エロトラップ・ダンジョン ~HARD Ryona~ 作:こーひーまめ
前回、次回予告で秋山凜子と書きましたが、こっちの方にムラっと来てしまったので舞パイセン回となります。
申し訳ございませんでした。多分もうしません。
空想上の存在が、あたり前のように実像として現れる世界。
ホセア学院の校庭に、それは幻霊のように突如揺らめいて出現した。
名をエロトラップ・ダンジョン……。
謎の迷宮を調査、撤去するために、脳機能エラー対策室・チームEのリーダー『川神舞』は単身、その門を叩いた……。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
《川神 舞/1F/装備・ホセア学園高等部女子制服【探索中】》
「せいやぁ!」
さっそく訂正しなければならない。
門を叩くというより、蹴破る勢いで今回の挑戦者は、エロトラップ・ダンジョンへと足を踏み入れた。
「まったく! 晴彦も玲奈も頼りにならないんだからっ!」
ダンジョン攻略なんて運動音痴には無理です。
美味しくなさそうです。
などという理由でチームメイトから一人で行ってくるよう見放され、無視の居所が悪い挑戦者は、鼻息を荒げながら闊歩する。
「見てなさいよぉ晴彦……このファントム退治報酬の札束で、思いっきり横っ面引っ叩いてやるんだから……!」
ファントムは退治すれば確かに政府から報奨金は出るが、札束を贈呈されるほどの報酬など普通ありえず、そうやって事あるごとに暴力に出るから人望がないのだということを、彼女は知らない。
「けど……なに、ここ?」
少し進み、挑戦者は強烈な違和感に足を止めた。
ダンジョンと言う触れ込みで入った洞窟には、なんと人工物のフロントが広がっていたのだ。
眼に痛い下品なパープルピンクの照明に照らされてはいるが、ホテルやカラオケなどの玄関を思い起こさせるそこには、フードを被った一人の少女が立っていた。
「……ふっ、よく来たな、哀れな犠牲者よ……背徳と混沌、悲鳴と絶望、陶酔と快楽が支配する、このエ」
「ふんっ!」
「ひゃいい!?」
問答無用!
謎めくフードの少女が台詞を言い終えるまえに、舞は相手の顔面スレスレに蹴撃!
「ふーん、普通に女の子のファントム? 眼帯してるけど、まぁまぁ可愛いわね。いきなり顔面行かなくて正解だったかも」
「あ……あぅ……あうぅぅ……!?」
フードを蹴りの風圧で引っぺがされた少女は、突然の暴力に半泣き寸前!
飛び縋るようにフロントのテーブルから、己の役職が書かれたプレートを持ってくる。
「これぇ、これぇ……!」
「はぁ? 『受付』ぇ?」
どうやらこの眼帯を付けた少女は、受付嬢であるらしい。
舞が何の受付なのかと尋ねる前に、少女は気を取り直してかっこいいと思っているポーズを取る。
「ふははっ……その通り。此処こそが、この安穏な眠りを許さない深遠の迷宮にであろうと」
「その長い上に痛い言い回し止めないなら、次は回し蹴り喰らわすわよ?」
「ひぃぃ!? ここは休憩所! 休憩所の受付でしゅ!」
「休憩所ぉ?」
周囲を見渡してみれば、確かに続いていく廊下には、いくつもドアが備え付けられている。
あの先は、個室へと繋がっているのだろうか?
「ていうか、なんで休憩所が入ってすぐにあるわけ? おかしくない?」
「こっ、この迷宮は入るたびに構造が変わる……だから、こういったことも珍しくない……」
「ああ、不思議のなんちゃらって感じの」
「そもそも、人間用の休憩所じゃない……」
人間用ではない?
やっとまともに喋るようになった少女から発せられた、不可解な発言。
「人間用じゃない? てことは、ファントムの休憩室だったりするの、ここ?」
「じ、実際、見た方が早い……」
いつ回し蹴りが飛んでくるか分からない恐怖に震えた指で、少女は一番手前のドアを指差した。
ドアには丸い小窓がついており、確かにここからなら中を覗けそうだ。
「何なのよ、いったい」
言われるがままに、小窓へと顔を近づける舞。
だが、そこには己が目を疑うような光景が広がっていた!
――くっ、放しなさいっ……!
――はいはい、暴れない暴れない。
「えっ……?」
女だ! 全裸の女が二人、ベッドへと座っている!
亜麻色の長髪をポニーテールで纏めた、見事なスタイルを誇る女の片方はシーツではなく、もう一人の女の膝へと大きく足を開くように座らされており、整えられた陰毛やすもも色の性器が丸見えの状態!
こちらも異常だが、もう一人は更に常識を逸している!
なんと、股間から太く逞しい男性器が生えているではないか!?
「なっ、なっ、なっ!!?」
父親以外の男性器を始めて目にした舞は、耳まで紅潮!
なぜ女性から男性器が生えているのかという疑問は、一先ず挑戦者のように考察せずに置いておこう。
なぜならば、二人の体勢はどうみてもセックス数秒前であるからだ!
――むしろ感謝して欲しいんだけどなぁ。私がここまで連れて来なかったら、今頃あなたもっと酷い目にあってたわよ?
――ふざけないで……!
――もう、そんなにオーガのザーメン肉袋に永久就任したかったの?
――そんな訳ないでしょう! 私は近衛隊衛士であり、秘書室長以外の何者にもなる気はおごっ。
ポニーテールの女の言葉が、最後まで続くことなく呑み込まれる。
口の代わりその湯気立つマンコへと、ペニスで強引に塞がれたからだ!
――おっ……お゛っ……おほおおぉぉぉぉぉぉおおおおぉぉぉ♡♡♡
「ひっ」
傍観者である舞が、口元を押さえ、思わず引いてしまうほどの大絶叫!
知的でクールそうであった表情が、一瞬で見る影もなくアヘり狂う!
――まったく。挿入れられただけで、アヘ叫んじゃうような子が、もう肉便器以外になれるわけないじゃない……聞いてる?
――はひぃいぃ♡ ん゛お゛お゛お゛ぉぉぉ♡ チンポ、チンポ来た来たきたぁぁぁぁ♡♡♡
先程までの忌み嫌うような素振りから一転!
スイッチが切り替わったかのように女は、自ら腰を動かし、肉壺に入った男性器を味わい尽くさんと、爆乳をドスケベに振り回しながら乱れまくる!
――あちゃあ、壊れちゃったか……。チッ、こりゃ先に何かに引っかかってたわね……ハズレ引いたぁ。
――そうなんですぅぅぅ♡♡ わっ、わだじ実はもう全身開発されつくされた中古品の大ハズレ女だったんですぅぅぅ♡ レイプするだけレイプして、無責任膣出しして使い捨ててぇぇぇぇ♡♡♡
そこから先の顛末は、分からない。
舞は既に扉を離れ、次の階層への階段を蹴り飛ばしていたからだ……。
奥へと消えていく舞の背中を眺め、受付嬢はため息のように呟く。
「……ここに留まってれば、まだマシに終われたのに…………あ、今、私ちょっとカッコよかった!」
《1Fリザルト》
『突入した先は淫魔たちのラブホテルだった。数多の犠牲者が死ぬまで淫魔の養分とされてれいるが、挑戦者にはどうしようもできず、先へ進むしかなかった……』
――――――――――――――――――――――――――――――
《川神 舞/2F/装備・ホセア学園高等部女子制服【探索中】》
「はぁ……はぁ……はぁ……!」
階段を何段も飛ばしながら全力で駆け下り、挑戦者は2Fに到着する。
思わず逃げ出してしまったが、さきほどの異常な光景はいったい何だったのか……?
「…………うん、忘れよ……あんなの、わたしは見なかった……よしっ」
考えれば考えるほど、ドツボに嵌りそうな思考を、挑戦者は即座に捨てる。
見事な切り替えの早さであった。
「……うわ、一気にそれっぽくなったわね」
ふと、舞は周囲を見渡す。
松明だけが灯りと頼りなく揺れる、石造りの回廊。
迷宮と呼ぶにふさわしい、得体の知れない雰囲気だ。
「ま、助かるけど……」
気分を完璧に切り替えるには、おあつらえ向きの変化に少しの安堵を感じながら舞は歩き出す。
すると、彼女の前に、さらにおあつらえ向きな物体が現れた。
「へぇ、宝箱。それっぽいじゃない♪」
立派な作りの宝箱だ。
蓋は空いておらず、中に何が入っているのか全く分からないが、舞は宝箱の前へ迷わず屈みこむ。
「ふっふーん♪ 金銀財宝とかだったりしてぇ」
万年金欠である舞にとって、黄金の誘惑は何よりも強い色香を放つ。
だが、箱の中身は、そのような金銀財宝とは、全く異なるものであった!
「んっ、空……?」
確かな重量感はあったはずなのだが、中身は空。
落胆が舞の肩を落としかけた瞬間、突如として変化は訪れる!
「おっ……んんんっ?」
なんと舞の両手が、青白い光に纏われていくではないか!
「なにこれ?」
痛いわけでも、動きが鈍る訳でもない。
光る両手を眺め、軽く握ったり開いたりしてみても、違和感の類は一切ない。
不思議な現象に首を傾げる舞。
しかし、穏やかな静寂は長くは続かなかった……!
『死ヲ……』
「っ!?」
心臓すら凍てつかせるような、底冷えする低音。
明確な殺意を伴って、影が舞の背後から現れる……!
『宝ヲ奪ウ者ニ……死ヲ……!』
「出たわねっ!」
おぞましい姿!
ぼろ切れのようなフードを纏っているが、先ほどの眼帯少女とは違う!
フードの奥から光る、赤い二つ目。異様に長く皺枯れた、汚れた包帯の巻かれた手足。血がこびり付いた、両手の錆びたダガー。
なによりも、宝の略奪者へと向ける苛烈なまでの憎悪が、決定的なまでに違う!
「ふん、やれるもんなら、やってみなさい!」
ようやく分かりやすい奴が出てきたと、舞は先手必勝!
光る拳を影へと叩きつけようとする!
『フンっ……!』
「なっ!?」
なんたる神業か!?
顔面へと放たれた舞の鉄拳を、なんと影は微動だにせずダガーの腹で逸らしてのけた!
危険だ! 舞は体勢を崩しており、影の手にはもう片方のダガーがある!
「しまっ」
失態を口にする間もない。
決着は、一瞬のうちに付いた……。
『Gyaaaaaaaaaaaaa………!!!』
「へっ?」
バチバチバチィ! 舞の拳からダガーを伝い、影本体へと激しい雷光が感電する!
マトモに受けた影は焼き滅ぼされ、砂となって消滅した。
「えっ? いまっ? えっ?」
突然の勝利に戸惑いながらも、改めて舞は自分の青く輝く両手を眺めた。
何気なく、空になった宝箱にもう一度触れてみる。
すると、また舞の手から激しい雷光が伝わり、宝箱が感電! 一瞬にして黒焦げ!
「すごっ……」
ようやく舞も、己に宿った力を理解する。
宝箱から得た力はまるで雷神のごとく、手で触れたものを電撃で裁くのだ!
『死ヲ……』
『略奪者ニ、死ヲ……』
『凄惨ナル、死ヲ……!』
「っ、来たわね! またゾロゾロと!」
今度は三体! 先程と同じ影だ!
「今のわたしに触れると、火傷じゃ済まないわよぉ!」
勇ましく影達を威嚇するが、今度は油断しないと、舞は能力を使うことを決意する。
「はぁぁ……」
腰を深く落とし、息を深く吐き、手を突き出して、瞑想。
両手の甲に、五芒星が出現する。
これぞ彼女の特殊能力、『五行の氣』を練るための独特の構え。
舞はこの構えを経由することによって、自らの肉体に様々な属性を付与できるのだ!
(威力は今なら問題ない……だったら、必要なのは万物を育み、攻撃を見切らせないための更なる身体能力を宿す――土の力!)
宿す力は決めた。
あとは対応する部位を手で擦り、力を発現するだけである。
「五行万象を゛を゛っ!!?」
その時だ!
彼女が土の臓に触れた瞬間、視界が真っ白になるほどのダメージが全身を貫いた!
「を゛を゛を゛を゛を゛!!?」
全身がガクガクと震え、マトモに立つことが出来なくなり転倒!
倒れても止まらない痛みとショックに、悶え狂いのたうち回る挑戦者!
これこそが影の真の力だというのか!?
『………エェ……?』
『……………何ヲシテイルノダ、コヤツハ?』
『分カラヌ……』
いや違う! 三つの影は、むしろ自分たちが説明して欲しいと一様に困惑顔だ!
理屈は簡単にして単純。
舞は単に、雷が宿った手で自分の身体へと触れてしまい、そのまま感電してしまったのだ!
「をぎぎぎぎぎぎ、おっぎょおおおおおぉぉぉおおおぉぉぉぉ!?!?」
『…………阿保ナノカ、コヤツ』
『乳ニ栄養ガ行キ過ギルト、脳ガ退化スルト言ウ俗説ハ聞クガ……』
『真逆、真実ダトハ……』
電流で筋肉が硬直しているせいで手が動かず、いつまでも舞の肉付きのよい身体をガクガクと揺らし続ける。
まともな言葉の代わりに口からは泡が噴き出し、電熱がところどころ制服を焼け落していく!
「おぶ、ぶぶぶぶぶぶぶッ……!!?」
『無様スギル……放ッテ置イテモ死ヌカ、コレ……』
『ダナ……見ルニ堪エン』
『帰ルカ……』
敵にすらコレ扱いで呆れられ、見捨てられるほどに無様な姿で自爆痙攣し続ける舞。
一応、ギリギリの所で『土』の力が身体に宿り電気を通さなくなったため、最悪の事態は免れることになる。
だが、それは同時に電光の力も消え去ることを意味していたのだが、ズタボロになった身体中から煙を上げ、轢かれたカエルのようなポーズで白目を剥く彼女には分からない。
挑戦者はしばらくの間、身動きを取ることすら出来ずに気絶し続けた……。
「を゛っ……を゛を゛っ……」
《2Fリザルト》
『見つけた宝箱を開けた挑戦者の腕に、高圧電流の力が宿る。気を良くして敵と戦うが、うっかり自らの胸に触れてしまい自爆してしまう! 何とか一命を取りとめ、電流の力を失いつつも次の階層へ……。装備・ホセア学園高等部女子制服が破損』
――――――――――――――――――――――――――――――――――
《川神 舞/3F/装備・ホセア学園高等部女子制服(破損)【探索中】》
「けほっ……ほんっと……最悪……」
まだ気怠さが抜けきらない身体を引きずりながら、舞は3Fまで到達した。
「まだなんか頭痛いし……吐き気するし……眩暈するし……」
どれもこれも重篤な感電の後遺症だ。
しかし、彼女自身の頑丈さと能力が無ければこの程度では絶対に済まず、一般人ならば間違いなくあの階層でローストに成り果てていただろう……。
「下着も制服もボロボロだから買い直さないとだし……ツイてないなぁ……はぁ……」
電撃で触れた胸の部分は豊満な下乳が丸出しとなっており、そこ以外も熱に弱いポリエステル繊維の制服や下着はあちこちが穴だらけだ。
特にスカートと下着は役目を果たしていないという意味ではほぼ全壊という有様で、彼女のチャームポイントである左太ももの付け根にある黒子どころか、彼女の髪色と同じ下の毛までチラチラと見え隠れしている。
この有様でもなお、本当はすさまじい豪運の結果により生き延びたのだが、そのことを挑戦者はまるで自覚できていない。
「ていうかこれ、流石にちょっとマズいわよね……」
抜群のプロポーションに反し、スカートであっても全力で蹴り技を多用する程度の羞恥心しか持ち合わせていない舞だが、今の我が身には赤面を隠せない。
次に一撃、勢いがついた蹴りを使えば間違いなくショーツは破れるであろう。
「着替え……なんてある訳ないしなぁ、こんなとこに」
3Fにも先程と変わらない、薄暗闇の石回廊が続いている。
一見、このような場所で、別の衣装を手に入れることなど不可能に見えるだろう。
だがここ、エロトラップ・ダンジョンにも他の衣服はあるものだ。
質や見た目どころか、本人の同意すら問わないのであれば、だが……。
「ほぉぅ!?」
カチリと軽い音がする床を踏んだ挑戦者へ、ガチンと鋼が噛み合うような重音が襲う!
いや、音だけではない。確かな質量として、その衣服は舞へと喰らい付いていた!
「なっ、なによこれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?」
絶叫にして絶句!
乙女の柔肌、正確には両乳首とクリトリスを横から挟むように、小さなリングが装着されているではないか!
「じょ、冗談でしょ!? しかも紐!? なんで紐で繋がってんのコレ!?」
さらに3つリング同士は互いに、伸縮性のあるゴムのような紐で繋がれている。
特に淫芯に繋がっているリングは、舞の突出した爆乳乳首に引っ張られる形でヴァギナから引き出され、勃起した男性器のように小さくもそそり立っていた!
「くっ、一体どこのエロファントムがひんっ♡」
今すぐに下手人をボコると、勢いよく振り向いた舞の股間に未知の痛み!
スイングされた乳リングに引っ張られる形で、クリトリスがギュッと食い込んだリングによって強引に引き延ばされたのだ!
「こっ……この……♡ 冗談じゃ、ないわよ……!」
右乳首を潰して食い込むリングを外そうとする挑戦者。
決して非力ではない舞ではあったが、歯を食いしばるほど力を込めようともリングはピクリとも動かない……。
「ど、どこなのよ! 乙女にこんなモノ付けて最低っ、クズっ、変態! ド変態! さっさと出てきてコレ外しなさいよーーーー!!!」
卑怯者を糾弾する舞の叫びは、罠以外は何もない3Fにただ、虚しく溶け込んでいくだけであった……。
《3Fリザルト》
『足元で"カチッ"という音がした瞬間、乳首とクリに、糸で繋がったスケベピアスを転送され、根元でキュッっと固定された! 装備入手『スケベ紐ピアス(着脱不可)』』
――――――――――――――――――――――――――――――――――
《川神 舞/4F/装備・ホセア学園高等部女子制服(破損)、スケベ紐ピアス【探索中】》
「くっ……最悪っ……!」
結局、自らの恥部たちへと食い込んだピアスへの対処法が見つからず、舞は4Fへと進む他に無かった。
「今までも変態ファントムはチラホラ居たけど、今回のは特に極まってるわね!」
肩で息をするほどに怒り心頭の挑戦者であったが、歩幅や勢いは今までで一番大人しい。
警戒を深めたのではなく、少し勢いを付けて歩くだけで、固定具がほぼ意味を成さない胸が揺れ、自らの淫芯を引っ張り上げるという理由からである。
「あ~~~~、もうっ! 最悪最悪最悪っ!」
自分の思うように歩けないストレスが、ヒステリックな喚き声となってダンジョンに響く。
それを煩わしく思ったのかどうか。
次の関門は、声が響いて返ってくるほどの距離で、舞を待ち受けていた。
「なによ、行き止まり?」
ダンジョンを埋め立てるように塞ぐ壁。
いや、門だろうか。僅かに隙間が垣間見える。
「ここ以外に道は無かったし……ん?」
周囲を見渡した舞の目に、立て看板と簡素な椅子、それに珍しい机が入る。
最近流行りの、仕切りで囲まれた狭苦しい印象を受ける一人用のタイプだ。
「なんでこんなとこに?」
机の存在は気になったが、ひとまずは立札の方を先に挑戦者は調べる。
「なになに……」
書いてある文字は日本語であり、問題なく読める立札には、このような文章が記されていた。
『ビリビリおっぱいチャレンジ♡ どちらかのおっぱいを丸出しにして机の上に乗せてね♪ ズルせずにえっちなビリビリに一時間耐えれば、扉が開くよ♡ 途中で席から立っちゃったらゲームオーバー♪』
「ふんっ!!!」
バキィと木製の断末魔を上げながら看板は損壊!
特に理由はあるが、舞の鉄拳が罪もない看板を襲う!
「そんなもんに、わたしが『ハイそうですか』って従うと思ってんのかしらねぇ……!?」
とことんまで人をコケにする迷宮に、挑戦者の頬がヒクつく。
「こんなもんぶっ壊せばいいのよ、ぶっ壊せば!」
いつも通りの結論で、今度は扉を新たな犠牲者として狙い澄ます!
「すぅ……どりゃぁぁぁぁあ!!!」
舞の全身全霊を込めた飛び蹴りが炸裂!
同時に、辛うじて形を保っていた下着も裂壊!
「あっ」
渾身の一撃を受けても門はビクともせず、ただショーツが完全に使い物にならなくなる結果だけを残し、強行突破は失敗に終わった……。
「あっ、あはは~……」
はらりと力尽きて、張りの良い太ももから落ちていくショーツだったもの……。
誤魔化そうと笑っても、丸出しとなってしまった陰毛やヴァギナにアナル、リングに引っ張られたクリトリスを守る物は、もうない……。
「……わ、分かった! 分かったわよ、やればいいんでしょやれば!!!」
完全に過失である自らの失敗を、誰とはなしに大声でかき消すよう、挑戦者は席へと座る。
「で、ビリビリお……おっぱい、チャレンジだっけ……? どっちか、乗せればいいのよね……」
電流にいい思い出がないため、躊躇いがちながらも、舞は自分の溢れんばかりの右乳を台へと乗せる。
元からほぼ丸出しであったため、出すこと自体はなんの手間もかからず、台に彼女のワガママな巨乳がむにゅりと放り投げられた。
「で、こっからどうすれば……って」
囲んでいた壁から、機械のアームに固定されたビーズバイブが顔を出す。
ジッと今回の犠牲者を見つけたアームは、ゆっくりと舞の乳首へと近づいてく。
「な、なによそれ、それで一体なにをんんっ♡」
質問に行動で返すよう、アームは数珠つなぎのバイブを舞の右乳首へと挿入!
爆乳は簡単にバイブを受け入れ、ずぷずぷと乳肉へと埋め込まれていく。
「あぅっ……♡ 引っ張られるっ……♡」
連結している左乳首やクリトリスも当然引きずられ、引き上げられていくが、幸い痛みへと変わる前にアームは動きを止め、舞は一先ず胸を撫で下ろした。
(ま、まあ……何とかなる、わよね……? さっきと比べたら……)
先程の全身を焼き尽くすような、壮絶な自爆を思い出す舞。
(今回は右からだけだし……大丈夫、たぶん耐えられる!)
舞の中で、ほのかに芽生え始めていた淡い希望は、電流が流れ始めた瞬間、あっさりと崩壊していくことになる……。
「おっ……おっ、おっ、おっ……?」
ゆるやかに、電気風呂へと流す程度の電力で流れ始めた電流。
徐々に広がる、しかし、有り得るはずのない違和感は、一瞬で舞の思考を恐怖に凍り付かせた!
「まっ……まって……ここ、これ、まさか、びりびりっ、伝わって……る?」
右からしか流れていない筈なのに、左乳首とクリトリスにまで伝わる甘い痺れ。
まさかの可能性が、舞の膝をがたがたと揺らした。
「う……そ……? このリングと紐……電気……通すの……?」
なんということか!
両乳首とクリトリスを繋ぐ紐は電気を通す素材で出来ていた!
意味していることはただ一つ。今から流れる電流は、舞の急所全てを、的確に襲うということに他ならない!
「ま、待ちなさい! やっぱりさっきの扉、もう少し蹴ってみひぎぃ!!?」
一瞬だけ爆発的に上がる電圧!
舞の全身がガクンと跳ね上がる!
「お゛お゛っ!!? ……へっ……へっ、へぇぇ……♡」
再び微弱な電流に戻るが、駆け抜けた電撃は人間の筋肉を硬直させ、一気に撓ませる!
結果、そのドスケベな身体をだらしなく椅子に投げ出し、舌を出すアヘ顔を晒しながら、放尿アクメをキメてしまう舞……。
「お゛、おしっこぉぉ……とま、とまらなひぃ……」
黄金水が太ももや足元を浸していくが、今の舞に止める手段はない……。
むしろ、そういった人間として最低限の身嗜みを考える余地と余裕すら、快楽を与えることだけを目的とした電流に奪われていく。
「あ゛ーっ……♡ お゛お゛ーっ……♡ イグっ、イグイグっ……♡」
一撃で骨抜きにされた身体に、絶え間なく流れる電気。
女性の急所に走る甘い痺れは舞から真っ当な判断力を奪い、肉体も脳も蕩けさせていく……。
「イグっ……ぅぅ……ダメ……なのにぃ……♡ こんなの、ダメ……なのにぃ……♡」
顔もふやけきり、飛び出した舌からは涎が零れ落ちる。
「で、でも、どうせ一時間……こうしてなきゃ……♡ だっ、ダメだったらぁ……♡」
もはや、他人に見せていい一線を遥かに超えた、だらしない売女そのものな表情で、舞は呟いた……。
「べ……別にイクの、我慢とか……しなくてもぉ……おほぅっ♡」
軽くイクと同時に、緩み切った尿線から、ピュッと小水が僅かに噴き出す。
その後、扉が開き、機械から解放されて落ち着きを取り戻すと同時。
挑戦者が深い自己嫌悪に苛まれたのは、言うまでもない……。
《4Fリザルト》
『性感電撃されねば開かない扉だ! 本来は片乳だけを刺激する電流だったが、スケベピアスから感電し、全急所へと甘い痺れが走る! 挑戦者は涎を垂らしながら 無様にイかされてしまった!』
―――――――――――――――――――――――――――――――――
《川神 舞/5F/装備・ホセア学園高等部女子制服(破損)、スケベ紐ピアス【探索中】》
「ふっ、お前が今宵の贄か……」
「……あー……」
さて、どうしたものか。
5Fに降りた舞を待ち受けていたのは、どうにも酷く見覚えがある少女であった。
「我の真眼は全てを見通す――お前の心音が、絶望に震え怯え竦む様すら」
「で、回し蹴りでいいわけ?」
「ちょっと待って」
指をボキボキ鳴らし始めた挑戦者に、少女は少し距離を取りながら続ける。
「この階層の試練は我が執り行う。お前が無事に先へ進めるか、ここで朽ち果てるか――すべては我の指先一つで決まるのだ」
「じゃ、ここではっ倒してもいいわけね?」
「ふんっ……出来るものなら、な」
またちょっと距離を取りながらも、今回は不遜な態度を崩さない少女と対峙する挑戦者。
(なんか、今回は妙に自信満々ね……)
上の階層のローブ姿とは違い、少女は骸骨の杖と際どいハイレグのボンテージ、そしてマントと王冠を被っている。
どことなく魔女、いや魔王といった感じの衣装ではあるが、愛らしい顔つきとちんちくりんな体系がものの見事にかみ合っていない。
(それに、眼帯を外してる……?)
更に今回は、外した右目の眼帯から金の眼光を瞬かせている。
他はただのコスプレグッズ程度であったが、あの眼だけは、妙に舞の危機感を煽った。
「ただし、蛮行を振るう際は注意することだ。我に手を出せば、この眼と、眼に魅入られたサーヴァントたちが黙ってはいないぞ……?」
「さー、ばんと、たち?」
サーヴァントがどういった意味なのか分からず、首を傾げる舞。
だが、松明の光が無数に灯ると共に、彼女はその言葉の意味を思い知らされることになる!
『うお゛お゛お゛お゛おおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!』
「なっ!?」
地を震わせ、叩き割らんばかりの大咆哮!
オークだ! 松明を手にしたオークの群れが、いつの間にか舞と少女を取り囲んでいた!
「イェアアぁ! 教祖さま、コイツが今宵のゴールデンヘルダンサーかぁ!?」
「予言いたしましょう、教祖さま……この者、此度の儀式には役不足……かと」
「ふむ、この痴女が今宵のでござるか。教祖様に奉公できる至福、しかと噛み締めるでござるよ」
しかもなんか、喋り方が全員変である!
「な、なによこいつ等ッ!?」
「見て分からぬか……? 皆、我が眼に魅入られ、魂までも永久の忠誠を誓った頼もしきサーヴァント達よ……」
理由や理屈は分からないが、どうやらこのオーク達は全員彼女の配下のようである。
つまり、気が付けば挑戦者は絶体絶命の境地へと追い込まれていたのだ!
「アンタ達! この子アレよ! どう考えてもちゅーにびょーとか、じゃきがんとか、そういうアイタタなホラ吹きの類よ! なんでそんなのに従ってんのよ!?」
「ハアァ!? テメェ、よりにもよって教祖さまをカーマインカラミティにバカにしやがったなぁ!?」
「予言しよう……! 貴様には必ずや、死すら生温い末路が待ち構えていると……!」
「仮にそうだとしても、破廉恥な女に味方する理由も、拙者たちには無い訳でござるが?」
繰り広げられる、頭痛を発症しそうな応酬!
一瞬即発の雰囲気が辺り一面に漂う……!
「上等じゃない……全員まとめてかかって」
「――フリーズ」
「…………え?」
静止。
鈴を転がすような声が響いた瞬間、挑戦者も、オーク達すらも、まさに氷漬けになってしまったかのように動けなくなる。
ただ、黄金の瞳を静かに瞬かせる絶対者以外は……。
「煩いぞ、お前達……話が進まない」
「う、そ……? ま、まさか、その眼……!?」
「ふふん、最初に言わなかったか……? 我が眼を前に、出来るものならな、と」
喜びを全く隠そうとしないドヤ顔が、こんなにも末恐ろしいとは……!
あまりにも邪気が欠けていたため、油断したでは済まない。
紛れもなく彼女もまた、このエロトラップ・ダンジョンに潜む、恐ろしい魔物なのだ!
「ヒューッ! 今日もブラックサンダー痺れるぜぇ教祖様ぁ!」
「よっ、予言いたしましょう……貴女様こそ、この混沌と混迷に満ちた世界を導く漆黒のメシアっ……!」
「ははーっ! 相変わらずのお力とお言葉、拙者も、感服仕りましてでございます!」
「ふふん! ふふふん!」
一応!
「さぁ、サーヴァントたちよ! 祭壇への道を開くがいい!」
教祖の一喝と共に、自由を取り戻したオーク達が一糸乱れず左右に道を開き、松明を構え拝礼!
中央にそびえる祭壇への道を開く!
「来い……蛮族に相応しい舞台を用意してある」
「ぐっ、こ、このぉ……!」
教祖の呪縛は舞を掴んで放さないどころか、彼女の意に反して勝手に足を動かしていく。
祭壇の階段を一歩、また一歩と踏みしめていく内に、舞の背筋にトラウマめいた嫌悪感が昇り積めていった……!
「あ……アンタ、まさかコレをあたしにやらせるつもり……?」
「ほう? この儀式、お前のような蛮族でも知っていると?」
「なによ儀式って!? バッカじゃないの!?」
舞は教祖たちの言う儀式に、猛烈な既視感があった。
なぜならば、彼女は一度、既にその儀式を経験済みであるからだ!
「どう見てもリンボーダンス用のセットじゃないコレぇぇぇ!?」
上体を大きく逸らし、水平に渡された棒を接触せぬように潜り抜ける踊り。それがリンボーダンス……!
かつて電柱に憑依した付喪神を祓うため挑戦させられた踊りに、舞は再び挑まさせられようとしていた!
「またなの!? 流行ってるの!? 変な連中の間で!?」
「……? よく分からないが、これは邪神様へとカルマを捧げる、神聖な儀式。お前はその踊り手に選ばれたのだ」
「邪神に捧げるのに神聖でいいわけ……?」
相手をすればするほど、特に魔力は関係なく体力を消耗していく教祖の言動。
「この儀式を完遂できれば貴様は先へ、万が一失敗すれば……邪神の名において我が眼が、お前をパニッシュメントする」
「……っ!」
だが、ユルユルな設定の影から不意に覗かせる、冷酷な宣言は本物だ!
もしこの儀式に失敗すれば、躊躇いなく彼女は裁きを挑戦者へと下すであろう……!
「わ、分かったわよ……約束、守りなさいよね」
「当然。あ、あと服は脱ぐように」
「なんでぇ!?」
「なんでと言われても、そういう儀式。早く」
さっさと脱げと謎の呪縛が解かれ、身体に自由が戻る。
今ならば逃げ出すことも、不意打ちを仕掛ける事もできるだろう。
「あああ、もう! 分かったわよ! 脱げばいいんでしょ!」
しかし舞はあえて、この儀式へと真っ向勝負を挑まんと、もはやボロ切れと化していた制服を全て脱ぎ捨てた!
乳首やクリトリスを紐で繋ぎ止めた卑猥なリングが、とうとう丸見えになる!
「ふむ、それは外さなくていい。邪神様もそう思ってる」
「ああそうですか……!」
むしろ舞からすれば、外してくれる方が有難かったのだが、そう都合よくはいかないらしい。
意を決し、セットの前へと立った舞は、再びこの踊りへと挑む……!
「好きなタイミングで始めてくれて構わない」
「どうも、ご親切に……!」
ありったけの嫌味を込めて返すが、実際に舞もセットを改めて見る時間が欲しかったため、ありがたく甘えさせてもらうことにする。
バーの下を潜り抜けるのがリンボーダンスのルールであるが、眼前のバーは相当に低くセットされており、膝を地面に擦り付けるように移動しなければ潜り抜けることができない超難易度。
他に、怪しいものは見当たらないと判断した瞬間、舞は己の勝利を確信した。
(よっし、行ける!)
実は以前、彼女はまさにコレと同じような超難易度リンボーをクリアしていたのだ!
不用意に逃げなかったのも、不意打ちを仕掛け無かったのも、全てはこれが理由。
真っ向から彼女は、この儀式をクリアしてのける自信があったからだ!
「じゃ、始めるわよ……!」
舞は大きく股を開くと、その場に座り込むように腰を落としていく。
そして柔らかく、上体を大きく逸らし、背中が地面に付くか付かないかのスレスレでピタリと止めてみせたのだ!
なんたる柔軟な肢体か!
「……ぉぉ……丸見え……」
「っ!!!」
不意に襲い掛かった、悪魔めいた教祖の囁き!
そう、現在の舞はほぼ全裸!
左太もも付け根の黒子や、髪色と同じ陰毛どころではなく、パックリと湯気と蜜を上げて口を開くヴァギナや、ひくひくと僅かに開閉するアナル、ピアスでビンビンに引っ張られたクリトリスまで、何もかもが丸見えの状態なのだ!
「……ぁ、すごい……まだどっちも処女……」
「ほ……ほんっと、うっさいわねアンタ!!! いいから黙ってなさいよぉ……!」
文字通りの全てを教祖に視姦されながらも、儀式は既に始まっている!
物理的に黙らせることも出来ないまま、度を越した羞恥に耳まで赤く染まりながらも、挑戦者は何とか腹部程まで身体を滑り込ませる。
(ここまでは、よし……!)
前回の慣れもあってスムーズに進んだ舞であったが、前回同様の問題がここで彼女に立ち塞がる。
(あとは、どうやって胸を抑えるか……!)
そう、このまま進めば、彼女の節操のない爆乳が、間違いなくポールへと接触してしまうのだ!
(ここも前回と同じ方法で、行けるはず……!)
しかし勝算はある!
舞は以前、身体を大きく上下に揺らすことによって自らの胸を弾ませ、乳がポールを通れる形状となった瞬間に通り抜ける方法で、見事この超難易度リンボーをクリアした。
今回は服が無いことで、自然と抑えるものがない乳が重力に負け、横に開いているのも大きな助力だ。
(不安要素は……このふざけたピアス)
ここで今回、彼女を大きく遮るのは、乳首とクリトリスを繋ぐピアスの存在だ。
いくら横に垂れているとはいえ、ピアスで繋ぎ合わされた乳首同士はまだ十分な低さとなっておらず、やはり身体を上下に揺らす動作は必要不可欠だろう。
そのたびに、クリトリスが引っ張られることになるのは絶対に避けられない。
(でも、クリアするためには……やるしかない!)
意を決した舞は、苦しいポーズのまま、身体を上下に揺らし始めた!
「くっ……はっ……はっ……!」
ぶるん、ぶるんとダイナミックに、多くの男子を魅了してきたバストが跳ね回る!
同時に連結した淫芯も、左右に引っ張られていく!
「あっ……♡ ぐっ……♡ んいぃ……♡」
自らで自らのクリトリスを苛める、一種の自慰めいたダンス!
「おっ……♡ ほっ……♡ はっ……♡」
とにかく回数が重ならない内に、速攻で勝負をつける。
当初予定していた挑戦者の目論見は正しかったが、いくつかの計算外がそれを阻む!
「くっ……♡ このぉ……♡ あたしの胸なんだからっ♡ あたしの思い通りに動きなさいよぉっ♡」
前回と違い、乳首同士が横紐で繋がれているため、おっぱいの挙動が舞ですらなかなか制御できなかったのだ!
僅かでも重心がズレるだけで左右のどちらかのピアスにもう片方の胸が引っ張られ、アウトのラインまで舞の乳首を跳ね上げる。
ただでさえ慣れず、苦しい体制を動かしているのに、バランスまで完璧に保つことは至難を極めた!
「くぅ……♡ はぅぅ……♡ はぁぁ……♡」
そして、もう一つの計算違い。
こちらは非常に単純で、それだけに大きく舞の作戦を狂わせていくミステイク!
「あぁ……♡ んんんっ……♡ ふぅぅ……♡」
自らの媚肉が、胸とクリトリスの断続的刺激に、予測を遥かに上回るほどクソザコであったのだ!
もう既に声の甘さは、隠し切れないほどに濃厚さを増し始めている!
「ひぃ♡ ひっ♡ ふぅーっ♡ ひぃ♡ ひっ♡ ふぅーっ♡」
昇り積めていく自らの危機を悟り、いったん動きを止める舞。
本人からは見えないが、既に彼女の開かれたすもも色の女壺からは愛液が溢れ満ちており、床に滴り落ち始めているほどだ!
(だ、ダメっ……いまイったら……絶対ダメ……!)
いくら身体能力に優れ、このポーズも維持することができる舞と言えど、流石にここで迂闊に絶頂してしまえば体制を崩さない自信は無い。
なにがなんでも、それだけは避けねばならなかった。
「だ、だけどぉ……!」
攻略法はこれしかない。これに賭けたのだ。
ならばもう降りる方法はなく、舞は己の信じた道へと再び乳を揺らし始める!
「んひっ♡ いぎっ♡ あひっ♡」
完全に勃起し、見事な三本柱となった乳首とクリトリスを揺らす!
「ほーっ♡ ふーっ♡ んーっ♡」
もはや揺らすたびに落ちるようになってしまった本気汁は、ヴァギナの下に透明な水たまりを作りつつある!
「お゛ーっ♡ お゛ーっ♡ お゛ーっ♡」
気付けば、舌を突き出し、喉奥から唸るようなケダモノじみた声を出して紛らわせなくては、絶頂を堪え切れない自分がいることに、挑戦者は気付いた!
(だ、だめ……! もう無理、イク、イクイクイク! イっちゃう! 行かなきゃイっちゃう!?)
タイムリミットだ!
これ以上、挑戦者は変態乳クリピアスオナニーに耐えきれない!
(タイミング、タイミング決めて行く! あと少しで行く! 絶対にイく!)
ラストチャンスだ!
次の揺れに、舞は全てを賭ける!
(行く、今っ、わたし、絶対っ、イクっイくしかない行くイクイク……♡)
「いっくぅぅぅぅうううぅぅぅぅううう♡♡♡」
蜜壺がマジイキ絶頂すると同時に滑り込ませ、舞の胸が……無事にバーを通過!
(や……った……!)
やってのけた!
前回よりも困難な潜り抜けを、舞は奇跡にも等しい確率を掴み取り、見事にクリアしてのけたのだ!
(あっ……ははっ……すっごい、気持ちいいっ……♡)
果てしなく高い壁を乗り越えた事と、今までにないオナニーでの絶頂が、舞の全身を打ち震わせる。
バーを完全に潜り抜けた挑戦者。あとはここから身体を起こし、立ち上がるだけでリンボーダンスは成功だ。
だが…………。
「おっ♡ ふぇ?」
それを不注意、と呼ぶべきか、不運、と呼ぶべきか。
いや、あえてここは、先に結果だけを述べよう。
ここから立ち上がることが出来ず、尻から転倒した舞は、儀式に失敗した。
「え? え? なん、で……?」
最後に立ち上がるため、両足を地面に付けようとし、勢いをつけていた舞は踏んで滑ってしまったのだ。
地面に水たまりを作るほどの、己のヴァギナから溢れた愛液を……。
「う、うそ……あたしの……ソレで……」
成功の絶頂的余韻から一転。
あんまりにもあんまりな理由の失敗に、舞から血色や感情が消え失せていく……。
「失敗したな」
「ひっ……!?」
絶望に浸る間もなく、途方もない失望を滲ませた審判者のプレッシャーが、項垂れ崩れた舞の頭上から襲う。
「お前は我々の、邪悪なる儀式をしくじり、辱め、汚した……その罪がいかほどのモノか、分かるな」
「う……うるさい! うるさい! うるさぁぁぁぁい!」
憤怒を帯びたどこまでも淡々とした教祖の物言いに、舞は逆ギレ!
「もういい……もういいわ……最初からこうすればよかった! こんな破廉恥な教団、アンタごと叩き潰してやる! 覚悟なさい!」
これだけの痴態を晒してしまったのだから、もう恥じることなど何もないと厚顔無恥に、舞は回し蹴りを敢行する!
「愚かな……」
教祖は、一言。ため息のように零してから、目にも止まらぬ速さで唇を動かした。
人間には決して不可能な、高速詠唱。
無法者へと鉄槌を下すべく、現実を爆砕し、脳細胞を弾けさせ、彼女だけの『裁きの世界』が現出する……!
「えっ……!?」
瞬間、確かに眉間を捉えていた筈の教祖の姿が、舞の前から消える。
「ど、どこに……後ろっ!?」
気配は唐突に背後に出現し、腕を胸元で組んだまま不動。
金色の右瞳には、幾重もの魔法陣が重なり合っており、ただ罪人の姿を静かに捉えている……。
「ちぃっ、もう逃がさないわよ……!」
何かをしていたのだろうが、本格的に効果が発揮される前に蹴り倒す。
舞は疾走! 踏み込み! 膝を折り!
「申し訳ございませんでしたぁ、教祖さまぁ♡」
媚びへつらう情けない声色で、彼女の前で見事な土下座を決めた!
(…………え?)
当然、何が起きたのか分からず、当惑するのは挑戦者だ。
彼女は間違いなく飛び膝蹴りを決めるつもりであり、そのために動いていたはずなのだ。
訳が分からない状況は、更に積み重なるように続いていく。
「舞はぁ♡ ご覧の通りぃ、教祖さまのご期待にも応えられないどうしようもない無能なんですぅ♡ 闇の炎に抱かれて消えるのがお似合いのぉ、救いようのないダメ人間なんですぅ♡」
(は、はぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああぁぁ!!?)
心にもない台詞が、舞の喉から勝手に溢れ出して止まらない!
それどころか、なんどもペコペコと全裸土下座する身体もまるで制御ができない!
「ふん、そんなことは知っている……それよりも、私は疲れた」
「はぃい♡ ただいまぁ♡」
言うことを聞かない肉体は、そそくさと雌牛のように四つん這いになりながら、教祖の背後へと回る!
「よいしょっ、と」
「あぁん♡」
(ちょ、ふざっ、ふざけんじゃないわよ! なに人を椅子扱いしてんのよコイツ!?)
完全に体のコントロール権を奪われた舞は、意識を保ったまま、教祖の操り人形と化してしまった!
全てが教祖の思い通りになる世界に囚われてしまった彼女の身体は、もはや意のままに動く肉人形でしかない!
「……汗まみれで座り心地悪い」
「申し訳ございませんんっ♡ 先程ぉ、おっぱいとクリをぶるんぶるん揺らしてオナりながら、マジイキしたものでぇ♡」
(あぁぁぁぁぁあたしの口でそんなこと言うなぁぁぁぁぁ!!?)
どれほど本来の意識が叫びたてようとも、眼の魔力が舞の世界を縛り続けている限り、支配権が揺らぐことなど微塵もない。
「もう椅子はいい……お手」
「わんっ♡」
「おかわり」
「わんんっ♡」
「チンチン」
「わぉん♡」
「ふふん!」
(……何でコイツ、妙に命令が小学生っぽいのよ……)
子供がもし、誰にでも命令できる力を得たら、とりあえずやりそうな幼稚なラインナップで満足気に鼻を鳴らす教祖には、恐怖より呆れの方が先行してくるが、次に彼女が取った行動には舞も大きく胆を冷やすこととなる!
「よーし、お前たち! 儀式を汚したこの女には、どのような裁きが相応しいと思う!?」
(なっ、なんですってぇ!?)
なんと、教祖は屈強かつ残忍なオーク達に、舞の処遇を任せようとしているではないか!
「ヒャッハァァァ! 決まってるぜぇブラッドファイアパイルベイル、串刺しにしてからの火あぶりだぁ!」
「予言いたしましょう……! その女の愚かな脳細胞は、余さず破壊されると!」
「甘いでござるな。市中引き回しの後、打ち首獄門! 万死に値する罪人には、これ以外にありえんでござる」
「ま、舞のためにそんな素敵な処刑方の数々ぅ♡ ありがとうございますぅオーク様ぁ♡」
(ひっ……ひぃぃぃぃ!!?)
なんたる残酷で凄惨な会議か!
どれもこれもが本当に実行されてしまえば、舞の命など一瞬で散らされるだろう!
抵抗する手段など、今の舞に当然残されていない!
(う、うそうそうそ……じょ、冗談よね? こ、これもアイツ等の悪ふざけ……)
「野郎どもぉ、ファイナルフェイタルスタンバイはできてるなぁ!?」
『うお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!』
冗談……? いや彼らは間違いなく本気だ!
一匹のオークが確認するより先に、各々、血に塗れた拷問具の数々を手に構え始めている!
(い……いやっ……死にたくない、死にたくない死にたくない! こんなところで死にたくない!)
どれほど意識が死を拒んでも、彼女に川神舞の決定権などない。
もはや、教祖から下される審判が舞の全てなのだ……!
(誰かぁぁぁぁ!? 晴彦っ、晴彦ぉぉぉぉぉ!!!)
泣き叫んでも、その声を聞き届ける人間は誰も居ない!
教祖は小さく、近くに居る舞にだけ聞こえるような声で、囁いた……!
「…………みっ、みんな、発想が怖いっ…………」
(………………はいっ?)
「よ、ようし、決めたぞ!」
教祖は今か今かと待ちわびるオーク達に、最終決議を下す!
「この女には、我みずからが敗北者の刻印を刻むっ! 子宮に刻まれた我々の刻印を、この女が見下ろすたび……えっと、その……すっ、すごく、悔しい思いをすると思いますっ!」
(…………………ああ、うん。確かに、すごい悔い……コレに負けた事)
こうして、舞の子宮には敗北者の刻印――淫紋が刻まれることになった。
そのまま教祖に手を引かれる形で階段へと連れて来られた舞が、次の階層へ進むと、あらゆる呪縛はあっさりと彼女を開放する。
子宮に浮かび上がる淫紋と、途方もない疲労感だけを残しながら……。
《5Fリザルト》
『邪教の儀式祭壇だ! 全裸で邪神へと捧げる踊りを強要され、失敗すればお仕置きが待っている! 儀式を完遂させられなかった挑戦者は、罰として淫紋を子宮へと刻まれた……。装備ロスト・ホセア学園高等部女子制服(破損)。状態異常・淫紋』
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
《川神 舞/6F/装備、スケベ紐ピアス/状態異常、淫紋【探索中】》
6Fをひた進む舞。
装備こそ今までと大して変わらず、子宮に刻まれた淫紋も、今はどういった効果を発揮してしまうのか分からないが、彼女の心境には決定的な変化があった。
(ここ……ヤバい! 絶対にヤバい!)
思い起こすのは、先程のオーク達が発案してきた狂気のお仕置きの数々。
教祖はどこか甘っちょろかったが、あの教徒たちの殺意は紛れもなく本物であった。
もし儀式を取り仕切るのが、あの少女でなければ、間違いなく舞は凄惨な死を迎えていたことだろう……。
(今までだって、わたし運が良かったんだ! 運が良かったから、あんなのに出会わずに済んだんだ! この程度で済んでたんだっ!)
ようやく自らの豪運を理解した舞の脳裏に過るのは、1Fで捕まっていた女性の姿。
あれもまた、ランダムで変わる迷宮で最悪の――いや、もしかしたら、あれでもまだマシなエリアを踏み続けた末の姿なのだ。
自分があんな風に、もしくはあれよりも惨い結末を迎える可能性は、常にあったのだと認識が急速に改まっていく。
(こんなの、わたし一人でどうこうできる現象じゃない……! 脱出しなきゃ……こんなとこ、一刻も早く……!)
急速に高まっていく危機感と焦燥感。
それが、新たに舞を蝕む異常の名前であった。
「っ……!? な、なにこれ……?」
早足で進むそんな舞の進路を、一つだけ出っ張りとなった床と、ガラスケースで囲んだ台座に置かれたスイッチが立ち塞がった。
「ええい、無視よ無視……先は続いてるみたいだし」
触らぬ神に祟りなし。
横目で最大限の警戒を払いながらも、さっさと通り過ぎようとしていたスイッチに書かれていた文字――あまりにも予想外なその文字に、思わず足が縫い付けられた。
「は……? 『脱出スイッチ』……ですって?」
脱出スイッチ。
どこからの? 聞くまでもないだろう。
このエロトラップ・ダンジョンからの脱出スイッチが、舞の目の前に鎮座していたのだ!
「う、嘘……? どういう確率? ていうか、本物……?」
考えもしなかった存在の登場。
舞の思考は一瞬で他のことなど思い浮かびすらしないほど、からめとられていく。
「で、でもこのガラスケース……外せないわよね」
何が起こるか分からなくなった以上、とりあえず壊すという発想は一端引っ込めて、辺りを観察する挑戦者。
「やっぱり……この不自然な出っ張り……か」
握るクリップが付いたタイプの脱出スイッチの前に配置された出っ張り……いや、おそらくこれも仕掛けを作動させるスイッチなのだろう。
少なくとも、ガラスケースと何らかの関係があるのは間違いないはずだ。
「踏んだら開く……だけじゃ済まないわよね……」
こんな誰でも喉から手が出るほど欲しいアイテムが、タダで貰えるわけがない。
必ず裏があると、舞は予測する。
「欲しい……あと何フロアあるのか分かんないし……ここを逃したら、多分もう二度と手に入らないし……」
頭を悩ませること数巡……。
舞は、今後の探索を決定づける重要な決断を下す!
「よし……! 脱出スイッチ、回収していこう!」
上手くいけばここでダンジョンとはおさらば。
もし何らかの罠が起動しても、自分の身体能力ならば逃げ切れるはず。
決して分の悪い賭けではないはずだと、舞は自分に言い聞かせる。
「すぅ……はぁぁぁ……」
精神統一。
体内に力を漲らせながら、同時に外部へと最大限の警戒を行いながら。
「来るなら……来いっ!」
舞は、出っ張りの上に立った。
ガコン、と、予想通りに出っ張りは地面へと沈み込む。
「……………………」
舞は、動かない。
ケースも、動かない。
スイッチも、動かない。
「……………………」
何も、誰も動かない。
「……………………」
いや、静止していたのは舞だけだろうか……?
違う! 挑戦者には決して認知できないが、迷宮を照らす松明の揺らめきや、眼に見えないような塵や埃まで宙に静止しているではないか!
なんという恐ろしい罠か! 舞は、時間停止のトラップを踏んでしまったのだ!
「……………………」
瞬き一つ出来ないまま、石像のように固着される舞の時間。
こうなってしまっては、自慢の身体能力など何の役にもたたない!
更に、このような状況下でも、舞を狙う魔手はゆっくりと、確実に、彼女へと忍び寄っていた……!
「…………………」
改造触手だ!
人間の体機能をめちゃくちゃに狂わせる恐るべき触手だけが、この停止した時間の中でも不気味に蠢いている!
「…………………」
無抵抗、無反応の舞へとゆっくりと近づいた触手は、さっそく舞を取り返しのつかない身体へと改造し始める……。
「…………………」
か細い糸のような触手が、無数に舞の耳と鼻から侵入。脳神経へと突き進んでいく。
労せず舞の脳に到達した触手は、さっそく言語中枢を弄り始めた……。
本来なら舞が絶対に知り得ない卑猥な言葉や、下品な表現を強制的に植え付けていく触手たち……。
「…………………」
更に運動機能を、絶頂時はガニ股を開き、一度イクと本能的に自分のマンコを見せつけるようなポーズでオナニーをし、続けて絶頂を止めないよう書き換えていく……。
トドメと言わんばかりに、触手たちは最後に舞の脳を『妊娠状態』と錯覚させた……。
それが何を意味するのか……判明する前に、触手はそそくさと舞の脳から撤収し、ダンジョンからも姿を消した。
もうすぐ、時間停止の効力が切れるためだ。
「…………なにも、来ない?」
舞の瞼や眼球が動き出すと同時に、全ての時間は元通りに動き始めた。
「あっ、開いた」
ガラスケースはあっさりと開き、舞は恐る恐る脱出スイッチを手に取る。
「……や、やった! やったやったやった! これで、やっとこんなとこから脱出できるっ!」
歓喜のままにさっそくボタンを押そうとした舞の指が、ピタリと止まる。
「脱出って……当然、この格好で……よね……?」
舞は改めて、自らの井出達を眺める。
乳首とクリトリスを紐で繋いだピアスという、控えめに言ってもド変態がするような格好。
どこに出るのかは分からないが、この姿で衆人環視に飛ばされる可能性が、舞の決断を鈍らせた。
「……せ、せめて、どっかでボロ切れ拾ってからでも、遅くないわよ……ね?」
次の階層で、何かを身に纏う物を見つけてからでも脱出は遅くない。
何が襲い掛かって来ても、このボタンを押すだけで逃げ切れるのだから。
最強の切札を得たことで、舞の警戒心は再び撓みかけていたのだ。
知らずに支払わされた代償の重さに、気が付ける筈がないままに……。
《6Fリザルト》
『時間停止の罠だ! 脱出アイテムと引き換えに、身体がピタッと動かせなくなり、止まった時間の中で脳改造を受けてしまう! それに気付かないまま、挑戦者は先へ進む……。状態異常・脳改造。装備入手・脱出スイッチ』
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
《川神 舞/7F/装備、スケベ紐ピアス、脱出スイッチ/状態異常、淫紋、脳改造【探索中】》
7Fに降りても変わらないまま続く、陰気な回廊を歩む舞。
その手には、何が起ころうともいつでも逃げ出せるよう、脱出ボタンが固く握られている。
「服とまでは言わないけど、この際身体に羽織れるなら何でもいいのよ……」
完全にダンジョンの攻略ではなく、脱出の準備だけが目的と化した徘徊は、迷宮の片隅に置かれた木箱にその視点を定めた。
「この中に使えそうなのあるかしら……?」
乱雑に捨てられた木箱には様々な物が入っていたが、どれもガラクタばかりであり、舞の身を隠すのに使えそうな道具は無い。
「何に使うのよこんなの……」
何気なく舞は、ゴム紐の先端に二股のフックがついた道具を手に取る。
これは鼻フックと言い、特殊な性的趣向を満たすために使われるアイテムだ。
そういった物を取り扱う、大人向けの店に行けば地上でも手に入る道具の、エロトラップ・ダンジョン特製品である。
「わぶっ!!?」
唐突に、フックの先端部から桃色の煙が噴き出した!
「けほっ! けほっ!? な、何なのよっ、けほっ、これっ!?」
まさかこのデザインから煙が出るとは思わなかった舞は、大量に噴煙を吸い込んでしまう!
「けほっ! な、なんだか分からないけど……!」
どうやらまた自分が罠にかかったことを察知した舞は、もはや迷うことなく脱出スイッチの使用を決定する!
「脱出っ!」
グリップの先端に、丸いボタンが付いた脱出スイッチ。
舞はそれを躊躇いなく、自らのヴァギナへとぶち込んだ!
「………………へっ?」
淫紋が刻まれた自分の蜜壺に、深々と呑み込まれた脱出スイッチ。
「あれっ♡ へぇっ♡ わ、わたし、なんでっ……♡」
何かが致命的に狂っている。
狂っているが、舞は自分がしなくてはならないことは分かっている。
それは脱出スイッチを、『使う』ことだ。
「ふひっ♡ いいっ、このスイッチぃ、握り手がヒダになってて、わたしのおマンコっ、中からいやらしく引っ掻いてるぅ♡」
スポイトするような水音を経てて、脳に刻まれた本能のままにガニ股を開き、腰をヘコヘコさせながら、脱出スイッチをディルドのように激しく使っていく舞。
「んおおおっ♡ 舞の敏感オマンコ悦んでるぅ♡ 処女の癖にぃ、スイッチオナニーでドバドバえっちなお水が溢れちゃうのぉぉぉ♡」
卑猥な言葉をまき散らし続ける舌のように、もうスイッチを動かす手は止まらない。
「おほぉぉおおおぉぉぉ♡ イグイグイグぅ♡ 舞のおマンコ、結婚しちゃう、スイッチの肉奴隷になっちゃうぅぅぅぅ♡ イグぅぅぅううううぅぅ♡♡♡」
決壊したダムのように、舞のマンコからは潮が噴き出す。
そろそろ、彼女に何が起こったのか説明しなくてはならないだろう。
原因は幾重にも重なっていたが、切っ掛けはあの桃色のガスであった!
鼻フックから噴き出したのは絶頂ガス! 吸った人間を一瞬にして発情、絶頂させる猛毒だ!
そして舞は今、自分でも知り得ないことだが脳を改造されている!
一度絶頂を迎えれば、彼女は本能的にオナニーをし続けるようになっていた。それが何よりも正しいことだと脳信号が叫ぶままのオナ猿に!
「ほーっ……♡ ほーっ……♡ すごっ……けどっ……こんなの……こんなのぉ……」
僅かに残った理性が、自らの行動に強烈な待ったをかけていく。
なにか間違っていないか。これで本当にいいのかと、数秒の自問自答の末に、舞の脳は答えをはじき出した。
「おっぱいぃ♡ そういえばおっぱい揉んでなかったぁ♡」
舞は自らの爆乳を、握りつぶさん勢いで鷲掴みにする!
「んほぉぉぉおおおおぉぉぉ♡♡♡ やっぱりぃぃぃぃ♡ わたしってばバカなんだからぁ♡ こんな三点連結ドスケベおっぱい使わずにオナニーなんてありえないひぃぃぃ♡」
そのまま舞は、自らの胸をぐちゃぐちゃにするようにこねくり回した!
「はひぃぃ♡ 良かったぁ、淫乱乳首と遊園地おっぱい持って産まれて来てぇ♡ 胸だけでいくらでもオナニーできちゃうぅぅぅ♡」
伸ばす。潰す。こねくり回す。
あらゆる手段で虐められていく乳頭が、ムズムズとした違和感と共に、さらに膨らんでいく!
「えっ? おっ、おっほおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ♡♡♡ 母乳うぅぅぅぅううぅぅ♡♡♡」
なんと、処女であるはずの舞の胸から、白濁した母乳が噴き出始めた!
脳改造の結果、自らが妊婦であると錯覚した肉体は、胸で母乳を急速に創り出し、いつでも噴き出せるように下準備されていたのだ!
「どっ、どうしてぇ♡ なんでわたしのおっぱいからミルクぅぅ♡ 処女、ぜったいしょじょなのにぃぃぃ♡」
口からはだらしなく涎がこぼれ落ち、スイッチを突っ込んだガニ股淫口から愛液を洪水のように垂れ流しながらも、こればっかりは本格的におかしいと理性がギリギリの所で蘇る!
「なっ……なにかぁ……♡ なにかがぁ……♡ 変なのぉぉ……♡」
こんなにも幸せで満たされているのに、自分は何が納得いっていないのか。
その答えを、舞の視界は既に捉えていた!
「あ゛ぁー……もしかして、これぇ……♡」
先程の鼻フックだ!
これだ! 間違いない!
舞は絶対的な確信と共に、鼻フックを自ら装着した!
「えへっ、えへへぇ……♡ エグっ……豚さんみたぁい……♡」
舞のシュッと整った鼻筋を無理やり引き上げるそれは、彼女が言う通り、鼻腔を豚のようにみっともなく拡張する。
「ぶひぃ♡ 舞はぁ、シコ豚ですぅ♡ 豚面晒してオナニーしないと死んじゃうド変態なエロ豚ちゃんなんですぅ♡ ぶーぶー♡ ……えへへぇ、やっぱりこれだったかもぉ♡」
手を頭の後ろに置いたまま、大きく足を開いてしゃがみ、そのまま左右に肩を動かして爆乳とクリトリスを振り回す舞。
もはや見るに堪えない自己紹介をする舞に、相応しいプレゼントが送られる。
鼻フックが再び桃色の煙を噴射したのだ!
「おぴょおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉおおぉぉぉぉぉ~~~~♡☆♡☆♪」
咳き込むだけで絶頂する毒ガスを、鼻へと直接噴射!
一瞬でアヘ顔をキメながら、舞のおっぱいから母乳が、マンコから愛液が、尿線から黄金水が!
それぞれの液体が壊れた蛇口のように一斉に噴き出した!
「おぎょおごっあぎょぉぉぉぉぉぉぉ♡☆ おっぺぽおぉぉおおおおぉぉぉぉ♡☆♪ ぼぐぎょぉぉぉぉおおおおぉぉぉぉん☆♡☆♪♡」
まさにトドメであった!
脳に一番近い鼻から、余さずダイレクトに注入された絶頂ガスは、舞の脳神経をズタズタに破壊していく!
壊れた脳からでたらめに送られる信号が、舞の手足をバタバタと狂ったように動かし、あらゆる体液を吹き散らかす身体を異常に痙攣させ、理性など欠片も残っていない意味の分からない叫びだけを創り上げていく!
「へげっ☆ あげっ♡ あえ゛え゛っ♪」
ガスが止まっても、もはや見る影もなく破壊しつくされた舞の表情は、鼻血を垂らし、舌を放り出してアヘりながらも光悦を浮かべていた……。
「いげっ♡ まらっ、いげないどっ☆」
こんな惨状になっても、まだ本能だけは無事なのか、オナニーを再開する舞だったモノ……。
「おぎっ☆ ぴょおー♪ あろぉ♡」
もはや自慰の仕方すらよく分かっていないのか、ガバガバになったマンコに、スイッチを適当に押し込んでいく挑戦者……。
スイッチのボタン部分が処女膜に引っかかり、それでもまだ押し込まれた瞬間、カチリ、という音が膣内で鳴った。
「ほぎっ…………?」
脱出スイッチが作動し、挑戦者の身体は光となって、迷宮から消えていく。
……あとはもう、語るべくもないだろう。
川神舞だったモノは、エロトラップ・ダンジョン7Fから、地上へと帰還した。
ただ、それだけの結末である……。
《7Fリザルト》
『ガストラップだ! 鼻フックから噴き出す絶頂ガスを吸引した挑戦者は、最終的に脳細胞を破壊されてしまう! 完全に壊れた挑戦者は、本能的に脱出スイッチを押すと、外へとテレポートされた………』
――――――――――――――――――――――――――――――――
【川神 舞 最終リザルト】
《1F》
『突入した先は淫魔たちのラブホテルだった。数多の犠牲者が死ぬまで淫魔の養分とされてれいるが、挑戦者にはどうしようもできず、先へ進むしかなかった……』
《2F》
『見つけた宝箱を開けた挑戦者の腕に、高圧電流の力が宿る。気を良くして敵と戦うが、うっかり自らの胸に触れてしまい自爆してしまう! 何とか一命を取りとめ、電流の力を失いつつも次の階層へ……。装備・ホセア学園高等部女子制服が破損』
《3F》
『足元で"カチッ"という音がした瞬間、乳首とクリに、糸で繋がったスケベピアスを転送され、根元でキュッっと固定された! 装備入手『スケベ紐ピアス(着脱不可)』』
《4F》
『性感電撃されねば開かない扉だ! 本来は片乳だけを刺激する電流だったが、スケベピアスから感電し、全急所へと甘い痺れが走る! 挑戦者は涎を垂らしながら 無様にイかされてしまった!』
《5F》
『邪教の儀式祭壇だ! 全裸で邪神へと捧げる踊りを強要され、失敗すればお仕置きが待っている! 儀式を完遂させられなかった挑戦者は、罰として淫紋を子宮へと刻まれた……。装備ロスト・ホセア学園高等部女子制服(破損)。状態異常・淫紋』
《6F》
『時間停止の罠だ! 脱出アイテムと引き換えに、身体がピタッと動かせなくなり、止まった時間の中で脳改造を受けてしまう! それに気付かないまま、挑戦者は先へ進む……。状態異常・脳改造。装備入手・脱出スイッチ』
《7F》
『ガストラップだ! 鼻フックから噴き出す絶頂ガスを吸引した挑戦者は、最終的に脳細胞を破壊されてしまう! 完全に壊れた挑戦者は、本能的に脱出スイッチを押すと、外へとテレポートされた………』
【エンディング】
《川神舞は脱出スイッチを使いエロトラップ・ダンジョンから生還するが、それを彼女が認識することは永遠になかった……》
――GAME OVER――