※この作品はR-18です。

超次元ゲイムネプテューヌ Origins Visionary   作:シモツキ

11 / 132
・初閲覧の方は、『はじめに(確認推奨)』を見る事をお勧めします。
・最後のアスタリスク後はR-18要素が殆どないので、冗長に感じる方は飛ばすのも一つの手ではあります。
・今回の話のように、就寝前及び起床後のどちらか、又は両方が描写されない場合もあります。
(上記二つは今後定型となります)




人物・ネプテューヌ パープルハート

内容・ふたなり 自慰 野外 薬物


淫欲に成りし性奴隷編
淫欲に成りし性奴隷 1


──切っ掛けは、ほんの些細な手違い。ミスと言うべきか、早とちりというべきか、不運というべきか。ただ悩みを解決したかった、それだけの事。それが、事の始まりであり……終わりだった。

 

「……遂に、この日がやってきたよブラン…」

「えぇ、そうね…」

 

何の変哲もない、ある日のプラネタワー。プラネテューヌの守護女神、パープルハートことネプテューヌの私室には、彼女ともう一人…ルウィーの守護女神である、ホワイトハートことブランの姿があった。

 

「実物が、これだよ…」

「まさか、愚痴同然だった会話を本気にして、ここまで漕ぎ着けるなんて…貴女も貴女の指示で作った研究者も大したものよ…」

 

いつになく神妙な面持ちで話す二人。その中でネプテューヌがテーブルに置いたのは、錠剤の入った透明な小瓶。

 

「まぁ、元々そういう方面の研究はあったからね。わたしはそこに、ちょっとリクエストを入れただけ」

「だとしても、これはわたし達にとって大きな一歩。もし成功したなら…わたしは貴女に、生涯感謝し続けるわ」

「いいんだよ、ブラン。だってわたし達は友達…ううん、同士なんだから」

 

ともすれば国家級の何かを進めているのではないかと思わせる程の、二人のやり取り。だが、その内容は至極個人的な事。個人的で……切実な、問題の話。

 

「そうね、わたし達は同士よ。…でも、どうしてわたしにだけ話を?同士はわたしだけじゃないのに…」

「それは……その、多分これ…試作品なんだよね…」

「え……?」

「一応それっぽい物を取ってきたから、全然違う薬品って事はないと思うけど…」

 

それまでの神妙な顔付きが崩れ、頬をかくネプテューヌ。それにつられて…と言うより、聞き捨てならない単語を耳にしたブランもまた、表情を崩す。

 

「…大丈夫なの?というか…どうして確認をせずに…?」

「大丈夫だって断定は出来ないから、ブランだけ呼んだんだよ。で、確認しなかったのは……正直に言えると思う?『実は研究してもらったのは自分の胸をおっきくしたいからで、完成したなら早速試させてほしい』なんて…」

「あー……」

 

ネプテューヌの言葉に、ブランは納得したような声を漏らす。…そう、二人が話していたのは、二人が常日頃(特にブランが)気にしている悩み…貧相な胸を改善したいというもの。そしてネプテューヌが研究させていたのも、薬品による特定部位の成長促進なのである。

 

「元々促進対象を胸にしてもらう時点でもかなり強引な説明をしたから、これ以上の誤魔化しを重ねるのは無理だと思う…」

「そういう事情なら仕方ないわ。ネプテューヌは何もしてないわたしにも恩恵を与えようとしてくれてるんだから、それだけでもわたしは嬉しいわ」

「…ありがと、ブラン。…じゃあ、飲んでみる…?」

「勿論。…でも、万が一に備えて…飲むのはこっちの姿の方がいいだろうな」

 

返答の最中にブランは女神化。女神の身体が強靭なのは何も外傷だけに留まる事ではなく、同じ薬品…或いは毒を取り込んだ場合でも、女神化状態の方が高い耐性を発揮する。その観点から、彼女は女神化を選択していた。

 

「そうだね。じゃあ、わたしも女神化をして…っと」

「…………」

「…何かしら?」

「…その胸で、飲む必要あるのかよ……」

「うっ…い、いつも言ってるでしょ。大きい事を知っている分、普段が余計に辛いんだって…」

「悪ぃ、冗談だ。…さ、飲んでみようぜ」

 

若干の脱線を経て、瓶を開け錠剤を手にする二人。期待と僅かばかりの不安を胸に二人は錠剤を見つめ…それからほぼ同時に口へと放り込む。

 

「…………」

「…………」

「……何も、起こらないわね…」

「…まぁ、ものの十数秒で効果があったら逆に恐ろしいけどな…」

 

そんなやり取りを交わす二人は、薄々分かっていた様子。しかし余程の劇薬でもない限り飲んだその場で効果が現れるという事などなく、現段階では判断のしようがないというのが正直なところ。

 

「数時間か数日かは分からないが…様子を見るとするか」

「えぇ。じゃ、念の為何錠か確保しておいて、これは後で返しておくとするわ。勝手に持っていったのがバレたら説明が大変だもの」

「何から何まで悪いな。さて、期待通りになってくれりゃいいんだが…」

「ふふっ、成功したら皆驚くでしょうね」

 

そうして二人は期待を胸に、コンプレックスの話を終了する。まだ用事の残るブランはその後帰り、ネプテューヌは言葉通りに小瓶を返却。その時点でもまだ変化はなく、じっと待っていても仕方がないと二人は普段の生活に戻っていく。

なんて事のない、普通の生活。ネプテューヌもブランも実のところは「駄目で元々、成功すれば儲けもの」位にしか思っておらず、だからこそあまり躊躇わず錠剤を飲んだのであり……後にその事を、二人は悔やみ切れない程に後悔する。

 

 

*

 

 

変化があったのは、それから数時間後の事。嫌々ながらも仕事を片付けた、その後の頃。

 

「……うー、ん…?」

 

何やら気がかりそうな顔で自室へと向かうネプテューヌ。その理由は、下腹部に変化…というより違和感を抱いた為。

 

「仕事のし過ぎかなぁ…なんちゃって」

 

誰に聞かせる訳でもない冗談を呟きつつ彼女が自室に向かっているのは、違和感の確認が目的。仕事中も薄々感じていた違和感だが、立って歩き始めて以降はその違和感が強くなり、現時点でも何か異変がある事はほぼ確実。だが幾ら何でも仕事場や誰かが通る可能性のある場所で下腹部の確認など出来よう筈もなく、ネプテューヌは早足で歩いていた。

それから自室に到着した彼女は、まず扉を施錠。続いてカーテンも閉め、見られる心配が一先ずなくなったところで…パーカーワンピをたくし上げる。

 

「一体なんだ…ろ…う……」

 

たくし上げた事で見えたのは、健康的だがほっそりとした自分の身体。色も形もいつも通りで、なんの変哲もない腰回り。……だが、ある一点は…ニーハイと同じカラーリングであるパンツのある一点だけは、違った。

そこにあったのは、膨らみ。ある筈のない、あり得る筈のない……女性にとっての、異物。

 

「……ひっ…!」

 

膨らみを目にした時点で頭が真っ白になりかけるも、何とか思考を働かせて恐る恐る手を伸ばしたネプテューヌ。下着の中に何かが紛れ込む事自体あり得ないが、それでも異物混入である事を願って手を伸ばし、触れ……そして触(・)れ(・)ら(・)れ(・)た(・)感(・)覚(・)があった瞬間、彼女の顔は恐怖で引き攣った。

 

(な、なんでなんでなんで!?なんでわたしにおち…こんなものが生えてるの!?)

 

彼女が駆られた生理的な恐怖は悲鳴を上げたくなる程のものだったが、これを誰かに知られる事は一層の悪夢。故にネプテューヌは悲鳴を堪え、代わりに混乱する頭で何故かを考え……すぐに気付く。

 

「まさか…あの、薬のせい…?」

 

俄かには信じ難いが、数時間前飲んだ薬は成長促進を図るものであり、試作品であるなら想定外の結果が現れてもおかしくはない。…というかそれ以外の可能性などある訳がなく、消去法で薬が原因である事はほぼ確然だった。

 

「……っ…ど、どうしよう…」

 

下腹部を見つめながらネプテューヌは呟く。恐らくこれだという原因は分かったものの、だからといって状況が好転する訳ではない。仮に薬の製作者が対処方法を知っていても、女性としてこんな痴態を見せる事など出来よう筈もなく、そうなると彼女は自然に消える事を祈る他ない。

 

「…そ、そうだ…わたしがこうなってるんだったら、もしやブランも……って…あ、あれ…?これ…なんか、さっきより大きくなって……」

 

ある程度混乱が収まった事で同じく薬を飲んだブランの事を思い出したネプテューヌだったが、それにより膨らみが発見直後よりも大きくなっている事に気付く。

ビクビクと震えながら、布を盛り上げていく異物。それは次第に速度を上げ、そして……

 

「……嘘、でしょ…」

 

膨張が収まった時、それは下着を破らんとするばかりのサイズとなっており、最早到底下着には収まらない形相を露わにしていた。

 

(グロいし、ビクビクいってるし、凄く気持ち悪い……け、けど…これ見てたら段々…変な、気持ちに……)

 

愕然とした面持ちで見つめ続けるネプテューヌ。その瞳に映るのは間違いなく恐怖と嫌悪の感情で、喜ぶ様子は欠片もなかったが…いつしかその感情の中に、ざわつきが生じていた。

形容し難い、ただ何か根源的な欲求に駆り立てられているような、独特の感覚。それは着実に心の中で広がっていき……気付けばネプテューヌは、再び異物へ手を伸ばしていた。恐れおののきながらも隙間の出来た下着の中に手を入れ、爆発物であるかのように繊細な指使いで包み……そしてそれを、下着から抜き放つ。

 

「…んぁっ……」

 

戒めを解かれた異物…陰茎の先端が下着に擦れた瞬間、ネプテューヌは経験した事のない感覚が背筋を走る。だが、不思議とそれに嫌な気持ちはしない。

 

「……んっ…ふ…」

 

それから自身の手には収まりきらない肉棒を食い入るように見つめていた彼女は、指を震わせながらも扱き始める。……が、彼女はそうしようと思った訳ではない。熱に浮かされた様子で手を前後させる今の彼女に、はっきりとした思考はない。

 

「はぁ……ふぁ、っん…何、これぇ……」

 

一擦りする度感じる、甘く頭の痺れるような感覚に吐息を漏らす。初めは小さかった手の動きが段々と大きくなり、腰が引けて前傾姿勢になってしまう。ぬちゅぬちゅという独特の音を立てながら、彼女は本人もその意識がないうち自慰を覚えたての子供の様に頭を空にして、生えてしまった陰茎を扱き上げていた。

 

(あっ、あっ…な、なんか登ってくる…くる、くるぅ……!)

 

左手でパーカーワンピを胸元まで引き上げ、右手を亀頭から根本まで何度も往復させる中で、更に陰茎は硬くいきり立っていく。

そしてその内に感じた、何かが陰茎へと集まり登っていく感覚。それまでとは違う感覚にネプテューヌは戸惑うも、扱く度感じる未知の快感に思考力を奪われた彼女は止める事が出来ず、むしろ高まる刺激に一層手の動きを早めてしまう。そして亀頭全体を手で包んだ状態から、一気に陰茎を扱き上げた瞬間……あり得なかった筈の快楽が爆発する。

 

「あッ、で、出ちゃ……はぁぁあぁああああンッッ♡」

 

ビクンと陰茎が跳ね上がり、鈴口から盛大に吐き出される白濁液。その瞬間…正確には尿道を駆け抜ける瞬間からネプテューヌは想像すら及ばぬ程の快楽に身体を震わせ、喘ぎ混じりの悲鳴を上げる。……だが、それも仕方のない事だろう。彼女にとってそれは、初めての射精…それも、本来ならば経験する事のない快感だったのだから。

 

「…はぁ、はぁ……♡」

 

陰茎を握ったままよろよろと後ろに後退り、背中が廊下に繋がる扉に触れたところでネプテューヌはへたり込む。未知の快感に紅潮した顔と、未だに余韻で震える身体。暫く彼女は射精の快感に酔いしれていたが……ふと離した右手に、そして床にべったりと付着した精液を見た時、ネプテューヌは自分のしていた事、してしまった事をやっと認識して戦慄するのだった。

 

 

*

 

 

それから一日経っても二日経っても、彼女の下腹部から陰茎が無くなる事はなかった。それだけでも彼女にとっては引き籠ってしまいたい程の事だったが、周りに心配はかけたくないという思いもあり、また不自然な事をすれば疑われてしまうという危険もあってネプテューヌは普段通りの生活に努めていた。

しかし通常時ならともかく、勃起した陰茎を隠すのはとても容易な事ではなく、しかも若い男性同様簡単に勃ってしまう為にネプテューヌは毎日何度も見つかる危機に陥る。…されど、それだけならばまだマシだった。

 

「…う、うぅぅ……」

 

入浴を終え、自室に戻った数分後にトイレへと訪れたネプテューヌ。便器の前で寝巻きのボトムスをはだけさせると、すぐに勃起し自己主張を行う陰茎が目に入ってくる。

 

「なんで毎日毎日こうなるの……」

 

下腹部に巣食う異物が自己主張を始めたのは入浴中。陰茎が現れて以降は入浴の度に女性である自分の身体を意識してしまい、それが原因で毎回彼女は浴場で陰茎を勃たせてしまっていた。

何度見てもグロテスクとしか言いようのない陰茎と、自分の身体で勃たせてしまっている事に嫌悪感を抱きながらも、ネプテューヌは寝巻きの端を咥えて肉棒を握る。トイレへと訪れたのは、いつまで経っても萎えない陰茎を鎮める為。

 

「んっ…ふ……んんっ…」

 

初めて自室で扱った時よりも慣れた手付きで刺激を与える。曲がりなりにも劣情で勃起していたからか陰茎はすぐに先走りで濡れ、それがネプテューヌの手にも付着し滑りがよくなっていく。それに連れて高まる快感。ネプテューヌの手付きも、激しく大胆になっていく。

 

「ふぅぅ…!ぬふっ、ぅあぁ…んッ…!」

 

快感に身体が熱くなるのを感じる中、彼女の内股に肉棒より下…本来の性器である肉壺から愛液が垂れる。それに反応するようにネプテューヌは空いている左手の指を肉壺に咥えさせ、更に扱きを加速する。そうして陰茎だけでなく女陰の快楽も注がれた彼女の身体は一気に射精欲求が頂点へと達し、尿道へと精子が殺到する。

 

「ふぁぁッ…出る、出るぅっっ…!」

 

腰が引け脚が広がってしまう程の快楽の中、残った僅かな理性でネプテューヌは肉棒を押さえ付け下へと向かせる。その甲斐もあって吐き出された精子は全て便器の中へと落ち、床や蓋を白く汚す事は回避。もし後少しでも対応が遅れていれば、トイレの中は惨事となっていた事だろう。

 

「……こ、これは必要な事…鎮める為にやってるだけなんだから…」

 

射精が終わり、それからゆっくりと小さくなっていく陰茎を見ながら呟くネプテューヌ。先走りと愛液で濡れた両手から目を逸らすように呟いたその言葉は、どこか言い訳じみた雰囲気も籠っていた。

 

 

*

 

 

更に数日経ったが、未だ陰茎は消える様子がない。むしろ日を追う毎に勃起の頻度は増え、それに付随する射精欲求も増すばかり。陰茎の事など忘れたい、早く無くなってほしいと思う一方で、彼女の思考は陰茎と射精の事が着実にその面積を占めていく。

 

「んひっ…ここは外、なのにぃ…誰かに見られるかもしれないのにぃぃ……♡」

 

執務室で仕事の合間に、朝着替えの為寝巻きを脱いだ拍子にと、処理を行う場面も増えていく。極め付けはクエスト…それも激しい戦闘を行った直後の時で、モンスターの討伐を終えたネプテューヌは慌てて木陰に隠れるや否やプロセッサの下腹部を解除し、女神の姿のまま自慰を行い射精してしまう事すらあった。

したくなくても止められない。そんな状況の中で少しずつ彼女は射精の快感へと傾倒し始め、ある時大きな決断をしてしまう。

 

「……ここ、ね…」

 

プラネテューヌの裏路地。キツい蛍光色が目に付く店頭や看板が多く、一目でいかがわしい雰囲気を感じ取れる区域に訪れたネプテューヌ…否、パープルハート。

守護女神である彼女は元々人目を引き易い存在であり、この様な場所なら尚更の事。だが今の彼女はプロセッサユニットではなく、あまり身体のラインが出ない普通の衣類にフード付きコートを纏った姿である為今のところ気付かれる様子はない。無論、昼間の大通りならそれでも気付かれる可能性はあるが…夜、それも無闇に他者を詮索しない裏路地ではその心配もまずなかった。

 

「…大丈夫…こういうのは平然としていれば気付かれないものよ…」

 

自分に言い聞かせるような事を呟き彼女が入ったのは、性的欲求を刺激する、或いは性生活の手助けとなる物を販売する店…所謂アダルトショップと呼ばれる類いの店舗。所狭しと並べられたアダルトグッズに、ネプテューヌは入店と同時に狼狽えてしまうもぐっと堪え、目的の品を探して歩き回る。そしてそれを見つけた彼女は手に取る際数秒躊躇いつつも、意を決して品物を手にレジへ。

 

「…これを」

「あ、はい。……?」

「……何か?」

「い、いえ。一点ですね」

 

先程気付かれる心配はないと言ったが、それはあくまで通行人に対しての事。流石にフードを目深に被った客がレジへとくれば、店員は目の前の客らしき相手が危険な人物ではないか疑念を抱いてしまうもので…しかしネプテューヌの毅然とした態度が功を奏して、ネプテューヌはバレる事なく購入する事に成功した。

 

「……っ…よかったぁ…」

 

店を出て少し歩いたところで安堵の声を漏らすネプテューヌ。当たり前の話ではあるが、歴戦の女神も経験した事のない、それでいて失敗すれば女神としての地位を失いかねない程の行動をすれば緊張もするのである。

今し方ネプテューヌが買ったのは、別に店舗にしかないものではない。つまり通販でも買う事は可能ではあるのだが、何しろ彼女が住むのはプラネタワー。政府機関を内包し、職員を始めとする多くの人が利用するプラネタワーで誰にも気付かれず商品を受け取るというのは困難極まりない事であり、万が一の可能性で言えばむしろ自ら店舗に出向く方が安全というのが彼女にとっての実情。女神の姿で来たのは、普段の姿では不自然な上売ってくれるかどうかの問題もあった為であり、この日の彼女の行動はかなり苦肉の策という面が強かった。

では何故そこまでして彼女は購入に踏み切ったのか。それは……すぐに明らかな事となる。

 

(…ぁん…もう、さっきからずっと勃ちっ放し…しかもこれ使う事想像して、もっと硬くなってる……)

 

コートの中では陰茎が痛い程に勃起し、しかもそれが下着や服と擦れる事で歩く度に小さな刺激に襲われる。先程までは緊張で感覚が鈍っていたのか、それとも先走りで滑り易くなったのかは分からないものの、今の彼女にとってそれはとても無視など出来ないものとなっていた。

 

(…ちょ、ちょっと触るだけ…ちょっと、だけ……)

 

買った品物の入った袋を腰の前に移動させ、壁を作ったネプテューヌは左手で服の上から先端に触れる。それだけで擦れるよりも大きな刺激が走り、その刺激で僅かに肩を震わせた彼女は再び触れ、撫で付け、それから指二本で挟むようにして手を根本の方へと下ろしていく。

 

(…く、ぁっ…コートが厚手だから、触れてるのにいつもより鈍くてもどかしい……)

 

自然に擦れる刺激よりは大きいものの、直接触れている時には程遠い感覚。意識的に刺激を与えているにも関わらずそれが小さく鈍いというのはとにかくもどかしいものであり、そのもどかしさも手伝ってか根本に到達したところで手の平を沿わせるように陰茎体を握ってしまう。そうすれば更にしてしまうと分かっていながらも肉棒を手の内に捉え、軽く数回扱いたところで遂に、自分が『ちょっと』の域を超えている事に気付き……ネプテューヌは手近な暗がりへと駆け出す。

 

「あぁ、もうっ…無理無理、これがあるのにプラネタワーまで我慢なんて無理……っ!」

 

裏路地の更に裏。曲がった先には行き止まりしかないような路地裏へと入ったネプテューヌはコートを剥ぐように脱ぎ、トップスは上へ、ボトムスは下へとそれぞれはだけさせる。そうして外気に触れる事となった陰茎は勿論、ぷるんと躍動しながら晒された乳房の乳頭もまた、陰茎に負けず劣らずの勃起をしていた。

 

「こ、こんなに勃ってるんだもの…我慢出来なくなって仕方のない事よ…」

 

三点の突起を目にしながら、ネプテューヌは自分を納得させる為の言葉を口にする。そして無論、ただ路地裏で露出させただけで気分の晴れるようなネプテューヌではない。

 

「…はぁ、っん…やっぱり扱きながら別の場所も弄るの…凄くいいぃ……っ!」

 

壁を背に座り込んだネプテューヌは、片手で肉棒を扱き片手で乳頭を捻り上げる。彼女の手付きはどちらも些か強いものであったが、女神の身体の頑丈さ故か、それともそちらの気があるのか、今感じる痛みは不快感に繋がらず、ひたすら快感だけがネプテューヌの身体を駆け抜けていく。そのまま喘ぎ混じりに自慰を続けるネプテューヌだったが…不意に両手を身体から離す。

 

「……っと…せ、折角買ったんだから…使わなきゃ、勿体ないじゃない…♡」

 

若干息を乱しつつも、コートと共に脇に置いていた袋を持ち上げるネプテューヌ。ごそごそと中から取り出したのは、桃色をしたオナホール。それは普通の女性ならまず自慰で使うものではなく……同時にネプテューヌにとっては、危険を冒してでも手に入れたかった魅惑の物販。

 

(い、今からわたし、これを使うのね…この中にアレが入っちゃうのね……♡)

 

卑猥な形状を持つオナホールをパッケージから取り出し、ネプテューヌは喉を鳴らす。性具に釘付けとなった瞳と一層紅潮した頬、それに挿れた感触を想像してかビクンと跳ねる陰茎を見れば、彼女がどれだけの期待を寄せているかが明白というもの。

最初は混乱のままに、それからはあくまで鎮めるという目的の為に自慰を行ってきたネプテューヌだったが、回数を重ねる内に身体は自慰の中での快楽を求めるようになっていった。より強い、より痺れるような快感を求めて女陰や乳房にも手を出し、扱き方も考え、その先で辿り着いたのがオナホールという結論。これが最終地点になるかどうかはさておき、彼女が性具を買ったのはただそれだけの事でしかない。

 

「あ、あぁ…入る、入っちゃうぅぅ……!」

 

オナホールを両手で握り、ゆっくりと肉棒に向かって降ろしていく。自ら焦らし、既に十分過ぎる程昂った欲求を更に煽ろうとするその様は、もはや別人かと思う程に普段の凛々しいパープルハートとはかけ離れたものであった。

握られたオナホールの位置が下がり、いきり立つ陰茎との距離が縮まっていく。それに連れてネプテューヌの期待が、興奮が膨らんでいき、遂に亀頭の先が触れようとするその時…………

 

 

 

 

 

 

「あっれぇー?パープルハート様じゃないですかぁ」

「……──ッ!?」

 

──あってはならない最悪の事態が、最悪のタイミングで発生した。

 

 

*

 

 

 

 

 

 

 

 

晴天に恵まれたプラネテューヌの朝。一日の始まりとしては大変気分の良い天気の中で、起床したネプテューヌはベットの上で固まっていた。

 

「……な、無いよね…夢なんだよね…?」

 

固まっていると言っても、石化の魔術をかけられた訳ではない。よく見れば小刻みに震えているのが今の彼女であり、物理的にではなく精神的に動けないというのがより正しいところ。そして何故精神的に動けないのかと言えば……それは昨夜から今朝にかけて見た夢、特にその中で起きたある異変が関係している。

 

(わたしの頭に残ってるのは夢で、実際に経験した出来事じゃない。…それは分かってるけどさ……)

 

不安や心配というのはタチの悪いもので、普段ならあり得ないと一蹴出来る事柄に対しても「もしや」と思わせてしまう。しかも一度そう思うと不安や心配は減るどころか増してしまうもので、それが更なる「もしや」を呼び込んで悪循環に…という事も少なくはない。

 

「うー……もしあったらわたし、泣いちゃうかもしれないよ…?」

 

一体誰に言っているのか謎の発言だが、それもネプテューヌなりの精神を安定させる行為。敢えてふざける事で心を軽く持ち、悪い想像や気持ちの沈みを少しでも食い止めようとする防衛術。

そんな事を考えながら固まる事約数分。不安はあるものの、同時にこのまま固まっていても拉致があかないという思いも芽生え始め、加えて万が一本当にあった場合はその対処を考える時間も必要になると思った彼女は、右手で掛け布団の端を掴む。

 

「…だ、大丈夫…夢なんだから大丈夫……」

 

大丈夫大丈夫と何度か呟いて、ネプテューヌは端を掴んだ手に力を込める。そして意を決し…勢いよく掛け布団を捲り上げた。

 

「……っ!…や、やっぱり夢だったぁ…よかった、本当によかった……」

 

掛け布団が捲れて露わになった、身体と寝巻き。緊張の面持ちで下腹部に目を向けると、そこに膨らみなどは存在しない。念の為と触れてみても、夢の中で味わった感覚は伝わってこない。そうしてやっと不安が杞憂であったと判明したネプテューヌは、顔も心も晴れやかに……

 

「…けど、やっぱり濡れてるぅぅ……」

 

──ならなかった。しかしまあそれも当然の事だろう。昨夜ネプテューヌはシェアクリスタルを操作したのであり、その結果ははっきりと身体と寝巻き、それにシーツへ表れていたのだから。ついでに言えば、下腹部に触れた瞬間不快な湿りを感じたのだから。

げんなりとした様子でベットを降り、着替えと処理を行うネプテューヌ。だが不快感もそこからの切り替えも、もう何度も経験してきた事であり、感じていた不安が杞憂で終わっただけまだ良い方(実際には不安に駆られた分のマイナスが帳消しになっただけではあるが)だと思って気持ちにけりをつけるのだった。

 

 

 

 

「……って、ちょっと待ってよ!?夢のラストシーン何!?あれ明らかに続く流れだよね!?まさかわたしあの続きも夢で見る事になるの!?シリーズ化とかしちゃうの!?…うぅ、勘弁してよぉ……」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。