超次元ゲイムネプテューヌ Origins Visionary 作:シモツキ
・今回の話のように、就寝前及び起床後のどちらか、又は両方が描写されない場合もあります。
・通常のリクエストは勿論の事、特殊作品群に該当するようなリクエストも受け付けております。しかしその場合は当然相手となる作品の作者さんに了承を頂かなくてはいけない為、必ずしもリクエストにお応え出来るとは限りません。
人物・イリゼ オリジンハート
内容・膣内挿入 ディープキス アナル イチャラブ 焦らし だいしゅきホールド
筆舌に尽くし難い程可愛く、見ているだけで心が洗われる程に愛らしく、容姿も精神も文句など付けようがない女神、オリジンハートことイリゼ。そのイリゼが、その彼女が今、俺の股の間にいる。一糸纏わぬ姿で、俺に背を預けている。
情熱のままに、衝動のままに、半ば襲い掛かるが如く彼女と共に風呂場の浴槽の中へと入ってから数分後……俺は今、湯船の中で至福のくつろぎ時間を過ごしていた。
「…うぅ……」
内股気味に膝を抱え、身体を弛緩させる事なく湯船へと浸かっているイリゼ。すぐ側で見る、後ろ姿も可愛らしい。今し方漏らした、感情の吐露の様な声もまた可愛い。
いや、違う。可愛らしい事は当然だが、同時にその後ろ姿は艶かしい。髪を纏めた事で露わになっているうなじ。湯に濡れて艶めく肩や肩甲骨。全体的にほんのりと赤くなった肌。見返り美人図なんてあるが、イリゼは振り返らずとも十二分に美人で……あぁ、堪らない。
「ひぁっ…!い、今…変な事考えたでしょ…。…読心術じゃないよ、誰だって分かるよ…分からない訳ないでしょうが……」
ぴくんっ、と跳ねたイリゼの肩。ちらりと振り返り、不満そうな瞳でこちらを見てくるその姿もまた可愛らしく、文句なんて全然耳に入ってこない。それ位可愛いんだからしょうがない。
それにしても、もう少しイリゼも身体を楽にしても良いんじゃないだろうか。現に俺は脚を投げ出しているし、俺以外に誰かいる訳でもない。そんな思いから、特に深く考える事もなくイリゼにそれを伝えると……
「…あのねぇ…くつろぐとか、身体を楽にとか…そう言うんだったら、私のお尻からおち…君のを抜いてくれないかなぁ…ッ!?」
……しまった、そうだった。イリゼと湯船に浸かれる、並んで風呂に入れるという事が幸せ過ぎて、すっかり忘れていた…。
「そ、そんな訳ないでしょ!?何度もぴくんぴくんって動いてる癖に!しかも私のお腹の前で両手を組んで、私が逃げられないようにしてる癖に!白々しいにも程があるよ!?」
残念。ふざけた返しをしてみたら、結構本気で怒られてしまった。がつんと言われてしまった。…反省しよう。
「何で君は色欲が混じるといつもこうなるかな…手も離さなきゃ私を持ち上げてくれる素振りもない辺り、抜く気なんてさらさらないんだろうし…。…っていうか、どうして後ろに……」
続けてぶつくさと文句は言うものの、イリゼは俺の手を無理矢理引っぺがしたりしようとはしない。その優しさ、相手のしたい事を受け入れてくれる懐の深さもイリゼという女神の魅力の一つで、もっと言うとこの「仕方ないんだから…」感が何とも良い。この反応を見る為にこうしているという節も、ちょっと位は無くもない。
そしてもう一点、何故後ろなのかだが…それは敢えて前を飛ばして後ろに、というのも一興だろうと思ったからである。加えて言えば、イリゼも後ろが好きだからである。
「んなぁっ!?す、好きなのは君だけでしょ!?私は別に、好きでもなんでもないんだからねっ!」
元々ほんのりと赤くなっていた頬を途端に真っ赤に染めて、自分は違うと言うイリゼ。軽く流せない、一々真に受けて反応してしまうその姿はそれはもう可愛いものだったが、こうも分かり易く反応されると、ついつい意地悪をしたくなる。…ほほぅ、では試してみよう。
「うぇっ?あっ、ちょっ…うひぁあぁっ♡!」
それまでイリゼのお腹を緩く抱いていた両手を両脚の付け根へと当てがい、俺はイリゼをぐっと上へ。その瞬間、掌に感じる尻肉の柔らかさに思わずお尻を撫で回したくなる衝動に駆られるが、それを我慢し両手でイリゼを持ち上げる。
浮力のおかげで簡単に持ち上がるイリゼの身体。そして一物が中程までイリゼの尻から姿を現したところで、俺は両手をイリゼから離す。
ざぶん、と湯船を波立たせると共に、支えを失ったイリゼは落下。当然一物は再び根元まで沈み込み…イリゼが上げる、鳴くような嬌声。
「あっ、はっ…きゅ、急に何して……って、ち、違うもん…!今のは、ちょっと驚いて変な声が出ちゃっただっ、けぇぇ…っ♡!」
不意打ちの刺激にびくんと震えていたイリゼの姿に俺がにやりと笑っていると、こちらを見たイリゼは再度否定。ほんと今更俺に対して誤魔化しても意味ないというのに、表情からしてイリゼに認める気は皆無なようで…だから俺も、次なる手に。
今度は脚の付け根に上から触れて、ぐりぐりと下へ押し付ける。同時に俺は腰を浮かせて、下から一物で突き上げる。両手と腰で挟まれる形となる事で、更にイリゼの直腸内でそり勃つ俺の一物は突き刺さり、再び声が嬌声混じりに。…それにしてもイリゼの太腿…なんて素晴らしい感触だろうか…。
「やっ、ふゃっ、待って…!中でっ、ぐりぐり動かないでぇぇ…っ♡!」
すりすり、むにむに、ぐーりぐーり。手で押し付けながら見た目の麗しさ、肌のハリ、そして肉の柔らかさの三つを堪能しつつ、俺は腰を前後に、或いは左右に動かす。緩い動きながらも半ば俺に乗っかる形となっているイリゼの身体は俺の腰に合わせて揺れ、その度に一物も別の箇所へぶつかり擦れる。
全く激しい動きじゃない。挿れたまま、突いてもいない。けれどその分、じんわりと広がる気持ち良さがあり…イリゼが感じている快楽は、恐らく俺以上。
「ひんっ♡あっ、ず、ずるいぃぃ…♡!お風呂の中でっ、ずっと挿れられてて…もう、解れちゃってるのにぃ…っ♡!」
きゅぅぅと両脚の指を握り締め、真っ赤なままの顔で声を上擦らせるイリゼ。その様子は一瞬で俺の心を鷲掴みにし、思わず欲望を全て解放したくなってしまうも、何とか理性で押し留める。
挿れたままだったおかげで、早くもイリゼは陥落しかけている。だからこそ、今欲望のままに動いてしまうのは勿体ない。それでは『アレ』が、聞けなくなってしまうのだから。
「ひゃうっ、うぁっ、くひゃあぁぁっ♡!う、ぅぅっ…認、める…認めるっ、からぁっ♡!好きっ、好きぃ♡!私はっ、前もっ、後ろも好きですぅぅっ♡!」
抱き締めたい、撫で回したい、沸き立つ欲望の全てをぶつけたい。そんな衝動を抑えて、意思の力で抑え込んで、俺は一物を押し付け続けた。弧を描くように、ぐりぐりぐりぐりと、何度も何度も何度も。
謂わばこれは、俺とイリゼの(勝手な)我慢比べ。そして遂にイリゼは音を上げ、俺が待ち侘びていた可愛い可愛い敗北宣言を風呂場の中で響かせた。
「はぁ…はぁ…ズルい、ズルいよぉ…♡こんな事、されたら…こう言うしか、ないじゃん……♡」
心が震え満たされるようなその叫びを聞いて、満足した俺は動くのを止める。するとイリゼは力が抜けたのか割座の様な姿勢になり、肩越しの涙目で俺に狡いと訴えてくる。
いけない、この視線は非常にいけない。こんな瞳で俺を見てくるのなら、今度は逆に暫く何もせず……
「…あ、ぅ……終わり、なの…?」
その瞬間、俺の心を射抜く潤んだ瞳。俺の欲望を、下半身を支配する、媚びるようなイリゼの声。表情、仕草、角度に雰囲気…それ等全てが焦らしを考えていた俺の思考を吹き飛ばし、俺をイリゼが好きで好きで仕方ない獣へと変貌させる。
「きゃうっ!?ふぇっ、こ、この体勢…ひゃああぁっっ♡!」
膝を折り、イリゼの両腋へと手を差し込み、膝立ちへと移行しつつイリゼを前へと倒す俺。驚いたイリゼは咄嗟に手を前に出し、その手で浴槽の縁を掴んだところで、俺は軽く引いていた腰を前に突き出す。
水が跳ねる音と共に、湯船の上で突き刺さる一物。ねっとりと絡み付く腸壁を掻き分け、一物全体で全面を擦り、そのまま根元まで一気に押し込む。
「ぁうっ♡ま、待って♡!こんな不意打ち…ひぃいんっ♡待ってって、言ったのにぃぃっ♡!」
びくっと背筋を反らしたイリゼは、今度は慌てて待ったをかけてくる。だがその言葉も聞き切らないうちに俺は一物を直腸から引き抜き、もう一度挿入。大振りの腰使いで一回一回根元まで沈み込ませ、甘い快感と共にイリゼの後ろを一物で感じる。
意地悪をしたい訳じゃない。単純に、今の俺は欲望が爆発している。というか、爆発して当然だ。俺だって挿れている間ずっと、じわじわと広がる快楽を感じていたのだから。
「にゃあぁっ♡深いっ、深いよぉぉっ♡そんなっ、何度もっ、奥を突いちゃ…って違うぅぅっ♡!浅いとこ責めてほしいって意味じゃないぃいいぃぃっっ♡!」
一突き毎に直腸の感触を、一物を咥え込む腸の反応を直に感じながら何度か奥を突いたところで、イリゼは猫の様な喘ぎを上げて尻を左右に振る。ならばときゅうきゅう締め付けてくるピンク色の肛門を捲り上げるように、かき氷をスプーンで細かくするように浅い所を素早く突き回すと、更に上がるイリゼの嬌声。
ついさっき、俺は意地悪がしたい訳じゃないと否定した。だがあれは、訂正しなくてはならない。スタートこそ確かにそうじゃなかったが…あまりにもイリゼの声や反応がそそるものだから、ついつい意地悪をしてしまう。意地悪したく、なってしまう。
「はぁっ、ふぅ……んゃああぁぁあぁッ♡!ズラすのっ、ズルいっ♡わざとちょっと止めて、気が緩んだとこ突くなんて反則だよぉぉっ♡!やぁっ、手玉に取らないでぇぇえ……っ♡!」
連続して突けばイリゼの嬌声も高く激しくなり、押し込んだまま擦り付けるように動けば蕩けて震えるような声に変わる。手玉に取られている自覚がある分余計に恥ずかしいのかイリゼは耳まで真っ赤に染まり、今の反応はもう完全にただの女の子。
いや…今だけじゃない。イリゼは女神で、強くて凛々しくて俺や大多数の人間とは別格の存在だが、それでも女の子なんだ。そして恐らく、それは他の女神も同じ事。単に普段はそれを感じさせないだけで…そんな普通の女の子の部分を、普通は見せない素の自分を、俺には見せてくれている。…そんなの、嬉しい以外の何物でもない。
「…ぅあっ…う、ひゃうっ……♡」
少し抽迭のペースを落とし、代わりに両手をイリゼの胸へ。背後から形の良い乳房を掴んで揉み、ゆっくりとイリゼの上体を起こす。
四つん這いに近い形から後背位へと移行し、挿入したままイリゼを湯船の外へと誘導。三点を責められているイリゼに踏ん張るだけの力はなく、脚をがくつかせながらも俺と共に洗い場の方へ。
このまま風呂を出ようって訳じゃない。流石にそこまでの事はしない。けれど意地悪さで言えば、それにも匹敵するだろう。何せこれからするのは、恥ずかしがっているイリゼを更に恥ずかしがらせる…いいや、辱める事なんだから。
「…うぇ…?ま、前…?前、見てって……〜〜〜〜ッッ♡!!」
前を見てごらん。その言葉に口を半開きにさせたまま従ったイリゼの視線の先にあるのは、風呂場の姿。そして当然、そこに映っているのはイリゼ自身。
蕩けた顔、艶めき色香を醸し出す肌、とろんとした瞳。股からは全身濡れていても分かる程に愛液を垂らし、乳首もクリもぴんと勃たせた、鏡の中の全身どこを見ても淫靡で扇情的なその少女は、イリゼ以外の誰でもない。
「いやぁ、見ないでぇっ♡!鏡見ちゃダメ、私の顔を見ちゃダメぇぇっ♡!」
覆りようがない事実を前にイリゼの中の羞恥心は限界を超えてしまったようで、彼女は前屈みになりながら両手で真っ赤な顔を隠す。
鏡の前に誘導しておいて何をという話ではあるが、その気持ちは分かる。恥ずかしがる今のイリゼの姿も愛らしい。けど、やはり俺はイリゼの顔が見たい。後ろからも前からもイリゼを見たくて移動したんだから、その為に俺はもう一つだけイリゼへ意地悪。
「見ちゃやぁ…っ♡!ぅあぅっ…あっ、うひぁっ…♡こ、今度は…な、に……♡?」
鷲掴みにしたまま回すようにして揺らしていた胸から片手を離した俺は、その手をそのまま下腹部へ移動。ヒクつき愛液を垂れ流す割れ目の筋に上から触れて、なぞるようにゆっくりと下へ。それを何度か繰り返し、イリゼがぴくっと反応し始めたところで一度指を割れ目から離し、今度はその周囲で割れ目には触れる事なく楕円を描く。
当然、腰の動きも止めていない。味わうように一回毎違う場所を突いて擦り、速度も毎回少しずつ変える。
「…は、ぁっ…んんっ…あ、あああっ…!♡……ぇ…?」
徐々に、段々と狭まっていく楕円の円周。少しずつ割れ目へと近付く俺の指。それに呼応するようにイリゼは艶かしい吐息を漏らし、身体の震えも大きくなる。
そうして割れ目はもう目前。淵に沿っているも同然。最後の一周に入った瞬間一際大きくなったその吐息には、確かに期待の色が籠っていて……だから俺は、手を離す。割れ目には到着せず、寸前まで近付いたところで、終わりとばかりに手を胸へ。
「…な、なんで…?なんで、止めちゃうの…?後少しだったのに…もう、来ると思ったのにっ……!」
顔を塞いでいた手を離し、振り返って茫然とイリゼは俺を見つめる。見つめて、俺に訴えかける。
分かっている。イリゼが求めている事は。何をどうしてほしいかは。だからこそ俺は再び手を、今度は両手を胸から離し、下腹部へと近付け……イリゼが表情を輝かせた瞬間、もう一度戻した。そしてそこからは黙り込み、淡々と双丘、それに直腸を責め立てる。
唸るイリゼ。葛藤するように唸り、じわりと瞳に涙を浮かべる。だが俺が強く突き上げると、小さな悲鳴と共にかくかくと腰が震え……次の瞬間、イリゼは右手の指を割れ目の中に突っ込む。
「うぅ、うぅぅぅぅー…っ♡!意地悪っ、意地悪ぅぅ…っ♡!」
快楽、切なさ、それに羞恥心が混ざり合った声と共に、下腹部から上がる濡れた音。鏡に映る目の前のイリゼは、俺から貰えなかったものを、期待させられるだけさせられて騙された自分の秘部を、慰めるようにして一心不乱に掻き分け穿る。
こんなにも可愛らしく、ここまで唆る文句がこの世にあるだろうか。元々意地悪なんて、棘としては弱い言葉だが、今のイリゼに言われても一切罪悪感が湧いてこない。可愛過ぎて、唆られ過ぎて、これはもうどうしようもない。
「うひゃっ、んぁああっ♡後でっ、埋め合わせっ、してもらうからっ♡!してくれなきゃっ、怒るんだからぁっ♡!」
欲望によって頭の中を完全に占領された俺は、ただただ思いのままに腰を振る。振って、突いて、直腸の中を穿くり回す。
埋め合わせはしよう。幾らでもしよう。だから今はこのまま、この快楽に身を委ねさせてほしい。そう主張するように一物をねじ込み、掌で乳首を擦り、乳房を一遍に揉みしだく。すると直腸の締め付けは一層増し、前から聞こえるぐちゅぐちゅという音も激しくなり、それが何よりの答えなのだと俺は確信。
イリゼの顎を伝う一筋の涎。気付けば俺に合わせて動いているイリゼの腰。それ等に気付いた瞬間、俺の中で昇り詰めていた消耗が限界を超え……射精。
「ふひゃあぁっ♡!射精てるっ♡君の熱いのっ、熱くてどろどろの精液っ、私のお尻で溢れ出してるっ♡!んひっ、あっ、うくぁっ…ふゃああぁぁああああぁぁあぁっッ♡♡!」
気が抜けたような、意識の全てを快楽に持っていかれているような、イリゼの甲高い嬌声。それが聞こえた次の瞬間、これ以上はないと思っていた直腸の締まりが更に強くなり、脈動する腸に精液を絞り取られる。
吐き出した分だけじゃない。根元から先端まで尿道に残っていた精液全てを波の様な腸壁の脈動によって絞り取られ、感じる思いは正に絶頂。こんなにも気持ちが良いのなら、このまま直腸に食い千切られても構わない…一度冷静になればそんな訳ないと全力で否定するような思考すら、この時の俺は抱いていた。
「…はっ、あぁぁ…ひゃぅあぁぁ……っ♡」
俺がそんな事を感じている間、イリゼは弓なりとなって快楽に痙攣していた。ピンと張った脚も、突き出た舌も、情けなく緩んだ顔も、上から下まで全身の全てで達した事を表現していて、どこを見てもどこまでも淫靡。イリゼの至った絶頂は俺よりも深かったのか、俺が我に返った後もイリゼの身体は震えていて…直腸からゆっくりと一物を抜き取ると、それでスイッチが切れたかのようにイリゼの身体はすとんと弛緩。咄嗟に俺が抱き抱えると、一目で余韻に浸っている事が分かる瞳で、イリゼは俺を見つめ返す…。
「…もっと…もっとほしいよぉ……♡」
だから、どうしてこう一々イリゼは可愛いのか。可愛い言動をしなきゃ気が済まないのだろうか。…いや、不満はないけども。嬉しいに決まっているけども。
…というのはともかくとして、イリゼはまだまだし足りない様子。俺も俺で、まだ昂りは収まらない。だから俺は一度イリゼと自分の身体を軽くシャワーで流し、タオルで拭いて、場所を浴室から寝室へ移す。
「…ふ、ちゅ…んぅ…ぷはっ…♡…んっ、ふぅ…じゅずっ……♡」
両手を広げ、俺を待つイリゼに上から被さり、唇を重ねる。マニアックな事ばかりしていた分を取り返すように、純粋な愛情表現で互いの思いを伝え合う。
聞こえるのは、唇と舌が奏でる淡い音だけ。唇同士を密着させ、互いの鼻息を感じながら舌を絡め、唾液を口内で循環させ合う。
イリゼのと混ざり合い、甘く蕩けるような液体となった唾液に頭がくらくらとしそうになるが、熱を帯びたイリゼの視線が俺の意識を繋ぎ止める。イリゼの瞳が、絡んだ舌が、どちらからともなく握り合った両手が俺を離さない。
「…ん、ふぁぅ……♡…まだだよ…?もっとしてくれなきゃ、埋め合わせには足りないんだから…♡」
何度か入れた息継ぎでは足りず、数分ぶりに俺がイリゼから顔を離すと、イリゼはきゅっと握る力を強めて言う。
勿論、これだけで終わらせるつもりはない。むしろイリゼが望むのなら、どんな事でも幾らでもしよう。それだけの事を、そう思えるだけのものを、俺はイリゼから貰っているのだから。
「…んぁん…うん、挿れて…♡私の一番大事な所に、君のを頂戴…♡」
解くように絡んだ指を離し、膝を立て、未だ痛い程に勃っている一物をイリゼの秘部に当てがう俺。するとイリゼは情熱的な視線を俺へと送りながら軽く股を開き、両手の指で割れ目を開いて俺を迎え入れてくれる。
であれば、俺のする事は一つ。その招きに従って、開いた割れ目へと自らの一物を沈ませるのみ。
「ふぁ、ひぁあぁぁ…♡やっときたぁ……♡!」
無理矢理こじ開ける刺突ではなく、暖簾を分けるような、膣壁を一物で撫でるような挿入。自ら弄り、先程絶頂にも至っているイリゼの膣は一物がすんなりと入ってしまう程柔らかく…されどある程度進んだ瞬間、途端に締まりが強くなる。恐らくこれは、指では届かなかった場所。イリゼの細く、飴細工の様な指では満たす事の出来なかった奥深く。
歓喜の声と共に、イリゼの両脚はするりと上がり、両腕共々俺の背中をがっちりホールド。普通…かどうかはさておきこういうのは最後に、或いは快楽が理性を超えた時にやる体勢だろうと勝手な思いを抱いていた俺は軽く困惑するが、それにイリゼはくすりと笑う。
「いいの♡これはえっちで変態な君がまた変な事したりしないようにする為の拘束だもん♡」
何がどういいのかは分からないし、えっちで変態に関してはここまで全部受け入れてきているイリゼも大概だとは思うが、そう言われては仕方がない。というか、こうも身体全体で抱き着きつつこんな可愛い言い方をされて何も感じない奴がいると言うなら、そこに直れと俺は声を大にするだろう。
八割方沈み込んだ一物を更に押し込み根元まで完全に挿し入れると、イリゼの身体は軽く仰け反りイリゼの乳房もぷるんと揺れる。…体勢的に胸を揉めないのが、凄く惜しい。
「ひゃふんっ♡君の逞しいのがっ、私の膣内を引っ掻いてるっ♡抜かれながら引っ掻かれてっ、私の膣内がきゅんきゅんしてるよぉっ♡!」
沈み込ませたその次は、当然一物を引き上げる。反り返りが前側を、張り出したカリ首が後ろ側のぐりぐりと引っ掻き、膣内のヒダを掻き分けていく。
奥はキツさそのままに俺の一物をきゅっと抱き締め、入り口付近は愛撫のように優しく包まれ、抜いていく中で移り変わる二つの快楽。極上の膣にもっと挿れていたいという気持ちと、この移り変わる快感を味わう為に引き抜きたいという衝動がせめぎ合い、しかし行き着く先は再挿入。すぐに膣内の抱き締められる悦楽を感じる為、抜く時の快楽を味わう為に、自然と上がる抽迭のペース。
「ひゃふぅっ♡んぁあんっ♡が、がっつかなくても私は逃げな…んぇ…?わ、私が…んっ、抜こうとすると脚で押さえてくるから…?……あ、あぅ…ごめんなひゃい…♡」
だがそれは、何も俺の興奮だけが理由じゃない。俺の一物の内、どこが弱いのかを知っているイリゼはその場所を特に強く締めてくるが為に勝手に腰も引けてしまい、かと思えば俺の腰回りへ絡んでいるイリゼの両脚が抜こうとすると毎回逃がさないとばかりに引っ張ってきて、半ば俺は腰を振らされているような状況。踏ん張ればどちらも耐えられなくはないが、多分俺が力を抜いても腰は軽く動かされ続ける。
…という旨を伝えると、途端にしおらしくなるイリゼ。なのだがしかし、今もほんのりと脚は動き続けており…やはりえっちで変態なのは、お互い様なのだろう。
「はぅぅ、んぅ…っ♡ゆっくりも、いいっ…撫でられてるみたいでっ、気持ち良いよぉ……♡」
突いて、抜いて、突いて、抜いて。何の工夫もないただの繰り返しですら、イリゼが与えてくれる至福の快楽。出来る事なら、いつまでも浸っていたいと思うような心地良さの中で、ふとまた一つ欲が生まれ…俺はそれを口にする。
「…え…?女神の姿の私とも、したい…?……もう、しょうがないなぁ…」
イリゼにとってのもう一つの姿。女神にとっての、本来の姿。そちらのイリゼともしたいと俺が言葉にすると、イリゼは仕方ないと言いつつも快諾してくれて…次の瞬間、淡い光に包まれるイリゼの身体。
その光が収まった時、イリゼの姿は変わっていた。雪の様に真っ白な髪に、見つめていると吸い込まれそうな濃い黄色の瞳をした、先程よりも大人っぽい女性へと、容姿も雰囲気も変化していた。
そう。変わったのは顔や雰囲気だけじゃない。腕や首回りのしなやかさはそのままに腹部から腰にかけてのラインは艶かさを増し、より肉感的になった脚はもう一度風呂場での事をしてほしいと瞬時に思ってしまう程で、そして……
「…ふふ、どうかな?オリジンハート本来の、原初の女神の複製体たるこの姿、君が望むと言うのであればうひゃあぁっ♡!?」
女神の姿になる事で精神状態も変わったのか、威風のある話し方になるイリゼ。だが俺はイリゼが言い切るよりも先に、彼女の胸へ…掌じゃ抱えきれない程に豊かなその巨乳へと、迷わず顔を突っ込んだ。
むにゅりという柔らかさと共に感じる、イリゼの肌の温かさ。耳にはイリゼの素っ頓狂な声が聞こえ、谷間は顔を埋めたままに俺はゆっくりと深呼吸。この感覚、この匂い…堪能せずには、いられない……ッ!
「きゅ、急に何!?…ふぁっ、ちょっ…もしかして、最初からこれが…ふぁ、んっ…狙いだったの……っ♡!?」
数十秒と持たずに威風溢れる雰囲気が瓦解し、元の感じに戻ったイリゼの声を聞きながら、胸と胸と間で醸される匂いをたっぷりと取り込み、続けて一舐め。掬い上げるように舌を滑らせ、抱いた欲求をそのままに満たす。
「んゃっ、や、やっぱりがっついて…ふひゅんっ♡そ、それなら私だっ、てぇぇっ♡!」
顔も、尻も、お腹も脚も、イリゼの身体で魅力的じゃない部分なんてどこにもない。女神の姿になった事で一層大人っぽく、妖艶になっているのだから、興奮しない訳がない。けれどやはり…大きな胸に惹かれてしまうのは、避けられぬ人の性だろう。
…なんて事を思いながらもう一つ深呼吸をしようとすると、その瞬間俺の頭は上から押さえ付けられる。一瞬驚き、狼狽え…だけどすぐに理解する。イリゼの両腕が背から後頭部に移り、胸へ埋められるようにされたのだと。
「女神を翻弄しようだなんてっ、大間違い…はぁ、ぁんっ…♡…なんだか、らぁっ♡!」
当然抜け出そうとする俺ではあったが、女神のイリゼにがっちりと掴まれてしまえば脱出は困難。辛うじて呼吸は出来るが、こんな状況で落ち着いていられる訳がない。
だが、端的に言ってどうしようもない。俺がもがいたり呼吸したりする事で胸が刺激されて甘い声を上げたりはしているが、完全に拘束されているこの状態で出来る事なんて…………あ。
「んひぃいいぃぃっ♡!?あっ、待っ…ぅあっ、ひゃあぁああッ♡!」
ばちゅんとはっきり音が響く程に、イリゼへと強く腰を打ち付けた俺。イリゼの身体が大きく揺れ、胸も跳ねて一瞬更に圧迫感が増したが、すぐに俺は腰を引いてもう一突き。膝と爪先で踏ん張り、押し出すように自分の腰をイリゼの下腹部へとぶつけていく。
顔を離す事は出来ない。だから当然逃げられない。けれど下半身は動く訳で、しかもこの姿になる際イリゼは脚によるホールドを解いている。であればやはり、対抗手段は唯一にして最も効果的なこれしかない。
「あひッ♡いぃッ♡!さ、さっきまでと違っ…んふぉおおぉぉぉぉっッ♡!」
外見同様膣の具合も女神の姿となった事で変わり、きゅうきゅう抱き締めるような積極的おまんこから、一物の存在からその動きまで全てを受け入れてくれそうな至上のふわとろおまんこへ。数度挿れて抜いてをするだけで対抗という目的を忘れそうな程の至福の快楽が一物から背筋を駆け上がり、頭も心もその悦楽で包み込む。
そしてイリゼもイリゼでより鮮烈な快楽を味わっているらしく、聞こえる喘ぎはさっきより過激。女神の姿になると膣の感度も増すのか、それとも膣の具合が変わって感じ方も変化したのか…その辺りは分からないが、最高の膣と興奮必至なイリゼの喘ぎ声は俺の腰を更に荒ぶらせ、気付けば俺は叩き付けるような腰使いに。
「ふきゅうぅっ♡激し、過ぎッ♡激し過ぎてっ、私の子宮潰れちゃうよぉおぉぉッ♡!ぅあんっ、あはぁああぁんッッ♡!」
内側は俺の顔に、横乳はイリゼ自身の腕に潰された乳房が躍動する。叩き付けられる衝撃と膣への刺激で、見えなくても分かる程にイリゼの身体はよがり跳ねる。
その内不意に、ふっと緩んだ両腕の拘束。おかげで腕を退かし、漸く頭を上げる事も出来そうで…だが俺は跳ね除けるのではなく、手首や前腕を掴むでもなく、捕まえるように両手を握る。そこから優しくイリゼの両手をベットへ押さえ…沈み込ませた一物の先端を子宮口へと擦り付けながら、俺はイリゼへもう一度キス。
「…ふ…んん、っ…ぅあむっ…ふちゅ、るっ…ふぁ……♡」
恋人繋ぎで両手を握り、胸板で溢れんばかりの乳房を感じながら身体を重ね、一物と膣で深く繋がる。その中での、蕩けるような甘いキス。イリゼの口の端から唾液が漏れ出るのも構わず唾液を送り込み、撫でるように歯茎を舐め、抱き合うように口内で舌を絡ませる。
ただひたすらに、幸せだった。それ以外の表現が出来ない程、ゆっくりとしたキスの時間は多幸感に溢れていた。そして唾液の糸を引きながら口を離して顔を上げると、そこにあるのは蕩け切った女神の顔。
「好き…好き、大好き……♡」
見ているこっちがどうにかなってしまいそうな顔で、湿って艶めくその唇で紡がれる、愛の言葉。可愛い、エロい、綺麗、美しい…次々言葉は思い付くのに、その全てを持ってしても言い表せない程の魅力がそこにはあって、だからこそ不安になる。これは本当に現実なのかと、夢ではないのかと。満たされぬ欲望が生み出した幻想である…それが、唯一の真実であったりはしないのかと。
けれど…そんな俺の不安が伝わったのか、ふわりと微笑みを浮かべるイリゼ。自分の存在を証明するように俺の手を握り返し、イリゼは俺の目を見つめて言う。
「大丈夫。私はここにいるよ。私は皆の女神だけど…今だけは、君の為だけのイリゼだから…♡」
──あぁ、やはりイリゼは女神だ。人を救い、人を導き、絶対的な愛と安心を与えてくれる…最高の、女神様だ。
独占欲は湧いてこない。それは俺が、そんなイリゼが…皆を愛する慈愛の心を持つイリゼが好きだからだろう。そうあってほしいと願っているからだろう。
でも同時に、イリゼは言ってくれた。今は俺だけのイリゼであると。ならば、不安などに時間を費やすのはあまりにも勿体ない。女神オリジンハートが俺だけのイリゼでいてくれるこの時間は…最後まで、愛の為に費やしたい。
「あっ、ふあぁっ♡そ、そんなに強くノックしなくても開くからっ♡君のならっ、いつでも私のここは受け入れて…んくぁああぁぁっっ♡!」
突くというよりもぴったりと押した跡を付けるように、軽く引いては子宮口に亀頭を押し付けるという動作を何度も繰り返す。それはまるで亀頭と子宮口で啄むようなキスを何度もしているかのようで、イリゼの膣も少しでも引こうとすると途端に強く締め付けてくる。
もう限界は近い。力を抜けばすぐにでも達せられるし、一物はそれを震える程に要求している。だがまだ味わっていたい。もう少しでいいから、このまぐわりを続けていたい。…ああ、全くなんて贅沢な二律背反だろうか。
「ひゃあんっ♡子宮っ、降りようとしてるのに君のが止めてるっ♡止められて食い込んじゃうぅぅっ♡!ぁっ、あっ、ぁあぁぁああ…っ♡!」
硬く張り詰めた乳首を交互に舐めしゃぶり、首筋を甘く噛み、耳元に吐息を吹きかけて、イリゼの身体を余すところなく堪能する。降りてきた子宮には敢えて一物で突き返して、ぐりぐりと強く押し付ける。
段々と更に沈み込んでいく感覚。何かが開いていく感覚。気の抜けるようなイリゼの喘ぎが部屋に響き…次の瞬間、ずぷんと一物が入り込む。イリゼの膣が招き入れた、イリゼの子宮、その中に。
「はいっ、ちゃったぁぁ…っ♡も、ダメ…トドメ、刺して…君の一番凄いので、私を一杯にして……♡」
食い千切らんばかりに締め付ける子宮口と、対照的にとろんとしたイリゼの瞳。声なんて最早聞くだけで全身を撫でられているかのような響きがあって、それは正に夢見心地。
イリゼの可愛さ。身体の柔らかさ。昂り迸る刺激と快楽。それ等全てを、もう十分に味わった。そして今イリゼは、求めている。俺の猛りで膣内を満たし、至上の果てに至る事を。ならばするべき事は一つ。
繋いだ両手を強く握り、ゆっくりと息を吐いた俺は全身に力を込める。強張らせ、息も止め、一気にかけるラストスパート。
「んぁひぃッ♡!はぁあんぁんっ♡!好きっ♡大好きっ♡君とっ、大好きな君と一緒にイきたいっ♡ふきゃあっ♡ぅあっ、嬉しいっ♡私の膣内でっ、気持ち良いってびくびくしてくれるのっ、凄く嬉しいのっ♡んにゃっ、ああぁあっ、イくっ♡君もっ、きてっ♡!一番奥に射精してっ♡!イっ、あ"っ、ああぁあぁぁ……っっ♡!」
もう意地悪も変態も関係ない。本能のままに、イリゼが好きだって気持ちのままに、腰をぶつけて一物を突き出す。膣壁を掻き分け、子宮口を開き、子宮の奥を亀頭で叩く。弾ける快楽に促され、ただただ二人肉欲に浸る。
膣内が痙攣し、締まりが最高潮にまで高まるのとほぼ同時に、再びイリゼの脚は俺の腰へ。限界まで腰を突き出し、最奥に突き刺した状態で俺の腰は固定され、もうほんの少しだって動かせない。だがそれで良い。この密着感こそ、最後に相応しい最高のスパイス。
息を止めたままの激しい腰振りで、くらくらとする頭。いよいよ本当に限界だとなったその瞬間、俺は最後の力で顔を下ろして喘ぐイリゼと唇を重ね……次の瞬間、俺もイリゼも絶頂に至る。
「ひゃああああぁあぁぁああぁっッ♡!射精てるっ♡君の濃厚どろどろせーしっ、直接私の子宮に射精ちゃってるよぉおおっ♡!んひんッ♡満たされちゃうっ♡私の膣内っ、全部君のものになっちゃうっ♡ああっ♡しゅごいっ♡はぁああぁああああぁぁあんッッ♡♡!」
身体の中から全てが抜けていってしまうような、全てが気持ち良いという感覚に還元されていくような、そんな快楽と絶頂感。口は離したとはいえ、まだ全然呼吸は戻っていない筈なのに、苦しさなんて微塵も感じない程全身を幸福感が駆け巡る。
そんな俺と同じように、或いは俺以上に、イリゼも絶頂していた。膣は締まり切ったまま全身を痙攣させ、俺を捕まえたままで仰け反り、豊満な乳房も身体に引かれて大きく躍動。あっという間に射精した精液が子宮から溢れて膣内を逆流していくと、イリゼの痙攣は一層強まり、絶頂しながら更に絶頂感を深めていく。
俺が精液を射精し切り、幸せ過ぎる虚脱感を覚え始めても尚、イリゼは達したままだった。もうそこから降りられなくなってしまったのではないのかと思う程にイリゼは高く深く絶頂し、よがる身体がその快楽の深さを知らしめていた。
「はぁ…♡はぁ……♡ん、ぁっ……♡」
長い長い絶頂を終え、怒涛の絶頂感から穏やかな余韻へと移った事で、漸く外れる両脚のホールド。咥え込んだまま離してくれなかった膣も何とか抜ける程度にまで緩み、俺が精液と愛液の混ざった液体を掻き出しながらゆっくりと抜くと、最後に一つイリゼは跳ねる。
全身を漂う快楽で頭が一杯なのか、イリゼは股を開いたまま。顎には涎の跡が残り、全身汗びっしょりで、極め付けに秘部から精液を滴らせる今のイリゼは、とても人前に出られるような状態じゃない…というか、女神がしていい姿かどうかも怪しいところ。…だが、それでも可愛さは健在なんだから恐ろしい。…あ、じゃない。恐ろしく可愛い。
「…ふぇ……?」
意識してか勝手にかは分からないものの、女神化の解けたイリゼはぽけーっとした目で俺の独り言に反応。だが内容はよく聞こえていなかったようなので答える代わりに頭を撫でると、ふにゃりと嬉しそうにイリゼは笑う。……さてどうしたものか。こんな反応をされてしまうと、夜通し撫で続けてしまいそうだ。
「…もっかい、お風呂入る…?君も私も汗でべとべとだし、これじゃ臭いも……あぅぅ…お、女の子は気にするの…!それに良い匂いなんて言われても、私はそんな…う、うぅ……き、君がそこまで言うなら…いい、けど……」
イリゼ自身汗びっしょりな事は気にしていたらしく、風呂に入り直す事も口にしたが…なんと説得出来てしまった。勝手に風呂に入った事も何だかんだ許容してしまってる事といいこれといい、イリゼのこういう部分は少しだけ不安になる。俺がもっと悪い奴だったら、大変な事になっていたんじゃないだろうか。
「…大丈夫だよ。君はとっても良い…私の、大好きな君だから」
全く説明になっていない。だが、そういう事なら良しとしよう。今ので納得する奴なんて、俺位のものだろうが…ここにいるのは、イリゼとその俺だけなんだから。
見つめるイリゼの隣へ横になり、退かしておいた毛布を引っ張る。イリゼにも掛け、更にイリゼが体調を崩さないように…あくまで寝冷え対策として俺はイリゼに密着し、ほんのり頬を染めているイリゼに軽くキス。
「…もう、君ってば本当に…。……お休みなさい、愛してるよ」
そうして俺は心地良い疲労感と共に眠りへ落ち、幸福に溢れた夜は終わる。これまでと同じように、今日もこの夜の事は忘れないだろう。こんなに幸せな時間を、忘れられる訳がないんだから。
*
朝。目が覚めると、隣にイリゼの姿はなかった。当然ながら、そうなると俺は一人。
いないと分かると、不安になる。やはり夢なのか、イリゼとの時間は幻だったのかと、寝起きではっきりとしない頭では感情ばかりが先行した事を考えてしまう。
「……─…──…♪…」
だが、そんな不安に駆られた俺の耳に聞こえてきたのは、微かな声。何を言っているのかは分からない…けれど聴くだけで、想像するだけで元気をくれる、そんな音色。
「あ…お、おはよ…。よく、眠れた…?」
その声につられるように、着替え(正確には『替え』じゃなくて単なる『着』だが)た俺は寝室を出る。そして俺はリビングへと入り……絶句した。
ひらひらと揺れる髪で見え隠れする白いうなじ。健康的な色をした肩と腕。とにかく綺麗としか言いようのない背中に、長さ、肉付き、肌のきめ細やかさ、そのどれを取っても絶世の美脚。垂れる事なくふんわりとした弧を描く尻は瑞々しい白桃の様で、ちらりと見える横乳は張り抜群な事間違いなし。そして、そんな女神に相応しい、非の打ち所がない肢体を包んでいるのは、種別として衣類になるのかどうかも分からない純白の布一枚だけ。
そう。やはりイリゼはいた。台所に立ち、鼻歌混じりに朝食を作ってくれていた。だが、今イリゼが身に付けているのは、髪のリボンを除けばエプロン一枚のみ。つまり、今のイリゼは裸エプロン姿。
「…う…あ、あんまりじろじろ見ないで…。こんな格好、ある意味裸以上に恥ずかしいんだか……ひゃあぁっ!?」
料理中故か、一度こちらを見て以降イリゼは背中を向けたまま。その体勢のまま、何やらもじもじと言っていたが…正直、なんと言っていたのか覚えていない。想像を遥かに超えた衝撃を受け、完全に目が覚めた時点で、俺の頭の中にあったのは「よし、胸を揉もう」という決意だけだったのだから。
何も言わずに背後へ立って、エプロンの両脇からイリゼの双丘を鷲掴み。…ああ、やはり良い胸だ。
「ふぁっ、ちょっ、い、いきなり何っ!?だ、駄目だってばぁ…っ!」
びくんと肩を震わせたイリゼは肩越しにこっちを見てくるが、まぁそれだけで止める俺じゃない。というか、これはどう考えても誘っている。まだし足りないというアピールでなければ一体なんだというのだろうか。
「な、何って…君が寝起きに裸エプロンがどうたらこうたらって言ったんでしょ!?だ、だからしてあげただけだよっ!?」
…………。
……え、俺が?寝起きに裸エプロンって言った?そんな覚えないだけど?
「へ……?…ほ、ほんとに…?」
ほんとに。いや、ほんとマジで。……空耳、又は寝言じゃない…?
「…なっ…ななっ…なぁあぁぁぁぁぁぁ……ッ!!?」
一番現実的な可能性に行き着いた事で、見る見るうちに顔が赤くなっていくイリゼ。この勘違いは正直苦笑ものというか、ちょっと同情してしまうが…それもそこそこに俺は胸揉み再開。理由は勿論、誘われたから。
「だ、だから違っ…ちょっ、ほんと今料理中だからぁっ!火を使ってるから危な……わぁああああぁぁっ!?」
経緯はどうあれ、女神のイリゼが裸エプロンをしている。もうその時点で俺が欲望を抑え込める筈もなく、イリゼの叫びも無視してエプロンの裏の乳房を愛撫。…だが調子に乗った奴が痛い目を見るのは世の常という事なのか、イリゼがビクついた拍子にその手にあった油が垂れて、言わんこっちゃないとばかりに火へと引火。危うく朝っぱらから火事に起こす事になりかけ……流石に反省はしました、はい…。
「もう…これで火事になってたら私も君も一生の恥を世間に晒す羽目になってたんだからね?反省するように」
しっかり叱られた俺はしょぼんと頷き、けど裸エプロンのイリゼに叱られるというある意味ご褒美な展開に内心では喜び、一先ず欲望が招いた騒動は決着。しかしイリゼ的にはまだ言いたい事があったらしく、何だろうかと見つめていると……
「…それに、今日はデートする約束だったじゃん…忘れてたなんて言ったら、怒るんだからね…?」
ほんのり赤くなった頬をぷくっと膨らませ、上目遣いでそんな事を言ってくるイリゼ。…もうしつこい位に何度も言っているが、もう一度だけここに記そう。ほんっとに、もうどうしようもない位イリゼは可愛くて仕方ないと。
…で、その後イリゼが作ってくれた朝食を二人で食べ(勿論この段階ではイリゼも服を着てきた)、支度を済ませて俺達二人は玄関へ。イリゼが俺に与えてくれる、俺とイリゼの二人の時間。夢の様なそのひと時は…まだ、終わりじゃない。
「それじゃ行こっか。……そ、それと…さっきはああ言ったけど…君が私を求めてくれるのは嫌いじゃないっていうか、むしろ嬉しいから…時と場合さえ気を付けてくれるなら、君のしてほしい事は出来る限り叶えてあげるつもりだから…そう思ってるって事は、覚えててね…?」
あぁ、本当に夢の様だ。限りなく幸せで、果てしなく幸福だ。一生分の…いや、来世の分の運まで使い果たしていると言われても納得出来る位、俺は幸せな思いに溢れている。
だからこそ、恩返ししよう。イリゼが俺を幸せにしてくれたように、俺もイリゼを幸せにしよう。イリゼと同じように、数え切れない程の人に希望を与える事は出来なくても、イリゼ一人を幸せにする事位なら、全力を懸ければきっと出来る筈なんだから。
俺の隣に立ち、少し恥ずかしそうにしながらも微笑んでくれているイリゼ。そんなイリゼの笑顔を見ながら、俺はそう誓うのだった。
…………けどまぁ…それはそれとして、誓いは誓いとして……
「……へ…?それなら、今度はふたなりスカトロ動物園プレイを…って、何そのOVシリーズ物詰め合わせ展開!?やだよ!?それは普通に嫌だからね!?」
やっぱり、欲望は尽きないのである。だって、イリゼは可愛いもの。
*
ある日の早朝。目が覚め、むくりと身体を起こした私は…それはもう、何とも言えない気分だった。
「…我ながら、何とまあイチャイチャしっ放しな展開…しかも私、受け入れ具合が半端ない……」
昨日から今日にかけて見た夢。私の気分を凄まじく複雑なものとしているそれは、甘ったるい位に愛を注ぎ込まれた内容だった。
勿論、嫌な気分じゃない。凄く恥ずかしいけど、嫌な気分になったりはしない。けどやっぱり、夢の内容としては非常にアレな訳で…そしてベットの中も、アレな事になってる訳で……結局私は、何とも言えない気分のままに嘆息を吐くのだった。
「……それに、しても…夢の中の私って、間違いなくあの人と付き合ってたよね…想像するだけでも恥ずかしいけど…そういうのも、素敵…かな…」