超次元ゲイムネプテューヌ Origins Visionary 作:シモツキ
・今回の話のように、就寝前及び起床後のどちらか、又は両方が描写されない場合もあります。
・通常のリクエストは勿論の事、特殊作品群に該当するようなリクエストも受け付けております。しかしその場合は当然相手となる作品の作者さんに了承を頂かなくてはいけない為、必ずしもリクエストにお応え出来るとは限りません(既存シリーズの続きが読みたい、というリクエストも承っております)。
人物・イリゼ
内容・ふたなり 拘束 射精管理 呼吸管理
日増しに激しく厳しくなっていく、イリゼへの拷問。ただの苦痛を味わわせるものから、よりイリゼの精神を削り押し潰すものへと変わっていく責め苦。これまでと同じように、力尽きるまで責められ続けたイリゼは、これまたこれまでと同じように気を失ったのだが…今回は、それで終わりではなかった。
「…ぅ、うぅ…ん……」
酷く悪い目覚め。疲労感がそのまま身体にのしかかっているような覚醒。ぼんやりとした思考でイリゼは目を開け…すぐに、これまでと違う事に気付く。
これまで気絶から目を覚ました時には、いつもベットの上だった。殺風景な部屋で寝かされており、一応はきちんとした形で寝られていたからか、寝起きの具合は悪くなかった。
しかし、今は違う。目覚めと同時に身体の重さを感じる今、イリゼがいたのは日々拷問にて使われる部屋。その光景を見た事で、イリゼは気絶する前の事もはっきりと思い出し…すぐに声を掛けられる。
「おはよう、イリゼちゃん。やっと目が覚めたんだね」
ちらりと声のした方を向けば、そこにいたのはやはりアキ。更に首を動かした事で、イリゼは自分が横になっていない事、首に何か巻き付いている事にも気付き…しかしアキはイリゼの状況把握を待つ事なく、それまで操作していたタブレット端末を持ったままイリゼの前へ。
「今までは気を失ったイリゼちゃんを休ませてたけど、今日のイリゼちゃんは態度が悪いからお仕置きとしてこのまま続けるね?自業自得ってやつだよ」
あっさりとそんな事を言うアキへ、イリゼは言い返したい衝動に駆られる。態度が悪いも何も、そもそも理不尽極まりない事をしているのは貴女だと言ってやりたいイリゼだったが、今言い返しても状況が悪くなるだけの事。故にイリゼはぐっと堪え、自分の状態を確認する。
感覚で薄々予想は付いていたが、現在イリゼが身に付けている衣類は、Yシャツ一枚のみだった。下半身には何もなく、Yシャツもボタンは全て外された状態。腕は後ろで拘束されており、気を失っていたにも関わらず立った状態。よく見えないものの、首には鎖と首輪が巻かれており…衣類こそYシャツのみだが、身体には色々な物を嵌められていた。
「……っ…」
初めに感じたのは、膣への強い圧迫感。見れば両脚の間には台座の様な物があり、それが股に触れていた。全く見えないが、圧迫感からして膣にはディルドが入っている事、それが台座に設置されている事、ディルドと台座に乗っかる形で自身が立っていたという事はほぼ間違いない。加えて両胸、両乳首にはYシャツで見辛いがローターを付けられており…極め付けは、生やされた男性器と、それに嵌められたリングだった。薬による陰茎と、射精や絶頂を封じる器具…散々イリゼを責め立て追い詰めた存在が、依然としてそこにある事に、それだけでイリゼは戦慄する。
「それじゃ、始めよっか」
そう言って、アキは持っていたタブレット端末を操作。何をするのかという説明などは一切なく…しかしすぐにイリゼは理解する。苦しさで、首への圧迫感で、イリゼは理解させられる。
引き上げられていく鎖。締め上げられる首。そして床から足が離れ…宙吊りとなる、イリゼの身体。
「あ、がッ…ぅぐぁ……ッ!」
反射的に腕が動くも、拘束されている状態ではどうやっても首には届かない。苦しさからばたつき、身体が揺れるが、状況は何も変わらない。
「どうかな、イリゼちゃん。呼吸出来ない苦しみは水責めでも経験してもらってるし、この位はまだまだ余裕だよね?」
何も出来ない、もがき呻く事しか出来ないイリゼを眺めるアキは、何とも軽い調子で言う。確かに呼吸出来ないという責め苦は、初めてではない。単純な苦痛であれば、未知の快楽などよりはずっと耐えられる事もまた事実。だが、耐えられるからといって苦しくない訳ではなく、加えて首が締まった事で今のイリゼは呼吸困難。耐えれば耐える程苦しさは増し、解放を求めて必死にもがく。イリゼの意思は関係なしに、ひたすら身体は暴れもがく。
(無理、むり…ッ!こんなの、意識…が……)
吊られてもがくイリゼとは対照的に、アキは何もせず、何も言わない。ただイリゼの事を観察し続け、時間だけが経っていく。何も変わらず、苦しさだけがイリゼの思考を埋め尽くしていく。そして、限界を迎えたイリゼの意識は急速に薄れ始め……
「……ぁっ──ほぎゅう"う"ぅ"っッ!?」
次の瞬間、突然に鎖からの力はなくなり、イリゼの身体は落下した。首吊りから、その苦しさから解放され…だが落下したイリゼに待っていたのは、その先端をイリゼの膣へと向けたディルドだった。真っ直ぐ落ちたイリゼの膣に、初めに入っていた時と同じようにディルドが突き刺さり、その衝撃と痛みでイリゼは悲鳴を上がる。
もし女神でなかったのなら、膣の中が酷い事になっていてもおかしくないような、乱暴な仕打ち。更に痛みでイリゼが身を屈める中、刺さったディルドと胸のローターが同時に起動し、激しい振動が襲い掛かる。
「ひぎゅあ"ッ♡ああっ、ぅああああぁぁあぁっっ♡!」
たった一瞬の解放の直後に性感帯を襲う、刺激と快楽。既に気を失う直前になる程身体が限界を迎えていた状態での刺激はストレートに突き刺さり、一気に快感は膨らんでいく。振動そのものも激しく、それでいて的確にイリゼを責め立てているようで、耐えようという気すらイリゼは起こせない。限界状況での苦痛から快感という、あまりの変化にイリゼの思考は追い付かない。
そうしてあっという間に昂る快感。身体の芯からその感覚が昇ってくる、それに身体が飲み込まれると感じた時にはもう遅く…為す術ないままに、イリゼは絶頂。
「あ"ひッ♡イくっ♡んぁ"ッはあぁああぁぁぁぁあッ♡♡!」
突き抜ける絶頂感に、びくんと仰け反るイリゼ。姿勢の維持など出来よう筈もなく、そのまま後ろへ傾きかけるイリゼだったが、膣深くまで突き刺さったままのディルドが引っ掛かって押し留める。しかしそれは、振動したままのディルドが自重で膣壁に食い込むという事。絶頂直後の敏感なところへ食い込むそれは、イリゼにとって強過ぎる追撃であり、更に大きく悲鳴を上げる。喘ぎ混ざりの、強烈な悲鳴を部屋の中に響かせる。
「イリゼちゃん、すっかり絶頂する時にイくって言うようになったね。教えた通りにしてくれて嬉しいな」
「はぁ…はぁ…ぅ…そ、それは……」
ディルドとローターも止まり、痺れるような絶頂が抜けていく中、何とか身体を起こしたイリゼは荒い呼吸を繰り返す。その最中にアキから思わず口にしてしまった、無意識に言っていた言葉の指摘をされて、恥ずかしさから顔を染める。言いたくて言った訳ではない…そう言い返したかったが、そうなると今度は自然に言ってしまうようになったのだと自白するようなものだと気付き、結局何も言えなかった。
「もう絶頂は収まったよね?じゃあ、二回目だよ。頑張ってね、イリゼちゃん」
「ぃ…ッ!?あ、待っ…ぅが……ッ!」
当然のようにイリゼの返答など待たず、再びアキはタブレット端末を操作。それによりまた鎖が上がり始た事で、イリゼは首を締められ身体が浮く。結果ディルドも膣から抜けるが、イリゼは全くそれどころではない。
(くる、しい…ッ!まだッ、全然、息も……)
「ねぇ、イリゼちゃん気付いてる?さっきのローターとディルドで、ここがこんなに大きくなっちゃってるんだよ?」
「はひぃ……ッ!?」
十分に息を整える間もないまま首を吊られ、イリゼは苦しみに悶える。目の前の苦しさ、それに耐えるだけで精一杯であり…そんなイリゼの下半身を襲う、新たな刺激。下を見る余裕などない。しかし刺激だけでも分かってしまう。アキが、吊られたイリゼの股…そこにある一物を触っているのだと。
掌で亀頭を撫でていたのも束の間、アキは一物の竿を掴む。逃げられないよう握り締めて、そのまま上下に扱き始める。苦痛の中で下半身から送り込まれる本来あり得ない快楽へ、必死にイリゼは抵抗しようとするが、やはり今は何も出来ない。首吊りに対しても何も出来ないのだから、出来る事など当然皆無。
「凄いね、イリゼちゃん。苦しくて仕方ない筈なのに、オチンポはガチガチだよ?ほら、どんどん先走りも出てきてる…♡」
「かひゅっ…ぅ、ぎ…ぅぁ"あ…ッ♡!」
次第に速く、激しくなっていくアキの扱き。それにつれて、快感もより増していく。同時に扱く音も卑猥になっていくのだが、今のイリゼはその認識もままならない。感じているのは苦しさと、そんな中でも下腹部で渦巻く快楽だけ。そして苦しむイリゼを他所に、一物はより硬く太く勃起をし、感じている事を伝えてしまう。アキからすればより握り易く、扱き易くなり、結果更なる快楽がイリゼを責める。
「ォ"ぁ"…ッ♡!う"ぃッ、ぅ"……ッ♡!」
「苦しいのと気持ち良いのが同時にくるのって、どんな気持ち?…あ、もう射精そう?射精ちゃいそう?」
左手の指で優しく亀頭を掻きながら、右手でごしゅごしゅと強く扱く。跳ねる一物を逃す事なく、両手で絶え間なく刺激を浴びせる。その内に一物は小刻みに震え始め…射精が近い事を理解したアキは、こちらも力一杯扱いてラストスパート。同時に呼び掛けイリゼを煽り、その口元に笑みを浮かべる。
首を吊られ、苦しみもがきながら、抵抗も出来ずに射精させられる。想像するだけでも屈辱極まりない末路が寸前にまで迫っていたが、イリゼにはどうする事も出来ない。意識は苦しみと呼吸困難でその殆どが刈り取られ、残った思考も男性器の快楽に押し流され、想像通りになるのは必至。最早一秒、一瞬射精を後に遅らせる事すらイリゼには叶わず…次の瞬間、一際大きく跳ねる一物。
「ぁ"ッ、い"ッ、イ"ぁ"あッぁ"…ッッ♡♡!」
思いきりアキが竿を扱き、手が付け根へと触れた瞬間、ぶびゅる、と鈴口から噴き出る精液。抵抗もままならないイリゼとは対照的に勢い良く出た精液は亀頭を弄っていたアキの掌に当たり、どろりと垂れて床へと落ちる。アキが扱く度、追加の精液が尿道を走り、出る度イリゼの肢体はビクつく。
「ぇ"、ぁ…ぅ"あっ……」
「んぁ、ちゅ…イリゼさんの精液、やっぱり濃厚……♡」
アキが手を離しても尚、イリゼの一物は興奮冷めやらぬとばかりにびくびくと痙攣。しかしイリゼ自身には余韻へと浸る暇など一切なく、一物以外はだらんと垂れる。そのまま呼吸困難でイリゼの意識は遠退いていき…だが気を失う寸前に、鎖は吊り上げる力を失う。恍惚とした表情で手に付いた精液を舐めていたアキがタブレット端末を操作し、再びイリゼの身体は落ちる。
されどそこに、解放などはない。楽になるのはほんの一瞬、落ちるまでの僅かな間で…落下と同時に、先程の再現をするかのように今一度膣にディルドが刺さる。落下からの強制挿入によって、ディルドが膣を突き上げる。
「うぎッひぃいい"い"ぃ"ぃ"ぃぃィィッ!?」
殆どもう身体の内側を直接殴られているのと変わらないような刺激と痛みで、イリゼは絶叫。息吐く間もなくディルドとローターが振動を初め、漸く苦しみから脱したばかりのイリゼへ快楽の追撃が行われ始める。しかもその振動は一度目より強く、快楽の猛威がイリゼを飲み込む。
「はッ、はげしッ、激し過ぎる"ぅ"ぅ"う"うぅぅ"ッ♡!」
顎が跳ね上がり、顔が完全に上を向く。天井へ向けて、舌が突き出る。言葉にすれば、ただの振動。だがその勢いは凄まじく、最早ディルドは膣の中で滅茶苦茶に暴れ回り、ローターも乳首を摘まれてそのまま上下左右に振り回されているも同然の激しさ。いっそ強過ぎるその振動は、常人であれば快楽以上に苦痛を感じるような域であったが、イリゼは直前まで首吊りで窒息寸前だったが故にこの振動も苦痛とはならず…結果、快感だけがダイレクトにイリゼへ押し寄せていた。
当然まだ、イリゼは落ち着いた思考が出来る程回復していない。そんな中で爆ぜるような快感を引き摺り出されれば、抵抗など出来よう筈がない。抵抗するという考えすら、今の状態では追い付かない。
「お"ッ、お"ォ"ッ、お"おほぉ"ぉおお"お"ぉぉお"ぉ"っッ♡♡!」
何も出来ないまま、ただただイリゼは絶頂に達する。しかし振動は止まらず、そのままイリゼを責め続ける。絶頂が到達点ではなく、ただの通過点として追加の快楽を絶え間なく浴びせる。
苦痛ではなく、快楽による拷問。それは正しく、ただの苦痛であれば最終的には耐えてしまうイリゼに対して有効な責め苦。それが気絶前の拷問ではっきりしたからこそ、アキはこのような形を取っていた。更に首吊りによって快楽一辺倒になる事を避けつつ、窒息寸前まで追い詰める事で余裕を奪って快楽への抵抗を不可能にする…その目論見は、寸分違わずイリゼへと突き刺さっていた。
「うあ"あ"ああッ♡!止め"てッ♡!やめ"て"ぇぇ"ぇ"え"え"ぇ"ぇッ♡♡!」
絶頂しながら叫ぶ。叫びながら絶頂する。達する事で落ち着くどころか、絶頂している真っ只中でも更に快楽を叩き付けられ、何度もイリゼは絶頂を重ねる。頭がおかしくなりそうな快楽の暴威に晒され、イリゼは止めてと喉を潰さんばかりに叫び喘ぐが、どれだけ叫ぼうと、心を折る事が目的のアキが止める事はない。
むしろ効いていると分かれば、容赦なくアキはぶつける快楽を上乗せする。膣をディルドで刺されたまま暴れ狂うイリゼの一物を再び掴み、ぐちゅんぐちゅんと扱き上げる。
「ぃ"あ"あ"ッ♡!射精るッ♡!でる"ぅ"ぅ"ぅ"ぅ"ッ♡♡!」
「わぁ、さっきより勢いが強い…こんな状態なのにびゅるびゅる射精せるなんて、本当にイリゼちゃんって凄いね。それとも…もしかして、興奮してるのかな♡」
力を込めて扱きながらアキはイリゼの背後へ回り、後ろから両手で、イリゼの左右から一物を掴む形を取る。耳元で囁きながら、両手で強く握り締め扱き、イリゼに精液を発射させる。勢い良く放出された精液は、白い放物線を描きながら飛び…べちゃりと床に、ぶちまけられる。その飛距離と広がり具合が、射精の激しさを証明する。
絶頂と射精の同時到達。女の快楽と、男の快感。本来両立する事のない二つの刺激が纏めてイリゼの下半身を突き抜け、悦楽が思考を埋め尽くす。逃げ場などなく、何度も何度も絶頂し、射精で頭が痺れていく。一物から吐き出す精液で床が白濁に塗れていくように、イリゼの頭の中も真っ白に染まっていき……
「──え"ぁッ、がッ…ひゅッ……!」
唐突に、首根っこを掴まれ引き上げられるような衝撃に襲われたかと思えば、激しい苦しみが、呼吸困難の苦痛がイリゼへ降り掛かった。
無論、本当は唐突などではない。その数秒前、アキはイリゼの肉棒から片手を離し、タブレット端末へ指を走らせていた。しかしイリゼは気付かず、快楽の濁流に意識が押し流されてアキの動きなど何も見えていなかったイリゼがそれを把握する事など出来ず、結果唐突に首が締まったのだと誤認していた。
既に二度の首吊りと快楽地獄で、イリゼの体力は尽きたも同然。そんな状態故に苦しいにも関わらず、イリゼは全く動けない。もがいたところで無意味ではあるが、もがく事すら叶わない事実が、イリゼの心へのしかかる。
「く…びッ…絞まッ…降ろし……」
「苦しい?苦しいよね、イリゼちゃん。だけど、そんなに首の事ばっかり気にしてると…ここが無防備になっちゃうよ?」
「ひゃぶ……ッ!?」
必死な思いで訴えようとするイリゼだが、喉を通り、口から出てきたのは掠れに掠れた、蚊の鳴くような声。そして何とか発したその声もアキには素気無く無視されて、代わりに一物が突如として圧迫される。それが何なのかを瞬時に理解したイリゼの顔は、一瞬にして蒼白に染まる。
陰茎を襲う圧迫感。それはアキが起動させた、射精を封じるリングによるもの。リングは一物をキツく締め上げ、完全に精液の通り道を遮断する。その上でアキはまた、イリゼの一物を容赦なく扱く。
「う"ぇ"ぁッ…あ"…ッ!ダメ…で、でるッ…でッ……な"いぃ"いぃ"……ッッ♡!」
自重で首を絞められ呼吸困難に陥る苦痛と、その中で一物を扱かれる、苦しい中で強引に感じさせられる快楽。対照的な二つの刺激が纏めて頭へ押し寄せ、イリゼは訳が分からなくなる。苦しいのに気持ち良い、気持ち良いのに苦しい…強過ぎる快楽が生み出す苦しみとはまた違う苦痛と快楽の共存に、イリゼの精神は掻き乱される。更にここまででたっぷりと絶頂させられた為にイリゼの身体の感度は極めて高く、アキの扱きで瞬く間に射精欲求が股間へと募る。
しかし、射精は出来ない。リングに封じられ、堰き止められ、射精寸前のまま止まってしまう。膨らんだ快感と、それを解放出来ないもどかしさ…また新たな苦痛と快楽の共存が、容赦無くイリゼを責め立てる。
「ァ"っ…ぁあ"ッ…あぁっぁ"……っッ♡!」
「ふふっ、イリゼちゃん口をぱくぱくさせて魚みたい。…そうだ、全然分からないだろうから、教えてあげるね。ほら…イリゼちゃんのオチンポ、先走りだけでこんなにどろどろなんだよ♡?」
もう、言葉すら話せない。口から漏れるのは僅かな呻きだけ。そんな状態のイリゼに対し、アキは扱く手を変え、それまで扱いていた手をイリゼの顔の前へと掲げる。そして開いたままのイリゼの口へ、先走りでたっぷりと濡れた人差し指と中指を入れる。舌へと押し付け、イリゼに自らの先走りを味わわせる。
されどイリゼは、その行為に大した反応を見せなかった。一物を締め付けられ強引に射精を止められる苦しみと、首吊りによる呼吸困難とで、イリゼは限界を超えていた。それを示すように、イリゼの口の端からは唾液が垂れ、その瞳も完全に見開いたまま。女神故にまだ何とか生命活動が続いてはいるものの、人間であればとっくに死んでいるような苦悶の中で、今度こそ本当に窒息からの気絶へと至りそうになり……そうしてまた、鎖が緩む。
「ぁ──〜〜〜〜ッッ!!?」
ほんの僅かな浮遊感と、直後に下半身を貫く衝撃。鎖が緩み落ちたイリゼの秘部に、今一度またディルドが刺さる。一度目とも、二度目とも同じ、突き刺される痛みがイリゼを貫き…だがもうイリゼは、声を上げる事も出来なかった。追い込まれに追い込まれたイリゼはその激痛に悶えるものの、叫び声は一息も出ず、声にならない悲鳴と共にただただイリゼは悶え震える。
気絶すれば、一時の間だとしても楽になれる。しかしそんな気絶も、膣を貫き子宮口を抉る激痛が奪い去る。続けてローターが唸りを上げ、ディルドも膣で暴れ狂う。性感帯への暴力的な刺激が行われ始めた中で、アキはイリゼの一物へ手を添える。
「ほごぉ"ッ!ぅ"ぇ"ほッ!ォ"あ"ッ、ひぎぁああぁ"ぁッ♡!イ"ッ、イくッ…いっ…•ぁ…?あっ、ぁあ"あ"あぁぁっッ♡!?」
「あぁそうだ、説明してなかったよね、イリゼちゃん。このリング、射精を封じる事が出来るのはもう十分分かってると思うけど…射精だけじゃなくて、絶頂も封じる事が出来るんだよ?」
「ぬひぃ"ぃいい"い"ッ♡!?イ"ッ、イけなッ、イけな"い"ぃぃいぃ"いぃぃッ♡!」
「うん、だからそう言ったよね?絶頂レーザーとは逆の、イかせない装置。電気信号を送って強制的に絶頂させる事が出来るんだから、その信号を遮断して絶頂出来なくする事も出来るだなんて、普通の事だと思わない?」
今のイリゼは、凡そ抵抗力と言うべきものがゼロ。体力も気力もとうに過ぎ、痛みも快楽もダイレクトに身体全体へ響いてしまう。結果簡単に、あっという間に絶頂の渦へと引き摺り込まれる。だが、そうであるにも関わらず、ディルドに突き刺された痛みのように絶頂感が身体を貫く瞬間は訪れず…首吊りから解放された事で呼吸が出来るようになった、しかし得た酸素は全て悲鳴に変換されてしまうイリゼの前で、アキはなんて事ないように言う。理解が追い付かないイリゼへ向けて、もう絶頂する事も出来ないのだとはっきり言い切る。
射精と同様、絶頂もまた溜まり切った快楽を解き放ち逃す為の反応。故に絶頂を封じられれば、刺激され与えられた快楽は溜まり、膨らみ、内側から心身を圧迫していく。逃げ場のない、向かう先のない快感は身体の内を巡り続け、それが新たな苦しみを生み出す。
「絶頂も射精も出来ないなんて、きっと私なら狂っちゃう。けど、イリゼちゃんは女神だから…これも、耐えられるよね?」
「あぎあ"あ"ぁぁ"ぁ"あ"ああぁあ"ぁ"ッ♡!い"ッ、イ"ッ"、い"い"い"い"ぃぃッッ♡!」
自分ならばと言いながらも、アキの表情に躊躇いの色は一片たりとも浮かばない。声音も表情と変わらないまま、指を添えるだけだった一物を握り、爪で亀頭を強く抓る。神経が剥き出しで敏感な亀頭へ爪を立てられ挟まれ抓られ、仰け反りながらイリゼは絶叫を響かせる。
「あ"ーーーーッ!あ"あ"あぁ"ーーーーッッ♡!」
「きゃっ…もう、そんなに暴れるなんて…ひょっとして、抵抗しようとしてるの?それとも、痛くて苦しくて気持ち良くて、身体が勝手に動いちゃってるだけ?」
続けて扱こうとしたアキだったが、跳ね上がるような一物の動きで、ガクンガクンと滅茶苦茶に揺れるイリゼに押されてその手が離れる。叫び続けるイリゼはまるで、暴れ馬に乗っているかのようであり、胸も上下左右と跳ね回る。シャツは完全にはだけ、胸からイリゼの汗が散る。
抵抗か、ただ苦しみに悶えているだけか。それを訊いたアキだったが、イリゼからの返答は待たない。イリゼが返答出来る状態ではない事など分かりきっているのであり、こうも暴れられては都合が悪い、と軽く鎖を引き上げる。されど今回は足が浮く手前で留め、イリゼが爪先立ちの状態から動けないようにしてから、その上でまた一物を掴む。
「射精したいよね?びゅっびゅしたいよね?だけど、今は駄目♡理由は分かるよね?だってこれは…拷問、なんだから♡」
左手でイリゼの頬を撫でながら、右手でイリゼの肉棒を扱く。手の内で肉棒を滑らせ、竿の皮を目一杯引っ張る。暫く扱いたところで左の掌を亀頭へと当てがい、再び限界まで皮を引っ張った後に、その状態で掌を強く擦り付ける。かと思えば高速で何度も竿を扱き、カリ首を人差し指の腹で撫でる。
明らかにそれは、射精させようとしている手付き。アキは射精を封じた上で、イリゼを射精に誘おうとしている。射精出来ないと分かっていながら、射精の為の刺激を与える。例えるならばその行為は、開く事のない扉に押し付け、その圧力を上げ続けているようなもの。女神は身体だけでなく、その精神も屈強であると十分に、腹立たしい程に理解してきたからこその、イリゼが狂う可能性を度外視した責め。その口元は口角が上がり、歪んだ笑みで扱き責める。
「ア"ッ…ア"あ"ッ…ぁ"あ"あ"……ッ♡!」
「…そろそろ頃合い、かな」
苦しみ、悶え、絶叫し続けた末に、イリゼの悲鳴は途切れ途切れとなり始める。気絶こそしていないものの、まるで神経や感覚が麻痺してしまったかのように、それまでのような反応ではなくなる。
そんなイリゼの様子を見て、一物から手を離すアキ。しかし一物への刺激がなくなったところで、膣と乳首と責める刺激は依然として続いたまま。イリゼも途切れ途切れの悲鳴を上げたまま。そしてそのイリゼを数秒観察したところで、アキはイリゼの一物を締め上げる、ギチギチに締まって一物を無惨な姿にしているリングへと触れる。それからアキは、くすりと笑い…次の瞬間、射精と絶頂の禁止を解く。
「──ぁ…?…ぁ…は…あ、ああっ…ああああ"ッ、ああ"あ"あ"あ"ア"ッ、あ"ぁ"ああ"ォ"ッホぉ"オ"オ"お"お"ぉ"ぉ"ッ♡♡!?オ"お"お"んッ♡!ん"ぉ"お"ひィ"イ"いい"い"ぃ"いぃ"ッッ♡♡!!」
ほんの一瞬で緩むリング。いともあっさりと解放される、射精と絶頂。それまであったどうしようもない程の締め付けが、見えない何かに阻まれ続けて昇る事の出来なかったもどかしさが、全て気のせいであったかのように無くなり消え去り…直後、押し寄せる。堰き止められていた快感が。溜まりに溜まった快楽が。そして何より、押し込められていた精液が。濁流の様に、怒涛の様に、本来ならば何度も至っていた筈の感覚が、凝縮された状態で押し寄せ……爆ぜる。背がへし折れそうな程に仰け反り、喉が潰れんばかりに叫びながら絶頂し、壊れた水道管が如く射精し精液をぶち撒ける。
それは最早、単なる射精や絶頂ではなかった。射精しながら、絶頂しながら更に達し、一層悶える異常な状態。精液も止まらず、一物などはびゅくんびゅくんと震えっ放し。潮も盛大に、何度も吹き出し、精液と潮とで水溜まりだらけ。そこまでなっても尚射精と絶頂は続き……がくん、と不意にイリゼの身体から力が抜ける。
「…ァ…ぁ……」
「…イリゼちゃん?」
全身弛緩し叫び声も上げなくなったイリゼの姿に、アキは怪訝そうな顔をする。顔を覗き込み、頬に触れ…そうしてあまりの刺激でイリゼが気絶してしまったのだという事に気付く。
そう。イリゼは苦痛ではなく、窒息でもなく、快楽によって気絶していた。痛みや苦しみに耐え、呼吸困難に陥ろうとも堪えていたイリゼだが、身体が内側から砕け散ってしまいそうな程の快感には耐えきれず、意識が飛んでしまっていた。やはりイリゼに…女神に対しては単なる苦痛よりも効果的という事なのか、首を吊られる苦痛以上の快楽がイリゼをよがらせていたという事なのか、或いはその両方か。何れにせよ、気絶してしまえばそれ以上責めようがなく、責めたところで何の反応も得られはしない。あったとしても、それはせいぜい反射によるもので、アキの望むところではない。
故にアキは嘆息を漏らし、ある物を取りに行く。そしてそれを手にすると、イリゼの前まで戻り…イリゼの首へ、突き立てた。
「──ぎゃひぃィッッ!?」
アキがスイッチを入れた直後、部屋に響く放電の音。同時にイリゼは、悲鳴と共に目を覚ます。気絶していたイリゼを起こす為にアキが使ったもの…それは、スタンガンであった。
状況を理解出来ないイリゼの前へ、アキは立つ。初めこそ茫然としていたイリゼだったが…アキを、部屋の中を見て、すぐに気絶するまでの事を思い出す。
「駄目だよ?気絶なんてしてちゃ。まだ終わっていないんだから」
「……っ…!」
冷徹な雰囲気がある訳ではない、しかし気味の悪い淡白さを感じさせる声で言うアキの言葉に、イリゼは無意識の内に身構える。また首を吊られるものかとイリゼの身体には力が入り…されどイリゼを襲ったのは、激しく鮮烈な玩具の快楽。
「ぬぉほぉおおぉおぉぉおぉっッ♡♡!?」
「もしかして、順番的に次は首吊りだと思った?案外単純なんだね、イリゼちゃんって」
突き抜ける刺激で目を覚まして早々にまたイリゼは絶頂。身体は完全に敏感な状態となっていて、あっさり絶頂へと達してしまう。
そんなイリゼへ向けて、薄い笑みを浮かべながらアキは煽る。突き抜けていった絶頂感に身を震わせながらも、煽りに対してイリゼは睨む事で返す。それは、女神のプライドと矜持…こんな事をされようとも、どれだけ責められたとしても、自分は折れたりしないのだという意思表示の為のものだったが、身体はとっくに限界を迎えているからか、イリゼの意思に反してその瞳には涙が浮かぶ。じわりと涙を滲ませながら睨むという、負けを認められない敗者が如き表情と様子になってしまう。
「へぇ…態度が悪いからお仕置きしてるのに、全然反省していないんだね」
睨むという、イリゼに出来る数少ない抵抗を受け、アキは浮かべた笑みを深める。それからアキは鎖を引き上げ、今度こそイリゼを吊り上げる。しかしもう、ただ首を吊らせるだけではない。吊り上げながらもローターのスイッチは切らない事で、今一度イリゼへ快楽と苦痛を両方纏めて味わわさせる。
…が、それだけでもない。それだけでは終わらず、アキは台からディルドを取り外すと、振動したままのディルドをもがくイリゼの股へと突っ込む。
「ふぎぁあ"ぁ"ッ…♡!ぁ"……ッ♡!」
「こんなすんなりディルドが入っちゃうなんて、女神としてそれでいいの?これが、イリゼちゃんの考える女神なの?」
「そ"ッ…れ、はぁぁ……ッ♡!」
「…なんて、ね。何度もこれの上に落とされて、振動でナカをぐちゃぐちゃにされちゃったんだもんね。こうやって、奥の奥までぐぐーっと…この太いディルドが入り込んで……」
「ぁ"あ"あ"ぁぁ……ッ♡!」
びくびくんと腰が前後に激しく震え、ぷしゅりとまた潮を噴く。振動で中を揺さぶられ、首が絞まる中での途切れ途切れの嬌声がもがくイリゼの口から漏れる。苦しさに苛まれ、快楽に占領される頭の中に残った微かな気力を掻き集めてイリゼは腰を逃がそうとするが、どんなに力を振り絞っても、振り絞ったつもりでも、腰はひくひく、へこへこと軽く揺れるだけ。逃げるどころかディルドに向かって腰を振っているようにしか見えない有り様であり、そんなイリゼをアキは興奮混じりの表情で笑う。しかし幸か不幸か、限界などとうに過ぎている今のイリゼは情けなく腰を振る有り様になっていた事も、アキの笑みがそれを見た事によるものだという事にも気付かなかった。
「イ"ッく…イ"っ…ぅ"ぶ…あはァ"ッぁ"……ッ♡♡!」
鋭敏な身体と容赦ない刺激は首吊りの中でもイリゼの中で快楽を募らせ、目一杯押し込まれたディルドが子宮を突き上げた、振動が子宮を震わせた瞬間、イリゼは絶頂。気絶していた間だけは萎んでいた、しかしいつの間にかまた硬く怒張していた一物は大きく跳ねて腹部を叩き、漏らすように射精が続く。
だが絶頂した事など気にも留めず、アキは振動するディルドでイリゼの膣を掻き回す。震えっ放しのローターも、乳首を執拗に責め立てる。絶頂の瞬間、イリゼはただでさえ尽きかけていた空気を叫びで吐き出してしまい…迫り来るのは、身体が内側から焼けるような窒息の苦しさ。
(だ、め…これじゃ、また…意識が……)
意識など保てる訳がない。また気絶する。苦しさと快楽の中で、イリゼはそう思っていた。抗いようがなく、気絶もまた確定だと思っていた。
されど、その時は訪れない。呼吸困難で思考もままならず、窒息しかけではなく完全な窒息状態。ただ苦痛と快感だけは酷く鮮明に感じられる。そんな気絶直前、気絶する一瞬前の様な状態で、イリゼは踏み留まって……否、踏み留まらされていた。
「……ぇ…ぁ…?」
「あぁ、気付いた?今のイリゼちゃんはね、気絶しないの。この首輪で、気絶出来ないようにしてあるの」
混乱する頭に響く、アキの言葉。通常ならばあり得ない…しかしあり得ない物を幾つも作り上げている彼女の言葉と、実際に気絶していない現状が、イリゼの心に突き刺さる。
「ああでも別に、魔法とかじゃないよ?この首輪は元々イリゼちゃんの首の形に合わせてあって、何もしなければ首輪から繋がった鎖で首吊り状態になる訳だけど、起動する事でイリゼちゃんの首の形にぴったりと合った形から、イリゼちゃんが完全に窒息しちゃいそうになった時だけほんの少し気道を確保出来るように形状変化する事で、イリゼちゃんの気絶を防いでくれるの。安心したよね?イリゼちゃん。これでもう、気絶せずに済むんだから」
まるで自分の発明を自慢するように…というか、恐らくは本当にそのつもりでアキは語る。首を吊られ、今にも意識が飛びそうな…しかし寸前で留まったままもがくイリゼへ向けて、そんな事などお構いなしにどのような原理か教えてみせる。
だが当然、気絶しない事はまるで安心などではない。むしろ気絶という唯一の逃げ道まで塞がれたという事であり、今も苦しみは続いている。むしろ気絶する事も叶わないという事実は、イリゼの心に刺さって抜けない。
「もう一度言うけど、これはお仕置きだよ?だから、イリゼちゃんが反省するまで止めないし、終わらない。分かるよね?」
「ひ…がぁッ…ぅ"ひぅ"ぅ"……ッ♡!」
そうしてまた、アキはイリゼの膣へ突っ込んだディルドを動かし始める。掻き回し、穿くり回し、浅いところも深いところも例外なく責める。片手で振動するディルドを動かしながら、もう一方の手でイリゼの一物を掴んで雑に扱く。
「はがッ…ぁ"ッ…ぶァ"…っ♡!お"っ…ん……ッ♡♡!」
慣れる事など永遠にないような激しい快楽が、イリゼを責め立て募り続ける。乳首も膣も陰茎も全て、どろどろに溶けてしまったのではないかと思う程、刺激がダイレクトに背筋を貫いてくる。最早それは快楽…気持ち良いという感覚ではなく、気持ち良いという名の苦痛でしか、責め苦でしかない。
それが、窒息の、呼吸困難の苦しみと共に襲ってくる。苦しくて苦しくて仕方がない。身体の内側が燃えるようで、それでいて冷え切っているような、訳の分からない感覚に支配されていく。幾ら苦痛に慣れている女神でも、これは許容の、理解の外。意識を手放さぬよう、痛み苦しみを必死に堪える経験はあっても、それは出来ても、窒息で意識が失われる直前のまま、それがどれだけ続いても、自分自身がそれを望んでも気絶しない、出来ないのは、まともに耐えられるようなものではなかった。
(声が、出ない…身体が、うごかない……っ)
アキは言った。窒息しそうな時のみ、ほんの少し形が変わって気道を確保すると。それは即ち、気道が確保されたとて楽にはならないという事。確保されるのは本当に最低限の最低限で、苦しみは微塵も薄れないという事。そしてそんな状態では…当然、声を出す為の空気も碌に残りはしないという事。
「ぃ"…ぅ"ッ……!」
「イリゼちゃん、どうかしたの?」
「む"ッ…ぁぁ"……ッ♡!」
「言いたい事があるなら、ちゃんと言わなきゃ伝わらないよ?」
満足に声の出せない、掠れた呻きしか出てこないイリゼの膣と陰茎を同時に責めながら、アキは世間話でもするかのような調子で言う。無論、アキはイリゼの状態も、そんな状態ではまともに声など出ないという事も理解している。把握した上で、わざと惚けた様子で煽る。
反省するまでと言いながらも、イリゼからのアクションを許さないアキの姿勢。それが示すのは、これが反省を促す為の拷問ではなく、絶望を与える為の拷問だという事。イリゼもそれは分かっていた。もうまともに働いていない思考ですら分かる程、はっきりと突き付けられていた。それでも、他に出来る事などない。気絶という逃げ道すらない。イリゼに出来るのは…微かな声を、必死の思いで絞り出す事だけ。
「ぁ…ん"ッ、せ………ぇ"ぁ"ッ…♡!」
「だから、言いたい事があるなら、しっかり言わないと。それも出来ないの?」
「し"た"ッ…かッ……ぁ…♡!」
「…………」
「…ァ"ッ、あ"ッ…♡!…はッ……ん、ん"ッ…せ、ぇ"…しッ……た"ぁ"ぁ"…ッッ♡!」
幾度も幾度も射精しているというのに一物は萎えず、何度も何度も絶頂しているにも関わらず、乳首も膣も与えられる刺激から、地獄の快楽から逃れられない。辛くとも、苦しくとも窒息はせず、苦痛が最大値のまま留まり続ける。疲弊しきったイリゼの身体は悶える事も出来ないまま、気が狂いそうな時間が延々と続く。
それでも何とか、イリゼは叫ぶ。喉が裂け、身体の内側が捩じ切れてしまいそうな苦しみの中で、一文字一文字、一声一声を懸命に絞り出し、震える声で言葉を紡ぐ。藁にも縋る思いで、アキへと伝える。アキが口にした、その言葉を。反省したという、アキへの宣言を。…だが……
「反省した?そっか、でも…口だけなら、なんとでも言えるよね?」
「ぅ"…あ"……っ!?は、ん"…せ……ぇ"ァ"ッ…♡!」
「あぁ、心配しないでイリゼちゃん。私はイリゼちゃんが心にもない事を言うなんて思ってないし、その場凌ぎの嘘を吐く女神だとも思っていないから。だから…それを証明する為に、言葉以外でも反省してるって事を確かめるね?イリゼちゃんも、賛成でしょ?」
口だけならなんとでも言える。そんな無慈悲で残酷な、絶望的な返しにイリゼは目を見開き、心が押し潰されそうになる。一縷の望みを掛けて、屈辱を忍んで、何よりやっとの思いで紡いだ言葉が呆気なく、無価値であるかのようにあっさりと返され、気が遠のいてしまいそうになる。
しかしそれすら、首輪は許してくれない。首吊りの苦しみも、アキの扱きも、玩具の刺激も止む事はなく、身体も心も徹底的に追い詰められる。苦しみと快感が一瞬たりとも絶える事なく続く、際限なく押し寄せ続けるような、正に地獄。
そうしてまた、イリゼは迎える。苦痛に満ちた、絶頂を。呼吸困難で身体が内側から焼け落ちるような感覚の中での、腰が弾け飛ぶような射精を。意識を無理矢理繋ぎ止められたままでの、快感がもたらす悶絶を。
「ぅ"っ…ァ"っ…ぁ"ッ……ぁ…♡♡」
耳を澄ませなければ聞こえない程の、殆ど空気漏れと変わらないような嬌声を上げながら、イリゼは小刻みに痙攣する。全身まるで力はなく、屈強なのは一物だけ。陰茎だけが、以前として硬く反り返っており…その一物も、どぷどぷと精液を漏らしながら、アキの手の中で幾度も震える。
もうイリゼには、苦しみと快感の違いが分からなかった。どちらも等しくイリゼの心を蹂躙する、無情な暴威でしかなかった。最早自分から声を上げようとする気力も、頭を働かせものを考えるだけの思考力もなく……されどそれでも、アキは止めない。イリゼを首吊りにさせたまま、振動するローターを乳首に固定したまま、暴れるディルドで膣を抉り、イリゼの状態お構いなしで一物を激しく扱き続ける。
極限中の極限、寸分の隙もない極限状態で、イリゼの思考は止まったまま。しかしそれがせめてもの救いと言える程、その拷問は熾烈であり…延々と、幾度も幾度も続いていた。
*
どれ程の時が経った頃か。暫し前から手付きが単調に、動きが緩慢になりつつあったアキが不意にその手を止め、ディルドを抜くとイリゼを首吊り状態から降ろした。刺さるディルドがない為に、降ろされたイリゼは台からも滑り落ちた。
床に横たわり、咳き込みながら異様な音の呼吸を繰り返すイリゼ。そのイリゼをアキは見下ろし…咳が収まったところで、イリゼへ向けてアキは言う。
「イリゼちゃん、調子はどう?」
ただ聞いただけではなんて事のないような、ありふれた問い。しかし、問われた…否、声を掛けられた瞬間、イリゼの肩はびくりと震える。そして、零れる。イリゼの声が。イリゼの涙が。
「…ごめっ…なさい…ごめんなさい、ごめんなさい…もう、反省…した、から……っ」
それは、これまで一度も見せる事のなかった、弱気な姿。すっかり恐怖し萎縮してしまった、イリゼの怯え。しかしそれも、無理もない事。ここまでの拷問だけでも、その半分でも普通なら心が折れてしまうところを、イリゼは徹底的に虐め抜かれたのだから。しかもこれまでもずっと、手を替え品を替え連日イリゼは拷問され続けたのだから。幾ら強靭な女神とて、心が弱らない訳ではない…常識の通じる範囲では不屈そのものであっても、非常識を極めた中では見た目相応の少女の様に怯えてしまう事もある。…今のイリゼは、そんな当たり前の事を示していた。
「なら……国を、渡してくれる?」
「……っ…!」
片膝を突き、アキがイリゼの頬に触れた瞬間、更にイリゼの表情は引き攣る。アキがその問いを口にした事で、イリゼの顔は完全に強張る。
これまでならば、すぐに拒否する事が出来た。ただ突っ撥ねるのではなく、アキにこのような事を止めさせよう、真っ当に生きられるようにしようと思えるだけの気力があった。されど今はもう、そんな気力などは微塵もない。今は最早、恐怖さえ抱いてしまっている。そんな状態で堂々と突っ撥ねる事など、イリゼに出来よう筈もない。だが……それでもイリゼは、首を横に振る。小さくだが、確かに振って否定を示す。
「……で、きない…渡さ、ない…っ」
もう呼吸に支障はないにも関わらず、イリゼの声は小さいまま。しかしそんな小さな声でも、今のイリゼには精一杯。恐怖に押し潰されそうになりながらも、何とか形に、声にした言葉。
矜持か、根性か、誇りか、使命感か。何れにせよ、これだけの拷問を受け、完全に怯えてしまっても尚、イリゼは女神として、国を渡す事だけはしない。そしてその返答を、変わらぬ意思を受けたアキは数秒黙り…触れた手の指で、頬を撫でる。
「渡してくれないの?だったらさっきまでやっていた事を今度はロボットで一日中…ううん、一週間位続けて放置しちゃおうかな?幾らイリゼちゃんでも、耐えられないと思うけど…どうする?」
感触を楽しむように撫でながら、アキが口にする脅し。それが口だけのものではない事を、アキならば本当にやるという事を、もうイリゼは十分に理解している。分かっているからこそ、一層の恐怖が心を突き刺す。
されど、イリゼが撤回する事はなかった。何も言わなかった、言えなかったが…表情に怯えを浮かばせながらも、瞳はその意思を変えていなかった。そんなイリゼの瞳をアキは見つめ、じっくりと頬を撫で……一度目を閉じると、ゆっくり開きながらその手を離す。
「そっか、それじゃあ……」
「……っ、ぅ…!」
「…これからは、家族とか友達の事を口にしないで?それなら、出来るよね?」
また拷問される、そう思い震えるイリゼだったが、アキが口にしたのは予想外の言葉。どう考えても国の代わりにはなりそうにない、軽い要求であり…されどこれも断れば、次こそまた拷問されるかもしれない。そう思ったイリゼは、約束したくはないものの「出来る限りそうする」と再び声を振り絞った。
…のだが、その後アキが浮かべたのは不満気な顔。まさか反省を求めた時と同じように、何か思惑があったのか。完全に怯えてしまっているイリゼはそんな思考ばかりが浮かんで狼狽えるも、直後にアキが了承した事で、イリゼの不安は杞憂に終わる。そしてアキは、今日の拷問はこれで終わりだと伝え…イリゼの拘束を解く。
「痛かったよね、苦しかったよね?ごめんね、イリゼちゃん」
「…ぁ…ア、キ……?」
まるで人が変わったかのように、イリゼへの態度が豹変するアキ。拘束を解いた後にイリゼの頭を撫で、謝る姿は本当に別人のようで、それが一層イリゼの恐怖を駆り立てる。拷問は終わりだという言葉を撤回されては敵わない、とそれについて指摘するような事はせず、表情にも出ないようイリゼは努めるが、疲労困憊に加え元から表情に出易いイリゼが隠し通せる筈もなく、実際には動揺が顔に表れていた。分かり易く出てはいたが、結果からいえばアキもアキでその表情に気付いてはいなかった。
そうして解放されたイリゼは、アキとロボットに誘導される形で部屋まで移動し、アキは去る。長い長い拷問が終わり、漸くイリゼの心は緩む。勿論、安心は出来ない。まだ何も状況は好転していない。しかし今のイリゼは何もする気力が起きず、ただただ身も心も疲れ切っていて…頭の片隅でアキの豹変に疑問を抱きながらも、倒れ込んだベットでそのまま眠ってしまうのだった。