※この作品はR-18です。

超次元ゲイムネプテューヌ Origins Visionary   作:シモツキ

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・初閲覧の方は、『はじめに(確認推奨)』を見る事をお勧めします。
・最初のアスタリスク前及び最後のアスタリスク後はR-18要素が殆どないので、冗長に感じる方は飛ばすのも一つの手ではあります。
・今回の話のように、就寝前及び起床後のどちらか、又は両方が描写されない場合もあります。
・下記の内容の通り、本話は『超次元ゲイム ネプテューヌG 蒼と紅の魔法姉妹-Grimoire Sisters-(橘 雪華さん作)』との事実上コラボであり、Originsシリーズの一つであるOIでのコラボを前提としたものとなっています(但し、OIを読まずとも話が分からなくなる事はありません)。




人物・イリゼ ディール

内容・膣内射精 アナル 口淫 百合 触手 拘束


特殊作品群
原初と蒼を蝕む迷宮


どこかも知れない、正体不明の空間。鼻に付く、だが気を抜けばふらふらとその臭いの下へ歩いていってしまいそうな空間の中で、一人の少女が荒い息と共に歩いていた。

 

「はぁ…はぁ…んっ、く……」

 

ふらつく身体を気力で立たせ、一目で余裕がない事が分かる表情を浮かべて歩く少女の名はディール。彼女は今、自分へと襲い来る敵から逃げつつも、はぐれたもう一人の少女を探していた。

 

「……っ…ほんとに、何が…どうなってるの…?」

 

L字にとなった通路を曲がると、その先に広がっていたのは生々しい赤そのもの。床も、壁も、天井も一面赤い、まるで何かの体内かのような空間。…これまでと変わらない、醜悪な道。

数刻前までここ…彼女ともう一人が迷い込んだ迷宮は、不可解ながらも普通の通路と大部屋が広がっていた。しかしある時、行き止まりへと入ってしまった二人が振り返ると、その時にはもう今の状態に豹変していた。何の前触れもなく、突然に。

 

「……ひ…ッ!」

 

思わず立ち止まってしまった足を一歩前に出した瞬間、赤い壁…否、肉壁からディールへと襲いかかる何本もの触手。それを寸前のところで避けたディールは、身を守る為即座に駆け出す。

もう一人の少女とはぐれてしまったのも、この触手が原因。最初の襲撃時には、剣撃と魔法で返り討ちにした二人だったが、全方位から、それも尽きる事なく生み出され続ける触手に次第に劣勢となっていき、逃げるしかなくなってしまった。そしてその後も猛攻は続き、ある時分断されてしまった二人は、そのまま別々に逃げる事を余儀なくされてしまったのだった。

 

「おかしい…こんなの、おかしいよ……」

 

息の上がった身体で必死に走り、何とか撒いたディール。震えるように両の二の腕を掴む彼女の衣類は既に攻撃によって至る所を裂かれ、肌が露出してしまっている。

彼女の言う「おかしい」が指すのは二つ。一つは当然この空間で…もう一つは、襲われて以降の自分自身。ある程度落ち着きがあるとはいえ本質は子供な彼女には上手く形容出来なかったが、今の彼女の身体の中ではどくんどくんと何が渦巻いていた。

…と、ディールの意識が内面へと向いた瞬間、床から突き抜けるようにして現れる触手。一瞬の隙を突かれた彼女は、反応が間に合わずに右の足を掴まれてしまう。

 

「……──っっ!」

 

恐怖と怖気が全身を駆け巡りながらも、ディールは残りが心許ない魔力を行使。氷結魔法で触手を凍らせ、続けて身体強化をかけた脚を振り上げる事で破砕したが、慌てていたディールは一本の触手の対応に二つも行程をかけてしまったせいで、背後から迫っていた別の触手に気付く事すら出来なかった。

 

「ひぁっ…!やっ、離して……ッ!」

 

両腕へ別々に触手が巻き付き、ディールは小さな悲鳴を上げる。反射的にその触手も魔法で吹き飛ばそうとするが、その瞬間破けた肩口から触手が服の内側へと侵入。ぬるりとした生暖かい感覚に先程以上の悪寒が走り、後一歩だった魔法も失敗。対する触手はディールの状態を正確に把握しているのか、次々とディールを襲っていく。

 

「うぁっ、ひぃ…っ!気持ち、わるい……っ!」

 

貫かれる、絞め殺される…ディールが想像したのは、そんな末路。だがそんな苦痛が訪れる事はなく、触手はディールへ纏わり付いていく。

腕に、脚に、胴に、腰に。何本かは拘束を強めるべくディールの身体を締め付けるが、その他の触手はあまり凹凸のない彼女の肢体の表面を這い、ぞわぞわとした感覚をディールに全身で感じさせる。それが不快で仕方ないディールだったが、もう抵抗のしようがない。

 

(何、これ…っ!服の、中…入って……っ!).

 

纏わり付いて這いずる触手は、襟や袖、それに破けた部位からその内側へと入り込む。触手が自身の柔肌に触れる感覚はいっそおぞましい程に不快で、無駄だと分かっていても身をよじって振り落とそうとするディールだったが、その抵抗もやはり無駄。そしてそれが腕や腰回りを登っている段階ではまだ気持ち悪いで済んでいたが、すぐに更なる感覚がディールの身体に湧き上がった。

 

「ふくっ、んん……っ!胸っ、と…お股、やぁぁ……っ!」

 

侵略する触手が胸部と下腹部に到達した時、ぞわりとした感覚がディールの背筋を駆け上がる。先程までの感覚と似た、だが何かが違う身体の反応。無知な彼女が唯一分かったのは、このままでは本当に不味いという事。

ディールは考えようとした。この状況を打開する策を。しかし触手の与える、湧き上がる感覚は、そんな思考の余裕も奪っていく。

 

「ふぁ、ひゃんっ、くぁ…っ!破か、ないでぇぇ……!」

 

衣類の中で暫く這い回っていた触手は、次第に邪魔だとばかりにインナーもアウターも裂いていき、服は段々と布切れへ。それによって動き易くなった触手は更に肌の上を這い回り、身体も心も蹂躙していく。

どうしようもない不快感に、ディールは両手をぎゅっと握って必死に我慢。だがそんな彼女を嘲笑うように、次なる触手がゆらりと迫る。

 

「……っ!や、やだっ…!来ないで……っ!」

 

前から現れたのは、三本の触手。色も太さも他の物と大差なかったが、その触手は片面が細かな突起で覆われた、所謂ブラシ状になっていた。それだけで何をされるか分かったディールは首を振って拒否を示すも、触手は静かに近付いていく。

 

「来ないでっ、やっ、やぁぁ…!触れちゃ……ふぁぁぁっ!」

 

近付く程に分かる、ブラシの様なヒダの多さ。恐怖が高まる一方のディールは狂ったように身体を振りたくるも触手の拘束はビクともせず、気付けばブラシ触手は目と鼻の先。そして触手はディールに触れ……僅かに膨らんだ双丘の中心でぷっくりと膨らんだ乳頭と、ぴっちり閉じた穢れを知らない秘部の三点を、纏めて一気に剃り上げた。

 

「にゃに、これぇ…びりびりって、電気…走っ、てぇぇっっ!」

 

びくんと身体を仰け反らせるディール。その瞬間ディールの身体を電流の様に走ったのは、未知の感覚。全く経験した事のない、痛みとも不快感とも違う感覚に襲われたディールは一瞬呂律が回らなくなる程の状態に陥ったが、当然触手に気遣いなどない。

胸と秘部の中央に戻ったブラシ触手は、再びそのヒダでの刺激を開始。だが今度は一気に剃り上げるような事はせず、洗っているかのような小刻みな動きで絶え間なくディールを責め立てていく。

 

「ふひゃぁッ、んひっ、いぃ…っ!は、恥ずかしっ…はぁあんっ!」

 

ブラシ触手が往復する度ディールの口からは嬌声が漏れ、自然と足が伸びてしまう。その内に触手は動き出し、四方へ引っ張られて大の字の姿勢にさせられるディール。

それが終わると、秘部を擦っていた触手が場所を移し、後ろから股を通って秘部へと至る位置取りに。言うまでもなく動いているのは触手の方で、ディールは身動きを取れない状態だが、その位置取りのせいで彼女からはまるで自分が腰を動かし秘部を触手に擦り付けているかのように見えてしまって、彼女の顔は耳まで真っ赤に。

必死に耐えるが、耐えて脱出のチャンスを伺おうとするが、与えられる刺激は冷静な思考を許さない。それどころかディールの頭は次第にふわふわと熱っぽく変化していき、身体の奥から何かが昂っていく。未知の感覚が、ぞくぞくとする未経験の衝動が。

 

「へんっ…わたしのっ、身体…へんだよぉ…っ!ひにゃぁ…っっ!」

 

乳首を弾き、割れ目を擦る触手の刺激は尽きる事なくその感覚を脳へと与え続け、腋や腹部、太腿を這う触手の感覚も段々とそれに近付いていく。痺れるような感覚が全身に広がっていくが、原因を感じる部分は一層鋭敏になっていくばかり。

そうして遂に痺れは脳にまで到達。視界がチカチカと点滅し、思考が真っ白に染め上げられる中、細かな愛撫を続けていた触手が乳房と秘部に押し付けられながら引き抜くような速度でその三点を擦り上げ……頂点にまで上り詰めた感覚が、爆発する。

 

「ひッぎぃぃ……っ!?く、くるっ…何かきちゃっ……〜〜〜〜っっ♡♡!!」

 

全身を駆け巡っていた未知の感覚が、全て秘部に集約したかと思った次の瞬間には先程までとは比べ物にならない程の速度で身体の中を暴れ回る。ディールは声にならない嬌声を上げ、何かが達した感覚にびくんびくんと激しく痙攣。その瞬間には潮が噴き出し、彼女の秘部はいつしかぐっしょりと濡れていたのだが……それにも気付かない程、今のディールは初めての絶頂に呆然としていた。

 

「はー…♡はー……♡(こんな、の…知らない…こんな、気持ち…ぃ……ぁ、え…?…わたし…なに、して……)」

 

中々鎮まらない余韻に軽く揺れるほっそりとした腰と小振りな尻。だが落ち着くより先に彼女の意識は遠退き始め、ディールは自分が今置かれている状況も分からなくなっていく。

ぼーっとした頭で瞼も閉じていく中、すとんと落とされるディールの身体。その時拘束は解けていたものの、今のディールはそれすら認識する事が出来ず、次の瞬間には床がうねって彼女の身体を飲み込み始める。

 

(…ロムちゃん…ラムちゃん……イリゼ、さん……)

 

沈んでいく身体と、薄れる意識。生暖かい肉の感覚に包まれ意識が完全に途絶える直前、彼女は大切な友達とはぐれた味方の事を思い出していたが……その身体の中では、火照るような熱が渦巻いたままだった。

 

 

*

 

 

「……っ…!」

 

ディールが目覚めた時、そこは広い部屋…いいや、魔境だった。肉の様な床や天井は一層赤く、少し離れた周囲では数え切れない程の触手が蠢き、より濃密になった異臭の漂う、おぞましい空間。そしてそこに、未だただ一人の…自分。

 

「……だ、大丈夫…怖くない、怖くない、怖くない…っ!」

 

多少ながらも冷静な思考力が戻った事で、湧き上がる怯えの感情。その気持ちを抑えようと胸の前で右手をきゅっと握り、何度も怖くないと自分に言い聞かせるディール。……と、その時だった。

 

「……ディール、ちゃん…?」

 

不意に聞こえた、自分の名前を呼ぶ声。その声に一瞬ビクつくディールだったが、すぐにその声が聞き覚えのあるものだと気付いて顔を上げる。

声がしたのは、部屋の中でも特に触手が密集している方向。蠢く触手に嫌悪感を抱きながらもディールがそちらに目を凝らすと、見えてきたのは少女の人影。

 

「…イリゼ、さん…?イリゼさんですよね…?よ、良かった…無事だったんですね、イリゼさ……」

 

こちらに歩いてきているのか、薄暗い中でも次第にはっきりとしていく彼女の輪郭。

長い髪に、ディールと比べればずっと発育の良い、大人一歩手前とでも言うべき肢体。それは正しくディールの探していた相手、この迷宮におけるもう一人の探索者であったイリゼであり、彼女の存在に自然とディールの声音にも安堵が混じる。

ディールはイリゼに全幅の信頼を寄せている訳ではないが、信頼しつつあるのは事実。何よりこの状況において唯一『仲間』と呼べる相手なのだから、ディールが安心するのも当然の帰結。だが……

 

「…あはぁ♡やっぱりディールちゃんだぁ♡」

「──ッ!?」

 

──彼女の姿が見えた時、そこにいたのはイリゼであってもディールの知る彼女ではなかった。

発情した猫の様に艶やかな声に、品もなく緩んだ表情。股から太腿を伝ってぽたぽたと白濁液を垂らすその身体には一切の服を纏っておらず、その上で胸や下腹部を隠す様子は一切ない。そして、距離があっても分かる程火照った身体からは、同性のディールすら一瞬ドキリとするような、情欲をそそる色香を醸し出しており……温和でどこか子供っぽい、だが優しさに溢れていた彼女の面影はどこにもない。

 

「い、イリゼ…さん……?」

「うん、そうだよディールちゃん…♡ふふっ、ディールちゃんも無事だったんだね…♡」

「ぶ、無事なんかじゃ…って、それを言うならイリゼさんの方こそ全然無事じゃないですよ!と、取り敢えず何か羽織る物を……んんっ…!?」

 

右手の指を頬に当て、不自然に艶かしい仕草を取るイリゼ。彼女に違和感を強めながらも、気恥ずかしさから胸元と秘部を手で隠しつつ羽織る物を探そうとしたディール。だが彼女が周囲を見回し、再びイリゼへ視点を戻した時にはもう、イリゼの顔がすぐ側にまで迫っていた。

目を見開くディールだが、反応が間に合わない。そしてイリゼの顔はそのまま近付き……二人の唇が、接触する。

 

「んっ、ふ…ちゅ……♡」

「ふ、ぐぅ…っ!?」

 

イリゼによって何の躊躇いもなく重ねられた、唇と唇。うっとりとした表情を浮かべるイリゼの口の端からは一筋の唾液が垂れ、逆にディールは完全に硬直。その後すぐ顔を離そうとするも、イリゼが首へと手を回した事で離れられず……一頻り唇の感触を堪能したイリゼが舌を入れようとしたところで、漸くディールはイリゼを振り解いた。

 

「ぷはぁ…っ!な、ななッ…何するんですかイリゼさん…っ!」

「何って…気持ち、良かったでしょ…?♡」

「…気持ち、良かった…?…何を…行っているんです……?」

 

想像も付かなかったイリゼからの口付けに赤面しつつも抗議するディールだったが、その表情はイリゼの反応を聞いた瞬間一気に青ざめる。…その言葉で、ディールは確信していた。今目の前にいるイリゼは、何かが根底からおかしくなっていると。

 

「あれ…?…あ、そっか…ディールちゃんは、まだなんだ……♡」

(……っ…細かいところまでは分からないけど、これはきっと触手のせい…ならまずは、何とかしてイリゼさんを正気に戻さなきゃ…!じゃなきゃ、状況打破なんて……)

「いいよ、なら教えてあげる…私も教えてもらった、すっごく気持ち良い事を……♡」

「きゃ……っ!は、離して下さいイリゼさん…!」

 

我に返ったディールは思考を働かせるが、安堵を最悪の形で突き崩された彼女は距離を取る事を忘れてしまっており、両手を掴まれ押し倒される。生暖かい肉の床に倒されたディールは抵抗するも、魔法無しではイリゼの膂力に敵わない。

 

「大丈夫だよ、ディールちゃん…何にも怖い事なんてないんだから…♡」

「ひ……ッ!正気に…正気に戻って下さいイリゼさん…っ!こんな事……ふぅぅ…っ!」

 

顔を寄せたイリゼに再び口を塞がれるディール。二度目の今は押し倒されている為逃げる事も敵わず、にゅるりとイリゼの舌が侵入。どうすればいいか分からないディールの舌は簡単に絡め取られてしまい、二人の唾液が循環していく。

 

(な、何なのこれぇ…こんな、の…いけない事、なのにぃぃ……!)

「ずじゅるっ、ぷっ……んはぁ…♡ディールちゃんの唾液、とっても美味しい…♡」

「はぁ…うぅ……そ、そんなの知りま……ひゃんっ…!?…あ…そ、そこは……!」

 

数十秒に及ぶ濃密なキスの末、唾液の糸を引きながらイリゼは妖艶に唇を離す。息の荒くなったディールはそんなイリゼから目を逸らしかけるも、その瞬間下腹部に走るぞわりとした刺激。反射的に目をやると、そこではイリゼが指を秘裂へと触れさせており……先程の行為を思い出したディールの表情が、恐怖で引き攣る。

 

「…ディールちゃん、怖い?」

「…………」

「…怖いの?」

「…は、はい…怖い、です…だから、止めて下さい……っ!」

「そっか、じゃあ……」

 

そんなディールの顔を見たイリゼは、手を止め優しげな声でディールに質問。一度目は何も返さなかったディールだが、二度目は震えながら止める事を懇願。この時ディールは本当に怯えており、イリゼにもその事は伝わっていた。だが、イリゼは片手でディールの両手首を掴んだまま、穏やかな笑みを浮かべて……

 

「……尚更、教えてあげなきゃだね♡」

「ひぃいんっっ!♡」

 

何の躊躇いもなく、触れさせていた指を秘裂の中へと押し込んだ。

その瞬間広がる、ブラシ触手に嬲られていた時と同じ感覚。…だが、すぐにディールは気付く。身体に走る感覚は同じでも、その刺激の感じ方が明らかに先程までとは違う事に。

 

「うぁッ、ひぐっ…ぅ……?(え…な、に…?……気持ち、いい…?)」

 

さっきと同じ刺激なのに、嫌な筈なのに…そんな思いで戸惑うディール。

訳が分からなかった。どうして感じ方が違うのかも、どうしてそれを『気持ちいい』と思ったのかも、何もかもが分からない。しかし、イリゼは戸惑うディールを見ても嬉しそうに笑うだけ。

 

「ほらほらどう?ここ弄られると、ゾクゾクってしちゃうでしょ♡」

「そ、そんなこ…ひゃうぅぅ…っ!な、なひっ…なぃぃいぃ……っ♡」

「んもう、隠さなくたっていいのに…でも、恥ずかしがるディールちゃんも可愛いよ♡」

「ふぁぁ……っ!み、耳元やめてぇぇ……!」

 

感じている事を隠そうとし、だが隠し切れずに言葉に嬌声を混じらせるディールの姿に劣情をそそられたイリゼは、吐息をかけるように耳元で囁く。そして狙い通りにディールが身震いすると、一層興奮したような顔で舌を耳へと這わせ始める。

 

「ほぉら、気持ち良いでしょディールちゃん…♡我慢なんてしないで、気持ち良いって認めちゃえば…ぁ、む…ちゅばっ…もっと気持ち良くなれるよ、ふふっ♡」

「ひゃっ、あぁぁ…!わ、わたしは…気持ちよく、なんっ…かぁ……!♡」

 

耳の淵をなぞるように舌を這わせ、蠱惑的に囁き、羞恥で真っ赤の耳たぶを甘噛み。その間も秘裂へと沈めた指を動かし、上と下とを同時に責める。

耳からの直接脳に響くような刺激と、下半身から背筋を駆け上がる快感。歯を食い縛って耐えようとするディールだったが、既に疲弊しきった彼女はあまりにも無力。最早イリゼを突き飛ばす事も出来ず、切なそうに手足の指を握るばかり。

 

「もう、強情だなぁディールちゃんは…♡だったら……こういうのは、どう…かな……っ♡」

「んひっ♡あっ、やっ…さ、先っぽ…擦れ、て……っ!」

「あはっ♡ディールちゃんは感度が良いね♡それじゃ…ほらほらっ、んん……ッ♡」

 

身体を強張らせて耐えるディールを見て、一度上体を起こすイリゼ。同時に幅から手を離した事で、一旦は快楽から解放されるものの、それもごく僅かな間の事。持ち上げるように自らの乳房を掴んだイリゼは身体を倒し、自身の胸をディールの胸へと当てがえる。

その瞬間ディールが感じたのは、柔らかな乳房と硬くなった乳首の感触。同じように硬く勃った乳首と乳首が潰れ合う事で鳥肌の立つような快楽が走り、擦れて刺激は加速する。

 

「い、イリゼさっ…動かないッ、でぇぇ…っ♡ふぁ、ひぁぁ……ッ♡」

「ひぁんっ♡ディールちゃんの乳首、コリコリしてて気持ち良いよぉっ♡でもっ、ちゃんと教えてあげるから…ね……っ!」

「はひゃあぁぁんっ♡ダメダメっ、そこまた弄らないでぇぇえぇっっ♡」

 

ディールは勿論の事、ぐにゅんぐにゅんと体重で押し付け擦り付けるイリゼもまた、快感に嬌声と涎が零れる。その中で膣への手淫も再開され、いよいよ我慢の出来なくなったディールは身を捩って快楽を発散しようとするも、乳房を押し付けられている為に動く事すらままならない。

触手に責め立てられた、乳首と秘裂。そこを再び同時に責められる事で、快楽の波に飲まれていく。

 

「ひぁっ、ぁぁああぁっ♡またへんになるっ、へんなの来ちゃうぅぅッ♡」

「変じゃないよ、ディールちゃん…♡女の子はね、こうして弱い所を責められると…くぁ、んっ…気持ち良くなっちゃうもの、なんだから…♡」

「でもっ、でもぉっ♡このままじゃわたしッ、おかしく……」

「んっ……そんなの気にしなくていいんだよ、だって…ここには私とディールちゃんしかいないんだから…♡だから、ディールちゃん……イこ?♡」

 

思考も快感以外の感覚も奪っていく快楽の奔流に恐怖し、逃げられないと分かっていてもディールは手足をばたつかせる。その振動が擦れ合う乳首に伝わり、尚も増幅される快感。暴力的な快楽と壊れてしまいそうな事への恐れから彼女の瞳には涙が浮かぶが……そんなディールに対し、イリゼが行ったのは唇を重ねるだけの淡いキス。しかし先程の貪るような口付けではない、それこそ相手を愛しいと思っているかのようなキスに一瞬ディールの頭は真っ白になってしまい……次の瞬間イリゼの口より発された、性の奈落への誘いと、その奈落へと堕とす為に根元まで突っ込まれた指の蹂躙により、膨れ上がった彼女の快楽は再び爆ぜる。

 

「あっ、ああッ、あああああ"あ"あ"あ"んぁ "あ"ーーーーッッ♡♡」

 

びくんと大きく跳ね上がり、絶頂でイリゼを押し退ける程に仰け反り返るディール。伸び切った爪先から肩にかけての人体アーチを作り出し、がばりと膝が外側に広がる。そして秘裂は二度目の潮吹きへと達し、その愛らしくもあくまで少女、或いは幼女的な魅力しかない筈のディールの肢体は、すぐ側のイリゼが思わず生唾を飲んでしまう程の背徳感と魅惑を放っていた。

 

「ひぁっ…あ、くぁ……っ♡わ、わたし…またぁ…♡」

「…素敵…イってる時のディールちゃん、凄く凄く素敵だよ……♡」

「う、ぇ…?…イっ、てる……?」

「そう、今の頭の中が気持ち良い事で一杯になるのを、イくっていくんだよ…♡…あぁ、でも…ほんとに素敵…素敵過ぎて、わ、私……我慢、出来なくなっちゃった…♡」

 

雷撃の様に身体を貫いた快感が漸く抜けていった事でディールは崩れ落ち、胸の上下がはっきりと分かる程に荒い息を漏らす。

その一部始終を間近で見ていたイリゼは、ここまでで一番の熱っぽい声。その声にディールが反応する中、彼女の上へ膝立ちで跨ったイリゼは……ぐじゅぐじゅと離れていても聞こえそうな程に卑猥な音を立てながら秘部を弄り、逆の手では自らの乳房をその細い指で揉みしだいていた。

 

「イリゼ…さん……?」

「ディールちゃんが…ディールちゃんが悪いんだからね…?こんなにえっちな姿見せられたら、気持ち良さそうな顔されたら…我慢なんて……」

 

焦点の定まらない瞳でイリゼの顔を見るディールへと言葉を返しながら、イリゼは自分の身体から両手を離し、その手で再びディールの手首を拘束。そして発情し切った吐息を漏らして、愛液が垂れっ放しの秘裂をディールの秘部へと近付けていく。だが……

 

「…へ……?……ぁ…んぉ"お"お"ぉッッ♡」

 

──秘部と秘部が触れる寸前、背後から忍び寄っていた触手がイリゼの腰と脚に絡み付き……男の腕程もある分厚い触手が、イリゼの秘裂を貫いた。

 

「あぎッ、ひぐッ、あぁぁッ♡!な、なんで急にッひぃいぃぃッッ♡」

「…あ…ぁ……」

 

挿入ではなく攻撃と見紛う程の勢いで突き刺さった触手がぼこんと下腹部に浮かび上がり、下半身を捕縛されたイリゼは膝立ちのまま喘ぎ混じりの絶叫を上げる。続いて始まった蹂躙するようなピストンにイリゼの上体は倒れかけるも、上半身へも触手が絡んで完全拘束。上体を起こされ、両腕を斜め上に伸ばした状態で固定されたイリゼは、半ば茫然自失のディールの前で早くも抵抗の術を失う。

 

「ひぐぁッ、んぉぉッ♡ご、ごめんなさいっ♡は、反せ…ぬひぃぃぃぃっっ♡…反省してますっ♡ディールちゃんに勝手な事しようとしてすみませんでしたッ♡だから許しっ…あひぃいいいいぃぃいぃッッ♡♡」

 

何も出来ずに膣内を抉られる中、イリゼは必死の思いで触手に謝罪。ディールに見られている事も気にせず、というより気付かない程に余裕を奪われながらも何とか謝罪の言葉を言い切るが、続く懇願を言いかけた瞬間触手は力尽くで子宮へ侵入。子宮口を強引にこじ開けられてしまった事でイリゼは絶頂し、唯一拘束が緩めである程度の自由があった腰をがくがくと前後させながら激しく潮吹き。その前から膣に残っていた白濁液と混じった液体は飛散し、ディールの身体にもべったりとかかる。

 

「ひぎっ、くひゅぅ、ぁひ…ぃぃぃぃいいッッ♡!?しょんなっ、今イったッ、ばかりなのにぃぃッ♡んぁぁあぁぁぁぁッッ♡」

「…イリゼ、さん…そんな……」

 

もし拘束されていなければのたうち回っていたような絶頂の末、器官からそのまま漏れているような呼吸を鳴らすイリゼ。だがたった数秒、息もまるで整わない内に触手場活動を再開し、イリゼの表情は再び歪む。苦しそうな、狂気的な、しかし快楽に溺れる雌の顔で。

そんなイリゼを見つめ続けるディールの口から漏れたのは、震える声。そして下の口から気付かぬ内に零れ出すのは、幼い肢体には似つかわしくない程大量の愛液。

 

(あんなの、絶対痛いのに…苦しい筈なのに…なのにどうしてあんな顔を…。……そんなに、そんなに…気持ちいいの…?わたしがさっき感じたのより、もっと気持ちいいの…?…なら、もしわたしが…わたしも同じように襲われたら…その時は……)

 

釘付けのディールの内から湧き上がる、灼けるような疼きと渇き。本来ならば恐怖を、イリゼを助け出さなくてはという思いを抱く筈でありながら、頭に…胸の中に広がるのは、底の見えない『行為』への興味。

明らかに異常な状態だった。思考も感情も常軌を逸していた。だが既にディールは、それに気付く事の出来ない身体と心になっていた。

 

「……っ…♡」

 

先程のイリゼの様に、生唾を飲み込み喉を鳴らすディール。イリゼが嬲られながら次第に吊り上げられる中、自身へと近付く触手に気付いた彼女は……嬉しそうに口角を上げて、股を開く。

 

(…これは、無意味な抵抗でこれ以上体力を失わないようにする為だもん…イリゼさんを正気に戻して、切り抜けるまで体力を温存するだけだもん…それ以外の理由なんて、ない…そう、ないんだから……)

 

布切れ同然の服を脱ぎ、又はずらして近付く触手を待つディールが心の中で浮かべたのは、これから受け入れようとしているものへの言い訳。自分を誤魔化す為の、或いは自分の精神を守る為の、最後の抵抗。そしてイリゼと同じように四肢を掴まれ持ち上げられた時、彼女は渇きが満たされる事への期待の笑みを浮かべて……次の瞬間、その笑みが凍り付いた。

 

「…うぇ……?ま、待って…それ違う…それはさっきのッほぉおおぉぉっっ♡!」

 

ディールに見せ付けるように眼前へと現れたのは、意識を失う前に彼女を責め立てたのと同じ…だがその時よりも多くの突起を持ったブラシ触手。それに気付いたディールは青ざめた顔で逃げようとしたが、既に彼女は拘束状態。逃げるどころか姿勢を変える事すら出来ず、再びディールはブラシ触手に秘部を擦り上げられた。

形としては、その先程と似たような状況。だがその瞬間に走った快楽は、先程までとは比較にならなかった。感度そのものが倍増したかのような感覚に襲われ、ディールは情けない悲鳴を上げる。

 

「ひゃふぅッ、ふぁぁッんっ♡違っ、そっちじゃ…そっちじゃないのにぃいぃぃぃぃッ♡やらっ、はぁあああんッッ♡」

 

秘裂どころか下腹部全体、その裏すら纏めて擦り上げる長大な触手の責め苦に、早くもディールは喘ぎ叫ぶ。違うと喘ぎ混じりに彼女は主張するが、当然触手はそんな言葉など意にも介さず、更に二本のブラシ触手がディールの胸へ。胸もまた擦られるのかと反射的に覚悟したディールだったが、その予想に反して二本の触手は震え出す。

 

「おほぉぉおおおおッッ♡♡イ"って"る"時に出さないでぇ"え"え"え"え"ッ♡無理ッ、すぐイっ……んぎぃいいいいいいぃぃッッ♡!?」

 

その間にイリゼは再び絶頂させられ、尚且つ得体の知れない白濁液を溢れんばかりに排出される。しかしそれにも恐怖どころか一層の快楽を感じてしまうイリゼは立て続けに絶頂しかけるが、その瞬間彼女の後孔へも触手が刺突。下半身の穴二つを同時に貫かれ、これ以上はないと思っていた快楽の限界がいとも簡単に塗り替えられていく。

 

「壊れるッ、こんなに激しくされたらバカになっちゃうぅぅううぅぅっっ♡ひぎぁあンンッ♡!胸に巻き付くのもダメぇぇぇぇッッ♡」

「ひぁぁあっ♡あぁっ!あひんっ♡ずりゅずりゅばっかりしないでぇぇぇえッ♡なんれっ、なんれこんな事ぉおぉぉおぉッッ♡」

 

膣と直腸の中で触手がうねり、肉壁を抉りながら突き上げる。破裂してしまいそうな程に乳房を締め上げ、ツンと張った乳首をこねくり回す。

秘部を完全に覆い、一瞬足りとも休ませる事なく擦り上げが続く。振動する触手の突起が乳首を磨き、胸全体に快楽を浸透させる。

別々の嬲られ方をするイリゼとディールだが、気の狂いそうな程の快楽を絶える事なく与えられ続けている点では全くの同じ。しかしイリゼがより暴力的に、より凶悪に犯される一方で、ディールは次第にある感覚が渦巻き始めた。

 

(うぁっ、うぁぁぁぁ!わたしももっと奥に欲しいのにっ、イリゼさんの指より深いところにずぽずぽして欲しいのにっ、これじゃ全然届かない…っ!お股きゅんきゅんしちゃうっ、もどかしいよぉぉ……ッ♡)

 

秘部と胸の表面から、身体全体を包むように広がる快感。巻き付かれている場所どころか触れられてすらいない場所すら、気持ち良くなっていくような感覚。

だが、秘部の奥は…最も刺激を欲している場所だけは少しも気持ち良くない。熱は高まる一方で、疼きは増すばかりで、なのに触手は入ってくれない。入ろうともしない。途中で不意に秘部の触手が離れる事もあったが、新たに伸びてきた触手は溢れ出す愛液を掬い上げていくだけで、それが済むと再びブラシ触手が秘部に蓋をし擦り上げ再開。…膣の疼きは、更に増す。

 

「む"り"ぃ"ぃ"ぃぃぃぃッ♡お股の奥もいじって、いじってよぉおぉぉぉぉッッ♡」

「あ"っ…かはっ……うぐ…ぁ…………ふごぉおおおおおおッッ♡!?」

 

いよいよもどかしさで脳が焼き切れそうになったディールは、理性が飛んでしまったかのようにやたらめったらと腰を振る。しかしそんな事をしようと触手が膣内に入る筈もなく、ただ切なさに泣き叫ぶディール。そんな彼女の前で、強過ぎる快楽の暴力にイリゼは意識が飛びかけていたが……それすら触手は許さなかった。

半開きになった口の中にも触手が押し込まれ、喉まで一気に拡張されたイリゼの意識は強烈な嘔吐感と共に一瞬で覚醒。即座に体内から込み上げる物もあったが、触手が喉をほぼ封鎖している為に嘔吐も叶わず飲み込まされる。

 

(死ぬっ♡死んじゃうッ♡このままじゃ私死んじゃうぅぅっ!でも、でもぉ…!気持ち良過ぎて…逃げ、られないぃぃぃぃ…ッッ♡!)

 

乳房は締め上げられ過ぎて感覚が麻痺し、膣はぴっちりと綺麗に閉じていた時とは比べ物にならない程拡げられ、後孔も締まりが半ば効かなくなり、触手で呼吸もままならない。誇張ではなく、本当に触手の凌辱で命の危機を感じるイリゼだったが……最早身体が、逃げようとする思考には反応しなくなっていた。その思考すらも、あっという間に快楽に侵食されてしまう程度のものでしかなかった。

身体も、思考も、心も触手と触手の与える快楽地獄に絡め取られた二人の女神。それを触手も認識したのか、二人を完全に堕とすべくトドメの行程に差し掛かる。

 

「んぁぁッ♡やらぁぁッ♡…ふぇ……?♡」

「ほごっ、おォっ……ぅ…?♡」

 

悶え呻く二人の頭を、ディールには押す事で、イリゼには口に入り込んだ触手で引っ張る事で、強引に真正面へ向かせる触手。訳も分からず、だが抵抗する間もなく向いてしまう二人。そして、二人が真正面を向いた時……

 

『──〜〜〜〜ッッ!!♡』

 

──そこにいたのは全身を犯され淫らに身をよじり、どこまでも下品で淫猥な顔付きとなった魅惑の雌と、逃げ場のない快楽に襲われながらも切なげに腰を振り、発情し切って蕩け切った表情を見せる蠱惑の雌が、肢体と快楽を余すところなく見せ付けていた。

時に同性すらも惑わせる、女神の魅力。それが淫欲という形で限界まで引き出された今の互いを見た二人は……最後の理性も、屈服する。

 

「ふきゅっ、うきゅううぅぅうぅっっ♡挿れて挿れていれていれていれてぇぇぇぇッ♡もうやらっ、ほんとにおかしくなっちゃうからぁぁッ♡お願いだからい"れ"て"よ"ぉぉぉぉおおぉッッ♡」

「ほほぉッほぉぉッ♡ふぐぁはああああぁぁぁぁッ♡んぐぇッ…き"も"ち"い"い"ぃぃぃぃぃぃッ♡いいのぉっ、気持ち良いのぉぉおおッッ♡イくっ♡イって私、完全に快楽狂いの雌女神になるぅううぅぅぅぅッッ♡」

 

思考も理性も全てが吹き飛び、ただ快楽を感じるだけの、その快楽に身体をビクつかせるだけの雌と化した二人の、断末魔にも聞こえる快楽の悲鳴。そして大きく脈打った二本の触手がイリゼの両穴を頂点まで突き上げ、突起が動いて陰核を強く摘まむと同時にブラシ触手が最大の力で下腹部全体を擦り上げた瞬間……二人同時に、絶頂する。

 

「あ"ひぃいいぃぃぃぃンンッッ♡イ"くぅぅッ♡快楽に身も心も屈服してッ、触手に逆らえない雌犬女神に堕とされてイっくぅぅぅぅぅぅッッ♡んほぉおおおおおおォォおおッッ♡♡」

「い"ぃぃ……ッッ!?…ぁ…なに、これ…くるっ…すごいのくるっ…やだ、やだやだこわいよぉ!いやっ、助け……ひィッいいいいいいぃぃんッッ♡ん"ぁ"ッ、ひぁああああああああッッ♡♡」

 

膣と直腸から白濁液を噴き出し、肩が外れてしまいそうになるのも構わず仰け反り返って舌を突き出し喘ぐイリゼ。恐怖と怯えに支配され泣き出すも、即座に秘部から全身を貫いた快楽の奔流に手脚を伸ばし切りながら乱れるディール。二人の絶頂は止まらず、何度も何度も身体の中を駆け巡って快楽を重ね、膨れ上がった快楽で更に絶頂。激し過ぎる快楽に気絶する事も出来ず、長い長い絶頂の全てを全感覚で味わい続け浴び続ける女神。そうして絶頂が収まった時、二人は心身共に疲弊し切って指先一つ、声一つ出せない程の状態と化していた。

 

「……っ…ぁ…♡」

「……ぅ、ぇ…♡」

 

片脚に巻き付いた一本を残し、二人の身体から離れていく触手。支えを失い、汗と愛液、それに白濁液で濡れた肉床へと落ちる二人。しかし受け身も取れずに落ちたにも関わらず、二人はか細い呻き声を上げただけで、逃げる様子も快楽を求める様子も微塵もない。

そしてそんな二人を、片脚に巻き付いたままの触手が更に奥へと引き摺っていく。その先で何をされるかは分からない。ただ、その先に二人が本来求めていた出口などある筈がない。それでも二人は何もせず……否、何も出来ずに、暗く深い魔境の奥へと消えていった。

 

 

*

 

 

 

 

 

 

 

 

朝、普段の起床よりも少し早い時間。まだ朝早く、静かな環境の中で……自室のイリゼは、嘗てない程に頭を抱えていた。

 

「最悪だ…色んな意味で、最悪過ぎる……」

 

放っておけば自殺でもしてしまうのではないか、と不安になる程の暗い顔を浮かべているイリゼ。ベットの上で、上体を起こした状態のイリゼがそんな表情を浮かべている原因は……夢にあった。

 

「…私、ディールちゃんをそういう目で見てたって事…?…だとしたら……はは、断罪されたくなってきた…」

 

時折見てしまう、例の夢。何度も見た事で、慣れた……訳ではないものの、一応「仕方のない、そういうもの」として処理出来るようになったイリゼだったが、今回見た夢はその範疇を遥かに超えていた。比喩ではなく、本当に別次元の域だった。

五分、十分と頭を抱え続けるイリゼの思考は、時間に比例し暗くネガティヴになっていく。そうしていよいよ本格的に危険な思考となりかけていた彼女だったが……そこで恐らく、精神のセーフティーが作動した。

 

「…いや、でも…夢、所詮は夢だよ!だってほら、これまでも荒唐無稽な夢しかなかったし、これまでも私以外が出てくる事もあったし!むしろそれで言うなら、私は夢の中にもディールちゃんが出てくる程に絆を感じてるって事!なら悪く考えるより、そこを肯定的に捉えなきゃ!……いやほんとに、そういう事にしようそういう事に!」

 

所詮は夢。それは何も間違っていない、そう捉えても何の問題もない結論だったが、それでも言い訳がましくなってしまうのは彼女の動揺が成したところ。だが肝心なのはイリゼ自身がそれで納得出来るかどうかであり、幸いイリゼは飲み込めた様子。…正しくは、無理やり飲み込んだと言うべきだが……彼女の為にこれ以上は触れない事とする。

 

「さ、さーて!今日も一日頑張ろっと!うん、私はちゃんとした女神で、ディールちゃんもちゃんとした女神!これ事実!だからこの話はこれでお終いっ!」

 

これでお終いというのが、自分の思考に対して言っているのか、それともメタ視点での発言なのか。それは定かではなかったが、その認識は正しいもの。

という訳で、イリゼは恒例(?)の処理をした後、今日も彼女の日常に入っていくのだった。

 

 

 

 

……因みにイリゼはその後事あるごとに夢を思い出してしまい、これでは不味いとその日は彼女から見て『大人』の友人や知人にばかり、話しかけていたとかいないとか…。




具体的に何がとは書きません、書きませんが……この様なリクエストも受け付けております。
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