※この作品はR-18です。

SLAVE TAIL   作:長之助

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感覚のズレ

 ブランディッシュは犯されていた。とても、とてもとてもゆっくりと。口と膣に入っている陰茎は、ゆっくりと抜かれてそしてゆっくりと入れられていく。だが、その際に感じる快感は自分を慰める時に行っている自慰の時に味わう感覚以上に、彼女に快楽を与えていた。

 一体、どの程度長い時間犯されただろう。何時間、何十時間という長い間ずっと犯されているような気がしていた。だが、未だに自分を犯している男達2人は射精すらしていない。口の中に入れられた陰茎の味に、既に口が慣れてきてしまっていた。一体どのくらいの時間が経ったのか、ブランディッシュは分からなかった。だが、思考と感覚だけが通常通りに動いている今の状況、そしてそれ以外はとてもとても遅く動いているこの状況は、彼女の心をゆっくりと折っていった。

 だが謝罪の言葉を仮に吐くとしても、口は塞がれている上にそもそも上手く喋れない状態なのだ。自分の肉体すら満足に動かせない中で、感覚と思考だけはいつも通り。異常な状況と、長時間の精神的な疲労によって、ブランディッシュの心はより早く折れていく。

 

「━━━」

 

「━━━」

 

 体がぶつかる音も、男達の喋り声も、ゆっくりになり過ぎているせいで全く聞き取れなくなっていた。

 あとどれ位長い間犯されればいいのだろうか、とブランディッシュはまるで他人事のように考えていたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あー、どれくらい時間経ってるよ?」

 

「いや、5分くらいしか経ってないでしょ」

 

「いやいや、この女の体感時間の話」

 

「んー……1000倍で1000分だから……40時間くらいじゃないかな?」

 

 男達はブランディッシュを犯しながら、会話を続けていた。まだ数分ほどしか経っていないが、ブランディッシュからしてみれば長い間犯されてるも同様なのだ。

 

「ただねぇ、ただ時間を待つだけならいいんだけどこうやって犯されている時すらも、遅く感じてるから経っている時間よりも長く感じてそうな気がするけどね」

 

「ほーん……ま、俺ァさっさとこの女がアンアン喘ぐようになるまでぶっ壊し続けるだけだけどな」

 

「後1時間も犯せば壊れるんじゃないかな、なにせただ犯されているだけじゃなくて、1ヶ月以上犯されているようなもんだしね」

 

 腰を動かしながら、口と膣を犯していく男達。しかし、彼らは気づいていなかった。ここの地下牢に降りてくる足音がいくつかある事に。

 

「よう、そこで何やってんだ」

 

「っ!? な、なんだお前かよ……」

 

「捕虜相手に……あぁいや、捕虜だからこそその旨味を独占しちまったってわけか」

 

 別の男達が、階段から降りてきたのだ。元々居た2人を含めば、今この場には10人ほどの男がいた。

 

「抵抗しないが、その女もう諦めてんのか?」

 

「あぁ、それは僕の魔法だよ……というかそんな人数連れて降りてきてよかったの?」

 

「は? 何がだ?」

 

 初めに入っていた方の男が、地下牢の唯一の入口である階段に目を向ける。初めに志願したであろう2人ならばともかく、あとから特に理由もなく地下牢に5人以上が入るのは目立ちかねないということである。

 

「いや、他の男ならいいけど……女性陣入ってきたら終わりじゃないか」

 

「あぁ……そんときゃあそん時だ、任せとけって」

 

 やけに自信満々な男に、少し不安になる。だが、仮に来た場合の対処事態は考えているようなので、そこは任せてもいいだろうと仕方なく任せることにしたのであった。

 だが、案外早くその時は訪れようとしていた。

 

「……おい、誰か降りてきてんぞ……」

 

 コツコツと、ヒールを踏むような音が響いてくる。明らかに男物の靴では鳴らないような音、それが2つほど。そして同時に話し声も聞こえてきていた。

 

「あいつら……なんか企んでんじゃないだろうねぇ……」

 

「流石に……捕虜に手を出すようなことはしないと思うけど……」

 

「……声的にルーシィとカナか、どうする?」

 

 男の1人が、素早く全員に確認を取る。男達は視線を合わせて全員頷く。考えていることは一緒のようなので、すぐさま実行に移すために動き始める。

 

「俺ァ1回あいつらに痛い目合わせようと思ってたんだよ…」

 

「同意だ…カナは誘ってくるかのような服だしよォ…ルーシィはミニスカであの胸の大きさだ、犯してくれって言ってるようなもんだしな…この際、2人まとめて黙らせて犯すか……」

 

 男達はその意見に乗り、すぐさま各々見つかりづらい場所に隠れる。そして、ブランディッシュは拘束をそのままに牢へと繋ぎ直しておく。

 そして、件の2人が地下牢へと現れる。

 

「ブランディッシュを拘束してたのは…」

 

「一番奥だよ…捕虜に手を出すのは駄目だっていうのが分かってりゃあいいが……」

 

 ブランディッシュが拘束されている牢とは別の牢の済へ隠れたり、その場の樽や机などの物陰に隠れる男達。意識を向けていない2人は、その男達の影に気づくことは無かった。

 

「……おい、あいつらどこいった?」

 

「いない、ね…どこかに行ったのかな?」

 

「いいや、アイツらがこっから出て行った姿を誰も確認してない…ここにいるはずだけど……っ!?」

 

 ブランディッシュがいる牢へと辿り着いたルーシィとカナ。だが、そこに倒れているブランディッシュの無残な姿を見て、息を飲んだ。

 

「酷い…!」

 

「おい!どっかに隠れてんだろ!?早く姿見せないと…痛い目見せるよ!!」

 

 お得意のカードを構えるカナ、そして鍵を構えるルーシィ。だが、彼女達は理解していなかった。自分達のことを性的に見ている男達が、既に遠慮がなくなっている事を。

 

「━━━だったら、見せてやるよ!!」

 

「なっ!?あいつら2人だけじゃなかったのかい!?」

 

「仕方ない!星霊達の力で━━━」

 

「させっかよ!!」

 

「きゃっ!!」

 

「ルーシィ!」

 

 星霊を召喚しようとしたところ、後ろから組み伏せられるルーシィ。カナはルーシィを助けるために、ルーシィを押し倒した男にカードを投げようとするが、すぐさまその手が止まる。男の手には、ナイフが握られていたからだ。

 

「おいおい、動くなよ?動くとこのナイフが、変なところに刺さっちまうかもしれねぇぜ?」

 

「下衆が…!」

 

「はん、お前ら敵に対して甘すぎんだよ…アルバレス帝国(そいつら)はこの大陸を侵略しに来てんだぜ?街も破壊されてる…遠慮する必要性がどこにある?」

 

「だからって、こんな非人道的なことが許されると思ってるのかい!?」

 

「おいおい…侵略が人道的だと?そもそも、あいつらの目的は初代の体と魔力だ。そんな事で戦争を起こすようなやばい奴らだぞ?アイツらが非人道的なことするんなら、自分達が同じような目に合わされても文句は言えねぇだろうよ」

 

 男の言葉に、カナは言葉を詰まらせた。事実、アルバレス帝国は戦争して敗北した国を取り込んで行った国である。その行為には、人道的だと言われるようなものは何も無い。そして、その国に属している以上ブランディッシュもそういったことをしている可能性もある。

 仮に、そのようなことを起こしていなかったとしても、自分の意思で国にいることは明白なのだ。

 

「……って訳だ。今、立場が弱いのはお前らの方だぞ?」

 

「敵国の幹部である彼女に味方し、あまつさえ味方に攻撃を仕掛けるようじゃあだめだからな…今から俺達が行うのは、味方に対してじゃない…『捕虜となった敵に対しての行動』だ」

 

「ぐっ!?」

 

 男の1人が、カナを組み敷く。そして水着同然である上とズボンをと下着を無理やり剥ぎ取っていき、生まれたままの姿へともどしていく。

 

「カナ!!」

 

「おっと、お嬢様も今から同じ目にあうんだぜ?」

 

「ひっ…」

 

 ルーシィの大きく実っている胸。その谷間に、ナイフがゆっくりと押し込まれていく。服は中央から裂かれ、そして下着も裂かれていく。スカートやブーツも剥ぎ取られていき、唯一彼女に残されたのは1組の黒いニーソックスだけだった。

 

「てめぇら!!ルーシィに手を出すんじゃんぐっ!?」

 

「黙っとけよ、この処女ビッチが」

 

「んぐっ……!」

 

 カナの口に、男の陰茎が無理やり入れられていく。カナは噛みちぎってやろうかと考えたが、ルーシィを押し倒している男がルーシィにナイフを突きつけているところを見せられて、直ぐにその考えを改めることになった。今手を出せば、ルーシィが傷つけられてしまうのは目に見えていたからだ。

 

「おー、口でも案外締め付けがいいなぁお前」

 

「うぐっ…」

 

「おいおい、そんな目をしていいのかぁ?」

 

「っ…!」

 

 心底腹が立っていたが、ルーシィを傷つけられる訳には行かないので、カナは嫌々ながらも男に媚びを売るような目をする。ぎこちないそれでも、男は満足したのか笑みを浮かべていた。

 

「そうだよ、そういう目をしてりゃあいいんだよお前らは」

 

「カ、カナ…」

 

「へへ、泣けるねぇ…女同士の友情ってか?」

 

「な、なんでこんなこと…同じギルドの仲間なのに……」

 

「同じギルドの仲間なら、攻撃を仕掛けようとはしねぇよなぁ?先に仕掛けようとしたのはお前らだぜ?」

 

 男の言葉に、ルーシィは言葉を出せなかった。確かに、先に戦闘態勢になったのは自分達の方だが、しかし向こうがブランディッシュという捕虜に手を出したことは事実である。

 

「へへ、お前らは俺達がちゃあんと預かっといてやるよ」

 

「魔法で洗脳されてる可能性もあるからなぁ?俺らの独断になっちまうが、白か黒かを判断するくらいはさせてくれや」

 

「ひんっ…!」

 

 男はねっとりとルーシィの胸を揉む。しかし、それを見ているカナは抵抗を許されていない状況だった。

 

「そうだなぁ……カナ、今からゲームをしようぜ?」

 

「げほっ、げほっ……ゲーム?」

 

 何かを思いついたのか、男は陰茎をカナの口から引き抜いてニヤニヤと笑いながらそう提案をする。カナはその提案に乗らざるを得ない事は理解しているが、しかし念のために聞かなければならない。

 

「今から俺がお前を犯す…俺がお前の中で…ま〇この中で出すよりも先にお前がイったらお前の負け、先に俺が出したらお前ら2人を解放してやるよ。そん時ァ、煮るなり焼くなり好きにしてくれや」

 

「…本当に、解放してくれんだろうね」

 

「当たり前だ、なんなら魔法紙を使った誓約を結んでもいいぜ?」

 

 魔法紙による誓約、それは署名した者達にしか効果がないが、その誓約が破られた場合に強力なペナルティを与えるという物。魔法紙に込められている魔力によって、ペナルティの質は変わってくるが……

 

「ほれ、読んでみな」

 

 男は1枚の魔法紙を見せる。そこから発せられる魔力は類を見ないほど大きなものであり、これを破った際に起こるペナルティは確実な死と考えてもおかしくないほどであった。

 

『貴方の絶頂よりも私達のいずれかの膣内射精の方が早かった場合、私達に対して自由な処罰を下す権利が与えられ、私達はそれに従います。

 もし絶頂の方が早かった場合、貴方は私達に従うことになります。』

 

 書いてあることを要約するとこうなる。だが、それは下衆のそれであり、しかしこれを署名しなければルーシィ共々陵辱されて、慰み者になるだけの人生になってしまうのは明白だった。それだけは回避せねばならないと、仕方なくカナは署名をする。要するに耐えればいいだろう…カナはその時、そんな考えだった。

 

「……読めたか?んじゃあ署名するよ」

 

 そして、男がその書面にサラサラと署名をする。これにより男が約束を破った場合ペナルティが発生する。

 そして、それが書けてから男は魔法紙を適当な所に置いてカナに覆い被さる。

 

「んじゃあ、今から楽しい楽しい……玩具タイムだ」

 

「っ!?」

 

 男はどこから取り出したのか所謂大人の玩具…バイブやローターなどを取り出した。てっきり処女を散らされるかと思っていたカナは、驚きそして瞬時に怒り始める。

 

「あんた!署名したことを早速破るのかい!?」

 

「あ?別に……玩(・)具(・)を(・)使(・)っ(・)て(・)は(・)い(・)け(・)な(・)い(・)な(・)ん(・)て(・)一(・)言(・)も(・)書(・)い(・)て(・)ね(・)ぇ(・)ん(・)だ(・)が(・)な(・)ぁ(・)?」

 

 書いてあった事を思い出して、カナは歯ぎしりをした。要するに、はめられたのだ。初めの絶頂さえさせてしまえば、男達の勝利なのだ。その勝利に玩具で絶頂させてはならないと全く書いていなかった。

 

「ってぇ、訳だ。俺らに従うことは確定だから……これから、楽しくしようや」

 

 カナは涙した。いや、こうなっていた時点で既に終わっていたのかもしれないと絶望した。

 そして、悪夢の時間が今始まろうとしていた。




因みに最後に出てきた魔法紙ですが、たとえ偽名で書いたとしても書いた本人自体は記録されているので、普通にペナルティが下ります。
別の人の名前を書いた場合も、書いた方の人物がペナルティを受けます。ズルは許しません。けどルールの穴を突かれたらしょうがないよね。
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