「う……ここは……」
少女は目を覚ます。少女の名はウェンディ・マーベル、竜を滅する魔法である『滅竜魔法』を覚えている魔導士である。
彼女は、今見覚えのない場所にいた。自分が最後に覚えていることは、敵の魔導士と相対した瞬間に未知の感覚に襲われてしまったことである。そのまま気絶してしまったようなので、自分が敵に捕獲されたということを理解するのは早かった。
「……シャルルも、シェリアもいない……」
そして、友であるシャルルとシェリアの姿は見受けられなかった。探しに行こうかと考えたが、どうやら腕が魔法封じの拘束具によって拘束されているらしく、1本の柱に固定されて身動きが取れなくなってしまっていた。
そして、改めてここで自分の姿をウェンディは確認することとなった。
「━━って、私裸!? な、なんで……どうして!?」
一気に顔を真っ赤にさせるウェンディ。誰かにこんなところを見られでもしてしまえば、恥ずかしさで死んでしまいそうになるくらいになってしまうだろう。
「う、うぅー!!」
「……あら、もう目が覚めたのね。流石にお嬢ちゃんと言っても、魔導士ね」
「っ!?」
ウェンディが暴れていると、外から誰かが入ってくる。ウェンディは手で胸や股間を隠そうとしたが、当然のごとくそれは不可能な事なので生まれたままの姿を入ってきた人物に晒していた。
「だ、誰ですか!?」
「もう忘れちゃったの?……って言っても、一瞬で決めちゃったから忘れてもしょうがないか。」
「一瞬で……あっ!!」
そして、入ってきた人物のことをウェンディは思い出した。最初は忘れていたが、よく見れば入ってきた人物は自分がシェリアと共に相対した女性…ディマリアだったからだ。
「シャルルとシェリアはどこですか!!」
「貴方と一緒にいた子達は別の所に繋いでるわ。でも、どうしてもって言うなら合わせてあげるけど?もちろん、私の条件を飲んでくれるなら。」
ディマリアは口角を上げて、わざとらしい笑みを浮かべていた。こういった輩は、ろくな条件を出してこないと流石のウェンディでも知っている事だった。
「……条件って、なんですか。」
しかし、それでもウェンディはその条件を嫌でも飲まなければならない。2人に何かあれば、後悔しかないからだ。
「簡単よ…貴方達の誰かが、私に屈しないこと…それが条件よ。じゃ、連れてくるから待っててね。と言っても━━━」
ディマリアは笑みを浮かべながら、歯を鳴らした。それは時を止める魔法の発動であり、そしてそれが発動するということはつまり1瞬で2人が連れてこられるということになるのだ。
「はい、お待たせ。」
「一瞬、で……」
初めて相対した時といい、今といい…ウェンディはディマリアの魔法が掴めずにいた。無論、どんな魔法か判断したところで誰にも伝えられないので全くの無意味なのだが。
「ウェンディ!無事だったの!?」
「シャルル!私は大丈夫だけど…シェリア、シェリアは!?」
ディマリアはウェンディを真ん中として左にシェリア、右にシャルルを置いてウェンディを拘束している柱とおなじものに2人を括り付ける。だが、シェリアだけが目を覚ましていないのだ。
「シェリアに何したの!?」
「んー?貴方達よりも早めに起きたから、ちょっと遊んでもらってたのよ。」
ウェンディ達には、何が行われたのかさっぱりだったが、当然ディマリアの言う『遊び』というのは、性行為の類である。無論、処女はまだ奪っていないのでただ性器をいじるだけに留めているが。
「…で、さっきそっちの白い子にも貴方に言ったことを言ったけれど、今から私がすることに屈しなかったら、あなた達を解放してあげる。
なんなら、私がそのままそちらに降伏してもいいのよ?」
「…私達が負けた場合は?」
「私のペットになってもらうわ。何から何まで、つま先から髪の毛の1本たりとも……全て私のモノになるのよ。」
ウェンディの顔を撫でながら、ディマリアは微笑む。だが、ここで簡単に勝負を始めるほどウェンディも馬鹿ではない。
「…時間は?」
「それを聞いてくるだけ、まだ冷静ね。聞かなかったずっとしてあげるつもりだったけど……そうね、1時間っていうのはどうかしら?」
「…分かりました。」
「ウェンディ!?」
ディマリアの提案に乗るウェンディ。時間制限を聞かないまま、条件に乗るほど馬鹿ではないが、ここでディマリアの条件を蹴るほどバカでもないのだ。
「シャルル…ここで私たち、この人の条件を受け入れないと…本当に、酷い目に合わされると思う。」
「ふふ、賢いのね。そう、今ここで私からの条件を蹴るようだったら……条件関係無しに、貴方達を酷い目に合わせていたわ。」
無論、ディマリアには解放する意思などない。だが、嘘をつくつもりもない。
「さて…そこの白いお嬢さんは体の違和感に気づいているかしら?」
「…」
「シャルル…?どうしたの?」
「……魔法封じるこの手枷…付けてるのに、私人型のままなのよ。貴方…何かしたのかしら?」
格好は間抜けながらも、シャルルはディマリアを睨む。ディマリアは一切の表情を崩さずに、シャルルに説明を行う。
「私の魔法でね…ちょっとした応用の使い方で、生物の状態を固定できるの。例えば、風邪をひいている時に使えば永久に風邪は完治しない…と言ったふうにね。」
簡単な説明でも理解出来たのか、シャルルはさらに強くディマリアを睨む。しかし、そんな程度ではディマリアは揺るがない。
「さ、長話もあまりしたくないから……早速始めましょうか…!」
先程までの笑みとは違い、邪悪な笑いを浮かべるディマリア。その表情に、ウェンディもシャルルも絶対に屈しない…そう心に誓うのであった。
「……う…」
シェリアは、目を覚ました。しかし意識などが完全には覚醒していないので、直前まで自分が何をしていたかよく思い出せていなかったのだ。
「━━━」
声が聞こえる、がその声にはつい先程まで聞いていたような気がしていた。そして、そう認識した直後に自分が先程まで何をしていたか、何をされていたか思い出した。
『あらぁ?あなた足でされるのがお好みなのかしらァ?』
『や、めぇ……ひぐぅ!!』
手は上に上げられて動けないように拘束。足も思い鉄球に繋がれている鎖をそれぞれの足につけられている上に、鎖の隙間に1本ずつ杭を打たれて強度に固定をされている状況。
股を無理やり開かされて、シェリアは先程までディマリアに足で秘裂を踏まれて弄られていたのだ。
『ほんと、こっちの大陸の子達は調教のしがいがありそうだわ…もっと強く踏んでやろうかしら?』
『ひぎぃ!?』
陰核を押し潰されるかと思うほどに、強く踏まれる。だが、痛みに反して体は違った反応を返していた。
あまりの痛みに、愛液を流してしまっていたのだ。
『あら…踏まれて下のお口からヨダレ垂らすなんて……変態過ぎない?』
『違っ……ふぎゅっ!?』
『違わない…体をこうやって踏まれて、無様におま〇こ濡らして、無様に喘ぐ…直ぐにあなたはそうやって私に好き勝手される性奴隷になる。』
思い出される屈辱の記憶。しかし、シェリアの様な未だ幼い少女にはその強烈な経験は、トラウマとして残ってしまっていた。
頭では相手に勝たないといけないというのは理解しているが、本能がされたことによる恐怖を覚えてしまっていた。
「━━━ふ、ぐっぅぅ…!」
「んぶぉぉぉぉぉ!!」
「はっ!?」
そして、ようやく耳に入ってきた大きな嬌声でシェリアは現実に引き戻される。自分達以外に捕まった者がいたのかもしれない、もしかしたら違うのかもしれない。シェリアは、ウェンディとシャルルまでもがあんな目にあっているのかもしれないと考えてしまって少しだけ現実逃避をしてしまっていた。
しかし、シェリアの考えは砕かれて直ぐに現実が彼女の目の前に現れる。
「あら?目を覚ましたのね。丁度いいわ…貴方にも見てもらおうと思ってるのよ。この子達の痴態をね。」
「ふぐおおおお!」
「んお!んおおおおお!!」
口に何かを入れられて、シェリアとシャルルは喘いでいた。陰核には小さな何かを2つ取り付けられて、そしてアナルと膣にはバイブを押し込まれていた。無論、処女膜は破らないように膣の方は浅めに入れられているが。
「な、なんてこと…」
「ちょっと面白いゲームをしているのよ。貴方にも参加してもらうわよ?」
「げ、ゲームって…」
「私に一時間以内に屈服しなければいい…それだけよ。」
その条件は、確かに勝てる可能性があっただろう。それ以上に、シェリアやシャルルが人質に捕われている時点で、ウェンディは勝負に乗らざるを得ない、という事情もあっただろう。
「…そうね、あなた達の内の誰か一人でも私に屈服することがなかったら…3人とも解放してあげるわ。
それなら、例えあの子達2人が折れても…貴方1人耐え切ればいいわよ。時間は、この子達の1時間だから…貴方は40分程度かしら。」
時間が短い分、自分が有利だと遠回しに伝えるディマリア。ウェンディとシャルルの声を聞いて、シェリアは覚悟を決める。恐らく、2人は何らかの方法で屈服させられるだろう。そもそも、乗らなければ殺されるかこのまま玩具なのは分かりきったことである。そのような、無理矢理勝負をさせるような卑怯なやつが、卑怯な手段を取らないわけがない…とシェリアは考えた。
だから、どんな方法が来ても耐えられるように覚悟を決めておかねばならない。
「……ふふ、いい目。じゃあ…貴方にもやってもらうから……ね。」
「ん…!ぐ、ぎ…!」
ディマリアは、ウェンディ達にしていることと同じように、シェリアにもバイブを取り付けていく。
濡れていないために痛みを感じるが、戦いの痛みに比べればこの程度なんてことは無いのだ。
「さ…じゃあ初めから、最大でいくから…そんな早く堕ちないでね?」
その言葉と共に、ディマリアはバイブのスイッチを入れる。性快楽によって、目の前の若き少女3人を堕とすのは彼女に取ってはいとも簡単に達成出来てしまうことなのである。
その時が来るまで…ディマリアはゆっくりと見守ることにするのであった。
「んぼぉぉおおおおお!」
口に布を入れられて、ウェンディは喘ぐ。このような快楽を味わうのは、彼女の身にとってはまだ早すぎる快楽なのだが、しかしもう時すでに遅し。味わってしまった快楽からは逃げられないのだ。
そして、それを証明するかのように段々と絶頂に達する感覚が早くなっているのだ。
「う、ふぅ……!!」
酸素が足りず、なんとか得ようとしているがそれでも足りない。幾らディマリアに連れ去られる直前に、凄まじい快楽を味わったからと言っても、本来ならばここまで感じるのはおかしいのだ。
その事に、ウェンディ達三人は全く気づかない。
「……時を操る、って言うのは…単純に時を止めたり動かしたり…そんなチャチなものじゃない。」
3人には聞こえない声で、ディマリアは独り言を話し始める。その顔は、勝ちを確信している顔である。
「応用すれば…その人物の状態の時を止めたり…
その言葉は、何も聞こえないし届くことも無い。微笑んで、ディマリアは3人を見据える。ウェンディ達は、今初めの絶頂で味わった快楽を延々と味わい続けている状態である。
そして、その上でさらに絶頂を味わされている……という状況なのだ。
「絶頂の状態で固定されて…また絶頂が来たらその絶頂の時で止めて……生き地獄ならぬイキ地獄ってね……同時に味わう永遠の絶頂って、考えただけでも恐ろしいわ。」
恐ろしいと言いながらも、その表情は笑顔だった。ふと、ディマリアは時間設定として定めた1時間が、今どの程度経っているか気になったので確認する。
「ん…後10分か……そろそろ、いいかな。」
ディマリアは立ち上がる。もはや達しすぎたことによって、3人の周りが水たまりになっているが、そんなことを気にせず近づいていき…3人の口の中に入っている布を取る。これで、喋れるようになったはずだ。
「…どうかしら?残り10分だけど…」
「んぁ!ひ、いいいいい!!」
「…聞こえてないか。まぁ残り時間経ったあとに答えを聞いてみようかな?」
三人は、本能のままに喘ぎ声を晒す。外まで聞こえるその嬌声に、ディマリアはうっとりしながら、3人を眺めていく。
そんな4人が今いる建築物が……囲まれていることに、ディマリアは集中しすぎて気づいていなかったのであった。
作中で出てきたバイブは、ラクリマで動いているので、動かなくなったら魔力を再注入すると動くようになるという設定考えてました。そんな微妙な設定多分使わないと思います。