超次元ゲイムネプテューヌ Origins Visionary 作:シモツキ
・今回の話のように、就寝前及び起床後のどちらか、又は両方が描写されない場合もあります。
人物・ネプテューヌ ノワール ベール ブラン
内容・スライム 盗撮 温泉 リクエスト要素有り
観光地ではなく、元々の規模も大きくなく、また浮き島という四大陸に比べて生活も不便な場所にある集落には、宿泊施設もかなり少ない。だがその中で、一つだけそれなりに立派な旅館があり……この日、そこには四人のとある客が訪れていた。
「へぇ、結構落ち着いた雰囲気で良さそうね」
「えぇ。良い意味で歴史を感じさせますわ」
「それに手入れもきちんとされてるみたいだな」
案内された旅館を、好印象で見回す四人。その四人というのは、パープルハート、ブラックハート、グリーンハート、ホワイトハート……即ち、国家を統治する四名の守護女神だった。
この集落に訪れるのは初の三人は、想像よりも快適そうな旅館の外装に満足の様子。それを見て、三人を誘ったパープルハート…ネプテューヌが笑う。
「でしょう?ここなら思い切りリフレッシュ出来ると思ったのよ」
「確かにそうですわね。であれば、外観同様接客も大切ですけれど…」
『ようこそいらっしゃいました、女神様方!』
「…そっちも悪くなさそうね」
女神の姿を解き、玄関を潜ったところで、四人を迎えたのはずらりと並んだ従業員による歓迎の言葉。どの従業員も投げやりではない笑顔を浮かべており、ブランが評価の言葉を口にすると四人も笑みを彼等に返す。
「お部屋はこちらでございます」
「ありがと〜。…って、あれ?」
「ネプテューヌ、どうかしまして?」
「…あ……あはは、忘れ物したかな?と思ったらポケットに入ってたっけ。…で、皆。長距離飛行で多少は疲れてると思うし、ご飯の前に温泉はどう?」
案内される中、不意にネプテューヌは立ち止まる。三人も不思議そうにしながら止まると、少しした後ネプテューヌはぺろりと舌を出して肩を竦める。どうも勘違いしたらしい彼女に三人が軽く呆れると、続けてネプテューヌは提案を口に。
と、そこでネプテューヌに近寄るノワール。彼女の気掛かりそうな表情にネプテューヌは察しつつも、ノワールの問いに耳を貸す。
「ちょっと、あのモンスターの件は大丈夫?」
「あぁ…大丈夫だよ、あれは。確かに倒すのは難しいけど、トイレからは出てこないし、そのトイレは先日壊されたし」
「うっ…ま、まぁそうだけど……じゃあ、餓死させようって事…?」
「まぁ、それはご想像にお任せするよ」
プラネタワーの一件が頭から離れなかったが故の、ノワールの問い。しかしネプテューヌが余裕そうに答えた事で、ならば適当ではなくきちんと考えた上で判断を下したのだろう…と一応ノワールは納得する。…というより、訊きはしたもののあれを放置している訳がない…という考えがノワールの中にはあり、それが釈然としないながらも納得させる要因となった。
「…ここは……何というか、古風ね」
「ブラン、言葉を選びましたわね…」
部屋に到着後、ネプテューヌの提案を受けてすぐに温泉へと向かった四人。よく言えば古風、悪く言えば古い作りの脱衣所に入り、ロッカーに持ってきた浴衣を置くと、服を脱ぎ出した四人の肩が、胸が、腰が脚がと次々露わになっていく。
ただ脱ぐだけでも、絶世の美女たる四人の場合は男女問わず目を引く動作になっていたのだが、ここにいるのはネプテューヌ達四人だけ。当然彼女達も周りを気にする事などなく、下着も脱いでバスタオルを手に。
「私達以外お客がいないのも助かるわね。…旅館としてはどうかと思うけど」
「セルフ貸し切り、ですものね」
気兼ねなく、乳首も秘部も露わにする四人。互いに気心の知れた相手という事もあり、胸囲を気にするブランを除けば全員隠すような素振りは無く、せいぜい折り畳んだバスタオルを腕にかけて胸の前に当てがう程度。
自分達以外いないのだから、気にする必要もない。それがネプテューヌ以外の三人の認識であり、普通の旅館ならばその通りの事。だが勿論……この集落、尚且つネプテューヌが誘ったという旅館の時点で…何も仕掛けがなされていない訳がない。
「うひょぉ…!守護女神四人の全裸シーン…!」
「やっぱグリーンハート様の胸は凄いなぁ…だが、ホワイトハート様の慎ましやかに膨らんだ胸も悪くない……」
「あっ、おい見ろよ!ネプテューヌ様、落とし物を拾う振りして…きたきたカメラに向けた尻の突き出し!ほんと女神様は親切心に溢れてるぜ…!」
音もなく、だがそのレンズでしっかりと脱衣所内を撮影する何台もの小型カメラ。公民館やプラネタワーのトイレにもあるそれが、最早当然の様に壁や床裏、ロッカーの奥等に悉く潜み、何も知らないノワール達三人の一糸纏わぬ姿を収めて別室の男達に提供していた。
そう、何も知らないのはノワール達三人。ネプテューヌはこの事も、今後起こる事も知っており……その上で、三人と共にその身の全てを晒している。
「ふぃー、やっとこっちに来られたぜ。で、お前等どうよ?」
「お疲れさん。今女神様達は脱いでるところだが…逆さ撮りの方も見るか?」
「そりゃあ勿論。さてさて、上手い事ネプテューヌ様が忘れ物した振りして引き止めてくれた結果は…ほほぉ…!」
そこへ入ってきたのは、従業員に扮していた(ボランティア従業員の為、偽物という訳ではないが)男達数人。先に見ていた男達の側に座ると、リアルタイムで映しているの大画面モニターとは別のタブレットを手渡す。それを彼等が起動すると、映し出されたのは…女神四人を下から映した……即ち四人のショーツが丸見えとなった逆さ撮り映像。
「おいおいネプテューヌ様もう濡らしちゃってるの?ぷにぷにそうなおまんことふさふさの毛が透けちゃってるじゃん…!」
「ベール様のは金のパン…いや待て、これはまさか透けパンってやつか…!?す、凄ぇ…金の陰毛が透けてるし、しかもはみ出してもいるじゃねぇか…。ベール様も下の毛剛毛女神だったのか…」
「うーん?ノワール様のは…普通の縞パン、か?いやまぁ、縞パン履いてるノワール様ってのも普通に可愛いけど」
「ブラン様は紐パンかぁ…皆はパンツに興味津々だが、俺は脚を…生脚を見るぜ!ブラン様は殆ど魔法を使わないらしいが、この脚には間違いなく魅了の魔法が付加されてるしな!」
男なら誰もが覗いてみたい、可能なら突っ込みたいと思う秘密の花園が、完全なまでに暴かれた映像を、好き好きの思いで男達は鑑賞。ネプテューヌがその場に上手く留めたと言ってもそれは一分にも満たない間で、すぐにその花園は消えてしまうのだが、彼等は何度も繰り返し視聴。そして光景をしっかりと目に焼き付けると、大画面モニターに視線を移す。
『…おぉ……』
一方盗撮の事などつゆ知らずの三人と、見られているのだろうと想像して早くも『良い気分』になりつつある一人は共に温泉との境へ。そうしてがらり、と脱衣所の扉が開かれた瞬間、四人の目に飛び込んできたのは緑豊かな光景と、その前で湯気を立たせる露天風呂。先程観光地ではないと評したが、この露天風呂の光景だけは例外で、四人も思わず感嘆の声を漏らしていた。
『……ネプテューヌ』
「ふふっ、言わなくても大丈夫だよ。気持ちは伝わってるから」
三人から名前を呼ばれたネプテューヌは、これまた笑みを浮かべて返答。
誘ってくれてありがとう。これが、三人の言わんとしていた言葉であり…返答通り、それはきちんとネプテューヌに伝わっていた。
(本当の目的は違うけど…これなら温泉自体も楽しめそうだね)
ネプテューヌ自身、ここまで景色が良いとは思っておらず少々得した気分を抱く。それから四人はまず髪の毛と身体を洗い、それから改めて湯船の前へ。湯は無色ながらも単なる湯よりは透明度が低く、微妙に底がぼやけて見える。
「んじゃ、まずは掛け湯から…って……」
「…これは……」
桶を取り、掬った湯を肩にかける四人。だがそこでブランとノワールが意外そうな声を漏らし、ネプテューヌとベールも目を丸くする。
その湯には、とろみがあった。ただの湯に比べれは明らかにとろりとしており、しかしすぐに落ちていくような、何とも言えない感覚が。
「…中々、不思議な感覚ですわね……」
「新感覚ね…けど、悪くないわ……」
慣れない性質に驚きながらも、四人はすっ…と足を入れ、それからゆっくりと身体を湯船に浸けていく。
奇妙、というのが四人の素直な感想。慣れない、だが決して不快ではないというのが湯に対する四人の印象であり……
『はぁぁ、っぁ……』
腰を下ろして肩まで浸かった時、四人の口からは自然と吐息が溢れていた。
「…とろみのおかげかしら…より温かさに包まれてる感じがして、癒されるわ……」
「ですわね……」
「わたしも同感よ……」
普段…特に国民の前ではまず出さないような気の抜けた声を漏らし、四人は心地の良さに脱力。湯が、熱が身体の芯まで染み渡るようで、元々緩んでいた気持ちが更に緩くなっていく。
そうして温泉や景色を雑談と共に楽しむ事十数分。身体が温まり、とろみのある湯にも慣れてきたところで、ネプテューヌがある提案を口にする。
「…三人共。折角の温泉なんだし…偶にはこういう楽しみ方もどう?」
「どう?って…貴女それどっから出したのよ……」
そう言ってネプテューヌが見せたのは、二つのお盆。一つには四人分のお猪口が、もう一つには何本もの徳利が載っており、その用意の良さに三人は呆れ顔。だがそうそうない温泉でのひと時、それをより楽しみたいという気持ちは確かにあり……数十秒後、四人は酒の入ったお猪口を持って乾杯していた。
「んっ……ってこれ、かなりアルコール強いわね…」
「ネプテューヌ、まさかわたくし達を酔わせるつもりですの?」
「ふふーん、それはどうかな〜?」
「あのねぇ…ま、いいわ。あんまり弱いお酒じゃ雰囲気も出ないし、ちょっと飲む程度なら私達が酔う訳ないし」
アルコールの強さに少々驚きながらも、然程躊躇う事無く飲む三人。そんな三人の様子にネプテューヌは満足気な顔をしつつ、自身も同じく口を付ける。
「良いものですわね、こうしてわたくし達だけで羽を伸ばせるというのも…」
「分かるわ…。…けど、そうなるとやっぱり……」
「えぇ、イリゼだけどうしても都合が合わなかったのが残念ね…。次はイリゼも行けるよう、もっと日程に都合付けなさいよ?」
「分かってるよ。…だって気持ち良い事は、皆で分かち合いたいもん……」
そんな中、ふとした会話のやり取りの末で、ネプテューヌが見せた見慣れない笑み。元々女神化によって一気に艶かしさが増す彼女だが、その瞬間の笑みはそれだけに留まらない何かを感じさせ……しかし三人共、酒の影響だろうと考えそれに対して追求はしない。
そこから更に数十分。気分の良さと温かさ、それに女神故の強さに後押しされて四人は次々と飲み進め、次第に酔いも回っていく。
「ベールって、ゲーム三昧なのにかなり肌綺麗だよね…ほんと、どうやって維持してるのさ……」
「それは秘密ですわ。というか、ネプテューヌこそまるでケアしていないにも関わらず肌のツヤはばっちりじゃありませんの…」
「…ぷはぁ…やるわね、ブラン……」
「ノワールこそ、中々しぶといじゃない……」
互いに褒めながらもべたべたと肌を触り合うネプテューヌとベールに、飲み比べで競い合うノワールとブラン。どちらも普段ならばやらない、やるにしても頭のどこかで節度を意識して行う行為なのだが、今の四人にそれはない。肩や太腿、腹部に腋なども遠慮なく指を這わせ、相手が飲むなら自分も飲む…と次々酒を喉に流し込んでいく。
折角の羽休めなのだから。ここには自分達以外の目などないのだから。酔いに加え、そんな思いが四人の躊躇いを薄れさせていたのだが…前者はともかく、後者は明らかな大間違い。
……と、そんな中、ベールの腕の感触を楽しんでいたネプテューヌは、『ある物』に気付く。
「…あれぇ……?…ベール、これは……」
「……っ!…そ、それはその……」
「…ふふふっ、そういえばネトゲのイベントが今日までだったもんね。…それに、わたしも……」
「な……っ!?」
にやり、と笑みを浮かべたネプテューヌの指に触れているのは、腋から生えた金色の毛。酔いで忘れていたベールの顔は一気に赤くなるも、理解を示したネプテューヌは自身もベールと近くのカメラにのみ見えるように腋を開き、自らの腋毛を見せ付ける。
ずぼらな性格とはいえ、無駄毛の処理位はしているだろう…と思っていた為に面食らうベール。そんな彼女に向けて、仲間を見つけた気分のネプテューヌは畳み掛けた。
「ここも下の毛もぼーぼーだし、これは流石にノワールとベールには見せられないよねぇ…」
「う、うぅ…そう、ですわね…」
まぁ、わたしは見せても良いし、二人にもこれ位になってほしいんだけどね。…と心の中で呟いて、ネプテューヌの弄りは終了。しかしその寸前、彼女は男達を悦ばせる為自分とベールの腋を当て、カメラに向けて腋と腋毛のツーショットを作り上げていた。
「…良いなぁ…ネプテューヌ様とベール様の絡みは、エロい上にそれ抜きでも見続けたくなる何かがある……」
「ノワール様とブラン様の酒飲み勝負も中々実物じゃね?くぅぅ、二人共飲む時しっかり腋まで見えてるのが堪らん…!」
「てか、さっきの腋毛ツーショットは最高だったよな。俺全員分の組み合わせで腋毛写真集作りてぇわ…」
「お前等楽しめてて良いなぁ…俺はここからの展開が楽しみ過ぎて、焦れったくてしょうがねぇよ…」
脱衣所に何ヶ所も仕掛けておいて、温泉に何もない訳がない。当然の様に露天風呂にも至る所に隠しカメラが設置してあり、四人の身体も行動も男達に対しては丸見え。しかもなんとカメラは水中にまで用意をされて、彼女達の秘部も例外なく写していた。
盗撮されている四人の中でで、やはり最も目を引くのは剛毛が無造作に生え、それが水中で揺らめくネプテューヌの秘部。前面はおろか肛門周辺もびっしりと生えた彼女の股は端正な容姿とはかけ離れており、しかしそのギャップが男達の欲望を唆る。
では、他の三人はネプテューヌの存在で霞んでいるか…と言われれば、そんな事はない。手入れされているか否かの違いはあるもののベールもまたかなりの剛毛であり、同じく秘部から股の中央、肛門周辺までが一つの茂みとして出来上がっており、剛毛且つ手入れの形跡が彼女らしさとギャップの両立を実現している。反対にブランは身体付き同様陰毛の具合も一番薄く、落ち着いた飴色という事もあって見た目のインパクトはあまりない。だが男達からすればそれもまたブランらしく、同時に剛毛を見慣れている分新鮮な印象で楽しめると言ったところ。そんな二人の中間とも言えるノワールは三人の中で最もきっちり手入れがなされており、生真面目な性格が現れているとも言えるのだが……完全に剃ってはいない事、また彼女が手入れしているのだという事実そのものが、男達の興奮を駆り立てていた。
「んふ、ぅ…流石にちょっと、酔ってきちゃったかな……」
その映像の中、ベールと絡みつつもネプテューヌは酒を一杯。ぐっと一気に呷った彼女は、ちらりと隠しカメラの一つに視線を送ると、見せ付けるように股を大きく広げて秘部を公開。それは何も知らない三人からすれば何気ない、気付いたとしても意図など分からない仕草だったが……実のところ、その仕草は合図。それを受け取った男達は、顔を見合わせ立ち上がる。
「お邪魔しまーす、っと…」
「そんじゃ、ちょいと失礼して……」
数分後、脱衣所には男達の姿があった。廊下へと繋がる扉を閉じた彼等は、静かにロッカーの前まで移動すると、一拍の後おもむろにカメラを構えて話し始めた。
「…ごほん。見えてますか〜?なんとここには今、女神様達の下着がありまーす…!」
「盗撮の事を何も知らず、露天風呂でくつろいでいる女神様。彼女達が今日どんな下着を履いているか、確かめていきましょう…!」
半分は気付かれないように、半分はTVのドッキリ企画を真似するように、小声で話す男達。あくまで顔は映らないように蓋のないロッカーを映した彼等は、おもむろにネプテューヌ達の浴衣を捲り上げる。
「まずはネプテューヌ様…おぉっ!なんとネプテューヌ様のパンツはぐっしょぐしょ!これからの事を期待して濡らしたのでしょうか、匂いもむんむんとしていますねぇ…!」
「ノワール様のパンツは……おっとぉ、よく見ると意外にも面積が狭い!ブラックハート様の容姿には確かに合っていますが、あの真面目なノワール様がパンツは積極的とは、中々唆るものがありますよぉ…!」
「お次はベール様ですが…うーむ、流石ベール様!透ける黒のTバックです!デザインそのもののエロさは随一!しかもなんと、クロッチには陰毛が!これは回収しておきましょう…!」
「最後はブラン様。ノワール様同様、普通の下着かと思われていた彼女は紐パン!背伸びしたデザインもさる事ながら、これを履いたブラン様の腰の両側が露わになっている姿を想像すると…えぇ、堪りません…!」
浴衣の下からショーツを取り出した男達は、一つ一つじっくりと撮影。本人達が見れば卒倒するような下着公開映像が、温泉でくつろいでいる最中に撮影され、当然それも知らない内に男達は退散していく。無論、その前に何人もの男達がショーツを顔に当てて匂いを嗅ぎ、裏側までも撮影されたが…この映像が流出しない限り、ネプテューヌ以外がそれを知る事はないだろう。
そして、場面は戻って露天風呂。四人の酔いは更に進み、四人での飲み比べや少々過激な悪戯を互いにし合うネプテューヌ達だったが……そんな彼女達にも、ある危機が迫っていた。
「……うん?」
「あら、どうしまして?」
「や、今何かがわたしの尻に触れた気が……」
初めに気付いたのはブラン。感じた『何か』に疑問を抱くが、なんなのかまでは分からない様子。
「何か?そうねぇ、ベールがしれっと触ったんじゃない?」
「うふふ、かもしれませんわね。ブランは幼児体形なだけあって、とっても肌がすべすべなんですもの」
「…はっ、確かに脂肪ばっかりのベールにゃ、逆立ちしてもこの自然な滑らかさは得られねぇだろうなぁ?」
「あら、珍しい返し方をするのねブラン。まぁ、一番は弾力と滑らかさの両方を有してる私なんだけど」
「もう、そんなに喧嘩腰になるなんて三人共飲み過ぎだよ。……ところで、わたしの瓶がもう空なんだけど、中身がどこ行ったのか知らない?」
『…よくそれで人の事言え(たわね・ますわね)……』
元々の関係性に酒の力が加わり挑発し合う三人と、三人を諌めながらも相当な酔いを露呈させるネプテューヌ。あっという間に触れた何かの話題は過ぎ去り、口にしたブラン自身も忘れてしまう状態の四人。……と、その時だった。
──にゅるんっ!
『……っ…!?』
臀部を滑る、気のせいではない明らかな感覚。尻の下で何かが動いた、或いは通り過ぎたかのような感覚に四人は揃ってびくりと震え、その反応で感じたのが自分だけではないと理解し意識が非常時のそれに切り替わりかけるが……もう遅い。
「んひぃっ!」
「くぁぁ…っ!?な、何か今……ふくぅぅ…!」
次の瞬間、肛門と直腸に走る刺激。何かが勢い良く侵入するような感触に、真っ先にネプテューヌが悲鳴を上げ、ベールや他の二人も同様の声を上げつつ振り向こうとするが、直腸内に侵入した何かがうねって身体を前へ仰け反らせる。
「や、やっぱり何かが…うぁぁっ!な、中で暴れっ、てぇぇ…っ!」
「ひ……っ!?ま、まさかまた…またなの…ッ!?」
侵入した何かは自在に、且つ容赦なく直腸内を侵攻し、バランスを崩したブランは慌てて両手を前に突き出す。一方ノワールはその刺激で二度の陵辱を思い出し、赤みを帯びていた顔が一気に真っ青に。
そんな中、とにかくまずは侵入した何かの正体を確かめなくては…そう思っていた三人は、気付く。
((……っ!お湯が…重い……ッ!?)
底に突けた手が、浸かった胴が、泥の中に沈んでいるかのように動かない。力を込めれば何とか動かせるが、明らかに湯の状態が普通でない。そしてそれに気付いたところで、連鎖的に繋がる状況。とろみのある湯、重い湯、その中に突然現れた、流れるように侵入した存在。それが示すもよは、ただ一つ。
「…この湯の中に…液状のモンスターが混ざり込んでいたんですの……!?」
そう、温泉の中にはスライムの様なモンスターが混入していた。当然それも男達の仕込みであり、例の触手モンスターと同様の生態を持っているのが仕込まれた理由。少ない手掛かりだけで、その正体に辿り着いたのは流石女神と言うべきところだが……それが分かったところで、状況は何も変わらない。
「な、なんで…温泉っ、にぃぃ…っ!」
「なんなんだよ、こいつ…等…ぁぁあっ!う、動くなぁぁっ!」
「で、出ていきなさいなっ!汚らわし…ぃ"っ、ひぃぃっ!また入ってぇぇ…っ!」
直腸を刺激され、圧迫される感覚に三人は身を捩り、水面を睨み付けながら湯船の外へ出ようとする。しかしそれをモンスターが許す筈もなく、腸壁を擦ると同時に腕や腰に纏わり付いて動きを妨害。酔いで感覚器官も普段通りに機能していない事もあって、三人の動きをモンスターの妨害が上回る。
「は…っ、ぁぁあんっ!ず、ずこずこされてるぅぅ…!(やっときたぁぁ…♡三人はまだ戸惑ってるけど、液状だから触手より直腸には優しいし、すぐに皆もお尻を穿られる良さを分かってくれるよね…♡)」
そんな三人の姿を見ているネプテューヌの直腸にも、当然モンスターは侵入している。だがその存在を初めから知っており、またそもそも肛門と直腸の開発が大分進んでいる彼女にとっては、モンスターの侵攻も愉悦と同義。更に今は立場も実力も対等の友人三人も共に犯されているという状況であり、早くもネプテューヌは深い悦びに包まれていた。
「く、うぅっ…!こうなりゃ…ひ、ぎっ…飛んで、でも……っ!」
「だ、駄目だよブラン…っ!下手に動くと、もっと…あぁんっ…暴れてくる、から…っ!だからまずは…協力し合える、よう…皆で、固まるの……!」
湯船から出ようとすれば動きを邪魔され、侵入したモンスターを引き出そうにも見えない上にスライム状である為掴む事もままならない。そんな中、ブランは飛び上がる事で強引に離脱しようとするが、それをネプテューヌが即座に制止。一応は筋の通った言葉を受けて、提案通りに四人は一ヶ所へと固まっていく。
「おっ、側に寄ったぜ女神様達。…全裸の美女が、身を捩りながら風呂で集まる…AVのワンシーンっぽくて超良いわ…」
「いやいや元からAVみたいな展開じゃん。いやぁ、このモンスターもいい仕事すんなぁ…」
「ヤベぇ、ただのモンスター一体に女神様四人がヤられてるってだけでもエロ過ぎて、俺最後まで見ていられるか不安になってきちまったぜ…!」
ノワール達にとってはパニックの状態でも、盗撮する男達にとってはメインイベントの一つに過ぎない。悶える姿に興奮し、これからの展開を想像して股間を膨らませる男達の為のショーは、まだまだ開園したばかり。
「ふぅっ、ぅぅん…っ!み、皆…ひり出す事は、出来そう…?」
「む、無茶言わないで下さいまし…!こんな…はぁぁ…っ!…浅ましいモンスターを、ひり出す…な、どぉぉ…っ!」
「そ、それより早くしないと…どんどん、侵入されて…ぬくぅぅ……っ!」
「この、このっ…入るんじゃ、ないわよぉ…っ!」
四つん這いで寄り集まった四人は、顔を突き合わせて喘ぎ混じりの言葉を交わす。ネプテューヌの発想には違和感を抱かない…というよりそんな余裕もない様子で、ベールとブランは苦しそうに尻を振り、ノワールは掻き出そうと指を肛門の中へと突っ込む。
しかしそれ等もモンスターに対しては無駄な抵抗。むしろ抵抗していないネプテューヌが最も刺激を受けていないとすら言える状態。
「落ち着いて、ノワール…ね……?」
「ね、ネプテュー…ヌ……」
染み付いた恐怖で冷静さを完全に失っているのはノワール。だが彼女には、同時に一度ネプテューヌを巻き込んでしまったという『勘違いの』負い目があり、それがあってかネプテューヌに肩へ手を置かれて宥められると、瞳を震わせながらもネプテューヌに従って一度指を肛門から抜く。
そうして三人が一度抵抗を止めたところで、ネプテューヌは友人である三人を見回す。それと同時にネプテューヌの頭の中には、嬲られている三人の直腸の様子が浮かび、思わず表情が緩んでしまいそうだったが、何とか持ち堪えて温めていた『案』を口にする。
「いい、皆…?まずはわたし達のア……お、お尻に入ったモンスターを引き摺り出さなきゃ、倒す事も出る事も…んんぅっ…出来ない、よ…」
「そ、そんな事分かってるわよ…ぅ、くっ…でも、それが出来たら苦労は……」
「だから…皆で、自分のじゃなくて相手のお尻から引き摺り出すの…。こうやって、四人で輪になれば…ちゃんと見て、やる事が出来る…でしょ…?」
そう言ってネプテューヌは、四つん這いのままベールの背後へと向かい、尚且つ身体を曲げてノワールの方へと尻を向ける。
実際に見せてみれば単純な、確かに触覚を頼りに自分の直腸から引き摺り出すよりは可能性のある、ネプテューヌの提案。しかし酔っているとは言えど、流石にそれにはノワール達も難色を示す。
「しょ、正気ですの…?」
「うん、真面目に言ってるよ…」
「な、長い付き合いとはいえ…幾ら何でも、それは……」
「けど、このままじゃどうにもならないし…いつ手遅れになるかも分からない…。違う……?」
「…ネプテューヌは、それでいいの…?」
不安と躊躇いを見せる三人に対し、一見真剣な様子でネプテューヌは返答。最後の質問となったノワールへは、何も言わずにただ見つめる。すると三人は、悩むように顔を向け合い……納得したように、それぞれゆっくりと動き出した。…因みに内心ネプテューヌは、「勿論よ♡だってずっと楽しみにしてたんだもの♡」と言っていたのだが…それは三人の知るところではない。そして……
「…あ、あんまりじろじろ見ないでよね…?」
「あ、当たり前よ……好きでやるんじゃ、ないんだから……」
「で、では……いきます、わよ…」
提案の通り、目の前の相手の尻を見つめ、後ろの相手に尻を向ける形で輪となったネプテューヌ達四人。ベールが合図の声を上げると、ネプテューヌは待ち侘びたように、三人はとにかくこの苦痛と恥辱から一刻も早く逃れたいという思いを込めて、眼前の直腸を穿り始める。
「あっ、ひぁぁっ…!ゆ、指が…入って、きて…ぇっ…!」
「うぎ…っ!ま、待てベール…!そんなすぐには入らな…ぅ"あぁ…っ!」
「ぶ、ブランも急に挿れ過……ぎぃぃ…っ!い、一度抜いてぇぇ…!」
「ふぁぁぁぁ…っ♡の、ノワールそっちじゃないよぉ…もっと下ぁ……♡」
尻肉に掌を当てがい、引っ張る事で肛門を広げ、中へと指を沈ませる。ただそれだけでもベールとブランには苦痛混じりの未知の感覚が駆け上り、ノワールもまた切なげに叫ぶ。ネプテューヌだけは、スライム状のモンスターに解された事で柔らかくなった肛門への刺激で甘い声を漏らしていたが、三人はそれを気にしていられる状況にない。
(あはっ、ベールのお尻は肉厚だね♡陰毛も結構濃いし、かなり皆の好みかも。それに…わたし今、ノワールにアナル穿られてる…♡皆でお尻穿り合うなんて、興奮し過ぎて演技出来なくなっちゃいそう……♡)
指が入り込み、ぐにぐにと中のモンスターを掻き出そうとする刺激を味わいながら、短くももっさりと生えた緑の陰毛と引き締まり挿れた指を咥え込む肛門の感覚を楽しみながら、ネプテューヌは思わず表情を緩ませ、一目で感じていると分かってしまうような笑みを浮かべてしまう。しかし何とか上部だけでも取り繕うと、彼女は再び声を上げる。
「み、皆…苦しいと、んぁぁっ…思う、けどっ…躊躇いは捨てて、掻き出さないと……っ!」
「ネプ、テューヌ……そうだ、ネプテューヌの…ぁッ、つぁっ…言う、通りだ…っ!」
「そうです、わね…っ!わたくし、達はっ…モンスター、などには…負け、ませんわ…っ!」
ネプテューヌにとっては、その方がより気持ち良いからという思いが本心としてある言葉でも、それを自分も辛い中で必死に紡いだ鼓舞だと受け取ったベール達は、歯を食い縛って指を奥へ奥へと沈み込ませていく。少しでも出入り口を開けようと限界まで尻肉を引っ張り、掬えるようにと指をフックの様に曲げて奥から手前へ引き上げる。当然それと同じ事を自身の尻にもされている為、激しい異物感と直腸が変になってしまいそうな感覚に苛まれていたが、ふーっ、ふーっと荒い鼻息でそれを耐えて抜き差しを続行。
「あっ、だ、ダメっ…うひっ、ぃぃいい……ッ!」
「ノワール…泣き言、言ってる場合じゃ……」
「わ、分かってるわよ…!(認めたくない…認めたくないのに、またっ…お尻穿られて、段々不快だったのが気持ち良さに変わってきちゃってるぅぅ……ッ♡なんなのよこれぇぇ…っ!)」
同じく耐えるノワールだが、感じているのは目覚めつつある後孔の快楽。そんな事ない、そんな筈はないとブランの言葉に強く首を振り否定するが、肛門と直腸が擦れる度に伝わる感覚は誤魔化しきれず、心の中で思いを叫ぶ。そして少しでも紛らわせようとノワールが指に力を込めた結果、彼女は期せずしてネプテューヌをより悦ばせていた。
「あぁっ、す、少し出てきましたわ…っ!こ、この調子なら……ぬひぃいぃぃッッ!」
「ふぐぅぅううんッッ…!くそっ、くそぉ…!入り込まれてさえしてなきゃ、こんな奴等ぁぁ……!」
何度も突っ込んでは掻き出し、突っ込んでは掻き出しを繰り返す事で漸くどろりとしたモンスターの身体が少しずつ排出され始め、一瞬沸き立ったベール達。だが次の瞬間モンスターはこれまで以上に直腸内で暴れ、内側から蹂躙される四人は揃って目の前の腰へと情けなくしがみ付く。更にはそうしてる間にもモンスターが肛門の中へと戻っていき、ほんの僅かな歓喜もあっという間に打ち砕かれていく。
彼女等は諦めない。目尻には涙を浮かべ、頬は羞恥と屈辱で赤く染まりながらも肛門を覗き、尻肉と茂みを掻き分け震える指で直腸を穿る。その姿は必死で、切実で…何より淫ら。
「可哀想に女神様…あぁ、呼んでくれれば俺が全員何も出なくなるまで穿ってあげるのに…!」
「おいおい、よりにもよってそれを俺等側が言うのかよ!…まぁ、俺だって呼ばれりゃ穿るけどな」
「眼福眼福。こっからも間違いなく面白いだろうけどよ、この場に繋いで延々と掻き出そうとし続ける姿も見てみたいよなぁ」
「分かるなぁそれ。足枷を嵌められ、逃げる事も出来ない女神様は惨めな行為だと分かっていながらも…ってな」
当人達はどれだけ必死であろうと、観客からすれば単なる見世物。そう言わんばかりに、妄想を膨らませて女神達の痴態を愉しむ男達。そうして彼等が十分に愉しんだ頃、温泉でもまた動きがあった。
──ぐぎゅるるるるるる……!
「はー…っ♡はぁー…♡…んっ、ふ……♡」
「くっ、ぅぅ…!やっと少し…動きが、収まってきたと…思った、のにぃ……!」
「こ、これは…まさ、か…そんっ、な……!」
「ふざっ、けんな…っ!これじゃ、完全にわたし達…こいつに、されるがままじゃねぇかよぉ…!」
好調から蒼白に変わる表情と、切なげにヒクつく肛門。ネプテューヌは欲情混じりの、三人は純粋に苦しそうな声を上げ、開き気味だった股が内股寄りに。僅かだがカメラのマイクでも拾える程の音が四人の身体のどこかから鳴り……彼女達が激しい腹痛と便意に襲われている事は、誰の目からも明らかだった。
これでは掻き出すどころではない。それどころかむしろ、ひり出してしまう。そう感じた彼女等はネプテューヌ含め、一度指を抜こうとした。だが自らの侵略を邪魔した彼女等を許しはしないとばかりに、その瞬間モンスターは爆ぜたように暴れ回る。
『ンぐひぃいいいいぃいぃぃぃぃッッ!?あ"っ、あぁっ……ああああああぁぁーーっ!!』
想像絶する痛みにビクンと身体が跳ね上がり、戦闘でもそうそう出さないような絶叫を上げるネプテューヌ達四人。ギリギリのところで耐えたものの便意は一気に限界まで増し、しかも跳ね上がった際指が引っかくように抜けた結果、直腸穿りで緩んでいた肛門も決壊しかかり、ぴゅっと少量の液体がそこから噴き出る。そしてそうなってしまった時、彼女等の頭から耐えるという言葉は完全に消え去った。
「も、もう無理ですわぁっ!い、今すっ、今すぐに出さなくては……ふくぅぅッ、んっ…!」
「おっ、お手洗い…!ネプテューヌっ、お手洗いはどこ……っ!?」
肛門を押さえるように尻へと両手を当てがい、ベールとブランが泡を食った様子で立ち上がる。その瞬間、これまであった重みは感じず、湯が多少纏わりつく程度になつていたが、最早そんな事を気にしていられる場合ではない。
「お手洗い…?…あ、う、うんっ!それなら…はくぅぅ…っ!廊下を出て…んぁぁ……ッ♡」
「あ、案内してくれればいいですわっ!と、とにかく早くっ、早くぅぅ!」
「ま、待ちなさいよ三人共っ!ちょっ、ぁ…くぁぁ…っ!で、出ちゃうぅぅ…!」
続いてノワールも力が抜けそうな脚で必死に立ち上がるも、快楽と便意の波状攻撃でもうここで出してしまっても構わない…と思いかけていたネプテューヌは反応が遅れ、慌てて自身も後に続く。
慌てたまま脱衣所に出た四人は、まず一度ロッカーを素通り。しかし廊下に出る直前に全裸である事を思い出すと、美しさのかけらもない形相で擦り付けるように身体を拭き、下着も付けずに浴衣を着る。言うまでもなくその品性のない動きも男達には見られ、隠してあったショーツもたっぷりと堪能された後の状態なのだが、今の彼女達が気付く筈もなく、最初から半ば着崩れたまま四人は廊下へ。
「こ、こっち!こっちの角を……あっ、はぁぁ……!」
「た、耐えるのよネプテューヌ…!ここで漏ら…だ、出したら一巻の終わり…んッく、ふっ…だわ…っ!」
立ち止まりそうになるネプテューヌへ普段の物静かさを失ったブランが声をかけ、必死に必死に廊下を進む。必死と言っても今にも漏れそうな直腸の内容物を耐えるのに精一杯な四人は歩きより若干早い程度でしか動けず、動く姿も非常に不恰好。それでも女神としての誇りと尊厳を守る為、何とか案内の先にまで耐えた三人とネプテューヌだったが……
「こんにちは、女神様」
『……ッ!!』
辿り着いたトイレへと入ろうとしたその時、そのトイレから清掃員らしき男が登場。彼は四人に挨拶をすると、再びトイレの奥へと戻っていく。…ただそれだけで、ネプテューヌを除く三人はそこで用を足すという選択が出来なくなってしまった。
彼女達からすれば、最悪の不幸。だがやはりというか何というか、その彼も盗撮を行う男達の一人であり、彼女達がここを使えないよう待ち構えていた男だった。
「そん、な…嘘、でしょ……」
「は、はは…後、少し…でしたのに……」
「あ、諦めちゃ駄目だよ皆っ!ここの近くに、公民館があるの!そこなら…ぅ、ふぁっ…あんまり人が来ないからっ、絶対大丈夫…!」
届きかけて届かなかった望みを前に、悲壮感漂う声を溢すノワールとベール。しかしそこで内股のままネプテューヌが声を上げ、思いを伝えるが如く三人を見やる。
近いと言っても、それは間違いなく別の施設。ここまでの道のりより、確実に遠い場所。しかもその途中は、多少なりとも一通りのある外を通る事になる。もしも、道中で漏らしてしまったら。…まず三人の頭をよぎったのは、そんな不安。だがネプテューヌの言葉に背中を押されるように、震えながらも三人は首肯。再び案内をするネプテューヌを選択に、公民館への道を歩き出す。
されど実際のところ、首肯をさせたのは『どこであろうと漏らしたくはない』というある種当然の感情と、まだ抜けていない酔いによる思考力の低下と、どうしようもない程の便意の三つ。故に着崩した浴衣で、額に脂汗を浮かべながら、珍妙な姿勢で外に出る事は良いのか…などというところまでは、誰も頭が回っていない。
「ふーっ♡ふー…っ♡…ん、ぁぁっ……♡」
「ひッ、ぃい…ふぐぅぅ……!」
「んはぁ…はぁっ、ぁぁうん…ッ!」
「ふぉっ…ぐ、ふ…ぁッ……!」
四人は肛門を押さえ、前屈みになり、怪しい息遣いでひょこひょこと公民館のトイレへと向かう。粗相という女神にあるまじき醜態を避ける為、入り込んだモンスターを放出する為、何よりこの便意から解放される為に力を振り絞り、気力全てをかき集めて公民館のトイレを目指す。
それもこれも、全ては男達の望み通り。男達とネプテューヌの狙い通りの状況と展開。今も彼等はひっそりと四人を眺めて愉しんでおり……四人の女神と彼等の一日は、まだ始まったばかりだった。