※この作品はR-18です。

超次元ゲイムネプテューヌ Origins Visionary   作:シモツキ

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お分かりかもしれませんが、初閲覧の方は『はじめに(確認推奨)』を先に読む事をお勧めします。また長いと感じる方は、初めのアスタリスクの前と最後のアスタリスクの後は飛ばしてしまうのも一つの手ではあります。




人物・パープルシスター

内容・膣内射精 脅迫 輪姦 焦らし 野外


鎮淫の夢 5

女神候補生は、その名の通り『女神』の在り様を学ぶ最中の存在。候補生といえども女神であり、実務的には研修生というより国のNo.2と言うべき立場にあるが、守護女神と比較すればその差は歴然。種としての女神ではあっても守護女神ではない、良くも悪くも未熟で発展途上の存在故に、女神候補生は女神候補生なのである。

 

「聞いている人を見る事、自分の言葉で言う事、聞き手の側に立って考える事…うぅ、どれも当然と言えば当然だけど、こういうのを全部身に付けるのは大変だよ…」

 

とある日の夜、プラネタワーの自室にて自らの作ったメモへ目を通す少女。彼女は女神候補生、パープルシスターことネプギア。勤勉な彼女は今日、近いうちに行われる行事に備えて話術の鍛錬に励んでいた。

 

「お姉ちゃんならきっと、こんな練習しなくても上手く出来るんだろうなぁ…わたしもそういう風になれるよう、ちゃんと経験を重ねなくちゃ…!」

 

常日頃『姉より優秀』と評される彼女だが、何もそれは全てにおいての事ではない。精神力を始め姉が優っている部分も数多くあり、彼女もそれを心から尊敬していた。彼女の向上心の原動力は、そんな姉への憧れという部分が大きいと言える。

暫く音読や立ち振る舞いの確認を行っていた彼女。その内に時間が流れ、その日の練習はこの位にしておこうと思い始めた頃、彼女は身体に違和感を覚える。

 

「……あれ…?ちょっと、身体が熱い…?」

 

彼女が感じたのは、内側から熱が湧き出るような感覚。それは彼女が女神化し、戦っている最中によく感じるものと非常に近く、所謂高揚感というもので間違いない。……が、別段今は気分が高揚するような事柄はない。もし本番であれば会場の雰囲気に当てられて…というのもあり得るが、聞き手が一人もいないこの場でそれはあり得ない話。故に彼女は困惑し、過去にも似たような事はなかったかと記憶を探り……そこから一つ、思い浮かべる。

 

「ま、まさか……」

 

脳裏に浮かんだのは、あまりありがたくない可能性。しかし病気や本番の想像が原因というのは現実味がなく、何となくだが思い浮かんだものが正しいような気がしている。もしそうならば勘弁してほしいと思う彼女だったが…そう考えていても事態は変わらない。

 

「…あれ、だったら…やるしかないもんね…」

 

些か後ろ向きながらも意を決した彼女は自室を出て、誰にも遭遇しない事を祈りながらシェアクリスタルの間へ。無事到着した事に安堵しつつも彼女は中へと入り、一部の感情の流入制限を解除する為クリスタルへと手をかざす。そして操作が終了すると、これまた周囲に気を配りながら自室へと戻っていった。

 

「…後は、寝るだけ……」

 

元々彼女は寝る前の時間を鍛錬に当てていたという事もあって、もう殆ど就寝前のプロセスは終了済み。幸か不幸か彼女が高揚感に苛まれ始めたのはその後であり、それはまるで寝る事を誘っているようでもあった。

部屋の扉に鍵をかけ、ベットに身体を預けるネプギア。熱のせいか、それともこれから起こるであろう事を想像したのか、彼女の頬はほんのり紅潮している。

 

(…わたしは、普通の事をしてるだけ…これが女神の普通なんだから……)

 

目を閉じ、寝入り易いよう穏やかな心を努めて睡魔を待つ。高揚感を覚えた時点では然程眠くは無かったが、横になった事で一日の疲労が顕在化したのか次第に瞼が重くなっていく。普段より寝付きは明らかに悪いものの、ゆっくり眠りへと近付いていく。

そうして数十分程時間が経ち、彼女は寝息を立てていた。……だが、寝入る直前…意識が朧げになる中で、その意識と相反するように身体が火照り、疼きを感じていた事を、彼女と彼女の身体は覚えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

*

 

 

夕暮れ、人気の無い裏路地。そこでは数人の男が地を、一人の女神が宙を疾駆していた。

 

「逃がしはしません!観念して下さい!」

「く、くそっ!振り切れねぇ!」

「なんでこんなに運が悪いんだよ…!」

 

必死で逃げる男性達を、女神の姿となったネプギアが追う。彼等は指名手配中の犯罪者で、罪を重ねていたところを偶々居合わせた彼女に見つかったのが事の始まり。

彼等は全力でもって逃げるものの、彼女はれっきとした女神。その身体能力には圧倒的な差があり、何より飛べる彼女から走って逃げるなどどだい無理な話である。

 

「素直に投降してくれれば酷い事はしません!ですから……」

「捕まりゃどうせ裁かれるんだ!それを分かってて従う奴がどこに……あ…」

 

一人の男が彼女の言葉に反論し、彼等は角を曲がる。だが、その先は行き止まりだった。それに気付いた男達は、即座に引き返そうとするが……その道を塞ぐようにネプギアは降り立つ。

 

「ほ、ほんとに今日は悪運だ!こうなりゃ一か八か戦って…」

「馬鹿言え!相手は女神だぞ!?勝ち目がないどころか、そんな事すりゃ俺等の罪はもっと重くなるだろうが!」

「せめて何か策があれば…!」

 

狼狽えながら言い合う男達に向けて、彼女は一歩一歩と距離を詰める。じりじりと下がっていた彼等も遂に壁へと達してしまい、双方結果は決まったと思った……その時だった。

 

「ふぅ、やっと出られた〜」

『え……!?』

 

すっ、と横の壁から現れた少女。平時のネプギアよりも幼いであろう少女の登場に、その場の全員が目を見開いた。そして少女の現れた壁へと目を移し…気付く。

行き止まりだと思われた路地。だが壁をよく見ると、そこには細いながら道…というか通れる場所があった。それはとても大人が通れるようなものではなく、今現れた少女であってもギリギリの小さな隙間。それ故に誰もそこを『道』と認識していないのであった。

 

「こんなところにつながってたんだぁ…ほぇ?めがみ、さま?」

「……っ!逃げてッ!」

「え?にげ……きゃあぁぁぁぁっ!?」

 

きょとんとした表情で少女が見回す中、最も早く正気に戻ったのはネプギアだった。彼女は少女が自分より男性達に近い事に気付き、叫びながら地を蹴る。……だが、ほんの少し距離が足りなかった。少女は驚くばかりでその意味を理解出来ず、彼女の手が届く寸前に千載一遇のチャンスと見た男達によって捕まってしまった。

 

「へへっ、まさか人質が向こうからやってくるとはな…今日はとことん運がない日って訳でもなさそうだ…」

「その子を離して下さい!その子は無関係で、子供なんですよ!?」

 

少女の首に腕を回し口を塞いだ男達に対し、彼女は得物を構えて声を張り上げる。それまでも彼女は男達へ強めの声で投降を投げかけていたが、その時と今は状況が違う。今の彼女の言葉には…間違いなく、切羽詰まった感情が混じっていた。

 

「確かにさっきまでは無関係でしたね。でも俺等に捕まった以上、もう無関係じゃないっすよ」

「だとしても、子供です!もしその子に酷い事をするつもりなら…ッ!」

「……っ…ま、まぁ落ち着いて下さいよネプギア様。そんなに怖い顔をされたら、俺はビビって首を絞めちまうかもしれませんよ…?」

「くっ……貴方達は…!」

 

声を荒らげ、彼女は男達を睨み付ける。普段は女神の中でも比較的温和な彼女が怒りを剥き出しにしたという事もあり、それを目の当たりにした男性達は一瞬怖気付く。…が、女神…それもパープルシスターが人質を軽視する筈がないという確信が、彼等の心に余裕を持たせていた。

 

「…女神様、何も俺等はこの子を傷付けたい訳じゃないんです。……この意味、分かりますよね?」

「……その子を離すのと引き換えに、自分達を見逃せ…そう言いたいんですか…?」

「えぇ、そういう事で……」

 

一人の男の問いかけに、ネプギアは苦々しげな表情を浮かべながら返答。それに男がそうだと頷きかけ……そこで、彼の言葉が止まった。

返答が間違っていた訳ではない。元々彼等の目的は逃げる事であり、当然交渉もそれに沿うものを考えていた。…だが、人は余裕が出来ると同時に『欲』も生まれるもの。全員で一斉にかかっても敵う筈のない女神が、愛らしくも美しい女神が、人質ありきとはいえ自分達の要求を突っぱねられない状況にある。……それが、男達に新たな欲望をもたらした。

小声で話し合う男性達。それは不可解そうに見る彼女の視線もよそに続けられ、その会話が終わった時……彼等の口元には、歪んだ笑みが浮かんでいた。

 

「…いえ、言い直します。…一つ、ゲームをしようじゃないですか、女神様」

「…ゲーム?」

「えぇ、俺等が勝ったら見逃す、女神様が勝ったら素直に投降する。そしてどちらの場合でも、ゲームが終わればこの少女を離す…悪くない条件でしょう?」

「…………」

 

それまでで一番の落ち着きを見せる男達に対し、彼女はすぐには答えなかった。確かに約束を守るであるならば、条件としては悪くない…が、わざわざゲームなどという回りくどい手を使う事、ゲーム内容を口にしなかった事が引っかかり、すぐには答えを口に出来ない。しかし待っても彼等が追加の情報を口にする事はなく…少女の怯える瞳を見た彼女は、まずは人質を助けるべきだと踏み切った。

 

「…分かりました、そのゲームをお受けします。それで、ゲームの内容は……」

「おっと、その前に…ほらよ」

「おう」

「ん……っ!?」

 

逡巡の末、得物を降ろして頷いた彼女。だが彼女の予想に反し、男達は少女へ何かしらの薬を飲み込ませる。

 

「な……何を飲ませたんですか!早速約束を違えるつもりですか!?」

「ご安心を。今のは盗みで使うただの睡眠薬で、致死量の薬品ではありませんから」

「バレない為の睡眠薬で死んで、殺人事件として捜査された結果俺等の犯行もバレる…じゃ本末転倒ですからね」

 

一体何を、と再び声を荒らげた彼女だったが、男性達の言葉を証明するかのようにすぐに少女からは寝息が聞こえ始める。ここまで即効性の高い睡眠薬というのも怪しくはあるが…少なくとも毒薬ではないと分かり、彼女は胸を撫で下ろした。……が、彼女が安心出来ていたのはほんの僅かな時間だけ。

 

「…この子を眠らせたのは、パープルシスター様の為なんですよ?」

「…わたしの、為……?」

「はい。だって、ゲームの内容は……十分間で俺達が貴女をイかせられるか、というものなんですから」

「は、い……?」

 

歪んだ笑みを一層深めて言った男。その言葉に彼女は一瞬目を瞬かせ…次の瞬間、意味を理解し赤面する。

 

「な、なな何を言ってるんですか!?しょ、正気ですか!?」

「それは勿論。何かが不満で?」

「当たり前です!そんなふしだらな事、わたしが了承する訳……」

「…では、この少女がどうなってもいいと?」

「……ッ!」

 

それまでの覇気とは打って変わって、彼女の反応は見た目相応の少女らしいものに。少女として、女として今の内容が馬鹿げていると、到底頷けるものではないと思う気持ちは至極当然なものではあるが……男達が、状況が拒否を許さない。

 

「…まぁ、嫌だって思うのも当たり前ですけどね。拒否するって言うなら仕方ありません。俺等もただ捕まるのは嫌なんで、この子に何かしらの事を……」

「…ま、待って下さい!…拒否するとは、言ってないじゃないですか……」

「……なら、受けてくれるんですね?」

 

再び返答の出来ない彼女だったが、男の一人がナイフを取り出し少女に近付けた事で彼女は慌てる。そして、再度ゲームに乗るかどうかを聞かれた時……彼女は、ゆっくりと頷いた。俯きながら、僅かに肩を震わせながら。

それから数分後。裏路地では眠らされた少女が端に横たわり、男達がネプギアを囲い、その中心にいる彼女は男達から指示を受け……全てのプロセッサを解除した。武装は勿論、身体を包むユニットすらも消滅し、彼女の肢体の全てが露わになる。

 

「おっ、予想通り綺麗なおっぱいしてんじゃん…エロ可愛い…」

「胸も尻も発育の良い少女、って感じだよな。子供っぽさが残ってるのがまたそそるぜ……」

「か、感想なんて要りません!…早く、始めて下さい……」

 

明るく穏やかな桃色がかった紫の髪に、可憐さと凛々しさを両立させた顔立ちに、主張し過ぎない美しさを備えた肢体。男性達の舐め回すような視線に、彼女はきゅっと手を握る。隠したい気持ちを抑え、逃げ出したい気持ちを堪えて彼等を睨む。今彼女の心の大部分を占めるのは羞恥の感情だったが…ならばこそ、この男達に打ち勝たなくてはという思いもまた、彼女の心の中で燃えていた。

 

「はいはい。…勝敗は十分間の責めでイかせられるかどうか。女神様は力尽くでの抵抗禁止で、俺達も本番は禁止。何か質問は?」

「…ありません……」

「じゃ、早速…ゲームスタート」

 

全員が見える位置にタイマーをセットした携帯が置かれ、ゲームが開始される。とはいえこれは耐えられるか否かのゲーム。刺激を受ける側である彼女は、開始と言われても特にやる事はない。

 

「へへっ、じゃあまずは……」

「んっ……」

「え、まさかもう感じちゃった?」

「ち、違います!今のはちょっとくすぐったかっただけです!」

 

開始合図の数秒後、男の一人が彼女の腹部を指でなぞる。思わず出てしまった言葉を慌てて彼女は否定するが…今のは本当にくすぐったかっただけだった。

 

「あ、そうですか。まぁ別になんでもいいですけど」

「じゃ、彼等も始めるか」

「…ん、ふっ……」

 

最初の一人は腹部をなぞる事を続け、品定めするように見ていた他の男も彼女への刺激を開始する。

胸部、背筋、腋、臀部…男達の手が彼女の適度に育ちつつも、どこか初々しさを感じさせる美しき肢体へと這っていく。下賎な本性を感じさせつつも決して乱暴ではない彼等の手付き、初め彼女は嫌悪感を募らせていたが…二分程経った辺りから、段々と違和感を覚え始めた。

 

(……あれ…?)

 

自身の身体を愛撫する男達。彼女は彼等の提示した勝敗条件から容赦のない責めが行われるものだと考え、何としてでも耐えるという意思を固めていたが…蓋を開けてみれば、彼等の責めは然程大した事もなく、精々もどかしいと言った程度だった。

これなら十分耐えられる、とこの時ネプギアは思った。だが……

 

「…ぅ…ふぁ、んっ……」

「どうです、ネプギア様。気持ち良くなってきました?」

「ぜ、全然ですよ…こんな事で…んっ、く…女神は、負けたりしません…!」

「なら、俺達も頑張らないといけませんねぇ…」

 

制限時間の半分である五分を過ぎた頃、彼女は快感ではなくもどかしさに苛まれていた。下から乳房を上がってきた指は乳頭に触れる寸前で離れてしまい、下腹部を這う指も秘部の縁をなぞるばかりでそれ以上の行為はせず、かと思えば臀部は執拗に揉みしだかれ耳元や首筋に吐息をかけられる。そんな快感と言うには弱く、されど無視するには強過ぎるという絶妙な加減の責めが、感じた事のない辛さとなって彼女に襲いかかっていた。

 

(何、これ…全然気持ち良くなんかないのに、嫌なのに…どんどん身体が熱くなってくる……)

 

そんなもどかしさの中で、彼女は自分の太腿に何かが垂れるのを感じた。それが何なのか分かった瞬間彼女はびくりと肩を震わせ……同じく気付いた男達は笑みを浮かべる。

 

「なんだ、感じてるんじゃないですか…我慢せずにイったっていいんですよ?」

「そうそう、人目なんてないんですから…ね?」

「だ、誰がそんな事……(わたし、感じてるの…?もっと刺激が欲しいって思っちゃってるの…?…ち、違う…そんな訳ない……!)」

 

太腿に垂れる液体の存在に…秘部から愛液が垂れている事に気付いてから、敏感な場所に触れられそうになる度自然と身体が反応してしまう。たった十分の筈なのに、異様に長く感じられる。…もどかしさを感じて以降、自分の身体は明らかに何かおかしい。

多少表情が強張りつつも、余裕のあった最初の数分。違和感を覚え、次第に辛くなってきた中盤の数分。そして残り数分となった今、彼女は耐えようと必死に手を握りながら、食い入るようにタイマーの残り時間を見つめていた。

 

「そんなに時間が気になります?…あ、もしや十分じゃ物足りないとか?」

「じ、時間を…気にしてる、だけですっ…!」

「えー、じゃあカウントダウンしてあげますよ。そろそろ残り一分切りますし」

「け、結構で…ふぁぁ…っ!」

 

腕を持ち上げられ、腋に指を這わされる中で首を横に振るネプギア。その反応で男は何かを確信したような顔になり…残り時間が一分となった瞬間から、彼女の耳元で囁くようなカウントダウンを開始した。

耳元で囁かれるというのは、平時でもある種の感覚を喚起させられる行為。それを今の状態で、しかも最後まで行われるのであれば後59回は味わわされる…そう思った彼女の頭は、一気にパンク寸前まで追い立てられた。

 

(あ、後一分…後一分耐えれば終わる…後五十秒…四十五秒……四十、秒…早く…早く、早く時間経ってよぉ…!)

 

路面の冷たさを感じる素足の指も握り締め、真っ赤な顔でただ一心に時間の経過を待つ彼女の様に、女神の風格は最早欠片もない。それは内心彼女自身も分かっていたが、そうしなければ何か致命的な間違いを犯してしまいそうで、どうする事も出来なかった。

後数十秒で解放されるという希望だけを頼りに、彼女は何倍にも感じられる一分間を耐え続けた。そして遂に、ゲーム終了という光明が彼女の前へと差し込みかける。

 

「後十秒…いやぁ、流石に女神なだけあって我慢強いんですねぇ。それは俺等の負けかなぁ…」

「あ、当たり前…です、 っ…や、約束は…守って、もらい…ますから、ねっ…!」

「約束は守る為にあるものですからね、当然ですよ。…でもきっと、終わった瞬間は解放感が凄いんだろうなぁ」

「あぁ。ふっと気が抜ける瞬間って、かなり気分いいもんな」

(…解放感…気が抜ける瞬間……)

 

秒読みが残り一桁間近となった時、彼女の身体を弄りながら呟かれた男性達の言葉。それが、時間の経過に意識を向けていた筈の彼女の脳裏で反響する。

彼女は想像してしまった。終わった瞬間の事を、終わった時の解放感を。同時に負けを認めるかの様な言葉もしっかりと頭の中に残っていて、知らず知らずの内に彼女の心に油断が生まれてしまう。……だがもし彼女が普段通りならば、その言葉とは裏腹に男達が勝利を確信したような笑みを浮かべていた事に気付いただろう。

 

「九、八、七、六…」

(や、やった…十分耐えられた…これでわたしの勝ち…わたしは勝ったんだ…!)

「五、四、三、二、一…」

(あぁ、やっと終わる…やっとわたし、解放される……)

 

期待と油断が、彼女の目を曇らせた。男達の手が乳房と秘部に近付いていた事に、気付く事が出来なかった。そして……

 

「────ゼロ」

「い……っ!?あ、あぁっ……〜〜〜〜っっ!!?」

 

……最後の瞬間、今まで一度たりとも触れられる事のなかった乳頭が捻り上げられ、愛液を垂らし続けていた蜜壺へと太い指が押し込まれた。

予想だにしなかった、勝手に『されない』と思っていた乳頭と蜜壺への直接の刺激に、彼女は目を見開く。そうして次の瞬間、それまで明確な快感に昇華する事を許されなかった身体の疼きが一気にその身体を駆け巡り……彼女は、登り詰めた滾りのままに絶頂していた。

 

「は、はひぃぃ……」

「おっと…あーあ、残念でしたね女神様。折角ここまで耐えてきたのに、最後の最後でイってしまいましたねぇ…」

「…え……い、イったって…で、でもそれは…」

「最後のはルール違反だ、と?いえいえ、俺達は本番は無しと言いましたが、触るだけとは言ってませんよ?」

「……っ…だ、だとしても…わたしは十分間耐えたんだから、このゲームはわたしの…」

「はい?ゲームは俺等の勝利ですが?」

 

絶頂と同時に弛緩した彼女の身体を、男達は優しく受け止める。…が、彼女の頭は軽く抱かれている事、見ず知らずの男達の前で達してしまった事が気にもならない程に混乱していた。

このゲームは、自分が勝った筈。だって自分が達してしまったのはゼロと言われた後、つまりは十分が終了した時点の事で、ルール上の敗北条件には値しないのだから。…なのに、目の前の男性達は自分達の勝利だと言う。……そんな思考が彼女の頭でぐるぐると回り…続く男の言葉で、彼女は愕然とさせられる。

 

「…あー、もしかして勘違いしてます?俺、十分間の責めでイかせられるかどうかって言ったんですよ?」

「そ、それは覚えています…だから十分間耐えたわたしの勝ち……」

「いやいや、十分間の間でじゃなくて、十(・)分(・)の(・)責(・)め(・)を(・)受(・)け(・)た(・)上(・)で(・)って意味ですからね?」

「……ッ!?」

 

ルールを聞いた時には、特に気にならなかったその言葉。だが確かに、その言葉では男の言い分も通る…というより、男の言い分こそが正しいようにも聞こえてしまう。…だが、それをすぐには認められないのが今の彼女だった。

 

「…ず、ズルいですよそんなの!言葉の選び方に悪意があります!それに、それじゃ十分後に別の要因があった場合でもわたしの負けになるじゃないですか!こんな卑怯なゲーム、無効に決まってます!」

「…それはないんじゃないですか、女神様。確かに女神様は頓珍漢な事を言ってる訳じゃないですが…結果が決まってからルールにケチをつけるなんて、それこそズルいってもんでしょう」

「そ、そうかもしれませんけど、ルールが恣意的なのは事実です!誰だってこのルールなら気付いた時点で異を唱える……」

「……じゃあ、もし女神様が勝っていたら、その上で俺達が同じ説明をしたら、その時も女神様は無効だって言いますか?ルールを正した上で、自分の勝利を無しにして再勝負をしてくれるんですか?」

「…それは……」

 

男の指摘に、彼女は口籠ってしまう。この流れでの沈黙は負けを意味すると理解していながらも、仮にここで嘘を吐いても相手に確かめる術がないと分かっていながらも、生来の優しさと悪人であっても認めるべき点は認めようとする思いが、彼女に反論を躊躇わせてしまっていた。

俯くネプギア。ここまでの恥辱を味わってまで行った勝負に負けた屈辱感と、条件に則って犯罪者を見逃さなくてはいけないという失意が、彼女の肩に重くのしかかる。しかしその彼女に手を差し伸べたのは……他でもない、その男達だった。

 

「…勝負は俺達の勝ちです。…が、女神様の指摘もごもっとも。このままじゃお互い、すっきりは出来ませんね」

「…………」

「…だから女神様…もう一度、別のゲームを行い決着を付ける、というのはどうでしょう?…今度はよりフェアで、どちらも気持ち良くなれるゲームで…」

「え……?」

 

再び耳元で囁かれた、男の言葉。その言葉に彼女は反応し、意味が分からないと言いたげな表情で男を見る。…だがそれは、天から伸びる救いの手ではなく…彼女をより奈落へと引きずり降ろそうとする、悪魔の手だった。

 

「……セックス、しましょうよ。制限時間は無しで、女神様は俺達の内誰か一人でも自分より先にイかせられたら勝ちって事で…ね」

「……──っ!」

 

…その言葉が聞こえた時、彼女は背筋が凍るようだった。ただでさえ非常識にも程がある事をしてしまったのに、これ以上の事を重ねてしまったら自分はこれから女神として胸を張れないと、絶対にしてはいけないと、聞いた瞬間彼女は思った。だが……

 

「……今度こそ、負けません…わたしは絶対に、正々堂々貴方達を負かして服役させてみせます…」

 

……迷いの末、彼女はそのゲームを受けてしまった。受けてしまえば、この男達とまぐわってしまえば多くのものを失うと分かっている。しかしそれを分かっていても、彼女はゲーム…いや勝負から降りる事が出来なかった。それは、正義感に依るものかもしれない。女神の好戦性がそうさせたのかもしれない。或いは……既に彼女は、正しい判断が出来なくなっていたのかもしれない。

 

「じゃあ、まずは俺から…挿れますよ、女神様…っ!」

「…はぁ、ぁ…んっ…!」

 

壁に背を付けた彼女の蜜壺へ、男を知らない綺麗な秘部へ、いきり立った男の陰茎が侵入する。前戯も甘い掛け合いも無しの、早速の挿入。されど彼女の秘部はその必要がない程ぐっしょりと濡れており、初めてでありながら男の一物をすんなりと受け入れていた。……そう、初めてでありながら。

 

(…あ、れ…おかしいな…痛くない…おかしいよ、だってわたしはまだ……)

「…血?…って事は…女神様、処女だったのにゲームを受け入れたんですか…」

「……っ…い、言わないで下さい…!」

 

最初の往復を終えたところで、秘部から漏れ出た赤い液体。それは正しく処女特有のもの。本来ならば、痛みを感じる筈の状況。だが、彼女はそれを感じなかった。彼女が感じているのは、もどかしさなど微塵もない本物の快楽。処女である事への指摘にこそ羞恥を覚えたが……逆に言えば、それだけだった。

おかしいと思いつつも、暴れる事なく受け入れたネプギア。その姿が、男の欲望に火を点ける。

 

「…処女なのに初めてを奪われるゲームに乗って、しかも痛がる様子もなし…あぁ、そういう事ですか…」

「…な、何を言ってるんですか…?」

「分かっちゃったんですよ。貴女は可憐で純情な女神様ではなく…清楚なフリをしているだけの、本性ビッチな雌豚だってねッ!」

「ひぎぃぃっ!?きゅ、急に激しっ…のほぉぉっっ!」

 

加虐心と若干の失望に駆られた男は彼女の腰を両手で掴み、根元まで一気に突き上げる。それまでは男としての欲求を満たそうとしていたが、この時欲望は男のものから『雄』としての本能へとすり替わっていた。

無論、彼女は貞操観念が欠落していた訳でも、ましてや清楚を演じていた訳でもない。要因は数あれど、その際たる理由は彼等自身による焦らしの結果。だが、それも知らない彼女は反論をする事も出来ず…仮に知っていたとしても、今の彼女は押し寄せる快楽の波に溺れないよう踏み留まるのが精一杯で、反論する余裕など微塵もなかった。

 

「ほらやっぱり初挿入でよがってんじゃないですか、このビッチが…っ!」

「わ、わたしはビッチじゃ…やぁぁんっ!ひぃっ、ご、ごりごりしないでぇぇっ!」

「しないで?女神様は何でしないでほしいんです?」

「そ…それは、その…あ、貴方のもの……」

「はっきり言ってくれないと分からないですねぇ…!」

「あっ、あっ、やっ、あぁんっ!お、おち…おちんちんっ!わたしの膣内に入ってるおちんちん止めてぇぇぇぇっっ!」

 

無理矢理押し拡げるような動きで膣内を抉られる彼女は、悲鳴にも似た嬌声を上げる。それは彼女にとって切実な懇願だったが…彼女の意に反して男の肉棒を締め付ける膣と、普段の彼女を知る者なら耳を疑うような卑猥な言葉は男の興奮を加速させるばかりだった。

片脚を男の肩に担がれ、壁に手を付くネプギア。その彼女の乱れる姿を見た男達は、昂ぶった陰茎を自らの手で扱き始める。

 

「あのネプギア様が、犯されてこんなに悦ぶなんて…これは最高のオカズだわ…」

「だよな、見てるだけでもイきそうになる…」

「…ですって女神様。良かったじゃないですか、これなら女神としてじゃなく娼婦としてもやっていけますよ?」

「しょ、娼婦なんて嫌ぁぁ!わたしっ、女神なのに…こんな人達に屈しちゃいけないのにぃぃっ!ぬひぃっ!あっ、ああぁんっっ!」

 

男達の言葉に『売り物』として扱われる自分の姿を想像し、更に彼女は淫らに喘ぐ。常人ならば嫌悪するような想像も、今の彼女にとっては興奮剤でしかなかった。犯される事も、罵られる事も、慰みものになる事も…彼等の術中通りに焦らされ続けた彼女の身体は最早、彼女の意思を無視して屈辱を快感へと転化し続けていた。

 

「そんな調子で大丈夫ですかぁ?俺達より耐えなきゃ勝ちにはならないんですよ?」

「む、無理ぃぃ!る、ルール変えてっ…このゲームはわたしの負けでいいですからぁ!別のルールでやり直させて下さいぃぃぃぃっっ!」

「そうはいきませんよ。棄権なんてルールに規定していないんだから、最低でも俺達三人とセックスしてもらわなきゃねぇっ!」

「ふぐうぅうンっ!は、激し過ぎて…壊れちゃいますぅぅっ!」

 

身体を浮かすような力強さで突き上げられ、両手で乳房を乱暴に揉みしだかれる中で、彼女はもう懇願する事しか出来なかった。そして当然ながら慈悲などかけてもらえる筈もなく、結果彼女はなすがまま。快楽に身を震わせ、甘い嬌声漏らしながら涎を垂らすその様は、今は本当に娼婦のよう。…いや、仕事ではなく身体の敗北によってここまで貶められた彼女は、娼婦と言うのもおこがましい。

だらしなく舌を伸ばす彼女に対し、次第に男は突くペースを速めていく。膣の中で肉棒を膨らませ、相手に伝わる程に脈打つ男の陰茎は、彼女の子宮へと狙いを定めていた。

 

「はへっ、へぇぇ…!ま、またクるっ…今度は何の抵抗も出来ずにやられて、オカズにされながらイっちゃうぅぅぅぅっ!」

「そう、女神様は本番セックスでイかされて、種付けをされるんです。ゲームに負けて、何度もイかされて、犯罪者の性処理に使われる…ははっ、今の女神様は加害者の俺すら同情する程滑稽ですよ!まぁ止めませんけどねッ!」

「もう無理ぃぃぃぃ!ダメダメっ!わたしイっちゃう、イっちゃうよぉぉっっ!」

「ならイってさっさと負けちまえっ!このっ、淫乱雌豚女神ッ!」

「やらぁぁぁぁっ!!イっ、イっく……んっほおおおおぉぉおおおおっっ♡♡」

 

乳房を力任せに握られ、抜ける寸前から一息で子宮口をこじ開ける程に肉棒を押し込まれた瞬間、ネプギアは唸りのような喘ぎを上げて絶頂した。焦らされた末と同等以上の快楽が一度に襲いかかり、その快楽で仰け反った拍子に足を滑らせた事で更に肉棒が子宮を突き上げ、彼女は壁に潮を撒き散らしながら狂ったように達し続ける。そしてそんな中、子宮内と肌へと男達の精液が吐き出され……彼女の思考は、完全に白く塗り潰された。

今の彼女が感じているのは、意識が飛びそうになる程の快楽と、彼女の心を侵食する精液の熱さだけ。ゲームに負けたという事さえ、今の彼女の頭にはない。

 

「んへっ…ひぃんっ…ああっ……♡」

「よっぽど俺とのセックスが気持ち良かったんですね、女神様。まだ身体がビクビク震えてますよ?」

 

陰茎を抜かれ、脚も手放された彼女は乳頭が壁に擦れながら座り込む。先程は抱き抱えた男達だが、今は誰も手を差し伸べようとはしない。ただ煩雑に身体を掴まれ、強引に立たされるだけ。

 

「ほら、余韻に浸ってないでちゃんと立って下さいよ。まだ俺は挿れてないんですから」

「俺もな。たっぷりイかせてあげますから、ちゃんと膣を締めて下さい、よっ!」

「んひぃいいいいっっ!」

 

……それから、ゲームのルール通り彼女は全員に挿れられ、全員に犯された。発情した身体は収まる事なく与えられる快楽を貪り続け、思考も心も侵食された彼女は淫靡で無様な姿を晒す事しか出来なかった。身も心も敗北した彼女がゲームに勝てたかどうかは……言うまでもない。

 

「あー、出した出した。最高の名器でしたよ、ネプギア様」

「結局俺等の完封でしたし、約束通り見逃してもらいますよ。まぁ、その様子じゃどっちにしろ捕まえるのなんて無理そうですが」

「それでは女神様、さようなら。もう少ししたら睡眠薬も切れると思うんで、それまでにはその格好何とかした方がいいですよ」

「……あ…ひゃぅ…♡」

 

欲望の限りに犯し尽くした男達は、満足そうにその場を去る。静かとなった裏路地に残ったのは、眠る少女と全身から精液を垂らし、愛液まみれの股を広げて壁を背にへたり込むネプギアだけ。──雌と成り果てた彼女を見て、女神パープルシスターだと一目で気付く者は、一体どれだけいるだろうか。そう思う程に、彼女は無様で、惨めで、淫猥だった。

 

*

 

 

 

 

 

 

 

「…ん、ぅ…ふぁぁ……」

 

自身の体調管理を忘れないネプギアにとって、朝決めた時間に起きる事は造作もない事。普段通りに起き、普段通りに身支度をするのが平時の彼女で、今日も起きるまでは普段通りだったが…そこから先は、普段通りとはいかなかった。

 

「…えっと、昨日は…寝る前に、何してたんだっけ…?」

 

まだ目覚め切らない頭を回転させる事も兼ねて、昨夜の事を思い出そうとする彼女。それは何の気なしに行った半ば無意識の行為であり、はっきり思い出せるところから順を追って思い出していく内に……気付く。

 

「…あっ…き、昨日って……」

 

寝る間際の出来事を思い出した彼女は、恐る恐る掛け布団を捲る。もしかしたらそれは夢かもしれない、勘違いかもしれないと思いながら、思い込もうとしながらゆっくりと上げられた掛け布団の下で待っていたのは……案の定べとべとに濡れた、自身の下腹部とベットだった。

 

「…あぅぅ…は、恥ずかしいよぉ……」

 

自分の痴態とそれに連鎖して思い出した夢の内容が頭の中を駆け巡り、彼女は顔を真っ赤に染める。例え誰にも知られていなくとも、仕方のない事だったとしても、とても口には出せないような夢を見て、その夢で身体も反応してしまったという事実は、純粋な彼女の心に強烈な羞恥心となって襲いかかっていた。

脚を動かす度に不快感を感じる中、彼女は暫しの間両手で顔を覆う。恥ずかしいという思いに苛まれ、羞恥の原因を思考の片隅に追いやろうと努力し……その最中で、ある恐ろしい事が脳裏をよぎった。

 

「……へ、変な声出してないよね…聞こえて、ないよね…?」

 

冷や汗をかきながら彼女が思い浮かべたのは、姉の存在。共用の部屋を隔てて寝ている姉に、もしこれを知られていたら……そう思った彼女の顔は、赤から一転して青ざめる。

…が、多少思い込みが激しくとも彼女の感性は良識的。すぐにそれはないだろうと思い直し、同時にこうして部屋から出てこない事の方が変に思われると思い至る。

 

「…そ、そうだよ。こうしてる間も染みていっちゃうし、お姉ちゃんって勘は鋭いから察せられたらそれこそ顔も合わせ辛くなっちゃう…い、いつも通りにするのが一番だよ、うん!」

 

独り言にしては些か大き過ぎる声を発しながら、ネプギアはベットを降りて身支度を始める。衣類を脱ぐ際、シーツを片付ける際再び頬が紅潮してしまったが、そこはぐっと堪えててきぱきと支度を進め、早々に彼女は部屋を出る。

 

(…身体は…すっきりしてる、ね)

 

部屋を出た彼女が抱いたのは、女神の身体に対する不思議だという思い。我ながらよく分からないと思いつつも、高揚感が消え調子を取り戻した彼女は今日も一日真面目に職務をこなすのだった。

 

 

……ただ、外出の際は夢の内容を思い出してしきりに周囲を気にしてしまい、その行為が逆に周囲から注目を集めてしまったのは…否めない。

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