超次元ゲイムネプテューヌ Origins Visionary 作:シモツキ
・最後のアスタリスク後はR-18要素が殆どないので、冗長に感じる方は飛ばすのも一つの手ではあります。
・今回の話のように、就寝前及び起床後のどちらか、又は両方が描写されない場合もあります。
人物・RED
内容・自慰 拘束 搾乳 玩具
ある日の夜。旅の途中で泊まったホテルの部屋、綺麗に整えられたベットの上にて、その少女は鼻歌を歌っていた。
「〜〜♪これでよし、っと」
彼女の名前はRED。日々嫁探しに勤しむ赤髪の少女。気に入った女性に片っ端から嫁になる事を申し込み、何度断られてもめげない快活な性格の持ち主。
ぺたんとベットの上に座る彼女の前には、けん玉を始めフリスビーやヨーヨー、文庫本など一見玩具やそれに近い物の数々が並んでいる。しかしそれ等は彼女にとっての武器であり、今はそれ等の手入れをしている真っ最中。実際サイズや強度は明らかに玩具のそれではなく、ぶつけられれば痛いでは済まないものもちらほらとある。
「後は〜……あれ?」
手にしたその内の一つから汚れを拭き取り、破損がないか確認し終えたREDは、きちんと全て手入れが出来たかぐるりと見回す。
と、そこで不意に止まったREDの視線。その先にあるのは…見覚えのない二又の器具。
「何だろうこれ…今日出会った嫁候補からのプレゼント…は、貰ってないし…買ったお菓子のおまけ…はカードだし…あっ、そうだ!」
本体らしき機械に、そこから伸びる二又のチューブと、その両先端に付けられたカップ。それを見て暫し考えていたREDは、先日ネット通販で面白そうな玩具を探していた結果これに辿り着き、勢いで買ったは良いもののいざ届くと、「…これ、どうやって使うの?っていうか、ほんとに玩具…?」…という状態になってしまい、そのままその存在ごと忘れていたのを思い出した。無論、説明書を読めば分かるのだが…それはまだ送られてきた箱の中で眠っている。
「うーん、どうしよう…捨てちゃうのは勿体無いし、でもどう使うのかほんとに分かんないし……」
むー、と小首を傾げつつ、取り敢えず色々と弄ってみるRED。一瞬仲の良い嫁候補にプレゼントするという事も考えたが、流石に冗談ならともかく要らない物をプレゼントと称して押し付けるのは彼女としてもしたくないところ。
と、そんな中、突如として震え出す先端のカップ。それは弄っていた結果起動しただけなのだが、驚いたREDは反射的に手放し…カップは、彼女の背丈にに似合わず豊かな胸の上へ。
「ひゃわぁっ!?」
落下したカップは当たった瞬間一度跳ね、次の瞬間口の部分が服の上から乳房へと吸着。掃除機の様な吸い込みに思わずREDは悲鳴を上げ、慌ててカップを引き剥がそうとする。
だが強力な吸引力を持つカップはそう簡単には胸から離れず、むしろ浮き上がってしまうREDの乳房。そこで彼女は機械の電源を落とす事に思い至り、それらしきボタンを次々と押すが機械は中々止まらない。
「ひぁっ、にゃっ、はぁぁっ……──っ!」
それでも思い付く限りにボタンやスイッチを押し続け、電源ボタンを引き当てる事が出来たRED。吸引が止まった事でカップはぽとりとベットに落ち、REDもどさりと倒れ込む。
「や、やっと止まったぁぁ……」
たった数十秒間とはいえ、彼女にとってはよく分からない物から襲われたようなもの。安堵の感情がどっと溢れ出したREDは、暫くの間横になったままで…されどふと、頭だけを動かしカップを見やる。
「…………」
電源を落とされ、今は静かなカップとチューブ。それを見つめながら、REDの頭に蘇るのは先程吸われていた時の感覚。
胸へと吸い付き、強力な吸引力で服諸共張り付いていた半球状の器具。今もじんじんと微かな痛みを訴える乳房。吸われている間は驚きと動揺でそれどころではなかったが…どうにも一度思い出してしまうと、その感覚が頭から離れない。
(…どう、使うのかな……)
数分前と同じ疑問。だがどういう物なのか全く分かっていなかった先程とは違う、少なくとも「何が出来るのか」は知った上での、器具への疑問。興味にも似た感覚を抱きながら、REDはゆっくりと起き上がり…器具の入っていた箱を、その中にある説明書を探し始める。
自分でもどう表現すれば良いのか分からない感情を抱えながら、捜索する事十分弱。もしや捨ててしまった…?…と思い始めたところで遂にREDは発見し、中に入った説明書を開く。
「…ふむ、ふむふむ…よし、REDちゃん大体分かった!」
始めの方の簡単な操作説明だけに目を通し、それで理解した気分になった彼女はその後のページを殆ど読まず、説明書を箱の中へと送還。並べたままの武器兼遊び道具を片付け、再び器具……否、搾乳機を手に取る。
「えっ、と…うわっ、っとと……」
試しに覚えた電源ボタンを押すと、予想通りに再び搾乳機は動き出す。確認の済んだREDは電源を切り、二つのカップの内片方を持って……それを胸へ。そして、もう一度電源ボタンに指を当てがい…三度目の起動。
「ふひゃあぁっ!あっ、こ、これっ…面白いっ、かもぉ…!」
カップが触れた内側の乳と服を吸い上げるその力に、思わず声を上げるRED。やはりその声音には驚きの感情も含まれていたが…同時に彼女の頬は緩む。
「うぁっ、食いっ、込んでぇ…!く、ふっ……ふぅ、ぁっ…」
当然吸引によってカップの縁は押し付けているも同然となり、感じ始める圧迫感。一部、それも胸だけを吸われるという未経験の感覚に暫し身を捩った後にREDは一度機械を止めると、カップを外して逆の胸に。緊張の面持ちでスイッチに触れ、反対の胸でも吸引開始。
「あっ、はっ、ふぁあぁぁっ…!あははっ、すっごい変な感じするよぉぉっ!」
吸われ、食い込み、カップの内側で隆起する自身の胸。痛みとは違う独特の感覚に、思わず零れてしまうのは笑み。逆側の胸でも一頻り吸引を楽しむと、またREDは機械を止めて…そこで初めて、二つのカップを両方持つ。
「…両方だったら…きっと、もっと凄い…よね……」
ごくり、と更なる刺激を想像して飲み込む生唾。強い好奇心と明るい思考を持つ彼女にとっては、ただ「面白そう」というだけで十分な理由になるのであり…躊躇う事なく、REDは両方のカップをそれぞれ胸に、それも特に理由はないが乳首を覆う形で当てる。
両方持つと手が空かなくなる為、REDは身を屈めると右手の小指だけをカップから離し、その指に力と期待を込めてボタンを押し込む。
「ふゃっ、は、始まっ……ぅひゃああぁぁあぁッ!?」
吸引開始と同時に出てくる上擦った声と、次の瞬間上がった悲鳴。びくりとREDの身体が跳ね、くりくりとした目を見開く。
間違って別のボタンを押してしまった訳ではない。吸引自体は、それまでと全く同じ強さ。だがREDは、四度目にして初めて『乳首』をカップの内側に入れたのであり…それが、彼女の上げた悲鳴の元凶。
(なっ、何これ何これぇぇっ!さっきまでと全然違うっ!おっぱいっ、びりびりってするぅぅうぅっっ!)
これまでよりも深く食い込むカップと、その内側でより引き上げられる乳房。その中心、乳首を起点に強い静電気の様な感覚が胸へと広がり、思ってもみなかった刺激に目を白黒とさせるRED。
やはり多少痛くはあるものの、恐怖や苦しみを覚える程ではない。しかし感じた事のない刺激の拡大に楽しむどころではなくなってしまい、彼女は機械を止めようとする。だが……
「こ、これで……あぁっ!?」
胸から送られる未知の感覚に頭の中を占められそうになりながらも、REDが機械へと伸ばした手。されど焦ったREDは機械を横倒しにしてしまい、僅かな距離とはいえボタンも自分から離れてしまう。
落ち着いてもう少し手を伸ばせば、それだけで解決するなんて事のないミス。にも関わらず慌ててしまったREDは何度も機械を立てる事に失敗し、遂には機械へ倒れ込む。
「うひゃうんっ…!と、止まっ…てぇぇ……っ!」
ベットと胸で機械を挟み込み、何とか動かないようにしたREDは、そこで漸く機械を停止。吸引する力を失ったカップはぽとりと落ち、だがその時点でREDもくたくたのへとへと。
「はーっ…はーっ…や、やっぱり…凄いぃぃ……♡」
荒い息を何度も漏らしながら肩を上下させ、とろんとした目で機械とカップを見つめるRED。
やはりと言うべきか、説明書をきちんと読んでいない彼女は、これが搾乳機である事は知らないまま。だが期せずして「どう使うのか」を、そして使うとどうなるかを知ったREDは、ほんのりと赤く染まった頬を誰に見せるでもなく緩めていた。
*
それから、REDの生活が大きく変わる事はなかった。それまで通りに普段は旅をし、何人もの女性に声を掛け、起こった事を持ち前のポジティブ思考で好意的に受け取るという彼女の日常。
そこにこれと言った変化はない。REDは特に変わっていない。…ただ一つ、あの日以降行うようになった『日課』を除いて。
「はふぅ〜…REDちゃんぽかぽか〜…」
備え付けの風呂場で一日の汗と疲れを流したREDは、ほっこりとした顔でホテルのベットへ。空調の効いた部屋の中で暫しの間身体を休め…それからぴょこんと上体を起こす。
「…それじゃあ、今日も……♪」
期待に満ちた表情を浮かべたREDは荷物を漁り、そこから例の搾乳機を取り出す。初めに破損や欠損がない事を確認すると、身に纏っていたバスタオルを脱ぎ、慣れた手付きで搾乳機をセットしていく。
あれから何度も使った事で、REDは機械の大方の機能を把握していた。無論説明書無しで触ってみての学習であり、全機能を把握しているのかどうかは彼女自身分からないのだが…それを気にするようなREDではない。
「じゃあ、まずは…んんっ……♡」
二つのカップをそれぞれ乳房に当てがえたREDは、吸引力を最低の状態にしてスイッチオン。小さな駆動音と共にカップがREDの胸へと吸い付き、彼女も小さな吐息を上げる。
「あはっ…やっぱりこれ、くすぐったいよぉ…♡」
内側で引っ張られる乳房と、その中心で持ち上がり、ぷっくりと充血をし始める乳首。初めての時はその刺激で慌ててしまった乳首への吸引だが、今は最低出力という事もあって思わず身を捩りたくなる程度の感覚。少しずつカップ内部の胸の形が変わっていき、触れられる事なく吸われるという刺激で段々と乳首が勃起していく姿を眺めていた彼女は、そこから一段階、また一段階と次第に吸引力を上げていく。
「くぁっ、ひっ、ひゃあんっ♡アタシの胸っ、ちょっとずつ引き込まれちゃうよぉぉっ!♡」
食い込み、沈み、より内部で吸われる乳房の体積が増えていく中、REDの上げる嬌声も比例するように熱を帯びる。
途中でカップを弾いて刺激を与えてみたり、胸を揺らしてみたりと自ら刺激を与えるのもREDの楽しみの一つ。そして吸引そのものに慣れてくると、更に日課を楽しむべく、REDはそれまでとは別のボタンに指をかける。
「んひゃぁっ♡!あっ、あっ、響くよぉぉ……っ♡!」
REDの新たな入力により、今度はカップが振動を開始。食い込んだまま震えるカップによって胸を小刻みに揺らされ、それが胸の中で響き、ぞくぞくとした感覚が背筋を駆け上がる。
吸引という縦の刺激と、振動という横の刺激。その両方を一度に受けてREDが悩ましげに身体を揺らすと、それに合わせて乳房も躍動。差が低く童顔な彼女には不釣り合いに大きい胸が揺れるさまは、官能的且つ背徳的だが、今そこにいるのはRED一人。だからこそREDも気兼ねなく、何も気にする事なく胸へと響く快楽に浸る。
二つの刺激を不規則に変化させる事で生まれるのは、慣れのない快楽。胸の中で反響し、身体全体へと広がる快感。
「はっ、ひゃっ…はあぁああああぁんっ♡!うぁっ、ひっ…ふきゅうぅぅ……っ♡!」
衝動のままに、吸引も振動も最大まで上げる。振動で振り回される乳房の気持ち良さに仰け反った後、次は敢えてどちらも最低出力に。
最大の、乱暴そのものな刺激を浴びたばかりの胸にとって、最低出力は軽く触れられている程度。しかし全く快楽がないかといえばそうでもなく、だからこそ感じてしまうのは物足りない切なさ。REDは再び出力を上げたい思いに駆られるが、きゅっと両手を握って耐える。
(我慢、まだ我慢…っ!んっ、んっ…んぅぅ……っ♡)
握った両手でシーツを巻き込み、足の指先でもシーツを引っ張りながら、口を結んで欲求に抗うRED。性の知識など殆どない彼女ではあったが、考えるでもなく彼女は本能的に理解していた。何よりも気持ちが良いのは、単純に最も強い刺激を受ける事ではなく、もどかしさから解放された瞬間だと。
だからこそ、REDは必死に耐える。その先にある、深い深い快楽を目指して。
「はぁ…はぁ…はぁぁ……♡…う…だ、めぇ…もうちょっと…もう、ちょっとだけぇぇ……♡」
じんわりと肌に浮かび零れ落ちる汗。滴る汗の量はまるでどれだけ我慢しているかを表すようで、荒い息も相まって艶めきを増すREDの肢体。
だがそんな事は気にも留めず、一心不乱にREDは伸ばしたくなる手を押さえる。もう少し、もう少しと耐え、身体の隅々にまでそのもどかしさを行き渡らせる。そして……
「…うあぁぁっ♡!も、無理ぃいぃぃぃぃッ♡!」
いよいよ限界を迎え、渇望する心が溢れ出すように艶めいた悲鳴を上げたREDは、吸引振動どちらも一気に最大出力に。
次の瞬間、唸りを上げて猛威を振るう搾乳機。チューブの中へと吸い込んでしまいそうな位に強く激しく乳首を吸い上げ、乳房同士がぶつかり合って乾いた音を立てる程に容赦なく胸全体を震わせる。抑圧されていた快楽が一瞬の内に解放され、今までとは比べ物にならない快感の奔流がREDの思考を染め上げていく。
「はひゃっ、ふきゅ、ぅひゅうぅううぅぅうッッ♡!く、くるっ♡一番おっきぃのっ、きちゃうよぉおおぉっっ♡!」
四つん這いとなったREDは、嬌声と共に手脚をガクガクと震わせ快楽を叫ぶ。凄まじい快楽と言えど所詮は持ち運べる程度の機械であり、強引に止めようと思えば容易に止められるだけの力がREDにはある。
だかREDは、そんな事を微塵も思わなかった。津波の様に押し寄せる快楽を前に、考えていたのはその快楽に身を任せる事、期待していたのは胸も心も揉みくちゃにされる事だけだった。
膨れ上がった快感で視界がチカチカと点滅し、快楽に耐えかねて身体を支えられなくなる両腕。支えを失った上半身は崩れ落ちるように倒れた事により、REDの豊かな胸はベットと身体に挟み込まれ……大きく変形する程に押し潰された瞬間、膨らみ続けていた快楽が破裂する。
「い"ッ…ひぁあぁああああぁぁあんッッ♡しゅごいっ♡しゅご過ぎるよぉおおおおぉぉっ♡!あっ、ああっ、ああああぁぁあぁぁッッ♡♡!」
びくんと大きく腰が跳ね、突っ張る程に指先でベットを踏み締めながら、爆ぜた快楽でREDは絶頂。転げ回りたい程の快楽が全身を襲って駆け巡るが、腕には依然力が入らず、逆に脚は強張ってしまった為に転げ回るどころか姿勢を変える事すら出来ず、乳房を押し潰したままただただ快楽に喘ぐRED。
果てしない程の気持ち良さと、逃げる事の出来ない身体。爆発した快感に思う存分身体中を蹂躙され、しかも搾乳機は作動したままであるが為に絶頂しても一切刺激は止まらない。…気持ちよ過ぎて苦しい。もう気持ち良くしないでほしい。そんな感覚を、この時彼女は初めて身体で理解した。
「ひゃあぁぁ…っ♡も、ダメぇ…ダメだよぉぉ……♡」
そんな状態が数分続き、何とか身体を動かせるようになったREDは横転する事でまず乳房を解放し、その後震える手で漸く機械の電源を切る。
吸引する力がなくなった事で、食い込んでいたカップは落下。それによって感じるのは、先程とは別の解放感。満たされた身体への安息感。
(…最っ高……♡)
暫く横になっていたREDが漏らす、感嘆にも似た充足の吐息。肢体は汗でじっとりと濡れ、秘部はRED自身も気付かない内に愛液を垂らしていたのだが、そんな事はまるで気にせずREDはカップの片方を手に取り…ちゅ、と軽く口付けをして、今し方味わった快楽に思いを馳せるのだった。
*
それからもREDは、日課として搾乳機を使い続け、胸で遊び続けた。性知識に疎い彼女だからこそその興味が秘部へ、引いては性交へと移る事はなく、胸で味わう快楽一筋。
だが同時に少しずつ、少しずつ彼女は過激な、より刺激的な遊び方を求めていった。どうすればもっと気持ちが良いか、どうすると感じられるドキドキが増すか…純粋故にREDはそれを追い求め、試行錯誤を繰り返しては快楽の沼へと嵌まっていく。…そして、今日もまた…彼女の遊びが始まる。
「…後は、これ…で……」
仰向けで寝転がったREDの乳房へと嵌まった、今やお気に入りの玩具である搾乳機。何度も使う事で「上手く嵌まる角度」を見つけ出した事により、吸引していない今でもカップは乳房に張り付いている。
それを確認した全裸のREDは、両手をベット枕側へ。そこにはベットの一部に引っ掛けられた縄があり、そこにREDが両手を通して引っ張った瞬間、縄はREDの両手首を絞め上げる。
「あはは…これでもう、アタシは逃げられない……♡」
軽く両腕を動かすREDだが、縄が解ける様子はない。その確認も済んだREDは時計へと目をやり…もうすぐ訪れる「起動の時間」へ、期待に胸を膨らませる。
様々な遊び方を試してきたREDは、ある時搾乳機にタイマー機能がある事に気が付いた。先日の逃れられない快楽をどうしても忘れられない彼女がそれを利用して今正にやろうとしているのは、自らを拘束し、設定した時間が過ぎるまでなす術なく胸を弄られ続けるというある種嗜虐的とも思える遊び。
苦しくても、もう十分だと思っても止められない、逃げられない快楽を思い描いて喉を鳴らすREDは、心の中でカウントダウン。時計を見ながらである為そこに狂いはなく…ゼロ、と小さく呟いた瞬間、カップは設定の通りに動き出す。
「ひぁんっ♡アタシの胸、ぷるぷるしてるぅ…♡」
初めの刺激は振動と弱い吸引。普段と違い身体の上に乗っている状態の乳房が振動で小刻みに震える姿はそこはかとなく恥ずかしく、しかし頬を染めながらもREDは自分の胸を見つめる。
「んひっ♡あっ♡吸い込まれっ…てぇぇ……っ♡!」
見つめるREDに更なる羞恥心と悦びを、とばかりに吸引力が段階的に増していく。その度乳房は引き上げられ、乳輪は急な坂を作り上げ、くすみのない薄桃色の乳首が否応なしに伸ばされる。
一切触られる事ない、しかし全面余すところなく均等にかけられる吸引の前で、硬く硬く勃ち上がる乳首。だが吸引される中での勃起は、まるで意気揚々と抵抗したにも関わらず、何一つ抗えないまま虐められているかのよう。そんなあまりにも情けない光景はREDの胸を高鳴らせ、身体の芯から興奮するRED。
(アタシの胸、ちゅーちゅー吸われちゃってるみたい…何も出ないのに、ちゅーって…ぎゅっーって……♡)
食い入るように胸を見つめるREDが頭の中に浮かべているのは、吸われ揺らされ搾られているかのような自分。自ら行った拘束もその妄想を加速させ、搾乳されている自分を思い浮かべて身を捩る。
「ひゃあんっ♡アタシっ、牛さんじゃないよぉっ♡やっ、うぁっ、はひゃあぁぁっっ♡!」
縛られ、逃げる事も外す事も出来ない状態にされて、自分の言葉は無視されたまま無慈悲に搾り上げられる。もがいても叫んでも、搾り尽くすまでは止めてもらえない。…そんな妄想に耽れば耽る程身体は敏感に、感覚は鋭敏になって、もっと、もっとと求めてしまう。妄想の中の自分は嫌がっているのに、身体はより強い搾乳を欲してぴくんぴくんと跳ねてしまう。
そうしてその内、妄想の中の自分は搾乳に負けて両胸から噴乳。激しく噴き出した後はとぷとぷと漏らすように母乳を垂らし、吸い上げられた乳は見せ付けるように溜められていく。
(ああぁっ、また出るっ♡出ちゃうっ、搾られちゃうぅぅっ♡!おっぱい、止まらないよぉおぉぉっ♡!)
無論それは妄想の中の話であり、実際にはカップ内へ僅かに汗が溜まる程度。しかし今のREDにそんな事は関係ない。口の端から涎を垂らしてただただ母乳を噴き出す自分の姿を想像し続け、遂には噴き出す感覚、その快楽すらも妄想の中で作り上げてしまう。だが、そんな中…不意に、カタンという音が部屋内に響く。
「……っ!?」
びくっ、と全身を震わせるRED。一瞬の内に我へと返った彼女が音のした方向へ目をやると、そこにあったのはころころと床を転がっているペン。それは元々机の上に置いてあった筈のものであり…REDは思い出した。置いた時点で机から一部が飛び出しており、落ちそうで落ちない微妙なバランスを保っていた事を。
となれば単に、バランスが崩れて落ちただけの事。そう理解したREDはほっと一息……吐きかけたところで、彼女はある事に気付く。
(…もし、今誰か来たら……?)
不意に頭に浮かんだその可能性に、ぞくりと背筋へ悪寒が走る。
何もあり得ない話ではない。少なくとも搾乳妄想よりはずっと現実に起こり得る事であり、もしも本当に誰かが来た場合、そのまま部屋へと入ってきてしまった場合、REDは全裸且つ拘束された格好で搾乳を楽しんでいるその姿を見られてしまう事になる。縄は落ち着いて、ゆっくりと指や腕を動かせば外せるような縛り方をしてはいるが、搾乳が終わらない内はほぼ不可能。そして、既にREDに『止める』という選択肢などなく……正真正銘、搾乳機が止まるまで快楽に身を捩る事しか出来ない。
「…はぁ…ふゃぁ…んんっ…♡ど、どうしよう…こんな姿見られちゃったら…アタシ、終わっちゃう……♡」
だが、その可能性に対して恐怖や危機感を抱いていたのはほんの一瞬。すぐにそんな思考は通り過ぎ、心の奥から新たな興奮が湧き上がる。
自分が如何に非常識で危険な姿をしているのかという事は、REDにも分かっていた。全裸という時点で理解していて当然といえば当然だが、スリルが、興奮がREDの身体を広がっていく。
「悪い人だったら、きっと撮られちゃう…♡撮られて、脅されて…んひゃああっッ♡!」
震える唇と緩む頬で新たな妄想を紡ぐ中、搾乳機の出力は上昇。逃げる術のない乳房を荒々しく振り回し、容赦無く乳首を吸い上げて、REDを現実に引き戻す。
それはまるで、危惧すべき状況で興奮してしまっているREDを折檻するかのよう。知らず知らずの内に胸という性感帯に嵌ってしまったREDを責め立てているようで、だが搾乳機が与える責めは全て快楽。REDをよりその深みへと沈めていく魅惑の刺激で、案の定REDの興奮は止まらない。
「ひゃうぁんっ♡ひぅッ、やっ……ふひゅううぅぅっっ♡おっ、怒らないでぇぇっ♡だって、だってぇ、気持ち良過ぎるんだもん♡こんなの止められないよぉぉぉぉおおっっ♡!」
二種類の刺激が短いスパンで強弱を繰り返し、REDの乳房を揺さ振り搾る。その快感に思考力そのものも鈍化し始めたREDは搾乳機に懇願するも、勿論どれだけ言おうと無意味。恥ずかしい事を言ってしまった、恥ずかしい事を言う自分の声が聞こえてしまった、とより一層自分を興奮の渦に駆り立てるだけで、何一つとして止まらない。快楽と妄想は増幅し、滾る心が快楽を叫ぶ。
「くぁ、くるっ、おっきいのくるっ♡びくびくって、ぞくぞくって……ぬひぃいぃいいいいぃっ♡!?なんれぇぇっ♡!?もっ、大丈夫なのにっ♡もう強くならなくていいのにぃぃぃぃいぃッッ♡!」
昂る絶頂感を前に目を輝かせるREDだが、次の瞬間二つの刺激が最大となって彼女の胸に襲いかかる。
それは、今のREDにとっては過剰とも言える快楽の追い討ち。そのままであれば順当に段を登り、絶頂という最後の段へ足をかけていた筈の快楽が、後数段というところで急に背中を押してきたような感覚。
無論、気持ち良くない訳がない。だが今押されては前のめりに、片足どころか身体全体で絶頂の段へと飛び込んでしまう。そして求めていた以上の快楽に襲われるとどうなるかを知っているからこそ、REDは慌て…されど声は悦びに喘ぐ。
「ふみゃっ、うぁッ、はぁっ…ぁぁああぁぅっ♡!やっぱり好きぃっ♡さくにゅー好きぃ、止められないよぉおおおおっっ♡あ"っ、お"っ、んぁああああああッッ♡!」
まるで全身を吸い上げられ身体ごと震わされているかのようにREDはベットの上でのたうち回り、ボールの様に乳房が弾む。一度は確かに焦っていたが、結局彼女の頭が辿り着くのは快楽一色。押し寄せる快感の奔流に心の底から悦んで、もうどんな快楽であろうと受け入れる、受け入れたいとばかりに晒け出した身体で感じ続ける。
いつ爆ぜてもおかしくない、快楽の爆弾。乳房を中心に身体全体へ溜まり切った、快楽のエネルギー。そのあまりの量に頭の中が真っ白となりかけた時、不意に搾乳はぴたりと止まり……突然生まれた空白にREDの思考が止まった瞬間、トドメを刺すが如く最大出力を発揮し刺激。偶然が生んだ罠にまんまと引っかかったREDは、完全無防備なまま駄目押しの快楽を叩き付けられ……これまでで一番の絶頂に達する。
「ひぃッ、ん"ぁひぃいいぃぃいいいいいいッッ♡なにそれズルいッ♡ズルいよぉおおぉぉぉぉッ♡!ひゃあぁああぁぁぁぁああぁぁッッ♡♡!」
身体が反り返り、頭から爪先で曲線を描きながら絶頂するRED。吸引関係無しに乳首がぴくんぴくんと快楽に震え、一度も弄られる事のなかった秘裂からは母乳の代わりだと言わんばかりに盛大に潮吹き。
そこからは、REDが望んだ通りの絶望的で至極の時間。絶頂した事など、その深さなど関係なしに搾乳は刺激を続け、電流の様に快楽が身体を駆け巡っているREDは反り返ったまま何度も腰を突き上げる。動けないどころかその珍妙な姿勢を崩す事すら出来ない為に快楽とは無関係の苦しさも襲ってくるが、それすらも快感はあっという間に塗り潰しそのままの姿でいる事を強要。結果またもやREDは数分間まともに動けず、力が抜けて倒れてからは結局その脱力間で動けないまま。
絶頂した時点でも十分過ぎる程に気持ち良かった、搾乳の快楽。しかし最後にはそれすらすぐには思い出せなくなる程追い討ちと追撃をREDは受けて、漸く搾乳機が止まった時には息も絶え絶え。
「ひぁぁ…♡ひゃあぁぁ……♡」
喘ぎとも荒い吐息ともつかない声を漏らしながら、蟹股でベッドに横たわるRED。起き上がるのも億劫に感じてしまう程疲弊し切った彼女は両腕の拘束もすぐには取れず、ただただ小刻みに身体が痙攣を繰り返すだけ。
だがそれでも、浮かんでいるのは蕩け切った表情で、口の端には顎まで続く涎の跡。びくんと一つ、大きな痙攣をした次の瞬間、身も心も緩み切ったREDは失禁してしまうも、それに慌てる様子もない。
(…次は…どうやって、遊ぼうかな……♡)
そうして今日も幕を閉じる、彼女のイケナイ遊び。されど終わった直後であるにも関わらず、彼女は既に次なる行為へ期待に胸を膨らませており……REDがこの遊びに飽きる日は、まだ当分来ないようだった。
*
「…んぅ…ふぁー、ぁ……」
静かな、そして爽やかな朝。カーテンの隙間から心地の良い光が差し込む中で、REDはむくりと身体を起こす。
「……ねむい…」
開口一番、彼女が口にしたのは寝足りないという欲求。だが決して寝不足という訳ではなく、むしろ彼女の睡眠は十分。つまりその欲求も、単に寝起きであるが故そう感じているというだけであり…目を擦りながらも、REDはベットから降りようとする。
だがその時、抱いた違和感。頭上にクエスチョンマークを浮かべながら、何か変だと思ったREDは掛け布団を捲り……
「…わー…REDちゃん、朝からピーンチ……」
ぐっちょりと濡れたシーツと下腹部を見て、流石の彼女も固まった。固まり、一度掛け布団を降ろし、もう一度捲ってみて、それが現実である事を確信。そこで彼女は何とも言えない表情となり…一旦顔を洗いに行く。…要は、後回しである。
「…あ、あはは…これ、放置は出来ないよね……」
着替えだけして顔を洗ってきたREDは、濡れたシーツと三度目の対面。ここまでくると彼女の心もこれはやむなしと半ば受け入れており、渋い顔で片付け開始。そうしてベットを綺麗にする中で…彼女はぽつりと呟く。
「……すっごい夢、見ちゃったからかなぁ…」
起きた直後こそ意識がはっきりとしていなかったせいで気付かなかったが、彼女は今回見た夢を覚えていた。知識に乏しい彼女でも、それがいかがわしい夢である事位は理解していた。
だが、だからなんだと言うんだ。夢より現実、現実の嫁。初めの数分こそ頬を赤くしていたREDだったが、その後は冗談抜きにこんな思考で気持ちを持ち直し、くるりとベットの前でターン。
「…でも、この位じゃREDちゃんはへこたれないのだっ!さーて、朝ご飯食べたら今日も嫁を探さなくっちゃ!」
にっこりと期待に満ちた笑みで誰に聞かせる訳でもない言葉を言い放ったREDは、宣言通りに食事を取り、それから外へ。そして彼女は、今日も嫁を探してゲイムギョウ界を奔走するのだった。
……とはいえやはりREDも少女。その日は牛乳や各種乳製品を目にする度にかぁっと顔が赤くなってしまい、その度に周囲の人からは奇異の目で見られたんだとか。