超次元ゲイムネプテューヌ Origins Visionary 作:シモツキ
・今回の話のように、就寝前及び起床後のどちらか、又は両方が描写されない場合もあります。
・通常のリクエストは勿論の事、特殊作品群に該当するようなリクエストも受け付けております。しかしその場合は当然相手となる作品の作者さんに了承を頂かなくてはいけない為、必ずしもリクエストにお応え出来るとは限りません(既存シリーズの続きが読みたい、というリクエストも承っております)。
人物・イリゼ
内容・ふたなり 口淫 拘束 自慰 射精管理 強制射精 オナホール
国を渡してほしい。その要求を通すべく、日々アキはイリゼに熾烈な拷問を行う。手を変え品を変え、イリゼの反応を見て内容を変化、発展させていくその責めに、着実にイリゼの心は追い詰められていた。
一方で、気絶から意識が戻り、目を覚ます度に、アキはイリゼと食事を取る。拷問の最中とは対照的に、友人と食事を摂っているかのようにイリゼを責める事なく、ただただ食事の時間をイリゼと過ごす。その豹変と言っても過言ではない程の差異が、緩急を付ける事による揺さ振りだとしても不可解さが拭えない言動が、イリゼの中で困惑として積み重なっていく。
そうして今日もまた、アキは運んだ料理を並べ、イリゼと食事を共にしていた。
「…………」
「…………」
「そういえばここって、幽霊がいたんだよね」
「ぶ……ッ!?」
これまでイリゼは、意図を探ろうと、少しでも情報を得ようとアキに色々と話を振った事もあった。しかしアキも間抜けではない為そう易々と有益な情報を口にする事はなく、探るにしても情報が不足している…聞き出す為の種すら満足にないイリゼが訊ける事など大して多くないがために、今回イリゼは探りを入れようとはしていなかった。そして当然、他愛ない話をするつもりもなく、ここまで聞こえてくるのは殆ど食事の音のみだった。
そんな中で、突如アキが口にした言葉。単なる話題としてアキは言っただけのようだが、あまりに唐突且つ予想外過ぎる切り出しだった為に、思わずイリゼはむせてしまう。
「……?…イリゼちゃん、もしかして…幽霊、苦手?」
「い、いや違うよ!?今のは…そう、驚いただけ!いきなりそんな話をされたら、普通誰だって驚くから!」
「そう?そういうもの?」
首を傾げるアキに、慌ててイリゼは否定を返す。唐突過ぎる話に驚いただけ、という主張は決して嘘ではないが、幽霊が苦手なのは事実。そしてシンプルに恥ずかしいという理由と、自分の苦手なものを知られてしまうと、今後の拷問にそれを利用されるかもしれないという危惧からイリゼは慌てて返したのであり、まだ疑問を抱いている様子のアキへ対し、即座に話題の変更を図る。
「そういうものだって!それよりもアキ、何か毎回食事の内容がほぼ同じじゃないかな…!?」
「あぁ…そうだね、大体同じかな」
「あ、把握はしてるんだ…って、してて当然か…。…アキの料理、美味しいよ?でも…同じメニューだと、飽きたりしない…?」
美味しいというのは、イリゼの本心。アキの用意する食事はシンプルながらもそれなりに美味しく、適当に使っているとは思えない。だからこそ、手抜きでないにも関わらずメニューが毎回同じである事、そちらには拘っていないように思える事がイリゼは気になっていた。
「…美味しい……」
「……アキ?」
「な、何でもありません。…何でも、ありません」
(何でもない人の反応じゃない…)
明らかにこれは何かある、と先程の自分を半ば棚に上げつつ思うイリゼ。頬の端がぴくぴくとしている、何かしらの表情を我慢している様子からして、本当に何かあるのはほぼ間違いなかったが、何でもないと否定しているところへ下手に追求をかけて、アキの機嫌を損ねてしまう事は避けたい。その判断の下、気にはなるが飲み込む事にし…どうやら耐えきった様子のアキは、答えるように口を開く。
「美味しいと思ってもらえたなら良かったよ。けど、飽きるなんてこれまで考えた事なかったかな。食事なんて、お腹を満たせればそれでいいし、だからこれ以外は作れないし」
「…本当に飽きないの?」
「本当に飽きないよ。…あ、そういえば……」
見栄を張っている様子もないアキだが、再度の問いに答えた直後、すっと席から立ち上がる。そのまま部屋を出ていき…少ししたところで、戻ってくる。そして戻ってきたアキの手にあったのは、マヨネーズ。
「ごめんねイリゼちゃん、これまでマヨネーズ使ってなかったよね」
席に座り、早速蓋を開けるアキ。流石にそういう調味料で味に変化を加える事はするのか、とイリゼも納得し、一先ずイリゼは食べ進める。進めるのだが……
「…え、結構多いね…そんなにサラダにマヨネーズかける…?」
「半端にかけても意味ないでしょ?」
「い、意味ないっていうか、あんまり味を感じられないのはその通りだけど…そんなこんもりする程かける人もあんまりいないんじゃないかな…って、ちょっと!?」
ぶにゅー、っとサラダにたっぷり、それはもうたっぷりかけていたアキに驚いていたイリゼだったが、なんとまさかのこれは序の口。かけ終わったアキは蓋を閉じると思いきや、そのまま別の料理にも、他のおかずにもかけ始める。
「え、あ…ソーセージにもかけるんだ…パンと合わせてじゃなくて、ソーセージ単品にかけるなんて珍しいね…」
「そうかな?美味しいよ?」
「へ、へぇ…待って、スクランブルエッグにもかけるの?ケチャップじゃなくて、マヨネーズかけるの…?」
「そうだよ、美味しいんだよ?」
次々と、おかず一品一品にマヨネーズをかけていくアキに、段々と募っていく困惑と動揺。そして全てのおかずにかけた事で、今度こそ終わりかと思いきや…尚も、アキはマヨネーズをかける。しかも今度は、白米にかける。白米が、マヨネーズに覆われていく。
「何してるの!?何をしてるの!?」
「マヨネーズをかけてるんだよ?…かけてるんだよ?」
「繰り返し訊いたからって繰り返し答えなくてもいいんだよ!?え、ご飯にもかけるの!?…いや、世の中にはそういう人もいるらしいけど…だとしてもかけ過ぎじゃない!?」
一瞬ボケかとすら思ったアキの行動に、いよいよ愕然とするイリゼ。だが、まだ終わらない。白米が見えなくなる程にまでマヨネーズを回し入れたアキは、マヨネーズの口を汁物の椀へと近付け……
「…じょ、常軌を…常軌を逸し過ぎている……」
……信じられない光景を目の当たりにしたイリゼは、両手で頭を抱えるのだった。その衝撃たるや、狂気的な拷問内容を思い知った時に匹敵…してなくもない気がする程だった。
「最早調味料が調味料じゃない…味変のマヨネーズじゃなくて、マヨネーズを如何にして食べるかの域だよもう……」
「…イリゼちゃんもかける?」
「いい、要らない…見てるだけで口の中がマヨネーズ味になってきそうだし…。…っていうか、よく見たらこれ業務用…通りであれだけかけたのに空にならない訳だよ……」
差し出されたマヨネーズをげんなりした気持ちで断ったイリゼは、なんだかよく分からない気分のまま食事を続ける。本当に口の中にかけてもいないマヨネーズの味が広がってきそうな心境のイリゼであった。
その一方で、アキは平然とマヨネーズ塗れの白米やおかずを口に運ぶ。特別美味しそうにする訳でもなけれは、逆に顔を顰める事もなく、ただ淡々と食べ進める。
「…念の為訊くけど、美味しい…ん、だよね…?」
「まあ、それなりには」
「…自分のマヨネーズの使い方について、疑問とか違和感とかは……」
「味が変われば、それで良いかな…って」
(駄目だ、末期過ぎる……)
食に対する感覚のネジが吹き飛んでいる事を確信したイリゼは、初めてアキに対して同情…どころか、若干の哀れみの感情を抱く。自らを捕らえ、国を差し出させる為に拷問をするような相手へ、こんな事で哀れみを抱くのか、とそれについて何とも複雑な気持ちにもなり…しかしそこで、ある事を思い出す。思い出し、言う。
「…そういえば、食事は面倒だけど、私が作るなら別…って言っていたよね?…作って、あげようか?」
その瞬間、ぴたりと止まるアキの手。いきなり止まった事でイリゼが困惑する中、アキはイリゼを見つめてくる。
「…喜んで」
「へ?」
「イリゼちゃんが作ってくるのなら、喜んで」
「あ、あー…いいよ、このままだと色んな意味で心配になるし、作ってあげる。…だから、その代わりに私を痛め付けようとするのも、止めてくれないかな」
真顔で、しかも食い気味に求めてくるアキに一瞬ぽかんとした後、イリゼは首肯。しかしそれで終わらせはせず、料理を引き換えに交渉を図る。
初めから取り引きを考えていた訳ではない。アキの健康が不安になったのも事実。されど、今の状況でただアキを喜ばせようと思う程、イリゼも甘くはない。少しでも可能性があるならば、と交渉を仕掛け…されどアキは、首を横に振った。
「ううん、駄目。幾らイリゼちゃんの料理でも、それじゃ割に合わないよ」
「そっか…割に合わない、か……(流石にそれはそうか…けど今の反応からして、交渉の余地自体はある筈。だったらここは──)」
「だから…ねぇイリゼちゃん、イリゼちゃんの得意な料理は何?」
「え?…料理というか、お菓子作りは得意かな」
「それじゃあ、お菓子作りも教えて。それなら私も、イリゼちゃんのお願いを聞くから」
「うぇ?…あ、うん…じゃあ、それで……」
断られる事も想定していたイリゼは、アキの回答を基に次の一手を考えようとしていたが、それより早くアキの方から条件を整えてくる。料理のみでは駄目だが、合わせてお菓子作りも教えてくれるなら良い、と逆にイリゼが困惑するような事を言ってくる。しかしアキがそれを撤回する事はなく…イリゼが了承した事により、二人の取り引きは成立した。
「約束だよ?それと、もう要らないの?」
「っと、食べるから待って…!」
会話に意識が向いていて食べる手が止まっていた事を指摘されたイリゼは、急いで残りの食事を口に運ぶ。そうしてアキから少し遅れる形でイリゼも食べ終わり、すぐにアキは片付けに入る。
「じゃあ、準備が出来たらまた来るね」
「……あ、ぇ?…あ…」
料理を作る事、お菓子作りを教える事、それと引き換えに拷問はしないという約束じゃ…と、当たり前のように言うアキへと困惑するイリゼ。されどすぐに、今日はもう食事をしてしまった…少なくとも今は食後である為作ってもらう気がなく、作ってもらわないのだから拷問を止める気もないのだと気付いて、残されたイリゼは一人落胆。どうせ今のままでは逃げられないのだから、と何かをする気にもならず…その内に、アキが再びやってくる。彼女とロボットに連行される形で、今日もイリゼは拷問の行われる部屋へと向かう。
「イリゼちゃん、今日はイリゼちゃんにある道具を使ってもらうよ」
いつものように拘束される事はなく、今のイリゼはロボットのアームに掴まれているだけ。しかし女神としての力が封じられている以上、それだけでもイリゼに抵抗の余地はなく、アキの言葉にもイリゼは黙って見つめ返す。道具とは何か、何をするつもりなのか…そんな意図の籠もった視線をアキは受け止め、厚みのある筒状の機械をイリゼへと見せる。
「これ、何か分かる?」
「…分からない」
「そっか、じゃあ教えてあげるね。これは、オナホール…だよ」
「……っ…」
これまでの事から薄々予想出来つつも分からないと返したイリゼへ、アキは顔を近付け告げる。
それは、予想していた通りの回答。外れていてほしいと思っていた…されど、外れてはいなかった答え。
「あぁ、でも勿論ただのオナホールじゃないよ。ほら、分かる?」
「…これ、って……」
顔を離し、代わりにアキはオナホールをイリゼへ近付ける。穴をイリゼの方へ向け、その中を見せる。
そうして見えたのは、歯を模したような幾つもの突起と、舌を再現したような肉厚の部位。説明などされずとも、それだけでこれが口をモチーフにした物、俗に言うフェラホールだと理解するには十分だった。
「さ、それじゃあ始めよっか」
言うが早いか、アキは見覚えのある薬をイリゼへ飲ませようとする。口を閉ざすイリゼだったが、自身を掴んでいるのとは別のアームをロボットが口元へ伸ばしてきた事で、表情を歪めながらもイリゼは自ら口を開ける。すぐさま口内に薬を入れられ…薬の効果で、イリゼの下腹部に陰茎が生える。もう複数回見ている、それでも慣れない…というより慣れたくないイリゼが下腹部の感覚から意識を逸らす中、アキはこれまでと同じようにイリゼの服をはだけさせ、下半身は完全に脱がした上で、一物を掴む。こちらは慣れた手付きで扱き、十分に勃たせたところで、見せ付けたオナホールを取り付ける。
「そうだ、安心してねイリゼちゃん。これはイリゼちゃんが自分で動かさなくても、自動で動いてくれる電動式だから」
「…ありがとう、全然嬉しくない事を教えてくれて」
「うん、でも気を抜かないでね?じゃないと…すぐにイっちゃうよ?」
そう言って、アキはオナホールの電源を入れる。するとすぐにオナホールの入り口、今は一物をぐっぽりと咥え込み根元にまできている『口』の部分がきゅっと締まり、オナホールが固定される。
よく見れば口の部分とそれ以降との堺には繋ぎ目があり、どうやらそこが開いて閉じてを繰り返す事で自動ピストンを行うらしい。そしてイリゼは、こんなものまで用意しているアキの周到さと常識外れっぷりに、呆れと困惑の混ざった感情を抱き…だが次の瞬間、ぬるりとした感触が一物を襲う。
「ひぁ…ッ♡!?」
まるで本当に舌で舐められたかのような、柔らかくも生温かい感覚。いきなり一物を突き抜け背筋を駆け上ぼった鮮烈な快感に、思わずイリゼは声を上げ…しかしそれは、ほんの序の口。すぐさま次の動きが、巻き付くように絡んでは舐めるオナホールからの刺激が、再度イリゼの嬌声を引き出す。
「あっ、やっ、なッ…これ……っ♡!」
「言ったでしょ、気を抜かないでねって。だけどまだまだこれからだよ?ほら、そろそろ……」
「な、なにが…んひぃいぃいぃっッ♡!?」
とても機械とは思えない、本当に咥えられて舐められているような刺激。先端、裏筋、カリに竿と順にイリゼは舐められていき、刺激と快感に翻弄される。まだ一分と経っていないにも関わらず、ひくん、ひくんと腰が小刻みに揺れ始める。
更にイリゼが舐められる感覚に慣れる間もなく、今度はより強い、よりダイレクトで激しい刺激に襲われる。鋭さを持った無数の突起に、陰茎を上下から挟まれる。直後、イリゼはオナホールの中に歯のような突起…それも肉食の魚類のそれを思わせる物があった事を思い出すが、分かったところでイリゼにはどうする事も出来ない。
細長い舌と、ギザギザの歯。口を模したオナホールらしい機能の同時攻撃が咥え込まれたイリゼの一物へと仕掛けられ、我慢出来ずに喘ぐイリゼ。されどすぐに感じる、感じてしまう。これは、耐えられないと。耐えきる事など、出来る筈がないと。
「ぅあ"っ、ダメっ、イくッ♡!こんなのすぐイっちゃ…ひぁあぁああぁぁぁぁっッ♡♡!」
びくり、とイリゼの肩が震え、オナホールの中で快楽が爆ぜる。ぴったりと入り口が閉じたオナホール内に、イリゼの精液が噴出される。
激しく揺れる腰と一物。同じように揺さぶられるオナホール。見る事の出来ないオナホールの中は、瞬く間に精液で満ちていき…入り口とは反対側、イリゼから見た奥側が、次第にぷっくりと膨らんでいく。重さを諸に受けるように、膨らむに連れ垂れ下がっていくゴム製の包みの中に入っているのは…たった今射精した、精液。
「はっ…はっ…ひぁん……っ♡!」
「沢山出たね♡でも、安心して。イリゼちゃんの射精した精液は、こうやって…ちゃんと処理してくれるから」
「そ、それのどこが安し…んひぁあぁっ♡!」
射精が収まり、膨らみきってから少ししたところで、ぼとりと落ちるゴムの包み。しかしその口は既に閉じられており、歪なゴム鞠の様になった包みは短い距離を転がり止まる。そしてしっかりゴムの包みへと包装された事で、今自分がどれだけの量の精液を射精したのか否が応でも理解させられるイリゼは、苦々しげな顔で赤面し…しかし直後にオナホールがまた動き出した事で、その表情は再び快楽に歪められる。
「あぎゅっ♡!う、動いてるッ♡!手前から奥にっ、じゅぽじゅぽってぇぇっ♡!」
「うん、動くよ。当たり前でしょ?」
先程は擬似的な舌と歯の動きだけで射精をしてしまったイリゼ。流石に二度目はそれだけでは射精しなかった…が、段階的に動きが増えていくのか、耐えるイリゼに対してオナホールはピストンの動きを開始する。見立て通りの位置からオナホールは動き…しかしイリゼはそんな事を気にしていられない。
精液の残りが滑りを良くしているのか、それとも元からそういう作りになっているのか、滑らかに動くオナホール。一分の隙もなくぴっちりと密着したまま、竿も亀頭も纏めて擦り上げるオナホールのピストンに痺れるような快楽が走り、イリゼは手足を握り締める。拳を握り、足も床を掴まんとするようにきゅっと閉じ…されどそんな事で耐えられる筈もなく、びくびくとまたイリゼの一物は震え出す。
「激しッ、過ぎるぅ"ぅぅっ♡!止めてっ、ふひぃいぃぃいいっッ♡!」
半ば反射的に止めてと口にするイリゼだが、当然アキは止めない。いつものようにイリゼを眺め、時折手元の端末を確認してはそれに数度触れるばかり。
当然ピストンだけではない。その動きに合わせるように、擬似的な舌と歯も続けてイリゼの一物を責める。舌がぴったりと絡み付いたままオナホールが引けば、強く擦れる事によってイリゼの腰はがくがくと震え、歯もピストンの最中に不規則な甘噛みと横に擦るような動きを繰り返す事で、イリゼの口からは苦しげな…されど甘い喘ぎが幾度となく漏れる。
更に今のイリゼの一物は、射精直後で敏感な状態。そんな状態で一度目より激しい責めをされれば、多少我慢出来ても長く耐え続ける事など出来よう筈もなく…再びイリゼは、射精。
「ん"ぁ"あ"ああああぁっっ♡!射精るッ♡またイくぅ"うぅううッ♡♡!」
搾り取られるような感覚と共に二度目の射精へ至ったイリゼは、大きく腰を前に、上に突き出す。勿論意図的なものではない。刺激で、快楽で、身体が勝手にそうなってしまっていた。
二度目というのに、まるで変わらない射精量。何なら刺激され始めてから射精に至るまでの時間が長い分、一度目よりも多いのではないかと思う程の、突き抜けていくような射精感。再び精液が溜まる事でオナホールの先が膨らんでいき、垂れ下がり、射精が終わった少し後に封をされて床に落ちる。二つの精液袋が雑に転がり…また、オナホールは動き出す。
(こんなの無理ッ♡!また射精するっ!ずっと射精させられるぅぅぅぅッ♡!)
早くもイリゼは感じていた。これは無理だと。何度繰り返そうと、何時間繰り返そうと、耐えられるようにはならないと。そして当然、諦めて射精の快楽に浸るという選択肢もない。そもそも無理矢理与えられる、強引に感じさせられ続ける快楽など、心地良いものでは全くない。
故にイリゼは、耐えるのではなく逃れようとする。それが出来るのかと考えるより先に、殆ど勝手に身体が動く。
「ああああッ♡!ひッ、うぃひっ、ん"ぅ"ぅぅうぅっっ♡!」
「あれ?…イリゼちゃん、もしかしてオチンポ振ってオナホを落とそうとしてる?そんな事しても、無駄なのに…」
「なら取ってッ、取ってよぉおおぉぉっ♡!」
「だーめ。まだまだイリゼちゃんにはイってもら……あっ」
反射ではなく、意図して腰を振る。目一杯腰を突き出し、引き、また突き出してを繰り返す。オナホールにぐっぽり咥え込まれた一物を全力で振りたくっているような今の姿は、側から見れば間違いなく無様で滑稽。それが分かっていても尚、僅かな望みに賭けて何度もイリゼは腰を振り出す。
だがこの時、イリゼは快楽に思考を蝕まれ、快感で脚の力が抜けつつあった為に、幾度目かの腰振りをした瞬間、バランスを崩して転倒する。アームがそのままではイリゼの肩関節に多大な負荷が掛かり脱臼する可能性があると機械が判断したのか、アームも伸びてイリゼは床にうつ伏せとなる。
(こ、こんな道具一つで、こんな……♡!ぁ…で、でも……っ!)
輪を掛けて無様な転倒をしたイリゼだったが、そこでふと、床に擦り付けるようにすれば手を使わずともオナホールを外せるのではないかと思い至る。思い付いた次の瞬間には、イリゼの身体は行動に移る。
実際のところ、確かにただ腰を振りたくるよりは、そうする事の方がオナホールが外れる可能性はあった。あくまで腰振りと比較すればに過ぎないが、今のイリゼは藁にも縋る思いだった。だが…或いはだからこそ、イリゼは気付いていなかった。自分の行為、床に擦り付ける事の落とし穴に。そうする事で、何が起こるかという事に。
「はっ、はっ、はひゅぁっ、はへぁああぁぁああぁあっッ♡!?」
「イリゼちゃん、もしかして床に擦り付けて取ろうとしたの?でも…それじゃ、床オナしてるのと同じだよね?」
ただでさえ耐えられなかったオナホールからの刺激。それが更に強く、激しくなってイリゼは訳も分からず悲鳴を上げる。そんな中で、顔を近付けてきたアキに囁かれ…そこで漸く、イリゼは自分の選択が愚策だったと理解する。
考えてみれば、当然の事。擦り付けるという事は、その為にオナホールを床へと押し付ける…間接的に、一物をオナホールへ押し付ける事に他ならない。オナホールの内側、柔らかくもぬめりとした内壁に一物は一層密着し、更に歯を模した突起にも自らぐりぐりと一物を当てがってしまった事で、腰が砕けてしまいそうな程の快楽が股間から全身に突き抜けていく。
「ふふ、いいよ。イリゼちゃんが床オナしたいなら…特別に、手伝ってあげる♡」
「ひにゃああああああぁっ♡!?ダメっ、ダメダメだめだッ…め"ぇ"へぇええぇえぇぇぇぇッ♡!ん"ぉ"お"おおぉおお"ッ♡♡!」
軽く頬を紅潮させながら笑ったアキは、イリゼの後ろ側へ回り、しゃがんで両手を尻へと当てがう。両手でイリゼの尻を、腰を床へとしっかり押し付け、そのまま前後へ揺らし動かす。
こうなればもう、イリゼは快楽からもこの状態からも逃れられない。快感の追い討ち、強引に押し付けられ擦られる事による刺激の駄目押しに突き崩されて、またもやイリゼは射精に至る。
そしてそれを、何度も繰り返す。薬によって生やされた陰茎は通常のそれとは訳が違うのか、それとも強靭な女神である事が仇となっているのか、射精しても射精しても一物は、それを勃たせる興奮状態は一向に収まらず、精液を溜めたゴムばかりが床に増えていく。…イリゼには、どうする事も出来ない。ただ喘ぎ、身体を震わせ、射精を繰り返す事しか出来ない。
「イ"ッぐぅう"ぅぅッ♡!穴の奥まで舌に穿られてっ、吸い上げられるの"ぉ"ぉ"ぉぉっっ♡♡!」
「…なんだか、飽きてきちゃったな…あぁ、そうだ」
床に押さえ付けられたままのイリゼは、腰から上だけが跳ね上がる海老反りの格好になりながらもう何度目か分からない射精をする。オナホールによって容赦なく窄精され、表情を歪めながら舌を突き出す。
そんなイリゼを、アキは冷めた目で見ていた。その言葉通り、オナホールによってイリゼが同じように射精するのを眺めるだけ、せいぜい尻を押して一物をオナホールへ押し付けさせるだけの繰り返しに、飽き始めていた。もしまだイリゼに余裕があったのなら、飽きたという言葉に一筋の希望を感じていたかもしれないが、今のイリゼはそれどころではない。それに何より、飽きたからといってアキに止めるつもりなど毛頭なく…イリゼから手を離したアキは、自らも薬を飲み、イリゼと同じように一物を生やす。続けてイリゼを鎖に繋ぐと、そのまま逆さに吊り上げる。
「またイくッ、イ"ッ…ぁ"ッ、ぁああああっッ♡!?」
「うん、ここからは射精と絶頂を禁止にするね。イリゼちゃん、止めてって言ってたから嬉しいでしょ?」
「なッ、ち、違っ…!私が止めてっていったのは、オナホー…るぅ"う"う"ぅッッ♡!」
瞬く間にアキの陰茎も勃っていく中、アキはイリゼの左中指に嵌めた指輪の機能を用いて射精と絶頂を封印する。その状態でもオナホールが止められる事はなく、イリゼは逆さに吊られたまま、今度は射精出来ない状態でオナホールに一物を責められ続ける。射精出来ないまま、耐えず快楽と解放されないもどかしさに襲われ続け…幾度も射精した事で敏感になりきっていたイリゼが新たな悲鳴と懇願を口にするまで、そう時間は掛からなかった。
「うぁああああッ♡!射精ないッ♡!イきそうなのにイけない"ぃい"ぃ"ぃッ♡!射精ッ♡射精させてぇぇえぇぇええッ♡!」
「それじゃあイリゼちゃん、今度はイリゼちゃんが私のを咥えて?私をちゃんと射精させてくれたら、射精禁止を解いてあげるよ?」
「……っ…そ、それ…は…」
「嫌なの?なら私は機械の調整をしてくるから、イリゼちゃんはここで暫く……」
「あ、ま、待ってッ!するっ、するから行かないでぇッ!」
言いながら近付き、イリゼの眼前に硬く勃起した一物を突き付けるアキ。口淫の要求に一度は躊躇うイリゼだったが、アキが立ち去ろうとした事で慌てて了承。必死に叫ぶイリゼの姿にアキは笑い…そのままではギリギリ届かない位置で、イリゼを待つ。それはまるで、自分から来いと言わんばかりに。
しなければ、この苦しみが続くだけ。それをもう十分に理解しているイリゼは、アキの一物に向けて舌を伸ばす。しかし目一杯伸ばしても尚、ほんの少し届かず…イリゼは身体を振る。逆さ吊りのまま上体を振って、何とか一物を咥え込む。
「ぅぐふ…っ!ぁ、ぶ…ふじゅ、るっ……♡」
「ぁん…♡イリゼちゃん、気分はどう?」
「ふぉん、なの…ひぃ、きふんじゃないに…きまっ、へる…♡」
「うん?あ、ごめんね。今のは気持ちじゃなくて、具合の事だよ。普通の人間ならずっと逆さでいるのは危険なんだけど…それも、女神なら大丈夫だよね?」
一物を生やされ、オナホールで何度も射精させられ、逆さに吊られ、挙句今は射精許可の為にアキの陰茎を咥えている…そんな状況で最悪以外の気持ちになどなるものか、と口が離れてしまわないよう気張りつつ答えるイリゼだったが、そういう事ではないとアキは返す。その間もイリゼは舌を這わせ、唇を密着させて、アキの一物を刺激していく。
「んふ、ぷっ…ぁぶ、んんっ…じゅっ、ぁう…っ♡」
「あっ、そ、それいい…♡いいよ、イリゼちゃん…♡!」
力を抜けば、口は一物から離れていく。それを利用しイリゼは亀頭まで頭を後退させると、そこから口を窄める事で踏み留まり、今度は吸うようにして少しずつ根元へ戻っていく。ゆっくりねっとりとしたピストンを数度繰り返し、何度目かの亀頭でイリゼはカリ首へと歯を立てる。傷付けないように、それでいて強めの快楽を感じさせられるように、噛んで上下から刺激を与える。
びくりと震える一物越しに感じる、アキの興奮。強く感じている事の証明。だがイリゼに、それについて考える余裕などない。
(く、咥えてるせいで、余計にオナホの動きを感じちゃう…っ♡早く、早く射精してよぉぉ……っ♡!)
口で一物を感じている、刺激を与え射精させようとしている事が、むしろ余計に自分の下半身を意識させる。自分自身でも気付かない内に、オナホールと似たような舌使いとなってしまう。当然意識すればする程射精欲求も、それが満たされないもどかしさも鮮明になり、イリゼの口淫は必死さを増す。更に激しく、搾り取るように舐めしゃぶる。
その甲斐あってか、射精の予兆を見せるアキの一物。オナホールがイリゼの一物を締め付け、引き抜くように根元から先端へのストロークをかける中、イリゼもまたアキの一物に吸い付き……一際大きく震えると共に、アキは射精。
「ふぁっ、あッ、んぁああぁぁっ♡!射精すよっ、イリゼちゃんっ♡♡!」
「ぶぇふッ♡!?ほごほっ、げほッ!」
逆さのイリゼの腰を掴み、自身の腰を前に突き出しながら精液をイリゼの口内へ打ち出すアキ。射精にイリゼは面食らい、咽せ、半ば吐き出しながら咳き込んでしまう。加えて今は、逆さに吊られた状態。本来ならば喉に、その奥に『落ちる』筈のものが、『登る』形になる状態。
そんな状態で精液をまともに飲み込める筈もなく、イリゼは口腔内の精液の殆どをそのまま吐き出す。べちゃりと粘つく精液が床に落ち、鼻や髪にも付着し残る。
「げふっ、ごほッ…ぁぐ…っ……」
「あーあ…折角イリゼちゃんの口に射精した精液を吐き出すなんて…。イリゼちゃんが射精したいっていうから、私は条件を出してあげたのに、それを台無しにするなんて酷いよね?そんなイリゼちゃんには、罰が必要だよね?」
「ぇ、あ…ぎゃひィいぃいいい"ぃ"ィィッ!?」
喉の奥に残った精液の感覚にイリゼが表情を歪める中、アキは一転して冷たい声音となる。普通に考えれば理不尽な主張を、さも当然の事であるかのようにイリゼへと言い…イリゼからの答えを待つ事なく、手にしたタブレット端末を操作。次の瞬間イリゼの陰茎に凄まじい痛みが迸り、イリゼは身を大きく捩らせ絶叫する。
これまでの快感を与える為のものとは違う、激痛をもたらす刺激。それは、歯を模した部位によるものだった。単純な、それでいて強力な、オナホールからの噛み付きだった。あまりの痛みにイリゼは暴れ、その苦痛から逃れようとする…が、どれだけ暴れたところで逆さ吊りとなった身体が前後左右に揺れるだけ。オナホールは一物からぴくりともせず、痛みもそのまま芯へと響く。
「ほら、しゃぶってイリゼちゃん。射精、したいんでしょ?」
「い"た"ぃ"ッ!うべッ、ぅぐばッ…ッ!痛い痛いいたいいたい"ぃ"いいぃ"ィッ!オチンポ痛いの"ぉ"お"お"ぉぉッッ!」
悶えるイリゼへアキは自身の肉棒を押し付けるが、もうイリゼはそれどころではない。射精欲求が引っ込む程の激痛を前に、ひたすら叫び暴れ回る。されどアキもアキで譲歩などせず、そのまま一物を押し付けていた…が、流石にこれでは文字通り話にならないと、再び端末を操作し噛み付きを解除。一物を襲う痛みから解放された事で、イリゼの絶叫と悶絶も収まり…しかしイリゼは荒い呼吸を繰り返すばかりで、アキの一物をしゃぶろうとはしない。オナホールによる刺激、痛みではなく快楽を与える動きは再開されているものの、まだ痛みが疼いているのか、完全にイリゼの気力は削がれてしまっていた。
そんなイリゼの状態に気付いたアキは、残念そうに小さく嘆息し…イリゼの頭を掴むと、口内へ一物を無理矢理押し込む。咥えてもらうのではなく咥えさせる、フェラチオではなくイマラチオへとやる事を切り替え、イリゼの頭を手で固定したまま腰を動かす。
「ぇぶッ、ぁ"ッ、ふごぁッ…!」
「感謝してね、イリゼちゃん。イリゼちゃんの代わりに、私が動いてあげるから♡」
舌に、頬の内側に、喉奥に亀頭を擦り付け、アキは何度も一物を抜き挿し。イリゼの呻きなど気にも止めず、股間から駆け登る快感のままに腰を振って打ち付ける。当然イリゼが自分から動く事はなかったが、えずき、咳き込む度にその衝撃がアキの一物を刺激し、びくりびくりと陰茎は震える。
その内に、既に勃起をしていたアキの一物が更に質量を増す。それは正しく、射精の前兆。二度目以降敏感となって射精し易くなっていたイリゼと同じように、アキもまた二度目への到達は一度目より早く、イリゼの口内で唾液と先走りが混ざり合う。そしてアキの一物が、一際大きく根元から跳ね…再びイリゼの口腔内は、白濁に染まる。
「んぐふぅ"う"ぅ"ぅッ♡!ぉ"えッ、げぼごほほッ!」
喉の奥に亀頭を押し付けての射精。逆流する形で喉から口腔内へと広がる精液。イリゼもまたびくりと震え…苦しみから、先と同じようにまた精液を吐き出してしまう。
直後、一物へと迸る電流。イリゼが吐き出すや否や、アキはまたタブレット端末を操作しており、その指示によって出力された電流がイリゼの一物を、そこから全身を無慈悲に貫く。神経が集中している部位に直接流される電流は激痛以外の何物でもなく、イリゼの悲鳴は部屋に響く。
「イリゼちゃん、イリゼちゃんは女神なんだから、そろそろちゃんと出来るよね?」
一頻り電流で責め立てた上で、止めると同時にまたアキはイリゼの口内へ一物を押し込む。同じようにまた腰を打ち付け、自分の一物をイリゼの口の中で扱き、昂る欲求のままに精液を出す。休む間もなく咥えさせられ続けている、口の中を犯されているイリゼの状態が好転する筈もなく、当たり前のようにまたイリゼは射精された精液を吐き出す。すると当然の様に、アキは端末を操作し…まだ咳き込んでいるイリゼの一物を、焼けるような熱さが襲う。亀頭から付け根まて、一物の全面をまるで火に炙られているような熱が、焼かれる痛みが突き刺さり、絶叫と共にイリゼは宙でのたうち回る。これまでアキが用いてきた幾つかの機械と同様、それも神経に信号を送って高熱を感じていると誤認させているだけであり、実際に焼かれている訳ではないのだが、本物だろうが誤認だろうが、悶え苦しむ程の痛みである事には変わりない。
更に恐ろしい事に、段々とまたイリゼは射精欲求を感じ始める。痛みの前に鳴りを顰めていた、消え去ったと思っていた射精への衝動が、疼くようにしてじわじわと股間から募り広がる。その分今度は痛みが薄れていく…となればまだ良かったが、噛み付きや電流、それに熱といった痛みの猛威は全く変わらず、既に引き裂かれそうだったイリゼの心は、尚も痛め付けられすり潰される。こうなる位なら、ひたすらオナホールに扱かれ射精し続ける方が良かった、その方がずっとマシだった。そんな後悔すらも(最もアキが切り替えたのは、イリゼの反応に飽きたという一方的なものだが)一瞬よぎり…しかし痛みと射精欲求の濁流に飲み込まれて、思考の遥か彼方へ消える。
「ふーっ…ふーッ…またっ、射精るっ、よ…ッ♡♡!」
「ぁ"、ぶぁっ…ォ"っ、ん"ッ…ぶふ……っ」
今何度目かも分からない、口腔内へのアキの射精。されど人と女神の違い故か、何度射精しても勢いや量が全く衰えないイリゼと違い、アキの射精は幾度も繰り返した事で幾分かマシなものになっていた。
そのおかげもあり、何とかイリゼは吐き出す事なく全て飲み込む。苦しみに堪えて口を閉じ、粘つき喉に張り付く精液をやっとの思いで嚥下しきる。これまでとは違う、とアキも気が付いたのか、射精を終えたアキはゆっくりと腰を引いていき…最後にイリゼの唇を揺らして、アキの屹立した一物は抜ける。
沈黙するイリゼとアキ。何度もやり直す羽目にはなったが、漸くイリゼはアキの提示した条件を満たした。故に期待と逸る気持ち、その一方で沈黙に対する不安と恐怖もイリゼの心の中では同時に存在。逆さのイリゼは見下ろすような首の動きでアキを見上げ…黙っていたアキは、にこりと微笑む。
「うん、やっとちゃんと飲めたねイリゼちゃん。それじゃあ…射精、許してあげる」
「……っ!」
待ち望んだその言葉、射精の解禁に、イリゼの一物は悦び跳ねる。こんな事で悦ぶなんて、と一瞬思ったイリゼだったが、今はそれよりも射精が優先。感じていた無理矢理な締め付け、尿道を強制封鎖される感覚がなくなり、射精出来ると心も昂る。
今更何かする必要はなかった。一時は痛みで覆い隠されていたとはいえ、元々一物も射精欲求も破裂寸前。それを無理に押さえ付けられていたのだから、その戒めがなくなれば、待つのは瞬時の爆裂のみ。それに何より、イリゼに耐えるつもりはない。最早耐える理由がない。
押し寄せる射精感。身を委ねるイリゼ。堰き止められていた精液は、一気に一斉に駆け登り……
「イくっ♡イくッ♡イッ──……え…?」
……だが、その瞬間は訪れない。轟くような快感も、全身を駆け巡る快楽も、腰ががくんがくんと震えてしまう感覚も……何一つとして、やってこない。
訳が分からなかった。頭が真っ白になるようだった。意味が分からず、自分の状況を理解出来ず…茫然としていたイリゼは、気付く。
「…な、い…?…オチンポ、ない…なんで、なんで…ッ!?」
それまで確かにあった、いきり勃っていた陰茎。しかしそれが、今はない。股間には影も形もない。
一物がないのなら、射精に至らないのも当然の事。されどイリゼは納得などしない。むしろ余計に混乱する。ない事で一層取り乱す。
「あー、そういえば言ってなかったよね。今回飲ませたのは、普通のより射精し易いけど、代わりに消えるのが早いオチンポを生やす薬なの。消えるのが早いのは、ただの副作用なんだけど…タイミングが悪かったね、イリゼちゃん」
「ぁ、じゃ、じゃあ……」
「うー、ん…でも想定以上に早いし、やっぱり女神が服用した場合は自分で試した通りにはならないか…今の薬、ちょっと見直したいから今日はここまでにしてあげるね」
「…終わ、り……?」
なくなった理由を答えたアキは、これで終いにすると言う。理解と心が追い付かず茫然とするイリゼの拘束を解き、ロボットによって部屋へと連れていこうとする。
この時アキに他意はなかった。早速薬の調整をしたいという化学者の血が騒いだ事と、立て続けに何度も射精して気が済んだ…要はすっきりした気分になっていた為、今日はこの位にしよう…そう思っただけの事。
されどそれは、イリゼにとってはあまりにも無情で、残酷で、絶望感が押し寄せてくるような言葉だった。このまま終わりになったら、もう破裂していなければおかしい程の、解放されなければいけない筈の射精欲求を抱えたまま戻されてしまったら、自分は正気ではいられない。何よりそんな小難しい事よりも、ただただただただ…射精したい。そんな感情に支配され、突き動かされ、イリゼは何も考える事なく…アキへと、縋り付く。
「待って、待って…待って待って待って待ってよぉっ!射精っ!させてくれるって言ったのにっ!もうしてた筈なのにぃ!」
「私は許してあげるとは言ったけど、させてあげるとは言ってないよ?それにもうオチンポないんだから、出来なくても仕方ないよね?」
「だったら生やしてっ、オチンポもう一回生やしてッ!無理っ、こんな生殺し耐えられないの"ぉ"ぉっ!」
疲弊と逆さにされ続けた影響で平衡感覚が上手く働かないイリゼは、闇雲に手を伸ばしてアキの脚を掴む。そのまま抱えるようにして、射精させてほしいと感情剥き出しのままにせがむ。
「それなら、国を渡してくれる?」
「それは出来ないっ、出来ないけど他の事ならするから!私に出来る事ならやるからぁ!」
「……でも、それ以外にしてほしい事なんてないし」
必死の形相でせがむイリゼ、その瞳から零れる涙。射精したいがあまり、泣いて懇願するなど本来であれば想像するのも屈辱的な事である筈だったが、そんな事も気にしていられない、考えられない程イリゼの射精欲求は限界だった。なまじ射精出来ると一度は思ったからこそ、余計に我慢が出来なくなっていた。
しかしそれでも、アキは取り合おうとしない。今は完全に意識がイリゼよりも薬の調整に向いているのか、しゃがんでイリゼの腕を引き剥がすと、今度こそ連行しようとする。
「お願いっ!お願いだから射精させてっ、オチンポ生やしてぇぇっっ!」
「……っ…!」
その瞬間、イリゼは身体を跳ね上げしゃがんだ状態のアキへ抱き着く。勿論抱き着くという意識はなく、単に引き剥がされまいとしただけなのだが、結果としてアキヘ抱き着く形となる。
直後、びくりと跳ねるアキの肩。だがアキの反応はそれだけで、イリゼを振り払うような素振りは見せない。
「したいの…射精したいのぉ……っ!」
無抵抗である事に違和感を抱く事もなく…否、変だと思う余裕すらなく、懸命にしがみついてイリゼは頼む。必死で、必死で、相手の事など見えなくなる程心底必死で……だからこそ、イリゼは気が付かなかった。振り払おうとしないアキだが、決して無反応という事ではなく…それどころかむしろ、赤面をしている事に。赤くなったアキの顔は、高揚の色を帯びていた事に。
されどアキの態度は変わらない。依然として、国以外に求めるものなどないとイリゼへ返そうとし…だがそこで何か思い付いたのか、「あ」と一言声を漏らす。
「…それなら、内容を伏せたままでも聞いてくれる?それでも良いなら、今度はちゃんと射精させてあげる」
「そ、れは……」
漸くアキが見せた譲歩。しかし内容が分からない…それは即ち、何をされるか、或いはさせられるか分かったものではないという事であり、流石にこれにはイリゼも躊躇う。
しかしやはりと言うべきか、躊躇などアキは許さない。ならば陰茎を再度生やした上で今一度射精を封じ、もう一度消えるまで弄り続けようかとすぐさまイリゼの事を脅し、イリゼから選択肢を奪う。言う事を聞く、内容を聞かずに受け入れるから射精させてほしいと頼み込み…今度こそ、その時は訪れる。
「じゃあイリゼちゃん、これを飲んで。でも、覚悟しておいてね?これはさっきのよりも、もっと射精し易くてもっと消えるのも早いから」
「わ、分かった!分かったから早く…っ!」
いよいよもう抑えの効かないイリゼは、差し出されるや否や薬を口に入れて飲み込む。落ち着かない様子で下腹部を見つめ…初めはじわりとした、そこからは一気に跳ね上がるような熱さを感じた次の瞬間、再び一物が股間から生える。そしてその直後、イリゼの理性は完全に陥落、プライドも羞恥心も射精欲求があっという間に跳ね飛ばし、イリゼは生えた直後の一物を掴む。ぐにぐにとまだ半勃ちの一物を強く握って硬く勃たせ、一心不乱になって扱く。
「あッ、あ"ッ、ぁはあぁあぁぁっ♡!射精るッ、射精るでるイくぅっッ♡♡!」
すぐさま上がる悲鳴の様な嬌声と共に、あっという間にイリゼは射精。握り締めた一物から精液が噴き出し、びくんとイリゼは腰を突き出す。
聞いていた通りに、瞬く間に射精へと至ったイリゼ。だがイリゼは、これが特別射精し易い薬による一物でなくとも、すぐに射精していたという妙な確信があった。それ程までにイリゼの射精欲求は高まり、射精する為の陰茎以外は全て十分に、十分過ぎる程に準備万端の発射準備完了状態となっていた。衝動のままに扱いていたイリゼだったが、一切触れず、腰を前後に振りたくるだけでも射精していたかもしれない…そんな風にすら、思っていた。
「射精凄いッ、すごすぎるのぉおおぉぉっ♡!あぁでも足りないっ、もっと射精したいぃぃいいいいっ♡!」
一頻り射精し、噴出は収まる。しかしイリゼの溜めに溜められた、解放寸前で一度奪われた射精への欲求はたった一度では到底収まらず、すぐにまた掴んで扱く。恥も外聞もなく、手での自慰に耽ろうとする。
されど、その手は一物から離れる。…否、ロボットのアームに掴まれ、一物から離される。
「ぁっ、な、なんで…っ!?」
「イリゼちゃん、夢中でオチンポ扱いてたけど、もうヘトヘトでしょ?満足するより先に、疲れて動けなくなっちゃうかもしれないよね?だから…特別に、手伝ってあげる」
「ひ…ッ!?そ、それって……!」
動揺混じりに何故と問うイリゼへ対し、アキは答えながらあるものを取り出す。細長いライトの様なものを出し…次の瞬間、イリゼは表情を強張らせる。
絶頂レーザー。その存在をイリゼが忘れる筈もなく、このタイミングで自慰を封じ、手伝うと言いつつそれを出してきた時点で、これから起こる事は明白。分かるからこそイリゼは恐れ、首を横に振りながら止めて言うが、当然それを聞き入れるアキではない。アキはロボットにイリゼをしっかりと拘束させ、レーザーの先端をイリゼの反り勃つ一物へ向けると、そのまま亀頭へ向けて照射。放たれたレーザーは亀頭へ当たり…次の瞬間、精液が噴き出す。
「ん"ほぉお"お"ぉ"ぉおぉぉぉぉッッ♡!」
強制的な射精によって響き渡る、唸りのような喘ぎ声。女神どころか女性らしさも殆どない、獣か何かの様な叫び。その快楽の深さ、激しさを示すように、叫びと共に一物はこれでもかという程に荒ぶり、精液は床へと撒き散らされる。
だが、恐ろしいのはただ強制的に射精や絶頂をさせられる事だけではない。本当に恐ろしいのは、ここから先。一気に射精へと到達させられたイリゼだったが、すぐさま次の射精がくる。継続してレーザーを当てられている事により、あり得ない程短いスパンで次の射精が迸る。
「射精る"ぅ"ッ♡!またでる"ッ、連続でイ"って射精するの"ぉ"お"おぉ"ぉ"ッ♡!ぃ"ひぃぃッ、んぎゅああぁ"あ"あ"あッ♡♡!」
「したかったんだよね?射精。ほらほら、逃げないでもっとイって?」
二度、三度と立て続けに射精し、イリゼは全身がガクガクと揺れる。叫び喘ぎひっきりなしに精液をぶちまける中、射精の勢いで一物は千切れそうな程跳ね回り…されどアキの操作により、別のロボットのアームがイリゼの竿をがっしりと掴む。陰茎を捕まえ、今ある位置へと固定する。そしてイリゼがキツく掴まれた刺激でびくりと肩を震わせながらも顔を青ざめさせる中、再度亀頭にレーザーが当てられる。強制的に射精させられ、弾けるような快楽と共に鈴口から精液を吐き出し、射精で一物は激しく震える……が、もう震えるだけで、跳ね回る事はない。どれだけ達しても、射精しても、固定された一物にはレーザーが当たり続け……射精からは、逃れられない。
「あ"あ"あ"あ"ア"ア"ァ"ッ♡♡!ン"ぉ"お"ッ♡♡!ん"ぉ"ッほおオ"お"オ"オ"ォぉ"おお"オォ"ッッ♡♡!」
それは最早、連続の射精すらも生温い所業。繰り返し、立て続けに射精するのではなく、誇張抜きにイリゼは射精し続ける。絶え間なく、止め処なく、精液が肉棒から噴き出し続ける。早ければ一瞬、そうでなくても短い時間で終わってしまう筈の、とびきり大きい射精した瞬間の快楽が切れ目なく続いているという、常人ならばあり得ない状態、女神であっても無事では済まないとしか思えない惨状。明らかにイリゼの痙攣はおかしなものとなり、ロボットのアームによる拘束がなければ全身バラバラになってしまいそうな程イリゼの肢体はガクついていたが、それでもアキは止めようとしない。それどころかむしろ紅潮した頬で荒く湿った吐息を漏らし、いつの間にか再度張り詰めていた、こちらもこちらで何度も射精しているとは思えない程ガチガチとなった自らの一物を、レーザーを持つのとは逆の手で激しく扱く。噴き出しっ放しの精液は当然アキにも掛かるが、それを嫌がる様子もなく、精液が自身の陰茎にべちゃりと付着した瞬間にアキもびくりと射精をする。そして……
「〜〜っ♡♡!──ッ♡!──〜〜〜〜っッ♡♡!」
どれ程の時が経った頃か。気付けばイリゼの叫び声は聞こえなくなり、精液も出なくなっていた。ただひたすら一物が、全身が痙攣するばかりで、イリゼは精液のない射精状態と成り果てていた。
ある意味でそれは、ドライオーガズムとも言える状態。されど本来ならば精液が出る筈の、逆に言えばもう精液が完全に底を付いている以上到達しない筈の射精に、無理矢理至らせる事で起きているのだから、その状態がまともである訳がない。それを示すように、イリゼは白目を剥き、口から泡を拭き…しかし意識は失っていなかった。想像絶する快感の刺激が、気絶する事すらも許さなかった。
「イリゼちゃん、今はどんな感じ?私もここまではした事ないから、どんな感じか教えて……あ」
そこまでなっても尚止めようとはしないアキだったが、そこで薬の効果切れとなったのか一物は消滅。もうない以上は射精も出来ないと、そこで漸く強制射精地獄は終わる。
口から顎へ泡混じりの唾液を垂らすイリゼ、そのイリゼの拘束をアキは解く。すると途端にイリゼは崩れ落ちる…が、そうなる事を見越していたアキがイリゼの身体を支え、そのまま床に座らせる。ぼうっとした状態だったイリゼの視線がきちんと自分に向くのを待ち、それからアキは声を掛ける。
「沢山射精出来て嬉しかったでしょ?…そんなイリゼちゃんに、見てほしいものがあるの」
「見て、ほしい…もの…?」
「ほら、これ。ほんとに凄い射精をしてるよね、イリゼちゃん…♡」
「な、ぁ……ッ!?」
これ、と言ってアキが見せたのは、タブレット端末の画面。そこに映っているのは、イリゼの姿。喘ぐ姿。よがる姿。一心不乱に自らの一物を扱くさまと、強制的に射精させられ精液を撒き散らしている自身の痴態。再度一物が生えて以降の、一部始終。アキは、それを録画していた。ロボットのカメラを利用して撮り、その映像を端末で再生していた。
反射的に顔を逸らすイリゼだったが、ロボットのアームで頭を掴まれ、無理矢理映像を見せられる。目を閉じはするものの、ロボットのアームが邪魔で耳を塞ぐ事は出来ず、信じられない程に喘ぎ叫ぶ自らの声は全て余さず聞こえてしまう。顔を逸らすまでに見てしまった映像、自らの醜態も頭に焼き付いたまま離れてくれず、声だけでどんなよがり方をしているのか、鮮明に思い浮かべてしまう。
「見ないの?イリゼちゃん。この腰をガクンガクン、オチンポをびっくんびっくんさせながら射精し続けてる姿なんて、とても素敵なのに…♡」
「止めて…お願いだから、もう止めて……」
あまりの恥辱に、イリゼは耳まで真っ赤となる。当然これまでもアキには屈辱的な姿を散々見られてきた訳だが、それを自分の目で見る、見させられる恥ずかしさは桁違い。あまりの恥ずかしさ、それがもたらす辛さとここまでの精神的摩耗で遂に涙までもが出てしまい、泣きながらイリゼは止めてと頼む。
「止めてほしい?どうしても止めてほしい?それならこれは止めてあげるけど…『お願い』は、ちゃんと聞いてもらうからね?」
「……っ…今更、撤回なんてしない…だけど私は、どんな罰をされようと…屈したりはしないから…!」
お願いと言われ、イリゼは交換条件を思い出す。何をされるのか、何を求められるのか…そんな不安が湧き上がるが、もうバラバラに砕け散ったも同然な気力や精神力を掻き集めて、何とかアキへと言葉を返す。それは他ならぬ、イリゼの意地であり…こうして屈しないと言葉にする事で、折れそうな心を奮い立たせている部分もあった。
そのイリゼの反応に、感情の読めない笑みを浮かべるアキ。そうしてアキは肩を竦め、イリゼに告げる。
「罰?勘違いしないで、イリゼちゃん。私がお願いするのは…キス、だよ」
「……え…?き、キスって…」
全く予想していなかった要求内容。それにイリゼはぽかんとなり、アキはこくりと頷いてみせる。一体何を言っているのか、何が目的なのかとイリゼは困惑し…だが少なくとも、冗談を言っているようには見えない。見えないからこそ、余計にイリゼはそれに戸惑う。
「そ、その…止めておいた方が、いいと思うよ…?私は貴女のせ…精液で、口の中が今酷い臭い…だと思うし……」
「それでもいいから、キスをして?」
「ぅ……」
イリゼは理由を付けて断ろうとする。思っていたよりはずっと軽い要求とはいえ、少女の様に『キス』という行為に特別さを感じるのがイリゼという女神。しかしアキは譲らない。イリゼの事をじっと見つめ、他の選択肢などないのだと示す。
こうなってしまえば、もうどうしようもない。拒否し続けてアキの機嫌を損ねたら…という懸念も勿論あったが、それ以上に「自分から取引に応じた以上、それを反故には出来ない」という、イリゼの生真面目さが自分自身の退路を絶っていた。
躊躇う。当然逡巡もする。しかしそれでもイリゼは意を決し、アキへと顔を近付ける。そして……
「ん……っ」
きゅっと目を瞑り、イリゼは自らの唇をアキの唇へと触れさせる。初々しく、淡く…されど確かに唇が重なり合った、キスを交わす。触れた瞬間、アキはぴくりと肩を揺らし、ほんのりと頬を染め…イリゼは、唇を離す。
時間にすれば、数秒足らず。本当にただの、軽いキス。しかしただそれだけでも、されたアキ以上に、イリゼの顔は赤くなっていた。
「ど、どう…?これで、満足──」
「…してない。これじゃ、全然満足も…納得も、いかない」
「え、ぁっ…んぅ……っ!」
ともかくこれで要求には応じた。言われた通りにしたのだから満足だろうとイリゼは言おうとした。だがそこへ被せるように、アキが言う。満足も納得もしていない、と離れようとするイリゼへ返し、肩を掴んでイリゼへキス。強く、ぴったりと唇を重ね…更にアキは舌を入れる。動揺するイリゼを逃さず、口内で舌と舌とを絡め合わせる。
思わず下がろうとするイリゼを、アキは離さない。手はしっかりと肩を捕らえ、舌も執拗に絡んでいく。巻き付くように、自らの唾液を塗り付けるように、アキの舌は口内で蠢く。
(なんで、なんで…こんな……っ)
まるで食べられるような熱烈なキスに、イリゼは混乱する。激しく心を掻き乱される。
アキの方からキスをしてきた事にも驚いた。こんなにも激しいキスをされている事にも翻弄されている。だが、そういう事ではない。そうではなく…イリゼは分からないのだ。アキが、ここまでの行為をする事が。そもそもキスの時点で大分変だというのに、アキからのディープキスとなれば尚更。ここまで散々一方的な苦痛や屈辱を与えてきたにも関わらず、何故今になって自分も恥ずかしいであろう行為を選び、それを積極的にしてくるのか。そんな混乱が心を揺さ振り、何故という思いが氾濫し…しかし次の瞬間、アキはイリゼへのキスはそのままに、下半身へ手を伸ばしイリゼの秘部に触れてくる。割れ目へ指を当てがうと、そのまま指を挿れて弄る。
「んふ、ふ…ぁむ、ちゅっ…ぷぁっ、んっ……♡」
「ぅむんんぅ…!ふくっ、ぁじゅっ…んふぅ"ぅぅ……ッ♡!」
入り口から奥へ、指先から関節、関節から付け根へと、中を掻き回しながらじわじわと入り込んでいくアキの指。その指使いも舌に負けず劣らずねっとりとしていて、甘くも容赦ない快感がイリゼの股で弾けて広がる。
あっという間に続かなくなるイリゼの思考。ただでさえイリゼは心身共に疲労困憊。全身が鉛の様に重い状態であり、到底快楽になど耐えられない。感じるだけでも残り僅かな体力を持っていかれ、快楽がストレートに突き刺さる。
そんなイリゼの状態を分かっているのか、一気に攻め立ててくるアキ。挿れた二本の指で激しく膣内を穿くり回し、舌も徹底的にねぶり舐める。もう何の抵抗も出来ないイリゼの身体からは力が抜け、意識も快感に覆い尽くされる。そしてとどめとばかりにアキはイリゼの舌を吸い上げ、指を膣へ目一杯押し込み……残る最後の体力を燃やすように、イリゼはびくりと震えて絶頂。
「ん"ぉ"ッ♡!お"ッ、ぉ"ぉ"っ…ぉ……っ♡♡」
これまでとは違う、完全に体力が尽きた中での静かな絶頂感。沈み込むように絶頂したイリゼは、キスされたまま力が抜け…快楽に包まれるような感覚を抱きながら、未だ舌を逃がさないアキの方へともたれかかる。その最中、脱力する中で見えたのは、自身を見つめるアキの瞳。
(アキ…貴女は、本当に……)
薄れていく意識の中、頭に残っていたのは疑問。アキの狙い、アキの目的、何よりアキの抱く思い…それに対する『何故』がイリゼの頭に最後まで残り……しかしその答えが得られる事はなく、今日もまたイリゼは意識を失うのだった。