超次元ゲイムネプテューヌ Origins Visionary 作:シモツキ
・今回の話のように、就寝前及び起床後のどちらか、又は両方が描写されない場合もあります。
・通常のリクエストは勿論の事、特殊作品群に該当するようなリクエストも受け付けております。しかしその場合は当然相手となる作品の作者さんに了承を頂かなくてはいけない為、必ずしもリクエストにお応え出来るとは限りません。
人物・箱崎チカ
内容・パイズリ 本番無し 娼婦 男受け
その日、リーンボックスの教祖、箱崎チカは悩んでいた。元々教祖として、若い乙女として、或いは敬愛して止まない守護女神、グリーンハートことベールの事を思って悩みの多い日々を送る事も決して珍しくはない彼女だったが…今回は、特に悩んでいた。
「やっぱり、そうなのかしら…いやでも、言っているのはあの二人だし……」
自室内で時折ぶつぶつと呟きながら彼女が悩んでいるのは、数時間前にある職員…具体的に言えば、『巨乳』を信仰する兄弟から進言された、彼女の在り方に関する事。
──リーンボックスの国民は、巨乳を求めている。教祖様は女神様に劣らぬ、その立派な胸で国民を満足させるべきだ。……彼はそう言っていた。
無論、そんな話をほいほいと信じるチカではない。聞いた時点では戯言として一蹴し、さっさと仕事に戻ったものの、時間が経つにつれて彼女は気になり始めていた。…これが本当に、戯言と一蹴して良いものかと。
(他の職員ならまだしも、言ったのはあの二人なのよ?欲望に忠実な二人の言葉を間に受けるつもり?…とは、思うけど…お姉様は勿論、歴代の女神も胸は大きい場合が多かったのよね…そういう意味じゃ、二人の言っていた事も強ち間違いでもない訳で……)
極当たり前の話として、その発言を絶対に間違っているとは断定し切れない。それは即ち、正しいという可能性も僅かだがあるという事。途中彼女は嘗て教祖代行を担っていた自身の親戚、イヴォワールの事を思い出し、やはりそれは間違った主張だと一瞬思いはしたものの、よくよく考えれば彼は普段こそ服装の関係でよく見えないが老体とは思えない程逞しい体格をしており、大胸筋も中々のもの。であれば、ある意味で『良い胸』なのかもしれないと思い直してしまい、彼女の奇妙な思考は続く。
誰にも相談しない(内容が内容だけにし辛い事ではあるだろうが)為に、思考が迷走しているのは事実。そもそも女神と教祖は立ち位置も求められているものも違うのだから、という普通の判断は既に彼女の頭の中にはなく………
「…そう、これもお姉様の為…お姉様のシェアに繋がるなら、真偽感覚なく正解ってものよ…!」
……シェア率や国民の満足度等も考慮した末、彼女が行き着いたのは元々の思考とはややズレた、しかし何とも彼女らしい結論だった。
変に暴走しなければしっかりとしているチカだが、思い込みが些か激しいのもまた彼女の特徴。妙な思考になったままぶっ通しで「ならどうするか」を考え続けた結果、組み上がったのは「取り敢えず物理的に満足させてみる」という、これまた酷く前のめりなもの。当然普通なら止められてしまうような発想だが、一人で考えていたチカを誰かが止められる筈もなく……数週間後、彼女はある風俗店にいた。
(…こ、これで良かったのかしら……)
普段着ではなく用意したドレスに身を包み、割り当てられた部屋で相手が来るのを待つチカ。当然転職した…などという事はなく、あくまで教祖として手を回し、臨時の応援要員というそれっぽい肩書きを作り上げて彼女は今そこにいる。
決めた当初は「これだ!」…と思っていたチカだったが、数週間もすれば当然頭は冷静になる。となると、自分を客観視も出来る訳で…これが教祖として意味のある行動なのかどうか、チカは疑わしく思うようになっていた。
それでも一先ずこの場まで来たものの、いざ待っているといよいよ膨れ上がってくる疑念。そしてそれを放置出来なくなった彼女は、改めて考え直す事を選ぼうとし……しかしその瞬間、部屋の中に客の男が現れる。
「あ、えと、どうも…」
「……!は、はい…」
立ち上がろうとした瞬間に現れた事で、チカはびくりと肩を震わせ硬直。一方の男もいきなりチカが驚いた為に目を丸くし…その後訪れた、気不味い沈黙。
「…………」
「…………」
「…ぅ、その…申し訳ないんですけど、今回は……」
「…凄ぇ…やっぱり教祖様そっくりだ……」
「……っ!」
がらりと部屋の空気感は変わったものの、疑念は依然膨らんだまま。そしてそれはとても置いておけるような事ではなく、今回はキャンセルさせてほしい…そう言いかけたチカだったが、ほぼ同時に男が発した言葉に驚愕。同時にチカは言葉に詰まり…たらりと一筋の冷や汗が落ちる。
(ま、不味いわ…もしアタクシが本物の教祖だとバレたら、アタクシはともかくお姉様の評判に傷が……)
「あ、あの…言われた事ありません?教祖様に似てるって」
「えっ?あ、そ、そうですね。似てるのなら、いっそ寄せた方がお客様にも楽しんで頂けるかと思いまして…!」
「あぁ、だから。…それじゃあ早速、お願い出来ますか…?」
咄嗟に客の男の言葉へ合わせ、「似ているだけ」という認識にさせる事が出来たチカだが、それと引き換えに取り止めにする機会を喪失。なまじ別人だという事にしてしまった分、余計に回避する事が困難となり……
「…う、受付での説明の通り、本番はNGのコースです。宜しいですね…?」
今だけは、この一回だけは乗り切るしかない。…内心後悔しながらも、これがチカが覚悟を決めた瞬間だった。
(い、一回だけ…さっさとやってさっさと終わらせるのよ…余計な事は、考えちゃ駄目…!)
胸へと向けられている男の視線を感じながらも、チカは彼が座るソファの前へと両膝を突く。そしてドレスの胸元へと指を掛け、するりと胸を露出させる。
ドレスに包まれていた、チカの胸。それは彼女の病弱さと相反するような、大きく実った豊かな双丘。流石に誰もがその豊満さを認めるベールには大きさで一歩劣るものの、身体の弱い彼女らしい真っ白な肌と、その中央でほんのりとした桜色を咲かせる両の乳首、そして露出させた瞬間に見えた、たゆんという擬音が相応しいと思える躍動と、凡ゆる要素が男にとっては…いや、嫉妬心さえ抱かなければ同性にとっても魅力的。それを示すように、彼のボトムスの中では既に一物が強く主張しており…そこへチカは、手を掛けた。手を掛け、チャックを下ろし、下着をずらして……彼の一物を、目の前に引き出す。
「……っ…!」
「きょ、今日の為に暫く我慢してきたんですよ…なんて言ったら、気持ち悪いですかね…?」
「い、いえ…期待して下さっていたなら、光栄です…(なんで我慢してるのよ…普通に自分で発散してくれていたら、きっと楽に終わるのに…)」
作り笑いで答えたチカは、自らの手で引き出した彼の陰茎を見やる。
このような事に興味のなかったチカにとっては、男性器を見るなど初めての経験。故に硬く屹立した陰茎が放つ、独特の圧力に一瞬気圧されてしまいそうになるが…彼女にも教祖のプライドがある。やるしかない以上は、無様な姿など晒しはしない。そう心の中で彼女は意気込み…彼の一物を胸で包む。
「うぁっ……!」
「まずは軽く、いきますよ…?」
形も良く、何より想像を遥かに超えるほど柔らかいチカの双丘に反り立つ一物を包み込まれ、それだけで軽く震える男。その彼を上目遣いで見上げながら、チカは乳房を外側から掴んで動かし始める。
上、下、上、下。軽く圧迫するように両胸で一物をホールドし、上下運動で刺激を与える。テクニックなど皆無に等しい彼女ながら、時折動かす速度や圧迫具合を変える事で、一辺倒ではない刺激を、そこから生まれる快感を提供。取り繕っている表情とは裏腹におっかなびっくりのチカではあったが、隠し切れていない「不慣れ感」が男の琴線に触れているらしく、その内に男は喉を鳴らす。
「良い、凄く良いです…その拙い感じが唆るというか、精神を刺激してくるというか……」
「そ、そうですか…?なら……」
幸いこの客は、技術よりも雰囲気を重視してくれている。それが分かったチカは頭を働かせ、胸で一物を挟みつつも前傾姿勢となる事で、更に乳房を押し付ける。そうすれば当然肉棒だけでなく男の腰回りにも柔らかく厚みのあるチカの胸がむにゅりと当てられ、見下ろす男は更に興奮。乳房の中で彼の息子もびくんびくんと跳ねるように何度も震え、その動きで以って更に一物を擦り付ける。
たぷん、たぷんとリズミカルに揺れ、何度も上がっては降ろされを繰り返す事で男の一物を扱く乳房。滲み出た先走りがローションとなる事で胸と一物の摩擦は滑らかとなり、より鮮明に、よりダイレクトに甘い快楽を生み出し続ける。
(…この、感覚…胸がアタクシの手と男性器に挟まれる事で、じんわりと感覚が広がって……)
次第に男の吐息が荒くなる中、両の胸の間で見え隠れする一物をチカは見つめる。自分の事で手一杯な彼女は彼の陰茎が初めより膨らみ、震えがより小刻みになっている事に気付かず、胸で扱く事に、刺激する事に意識の大半を注いでいたが…彼女が気付こうと気付きまいと、男の快楽があるラインを越えれば自然とそれが訪れる。そしてチカが両手で持って乳房を持ち上げ、押し付けながらも勢い良く真下へ落としたその瞬間……興奮が最高潮に達していた男は、胸の中で自らの欲望を爆発させた。
「う、くっ…射精る、射精ます……っ!」
「え?で、射精るって……きゃっ…!」
真下に落とされた乳房が衝撃で下から上へと躍動する中、包まれたままに男は射精。芽が出るように乳房の間から飛び出ていた亀頭、その尿道からは彼の溜めてきた精液が吐き出され、ぱたたと彼女の上乳に落ちる。
彼女からすれば突然発射された精液に、粘つき無視の出来ない臭いを放つ白濁液に、思わずチカは小さな悲鳴を上げてしまった。そして即座にそれに気付き、彼女はかぁっと顔を赤くするが…どうやら男は射精の余韻でよく聞こえてはいなかった様子。
「はぁぁ…やっべぇ、これオナホより気持ち良い……」
「お、お気に召したようで何よりです…(当然よ、アタクシの胸を玩具なんかと比較しないで頂戴…!…でも……)」
浮かべた笑みとは裏腹に、内心で文句をぶつけるチカ。しかし男の恍惚そうな顔を見る事で、未だびくびくと震え尿道に残った精液をゆっくりと吐き出す肉棒を見つめる中で、ぼんやりとチカの心の中に浮かび上がるある思い。だがその思いは何なのか、とチカが考え始めるより早く、男が再び口を開く。
「それじゃあ次は、俺の方からその胸に擦り付けてもいいですか…?」
「へ?…い、いや次も何も、たった今出して……」
「…それがまだ、全然萎えてないもので…はは……」
その言葉を証明するように、つい先程射精を迎えながらも依然変わらず反り立つ肉棒。股の間で強烈な存在感を放つそれに、その原動力となる男の欲求に、今度こそチカは気圧されてしまい……そのまま二度目の奉仕が開始。男主導の擦り付けとはいえ、チカ自らの行動も求められ……結局男が満足したのはそれから数十分以上が経ち、更に数度の射精に至ってからであった。
「ほんと、最後まで気持ち良かった…。あの、今日はありがとうございました。もし機会があれば、また」
「え、えぇ…さようなら…。……はぁ…」
満足気な顔で去っていく客を見送り、扉が完全に閉められたところで漸く一息漏らすチカ。決して楽な仕事ではないのだろうと考えていたチカではあるが、その上でも尚彼女にとっては堪える…精神的にかなり疲弊のする時間だった。
とはいえ、終わりは終わり。初めに考えていた通り、やはりこれは間違っている、そういう事ではないのだろう、とこれきりにしようとするチカだったが……
「…………」
備え付けのシャワールームにて湯を浴び、胸にべったりと付着した精液を洗い流す最中、思い出されるのは奉仕中に抱いた感覚。それはシャワーの熱でも水流でも身体の内から離れていくような事はなく……もやもやとしたままで、彼女の心の中に渦巻いていた。
*
半ば暴走気味に風俗嬢として客を取り、疑念を抱いたもののなし崩し的にする事となった胸での奉仕。その際は、一刻も早く終わらせる事だけを考えていたチカだったが……それから数週間後、同じ店には再びチカの姿があった。
「…こ、これはあの時の感覚を確かめる為よ、確かめる為……!」
誤魔化すように、自らへ言い聞かせるようにして発された言葉。あの時よく分からなかった感覚が、実は何か重要な意味があるのかもしれない。ならば確かめておかねばならない。…何故かその感覚が気になって仕方のなかったチカは、自分の中でそんな理由を作り上げ、こうしてまた嬢として訪れていた。
しかしやはり、いざこの場にくると迷いが生まれる。土壇場での尻込みが、チカを揺さぶり…されど今回は止めようと考えるより早く、客の男が訪れる。
「へぇ…こりゃまた美人さんじゃねぇか。これは期待が出来るな」
「…ご指名、ありがとうございます……」
部屋の中に入るや否や、どかりとソファに座る男。前回な客よりも自分本位な雰囲気の強い彼に、チカは内心眉根を寄せるが、努めてそれを表に出さないようにしつつ、前回同様客の股の間で両膝を突く。
(…う…前より、臭いが強い……)
「んん?どうしたよ姉ちゃん。パイズリ専門だってんだから、別に怖がるこたぁねぇだろ?」
「い、いえ何でもないです…では、失礼して……」
服を押し上げる一物を露出させた瞬間、むわっと広がる男の臭い。鼻を突くその臭気にチカは一瞬止まるものの、変に思われ注目された結果、教祖である事がバレてしまっては一大事…と臭いを堪え、自らも胸を露出させる。
その瞬間、男からの視線が変わった事にチカは気付いた。しかしそれを気にしないようにしながら、この日もチカは奉仕を開始。
「ふっ…ん……」
「ほぉぉ…こりゃ凄ぇ…もっちりとしてて柔らけぇのに、ハリと弾力もあってがっつりちんぽをシゴいてきやがる……」
前回の経験を活かし、この日は初めから体重を掛け、押し付けるようにして両の胸で肉棒を扱く。乳房で包んでしまえば臭いもしない…などという事はなく、むしろ乳房を下に落とし、亀頭が胸の間から頭を出す度に臭いが広がって余計鼻腔を刺激される事となってしまうが、そこは胸での奉仕に集中する事で何とか我慢。その状態で暫く上下運動を続けたチカは、ある時一度動きを止め、そこからは前後に、胸を手前に奥にと滑らせるようにして別方向での扱きに移行。与えられる刺激が変わった事で男も興奮混じりの吐息を漏らし、肉棒もビクビクと谷間で震える。
(…大きさも色も、違ってるのに…反応だけは、同じなのね……)
包まれ、撫でられ、扱かれ跳ねる陰茎が胸の間から頭を出す度、前回の男の一物が思考を過ぎる。その気もないのに勝手に比較し、前回はどう、今回はこう…と妙な評価を下してしまう。
それは、二度目故の思考。たった一度とはいえ、経験があるが為に生まれた余裕。しかし余裕があるというのは即ち、油断も生まれ易くなるという事であり…次の瞬間、上方から伸びてきた手がチカの両胸をむにゅりと掴む。
「ひぁっ!?」
「へへっ、こんなに良い胸をしてるんだ。ただ見てるだけじゃ勿体ねぇよな」
「あ、貴方……!」
「うん?駄目だったか?」
不意打ちの様に両手で胸を鷲掴みにした男は、胸が一物から離れないよう、内側へ押し付けるようにして彼女の乳房を揉みしだく。突然だった上先程から彼はやや態度が大きく、それに腹を立てたチカは食ってかかるが、じっと顔を見られた事でぐっと自制。バレたら不味い、それより早く彼を射精に導き、終わりにした方が余程良いと自分に言い聞かせて、奉仕を続行。
胸は男に掴まれ、これまでのようには動かせない。ならばと彼女は身体を動かす事で胸を揺らし、その躍動でもって肉棒を刺激。彼女の乳房を揉む事で更に興奮の高まっていた男の一物は一層強く激しく震え、チカは射精が近い事を理解。そこでチカは身体を下から上へとグラインドさせ、その動きで以って最後の一押し。
「これっ、で……!」
「うぉっ!?く、ぁっ…射精る……ッ!」
ずにゅん、と音が鳴るような滑りの良い躍動と共に、根元から亀頭までを扱き上げられる肉棒。密着したまま竿を剃り上げ、カリを引っ掛け、亀頭の先端までを残さず包んだ胸の動きに男の腰はかくんと上がり、チカの狙い通りに射精へ至る。
噴き上がる精液は乳房の内側を熱く叩き、若干量が漏れ出しながらも密着した谷間へ溜まっていく。そのどろりとした感覚は彼女にとって気持ち悪く、即座に掻き出したい衝動に駆られるが、男は未だ胸を掴んでいる為にその行動は叶わない。
「はぁ、ふぅ…この胸、マジで堪まらねぇ……」
「…あの…出来れば、胸を……」
「おおっと、そりゃ悪かったな。…おぉ、こりゃまたエロい感じに出来上がってんなぁ……」
「…………」
陰茎を抜き、両手を離した事で、漸く解放された胸。すると溜まっていた精液はすぐに流れ出すも、その大部分が乳房の内側にべったりと張り付いたまま、少しずつ谷間より流れていくさまは酷く卑猥。実際男はそれを見て鼻息を荒くし、にやにやと笑みを浮かべていたが…その時チカが思っていたのは、別の事。
胸の間で無視出来ない程に存在感を放っていた肉棒が抜かれる。溜まっていた精液が熱を保ったまま流れていく。それぞれの瞬間に感じたのは、名残惜しさにも似た感覚。不快さがあったのは確かなものの、同時にそこには何故か名残惜しさのようなものもあり……
(……っ!?…アタクシ、今…何を……)
ぼぅっとした思考から覚めるように、自分の思考に愕然とするチカ。同時に内側からじんわりと広がっていた熱が、底が抜けたかのように急速に冷えていく。
陰茎の存在が、精液が、名残惜しい?そんな、馬鹿な。教祖である自分が、そのような浅ましい考えなど、持つ筈がない。…気付いたチカは、すぐにその思考を否定した。否定し、何もなかったような振舞う事を考えるが…まだ身体には、奇妙な熱が残っている。冷えつつあるとはいえ…冷えるという事自体が、ついさっきまで熱を帯びていた事の証左。
前回の男同様、今回の男もまた一度では収まり切らず、また指定された時間となるまでもまだあった為に、チカは再び奉仕を行い二度目、三度目の射精を促す。一度経験したとはいえ所詮二回目のチカの動きはまだまだ拙く、二度目以降の射精はやや時間がかかってしまったが、それでも何とかバレる事なく行為が終了。だが終わり、乳房の内側だけでなく外側までも粘つく精液に汚れた今……確かにチカは、自覚していた。自らの胸を使い、男の陰茎を刺激し、射精へと導く中で……内側から自分が、熱く昂る『何か』を、感じている事を。
*
初めて風俗嬢を装い、客へと奉仕をしてから早数ヶ月。それ程までの時間が経つと、最早冷静になるどころか頭の中から例の兄弟の口にした発言など消え去り…それでもまだ、チカは風俗嬢の振りを続けていた。
「あぁっ、いい、良いですっ!」
「喜んで頂けて何よりです。けれど…一番の山場は、ここからですよ?」
部屋の中で小気味良くリズムを刻む、乾いた音と濡れた音。乾いた音は、胸と腰がぶつかる事で生まれる、よく通る響き。濡れた音は、乳房の間で先走りを垂れ流す肉棒が滑る、淫猥な音色。そしてそれを、惑わすような声音と共に奏でるのは……慣れた胸捌きを見せるチカ。
(このお客は上げる時より下ろす時の方が感じてるみたいね。それなら……)
斜め下から掬うようにして乳房を手に乗せているチカは、息を荒くし顎をやや上向きにしている男性客を上目遣いで見やりながら、どうするのが最も効果的になるかを判断。そこからは胸を上下させる速度はそのままに、下ろす一瞬だけ強く左右から圧迫する事によって胸による締め付けを生み出し、男に更なる快感を提供。同時に時折敢えて圧迫を行わない事により彼の精神を翻弄し、より快感への心のガードを崩していく。
初めは技術も知識も碌になく、彼女そのものの魅力である『身体』だけで何とかしていたようなものだった。だが数ヶ月経った現在、チカは自らの身体を最大限に活かす術を、どういう事を客は求めているかという経験則を持ち合わせており……まだ数ヶ月でありながら、今や巧みに男を悦ばせている。
「うはっ、くふッ……ぁああ…っ!」
「んっ……だから、言ったでしょう?山場は、これからです、と」
「は、はいぃ……」
びくんっ、と一際大きく腰を跳ねさせ、乳と乳に挟まれた極上の空間の中で果てる男。熱くドロドロとした精液がその内側に広がり、跳ねる一物の振動が伝って揺れる乳房の感覚に熱の籠った吐息を漏らしながら、チカは蠱惑的に笑う。
丁寧ながらもどこか妖艶な声音と、女神に引けを取らない美貌。陰茎を包み、扱くには丁度良い膨らみを持つ胸に、何より客一人一人が感じ易い場所を的確に見つけて扱き上げる巧みな乳捌き。まるで何年もかけて磨き上げられてきたような、いっそ洗練さすらも感じさせるチカの手腕に男は完全に骨抜きとされてしまい……力なくソファの背にもたれかかる彼の前で、チカはゆっくりと胸を離す。
「ほら、こんなにぴっちりと密着させているのに、お客様の精液がこんなにも…」
「そ、そりゃ…こんな気持ち良いパイズリをされたら、誰でも我慢なんて出来ませんよ……」
「うふふ。けれどまだ、お客様のここは元気なようですね。…どう、します?」
わざとらしく、まるでオナホールを肉棒から抜くかのように引き上げられた両の乳房の境から垂れる、溢れ出した性欲。それを見せ付けるようにしながらチカは男を誘い…蜜を求める虫の様に男は腰を彼女の胸へ。彼の最も感じる場所を先の射精前に見抜いていたチカは、再び包み込むと同時にそこを責め立て、即座に二度目の射精へ誘なう。
一瞬足りとも男へ不満を抱かせる事のない、教祖チカによる性奉仕。客はただ座っているだけ、求めるものを伝えるだけで至福の時間を与えられ……數十分後、その男もこれまでの客同様心地良い脱力感と、暫くはその記憶だけで自家発電には困らないような快の記憶を胸に抱いて、彼女の部屋から去っていった。
(…はは…もう完全に、これが副業状態ね…。…でも……)
いつものように彼女が浴びる、行為の後の熱いシャワー。その温水流の中でチカの心に浮かぶのは、まず自嘲。凛々しく華麗な女神であるお姉様の教祖でありながら、こんな口外出来ない事をなど…と後ろめたさは今もあるチカだが、止めようという気持ちはない。いつしかその気持ちは心の中から、消えていき、それが薄れていくのと反比例するように胸の奥では充実感が……
「…っと、いけない。今日はもう一人いるんだった……」
物思いに耽りかけたところでまだ終わりではない事を思い出したチカは、急いで身体を拭いて外へ。部屋に戻ると、時間を確かめ…身嗜みを整えたところで、出入り口の扉が開く。
「ご指名ありがとうございます。本日はアタクシが、この胸でお客様の昂りを満たして…って、貴方は……」
最早確認する必要もない程言い慣れた初めの挨拶を言い切ろうとしたところで、驚きの声を上げるチカ。彼女の前、扉より入ってきたのは…チカが初めての奉仕を行った時に相手だった、あの男。チカがそれに気付いた事で、彼も小さく笑みを浮かべ…しかし、それだけ。あくまで風俗嬢と客に過ぎないその関係に、話し込むような事などなく…男はソファへ、チカはその股の間へ。
「前、下、横…本日はどれから始めますか?」
「…じゃあ、前で」
「うふふ、畏まりました」
前、という要望を受けたチカは先のシャワーでまだほんのりと赤い胸を躊躇いなく男の眼下に晒け出し、左右から互いに押し付ける事でぴったりと内側同士を密着させる。
特別な何かがある訳ではない、 ただひたすらにその柔らかさと弾力、それにチカの技術だけで何人もの男を深い絶頂感に導いた魅惑の乳房が、男の一物へと近付いていく。そしてそれは、いきり勃ち真上を向いた一物の亀頭と境目が触れた瞬間に一度止まり、先端だけを挟み込んだかと思えば姿勢を落とす事で肉棒の向きを縦から横にし……次の瞬間、ぐっと前に出たチカの乳房が、正面から男の一物を包み込む。
「うぉぅ…っ!やっぱり、この形で包まれるのは…っ!」
「…まるで、女性器に挿入をしているよう、ですか?」
肩と肉棒、その両方を同時にびくりと震わせながら発せられる、男の興奮を浴びた声。それにチカはくすりと笑うと、男の反応を見ながらゆったりとした前後を開始。初めは形を覚えるようにじっくりと、それからは段々とペースを上げて、前へ後ろへ乳房を動かしチカは男の一物を扱く。
「前の、拙い感じも良かったけど…これはこれで、また良い……!」
「では、このようなものは…どう、でしょう…!」
「ぁくっ…一気に、擦れて……っ!」
声で伝わる、男の興奮。包み込んだ陰茎の熱で分かる、彼の欲情。それに当てられるようにチカも薄っすらと笑みを浮かべ、胸をギリギリまで引いた次の瞬間不意に動きを斜め上へ。先端だけで乳房の境に掛かっていた肉棒は、急上昇する乳房の動きに巻き込まれるようにして横から縦へと跳ね上がり、上がった乳房は再び肉棒をその境に読み込みながら、ばちゅんと脚の付け根へ落とされる。
止まる事なく行われた、前後から上下への奉仕変化。その最中の急激に剃り上げられる瞬間を含めて奉仕の転換は男へ感じた事のない快感を抱かせ、ぐっと腰が浮き上がる。
だが、そこはかけられたのはチカの体重。胸を押し付けるようにしてチカは男の腰を押さえ、顔を見上げてくすりと笑う。
「駄目ですよ、お客様。…まだ、アタクシに任せて頂けないと…」
「……っ…!」
口角の上がった唇を、妖艶に舐める舌。その声は、男を引き込むような妖しい魅力が込められていて、男はごくりと喉を鳴らす。
既に谷間がぐっしょりと濡れる程先走りを垂らし、亀頭を真っ赤にして震える肉棒。いつ射精に至ってもおかしくないような形相を見せていた彼の陰茎だったが、チカは乳房で押さえ付ける事によってギリギリまでその瞬間を抑制し、男の興奮を、滾る欲求を昂め続ける。そして……
「くはっ、うっ…もう、限界……っ!」
「…えぇ、たぁっぷりと…射精して、下さいな」
言葉、表情、一物の反応。その全てで昂まり切ったことを確信したチカは、そこで遂に一物を解放。力を抜き、乳房越しに与えていた圧力を緩ませ、この場所にいる限りは精液の吐き出し口となる乳房の間へ濃縮精液を吐き出させる。
禁止させていた訳ではない。だが許可の言葉と共に溢れ出した精液は谷間を白く染め上げながら溜まっていき、熱と重みで以って乳房の間の中から主張。チカがゆっくりと乳房を持ち上げると、蓋が抜けたように肉棒が包まれていた穴からどろりと精液が流れ出し…そこから胸を広げた瞬間、白濁液は塊で落ちる。
「はぁ…はぁ…パイズリ、なのに…搾り取られた、気分です……」
「先程の転換、お客様は余程気に入ったようですね。まさか、こんなに沢山出されるとは……」
「あまりにも気持ちが良かったので、つい…。…けどそれは、貴女もでしょう?」
「え……?」
もし口腔や膣内に射精していれば、間違いなく収まり切らなかったと思わせる程の精液量に、チカはまたくすりと笑う。
しかし次の瞬間、後頭部を掻きながら男が言ったある言葉によって、口元に出ていた笑みが硬直。
「…貴女、も…?…アタクシ、が……?」
「…違いました?パイズリをしている間の表情が、物凄く興奮してるように見えたんですが……」
想像もしていなかった言葉に、チカは茫然。その反応が驚きだったようで、男は口振りがおずおずとしたものに変わるが…否定する事はなく、続けて言う。チカが奉仕をしている間、後半の面持ちを浮かべていたと。
初めチカは、その言葉が信じられなかった。まさか自分が、奉仕をする事に、男の一物を胸で扱く事に欲情を覚える訳がないと。だが思考に反して、彼の言葉はすとんと心に落ちていく。上手く型に合うように、一つだけ空いていたパズルのピースが見つかるように、心が言葉に理解を示す。
そして…心の中にあったもやもや、上手く形容出来ない熱、それ等によって生まれた霧が、晴れるような感覚もあった。…それは、つまり…であれば、やはり……
(……あぁ…♡)
「え、あ…ふぉっ……!」
ゆらり、と立ち上がり、丸めた状態で積み上げられたタオルの前へと向かうチカ。急な行動に男が目を瞬かせる中、チカは谷間をタオルの山の上部に当てがい……まるでタオルを一物に見立てているかのようにして、身体を動かし精液を拭き取る。
あまりにも突然な、尚且つ卑猥なチカの拭き方。どこか、どころか完全に誘っているようにしか見えない動きに男に一物をびくんと反応させ、それを見たチカは舌舐めずり。再び側に来たチカがソファへ寝転ぶよう指示をし、男が言われた通りに寝転ぶと、チカもソファの上に乗り…乳房で真上から肉棒を包み込む。
「貴方はやはり、こうして先端から包み込まれるのがお好きなんですね♡それから、こうして……」
「っぁ、うっ…す、凄い…射精したばかりなのに、一層興奮する……っ!」
根元まで肉棒を沈めたチカは、そこから動き出す。だが単に出し挿れするのではなく、時には先端から根元までを一直線に、時には乳房を揺らして内側の全面に擦り付けながら、またある時は先端のみを徹底的に磨き上げ、男の反応に合わせて自在に行為を変化させる。
技術そのものは、然程変わってはいない。だがそれを行うチカの表情は、纏う雰囲気は、明らかに変わっていた。今まで内側に隠れ潜んでいたものが表れたように、眼が覚めるような妖艶さが男の欲情を喚起させ、一物もまた大いに反応。
「んふふ、それでは…こんなものも、どうですか?♡」
不規則な扱きを一頻りしたところで、一度チカは胸を離す。しかし当然それは終わりという訳ではなく、チカは左手を一物の表に添え、右手で右の乳房の下を掴み、乳房の先端、暫く前から勃ちっ放しの乳首を彼の肉棒の裏筋へ。そのまま乳房を押し付け、乳首を当てがい、乳首で上下に掻きなぞる。
柔らかくもハリのある乳房とは違う、コリコリと硬くなった乳首による小範囲への刺激。これまでとは全く違う刺激と圧力に男の一物は震えながら逃げようとするが、それを逃さないのがチカの左手。挟まれた肉棒は幾度となく裏筋、尿道の表面を甘くなぞられ、遂には射精前より硬く反り立つ。
「はぁっ…はぁっ…くっ、もう…限界だ……っ!」
「きゃっ……!」
これ以上ない程に怒張したのを確認したチカは、そこで敢えてペースダウン。強く刺激するような動きから、緩く撫でるような動きに変え、流れる先走りを掬い上げるようにして更に上下運動を数回。
しかしそれは、男にとっては生殺しも同然の事。爆ぜんばかりに張り詰めさせられたにも関わらず、そこから緩く緩慢な行為をされようものなら、もどかしさで一気に頭が沸騰してしまう。そしてそのもどかしさに駆られた男は、息を切るような声と共に身体を跳ね上げ……チカの乳房を、左右から掴む。
「はっ、ふっ、ふッ…良いっ、やっぱり最高の胸だ…っ!」
(ふふっ、感情のままにがっつくなんて…でも、こういうのも悪くないわ……♡)
自らの手で再び一物を包み込んだ男は、欲望の向くままに激しくピストン。ぱんっ、ぱんっと乾いた音が響く程に乳房で扱き、彼自身も腰を打ち付け、溢れ返った欲情を叩き付ける。
初めはその行為に驚いていたチカだが、その驚きが収まってからは、湧き上がる快の感情を抱きながらただ見つめる。彼の顔と乳房の境を出入りする肉棒、その二つへ交互に視線を送りながら、蠱惑的にくすりと微笑む。
そんなチカの様子が、妖しい魅力が最後の一押しになったのだろう。男は力一杯に双の乳房を押し付け、ぴっちりと閉じた乳房の境へ突き刺すようにして肉棒を押し込み……果てる。
「はッ…ぁあぁぁぁぁ……」
「…たぁくさん、射精せましたね♡」
「は、はぃ…すみません、急にこんな事して……」
力の抜けるような声と共に肉棒より吐き出された精液は、かなりの勢いで以って谷間にぶつかり、そこから乳房の間へと広がる。射精に至ってからも何度か男は腰を動かしていたが、その内にピストン運動は止まり、射精の快楽と訪れる余韻に身を任せる。チカからの返しには、謝罪の言葉を述べていたが…表情からして、後悔している様子は皆無。
抜ける肉棒、流れ落ちる精液。胸の間から立ち昇る生臭さは、嘗てのチカであれば思わず顔をしかめていたものだが…今となっては、胸から香るその臭いもまた一つの悦び。
「こんな、気持ち良い射精したのはいつぶりだろう…」
「それは良かったです。…けれど、それはつまり、もう打ち止めという事かしら?」
「え……?」
「それならそれで良いんです。けれどもし、まだ足りないと言うのなら……♡」
ぽかんとする男を前に、下から見上げる形で胸の谷間を見せ付けるチカ。精液で汚れたままの谷間は艶めかしく、ほんのりとかいた汗も相まって、その艶やかさは男女問わず視線を釘付けとしてしまうレベル。
結果、その男は疲労よりも欲求が勝ち、三度目の行為と射精をする事を選んだ。最早ここまでくると『自ら射精する』と言うより『搾り取られる』と言うべき領域だが、男が忘れられない程に至福の時間を過ごせたのは事実。そして……
「うふふ、貴方は初めての方ですね。ご指名、ありがとうございます。今日はアタクシの胸で…たぁっぷりと、気持ち良くなって下さいね♡」
その後もチカは、胸限定の風俗嬢を続けていた。胸のみという本来ならば喜ばれない制約がありながらも、彼女の美貌、それに彼女が生み出すとても胸だけとは思えない程の圧倒的快楽にチカはかなりの人気を博し、今では国外からも彼女目当ての客が来る程。
当然もう、切っ掛けとなった兄弟の発言を意識しているチカではない。意識していないどころか、今や頭の中にもない。しかしそれでも、チカは続ける。敬愛するベールのシェアの為や、教祖の務めなどではなく、チカ自身の愉楽の為に、男の精を搾り続ける……。
*
穏やかで過ごし易い気候を持つ、リーンボックスの朝。多くの者にとっては、気持ちの良い朝だが…今日の彼女にとっては、不快な目覚め。
「…う…うぅ、ん……」
ゆっくりと目を開け、ゆらりと身体を起こしたのはチカ。ぼぅっとした顔でまずは周囲を見回すと……それから不快感を吐露するように呟く。
「…何をしてるのよ、夢の中のアタクシは……」
彼女の不快感の理由は二つ。一つは今口にした、夢の内容。明らかに思考力の足りない切っ掛けでとんでもない事を初めてしまい、しかもいつしかそれに嵌っていた夢の中の自分に対し、チカは心底呆れていた。…そして、もう一つの理由は…ベットの中に感じる、物理的な不快。
「……最悪だわ…」
暫し迷った末に毛布を捲ってみれば、そこにあるのはぐっしょりと濡れた寝巻きとシーツ。病弱な彼女は朝起きた時体調に異変を感じる事も少なくはなかったが…精神的には、普段のそれより大分キツい状態だった。
「…疲れてるのかしらアタクシ…うん、そう…疲れてるのよね、きっと……」
自分はこんな夢を見るのか。こんな夢を見て、こんな状態になってしまうのか。目を逸らしたくなるような現実を前に、チカはそれっぽい言い訳をでっち上げる。実際教祖という重責の任に就いている以上、心的に疲れていてもおかしくはないが…ともかくチカはそれを理由に、自分で自分を納得させる。
「疲れてたのなら仕方ない…えぇ、仕方ない事よ。それより気持ちを切り替えて、今日も元気な姿をお姉様に見せないと…!」
次にチカは自身を鼓舞。ベールを思い出す事によって気分を好転させ、それから寝巻きとシーツを処理。着替え、身を整え、その中で気持ちも切り替え部屋を出る。
彼女は決して、切り替えの早いタイプではない。しかしベールに心配をかけてはならない、教祖として今日も力になりたい…そんな思いが、不快感を吹き飛ばしていた。
「お姉様、今日もアタクシは頑張りますわ…!」
そう言いながら廊下を進むチカ。有言実行の為、思い切り目を逸らしたくなるような夢の記憶は頭の隅へと無理矢理押しやり、チカは今日も教祖の務めを果たすのだった。
……が、その日兄弟に話しかけられた際は戦慄し、ベールと会った時もその胸で夢を思い出してしまい、やる気とは裏腹にこの日のチカは空回りする事が多かったとか…。