中忍選抜試験本戦まで残り二週間となった。
本戦出場が決まったうずまきナルト、奈良シカマル、日向ネジ、油女シノ、我愛羅、カンクロウ、テマリ、そしてうちはサスケの八名はある者は修業に勤しみ、ある者は休養する等して本戦への備えをしていた。
「テンテン、もう一度全方位からの攻撃を頼む」
「分かったわ。行くわよ」
木の葉隠れの里にある演習場の一つでは日向ネジが柔拳の修業に勤しんでいた。
ネジの修行に協力しているテンテンが巻物を広げて多数の忍具を飛ばすと、ネジは独学の末会得した本来は日向宗家にのみ口伝される技の構えをする。
「八卦掌・回天!!」
全身からチャクラを放出して飛来する忍具を受け止め、更に体をコマのように円運動させて弾き返すこの技は、我愛羅が使用する砂の防御に比類する絶対防御と言える奥義であり、回転を止めたネジの体には僅かな掠り傷すら付いていなかった。
「流石ね。正に絶対防御の技だわ」
「恐らくうちはサスケは俺の柔拳を警戒して距離を取った戦いを仕掛けて来るだろう。奴の中距離系忍術を全て無効化し体術勝負に引きずり込んで日向こそ木の葉最強だと証明してやるさ」
そう言い終えるとネジは宗家に伝わるもう一つの奥義、八卦六十四掌の構えをすると目の前にイメージしているのであろう想像のサスケに向かって技を打ち込んだ。
(確かに並の忍術でネジの回天は破れそうも無いわね。後でサスケ君に報告しなくちゃ)
身近にスパイが潜んでいるとは夢にも思わず、ネジは己の手札や本戦での戦闘プランを晒し続けるのであった。
「ねえシカマル、そろそろ修業した方がいいんじゃないの?」
「なんだよチョウジ、お前までお袋みたいな事言いやがって」
修行に勤しむネジとは対照的に、準備期間が半分過ぎても休養と称して今日も公園のベンチでダラダラと寝て過ごしているのはシカマルだった。
「でもさ、シノもナルトもどこかで修業してるらしいよ。今頃シカマルの対戦相手も修業してる筈だし、このままだと一回戦で敗退しちゃうかも」
「別に構わねえよ。大体俺が中忍なんて似合うと思うか?」
ま、女に負けるのはちょっと情けないけどなと言って目を閉じて寝息を立てるシカマルに対し、チョウジは確かにあのテマリってくノ一強そうだもんねと言いながら新しいポテチの袋を開けて食べ始めた。
「ったく、あの野郎本当にやる気がねえな。あれじゃ俺が代わりに出場した方がマシだろ」
「それは無理だ、何故ならお前は予選で負けてしまったからな」
そんなシカマルを遠巻きに見て悪態吐くキバはシノの適格な指摘に逆ギレ気味に反論を始めた。
「う、うるせえぞシノ!!そんなに言うならもうお前の修業には付き合ってやらねえからな!!」
「うるさいのはアンタだよ。恥ずかしいから大声出すんじゃないの」
「ゲッ、姉ちゃんどうしてこんな所に?獣医の仕事はどうしたんだよ」
大声を出すキバを咎めたのはキバの姉で中忍の犬塚ハナだった。
獣医として活動している筈の姉と思いがけず出会った事でキバは動揺するが、ふと姉のハナから知り合いのニオイが漂って来た事に気付く。
「なあ、どうして姉ちゃんからサスケの野郎のニオイがするんだ?」
「そ、それはっ、今は話せないよ。ほら、私にも守秘義務が有るからね」
キバの質問に答える事無くハナは仕事が有るからと言って走り去って行ったが、その後ろ姿を見たキバはサスケが本戦に備えて、何か動物と口寄せ契約を結んだのではないかと予想する。
「でなきゃ獣医の姉ちゃんとサスケが一緒に居る理由は無いからな。良かったなシノ、俺のお陰でサスケの奥の手が明らかになったぜ」
「俺にはそうは見えなかったがな。何故ならお前の姉は明らかに春野サクラ達と同様の……だから俺の話を最後まで聞け」
ハナの挙動からシノは大体の事を察したが、それをキバに話した所で信じたりはしないだろうと判断して修業の為に演習場へと歩き出すのだった。
「はぁ……木の葉崩しか。本当に音の忍者と組んだだけで成功するのか?」
本戦に備えた修業をしていたテマリは我愛羅とカンクロウと共に担当上忍のバキに呼び出され、中忍試験に乗じて計画された木の葉崩しの詳細を告げらたのだった。
「確かに我愛羅の中のバケモノの力は凄まじいが……ん?アイツは確か」
考え事をしながら木の葉の里を歩いていたテマリは、いつの間にか南賀ノ川下流の河原へと来ており、何故こんな場所に来たのかと踵を返そうとした矢先に川の上で佇む人影が目に入った。
そこに居たのはうちはサスケが中忍以上であろうくノ一と対峙しており、テマリが様子を伺っている中二人の組手が始まった。
暫くその訓練を見ていたテマリだったが、サスケの動きが中忍試験本戦予選で見た人物の動きと同じ事に気付くと、その再現度の高さに驚嘆してしまう。
「あの動きは……我愛羅を追い詰めたロック・リーって奴の体術か。それに今度は日向一族の柔拳を完璧に模倣してる」
それぞれの体術の専門家が見ればまだまだ完全に模倣したとは言えないのだが、それでも剛拳と柔拳を組み合わせたサスケの体術は組手の相手をしている夕顔を追い詰め河原に組み伏せた。
「凄いわね。これでも暗部の中では体術に自信があったのに」
「何言ってるんだ。夕顔が本気だったら俺の方が組み伏せられてたぜ」
そう言いながらサスケは押し倒した夕顔の胸に手を伸ばして揉み始めた。
「アッ、駄目よサスケ君。今はこんな事してる場合じゃないわ」
「修業中でも少しくらい息抜きは必要だろ」
窘めようとする夕顔の口を口で塞いだサスケは慣れた手つきで服を肌蹴させると、露出した下半身を挿入して腰を動かし始める。
「アッ、アッ、アアッ、ダメよっ、今は修業中だからぁ」
「そんなに修業がしたいのか?ならこれなら文句ないだろ」
そう言ってサスケは夕顔と繋がったまま己の身体にしがみ付かせて川の上に立った。
「ほら、これなら水面歩行の修業になるから文句ないだろ」
「アンッ、アアァン!!イイっ、凄いわサスケくぅん!!」
「なっ、なっ、何をやってるんだあの二人はっ」
突然目の前で始まった情事にテマリは顔を赤くし立ち去ろうとするが、先程までの組手とは比較にならない程に翻弄される夕顔の姿に魅入られてしまい、一瞬サスケが一瞥したのも気付かず食い入るように二人の行為を見続けるのだった。
サスケと夕顔の情事が一段落して再び体術修業を始めると、テマリも我に返ったのか逃げる様にその場を立ち去り、木の葉の里市街に戻る前に頭を冷やそうと森の中を歩いていた。
「まったく、私とした事があんな覗き魔みたいな真似をするなんて」
忍者である事を忘れて一人の女として乱れていた夕顔の表情を思い出してしまうテマリだったが、茂みの奥から話し声が聞こえて来た事で瞬時に思考を忍者へと切り替えた。
「この声は確か二次試験の女試験官と……うちはサスケだと?」
河原で修業してる筈のサスケの声が何故聞こえるのかと疑問に思ったテマリは気配を消して話し声がする方向へ足を進めると、そこで見た光景に思わず息を呑んでしまう。
「あんっ、はぁん、さっ、サスケぇ、もう十分でしょぉ」
「いや、駄目だ。まだ俺の思い通りに動かせていないからもう少し続けるぞ」
テマリの視線の先ではアンコが自らの乳房を揉みしだきながら喘いでおり、少し離れた場所に立つサスケが指を動かすとそれに合わせてアンコは自らの胸を揉むだけでは無く、太もものつけ根にも手を伸ばして指を前後に動かして更に喘ぎ声を発していた。
アンコの妖艶な姿に目を奪われたテマリはこれも状況確認の為だと自分に言い聞かせて観察を続けた。
少しでも気付かれない様にと四つん這いになって茂みの陰に隠れて覗くテマリは、いつしか自分も自らの手をアンコと同じ様に体の各所に押し当てて動かし始めた。
「アッ、アッ、アッ、お願いサスケぇ、これ以上は我慢が出来ないぃ」
「傀儡の術の練習台になるって言ったのはアンコだろ。ほら、こうしてやれば」
サスケの指の動きに合わせて乱れ喘ぐアンコの姿は、テマリの記憶に有る危ない試験官と同一人物とは思えない姿であり、一際大きな嬌声を発して崩れ堕ちるアンコと同時にテマリも体を震わせた。
「おいおい、本体の俺が神社で待ってるってのにこんな所で気を失うなよな」
「んひっ!!やっ!!待っ、今は駄目ぇ!!」
体が思う様に動かず突っ伏してしまったアンコの背後から伸し掛かり腰を動かすサスケは、呼吸を乱して顔を赤くさせたテマリに見せつける様にしてその動きを激しくさせる。
「も、もうらめぇ、イクっ、イクぅ!!」
「分かった。そんなに駄目ならもう止めだ」
乳房を揺らして喘ぎ乱れるアンコの言葉を表面上だけで捉えたサスケは男根を引き抜こうとするが、それをアンコはまるで自分の方が格下の立場かの様に懇願して許しを請う。
「あっ、ダメ。抜かないで、止めないでぇ、私の事イカせて下さいぃ」
「我儘な奴だな。ま、中途半端はお互いに欲求不満だろうからなっ!!」
一度抜きかけた男根を再びアンコの奥深くに打ち込むと森の中にアンコの悲鳴の様な嬌声が響渡り、その声の大きさは思わず発してしまったテマリの喘ぎ声を隠すには十分だった。
「はぁはぁはぁ……おかしい。私はどうなってしまったんだ」
フラフラとした足取りで森の中を進むテマリは、いつしか南賀ノ神社の境内に足を踏み入れていた。
まるで何かに誘導されている様な感覚に陥っていたテマリだったが、火照った身体と生まれて初めての絶頂を体験した事で冷静な判断力は殆ど失われていた。
「そう言えばさっき神社で本体が何とかって言ってたけど」
ふらつきながら神社の本殿に進んだテマリは心の片隅で中を覗くなと警告を発している事を理解しつつも、飛んで火に入る夏の虫の如く本殿の中を覗き込んだ。
「知らせてくれて助かったぜ。この調子でネジの情報提供頼むぞ」
「アンッ、アアァンッ!!ま、任せてっ、アッ、はひっ、ヒアアアアッ!!」
ネジの修業経過を報告しに来たテンテンの胸を揉みしだきながら、俺は幻術で誘導されたテマリには気付いていないフリを続けた。
自然に見せつける様にしてテンテンの乱れたチャイナ服の胸元を全開にし、ピンク色の自己主張をしている乳首を指先で転がすと、それに合わせる様に神社の外からも小さく喘ぎ声が聞こえてきた。
「ンクッ!!ね、ねえサスケ君。これからも情報を持って来たらこうしてくれるのよね」
「ああ、報告してくれたらその都度この謝礼は弾ませて貰うからな」
壁に手を着き期待しているテンテンの腰を掴んで男根の挿入すると、俺が下半身を前後させる動きから発する音と同類の水音がテマリが覗いてる方向から聞こえて来る。
そろそろ頃合いと判断すると、壁の向こう側で自らの体を弄っているであろうテマリに声を掛けた。
「いつまでそこで覗いてるつもりだ。俺に用が有るならサッサと出て来い」
「ンはアアアアッ!!イッちゃうううぅ!!」
挿入した男根から精液を放出されると同時にテンテンは全身を震わせ意識を失い、俺の影分身に拘束されて神社の中に足を踏み入れたテマリは恐れよりも期待に満ちた表情を浮かべている様に見えた。
「お前、本当に才能無いのぉ」
「う、うるせえってばよこのエロ仙人!!お前の教え方が悪いんだってばよ!!」
テマリが南賀ノ神社に連れ込まれたのと同時刻、ナルトは何度目になるか数えるのも馬鹿馬鹿しく成るほど蝦蟇の口寄せの術に失敗し、オタマジャクシをよびだして自来也に呆れられているのであった。