「━━━1時間、経過したけれど…」
ディマリアはウェンディ達の中にあるバイブの電源を切って、改めて捉えてある3人に話しかける。
しかし、3人ともまともな反応を直ぐに返すことが出来ない状態になっていた。
「ひ、はぁ……」
「はぁ、はぁ……」
「あ、ひ……」
「……もうしばらく待たれると、流石に理性取り戻しそうだから…これ使うの嫌なんだけど……」
今現在、ウェンディ達は全員絶頂に達する度にその感覚のまま固定されている。つまり、何もしていなくても絶頂時に味わう感覚をひたすらに味わっているのだ。
だが、ディマリアはそこから1手間加えたかとでも言うように、さらに上から魔法を重ねる。それは、絶頂時の固定とはまた別のものである。
「っ!?」
「…どう?
「う、ぁ……」
「これで少しは会話できるかしら?1時間経ったあとに、答えを言わず冷静になれるまで経過させようとするのは、流石に酷いわ…」
先程まで味わっていた絶頂が、今度は全く来なくなっていた。一体、彼女達は何度絶頂を味わっただろうか。
何度も味わった絶頂を、全て止められてしまったのだ。しかも、絶頂に達するまでの快楽は、絶頂時の固定により何もされていなくても、味わうようになってしまっている。
つまり、今のウェンディ達は快楽を何もせずに感じているのにも関わらず、絶頂に達せないためにもどかしい思いをする羽目になっている…という事になっている。
「な、なんでこんな……」
「言ったでしょ?1時間経過したのよ?でも、貴方達何も言わないからひとまず意見を聞こうとしてたのよ。
で、どうするの?私の元に着く?それとも着かない?」
「こ、こんなの……」
『酷すぎる』とシェリアは訴えたかった。生殺しも生殺し…先程までは、絶頂を味わいながら絶頂を味わうという地獄だったが、一瞬でも絶頂を味わえば、少しは快楽が発散されるためまだいい方だった。
しかし今度は、それら全ての快楽を味わっているにも関わらず、まったく達することが出来ないのだ。
「な、なんで…あ、頭真っ白にならないの…」
「……その頭が真っ白になる感覚をね、イクって言うのよ」
「イ、イク……」
「それで?私の元に着く?それとも着かない?もし、着かないって言えば『そのまま』あなた達を返してあげるわ」
『そのまま返す』という言葉。本来ならば、簡単にその要求を飲むだろう。何せ、既に返してくれる時間は経っているのだ。ただ一言、返してと言うだけで全てが済むのだ。
だが、ウェンディ達はその一言が簡単に出てこなかった。
「そ、そのままって…私達は、この状態のまま…?」
「さぁ?そこまでは教えないわ」
シャルルはディマリアに懇願するような質問の仕方をするが、ディマリアは意地の悪そうな笑みを浮かべて、応えようとしなかった。
「ま、魔封石の手錠は…」
「外してあげるわ、それに私がつけてあげる…ただ付けても魔法は解けないから」
シェリアの質問に、ディマリアは答える。だが、その答えはシェリアにとって最悪の選択を選ばせるような、そんな答えだった。
「……わ、私は…」
「どうするの?」
「━━━着きます、だから…だからイかせてくださいぃ!!」
そして、完全に理性を失った状態でウェンディが叫んでいた。その叫びに、シェリアとシャルルは完全に驚いていた。だが、同時に自分達にとっての最悪の1歩を踏み出させる答えだった。
「じゃあ、ご褒美よ」
「あ━━━!?」
ディマリアは指を鳴らす。それは、絶頂の時を訪れるようにして、なおかつ止まっていた絶頂の時を動かしたのだ。
つまり、一気に溜まった絶頂と今までの絶頂が一気に襲いかかってくるということである。
「━━━イ、グゥゥゥゥゥゥウ!!!!!」
ガクガクと震えながら、ウェンディは盛大に絶頂に達した。そして、無様な顔を晒しながら、尿を漏らしてしまっていた。
「かひ、はひ……」
「さて…2人はどうするのかしら?まぁその顔を見れば……答えは自ずと理解できるのだけど…私に、イかせて欲しいって頼んだ瞬間…もう戻れないわよ?」
ディマリアのその言葉に、シャルルとシェリアの答えは…縦に頭を振ることだった。言葉こそなかったが、ディマリアはそれで満足したのか同じように、指を鳴らしたのであった。
「ほらほら…貴方、この子と同じ歳なのに……こんないやらしいおっぱいしてていいと思ってるの?」
「ひゃひぃ…!ご、ごめんなさいぃ……!」
そして数時間が経過した頃…ディマリアはシェリアの胸を後ろから弄っていた。無論、軽い罵倒も付け加えて自分が上の立場だと言うことをちゃんと伝えていかねばならない。
とは言っても、シェリア自身も嬉しそうにしているのであまり意味のあるものだともディマリアは思っていないが。
「ふふ……」
「ん…シャルルぅ…」
「ウェン、ディ…!」
ディマリアが少し視線をずらすと、そこには体を交わらせているウェンディとシャルルの姿があった。その光景を見ながら、ディマリアは満足そうに口角を上げていた。
「いいわねぇ…私の体じゃあ、貴方達みたいな小さい子同士の交わりが出来ないもの。傍から見るしかないとはいえ、結構興奮するわね…」
笑みを浮かべながら、ディマリアは恍惚とした表情を浮かべる。と、ここまで来てディマリアは自分の喉が渇いていることに気づいた。
「…お茶、入れてもらうか…」
小さなベルのような魔法具を取り出して、ディマリアはそれを鳴らす。所謂転移系の魔法が入っており、指定した相手をこちらに向かわせることしか出来ないが、誰でも使えるようにアイテム化させられているものである。主に、大きな屋敷の主などがこれを持っている。
「はい、ディマリア様…ご要件は?」
「お茶、入れて頂戴……折角だし、ここの街…ハルジオンと言ったかしら?そこでしか飲めないお茶でも入れて?なかったらなんでもいいわ。」
「かしこまりました、直ぐに入れさせていただきます。」
呼び出したメイドは、ぱっと見ればただの薄着である。ほぼ尻が見えているスカートに、乳首がある横一直線の部分しかない布地。白いエプロンを上から羽織っているものの、それは上下に別れているものであり、へそは見えているわ、前しか隠せていないため上から見ても下から見ても見える谷間があるわ、脇も見えているし無論スカートに着いているエプロン部分もスカートそのものを隠せていない小ささだった。
しかし、実はこの布地はどれだけ暑かろうが寒かろうが、使用者の周りの気温を過ごしやすいものにすると言った素晴らしい品である。
「…ほんと、これ作った奴は趣味がいいわ…」
嫌そうに言うが、着せたのはディマリアである。そして、それを眺めて笑みを浮かべているのもディマリアである。
「…お茶が入りました、幾つか向こうでは見ないハーブがありましたので、そちらでお茶を入れてみました。無論、予め調べてあるので毒性がない事も確認済みです」
「ん、なら飲ませてもらうわ」
メイドからお茶を受け取り、ディマリアはそれを飲み込む。ほんのり酸味を感じるが、それは後から来る甘味を引き立たせるものでありハッキリいえば美味しいと素直に感じられるものだった。
「…ふぅ、美味しいわね。ここの侵略が終わったら、しばらくこれ飲んでみようかしら」
「お気に召したようで光栄です。
「……は?貴方、今なんて━━━」
メイドが言ったことを聞き返そうとした瞬間、それは訪れた。ディマリアは手の力が抜けて、カップを落としてしまう。そしてディマリアは自身に、変化が訪れていた。
まず、頭痛から始まりそれがしばらく続いたのだ。
「う、ぐ……!?あな、た…このお茶に…何を……!」
「いいえ、薬なんか盛っていません。毒性がないことも事実です…ですが、今回入れたハーブの組み合わせはこの大陸でもしてはいけない組み合わせなんですよ」
「組み、合わせ…!?」
「ふふ…今はまだ初期症状ですが……しばらくすれば、効果が実感できますよ。ディマリア様……」
メイドがその言葉を発したあとに、ディマリアは気絶してしまう。これが第2の症状。もうしばらくすれば第3の症状が始まる。
それを楽しみに待っているメイド。そのメイドの太ももからは……精液が垂れてきているのであった。
「くっ……あのメイドに手を出したのは、お前達か。こちら側でありながら、反旗を翻すとは……その罪、極刑に値するぞ…!」
「おうよ、けどよ……残念なことにもう了承済みなんだわ…上からな」
ディマリアは魔封石で拘束されて、男達に囲まれていた。しかし、いるのは部下だけではなく明らかに敵だった男達まで混ざっていた。ディマリアはその状況を見て、部下達が国を裏切ったと解釈していた。
「はん…こんなことを上が許すとでも?国に対する明確な反逆行為を、国が許すとでも!?」
「残念ながらそうじゃない…俺達は、意味もなく部下を抹殺するような上司がいると伝えただけだからな」
「何…!?」
「ほれ、これ読んでみ」
そう言って男が広げた1枚の紙、拘束されているために首だけを動かすしかないが、その中に書かれていることを読み始める。
『ディマリア・イエスタは、我が国の一員でありながら我が軍の兵を私情により殺害、そして偽装して疑念を晴らしていた。
そのため、我が国にて裁判を行う予定であったが、部下からの訴えにより一足飛んで私刑を決行させるものとした。誠に異例の事態であるが、この書状を発表後、ディマリア・イエスタのアルバレス帝国における全権利を剥奪、そして自身の意思で行動を起こすことを禁ずる』
要約すれば『既にお前は人間ではない』ということである。
ディマリア箱の書状を読んでワナワナと震えていたが、しかし王がこの書状を発表しているということは、何かしらの証拠を出されているのだろう。
王は、侵略の為にこの国に訪れている。つまり、つい最近起きた出来事も連絡しやすかっただろう。
「…それを、わざわざ薬を飲ませた後に見せるってわけ?」
「いや?薬を飲ませたのは全く別の理由だ。そもそも、これを見せるだけならおうから直々に発表させりゃあいいしな。
書いてあっただろう?『私刑』ってな」
ディマリアは男達の股間が少し膨らんでいることに気づいた。それだけでディマリアがこれから何をされるのかすぐに理解ができた。
「安心しな、王にはちょっとした打診もしてあんだよ。お前に全ての権利がないことで、色々と軍の方が混乱していてな…俺ら元ディマリア隊は、好き勝手に暴れられるようになった」
「ふん…やるならば、はやくやればいいだろ?」
「覚悟が決まってるとこ悪いが……あぁいや、その覚悟が鈍らないうちにさっさと『させて』やるか」
「…?一体何を……」
男達のセリフの意味がわからないディマリア。だが、その直後に彼らの言葉の意味は直ぐに理解することとなるのだった。
「ぐっ!?こ、これは……」
「あんたに付けた魔封石は、あんたの魔法の仕様を禁じるものだ。だがな、
「な、何をした…!?」
「単純な事だ…術式を幾つか書いてもらってたんだ。この大陸のヤツらのものでもあるからなぁ、お前は」
「は…!?まて、今なんて…」
「……あー、言ってなかったな。この大陸の奴らがいるのはな……お前と、お前によって精神が壊されたメス共を共有するためだよ!!既に本国からも連れてきてんだよ!!過去にお前に壊されたヤツらをな!!」
高笑いする一人の男。要するに、自分が築き上げてきたハーレムは今ここで完全に壊されて、男達に存分に陵辱されるのだ。
そして、その中には自分も混ざるのだ。
「因みに…術式の内容はお前が屈服するまで解けない仕組みだ…感度と、痛みの快楽の変換…まぁ他にもあるが……いつまで耐えれるか見ものだな。」
「ぐ、ぐううう!」
発情している体に、ディマリアは悔しそうな声を上げる。しかし、やってきたことへの償いは既に払いきれないところまで来てしまっているのだ。それを、ディマリアの一生で払わされただけなのだから。
ウェンディ、共にシェリアとシャルルが快楽堕ち。ディマリアは次回ですね。
それと書き方を少し変更してみました。問題がないようでしたら、この書き方でいこうと思います。
出来れば、人魚の踵の他のメンバーももう少し詳しく描きたいけれどタイミングが掴めない……