も虚しく、ディマリアはその作られた陰茎をカグラの膣へと押し込んでいく。
まだ誰にも触らせたことがないはずの自分の膣内に、よりにもよって男性ですらない玩具の陰茎が、入ってくる。乙女願望があった、というわけではない。だが、それでも初めての相手は好きな異性に捧げたかったと、そう思わざるを得なかった。
「う、うぅ……!」
「あら…もしかして泣いてる?捧げたかった相手でもいた?でも残念、貴方はこれから慰み者になるしかないのよ。」
淡々と、ディマリアはそう告げる。だが、カグラは処女を奪われてなお、その事実を聞かされても……それでも尚、カグラはディマリアを睨む事が出来ていた。
「へぇ……まだ睨めるのね。その精神力は…評価に値するけれど……さて、貴方以外にも、もっと可愛い子は沢山いるから……明日、また攻めた時にでも何人か連れてこようかしら。」
そして、その言葉を最後にディマリアは腰を動かし始める。さっさと終わらせたいのか、はたまた悶絶する姿を見たいのかは不明だが。
「うっ、うぐっ……!」
「ふふ、いい顔…貴方が心折れるまでどのくらいかかるかしら……楽しみね。」
腰と腰がぶつかり合う音が響き渡る。一方的に犯され、人としての尊厳も女としての尊厳までも失わされた。奴隷同然の扱いをされているが、それでも強く意思だけは保つ。いずれ助けは来るだろう、侵略するような相手が勝つ道理はないのだ。そう、カグラは考えていた。
「う、ぅ……!」
「さっき、一瞬で何度もイかされたでしょ?そのせいで…初めてでも問題なく感じれてるみたいで、良かったわ。」
その言葉の真意は、痛みを感じないように出来たことに対する『良かった』なのだろうか。本人にしかわからないことを、カグラは考える事すらできない。
「う、うぐ……!」
「……」
激しく動きながら、ディマリアは考える。ここまで気丈に保っていられるのは、未だ心に支えがあるからだ。
その支えを無くすことが出来れば、彼女もポッキリ折れる可能性がある…と、そう考えた。
「…もう、手遅れなんだけどね…」
その言葉は、カグラには届かない。聞こえていたとしても、その真意を問いただすことは出来ない。
だが、考えてせいぜい1週間…そのくらい待って、それでも今犯している女がこの目を辞めないのならば、使う必要があるだろう。
「その間に…色々してあげないとね。」
「っうぅ!」
胸の谷間を一直線になぞり、一直線のままへそを撫でて陰核に軽く触れる。刺激に敏感になっているカグラの体は、分かりやすい反応を返してくれる。
「ふふ……体の調教は…続けさせてもらうからね。」
「うぐっ…!」
激しく打ち合う腰同士。しかし一方的に大きな快楽を味わされているのは、カグラだけなのだ。犯されながら、そのまま黙って乳首や陰核…乳房までもが弄る対象となる。
「ん…そろそろイきそうなのね?なら……そのままイかせて上げるわよ。」
「っ…う、うぅ……!」
スパートをあげるディマリア。激しく腰を動かしていき…カグラをイカせようとしてくる。望み通りに、カグラの体は絶頂に向かって昇っていく。
「ほら……イキな、さい!!」
そして、その言葉と共にディマリアはカグラの陰核を…抓りあげる。本来ならばとても強烈な痛みだろう。
だが、散々にイかされたカグラの体はそれを快楽として受け取るのだ。
「━━━うっ、ぐぅぅぅぅ…!!」
潮を吹くカグラ。それはディマリアの顔にかかるが、ディマリアは気にした様子がなくそのまま膣からペニバンを抜いて、そしてそのまま脱ぎ捨てる。
「ガチイキ…そのままどんどん深みに落として上げるから…覚悟してなさいよ。」
邪悪な笑みを浮かべるディマリア。だが、そんな彼女がいる場所に1人の影が近づいてきていた。ディマリアの部下の男の1人である。
「ディマリア様、よろしいでしょうか。」
「…何?」
「逃がした者達と……捕まえた捕虜の事なのですが。」
ドア越しに話しかける男。当然、今来たのだから部屋の中で行われている事など知る由もない。
「……」
ディマリアはドアに近づいて、そのまま扉を開ける。当然、服などは全く身にまとっていない状態で、である。
「ディ、ディマリア様!?」
当然、男は驚いた。ディマリアの服装に関してもそうだが、中で倒れているカグラを見てさらに驚きを隠せなかった。無論、男なのだから『そういう意味』での反応は多少してしまっていた。
「それは捕まえた時にも言ったわよね、貴方達で好きにしろ、と。」
「は、はい……」
「命令は変わらない、変えるつもりもない…捕虜も逃げた者達もそちらで好きにしろ。それだけだ。」
「わ、分かりました……では、失礼します。」
男は、ぺこりと頭を下げてそのまま戻ろうとする。だが、ディマリアはその男の背中を見ながら……歯を鳴らした。
瞬間、全ての時は止まり、ディマリアだけが動ける世界となる。
「……それと、私の体を見て驚いたわね。表面上でも驚かなければ、自慰のネタにでも……あぁやっぱりだめ。気持ち悪い。
まぁ……どっちにしろ邪魔したんだし、生かして返す気もなかったけど。」
そのままディマリアは、自前の武器を使って男の首を横一線で切り裂いた。そして、そのまま時を動かし始める。
男の首は一気に宙を舞い、地面に落下する。同時に体も制御を失って倒れ込んでいた。
「……後で片付けるのも面倒ね。蹴り飛ばしておきましょう。」
そのまま適当な草むらに蹴り飛ばして、死体の放置を決めるディマリア。だが、その光景を覗いてる者達がいた。
「……ちっ、上司だからって好き勝手いい気になりやがって…あの体、犯してやりたい所だ。」
「どうする?時を止める魔法なんざ、俺達に対策仕様がないんじゃ……」
「いいや、策はある……へへ、この大陸には面白いアイテムがあったからな。こいつを使わせてもらうわ。」
草むらで話している男達は、先程殺されたディマリアの部下と全く同じ格好をしていた。つまり、この者達もディマリアの部下なのである。
「あの女専属の給仕係…こっち側に引き寄せてて正解だったぜ。」
「給仕係も女だったな……どうやったんだよ。」
「そりゃあお前……薬盛って戦闘の間犯しまくってたんだよ。簡単に壊れやがったぜ。こっちの命令も簡単に聞くようになってらァ。」
ゲスな話を続ける男達。その手には、今現在カグラが付けられているものと全く同じものを持っていた。そう、付けられている間魔法を封じる手枷である。
それを手に持ったまま、ディマリアの部下達は下衆な笑いを浮かべるのであった。
カグラとディマリアです。
まぁもしカグラが服を破かれるだけでなく、そのままお持ち帰りされてしまったらどうなるか……みたいな話ですね。
ちなみに不倶戴天は捨てられたので行方不明です。