※この作品はR-18です。

超次元ゲイムネプテューヌ Origins Visionary   作:シモツキ

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・初閲覧の方は、『はじめに(確認推奨)』を見る事をお勧めします。
・今回の話のように、就寝前及び起床後のどちらか、又は両方が描写されない場合もあります。




人物・パープルハート ホワイトハート ネプテューヌ ブラン

内容・ふたなり 口淫 自慰 拘束 玩具 貞操帯


淫欲に成りし性奴隷 6

終わりの見えない調教と陵辱。ネプテューヌとブランが耐えようと、抵抗しようと、快楽に流され痴態を晒そうと、彼女達を蝕み堕としていく男達の欲は止まらない。止まるどころかより過激に変貌していく彼等によって、今日も二人は嬲られる。

 

「じゅぽっ、じゅぽっ、ずるる……ぷはっ…どう、れふか…?」

「ちゅ、ぷぁ……んぁぁ、あむ……」

 

その日廃墟の中で小さく響いているのは、何かに舌を這わせて咥える音。片や咥え込んでたっぷりと唾液を塗り込みながら時折反応を伺い、片や口付けと舐め上げ舐め下ろしを繰り返すその二人には、躊躇いこそあってもぎこちなさはない。

 

「中々上手くなったじゃねぇか。手を使わずこれなら上出来だな」

「ブラン様はもう少し唇の使い方が上手くなるといいですね。ほらネプテューヌ様を見習って」

 

男達に命令され奉仕する二人の格好は、例えるなら人が犬のお座りを真似しているとでも言うべきもの。先日二人が嵌められた物に似た、四つの穴のある板状の枷に両手首と足首を固定されているのが、今の二人。移動はおろか立つ事も出来ない二人は、口だけで懸命に男の陰茎へ奉仕している。

 

「うるひゃぃ…真似ひろってんなら…んじゅ、る…これを外ひやがれ……」

「口だけでシてるんですから、外さなくても出来るでしょう?…生意気な事言うなら、俺こそあいつの真似しますよ?」

「……っ…」

 

奉仕の合間に反抗の兆しを見せるブランだったものの、返ってきた男の言葉にビクリと小さく肩を震わせ、反論も引っ込めてしまう。

彼の言うあいつとは、ネプテューヌに陰茎を咥えさせている男の事。その男は少しでもネプテューヌの口淫が雑になると彼女の頭を掴んで乱暴に動かし、何度もネプテューヌを苦しそうに呻かせていた。

 

(畜生…このわたしが、だったそれだけで言い返せなくなるなんて……ッ!)

 

根元から陰茎体の裏に沿って舐め上げるブランの目尻には、じんわりと涙が浮かぶ。屈辱的な格好で性欲の処理をさせられる事自体も彼女にとっては酷く辛いものだったが、回数を重ねる内に、快楽と上下関係を教え込まれる内に、次第に男達へ強く出られなくなりつつある自分が、彼女は悔しくて堪らなかった。

 

「一応言っとくが歯は立てんじゃねぇぞ?立てたらこの格好のまま大通りに放り出してやるからな」

「や、止めて…そんな事されたら、わらひ……」

 

その一方前髪を掴まれ脅されたネプテューヌは、羞恥心で赤くなっていた顔を若干青くして肉棒へ舌を這わせる。そこから迎え入れるように口を大きく開け、中程まで咥え込んだ後更に奥へと含んでいく。

ネプテューヌもまた、調教が始まった当初に比べて覇気の持つ時間が短くなっていた。外側からの陵辱だけでなく、そんな自分への情けなさが内側からも彼女を苦しめる。

 

(あぁ、なんで…なんでこんな事を言われても、オチンポは勃ったまんまなの……)

 

しかし心は苦しんでいようとも、ネプテューヌの下腹部に生えた陰茎は何事もなかったかのように勃ったまま。それどころか酷い仕打ちを受けた際にビクンと跳ねる事すらあり、それが今の自分の浅ましさ、無様さを表しているように思えてならないというのが彼女の現状。

 

「そうそう、そうやって素直に舐めればいいんですよ。…っと、そろそろ射精る…っ!」

「まだ待ってる奴等がいるんだ、ちゃんと口で受け止めろよ…ッ!」

「え、待っ……ん"ん"ーーっ!?」

「ふごッ、ぉぉおお"……っ!」

 

言い返す事なく口淫を続ける二人に男達は満足を覚え、彼女達の頭を掴んで喉奥へ射精。突然喉奥まで入り込んできた肉棒と、そこから胃に流し込まれる精液に二人は目を見開き、同時に吐き出したい衝動に駆られるが、手足の指を必死に握ってそれを我慢。粘つき喉へと纏わりつく精液を嚥下する事、唇を肉棒に密着させて外へと溢れさせない事だけに意識を集中して、白濁液を飲み込んでいく。

 

「……ぷぁっ…はぁ…はぁ……」

「……っ…に、臭いが胃から鼻に上がって…」

「…上がって、なんです?」

「……何でも、ない…です…」

 

射精を終え男達が陰茎を抜くと、二人は解放された口で荒く呼吸。その途中にブランは文句を言いかけたが、言い切る事なく言葉を撤回。逸らした目にはまだ反抗の意思が残ってはいたが、今更その瞳に気圧される男は一人もいなかった。

 

「じゃ、次は俺っと」

「ほら、咥える前に口開いて残ってないか見せろ。しっかり舌も出して、な」

 

性処理道具として扱われている二人に休憩の時間は与えられず、すぐに別の男が反り立った陰茎をネプテューヌとブランの顔に当てる。それを二人は恭しく舐め、顔と舌の動きだけで口腔内へと男の象徴を迎え入れた。

調教と陵辱を重ねるにつれ、男達が敬語を使う割合は減ってきている。最早敬意を払う必要のない相手なのだと、二人は本格的にそう見られつつある。

 

「ちゅばっ、んぇっ…ちゅ……(…うぅ、駄目…気を強く持たなきゃいけないのに……)」

「ふぅぅ……ふほっ、んぁむ…(ずっと舐めてると…段々、頭がぼーっとして……)」

 

……しかし、それも当然の事だった。品も尊厳も剥ぎ取られた格好でありながら、次第に肉棒だけを見つめてしゃぶり付く事に没頭してしまうような浅ましい姿を、二人は男達に見せているのだから。

 

「へへ、ほんと大分調教の成果が出てきたよな」

「調教っつーか、俺達は淫乱な本性を引き出しただけじゃね?」

「…ん、ぐっ……わ、わたし達に…そんな、本性なんか……」

 

次々突き付けられる肉棒を口だけで奉仕し続け、最後の一人の精液を飲み込んだネプテューヌは否定の言葉を口にするも、秘裂からは愛液が滴り落ちる。その隣にいるブランの股の下にも愛液と先走りによる水溜まりが出来上がっており、二人が劣情に駆られているのは誰が見ても明らかな事実。

 

「あーはいはい、認めないのは分かってましたよー。…ったく、素直に認めりゃ楽だろうに…」

「誰が、認めるかよ…脅迫で身体は好きに出来ても、心まで支配出来るとは思わねぇ事だな……」

「へぇ、心まではねぇ…まぁいいや。今日いる奴は全員口で抜いたとこだし……あれの準備に入るか」

 

そんな愛液溜まりには気付かず若干の威勢を取り戻したブランの言葉に、男はニヤリと笑みを浮かべる。何やら裏のありそうな言い方に二人が警戒する中、男が取り出したのはリモコンらしき二つの小物。それを見た途端二人は顔を青ざめるも、もう遅い。

 

「え、そ、それってまさか……」

「そうそう、女神様の両穴に突っ込んどいたバイブのスイッチだよ。暫くは邪魔しないでいてやるから……好きなだけイってろ、女神」

『あひぃぃぃぃいいぃぃッッ!?』

 

ネプテューヌの言葉を遮った男は、起動と同時に一気にバイブを最大出力に。それまでただの棒と変わらなかった四本のバイブが凄まじい勢いで振動を始め、二人は仰け反り返って悲鳴を上げる。

 

「ああぁぁあンッ!なんでッ!なんでいきなりこんな強さなのおぉぉぉぉッッ♡」

「ひぎぃぃっ!な、膣内と尻穴でバイブが暴れて……ぬほぉおおおおぉぉッッ♡」

 

突然襲いかかったあまりの快楽で仰け反った二人は体勢を保てず、ネプテューヌは前へ、ブランは後ろへ転倒。ネプテューヌは豊満な胸が自身の身体に押し潰される事で更に快楽が増し、ブランの方は服従した犬の様な格好になってしまうも、手足を固定された今の二人は起き上がる事もままならない。それどころか枷が引っかかる事で身体を回転させる事すら叶わず、二人はその場で身をよじるばかり。

 

「ぬひいいぃぃッ♡ひ、響くっ!振動がオチンポにも響いちゃうぅぅぅぅっっ♡」

「み、見るなッ!こんな格好見るなあぁぁぁぁッ♡」

「おーおーチンポまで震えさせちゃって。こりゃ今日もトコロテン射精間違いなしだな」

「前の拘束立ちオナニーも大概無様だったけど、今回も中々面白くね?枷一つで倒れたまま動けなくなるとか、女神様情なっ!」

 

膣と直腸で暴れ回る玩具に愛液は尚も溢れ、ビクビクと尻を振りながら快楽に喘ぐ二人。男達の笑いと視線にも二人の肉棒は萎えるどころか膨れ上がり、射精欲求があっという間に思考を埋め尽くし……身動きの取れない二人は、下品に秘部から精液を噴き出した。

 

「か、かかるッ♡このまま出したら全部自分にかかっちまうのにッ!嫌なのにイッくううううううぅッッ♡♡」

「わたしもイく、イっちゃう……〜〜〜〜ッッ♡♡…あ、ぁ……ぁぁぁぁああ"ひいぃぃいいぃぃッ!?イ、イってるのにバイブ止まらないいいいぃぃいぃッッ♡」

 

陰茎からは精液を、秘裂からは潮を吹き出して二人は絶頂。嫌がる言葉とは裏腹に顔は蕩け、駆け巡る絶頂の快感を全身で感じていたが……絶頂後も一瞬足りとも止まる事なく暴れ続ける二本のバイブが、歪んだ天国から地獄へ突き落とす。

 

「イった!もうイったのになんでええええぇぇッ!?んはぁぁぁぁあンンッッ♡」

「よかったじゃないですか、イくの好きでしょう?」

「こ、こんなの望んでないぃぃぃぃっ!敏感っ!イった後は敏感なのぉおおぉぉぉぉッッ♡」

「も、もういい!もういいから止めっ……止めてくれええぇぇええええッッ♡」

『…………』

「お、お願いっ!無視しないで!無視しないで止めて頂戴ぃぃぃぃっっ♡んおぉぉぉぉおおッッ♡」

 

快楽狂いに身体が変わりつつある二人であっても、許容範囲を超える快楽は苦痛となんら変わらない。その苦しみが絶叫となって停止を懇願するも、男達は黙ったまま。そして二人は何度も絶叫し、精液と愛液を何度もぶち撒け、気が狂いそうな快楽の中で遂には意識が朦朧となり……幾度目かも分からない絶頂を迎えた時、二人は白目を向いて気絶した。

 

 

*

 

 

目が覚めた時、二人がいたのは何処かの路地裏だった。気絶してしまったからか女神化は解けており、路面に倒れた二人の周りには誰もいない。

 

「……帰、されたの…?」

 

まだ事態を飲み込めない、と言いだけな顔で呟くネプテューヌ。

普段から彼女達は、こうして路地裏に移動した後解放されていた。気を失っていた、目隠しやヘッドホンをされていない等差異はあるものの、状況的には解放された可能性も高い。

 

「…今までこんな事なかったのに…どういう風の吹き回しかしら…」

「うぅん…確か準備がどうとか言ってたよね?何かしたい事があって、だから早めに終わった…とか?」

「かもしれないけど、断定は出来ないわね…。…でも、あんな奴等の事を考えて時間を潰すのも癪よ。帰りましょ」

「それもそうだね…うぅ、ずっと口でさせられたから顎が痛……へっ?」

 

状況を不思議がりながらも二人は思考を切り上げ、埃を払って立ち上がる。そうして歩き出そうとし……下腹部の違和感に気付いた。

 

「……っ!?な、何よ…これ……」

 

見たくないとは思いながらも服の裾を持ち上げた二人。するとそこにあったのは見慣れた下着と忌々しい陰茎、そして……身に付けた覚えのない、固い器具だった。二人はその存在に一瞬絶句し、思考が止まり……だがすぐに理解する。その器具は、貞操帯なのだという事に。

 

「な、なんでこんなものを……」

「ご丁寧に後ろまで…って、この感覚……まさかバイブが入っているの…!?」

「え…や、やだ…やだよわたしこんなの着けてるなんて!こんな恥ずかしい物、すぐに取って……ひゃんっ!?」

 

意識がはっきりしていくに連れ様々な事に気付き、二人の動揺は増していく。そして顔を青ざめたネプテューヌは腰の側面に当たる部位を掴んで引き千切ろうとするも…次の瞬間、彼女の陰茎を覆うパーツが振動でその内側を責め立てた。

身体にはまだ絶頂地獄の負担が残っていた事もあり、腰が抜けるようにネプテューヌは座り込む。するとものの数秒で振動は止まったものの……その時点で二人はもう理解していた。この振動がある限り、女神の膂力があろうと外す事など不可能だと。

 

「あ、悪趣味にも程があるわ…」

「取りたいのに、取れないなんて……」

「……気を落とす事はないわ、ネプテューヌ。どうせ欲求の発散しか脳のないあいつ等なら、今日の夜には呼んでこれを外す筈…それに例え呼ばれず、外されなかったとしても……」

「…そっか…呼ばれないなら、それはむしろわたし達にとってありがたいもんね…」

 

ブランが手を差し出し、それをネプテューヌが掴んで立ち上がる。初めは巻き込んでしまった事、助けられなかった事をお互い負い目に感じていた二人だったが、今となっては同じ苦しみに耐える友の存在が、お互いの心の支えとなっていた。こうして手を貸すように、二人で頑張ればきっとこれからも耐えられる。…感じる手の温もりから、二人はそう信じていた。……だが、それからすぐに二人は思い知る事になる。自分達の中に巣食う『雌の自分』は、想像よりも遥かに深く根付いていた事に。

 

 

*

 

 

秘裂、後孔、そして陰茎をそれぞれ覆う貞操帯を二人が着けられてから、数日が経った。予想に反して男達からの呼び出しはなく、二人は久し振りに肉欲とは無縁な生活を送れていた。……送れている、筈だった。

 

「…んっ…ぁ……」

 

執務室で仕事を片付けているブラン。業務開始からはそこそこの時間が経ち、初めの頃は普通に進めていた彼女だったが、現在はしきりに腰を浮かせては座り直している。

 

「…なんで…なんで少しだけ出っ張ってるのよ……」

 

座り直す最中に呟いたのは、貞操帯とバイブの事。貞操帯の存在に気付いた直後は分からなかったものの、後孔側のバイブは若干飛び出ており、座り方によってはそれが押されて直腸へと押し込まれてしまう形になっている。その為押し込まないような座り方をしようとしているブランなのだが……時折無意識に押し込まない、ではなく深く押し込める座り方を探してしまっている時がある事に、まだ彼女は気付いていない。

 

(…それに、前も辛い…勃つのを阻まれる事が、こんなに辛かったなんて……)

 

これまで興奮材料があれば勿論、無くともちょっとした事で自己主張を始めてしまう下腹部の肉棒の現状も、彼女にとっては悩みの種。激痛でこそないものの、彼女が味わっているのは日に何度も物理的に膨張を押し留められるという未知の苦しみ。

 

(…でも、どっちも所詮集中力を削がれる程度…他の事に意識を向ければ、十分耐えられる……)

 

欲情につながらないようブランは厄介な案件の事を思い浮かべ、座り直しを切り上げて仕事再開。……この時はまだ、本当に耐えられていた。

 

 

*

 

 

更に数日が過ぎた。相変わらず男達からの連絡はなく、脳を焼かれるような快楽も感じる事なく日々が過ぎる。堕とされた二人にとっては、望んでいた筈の日々が。

 

「…………」

 

教会の廊下を歩くブラン。日中である為何度も職員とすれ違い、かけられた挨拶や声に全て答えてはいたが、その返答は上の空。

 

(なんで…なんで連絡がないの…?もう何日も経っているのに…これまでなら、もう何度も呼ばれてる筈なのに……)

 

生返事の彼女の頭にあるのは、悶々とした思い。自分は望んでいた生活に戻れている、当たり前の日々を過ごせている。にも関わらず、何故こんなにも男達とのまぐわりを思い浮かべてしまうのかと、何故満たされない気持ちになるのかと、そんな事ばかりが彼女の頭を占める。

 

(…いつもなら、足腰立たなくなる位まで犯されて、何度も何度も射精させられて、性処理以外じゃ無価値の奴隷として扱われるのに……なんで、何もしてこないの…)

 

脳裏をよぎるのは、嬲られる自分の無様な姿と、身体にも心にも染み付いた快楽の記憶。犯される自分が、屈服する自分が、押し寄せる快楽に喘ぎ狂う自分が頭から離れず、自分でも気付かぬ内にブランは足を止めていた。そして無意識に彼女の視線はすれ違う男性職員の下半身に向かい、その職員の『雄』を想像し、ごくりと喉を鳴らした時……ブランは、我に返った。

 

「……っ…違う…わたしは、わたしは……っ!」

 

貞操帯の中で勃起しようと暴れる陰茎の痛みを感じながら、ブランは真っ赤な顔でその場を走り去る。落ち着かなくてはと、こんな自分は見せられないと思いながら走るブランだったが……その間も頭の中では、蹂躙される自分の姿がリピートし続けていた。

 

 

*

 

 

「したい…したいのに…シたいのにぃぃ……!」

 

自室のベットで身体を軽く丸めたブランが漏らす、淫靡で切なげな吐息。足の指は握られ、両の乳頭は赤く勃ち、両手は陰茎を覆う貞操帯を休む事なく擦り上げ続けている。

 

「取れて取れて取れて取れて…!お願いお願いお願いお願い…っ!触りたいのっ…シコシコしたいのぉ……っ!」

 

調教される中で自然と手が覚えてしまった技術を駆使してブランは扱くが、当然陰茎には指先すら触れられない。時折片手が離れ、その手は秘裂と後孔に挿れられたバイブを押し込む事で刺激を得ようとするも、彼女が求める快楽には程遠い。貞操帯を着けたままでは何一つ叶わないというのは彼女も分かっている。だがそれでもブランは、性の快楽を求める身体を止められなかった。

 

「はぁ…はぁ……んんんッ…♡」

 

暫く三点の覆いを触れる行為が続いた後、不意にブランは貞操帯を引き千切ろうとするかのような動きを見せる。無論あの振動がある以上外せないのは分かっており、彼女の狙いは振動で快楽を得ようというもの。……だが、その振動でも彼女は満たされない。満たしてもらえない。

 

「…欲しい…欲しいよぉぉ……」

 

熱に浮かされたように呟きながら、彼女の手は上半身へ。現状唯一触れる事を許されている胸へと伸びた両手は、一心不乱に慎ましやかな乳房と硬くそり立つ乳頭をこねくり回す。就寝する事を忘れ、愛液でベットに染みを作りながら、ただひたすらに愛撫を続ける。

 

「オチンポ、イきたい…オチンポでイかされたいぃぃ……♡」

 

この数日、夜の度にブランは自分を慰めていた。だが貞操帯を着けられたままの彼女が絶頂出来る筈もなく、鎮まるどころか身体は余計に火照るばかり。結果次の夜も自慰に耽ってしまい、しかし絶頂は出来ずという負のスパイラルに陥った彼女の頭の中は、最早寝ても覚めても肉欲で一杯となってしまっていた。

趣味も仕事も手に付かず、一日を無駄に過ごし、それと引き換えにブランが得たのは欲求不満で火照る身体。それが今の、彼女の状態。

 

「…もう、無理…このままじゃ、おかしくなっちゃうぅぅ……」

 

そんな自分への惨めさと身体の切なさから、ブランの頬に涙が伝う。気付けば空は白み始めていて、汗と愛液で彼女身体はぐっしょりと濡れていた。……と、そんな時傍らに置いていた携帯がメールの受信を伝える。

 

「…う、ぇ……?」

 

胸から手を離したブランは、生気のない目で携帯を取ってメールを確認。……次の瞬間、ブランの表情は驚愕に染まり、手が震え……続けて、今度は携帯が電話の着信音を鳴らし始めた。

電話の相手はネプテューヌ。あぁ、まさかとブランは思いながら、ゆっくりと携帯を耳に当てる。

 

「…ネプ、テューヌ……」

「ブ、ラン…もうわたし、限界だよぉ…わたし、わたしっ…えっちな子になっちゃったよぉぉ……っ」

 

携帯から聞こえたのは、如何に追い詰められているかが分かる、ネプテューヌの涙声。明るさが取り柄で、天真爛漫な笑顔の似合う普段のネプテューヌからはかけ離れた、切なそうな絶望の声。…ブランの目には、自分と同じように夜通し満たされない快楽に狂う彼女の姿がありありと見えた。

ブランの中で、何かが音を立てて崩れていく。自分だけではなく、ネプテューヌもまた快楽の虜に…否、奴隷になってしまったのだという思いが、耐えようとする心を修復不能な程にまで打ち壊していく。……後に残ったのは、快楽への欲求と…もう無理だという、降伏の意思。

 

「……っ…そんな…そんな事、言われたら…わたし、だって……」

 

項垂れ、惨めで無様な自分にぼろぼろと涙を流す二人の女神。負けたくない、女神として屈してはいけないという思いも確かにまだあった。だが切なさが、疼く欲求が、勃ったまま戻らない乳頭が、淫らな涙を流し続ける秘部が……もう自分は終わってしまったのだと、容赦無く現実を突き付けていた。そして夜が明ける中……二人は、自分達が性奴隷である事を──受け入れる。

 

 

*

 

 

その日ネプテューヌとブランは、プラネタワーにノワール、ベール、イリゼを呼び出した。仲間であり友人でもあるこの五人が集まる事は普段からよくある為、三人は何の疑いもなくネプテューヌの部屋へと訪れていた。

 

「料理って、作るのも習うのも身近なところで出来るのがいいよね。今度はお菓子作ってこようかなぁ…」

「あら、そんな事を軽々しく言っていいんですの?この面子では何を求められるか分かったものではありませんわよ?」

「そう言うベールはいつもしれっと要求入れてきたりするわよね…まぁ、時間があるなら作ってみてもいいんじゃない?」

 

菓子を摘み、ジュースを飲みながら賑やかに談笑する女神達。具体的な目的や話題がなくとも盛り上がれるのが彼女達の間柄であり、楽しそうに話す様子はどこにでもいる少女のよう。

…と、暫し話していた訳だが……ふとノワールがある事に気付く。

 

「…そういえば、今日はネプテューヌもブランも静かね」

「へ……?そ、そう…かしら…?」

「言われてみると、確かに静かだね…」

「ブランはまだしも、ネプテューヌが静かというのは珍しいですわね。…何か考え事でも?」

「な、ないよ?ないし今はちょっと食べるのに夢中だっただけかなー…?ほ、ほら元気元気〜…!」

『……?』

 

気付きのままに指摘された二人はぴくりと肩が跳ねるも、笑みを作ってそれを否定。…が、静かだった事は事実であり、更に言うとネプテューヌが菓子に夢中になっていた素振りはない。何より二人はどこかぎこちなく……ノワールの気付きは、三人の違和感へと変わっていった。そしてすぐに彼女達は思い当たる。…今日誘われたのは、二人に何か話したい事や困り事があったからではないのかと。

 

「…何か、あったの?」

「な、何かって…?」

「それを訊いているのですわ。何かは分かりませんけど…二人が何かしら抱えてる事は、伝わってきますもの」

「わ、わたし達は…大丈夫、よ……」

「本当に?勿論私達の思い過ごしならそれが一番だけど、もし悩みがあるなら遠慮する事はないわ」

「そうだよ。私達、友達でしょ?」

 

優しく穏やかに訊き、何かあるなら力になるという意思を示す三人。そこにあるのは心配と二人への仲間意識であり、友人へ対する心からの言葉。

だが、それは特別な事ではない。些細な事でも互いに気遣い、苦楽を共にし支え合う。それが彼女達にとっての普通であり……だからこそ、その温かさが二人の心に突き刺さった。

 

「……さい…」

「何と言いまして…?」

「ごめん…なさい…ごめん、ごめんね三人共……」

「ごめんなさい…わたし…わたし達……」

『……ッ!?』

 

ぽたり、とテーブルに落ちる二人の涙。俯きがちだった顔が上がると、そこに流れるのは大粒の涙。こんなに良い友人を陥れようとする自分への、嫌悪と後悔が混ざった涙が零れ落ちる。

その涙を見た瞬間、三人は驚愕に目を見開いた。それからすぐに声をかけようとするが……次の瞬間三人は、それぞれに目の前のテーブルへと倒れ込む。

 

「…こ、れは……」

「意識、が……」

 

二人が涙を流す中、イリゼとノワールは小さく呟き、ベールは起き上がろうとするも、三人の視界は降りる瞼によって暗転。そのまま意識も遠退いていき、そう時間はかからずに寝入ってしまう。──ネプテューヌとブランに一服盛られた事すら、気付けぬまま。

 

『ごめんなさい…ごめんなさい……』

 

涙を流し続けるネプテューヌとブラン。そんな二人の手の内には、全ての元凶とも言える錠剤と……『残りの守護女神全員を差し出さなければ、テメェ等との関係はそれまでだ』という、身も心も堕ちた事を見透かした男達による、メールの届いた携帯があった。

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