超次元ゲイムネプテューヌ Origins Visionary 作:シモツキ
人物・オリジンハート
内容・膣内射精 アナル 拘束 二穴責め 目隠し 快楽堕ち
女神に『それ』が訪れるのは、女神の本質…システムとさえ言えるものが及ぼす現象。信仰者の母数が少なくとも、従来の女神とは成り立ちや機能が違えども、信次元の女神である以上は例外なく訪れる。女神が女神であるが故に、本人の意思など関係なしに訪れてしまう。……それは例え、制御と発散という対処が出来ない者であっても、確実に。
「……っ…うぅ、ん…」
小さな物音でもはっきりと聞こえる程静かな深夜。プラネテューヌの教会を内包するプラネタワーの一角、自分の部屋のベットの上で、イリゼは悩まし気に寝返りを打っていた。
(…駄目…まだ眠れない……)
普段であればもう寝入っているであろう時間でありながら、今の彼女は眠れていない。用事がある訳でもなく、眠気はあるにも関わらず、意識が眠りへと落ちていかない。まるで無意識の海へと落ちゆく意識を押し留められているかのように、睡魔を感じつつもそれ以上の段階へと到達しない頭と身体。……それが、今に至るまで数十分程続いている。
「……はぁ…困ったなぁ…」
身体を仰向けに戻して、目を閉じたまま溜め息を吐く。多くの戦闘を切り抜け、苦境の中でも信念を貫き続けてきたもう一人の原初、オリジンハートへ溜め息を吐かせたのが同じ女神でも強大な敵でもなく、ただの『眠れない現状』というのは些か間抜けた話ではあるが、実際彼女は困っているのだから仕方のないところ。…それに、状況こそありふれたものではあるが、眠れない原因はその限りではない。
「うぅ…もう少しで寝られそうな気がするのに…」
彼女が寝付けずにいるのは、身を昂らせる高揚感に寝入る事を阻まれている為。そして何故高揚感に苛まれているかと言えば…それは彼女が信次元の女神であるからに他ならない。
もし彼女が従来の…遥か昔から続く体制の中で自然に生まれた女神であれば、教会に安置されているシェアクリスタルを利用した機能の操作によって対処を取る事が出来る。しかし彼女は特殊な出生を持つ女神。少なくとも現段階では他の女神と同様の手段を取る事が出来ず、『勝手に何とかなるのを待つしかない』というのが彼女の現実。幸いこれまでは何とかなっており、恐らくは能動的に行えないだけで対処自体は毎回行われているのだろうという推測は立っているものの……能動的に行えるか否かは、やはり大きい。
「…いや、無心だよ無心…眠気はあるんだから、それに身を任せればその内必ず眠れる筈……」
自分に言い聞かせるようにそう呟き、イリゼはゆっくりと息を吐く。意識に妨害がかかるのならと彼女は身体の力を抜いて、外堀から埋めていくが如く自分を眠りへと誘おうとする。するとその甲斐があってなのか、それとも単に睡魔が打ち勝っただけなのかは分からないものの、数分後には彼女の意識が薄れ始めた。
(…やっと…眠れそう……)
段々と身体が睡眠へ入っていく最中の心地良さを感じながら、残った意識の中でぼんやりと考える。よく眠れるだろうか、寝坊しないだろうかと一通り睡眠絡みの事を連想していき……最後に辿り着くのは、高揚感絡みの事。
(…また…あんな感じの、夢…見るの、かな……)
自分の事でありながらどこか他人事に感じる、夢への思い。最早寝入る直前だからかそれに対して感情は殆ど揺れ動かず、彼女はただ漠然とどんな夢を見るのか想像していた。しかしそれも淡いもので……想像に結論が付く前に、彼女は完全に眠ってしまった。
こうして高揚感に悩みつつも就寝へと至ったイリゼ。寝てしまえばもうそれも関係なく、それどころか深い深い夢の中へと落ちていく。そして、その深い眠りへと落ちる直前……ずっと高揚感を抱いていた彼女の身体は、いつしか疼きと火照りも感じていた。
*
「わぁ、私の為に作ってきてくれたんですか?」
その日はいつものようにクエストを終えて街へと戻ってきたイリゼ。クエスト完遂の報告を行い、プラネタワーへと戻ったのであれば全ていつも通りの出来事と言えたが…飛んで街へと戻った彼女は、意外な人物に出迎えられた。
「は、はい。お、俺達前からイリゼ様に憧れてて…でも俺もこいつもイリゼ様の役に立てる事なんて何にもないんで、せめて贈り物をしたいと思って…」
「それでわざわざ手作りのものを…役に立てる事なんて何にもないなんて言わないで下さい。私今、贈り物をしてもらえて凄く嬉しいんですよ?」
彼女を待っていたのは、見覚えのない二人の男性。貴女の信仰者なんです、と些か動揺した様子の二人から、彼女は手作りらしき菓子を貰っていたのだった。
突然見知らぬ男に憧れていたと言われながらプレゼントをされるのは、普通の女性にとっては驚きを超えて恐怖を抱いてしまう出来事。だが、彼女は女神であり…自身に好感情を抱いてくれる相手の事は積極的に信じようとする彼女の精神が、快く受け取ろうと彼女自身に思わせていたのである。
「そ、そう言ってもらえて光栄です…ほんと、俺達なんかの贈り物を女神様に嬉しいと思ってもらえるなんて……」
「だからそういう後ろ向きな事は言わないで下さい。そんなに卑下されたら、私もこれを食べ辛くなってしまいます」
「うっ……す、すみません女神様…気を付けます…」
「ふふっ。それじゃ、頂きますね」
折角だから、とその場でラッピングを解き、中の菓子を一つ口へと放るイリゼ。彼女の細くしなやかな指が菓子を摘み、一瞬ながら唇に触れる様を男達は息を飲んで見ていたのだが…それを彼女は気にしていなかった。……というよりも、途中からは気にしていられなかった。
(…これは……)
若干粉っぽい舌触りと、物足りなさを覚える甘み。形も決して整っているとは言えるものではなく……正直に言えば、彼等の作った菓子はあまり上手ではなかった。
しかし彼女はそれを言えない。それはわざわざ作ってくれた二人に気を落としてほしくないという思いと、美味しいとは言えないものの、はっきり不味いと言える程悪くもない…という何とも微妙な出来栄えが理由であり、その時彼女は二人の視線よりもこれをどう切り抜けるかに意識を集中させていた。
「…あ、あの…どう、ですか…?」
「あ、えっと…控えめな味付けがいいと思いますよ!えぇもう、これからは私への思いが伝わってきますね!」
不安そうにする男性達の姿に、慌ててイリゼはフォロー。更にそれが嘘ではないと思ってもらう為、二つ三つと次々に菓子を口の中へと放り込んでいく。…つまりは結果的に役に立つどころか心労を増やしている訳だが…それを指摘するような彼女ではない。
(うぅ、ちょっと飲み物が欲しい…後物凄く下手って訳じゃなくて助かった…)
そうして最終的には半分以上食べてしまった彼女。貰った当初は本心からだった笑みも今や作り笑いと化しているが、それでも彼女の『嬉しい』という思いは消えていない。…が……
「……っ…」
「……イリゼ様?」
「…い、いや…別に……」
男性達を傷付けないよう気を付けながら、さり気なく作る上でのアドバイスを口にしていたイリゼは、次第に睡魔にも似た意識の混濁を感じ始めた。初めはそれを疲れによるものかと思っていたが…それにしては、意識への影響が強過ぎる。
「だ、大丈夫ですか?具合悪いんですか?」
「め、女神様に何かあったら大変です!近くに休める所があるんで、辛いなら手を貸しますよ!?」
「…二人、共…じゃあちょっと、そこに連れて行ってもらえますか…?」
彼等に不調は見せまいとする彼女だったが、隠すのも難しい程の症状と、彼等の必死な様子を見て、彼女は二人の提案を受け入れた。下手に隠そうとするよりも、こうして頼った方が彼等も自分自身も安心出来るとその時は思って。
「も、勿論です!さぁこちらへ!」
「歩けますか?意識はまだありますか?必要な事はなんでも言って下さいね?」
「ありがとう…ごさい、ます……」
二人の男に連れられ、彼女はふらふらと歩いていく。もし彼女の症状がもう少し軽ければ、菓子を食べた直後に具合が悪くなった事、彼等が突然の状況にしては対応が早かった事に疑念の一つでも抱いていただろう。だが、今の彼女はどこをどう歩いたのかも分からない程意識が飛び掛けており……彼女が彼等の向かった目的地へと着いた頃には、殆ど意識は無いも同然の状態だった。
*
イリゼの意識が回復したのは、それから数十分後の事。眠りから目覚めるように意識を取り戻した彼女が目にしたのは…目を疑う程の光景だった。
「……え…?」
天井の滑車から伸びる縄によって縛られた両手と、同じく膝に縄を回され広げた状態となっている両脚。長く端麗な髪に凛々しさと女性的な魅力を併せ持つラインを有する彼女の身体そのものには異変がなかったが、プロセッサはその多くが外され…彼女は豊かな乳房とくすみのない秘部を露わにした状態で、椅子へと座らされていた。
「…こ…これ、は……?」
「あぁ…起きたんですね、イリゼ様…」
「……!あ、あの!私が意識を失っていた間に一体何が……、──な……ッ!?」
動揺する彼女の言葉に、後ろから若干くぐもった声で答える男の一人。人がいる事を知った彼女は驚きつつも彼へと何があったのかを訊こうとし…振り向こうとした瞬間、自分の毛髪が何かに掴まれている事に気付いた。そして、聞こえた声の方向と髪を掴む存在の方向が一致している事に嫌な予感を感じつつ視線を伸ばすと……そこにあったのは、自分を信仰してくれている筈の二人が、彼女のきめ細やかな白い髪へと顔を埋めている姿。
「へ、へへ…やっぱり女神様って、髪の毛もいい匂いなんですね…」
「肌触りもさらさらで、綺麗で…はぁ、思っていた通りの髪だ…」
「お、お二人は…何、を……」
感嘆の息を漏らす二人に対し、彼女は愕然としながら声を絞り出す。……が、質問せずとも薄々彼女は分かっていた。分かっていたが、彼等二人を信じたくて、問い掛けの言葉を口にした。…しかしその思いは、彼等によって崩される。
「…すみません、イリゼ様。イリゼ様には薬を…あの菓子の中に、薬を盛らせて頂きました」
「……っ!…じゃあ…私の、具合が悪くなったのは…」
「薬の影響です。あんなに沢山食べて下さるとは思っていなくて、不安でしたが…目を覚まされて、本当によかったです…」
申し訳なさそうに、心配していたように、前へ回った彼等は言う。罪悪感も心配も薬を盛っておいて何を、という話であり、同時にこの時菓子をあの場で食べなければ、或いは数個に留めておけばこの事態は回避出来たという事も彼女からすれば判明した訳だが…今のイリゼの頭にあるのは、「何故?」という思いだけだった。
「……どうして…どうして、こんな事を…」
「そ、それは……だって、仕方ないじゃないですか…」
「仕方ない…?」
「…華やかな世界にいる女神様が、俺達みたいな冴えない男となんか交流を持ってくれる訳がない…仮に接点が出来ても、その時限りの関係になるのは間違いなし…生まれも見た目も平均以下な俺等なんて、絶対に女神様と仲良くなんてなれないって決まってるんですよ…!」
「そんな…そんなの……」
俯き、男の一人が口にした「何故?」への返答。それは論ずるまでもなく彼の言う『女神と仲良くなれる存在』への妬みと決め付けだったが、それでも雰囲気だけは悲壮なもの。それを感じ取った彼女は咄嗟に言葉を返そうとしたが…続く彼の言葉に、上げた顔に浮かぶ、歪んだ感情に絶句する。
「……だから、俺達は思ったんです。俺達は平凡な人間でも、女神様と『特別』な関係になればいいんだって」
「だ、大丈夫ですイリゼ様。俺達はイリゼ様が大好きですから、好きなだけですから…!」
「な、何を…何を言って…え……!?」
「知ってますか女神様。感覚って、どこかが機能しなくなると他が敏感になるんですよ…?」
悪意とは違う、されど明らかに常軌を逸した彼等の思考に彼女が怖気を感じる中、片方の男が手にした黒い帯でイリゼの視覚を奪う。
それに続けて彼女へと告げられた、不可解な言葉。目隠しに関連付けて、何故これを言ったのか意味の分からなかった彼女だったが…次の瞬間、乳房に走った甘い感覚と共にその意図を理解する。
「はひぃぃ…っ!?」
「おぉぉ…これが、イリゼ様の胸の感触…」
「や、止めて下さい!こんな事したって…ひゃ、っん…!」
男の太い指で両の乳房を鷲掴みにされ、思いもしない声を漏らしてしまうイリゼ。揉まれる度、乳頭が手の平に擦れる度に快楽を感じる神経が反応し、思いを無視した感覚を彼女へ味わわせる。…男の言葉通り、目隠しをされた彼女の身体は普段よりも敏感になっていた。
(……っ…まだ頭が重くて、身体に力が入らない…女神として、止めなきゃいけないのに…!)
身体は上手く動かず、武器の精製も愛撫で集中出来ない彼女の乳房を、二人の男は幸福そうに堪能する。指全体で弾力ある柔らかさを感じ、ぷっくりと勃ちつつある乳頭を摘み上げ、絞るように乳房を中程から握り締める。しかも彼等は時折手を離しており、目隠しによって毎回突然の再開を味わう事となる彼女にとって、それは甘くも恐ろしい責め苦だった。
「はっ、ふ…あ、貴方達は、これで私を虜にしたいんですか…?だったら、そんなに私は甘くない……ふぁっ…んっ…!」
「強がるイリゼ様も可愛いなぁ…で、でも残念。俺達は、虜にしようなんて考えないです…」
「俺達は女神様を…っと、その前に…こっちもちゃんとしてあげますからね…」
「こ、こっちってどっち…ぁひゃあっ…!そ、そこはぁぁ…っ!」
そんな責め苦の中でも気を強く持とうとする彼女だったが、乳房から手を離した男の指によって秘部を広げられ、再び甘い嬌声を漏らしてしまう。彼女は股を閉じて指の侵入を防ぎたい思いに駆られるも、縛られた脚ではそれも叶わない。
「…処女膜は…あぁ良かった、まだ破れてない…」
「あ、当たり前だろ…!イリゼ様が非処女な訳ないじゃないか…!」
「いやそうだけどさ…ちょっと濡れ始めてるし、こんなの見てたらしゃぶりつきたくなるわ…」
「い、嫌っ…広げ、ないでっ…胸も、そこも止めぇぇ…っ!」
目隠しで鋭敏になり、拘束で身をよじらせる事も出来ない彼女にとっては、指と手による刺激だけでも相当なもの。手を握り締め、身を強張らせてそれでも彼女は耐えようとするが、その意思とは無関係に身体は快感で昂ぶっていく。絶頂という屈辱的な到達点へと追い詰められていく。
「ふぅぅーっ、ふぅぅーっ…!」
「ははっ…耐えてる、俺達の手が女神様を顔真っ赤にさせてる…!」
「耐えてくれていいですよぉイリゼ様…イリゼ様がイくまで、俺達ずっとシてあげますから…」
「ひっ……あ、あぁぁぁ…っ!?」
歯を食い縛ってまで耐える彼女だが、そんな彼女に男達は焦れるどころか嬉々とした様子で責めを続ける。この様に再び彼女は恐怖を…生物としてではなく、少女としての恐怖を感じてしまったその瞬間、張り詰めていた我慢に綻びが生じ、一気に快楽が彼女の背筋を駆け登る。それに慌てて気を張ろうとするイリゼだが……もう遅い。
「あっ、あっ、ああぁっ…だ、ダメっ…ダメっ、イっ、く……んはぁぁああああンンっっ!!」
喘ぎというには些か品のない嬌声を上げながら絶頂するイリゼ。指を根元まで挿れられた膣をうねらせ、嬌声と共に愛液を撒き散らして男の腕を汚していく。…だが、それを受けた男は浮かべた笑みを深めるばかり。
「はぁ、っ…はぁ…わ、私…そんな……」
「あぁ、俺達の手でイリゼ様が絶頂した…あのイリゼ様が、俺達の手で……」
「やっぱり女神様はイく姿も可愛らしいです…真っ赤な顔も、ぴくぴく震えてる身体も、その瞳も全部……」
目隠しを解かれた彼女の瞳は涙で潤み、それが紅潮した頬と相まって魅惑の可憐さと暴力的な程の劣情感を醸し出す。
そんな彼女に喉を鳴らした男達は、自然と左右から頬を撫でていた。それは優しく、愛おしさの表現とでも言うべき手付きだったが…だからこそ彼女はその手付きから彼等の歪みきった感情を感じ取り、彼等への恐怖を強めていく。…痛みや苦しみには慣れている女神も、直に伝わる歪んだ思いには慣れてなどいなかった。
「も、もう止めて下さい…私は貴方達を自分に不釣り合いだなんて思ってません…だから……」
「ふ、ふふ…イリゼ様ならそう言ってくれると思いました。こんな俺達にも優しくしてくれる、思った通りの女神様…」
「でも足りない…もっともっと特別な関係になりましょうよ、女神様…」
「えっ、なッ……今度は、何を…!?」
彼女の訴えも男達の心には届かず、むしろ彼等は都合の良い解釈で更に私欲を満たそうとする。
部屋の一角にあった縄のウインチを回転させ、それによって持ち上げられるイリゼ。自身の体重が手首と膝裏にかかる事で彼女は苦悶の表情を浮かべるが、その身体はすぐに椅子を退かした男達によって支えられた。
「何、って…前戯の後にする事なんて、決まってるじゃないですか…」
「それって……ま、まさか…」
前後から支えつつも大腿や尻の感触を楽しむ男達は、片手を離して下半身の衣類へと走らせる。ベルトを外し、スボンと下穿を下ろした事で姿を現したのは、それまでも膨らみという形でその存在を主張していた彼等の男性器。二本の肉棒は、それぞれで獲物を目の前にした肉食獣の如く、欲望を露わに先端から涎を垂らしていた。
「み、見て下さいイリゼ様…俺、イリゼ様と繋がれると思っただけでこんなに興奮してるんですよ…?こんなに俺、イリゼ様を思ってるんですよ…?」
「分かるでしょう?俺達の信仰心…女神様と一緒に気持ち良くなろうと思って、ここまで抜かずにいたんですから…」
(これが、男の人の……こ、こんな凶悪そうなモノを…今から私…挿れられるの…?)
これまで男性器とは無縁だった彼女にとって、陰茎はそれだけで異質さを感じる存在。そんなものが男を知らない自身の秘部へと押し込まれるのかと想像した彼女は、自分でも気付かぬ内に怯えの感情を抱いていた。だが、その感情は…よりにもよって悪い方へと裏切られる。
「……ひゃっ…は、へ…?」
少女としての怯えから目の前の陰茎に目を奪われる中、突如後孔に感じた異物感。人体の構造と拘束の関係から、直接見て確かめる事は出来ないものの…後孔で蠢く感覚から、すぐに彼女は異物感の正体を理解した。
「ど、どうして…そんなところ、に…んっ…指を……」
「解しているんですよ。初めての相手と、初めてのセックスで、両方の処女を一度に捧げる…どうです?女神様も素敵だと思うでしょう?」
「……っ!…は、はは…う、嘘ですよね…嘘でしょう…?」
言葉通り解すような指使いで後孔の緊張を緩める男は、言い切ると同時に指を抜く。その言葉に更に恐怖を煽られたイリゼは乾いた笑いの後に、余裕のない声で訊き返すが…返ってきたのは、彼等の肉棒が秘部に、後孔に添えられるという行為だけ。
「…む、無理…無理ですそんなのっ!わ、私初めてなのに…前だって挿れられた事ないのに、お尻と一緒なんて無理無理無理!絶対に無理──」
「…イリゼ様の初めて、貰わせてもらいます…っ!」
「ひッ、ぎぃぃ……ッ!?」
青ざめた顔を横に振るい、イリゼは感情露わに無理だと拒絶する。しかし、これまでのように…彼女の言葉は、彼等には届いていなかった。
亀頭を僅かに蜜壺と後孔へと挿れ、そこから二人同時に腰を打ち付けた男達。膣と直腸を一度にこじ開けられた彼女は息を詰まらせ…次の瞬間、彼女は苦悶の声を響かせる。
「い、痛い…痛い痛い痛いッ!抜いて、抜いてぇぇっ!」
「や、やった…俺、俺遂にイリゼ様の処女を……」
「俺も、後ろの初めてを…これが、女神様のアナル…」
「抜いてっ!早く抜いて……あ"あぁぁっっ!?」
感涙の面持ちを見せる男達だったが、股を裂かれるような痛みに襲われている彼女はそれどころではない。縄を鳴らし、叫びを上げて彼女は抜く事を懇願する。
だが、それに反して彼等は腰を振り始める。自らの欲望を叩き付けるように、力強く、それでいてねちっこいピストン運動を。
「な、なんでっ…やだっ、ぃひぃぃンッ!」
「はぁ、はぁ…イリゼ様、イリゼ様ぁ…!」
秘部から滴る血液にも目をくれず、正面の男は腰を振る。片手をイリゼの膝裏に通し、もう片方の手で乳房を揉みしだきながら、欲望のままに膣壁を肉棒で掻き毟っていく。
「分かりますか女神様…今女神様のアナルに、俺のチンポが入ってるんです…ふふっ、俺は分かっていますよ。女神様が嬉しくて俺のチンポを締め付けてるのが…」
「う、動かさないで…裂ける、ほんとに裂けるからぁ…っ!」
後ろの男は逆に、深く挿したまま直腸へ陰茎を押し付ける。押された直腸は前の激しい腰使いが響き、彼女は前後の穴が繋がっているかのような感覚に苛まれていく。
異物感、圧迫感、そして痛み。想像していたものとはかけ離れた『初めて』に、切なさから再び涙を浮かべる彼女。その儚げな様は……男達に、歪な支配欲をもたらした。
「痛くなんかある訳ないじゃないですか、だってシてるのは女神様を信仰してる俺達ですよ…?」
「痛いと思うのは勘違いで、本当は気持ち良い筈です…イリゼ様はそう感じてる筈なんです…」
「くひぃぃ…!み、耳元で話さない、でぇぇ……!」
両穴を責め立てながら、男達は耳元で囁く。それ自体が敏感な耳を責める行為であったが、それ以上に彼等の発する言葉が彼女の頭の中で渦巻き始める。
(な、何これぇ…頭の中で響いて、ぼーっとなって…感覚っ、おかしく…なるぅ……!)
何度も何度も、刷り込むように囁き続ける。初めは拒絶と否定の言葉を発していたイリゼは、次第にその声から覇気が無くなっていき、代わりに一時は鳴りを潜めていた喘ぎが再び漏れるようになっていく。
それは、追い詰められた彼女の精神と、無意識に苦痛から逃れる術を探す身体、それに他者を信じようとする彼女の性格が及ぼした狂い。嬲られながら呪詛の様な言葉をかけられ続けた彼女は遂に理性に狂いが生じ……彼等の言葉を『信じて』しまった。痛い訳がないと。気持ち良いのだと。
「ぬひぃぃっ…!はっ、あぁっ…んっ…!」
「ほぉら、気持ち良さそうな声が出てきた…気持ち良いんですよね、女神様」
「そ、そんな事…ひゃうぅっっ…!」
「ここですか…?こ、ここが好きなんですねイリゼ様…!」
「あっ、やっ、ダメ…!そこっ突いちゃ…ぁああンっっ!」
口では否定を続けるも、身体は一突きごとに快楽への感度が増していく。拘束された身体には快楽を逃がす術がなく、彼女に出来る事といえば手足の指を握って耐える事位。しかしそんなささやかな抵抗すらも、欲望を膨らませる男達によって飲み込まれる。
「いぃぃ……っ!?…はッ、あぁぁンンッッ!」
突き上げでだらしなく揺れていた乳房に男がむしゃぶり付き、イリゼの身体は仰け反り返る。その次の瞬間後ろから伸びた手が充血した陰核を捻り上げ、下腹部に走った痺れるような快感に今度は腰が引けてしまう。すると仰け反っていた身体が戻る事で乳房は前の男の顔に挟まれ、再び仰け反れば自ら後ろの男の手に陰核を擦り付ける形になり……逃れられない快楽のループに飲まれたイリゼは、哀れにも盛った雌の様に腰を振っていた。
「ひゃっ、は、離しっ…んおっ、ふぉおおぉっ!離してぇえぇぇぇぇっ!」
「あ、ははっ…そう言って俺達に背徳感を感じさせてくれてるんですね…!」
「お優しい女神様の為に、もっと俺達も気張らなくては…ふんッ……!」
「ちがっ、違うのぉっ!ほんっ、とにぃ…!もうやらぁぁぁぁっっ!」
狂いから貪欲に快楽を求める身体と、頭の焼き切れそうな快楽に悲鳴を上げる心。気付かぬ内に男達への恐怖は薄れており、それは快楽で恐怖が塗り潰された結果だった。それ程までに、彼女は甘美で残酷な快楽の渦に、心も身体も蝕まれていた。
(もっ、もう無理っ…もう、気持ち良いの隠せないよぉ……っ!)
喘ぎと共に口から漏れ出た涎が顎を伝い、整った顔に淫靡な筋が出来上がる。性感帯だけではない。耳元で囁かれる男の言葉も、秘部と後孔が一突きされる度に鳴らす濡れた音も、下品な体勢で拘束され男達に弄ばれている身体すらも、今や彼女を淫欲に駆り立て思考を麻痺させる興奮剤だった。そして身体は更に男達から快楽を享受しようと肉棒を締め付け、嬌声の色香を強めていく。
「んほぉおぉぉっ!こ、交互に擦られてっ、私の穴馴染んじゃうっ!私前と後ろ同時に責められて気持ち良くなる変態にされちゃうぅぅっ!」
「素直になってくれて嬉しいです…でも、気持ち良いのはそこだけじゃないですよね…?」
「ひゃひぃっ!ぐりぐりしちゃダメぇ!そんな事されたらっ、もっと熱くなっちゃうからぁ!」
「熱く…?…じゃ、じゃあ冷ましてあげますね…じゅるっ、ぷっ…」
「くぁっ…!はぁあああああぁンっっ!」
乳頭と陰核は平時の倍以上に膨れ上がり、切なそうにぴくぴくと震える。そんな乳頭に容赦なく吸い付かれ、陰核は潰さんとばかりに押し込まれ、煮え滾る快楽の熱に彼女は最早悲鳴を上げる事しか出来ない。あまりにも気持ち良くて、あまりにも昇天しそうで…だからこそ、辛くて辛くてしょうがない。
本来ならば、もう絶頂していてもおかしくない程の快楽。しかし絶え間なく、逃げ場なく与えられ続ける快楽はその絶頂すらも封じ込め、破裂しそうな快感の発散を禁じられた彼女の思考はもう殆ど機能していなかった。
「おかしくなるっ!ほ、ほんとに…おかしッ、く…なるからぁ!イかせてッ、イかせてええええぇっ!」
そうして遂に彼女が口にした、懇願の言葉。中止ではなく最後まで到達させてほしいという、快楽への屈服宣言。それは彼女にとって逃げ出したい程に、泣き出したい程に屈辱的な宣言だったが…もう彼女にはどうする事も出来なかった。
歪んだ思いの成就とも言える彼女の言葉に、男達幸福に満ちた笑みを浮かべる。それと同時に彼等の興奮も最高潮まで登り詰め、その快楽のままに腰を彼女へ打ち付ける。膣を掻き分け、子宮口をこじ開け、根元まで直腸に沈み込んだ二本の肉棒は大きく脈打ち……吐き出された精液が、彼女の快楽を爆発させる。
「だ、射精しますイリゼ様…っ!」
「俺達の精液、受け取って下さい…っ!」
「〜〜〜〜っっ!ほっ、おおっ…ああイくッ…お"お"ほぉおおぉぉぉぉおおッッ♡♡」
品性をかなぐり捨て、イリゼは獣の雄叫びの様な嬌声を上げて絶頂する。開いていた股を更に広げ、仰け反った顔から下を突き上げて絶頂するその様は、とても女神のものとは思えない。娼婦すらもう少し人間らしさがあるだろうと思われる程に、この時の彼女は快楽に狂った雌の本性を露わにしているのだった。
「は、ぁっ…ぃっ…んぁ…♡」
「き、気持ち良かった…最高だ…」
「あぁ…これぞ名器…いや神器だよ……」
「…け、けど収まらない…気持ち良すぎて、全然収まらない…」
「…女神様、折角今俺達は特別な関係になったんです…だから、今度はもっともっと深めましょう…俺達の、俺達だけの関係を……」
力が抜け、文字通りぶら下がっている状態のイリゼから陰茎を引き抜いた男性達は暫し余韻に浸っていたが、彼等の欲望は未だ健在。前後で彼等は立ち位置を変え、精液と愛液、腸液でそれぞれ緩くなった二つの穴へと再び肉棒を挿入する。何度も何度も彼等は欲望を叩き付け、彼女の身体と心に快楽の味を刻み込んでいく。そうして彼等によるイリゼへの調教は、彼等が疲弊し切るその時まで続けられた。
そして……
「……あぁ、今日もきてくれたんですね」
「待ってましたよ、女神様」
「ふふっ…当然ですよ、だって貴方達は私の大切な信仰者さんですから…。…今日も、宜しくお願いしますね…♡」
その日以降、毎日のように彼等の下へ訪れるようになったイリゼ。舞い降りた彼女が下腹部のプロセッサユニットを解除すると、そこにあったのは駆動音を立てて彼女の両穴を責める二本のバイブ。──これを見れば、誰であろうと思うだろう。気高き女神オリジンハートは、快楽に堕ち一匹の雌と成り果てたのだと。
*
平時よりも幾分か就寝が遅くなったイリゼが迎えた、翌日の朝。習慣というものは人の無意識にも影響するもので、起床時間は普段と然程変わらなかった。
「……ぅ…ん、っ…」
ゆっくりと瞼を開け、緩慢な動きで起き上がる。眠そうに目を擦り、軽く身体を反らせて伸びを行う。…瞳はまだ、寝ぼけ眼。
「今日もよく寝……てない…まだ眠い…」
よく考えずに言葉を発し、途中で内容の間違いに気付いて訂正にかかるイリゼ。実際普段より睡眠時間は短いのだから、睡魔が残っているのは当然の事。
しかし二度寝をする訳にもいかないと心の中で己に言い聞かせ、彼女はベットから降りようとした。…が、その瞬間下腹部に湿った不快感を感じて硬直する。
「……っ…!?…こ、これは……ああぁっ!?」
固まり、状況を把握し、原因を探る事十数秒。嫌な汗が背中に垂れ、寝ている間に汗をかいたのか寝間着が肌に張り付く中、理由に気付いた彼女は、顔を一気に赤らめ掛け布団を捲り上げた。
捲った先で目にしたのは、濡れた跡の広がっているベットのシーツ。それを見て更に彼女は頬を染める。
「うぅぅ…そうだった…ここまでセットなんだったぁぁぁぁ……」
理解を終えた彼女は、自室だからかあからさまに落ち込みを見せる。身体が異常な高揚感に襲われた日は、ほぼ確実に高揚感の解消と引き換えとして翌日にこの結果…そして口に出すのも憚られるような夢を見る事になる。自身の正気を疑うような(実際夢の中の自分は正気を失っているとしか思えない)夢もさる事ながら、現実に現れるこの結果もまた彼女の心に相当のダメージを与えていた。
「……私違うもん、そんな女の子じゃないもん…」
暫し落ち込んでいた彼女だったが、いつまでもこうしている訳にはいかない。誰かが来るかもしれないというのは勿論、別室で寝ているスライヌ…愛称ライヌちゃんが起きてくる事を考えれば、彼女は落ち込んでいる場合などではないのだった。
「…すっきりはしたけどさ…ちょっと寝不足な事を除けば身体の調子良いけどさ…だからってこれは……」
そう言いながら彼女は片付けを進める。着替え、濡れたものを取り替え、自分とベット上の状態を元通りへと戻していく。そうして片付ける内に心の整理も自然と付き、終わる頃にはある程度気持ちが切り替わっていた。
「……いや、もう終わった事なんだし必要以上に考える事はないよね。それより寝不足を言い訳にしたくないし、今日はいつもより張り切らなきゃ」
ライヌちゃんがまだ寝ている事を確認したイリゼは、その言葉を口にしながら部屋を後にする。反省する事と引きずる事は違う、内心で呟き頷いた彼女は、前向きな思いで今日という一日を送るのだった。
……だが女神であっても少女は少女。自分にはそういう方面での魅力があるのかと意図せず妄想してしまい、そんな自分にイリゼはまたもや赤面するのだった。