※この作品はR-18です。

エロトラップ・ダンジョン ~HARD Ryona~   作:こーひーまめ

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挑戦者「秋山 凜子」【原作名 対魔忍シリーズ】

 調査第三部から、対魔忍たちへと指令が下る!

 何人もの対魔忍たちが行方を眩ませた迷宮「エロトラップ・ダンジョン」を踏破、破壊し、同胞達を救助せよ!

 対魔忍、秋山凜子は4人の精鋭を引き連れ、一迅の風のように迷宮へと突入した!

 

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《秋山凜子/1F/装備・石切兼光、対魔忍スーツ【探索中】》

 

「おっ、来た来た来やがったぜぇ!」

「ひゅーっ、どいつもこいつもイカれた格好してやがる!」

「素行が良い俺達に、メスオナホのプレゼントってか!」

 

 迷宮へ踏み込んだ対魔忍たちを待ち受けていたのは、屈強なオークの群れだった。

 アリーナ状の建造物からは、確かに入ったはずの入口は既に消失。

 欲情的なボディスーツに身を包んだ五人の美女たちは、傍目から見ればこれから始まる凄惨な輪姦の贄にしか見えないだろう。

 

「失せろ。私はいま……機嫌が悪い」

 

 しかし、今回の挑戦者、秋山凜子はまるで怯むことなく、激怒で塗り固めた無表情で愛刀、石切兼光を構える。

 互いに不干渉という古の掟が破られ、人間と魔族の境界線が狂い始めた近代。

 人の欲望と、魔の超常が複雑怪奇に絡み合い、あらゆる背徳と退廃を許容し始めた暗黒の時代。

 だが、この流れを良しとせず、歯止めをかけんと足掻き続ける人々も確かに存在している。

 ここに立つ、五人の忍たちもそうだ。

 時の権力者たち、闇に蠢く魔族、そして彼女達自身も、人の身でありながら、魔と相対する力を持つ比類なき忍達を、こう呼ぶのだ。

 対魔忍、と!

 

「はぁ? そんな玩具で何を」

 

 先頭で涎を垂らしていたオークが、何かを口に出来たのはそれまで。

 彼が、凜子の神速の居合によって、自らの首を跳ね飛ばされたのに気づくことは永遠に無かった!

 

「なっ、なんだぁ!?」

「い、いま、あの女、消えっ……?」

「コイツ、只のオナホールじゃねぇぞ!?」

「貴様らに、一つだけ聞きたいことがある」

 

 血に塗れた石切兼光の切っ先を凜子は突き付け、血走った眼光でオーク達を貫く。

 

「秋山達郎、水城ゆきかぜ、この二つの名前に心当たりがあるか?」

「は、はぁ? 誰だそりゃ?」

「タツローって、名前からして野郎だろ? 見つけたらぶっ殺すに決まってるしよぉ」

「もう片方のは女かぁ? 女も大体使い捨ててるから、いちいち名前なんぞ覚えてねぇよタコ!」

「そうか」

 

 元からさして期待していなかったのか、淡々と凜子は刀についた鮮血を払い、フッと笑みを浮かべる……。

 

「なら……貴様らが生きている理由も無くなったわけだ」

 

 斬鬼の対魔忍と呼ばれ恐れられた、白刃のように冷たく絶対的な、死神の微笑みを!

 凜子の姿が、再び消える。

 後に始まったのは、彼女の束ねた長髪が跡のように通り過ぎるたび、オーク達が悲鳴を上げる間もなく、無残な豚肉に加工される一方的な殺戮劇であった……。

 

「うわぁ。秋山先輩、超荒れてるなぁ……」

 

 凜子の部下として同行していた、日焼けした肌が眩しい対魔忍が呟く。

 

「無理もありません、ゆきかぜちゃんに達郎くん。大切な二人がここで行方不明になってしまったんですもの……」

 

 棒術を操る対魔忍も、重々しい表情でオーク達へ襲い掛かる悲劇を眺めていると、無数の針を操る対魔忍も表情を曇らせる。

 

「達郎くんはともかく、ゆきかぜちゃん程の手練れすら行方が分からなくなる迷宮……私たちも、気を引き締めなきゃですね」

「は、はい……! 足手まといにならないよう、頑張ります!」

 

 四人の中でもっとも未熟な、等身大の人形を侍らせた対魔忍の肩にも自然と力が入った。

 サポートとしてついてきた筈の彼女達であったが、凜子の鬼神がごとき鬱憤晴らしに介入する必要はないだろうと、各々次の階層への道を探し始める。

 彼女達が階段を見つけるのが先か、凜子がオーク達を全滅させるのが先か。

 どちらにせよ、血煙に沈んでいく常世の部外者達には、もう関係のない話であったが……。

 

 

《1Fリザルト》

『オーク達の闘技場だ! いたるところから襲い掛かるオークたちに執拗に狙われるも、挑戦者とその仲間たちは難なくオークの群れを撃退する』

 

 

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《秋山凜子/2F/装備・石切兼光、対魔忍スーツ【探索中】》

 

 五人の対魔忍たちがたどり着いた2Fは、異様な形相を呈していた。

 

「……なんだ、この時計だらけの場所は?」

 

 柱時計、壁時計、デジタル時計、懐中時計、からくり時計、古今東西あらゆる時計が一堂に並び立ち、凜子たちが居る広間を見下ろすように囲んでいる。

 薄く立ち込めた白い霧と、カチ、カチ、と規則的に、しかし不気味に刻まれる秒針の音だけが、次の階段が既に見えるほどの、さして広くないホールに響き渡っていた。

 

「いきなりえらく不気味ですねぇ、凜子先輩」

「どこか、肌寒いですね……」

「さっきのオーク達の趣味、でもなさそう」

 

 部下たちも各々のコメントを残す中、ただ強張った表情で周囲を見渡す部下の姿が、凜子の目に入る。

 

「どうした?」

「い……いえ、何でもありません、凜子さま!」

 

 憧れの存在に、無意味な気を使わせてはならないと竦む小柄の対魔忍。

 だが、凜子からしてみれば、そういった手間のかかる存在が自分には欠かせないと分かっていたため、フッと張り詰めていた殺気を抑え、彼女の頭を撫でる。

 

「りっ、凜子さま……!?」

「ああ、すまんな。いつもは任務中だろうと、ゆきかぜの抑え役をやっているせいかな。こういう風に、誰かの世話を焼かないと落ち着かないんだ」

 

 自嘲するような凜子のフランクな態度は、確かに後輩の対魔忍の気持ちを落ち着かせたようであった。

 

「何か気付いたことがあれば教えて欲しい。私はどうにも、そういった些事に気を配るのが苦手でな」

「で、では、僭越ながら。先程のオーク達なんですが……少し、変じゃありませんでした?」

「むっ、そうだったか?」

 

 凛子からすれば、只の雑魚オークだと無関心で斬り捨てた相手だったが、彼女からすれば違うらしい。

 他の対魔忍たちも足を止め、人形遣いの意見を傾聴する。

 

「なんていうか……その、私たちの事、知らないってあり得るんでしょうか……?」

「私たち……というと、対魔忍のことか?」

「はい……色々と言ってましたけど、私のような未熟者ならまだしも、凜子さま程のお方を目にしても、最後まで対魔忍のことを知らないような口ぶりでしたし……」

「ふむ……」

 

 言われてみればと黙考する挑戦者。

 魔に生きるオーク族たちにとって対魔忍は不倶戴天の敵同士であり、雑把に言ってしまえば顔馴染みとも表現できてしまう間柄。

 凛子としても、何度として見てきた顔であったため、特に気にすることもなく斬り捨てたのだが、こうして改まってみると違和感があったのは確かだ。

 

「ははっ、気にし過ぎだって!」

 

 だが、凜子が結論を出す前に、日焼けした対魔忍は人形遣いの背中を叩いた。

 部活であり特技の水泳によって焼けた肌に、短く切りそろえた黒のショートカット。巨乳以外は無駄なく引き締まった身体を抑え込むハイレグのスーツは一見、競泳水着のように見える。

 だが、腰に刺した短刀や、隙の無い身のこなしが、彼女もまた紛れもなく対魔忍である証拠だ。

 

「凜子先輩、めっちゃ容赦なくオーク達切り刻んでたじゃん。あれじゃあ声も上げられないって」

「で、でも……」

「想像してごらんよ。捉えることも出来ない相手に、一瞬で斬られたんだよ? そんな有様じゃ、悲鳴を」

 

――カチリ。

 

「あ、あげっ……?」

「えっ?」

 

 どさり、と、人形遣いの眼前で、仕方なさそうに腰に手を当てていた対魔忍が、唐突に、仰向けに倒れた。

 

「んっ、どうし……っ!!?」

 

 いきなり崩れ落ちた仲間を見下ろした瞬間、凜子の背筋が凍り付く。

 彼女の日焼けした両手と両足がバキバキに折られ、ありえない方向に曲げられたからだ!

 確かにこれでは立つことなど絶対に出来はしないが、異変はそれだけに留まらない!

 纏っていた対魔忍スーツはビリビリに破かれ、限界まで勃起した乳首や、ヴァギナが丸出しの状態!

 さらに言ってしまえば、淫口からは処女喪失の出血と精液が溢れ出し、限界までザーメンを詰め込まれた子宮は孕んだかのようにボテ腹だ!

 

「げっ、げっ、あげええぇぇぇぇえええぇぇぇええぇぇぇ!?!?」

 

 そのまま日焼けした対魔忍は、襲い掛かってきた絶頂と痛みに、アヘ顔を晒して絶叫!

 いつのまにかザーメンタンクにされた現状を理解できないまま、悶え跳ね回る!

 

「ど、どうした!? いったい何があった!?」

「お゛、お゛まんごぉぉぉぉ!!? おまんごがイキまぐっでイグのどまらな」

 

――カチリ。

 

「イぴっ」

「なっ……!?」

 

 次の瞬間、凜子の目に飛び込んできたのは、自前の短刀を額に突き立てられた仲間の変わり果てた姿だった……。

 ガクリと動かなくなり、痙攣を繰り返しながら床に零れていく血とザーメンと共に、最後の失禁を行う日焼けした対魔忍の亡骸……。

 しかも、亡骸にはいくつもの卑猥な落書きが書き込まれており、『ザーメンタンク』や『雑魚マンコ』、『使い捨てオナホ』などといった下品な罵倒の他にも、いくつかのメッセージも書き込まれていた。

――ようこそ。

――歓迎。

――次は、お前だ。

 

「ッ、どこだっ!? 出てこい、何処にいるッ!!?」

 

 仲間の死を悼んでいる場合ではない!

 各々がそれぞれの武器を抜き放ち、血眼になって周囲を見渡す!

 

(馬鹿な……!? 空遁使いの私が、二回も気配を捉えられなかっただと!?)

 

 凛子が得意とする空遁の術は、あらゆる『空』を司る術。

 穏やかな名前の響きとは裏腹に、千里眼めいた空間把握や、もはやワープと言っても過言ではない空間跳躍までも可能とする強力無比な忍術だ。

 空気の流れを感じ取ることでの気配察知など、彼女が最も得意とする所であったが、今回の襲撃者は影を掴むことすら叶わない!

 

(どこだ、敵はいったい、どこに潜んでいる……!?)

 

 一同に張り詰めていく未来への暗雲と死への緊張……。

 だが、棒術を操る対魔忍は、こんな時こそ自分の出番であると声を張り上げた!

 

「皆さん、大丈夫です! 仲間は、何があっても絶対私が守りますっ!」

 

 長いオリーブ色のテールに纏めた、金剛の対魔忍とも呼ばれる彼女は、その名の通り防御力が自慢の戦士だ。

 操るのは、引き締まったボディラインと巨乳がはっきりと浮き出るハイレグのぴっちりスーツに身を包もうとも、骨すら両断するような大鉈すら耐える頑強さを纏うことを可能とする金遁の術。

 人を傷つけることを好まない彼女は、あえて刃が付かない身丈よりある棒を武器と選んだが、金遁によって強化された筋力から振るわれる一撃は、まさに金剛の二つ名に恥じない重さを誇る。

 

「さぁ、出てきなさい卑怯者! 私が相手になります!」

「やめろ! 無意味に敵を煽るなッ!」

「大丈夫です秋山先輩! たとえ姿が見えなくても、私ならどんな攻撃だってたえ」

 

――カチリ。

 

「てぼっ……?」

 

 やはり三回目も、挑戦者は襲撃者の影も形も捉えることができなかった。

 代わりに残されたのは、何本にも折られた得物の棒をアナルに大量に突っ込まれ、大きく股を開いて座る蹲踞のようなポーズを取らされていた、金剛の対魔忍の姿のみ……。

 

「ぼ、ぼぎょおおおぉおおぉおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!?!?」

 

 肛門が限界まで拡張された激痛に、眼球が裏返りながらアヘ絶叫!

 金剛の対魔忍と言えど、唐突に襲い掛かった常軌を逸したダメージの前に、ガクガクと涙と鼻水を噴き出しながらスーツ越しに失禁!

 

「お゛っ、お゛じりいぃぃぃいぃ!!! ざげるっ、わだじのおじりがぁぁぁぁああぁぁ!!?」

「ま、待っていろ! 今すぐ抜いてやる!」

「んぎいいぃぃぃぃぃいい!!? だっ、だずげっ、だずげでぐだざ」

 

――カチリ。

 

「うぷっ、おぼぉ!!?」

「うっ!?」

 

 助けに入ろうとした凜子の眼前で、また、仲間が更なる凄惨な姿へと変わる。

 ビリビリに破かれて殆ど全裸となったスーツや、『ザーメン便所』『人工肛門確定』『生意気口マンコ(処分済み)』などなど卑猥な落書きは同じ。

 

「ごぼっ!? ごぼぼ、あぼぼぉおおおおぉぉぉ!!?」

 

 だが、今回は子宮にではなく口内からザーメンを限界まで詰め込まれたのか、陰毛が張り付いた彼女の口と鼻から大量の精液が吐瀉物のように吐き出される!

 

「おぼごぼごご!!? おぼぼげええええええぇっ!?!?」

 

 アナルを棒で封鎖されているため、出ていく場所がなくなったザーメンは消化器を限界まで膨張させボテ腹にし、さらに彼女の気管にまで満遍なく入り込んでしまっていた!

 

「ごぼっ、ごぷっ…………ォぇ…………」

 

 ガニ股で倒れ、膨らんだ頬や鼻だけでなく、裏返った眼からすらも精液を流す金剛の対魔忍……。

 たとえ人知を超越した頑丈さを誇る彼女であっても、肺にまでザーメンが詰まってしまえば窒息死は免れない……。

 

「くそっ……くそっ!」

 

 どうすることもできず、仲間の惨死を眺めることしか出来ない凜子。

 これで四回目。自らのプライドが、圧し折られていく音が心中で響き渡る。

 

「なにか……なにか掴めたか!? お前達っ!」

 

 自分には知覚できずとも、他の仲間たちならば、何かヒントを掴んでいるかもしれない。

 リーダーとして、対魔忍として、仲間の仇は必ず討つ。

意固地になった凜子の判断は、しかし致命的な過ちを招くこととなる!

 

「ぁ……あぁぁ……!?」

「ど……ど、どうし……て……みんな……?」

「おっ、お前達、しっかりしろ!」

 

 残った針使いと人形遣いの対魔忍が、未知の恐怖へと恐慌寸前に陥っていたためだ!

 活路が見えない状況、無惨に凌辱されて殺された二人の仲間、次はお前だと舌なめずりしている死辱の恐怖。

 いかに彼女たちが対魔忍であろうとも、正気を保てと言うほうが酷な地獄絵図!

 

「恐怖に飲まれるな! 対魔忍の使命と任務を忘れたかっ!」

「っ! す、すみません!」

 

 針使いの対魔忍は、己の使命を思い出し、恐れを打ち払って克己する。

 桃色のショートカットをした、おっとりとした雰囲気の彼女は、家に代々伝わる針を使った治療術、鍼灸の使い手だ。

 女として完成された爆乳や大きな尻を押し込むような、欲情的なハイレグタイプの対魔忍スーツに身を包んでいるモノの、普段は鍼灸院を営む両親の手伝いをして生計を立てている。

 そんな彼女が戦場に立つのは、己の力で救える命を一つでも増やしたいという願いからだ。たとえそれが、敵の命を絶つ矛盾を孕んでいようとも!

 

「はい……! 対魔忍の使命、任務……私、絶対にわすれま」

 

――カチリ。

 

「せぴっッ!?!?」

「あっ……あぁぁ……!?」

 

 だが、思い出せるのは、なにも今でなくとも良かっただろう……。

 判断ミスの代償として、針使いの対魔忍が自らの使命を刻み込んだ脳には、彼女の武器である針が無数に打ち込まれている……。

 

「ひっ……ぴえっ、ぴぇ…………あぴぇぇぇ☆♡♪」

 

 でたらめに針を打ち込まれ、正常な機能を損失した脳から送られる狂った信号……。

膝まで崩れ、端整な顔立ちが台無しな、鼻血を垂らし、鼻の下や舌を伸ばしきった、女として終わった痴呆のようなアヘ顔。

 対魔忍スーツの上からでも、乳首やクリトリスがフル勃起しているのが見て取れ、愛液や尿、汚物がスーツ越しからいくらでも噴き出し、足元へ強烈な臭いと共に溜まっていく……。

 

「おぽっ☆♪ あへ、へへぇ……ひへひへへぇぇ☆♡☆」

 

 里で待つ彼女の両親ですらもはや直視できないだろう、本人だけは幸せに包まれた崩壊。

 死と隣り合わせである対魔忍であるが、ここまで凄惨な人としての死を直視したことは無かった仲間も、言葉を失う。

 

――カチリ。

 

「あぺっ!!?」

 

 先の犠牲者達とは違い、針使いの最後はまだ良心的であった。

 ズタボロにされたスーツや、身体中の『犯す価値ナシ』、『医療ミス』、『キャッチ&リリース』などといった尊厳の欠片も感じさせない落書きこそあったが、首を180度反対に曲げられ、一瞬かつ脳内麻薬に浸った幸福の中で死ねたのだから……。

 

「いや……こんなの、いや、いやっ……いやいやいやぁぁぁぁぁあああぁぁぁ!?!?」

 

 仲間を皆惨殺され、残された人形遣いの対魔忍は完全に発狂!

 ここからの逃走を図る!

 

「ま、待てっ!」

 

 凜子の静止を呼びかける声。

 ワインレッドのツインテールを振り回し、他の対魔忍たちと比べるとかなり貧相な身体付きを、同じような対魔忍スーツで締め付ける彼女は、確かに一回り年若く未熟であった。

 しかし、その引き連れた人形と、狙った相手の動きをシンクロさせる術は仲間内からでも非常に評価が高く、経験さえ積めば他の優秀な先輩たちに決して引けを取らない逸材として成長しただろう。

 だが、出口へと向かい、凜子の手から滑り落ちていく背中は、もう救えない。

 

「違うッ! 逃げるなら反対側だ! 次の階段だ! 出口はもう……!」

 

 ご存知の通り、この迷宮は先へ進む道はあっても、後戻りできる道は無いのだ!

 空遁の術でそれが分かっていた凜子の静止も、恐慌状態の人形遣いには届かない……。

 

「く……そおぉぉぉぉぉ!!!」

 

 次の標的が誰か分からない以上、挑戦者にもはや選択の余地は無かった……。

 空遁の術を使い、一気に見えている次の階段へと飛ぶ凜子。

 

――カチリ。

 

 段差を駆け下りる一瞬、振り向いた先に広がっていたのは、人形と自分の首を挿げ替えられ、失血死するまで自分の肉体がレイプされている姿を傍観させられる、最年少の仲間のあまりに哀れな最後だった……。

 

 

《2Fリザルト》

『時間を操る敵の襲撃! 時を止められる敵相手に、4人の仲間たちは瞬く間に惨殺! 挑戦者は怒りと屈辱に打ち震えながら、次の階層へ逃げ込んだ……』

 

 

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《秋山凜子/3F/装備・石切兼光、対魔忍スーツ【探索中】》

 

 一瞬にして人の熱が失せた迷宮内を、凜子は項垂れながら進んでいた……。

 

「くそっ……くそっ……!」

 

 まだ先の階に居るはずの、恐るべき怪物が追いかけてこないとは限らない。

 しかしそんなことに気を配る余裕もなく、凜子は何度も何度も、石の壁を殴りつけながら、己の無力と無能を呪い続ける。

 

「助けられたはずだ……私が初めから逃げろと指示していれば……皆、あんな……あんな惨い死に方はしなかったはずだ……!」

 

 普段、対魔忍の中でも際立った戦闘力を誇るゆきかぜとばかり組んでいたツケ。

 叶わない相手への対処と判断を、今までまるで考えてこなかった代償。

 自分ならばどんな敵だろうと問題は無いと思い上がっていた高慢は、四人もの優秀な仲間を失うという最悪の形で正される事となってしまった……。

 

「達郎……ゆきかぜ……っ」

 

 二人を助けるために、いま自分が死ぬわけにはいかない。

 そのために仲間を見捨てる形となってしまった最後の判断は、特に凜子の精神を悔恨の中へと沈めていく……。

 

「私は……私はっ! もう……二人に合わせる顔が無いかもしれん……」

 

 何よりも愛おしく、大切な家族の姿を凜子は思い浮かべる。

 

「だが……それでもっ!」

 

 ひと際強く、凜子は壁を強く殴りつけ、犠牲になった仲間たちに誓う。

 

「誓うぞ……私は必ず、この任務をやり遂げることを! そして……!」

 

 愛刀、石切兼光を強く握りしめ、全身が再び力を取り戻す。

 

「この後悔オナニーが、私からお前達への最後の手向けだっ!」

 

 そして挑戦者は、迷うことなく対魔忍スーツの上から、自らの秘部を弄り始めた!

 

「くぅう! す、すまない……本当にっ、すまない……んっ、んぁ……」

 

 壁に背を預け、内股を開いた挑戦者は、細長い指をスーツ越しに膣内へと押し込んでいく。

 

「お、お前たちはもう……こうやって、オナニーすることも出来ないのにっ……私だけっんぁあ♡」

 

 自らを罰するよう、胸の内部分に空いたスリットから、手を滑り込ませ胸も自慰し始める凜子……。

 仲間を惨殺され、彼女も発狂してしまったのか……?

 いや、違う! 挑戦者は自分でも気付かぬうちに、3Fの罠を作動させてしまっていたのだ!

 ここの罠は催淫トラップ! かかってしまった者は正気を失い、何事にもオナニーが必要だと結論付けてしまう狂った思考を植え付けられてしまうのだ!

 

「くひぃっ♡ も、もっと、みんなこうして、お、おっぱいオナしたかっただろうに……!」

 

 最大限の哀悼を秘めているつもりで、眼光にはハートマークすら浮かべながら自慰に更けていく凜子。

 全身を覆うタイプの対魔忍スーツの股間を弄れば弄るほど、愛液のシミが広がっていく……。

 

「あっ、あっ、あっ、はぁぁん♡ イクっ、手始めに一発軽イキするぞっ♡ 私のおマンコがっ、お前たちを偲んでイクとこ、どうかあの世から見て、見ていてくれぇぇ……♡」

 

 ぐちゅぐちゅと、Gスポットを的確にえぐりながらヒートアップしていく凜子の自慰は止められない。

 

「おほぉぉぉ、イクっ、イクぅ♡ 弔い絶頂来るぅぅ♡ お、お前たちの顔を思い浮かべながら、わ、私おマンコイっちゃうぅぅぅぅぅぅぅ♡♡」

 

 軽い痙攣と共に、首をのけぞらせて絶頂する挑戦者。

 

「はぁ……♡ はぁ……♡ す、凄い……達郎のこと以外考えて、ここまでイったのは初めてだ……お前たちの死は、間違いなく無駄じゃないぞ……♡」

 

 最低の言葉を仲間に投げかけていることなど、まるで気付かずにオナり続ける凜子の肘が、立て掛けてあった石切兼光に当たる。

 カランと音を鳴らし石床に転がる愛刀を、凜子は手に取る。

 

「そうか……お前も、アイツ等の死を悲しんでくれるのか……」

 

 うっすらと浮かんだ涙を払いながら、座り込んで足を開き、自らの性器を観察するような体制になる凜子。

 

「分かった、石切兼光……お前も、仲間たちのためにオナニーを手伝ってくれるんだな♡」

 

 名刀、石切兼光の鞘を自分のマン筋に沿うよう凜子は両手で突き立てると、ねっとりと愛液が滴るマンコを押し付け、激しく腰を上下に動かし始める!

 

「んおおぉぉ♡ いい、いいぞ石切兼光っ♡ お前の鞘の意匠が、ちょうど私のクリちゃんを弾いてくれているっ♡ 流石だっ、敵を斬っても、クリオナニーに使っても、お前は最高の名刀だぁっ♡」

 

 この名刀を代々受け継いできた人々が憤死しそうなほどの妄言をのたまいながらも、催淫の罠にかかった挑戦者はただひたすらオナニーだけを信じて没頭してく。

 

「ひにぃぃ♡ またイクっ、刀オナニーでイクぞっ♡ みんなのために、斬オナの対魔忍凜子イクっ♡ 天国アクメキメてイクううぅぅぅぅ♡ んいいいぃぃぃぃぃぃ♡♡♡」

 

 ヘコヘコと浮き沈みする腰から、大量の潮が噴き出し凜子は絶頂!

 

「ほーっ♡ ほーっ♡ す、すまないぃぃ……お前たちをオナ絶頂キメながらぁ、二度と潮吹きアクメ出来ないカチカチ死後硬直おマンコにしてしまってぇぇ……♡ かっ、代わりに私が、一番気に入ってるとっておきのタツニーで、まだまだガチイキしてやるからなぁ♡」

 

 まるで仲間が浮かばれない弔いは、本人の性癖を暴露しながらまだまだ続く……。

 

「んじゅ♡ じゅぷっ♡ ど、どうひゃたつろー♡ お姉ちゃんの、シスコンガチ勃起おっぱいの味はぁんじゅるるるるるっ♡ マンコもぉ、お前のおチンポで自由にガチハメしていいんだぞぉ♡ 私はじゅむっ、おっ、お前専用のお姉ちゃん肉便器なんだからなぁ♡」

 

 実の弟に、自分の爆乳を赤ん坊のように吸われながら子宮をガン突きされているという設定のもと、右手でおっぱいを持ち上げ下品に吸い、もう片手でオナニーを続行する凜子。

 

「じゅぶううぅぅぅぅぅ♡ 来た来た来たぁ♡ 弟のフル勃起チンポ来たぁぁぁ♡♡♡」

 

 何もかもが倒錯しきった狂乱の供養は、挑戦者がイキすぎて意識が飛ぶまで行われた……。

 

《3Fリザルト》

『催眠トラップだ! 自らの愛刀を使って後悔弔いオナニーショーを始めながら、37回もイってしまった!』

 

 

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《秋山凜子/4F/装備・石切兼光、対魔忍スーツ【探索中】》

 

 気絶から目が覚めた凜子は、まだ微妙に眩暈がする頭を抱えながら、4Fへと降りる階段を進んでいた。

 

「私はいったい……何をしていたんだ……?」

 

 後悔に身を焦がしながら、壁を叩き進んでいたことは覚えている。

 だが、気付けば全身は異様にダルく、対魔忍スーツは胸が零れるほど着崩れており、なにより股間は水でも浴びせられたようにびしょ濡れになっていた。

 2Fの怪物に襲われていたなら、間違いなくこの程度では済まないため違うだろうが、では一体我が身に何が起こったのか?

 

「……分からん、さっぱり思い出せん」

 

 あの何もかもを侮辱するような醜態を覚えてない凜子は、間違いなく幸運であった……。

 

「むっ、階段も終わりか……」

 

 次のフロアの灯りが漏れ、思考を切り替える挑戦者

 なぜか鞘がぬめりとした液体で濡れている石切兼光の鯉口を切りながら、最大限の警戒と共に抜けた先に広がっていたのは、細い一本道であった。

 

「なんだ、ここは?」

 

 次の階段まで、おおよそ3mほど伸びた一人がギリギリ通れるような幅の一本道。

 左右は奈落となっており、万が一落ちてしまえば例え対魔忍と言えど、どうなってしまうか分からない闇が大口を開けている……。

 

「ふん、浅はかだな」

 

 あまりに稚拙な通路に、凜子は鼻で笑いながら気を高めていく。

 そして僅かな助走の後――跳躍! 

 あまりにも呆気なく、3mの闇を飛び越えていく!

 

「この程度の距離、下忍ですら飛び越えられる」

 

 ずば抜けた身体能力を誇る対魔忍にとって、この程度の走り高跳びなど朝飯前。

 2・45mの世界記録など眼ではない飛距離で、ビルとビルの間を音もなく飛び交う事ぐらい、空遁を使わずとも可能だ。

 今回は読みが外れたなと、悪辣な迷宮を心中でなじりながら、向こう岸へと危なげなく着地する凜子。

 

「………は?」

 

 だが、なんという事か!?

 つま先が向こう岸に触れた瞬間、また認知する間もなく挑戦者は4Fの入口に戻されているではないか!

 

「なっ……ど、どうなっている!?」

 

 何かの間違いだと、再び跳躍して横たわる闇を飛び越える凜子。

 しかし、着地した瞬間、彼女を待っていたのはまた、4Fへと降り立った瞬間の景色だった!

 

「こ、こんな、どうやって先に進めと……まさか」

 

 改めて、意識の片隅にすら残っていなかった一本道を眺める挑戦者。

 

「ちゃんとここを通れ……と言う訳か?」

 

 その通り。このエリアは、一本道以外を通ると、強制的に入口へと戻されるように作られている。

 先へ進みたければ、不正は抜きで正面突破しなくてはならない!

 

「ふん……癪だが、いいだろう。そんなに通らせたいなら通ってやる」

 

 不承不承ながら主旨を理解した凜子は、一本道へと足を踏み入れた。

 飛び越えられないなら、一気に走り抜けて終わらせる。

 実に浅はかな凜子の理想は、道の始まりに備え付けられていた罠の前に、一瞬で打ち砕かれることになる!

 

「えっ?」

 

 カチリと、何かを踏んだ音。

 ガクン、と唐突に落ちる視界。

 ギチギチに縛られた手足。

 なぜか膝と肘で着地する衝撃。

 そのどれもこれもが、凜子の理解の範疇を大きく越えていた。

 

「なっ、なんだこれはぁぁぁぁぁぁぁ!!?」

 

 気付けば凜子の衣装は、いつもの対魔忍スーツから様変わりを果たしていた!

 肘と膝を折りたたんだ状態で、ギチギチにベルトで拘束された手足! 

 裸より屈辱的な、乳首と股間だけがハートマークに切り抜かれたピンクの変態ビキニ!

 そして頭には、豚耳のカチューシャ!

 肘と膝の先端には、しっかりと蹄まで付けられた今の挑戦者の姿は、正真正銘のメス豚そのものとなってしまっていた!

 

「ふっ、ふざけるなぁぁ! なんだこの狂った衣装は!? くそっ、解け、解けぇぇぇ!!!」

 

 全力のもがきを受けても、ベルトはびくともせず、カツ、カツと蹄を鳴らしながら、垂れ下がった爆乳をぶるんぶるん揺らすだけの結果で終わってしまう!

 

「ひ、人を侮辱するのもいい加減にしろほごぉ!!?」

 

 そういえば付けるのを忘れていたと、唐突に飛来したのは鼻フックだ!

 謎の動力と狙いで凜子の鼻を豚のように無様に拡張し、ガッチリと固定される。

 

「ふっ、ふぎっ……! よ、よくも、こんなものをぉぉ……!」

 

 言い逃れできない完全なメス豚にされた屈辱と怒りに、打ち震える挑戦者。

 

「絶対に、絶対に許さ……ん……?」

 

 だが、その前に、これは見ておいたほうが良いんじゃないかと、どこからともなくモニターディスプレイが現れた。

 ヴヴ……と、静かな起動音を立てて、ノイズ交じりの映像が始まる。

 やがて流れ始めたのは、あまりにも見るに堪えない淫惨な映像だった……。

 

【――ぶひぃ♡ ……はぁ、……豚ですぅ♡ 豚面晒して……しないと死んじゃう……なエロ豚ちゃんなんですぅ♡ ぶーぶー♡】

「なぁっ……!!?」

 

 凜子と同じような、鼻フックが付けられた女の姿!

 目線だけは黒いバーで隠されているものの、それ以外の大切な部分はなにも隠されておらず、両乳首とクリトリスのピアスを紐で連結した、今の凜子に負けず劣らずの変態衣装で、下品な媚を売り続けている!

 

「な、なんだこの変態女は……正気なのか……?」

 

 自ら腕を上げて組み、エロ蹲踞のポーズで爆乳とクリトリスを振り回す、女どころか人としてのプライドを欠片も感じないような姿に、凜子は同じ女として軽蔑にも似た絶句を隠せない。

 しかし次の瞬間、挑戦者は自分に付けられている鼻フックの、真の恐ろしさを垣間見ることになる!

 

【おぴょおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉおおぉぉぉぉぉ~~~~♡☆♡☆♪】

「ひっ……!?」

 

 ガスだ! なんと変態女の鼻フックから、突如桃色のガスが噴き出した!

 

【おぎょおごっあぎょぉぉぉぉぉぉぉ♡☆ おっぺぽおぉぉおおおおぉぉぉぉ♡☆♪ ぼぐぎょぉぉぉぉおおおおぉぉぉぉん☆♡☆♪♡】

 

 ガスを吸引し、胸から母乳を、膣から愛液を、尿道から失禁を。

 それぞれ洪水のように噴き出しながら、もはや知的生命体が出していいモノでは無いイカれた絶叫を上げる豚女……。

 煙が止まり、フックされた鼻から脳が破壊された証の鼻血が垂れ、完全に壊れた女がのけぞるように倒れた所で――映像は、終わった。

 

「…………ぁ…………」

 

 続いてディスプレイに表示されたのは、『5:00』の数字。

 数字は『4:59』、『4:58』と淡々とカウントを刻んでいき、向こう岸の一本道の終わりには、いつのまにかゴールと書かれたゲート。

 

「…………ひ……………」

 

 このエリアの本当の主旨を理解……など、出来なくても構わない。

 

「ひいいぃぃいぃぃぃぃぃいいぃぃぃ!?!?」

 

 とにかく現状を打破しなければ、あの女が自分の未来だと分かった以上!

 悲鳴を上げながら凜子は、全速力で一本道へと進みだした!

 

(いっ、嫌だっ……ああ、あんな、あんな無様な最後だけはっ……しっ、死んでも嫌だぁぁぁ!)

 

 姉として、剣士として、対魔忍としての、普段の気丈さなどクソの役にも立たないと、かなぐり捨てた必死さで蹄を動かしていく挑戦者。

 

「はぁ、はぁ、はぁっ!」

 

 だが、本来人体が想定されていない上に、初体験の豚歩行では、いかに対魔忍といえど速度を出すことができない! たった3mの道程が、今の豚凜子にとっては果てしなく遠い!

 

「ひっ、ひっ、ひーっ!」

 

 下手に速度を出そうとしてバランスを崩し転倒してしまえば、待っているのは奈落の底。

 爆乳を床に引きずり、突き出した尻を震わせながら、悪戦苦闘している内に、タイマーが『4:00』を切った瞬間!

 背後からガコンと、檻が開くような音!

 

――プギイィィィィィィイイィ!!!

 

「なっ……なぁぁぁぁぁ!!?」

 

 凜子の背後から現れたのは、豚の姿形をした魔界の魔物だ!

 外見的特徴だけは人間界の豚と変わらないが、四つん這いの凜子の倍ほどはある巨体に、聴覚だけを異常に発達させるために縫い合わされた目、そして股座でイキリ立つ螺旋状の豚ペニスは挑戦者のヘソまで貫きそうなほど太く長い!

 全身にイボのようなモノがびっしりと生えた不潔な魔豚は、ふごふごと周囲を嗅ぎ、剥き出しにされた雌の蜜壺へと真っ直ぐに狙いを定める……。

 

「や……やめろ……来るなっ、来るな来るな来るなぁぁぁぁ!」

 

 あえて突撃はしてこず、のっそりとした怠慢な動作で向かってくるオス豚。

 だが、それが逆にメス豚の恐怖心をいっそう駆り立てていく!

 

「くそっ、くそぉ、くそぉぉぉぉ!!!」

 

 もはや捨て鉢で豚歩行を続ける挑戦者。

 残りは丁度半分といった所だろう。

 カウントは『3:02』、追い掛けてくる魔豚ともまだ余裕がある距離。

 元々の身体能力の高さもあり、豚歩行にも慣れ始めてきた凜子に光明が見え始める。

 

(大丈夫だ……! このペースなら……!)

 

 カウントも0にならず、豚に追いつかれることもなくゴールまでたどり着けるはずだ。

 などと、甘い仮定に浸っていた思考は数字が『3:00』を切ったところで、文字通りぶっ飛ぶ事となる!

 

――プシュ……。

「ぶぴょおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!?!?」

 

 炭酸が僅かに抜けるような音と共にアヘ顔を晒し、メス豚は即イキ!

 家畜マンコが一瞬で繁殖状態となり、大洪水に見舞われる!

 

「おっ……おおっ……おぎっ……♡」

 

 鼻腔から駆け抜けた、脳の回路が漏電したかのような絶頂を受けながらも、何とか転倒だけは堪える挑戦者。

 今、彼女の鼻フックから僅かに噴き出したガスは、女を一瞬でイかせる絶頂ガス!

 今回はごく少量であったが、何の加減もなく鼻にぶちまければ、脳細胞をズタズタに破壊する事すら可能な恐ろしい猛毒だ!

 

(こ、こんなのぉぉぉ♡ こんなのもっとぶちまけられたら死ぬ、イキ死ぬ、絶対に頭イキ死んじゃうぅぅぅぅ♡)

 

 無意識の中で、恐怖しかなかった心に、人生と引き換えの僅かな期待が滲み始める挑戦者……。

 豚は一度発情期になると、猛烈な性欲のままに交尾を繰り返す。

 涎と鼻水を垂らし、大量の汗でフェロモンを発しながら、勃起乳首を引きずる今の凜子は、まさに性欲に支配された発情期のメス豚そのものであった。

 

(だ、ダメだぁぁぁ♡ あ、アソコがっ、子宮が疼いて疼いて切なすぎるぅぅぅ♡)

 

 つがいを求めてキュウキュウと空腹を訴えるドスケベ子宮。

 こんな状態でも前に進むことだけは止めていないのが、斬鬼の対魔忍の面目躍如と行った所だが、集中力を大幅に欠いた豚歩行はとうとう危険なミスを犯してしまう!

 

「いぎぃぃぃ!!? ちっ、ちくびぃぃぃぃいいいぃぃぃ!!?」

 

 凜子の踏み出した後ろ足が、どうしても引きずる形となっていた自らの爆乳勃起乳首を踏み潰してしまったのだ!

 

「ほぎぃぃ!! ぐおっ、ふぎぎぎぎぎっ!!!」

 

 敏感な部分を頑丈な蹄に、加減など出来るわけがない全体重で押しつぶされながらも、なお転倒だけは防がねばと、食いしばった歯の隙間からは泡が溢れ出していく。

 

「ふーっ、ふーっ、ふうぅぅぅ……!!!」

 

 なんとか少しずつ、少しずつ蹄を乳首から退かしていく豚凜子。

 カウントは『2:28』。まだ急げば問題はないだろう。

 しかし、今の凜子を追い立てるのは時間だけではないのだ!

 

「おぶふぅ!?」

 

 ズシンと圧倒的な肉厚が、凜子の背中へとのしかかる!

 豚だ! 先程の雄豚が、乳首に手間取っている凜子にとうとう追いついてしまったのだ!

 

「ど、退けぇ! い、いま、お前に構ってる時間なんてひぃぃ!!?」

 

 ぬらつく豚の螺旋ペニスが、メスの下腹部へと押し当てられる!

 改造され、血管がビキビキに浮かび上がったグロドリルチンポは、もはや雌にとって凶器であり、豚自身の凶悪な体臭もあって、恐れ竦む挑戦者の歯をガチガチと鳴らしていく。

 

「はーっ、はーっ、ハッハッハッ……ふー、ふー、ふー♡」

 

 だが、人生終了の危機であろうとも、同時に今は肉欲に飢え切ったメス豚でもある凜子の呼吸は荒々しく、発情ドスケベ豚の本性をまるで隠し通せていない!

 

(すっ、すごいチンポっ、豚チンポっ、ドリルチンポっ♡)

 

 コレを自らの膣内にぶち込まれ、ぐちゃぐちゃにピストンされた後、子宮にドプドプとザーメンを注ぎ込まれたらどうなってしまうのか。

 オスを求めるメスの思考が、挑戦者の脳内を凌辱し尽くしていく。

 

(ゆきかぜっ♡ 達郎っ♡ わ、私はもうダメっ♡ この雄のつがいになっちゃう♡ メス豚として処女喪失して、一生…………ッ)

 

 人間として最後の走馬灯めいた懺悔に……挑戦者の活路は残っていた。

 

(達、郎……)

 

 重く響いていく、行方不明の弟の後姿。

 幼い頃からゆきかぜと二人、文字通りの全てを見てきた愛する姉弟。

 

(達郎、達郎、達郎、達郎達郎達郎っ!!!)

 

 失う訳にはいかない。

 彼だけは、散っていった他の仲間たちのように失う事だけは許されない。

 弟が、あのゴールの先で、他ならぬ私を待っているならば……!

 

「わ、私のぉ……!」

 

 氣を丹田で練り直す。

 間違いがない様に心に反響させ続ける。

 汚らわしい豚に逆転の秘策を炸裂させる!

 

「私の処女は、達郎のものだぁッ! 退けぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!!」

 

 全身全霊を込めた空遁の術を、凜子は行使!

 彼女の空遁は、自分自身に作用させるだけでない!

 密着するほどの近距離ならば、他者の空間跳躍すら可能とするのだ!

 魔豚は凜子の術を受け、有無を言わさず瞬間移動!

 凜子から退かされた彼を待ち受けていたのは!

 

〈プギッ!? プギイイイィィィィィ………………〉

 

 隣で獲物を待ち構えていた、果てしない奈落穴だ!

 豚は断末魔の叫びを上げながら、闇に飲み込まれていき……肉を骨ごと強引に砕く嫌なミキサー音が、凜子の鼓膜を打った。

 

「はぁ! はぁっ! はっ、ははっ、ハハハっ、当然の、報いだっ……!」

 

 他者の跳躍は、自らを跳躍させるより遥かに消耗が激しい。

 それでも、この迷宮にやっと一矢報いれた興奮の方が余程勝り、勢いのまま一気にゴールまで突き進む挑戦者。

 

「ぐっ!? はぁ……はぁ……はぁ……やった、やった……ぞ……」

 

 ゴールゲートを潜り抜けた瞬間、凜子の衣装は悪魔の鼻フックも含め、元の対魔忍スーツへと戻る。

 極度の疲労と緊張の糸が一気に解け、うつ伏せで大の字のまま、凜子はしばらく余韻に浸り続けていた。

 確かな勝利――ではあったが。

 

「っっ♡ チッ……こっちは、戻らない……か……」

 

 本能的に性欲へ従順となってしまうメス豚の発情だけは、しばらく彼女を苛み離さないだろう……。

 

《4Fリザルト》

『強制着替の罠だ! 四肢を折りたたむよう拘束された、豚のような鼻フックコスプレを着せられ人生を賭けたゲームを強要される! なんとかゲームはクリアしたが、豚特有の強烈な発情期が後遺症として残った……。状態異常・発情』

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

《秋山凜子/5F/装備・石切兼光、対魔忍スーツ/状態異常・発情【探索中】》

 

 僅かとはいえ休憩を挟んでも、熱に浮かされたような趣きで凜子は5Fへと続く階段を下りていた。

 

「っ……くっ……♡」

 

 普段ならば気にならない胸の揺れも、発情し、スーツの上からでもくっきり分かるぐらい乳首が勃起した状態では、むず痒くて仕方がない。

 

「どこかで一度……鎮めないとマズいか……?」

 

 任務中、しかも敵地で処理するなど極めて論外な行為であるが、今後も似たような罠が続くなら、発情している現状こそが致命的ではないのか?

 悶々と警戒を半々に進む挑戦者を、次の5Fが待ち受ける。

 

「また、随分と……趣きが変わったな」

 

 階段を降り切った瞬間、凜子を待ち構えていたのは、なんと襖戸だった。

 仕掛けなども何も無さそうな、和室の入口によく備えられている純白の和紙が張り付けられた、何の変哲もない入口。

 

「東京キングダムですら、ここまで節操無しではないぞ」

 

 あらゆる魔族と人間の欲望に応え続け、和洋折衷などという言葉ですら足りないほどの文化的混沌を擁している人工島、東京キングダム。そこと同レベルでありながら手狭な分、この迷宮はさらに質が悪いと軽い眩暈すら挑戦者は覚える。

 

「まぁ、いい……」

 

 道がここしかないならば、迷う手間が省けたと前向きに考え、襖を開く凜子。

 広がっていたのは、畳と座布団が敷かれた、一人用の小さな茶室であった。

 

「中身も、普通……か?」

 

 実家も似たような作りのため、ふと懐かしさすら覚えど、今更このダンジョンの危険性を疑うような無能でもない。

 最大限の警戒を払いながら、茶室を注意深く見渡す凜子。

 

「本に、書見台……次の襖……」

 

 気になったのは、この三つだ。

 とりあえず凜子は、先へ続くのであろう襖をまずは引いてみる。

 

「動かない、か」

 

 何かで塞がれているのか、襖はピクリとも動かない。

 

「こういう時にゆきかぜが居てくれると助かるのだが……」

 

 雷撃の対魔忍ならば「邪魔ッ!」の一言で、雷遁の暴威をもって道を焼き拓くのだろうが、建造物の破壊はそこまで得意ではない凜子では、二の足を踏まざる得ない。

 

「斬りかかり、もし、見た目に反した硬度であれば、石切兼光を潰してしまう可能性もある、か……」

 

 流石にここで、愛刀を無意味に失う訳にはいかない。

 何か他の突破口は無いかと、凜子は次に気になった道具へと意識を向ける。

 

「書見台……か」

 

 書見台。時代劇などによく出てくる、本を置くための楽譜スタンドのような木製の台だ。

 位置的に、座布団に座りながらの読書を助けるために置かれているのだろう。

 

「そして、肝心の本は別、と」

 

 床に捨てられていたこちらもまた、古風な凜子の実家ですら余り見ないような、古い造りの本。

 拾い上げ、パラパラとめくってみるが、どのページも白紙であり、何の意味があるのか分からず首を傾げる凜子。

 

「……座って読め、と言いたいのか?」

 

 座布団が置かれた茶室、書見台、そして本。

 散りばめられたファクターは、次に期待されている行動を指し示しているかのようだった。

 

「ふん、良いだろう」

 

 こんな事に何の意味があるのか分からないが、何かが変わるのならやってみる価値はある。

 石切兼光をいつでも抜刀できるよう傍に置き、姿勢を正して座布団に正座する挑戦者。

 

「置いてみる、か」

 

 そのまま手近な場所へと置かれている書見台に、白紙の本を置いた瞬間――変化は始まった。

 

「むっ? 文字が浮かび上がった?」

 

 白紙だった本が、炙り出しを受けたかのように文字を表していく。

 徐々に明らかになる表紙には、日本語でこう書かれていた。

 

「『正義のメス対魔忍、A山R子ちゃんの本性』……だとぉ?」

 

 凜子の米神に、不愉快の青筋が浮かび上がる。

『A山R子ちゃん』などと頭文字をアルファベットにして隠してあるが、上の煽りからも秋山凜子のことを指しているのは明々白々であるからだ。

 

「私の本性だと……? くだらん、貴様らなどに私の何が分かるというんだ!」

 

 引っ手繰る勢いで、凜子は書見台から本を取り、ページを捲る。

 やはり中にも文字が浮かび上がっており……そこには、眼を疑うような内容が綴られていた。

 

――斬鬼の対魔忍、A山R子ちゃんの趣味は大好きな弟の視姦と、弟からの近親相姦妄想オナニー♪ 一日一回は欠かさず、特に近親相姦オナだけは自分のミスで部下がみっともなく死んだ時だって絶対にやめないゾ♪――

 

「……なっ……なっ……なっ……」

 

 血の気が瞬く間に失せていき、蒼白を越えて黄土色になっていく挑戦者の顔色は、ゴシップめいた本の内容に、一気に信憑性を付与していく……。

 

「ばっ、馬鹿げている!? 違う、違うぞ、私はこんなっ……達郎のことを妄想してなどっ!?」

 

 無人であるのに、誰にするでもない自己擁護。

 

「そ、それに、部下を失った時もだと……!? これこそ悪質なゴシップだ! こ、この私が、そんなオークにも劣る、下衆な恥知らずな訳ないだろうがっ!?」

 

 まったく覚えがないと、懸命に吠えたてる凜子。

 だが、このエロトラップ・ダンジョンは知っている。

 彼女が覚えておらずとも、書かれた内容は全て疑いようのない真実であることを!

 ページが、凜子の手を使わずとも勝手に捲られ、次の文字を移す!

 

――この後悔オナニーが、私からお前達への最後の手向けだっ!

「……えっ?」

 

 本に綴られているのは、誰かの台詞。

 

――す、凄い……達郎のこと以外考えて、ここまでイったのは初めてだ……お前たちの死は、間違いなく無駄じゃないぞ……♡

「な、なんだ、なんなのだ……?」

 

 捲れるページは、次々と正気を疑う台詞を紡いでいく。

 

――す、すまないぃぃ……お前たちをオナ絶頂キメながらぁ、二度と潮吹きアクメ出来ないカチカチ死後硬直おマンコにしてしまってぇぇ……♡ かっ、代わりに私が、一番気に入ってるとっておきのタツニーで、まだまだガチイキしてやるからなぁ♡

「そんなっ、まさか、これ……ちっ、違う……違う……!」

 

 必死の否定も虚しく、卑猥で最低極まりない一連の台詞に猛烈な覚えがある。

 

――ど、どうひゃたつろー♡ お姉ちゃんの、シスコンガチ勃起おっぱいの味はぁんじゅるるるるるっ♡ マンコもぉ、お前のおチンポで自由にガチハメしていいんだぞぉ♡ 私はじゅむっ、おっ、お前専用のお姉ちゃん肉便器なんだからなぁ♡

「やめろぉぉぉぉ!!! やめてくれぇぇぇぇぇ!!!」

 

 他の誰でもない、自分自身がほざいていた言葉と行為であることを、挑戦者は思い出していく……。

 

「お願いだ……やめて……くれ……お願い……」

 

 震えながら突っ伏し、意識はしていないが土下座のようなポーズを取ってしまう凜子。

 いや、実際に多くの者に謝罪しなくてはならない気持ちが、彼女を自然とそうさせたのだろうか。

 

「すまない……すまない……すまないぃっ……」

 

 閉じた瞳からポロポロと涙がこぼれ落ち、酷く叱られた幼児のように泣きはらす凜子。

 しかし、この程度で真に彼女が反省したと言えるのだろうか……?

 本心からの謝罪を引き出すため、茶室は真の姿へと形を変えていく!

 

「うぐっ!? な、なんだっ!?」

 

 唐突に書見台が、木枷へと変形!

 凜子の背中から膝までをガチリと拘束する!

 

「は、離せっ! なんだこの格好はぁ!?」

 

 尻と足だけを突き出すような姿勢で拘束されてしまう凜子。

 次に天井から飛び出してきた、手錠が付いた鎖が両手首を拘束!

 

「あうぅ!?」

 

 そのまま両手を持ち上げられてしまい、完全に身体の自由を奪われてしまう!

 

「くそぉぉ……!」

 

 抜け出そうにも、膝を折りたたんだ状態で腰にはめられてしまった頑丈な木枷は、どれほど力を込めようともビクともせず、黒鉄の手錠も関節を外した程度では抜けられない円柱の形状だ。

 

「だったら、空遁でひゃあぁん!?」

 

 確かに空遁の転移なら抜けられるだろうが、それを見越していたトラップは、既に次の手を打っていた。

 背後から伸びていた、アームに装着された筆が、凜子のスーツ越しにクッキリ浮かんだヴァギナを撫でたのだ!

 

「ふ、筆か!? 私を舐めるなよ!? こ、こんな手段で私の空遁が止められるとぉ……ぉ……ぉ」

 

 可愛らしい声を出してしまった羞恥から、真っ赤になりながら吐き出していた強がりが、徐々にぱくぱくと勢いを失っていき――、

 

「おひいぃぃぃぃぃぃ!!? アソコがあづいぃぃぃぃ!!?」

 

 対魔忍スーツ越しマンコから、潮を吹きガチアクメ!

 先程の筆には、並大抵の女なら一生イキ狂うような、超強力媚薬がたっぷり塗られていたのだ!

 

「お゛お゛お゛ぉぉぉぉ!!! だ、だのむっ、両手離じでっ、オナらせでっ、このままじゃ狂う、くるっじゃうぅぅぅぅぅぅ!?!?」

 

 もともと発情していた肉体に、追い打ちで塗られた媚薬は一瞬で凜子の情緒を吹き飛ばし、オナニーの許可を懇願する浅ましい姿へと変貌させる!

 

「ひいっ!?」

 

 当然、懇願など通る訳もなく、先程塗られた媚薬筆が、今度は凜子の眼前に二本、見せつけるように現れる!

 桃色に染まり、床に滴るほどたっぷり沁み込んだ媚薬が、ゆっくりと凜子の無防備な爆乳へと近づいていく……。

 

「や、やめ、やめてっ、おっぱい、おっぱいにまでそんなの塗られたら……おひっ!?」

 

 べちゃべちゃと、嬲りつくすようにスーツ越しの勃起乳首へと塗られていく媚薬。

 

「あっ……あっ、あぁ、あ゛あ゛あ゛」

 

 冷たいのは最初だけだ。

 肌に馴染んでいくと共に、塗られた液体は次第に鋭い棘となったかのように、胸の毛細血管へと入り込んでいき――

 

「ア゛お゛を゛を゛ぉぉぉぉぉおおをぉぉぉぉぉ!?!?」

 

 一気に、おっぱいの内部から、何千本もの棘で滅多刺しにされたような爆発が挑戦者に襲い掛かった!

 

「お゛ぉぉぉー!? じぬぅぅ! おっぱいごわれるぅぅ! バカにな゛るうぅぅぅ! 頭バカにざれるぅぅぅ!?」

 

 媚薬によって暴走させられた快楽信号は、もはや脳細胞が処理できるレベルを大幅にオーバーフローし、いくら泣き叫ぼうとも無慈悲に、秋山凜子という存在を内側から破壊していく……。

 

「お゛っ、お゛をっ……お゜っ」

 

 ガクガクと痙攣していた凜子だったが、限界が着た瞬間ブッとブレーカーが落ちたかのように気絶し、そのまま項垂れてしまう。

 完全に白目を剥き、垂れ放題になった鼻水は風船を作っては割れ、下の口からも愛液と失禁が止めどなく流れ落ちていくが――これが、この部屋の主目的ではない。

 この部屋は茶室ではなく、反省室。

 ここに来た女が、自らの行いを省みるまで、安息を決して許しはしないのだ!

 

「はぎぃいいぃいいいぃぃぃぃぃぃ!?!?」

 

 突然、ケツから走り抜けていった鋭痛に叩き起こされる挑戦者!

 

「ふーっ! ふーっ! ふーっ! い、いま、いまのっ、まさかっ!?」

 

 自分の尻を叩いた際に、子気味良く響いた音に覚えがある凜子に再び見せつけるよう、それが眼前へと持っていかれる。

 

「むっ、鞭……やっぱり鞭っ!?」

 

 アームが凜子の体罰に選んだのは、何本にも束ねられたSMプレイ用の鞭だった!

 

「だっ、だめだ、い、いま私っ、ぜ、全身敏感なんだっ、そ、そんなのでたっ、叩かれたら、叩かれたらっ……!?」

 

 どうなってしまうのかを実演するため、思いっきり振りかぶった鞭が、快音を立てて凜子の右乳をぶっ叩いた!

 

「ぴぎいいいぃぃいいいぃぃぃぃいいいぃぃぃぃぃ!?!?」

 

 痛みを全てズタズタに引き裂かれるような狂感に変換され、豚のような悲鳴を上げながら凜子は絶頂!

 

「いだいぃぃぃ……いだいのにイグぅぅぅ……アソコイギまぐるぅぅ……」

 

 鞭の一発ですら通常のセックスより何百倍もイキ狂う、今の媚薬漬けの凜子は、もはや何をされてもマジイキする変態ドMボディだ。

 それを分からせるよう、鞭はペースを一気に上げて凜子の肉体を滅多打ちにしていく!

 

「あぎっ!? やめっ!? いびっ!? あびぃぃぃ!?!?」

 

 尻や胸、横っ面にすら浴びせられる一発一発が、彼女の豊満な肉をぶるんぶるんと震わせながら、凜子に絶頂を叩きつける!

 

「いぎぃぃ!? やめ、やめでぇぇ! これいじょうだだがないでぇぇ!!!」

 

 尻を叩かれる子供のように、泣きじゃくる凜子。

 だが、まだまだ反省が足りないと、部屋はどこからともなくあの音声を流し始める!

 

――この後悔オナニーが、私からお前達への最後の手向けだっ!

「ひに゛ぃ!?」

 

 3Fで催淫状態に陥っていた凜子の声だ!

 どこかで録音されていた自分のオナニー実況を大音量で流され、叩かれた左胸を節操なく震わせながらも、どこから流されているのか首を左右にふる挑戦者。

 

――おほぉぉぉ、イクっ、イクぅ♡ 弔い絶頂来るぅぅ♡

「い゛や゛ぁぁぁぁぁ! やめでぇぇぇぇぇ! ぞれながずのやめでぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

 余すことなくフルで再生される、自らの最低の痴態で耳をレイプされながら、左尻を叩かれてまた失禁する凜子。

 

――みんなのために、斬オナの対魔忍凜子イクっ♡ 天国アクメキメてイクううぅぅぅ♡

「ごめんなざいごめんなざいごめんなざいぃぃぃぃ!!! だつろうゆぎがぜみんな謝りまずっ! ごんなっ、ごんな最低オナニーでもマンコびしょ濡れでイギぐるう救いようのな゛いド変態おねえぢゃんでごめんなざいぃぃぃぃ!!!」

 

 完全に発狂した凜子は、全員に思いつき限りの言葉で絶叫謝罪!

 よく言えましたと、アームの鞭はトドメの一撃を、ビクビク震えるド変態オナ狂マンコに全力で叩きつけた!

 

「おぎゃああああぁあぁあぁぁあああああああぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」

 

 ひと際高い断末魔を上げながら、凜子の脳内が真っ白に染まる!

 

「あ゛―っ! あ゛―っ! ごめんなざいっ、ごめんなざいぃぃぃぃ!」

 

 彼女への罰は、まだ始まったばかりだ。

 体罰が続いていく内に、凜子の対魔忍スーツはズタボロになり、全身にミミズ腫れを作りながらも六時間に及ぶ懲罰に何とか耐えきってのける。

 

「あ゛っ……あひっ……いだ、い……♡」

 

 ただし、肉体に媚薬と共に沁み込まされた鞭絶頂の味は、挑戦者の性癖を一生歪めるのには充分すぎるほどの濃密さであった……。

 

《5Fリザルト》

『反省室だ! 反省板に拘束され、弱点に媚薬を塗りたくられた挑戦者。自らの痴態を放送される中、鞭で六時間叩かれ快感に屈伏し、心の底から反省させられてしまった。装備破損・対魔忍スーツ。状態異常・ドM』

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

《秋山凜子/6F/装備・石切兼光、対魔忍スーツ(壊)/状態異常・発情、ドM【探索中】》

 

「くっ……うぅ……ぅぅ……」

 

 反省室からようやく解放された凜子は、未だ残る痛みと媚薬の熱にふら付きながらも、なんとか6Fへとたどり着いた。

 

「今度は……下水道、か?」

 

 続く回廊には、何が入っているのか分からない、半透明な緑色の液体で満たされた水路が広がっている。

 生臭い異臭が充満しており、他の道や、横を通れそうな通路や、足場らしい足場も、辺りにはない。

 

「ここを通れ、という訳か……」

 

 流石に滅入ってくる気分に、頭を片手で抱える凜子。

 訓練を受けた対魔忍と言えど、任務のための是非は別として、このような場所に浸かって不快を感じないわけがない。

 

「この格好では、流石にリスクが高すぎるな……」

 

 更に今、凜子の対魔忍スーツは何度も鞭で打たれたせいで、ズタボロの状態。

 腫れは引いてきたが、所々が裂けて、珠の肌が覗いているだけならまだしも、執拗に叩かれた尻や胸、股間の部分は完全に布が残っていない。

 おっぱいと陰毛を丸出しにした痴女スーツと化してしまっても、まだ最低限の防御力はあると着用し続けていたのだが、流石に全身から侵入してくる液体への防備は期待できない。

 

「強酸の可能性もあるとしたら……やるしかない、か」

 

 もはやこの迷宮に突入してから、何度助けられたか分からない空遁の氣を練っていく挑戦者。

 充分な高まりを感じてから、迷いなく凜子は水路へと飛び立つ。

 

「シッ!」

 

 そのまま、謎の液体へ足が付くか付かないかと言った所で、術を発動。

 見えない空気を蹴り飛ばして足を前へ伸ばし、また同じ要領で前へと跳躍する!

 最低限の力で水辺を駆ける、空遁の術のちょっとした応用だ。

 里でも散々鍛錬を重ねてきた、初歩中の初歩のような使い方であるため、今更失敗することはないが、懸念は尽きない。

 

(さて、あとはどこまで保つか……)

 

 それは、この場を渡り切る余力のことであり、更にこのダンジョンを攻略しきる余力の事でもあった。

 最初の戦闘、2Fでの敗走、4Fでの豚の強制転移、そして現在の跳躍。

 いかに超人的な対魔忍と言えど、肉体的な疲労を除いても、これだけ空遁の術を使った凜子の身体には、少なからずガタが来始めていた。

 特にワープめいた転移は、自分もであるが他者を送るとなると、ひときわ著しく消耗してしまう欠点がある。

 本来ならば、そのケアを鍼灸で担当するのが針使いの対魔忍であったのだが、凜子を癒すはずだった針は本人の頭に無惨に叩き込まれて久しい。

 

「……ッ……」

 

 隊長としても、任務としても、余りに痛い損失は、反省したところで簡単に塞がるものではない。

 

(少なくとも、このフロアは越えられるか……?)

 

 空遁で気配を探っても、足元で揺れる液体以外に大したものは感じ取れず、僅かに気を緩ませる凜子。

 やはり、反省したところで、三つ子の魂は百までなのだろうか。

 それこそが、強大な能力を産まれ持ったが故の、彼女最大の悪癖であるというのに……。

 

「ふぶおぉ!?」

 

 生乳を揺らしながら駆け抜けていた足元を、突如として何者かにすくわれ、凜子は顔面から液体へと転倒!

 

「ぷはぁっ!? なんだ!? いったい誰の仕業だ!?」

 

 確かな物体の故意に転倒させられた凜子は、緑色の液体を全身に浴びながらも、手に取った石切兼光を抜刀。

 撓みかけていた神経を、再び限界まで尖らせて周囲を探る。

 

「……居ない? いや、あの魔物……か?」

 

 真っ先に浮かんだ可能性は2Fの悪魔の仕業であるが、あの時間が飛んだような不可解さは今回無く、むしろ姿が見えない事以外は、簡単なイタズラに引っかかったような明快な単純さがあった。

 

「何処だ……何処にいる!?」

 

 胸まで液体に浸かりながら、自分を転倒させた下手人を探す挑戦者。

 やはり、凜子は気付けない。

 この6Fに潜む魔性は、空遁など使わずとも最初から見えていた所か、彼女自身たった今そいつに半分以上呑み込まれていることなど!

 

「ひゃいぃ!?」

 

 何者かに水中で乳首を掴まれ、不意を突かれた嬌声が下水道に響く!

 

「だっ、誰だぁ!? いま私の乳首を掴んだの……は?」

 

 ここまでされ、ようやく凜子も敵の正体を掴む。

 挑戦者を襲ったのは、見えない敵ではない。

 最初から見えていた半透明の液体生命、グリーンスライムだったのだ!

 

「しっ、しまった!? こ、この液体、まさか全部っ!?」

 

 その通り! この下水道に溢れる汚水は、全てがこのグリーンスライム!

 凜子は己の風遁だけを頼りにした結果、初めから風景として潜伏していたこのスライムに気付くことができなかったのだ!

 

「ぐおぉぉぉ!!?」

 

 正体に気付いたならばもう加減はしないと、一気に凜子を締め付けるスライム。

 並の女ならば一瞬で複雑骨折させられるほどの圧力が全身から加えられ、苦悶の悲鳴が漏れる!

 

「はっ、はなっ……せっ……!」

 

 なんとか糸口を掴もうと、同じく半分以上呑み込まれた石切兼光を動かす凜子。

 だが、液状生命体のスライムに刃物など通用しない!

 斬鬼の対魔忍とはまさに相性最悪、絶体絶命の危機だ!

 

「こ……のぉぉっ……!」

 

 締め付ける圧迫感は徐々に増していき、じわじわと凜子の体力を削っていく。

 

「対魔忍を……舐めるなぁぁぁ……!」

 

 もはや躊躇っている場合ではなく、三度目の空遁転移の使用を決断する凜子!

 空中歩行とは比較にならないほどの氣を全身に迸らせ、自分があるべき場所をイメージしていく。

 このままでは逃げられる! 獲物の異変を文字通りの肌で感じ取ったスライムは、外見に反した的確な判断力で、即座に対策を講じるよう蠢いた!

 

「お゛ぎっ!?」

 

 どすり、と埋め込まれるように、スライムに真正面から貫かれる凜子の勃起乳首。

 ドM調教された肉体は、乳頭貫通の痛みをトリガーに愛液をドバドバと生産していくが、元から荒事を生業にし、痛みには耐性がある挑戦者はこの程度ならばと術の行使を優先し集中する。

 

「ぐぅぅぅ♡ お、おっぱいを串刺しにした程度で、私を止められるとでもぉ……♡」

 

 しかし、この次のスライムの動きは、対魔忍すら生娘のような悲鳴を上げるほど、あまりにも常識を逸していた!

 

「へぎっ!? かひっひぎぎゃあぁぁぁぁああぁぁぁぁあ!!?」

 

 なんと、乳首に入り込んだスライムが、内部から強引に凜子の乳穴を押し広げたのだ!

 

「ぎいいいああああいあいあいあぁぁぁぁぁぁ!!? わ、わだじのむねがぁぁぁぁぁああぁ!!?」

 

 ブチブチブチィ! と、凜子の爆乳を拡張し、筋繊維や乳腺、クーパー靭帯を引き千切りながら、質量を増やしていくスライム!

 

「ぎゃひぃぃぃぃ!!? 広がっ、広げないでぇぇぇ!!? ぢくびっ、ぢくびガバガバになりゅうぅぅぅぅぅ!?!? んぎょおおおぉぉぉぉ!!?」

 

 気付けばあっという間に、凜子の両乳首だった場所には、成人男性の腕すらスッポリと入ってしまいそうな肉洞が出来上がってしまっていた!

 

「おあ゛っ……げっ……へげっ……」

 

 あまりに壮絶な被虐に耐えきれず、アヘ気絶して大人しくなった挑戦者をいいことに、スライムは更なる改造を加えていった。

 まずは裂傷した乳洞を癒しつつ、第二、第三のマンコとして使えるように性感帯を作り上げていく。

 これだけでもはや、数えきれないほどの男子がオナってきた凜子の爆乳は、そのままオナホールとして使えるように改造されたのだが、スライムは更に乳オナホへと一工夫を加える。

 乳腺へと侵入し、オナホールがいつでもスムーズにチンポを受け入れるよう配慮。

母乳が妊娠しておらずとも、常に溢れて止まらないように作り変える。

 更に母体が強烈な使用にも抵抗しないよう、乳腺の一本一本へと丁重に、母乳が噴き出す度に男の射精と同じ快感が走る仕掛けも用意した。

 これで彼女の乳は、常に母乳が滴り、オナホールとして使えば数多の改造乳腺から何十回も射精したのと等しいミルクが噴き出す、一級品の性玩具と化す。

 

「おっ……ほほっ……お゛ほー……♡」

 

 効果は早速表れており、乳内は既に半透明の緑だけでなく、分泌液の白が混ざり始めている。

 更になんということだ。

 この女、よくよく触診してみれば、まだまだ弄りがいがあるではないかと、スライムの中の職人魂に火が灯る。

 

「ほべっ♡」

 

 さっそく丸出しにしておいてくれたケツ穴へと突入するスライム。

 ひくひくと括約筋が締め付ける処女アナルはせまっ苦しいが、だからこそスライムにとっては宝庫だ。

 手っ取り早く邪魔な排泄物は捕食。腹の足しにもならないが、溶かして一応の栄養源とする。

 ここに加えていくのも、基本的には乳マンコと同じだ。

 直腸から大腸、小腸から胃まで、全てをザーメンに過剰反応する性感帯に作り替えていく。

 これでフェラでもイラマチオでも、アナルセックスだろうとアクメできる良質なメスへと生まれ変わるだろう。

 

「お゛ーほー……お゛ーほー……♡」

 

 女も素敵な肉体へと改造してくれた礼と言わんばかりに、マンコから愛液だけでなく小水までスライムへと提供していく。

 小粋なサービスに気を良くしたスライムは、貰った報酬に見合う『とっておきの改造』を自らの作品に加えていった。

 

「おひっ♡ あ、あ……へ……♡」

 

 処女マンコやクリトリスはあえてノータッチで控えておく。

 下手に肉体の肥大化などもしない、彼は素材の味を活かすタイプのスライムなのだ。

 あとは、他の誰かに愉しんでもらうだけである。

 

「おふぼぉ♡」

 

 ポイっと次の7Fへと続く階段の前に、自分の作品を投げ捨てるスライム。

 

「ひっ、ひぇ……あひぇぇ……♡♡♡」

 

 俯けに陸へと打ち上げられた瞬間から、自重に押しつぶされて噴射された母乳が既に水たまりを作り始めており、射精ならぬ射乳の絶頂に震える傑作品。

 いい仕事をした。

 額も無いし、特に汗も流れないが、確かな達成感をある訳がない胸に覚えながら、スライムはすごすごと下水道へと撤収していった……。

 

 

《6Fリザルト》

『階層全体が下水道になっており、下水の水はスライムだった! 改造を生き甲斐とするスライムに乳首とアナルへと入り込まれ、挑戦者の身体は性玩具へと改造されてしまった……。状態異常・肉体改造』

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

《秋山凜子/7F/装備・石切兼光、対魔忍スーツ(壊)/状態異常・発情、ドM、肉体改造【探索中】》

 

「ほーふぅ……♡ ほーふぅ……♡ ほーふぅ……♡」

 

 もうイっているのか、歩いているのか分からない。

 丸出しの胸マンコが歩いて揺れるたびに、射精母乳をまき散らしながら、挑戦者は7Fの通路を杖にすがる浮浪者のような姿勢で必死に突き進んでいた。

 

「まっ、負けるかぁ……♡ これしきのことに、負けるかぁぁぁ……♡」

 

 射乳するたびに腰はガクガクと力が抜け、もはや石切兼光を杖替わりにしなくてはマトモに歩けないといった風体であり、一段降りるたびに激しく乳が揺れた7Fまで続く階段は特に酷く、凜子の母乳塗れとなっている。

 

「あ、アサギ先生は……こっ、このような改造を受けてもっ、任務達成してっ、せっ、生還したのだぁ……わ、私もぉ……私だってぇぇ……♡」

 

 彼女の恩師であり、今回の任務を彼女たちに命じた学園長、井河アサギもかつて壮絶な肉体改造を受けながらも最終的には逆転勝利し、任務を達成したという。

 同じ対魔忍としての誇りを賭けて、こんな狂った改造を受けようが、任務を必ず達成してみせる。

 それが、今の凜子を支える全てであった。

 

「ふーっ♡ ふーっ♡ ふー……うぅ?」

 

 気が付けば、凜子の眼前には四つのディルドが並べられていた。

 簡素な台の上で晒されるように、横一列に整列された二の腕ほどの長さがある拳大の極太ディルドは、肉を直接剥いだように生々しいピンク色であり、時よりピクピクと痙攣まで繰り返し、まるで男性器を直接切り取って加工したかのようなグロテスクさをしている。

 

「……あ、悪趣味、なっ……♡」

 

 挿入れたい。アレを使って、今すぐ疼いて仕方ない乳やアナルを思いっきりほじくりたい。

 直視するだけで生唾を呑み込んでしまいそうな凶器を直視してはならないと、俯いて目を閉じ、横を通り過ぎようとする挑戦者。

 

「対魔忍……私は対魔忍、秋山凜子だっ……あんなもの……あんなもの……対魔忍にはぁ……♡」

 

 ゆっくり、ゆっくり通過し、完全に背を向けたところで、嫌というほど引っ張ってくる後ろ髪を振り解くよう、呪文のように対魔忍と口ずさみ続ける挑戦者。

 対魔忍には、確かにあのようなモノは不要だろう。

 しかし、果たして今の挑戦者を対魔忍と呼べるだろうか?

 背後で浮遊する、四つの肉ディルドにすら気付けない、忍として致命的に無能な今の秋山凜子を……。

 

「ほへほぉっ!?」

 

 突き出した凜子のマンコとアナルに、浮遊する肉ディルドが二本突貫!

 成人男性の二の腕をまるまるディルドにしたような極太を、あっさりと呑み込む凜子!

 

「ほっ、ほへぇー♪ ほっ、ほっ、おほほぉー……♡♪♡」

 

 必死にこらえていた念願が叶ってしまい、夢見心地といった見っともないアヘ顔を浮かべ、間抜けな歌のような嬌声をあげてしまう凜子……。

 処女破瓜の痛みすら今の凜子にはご褒美でしかなく、ビクビクと童貞のチンポのように膣内や腸内で蠢く肉ディルドは実に心地よく、母乳もいくらでも噴き出てしまう。

 

「ほ……え?」

 

 残った二本は、凜子の眼前へと躍り出て、真っ直ぐに壊れた蛇口のようにミルクを流し続ける乳首に狙いを定め――

 

「ほぎゅぅぅううぅぅうううぅぅぅ♡♡♡」

 

 勢いよく見えない力によってぶち込まれ、乳内にパンパンに溜まっていたミルクが一気に押し出される!

 処女に、アナル処女と、乳マンコ処女を全て一気に失いながらも、アヘ顔を晒し、舌がだらしなく垂れた口元はもはや隠し切れない喜悦が滲みだしている。

 

「はっ、はへぇぇぇぇ♡ こっ、これから、するのだな♡ わ、私を使ってお前達、セックスするのだなぁ♡」

 

 こうなってしまっては、もうヤることなど一つしかない。

 不覚を取ってしまったが、もはや悔やんでも仕方のない事だと、腰が勝手に動き出した凜子の逆上せ上っていた頭に――

 

『あ゛……あ゛ぁ……』

「…………えっ」

 

 心臓が止まりそうなほどの冷水が、ぶっかけられた。

 

『う゛……う゛えぇ……』

『ぴっ……ぴヒっ……?』

『ひっぐ……ひぐっ……』

 

 どこからか聞こえる、四つのうめき声やすすり声。

 いや、空気の流れで挑戦者には分かる。

 分かるが、脳が理解を拒む、四人の声。

 

『いだ……がっだぁ……』

『ぐ、ぐるじがっだ……ですぅ……』

『おっ……ぴぁ……あへぁ……?』

『どこ……ここ……どこ……?』

 

 喋っている。

 この、マンコと、アナルと、両乳マンコにぶっ刺さった肉ディルドが、何かを喋っている。

 喋るための口が、全部の底に付けられているから。

 

「あ、うわ……あぁぁぁ……!?!?」

 

 この肉ディルド達が、何であるかを悟った瞬間。

 

「あああぁぁぁああああぁぁぁぁぁぁぁああぁあぁあああぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

 精神の限界を迎えた、発狂の叫びが、迷宮内へと響き渡った。

 

「お゛おまえだぢぃぃぃぃぃぃぃいいぃ!?!?」

 

 一刻も早く彼女たちを引き抜き、誰かに何とかして貰わないといけない。

 右乳に入り込んだディルドを掴み、強引に引き抜こうとする凜子。

 

『いだっ!? いだいぃぃぃぃ!?!?』

「ひぃぃ!?!?」

『いだいのもういやぁぁぁ……腕もぉ、足もぉ、マンコもぉぉ……いだいのもういやぁぁぁ……』

「すっ、すまないすまないすまないすまないすまないッ!!!」

 

 これ以上、仲間のためにいつも明るく、ムードメーカーを買って出ていてくれた彼女を苦しめてはならないと、熱したヤカンに振れた時のように手が引っ込まれる。

 

『あはぁぁ……ここぉ、気持ち良いぃぃ……温水プールみたいぃぃ……』

「あっ、ああ、構わない! 構わないぞっ! 私なんかのおっぱいが良いなら、いつまでも居ていいからなっ!」

『うえぇぇ……なんですかぁ……ここぉ……?』

 

 次に喋り始めたのは、左胸に入れられた肉ディルドだ。

 

「こっ、ここは私のおっぱいの中だ! 安全だっ、大丈夫だっ、もうお前を傷つける奴はどこにもいないからなっ!」

『あははぁ……あんなに痛くて苦しかったのにぃ……ここ、いい……』

『お……ぺ……?』

 

 今度は、アナルにぶち込まれたディルドが口を開く。

 

『ぴ、ひひっ♡☆♡ ふみげへぇぇ……♡♪☆』

「おっ……お前は……帰ろう、せめて……お前を待っている人達の所へ……」

『あおへぎぃぃぃ♡☆♡』

 

 喜んでいるのか、納得しているのか、まるで分からないが、モゾモゾと動いてくれている所を見るに、悪くないと思ってくれていると信じる凜子。

 だが、マンコに刺さった、破瓜の血を滴らせる最後のディルドだけは、他とは違った。

 

『うそ……私、確か……アイツに首を取られて、犯されてるの見せつけられて……』

「お、お前は、お前、なのか……?」

 

 凜子が苦渋の決断の末、見捨てた対魔忍。

 彼女の臆病ながらも強い意思を秘めた瞳と、無残な最期が同時にフラッシュバックする。

 

『なっ……なんでまだ死んでないの……なんで、何も見えないの……どう、なってるの、これ……?』

「そっ、そうだっ! お前たちはまだ死んでいないんだ! 待っていろ、私がっ、私が必ずお前たちを」

『……せいだ……』

「元に戻……し……?」

『あの女のせいだッ!!!』

「ひっ、ひぃぃぃぃ!!?」

 

 あの可愛らしい面影からは、想像も出来ないような、どす黒い呪詛が吐き出される。

 

『あの乳と態度だけデカいアホ女が判断ミスせずに一言、たった一言でいいのよ、「さっさと逃げよう」って言ってくれればっ……私も皆もあんなひどい方法で殺されずに済んだのに……言ったのに……私ここがヤバいってちゃんと言ったのにぃぃぃぃぃ!!!』

「すまないすまないごめんなさい許してお願いします反省します反省します二度としませんだからごめんなさいぃぃぃぃぃぃいいい!?!?!?」

 

 恐怖に止めどなく失禁しながら、何度も何度も何度も謝罪を繰り返して頭を下げる凜子。

 その黄金水が、股間の肉ディルドの口に当たる……。

 

『うぇっ、ぺっ……ぺっ! な、なによこれ……?』

「そ、それは私のおしっこだ! 本当にすまない! 今すぐふき取るから」

『秋山……凜子……?』

「えっ?」

 

 なぜ、それで分かったのかは、凜子には到底分からない。

 だが、この肉ディルドは、何かを確信的に悟ったように、

 

『はっ……はははっ……』

 

 怒りという感情が、他の表現方法を失った時のように、

 

『はーーーっはっはははははははひっひひっつあはははぁぁあはぁぁああああぁぁぁ!?!?!?』

 

 口が裂けそうなほど、大きく大きく、唇が笑った。

 

『そう……そういう!? 部下を見殺しにしといて、ご本人様はその部下をディルドにしてマンコに突っ込みながらアンアン喘いでる!? イカれてる……ほんっきでイカれてるんじゃないのあのアホ女!!?』

「ちっ、違う、違うんだ!? こ、これは私が、自分で挿入れた訳じゃ」

『あーあーあー!? 下劣なオークとか、理性のない触手とか、品性のない政治家のオッサン共とか色々と見て来たけど、ビックリしたわ……それ以下のクソビッチがこんなに身近に居ただなんてほんっきで驚いたわっ!?』

「違うんだぁぁぁぁぁぁ……!」

 

 どれだけ訂正をしようとも、耳が無い肉ディルドには伝わらず、ただひたすら身体以外は永遠に交わらなくなってしまった全て。

 

『はぁぁ……分かった』

「え……?」

『もう多分……こうなっちゃったら、どうしようもない事ぐらい、自分でも分かる……分かっちゃうわよ。だから……だからっ……』

「そ、そんなことはない! 私をいくら恨んでも、罵ってもいい! だから諦め」

 

『秋山凜子。お前だけは、絶っ対に殺してやる』

 

「る……………………」

 

 もう、それ以上、凜子は肉ディルドに声をかけることが出来なかった。

 

『せーのっ、オラァ!!!』

「ほごぉ!!?」

 

 マンコの肉ディルドが、全身全霊を込めたパンチのように、凜子の子宮を殴りつけた。

 

「ほっ、ぽっ、ごっ、お、おぎょぉぉぉぉぉ!!?」

『ふぅぅん……? 他のマンコなんて知らないけど、随分とギチギチじゃない……もう二度と閉じないぐらい、無茶苦茶に犯された仲間もいるのに、さぁ!?』

「ずっずまない、わ、わだじのぜいでずまないぃひぎぃぃぃぃぃ!!?」

 

 どぐちゃ、どぐぢゃと、謎の力によりピストンというより、何度もえぐり潰していると表現した方が的確な破壊セックス!

 凜子の整ったボディラインが、出鱈目かつボコボコにディルドの形へ突き上げられていく!

 

『うわっ、こんな扱いしてもマン汁だだ漏れになるわけ……? 対魔忍じゃなくて、オークの肉便器にでもなったほうが天職だったんじゃないのコイツ!?』

「こっ、ごれっ、ごれああぁぁぁ……」

 

 痛みによる痙攣が止まらず、口からは泡が噴き出るほど苦しいのに、凜子のドM調教されたマゾマンコは、キュンキュンと悦び涎を滴らせていく。

 

『もうほんと絶対殺す。コイツいっぺん殺して、公衆便所にでも生まれ変わらせた方が世のためだわ。対魔忍らしい最後の仕事ね』

「あ゛っ、あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁ……」

 

 殺される。私は絶対にこの子にハメ殺される。

 

『ホラッ! 死ねっ、イキ死ねっ、私たちみたいにレイプされながら死に晒せぇぇぇっ!』

「あぎぃぃぃぃぃいいいぃぃ!!?」

 

 死にたくないと思いながらも、彼女たちの前でそれだけは絶対に口に出来ないと、ただ凜子は蹂躙に耐え続ける……。

 

『ほらっ、先輩たちもいつまでボサっとしてんのよ! アンタ達もさっさとこの女犯し殺すの手伝いなさいよ!』

「えぎぃ!?」

 

 マンコの肉ディルドからの一喝。

 凜子がどれだけ呼びかけなかった肉ディルド達が、それぞれ反応を返していく。

 

『ぽへぇぇ……♪♡?』

『犯し……』

『殺すぅ……?』

『そう! みんなでこのクソ隊長……秋山凜子を犯し殺すのよ!』

「ひっ……や゛っ……や゛めっ……」

 

 彼女たちからの刃だけは甘んじて受けなくてはならないのに、喉奥から命乞いが出てしまいそうになる挑戦者……。

 真っ先に動いたのは、アナルのディルドだった。

 

『おぴぽぉぉぉぉぉ♡♪☆』

「ほぎぃぃぃいいぃぃぃぃ!!?」

 

 復讐など特に考えてない。

 ただ動きまくれば滅茶苦茶気持ちいと分かった以上、アナルディルドは狂喜乱舞して凜子のアナルをほじくり返していく。

 

「お゛っ、おじりイグいぐいぃぃぃぃ!!? なんで、なんでぇぇぇぇぇえ!!?」

『嘘でしょ、ケツほじられた瞬間、急にイキまくり始めたし……なんなの、対魔忍って才能と変態さが比例してたりするの?』

 

 当の本人も含めて知らないが、既に凜子は6Fで、ケツから続く内臓を全て性感帯に改造されている。

 強烈すぎる初アナルアクメはどぴゅどぴゅと、凜子の乳マンコから母乳を絞り出していく。

 

『あきやまぁ……』

『りんこぉ……?』

「ひぃぃぃ! 待ってぇぇ、おまえたち、まってぇぇぇ……!」

 

 大量の母乳を受けて、胸にハメられていたディルド達も互いに凜子の名前を呼び始める。

 再び投げかけられるであろう、呪いの言葉に震え上がる挑戦者だが、肉ディルド達が口々に語り始めたのは、ある意味ではもっと残酷な台詞ばかりであった……。

 

『えへへぇ……凜子先輩かぁ……♡』

『憧れますぅ……凜子せんぱぁい……♡』

「どっ……どうし、た……?」

 

 呆けた意識のまま吐き出される、光悦交じりの溜息。

 

『……先輩方の方、最後の瞬間はもう頭ぶっ壊れてたみたいですね……羨ましい』

『凜子先輩とぉ……同じ部隊になってぇ……私ぃ、嬉しかったなぁ……♡』

『憧れぇ……ですぅ……私たちの中で、一番強くてぇ……クールでぇ……頼もしくてぇ……♡』

「ちがうぅぅ……違うんだぁぁ……私は、お前たちが思っているような人間じゃないんだぁぁぁぁ……」

 

 現在進行形で、マンコとアナルをガチファックされ、イキ狂いながら胸にぶち込まれたディルド越しに母乳を垂らす淫乱女……。

 幸なのか、不幸なのか、肉ディルド達がそんな凜子の痴態を目にすることは、もうない。

 

『おぎょぼえぼぉぉぉぉぉぉ!?!?!?』

「ほびょお!?」

 

 他の事などいざ知らず、自分だけの世界で凜子のケツマンコを犯し尽くしていた肉ディルドが、ひときわ高く吠え散らした!

 見る見るうちに、肉全体が異常に膨張し、凜子のケツ穴を拡張!

 

「あごぉぉおおぉぉぉ!!? ざっ、ざげるっ、おしりざげるぅぅぅぅううう!?!?」

 

 金剛の対魔忍の死に様のように、ラグビーボール程度なら余裕で呑み込めそうなアナル拡張だが、改造を受けた凜子の肛門はこの程度で使い物にならなくはならない。

 むしろ、本当に苦悶を上げていたのは尻ディルドの方だった!

 

『おぎょ! ぎょぐごぉ!? おぎゅごぉ!!?』

『ど、どうしたんですか!? いったい、一体何が起こって』

 

 マトモに喋る事すら出来なかったが、謎の膨張と共に明らかに苦しみだしたアナルディルドを気遣う、マンコからの声。

 そう、内側から裂ける痛みを味わっていたのは、凜子だけではなかったのだ。

 

『おぐげぎょごおおおおおおぉぉぉぉぉぉ……おべぶっ!?』

「ひぎゃぁぁぁぁああぁぁぁあ!!? 熱いいぃぃぃぃぃぃぃぃ!?!?」

 

 断末魔が止んだ瞬間、アナルの肉ディルドが内側から食い破られるように破裂!

 自らが引き裂かれるほど内部で生成されていたのは、特濃のザーメンだ!

 

「あづいいいいいぃぃぃぃぃぃぃ♡ いぐぅぅ♡ 内臓溶けるぅぅ♡ ケツの中に出されたザーメンっ、あがって、あが……あごっ……おげぽぉぉぉ♡♡♡」

 

 肉ディルドが命と引き換えに射精した大量の精子は、速やかに凜子の内臓を凌辱しつくし、最後は鼻と口から吐瀉物となって吐き出された。

 

『なっ……なによ、これっ……』

 

 ガバガバになった凜子のアナルから、もはやディルドですらなく、しわくちゃになった只の肉塊がズルリとザーメンに流され、床にへばりついた。

 好き放題に飛び出していた罵倒が引っ込み、絶句するマンコディルド。

 

『どっ、どうなってんのよ!? 説明っ! 説明しなさい、私たちを本当に、本当にどうしたの秋山凜子ッ!? ねぇっ!? 答えてっ! 答えろっ!!?』

「へっ……へへぇ……いい……しゅごっ……ケツイキ……ザーゲロイキ……しゅごい……♡♡♡」

 

 状況の説明を求めるが無意味だ!

 そもそも声は一方通行な上、拡張肛門と内臓凌辱の深いオーガニズムに心酔している挑戦者に、他の声は全く届かない!

 

『えぎぃっ!!?』

『ほぎょぉ!!?』

『ひっ!?』

「おぼぉぉ♡」

 

 次に膨張を始めたのは、両乳の肉ディルド達だった。

 

『あ゛っ、あ゛っ、ア゛っ!? い゛や゛い゛や゛い゛だいぃぃぃ!!? また、まだいだいぃぃぃぃぃ!?!?』

『お゛お゛お゛ぉぉぉぉ……詰め込ま、づめごまれで逝ぐぅぅぅぅ……!!?』

『ねえっ! 本当になんとかしなさい! なんとかして! なんとかしてください! このまま、このままじゃ、また……また……!』

 

 両乳肉ディルドが悶絶し、内側からズタズタにされていく激痛に悲鳴をあげる。

 だがやはり、ザーメンの涎と鼻水を垂らしながら、ぶっ飛んでアヘ狂う凜子には聞こえることが無い!

 

「いひぃぃぃぃぃ♡♡♡ おっぱいいいぃぃぃ♡ ミルクでるぅ♡ 拡張ディルドに内側からびゅーびゅーお乳絞られてイクイクイクぅぅぅぅ♡♡♡」

 

 もはや発狂寸前の状態でイキ過ぎ漂白された挑戦者の脳内には、対魔忍としての誇りも、仲間達への想いも、最低限のモラルさえも残っていない。

 ただ、与えられる快感に踊らされるがままに、乳や腰を下品に揺らしてイキ狂う。

 無様なメス豚の壊れた嬌声が、ダンジョン内に響き渡っていた……。

 

『いだいぃぃ……じにだぐない゛ぃぃ……もうじにだぐなひぃぃぃぃ!?!?!?』

『だれが……だず……だげっ……げげっ……!』

『いやぁああぁぁぁぁ!!?』

 

 この肉ディルド達が射精することが、何を意味するのかなど、挑戦者にはもう知ったことではない。

 

「ほっ、ほひぃぃぃぃぃ♡ イグ、イグのだなっ、また出してくれるのだなっ、今度は乳に全部出してくれるのだなぁぁぁぁ♡♡♡」

 

 アナルも凄かったが乳内に射精されると、どれだけ気持ちがいいのか。

 肉ディルド達の最後などメス豚にとって、その程度のものでしかなかった……。

 

『ひぶでッ!!!』

『げぼロッ!!!』

「いひいいいいぃぃぃぃっ♡ 来た来た来たぁぁぁああぁぁぁぁあ♡ お乳ガバガバにされてイグっ、乳ミルクと精子ミルク混ざり合ってイグゥゥゥゥ♡♡♡」

 

 針を受けた風船のようにあっけなく破裂した乳の肉ディルド達は、大量の精液を凜子の乳マンコへと種付けし、その役目を終えた……。

 

「ひっ……♡ ひひっ……♡ 乳穴射精もさいこうだぁぁぁぁ……っ♡」

『あ……あぁ……!』

 

 残ってしまった最後の肉ディルドにとっては、悪夢としか言いようがなかった。

 皆が皆、狂ってしまっているのに、独りだけ正気を保っていることが。

 

「ふぅぅ……もう、最後の一本かぁ……♡」

『ひぃぶっ!!?』

 

 そして、自分の口へと指を突っ込んで、とうとう自らディルドを動かし始めた、挑戦者の存在そのものが……。

 

「んっ、ふぅぅ……? こいつは、なんかちょっと、イマイチだなぁ……?」

『ふぐーっ! ふぐーっ! ふぐぅぅぅぅ!!!』

 

 今までスライムで改造され尽くされた箇所から受けた極楽に比べれば、未改造の素マンコから感じられる悦楽など微々たるものであり、小首を傾げる挑戦者。

 

「まぁ……いいか♡ これはこれで、長く永く……愉しめそうだしなぁ♡」

『ふぎゅおおおおぉぉぉぉぉぉ!?!?!?』

 

 この後、四つ目の肉ディルドもしっかり使い潰した凜子は、次の階層へと進むことになる。

 最後に、マンコの肉ディルドだけは、なぜか膨張が始まるのが極端に遅かったことを追記しておこう。

 まるで使用者が天国にトぶペースが遅ければ遅いほど反比例するように、彼女の地獄は長続きしたかのように……。

 

 

《7Fリザルト》

『強制ディルドファックの罠だ! 亡くなった仲間達の声が聞こえる肉ディルドにレイプ! マンコとアナルとおっぱいを謎生物が破裂するまで、犯し尽くされながらイってしまった! 状態異常・発情→メス豚』

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

《秋山凜子/8F/装備・石切兼光、対魔忍スーツ(壊)/状態異常・メス豚、ドM、肉体改造【探索中】》

 

 

「ふふっ……ふふふぅ……♡」

 

 7Fを突破した挑戦者は、やはり前の階層と同じように放り出した爆乳から、際限なく母乳を噴き出し、刀を杖にしながら8Fを進んでいた。

 

「どこだ……どこだぁ……? ゆきかぜぇー、たつろぉー♡」

 

 しかし、余計な物がごっそりと削げ落ちて、本当に大切なモノだけが残った結果なのか、凜子の足取りは前Fに比べて遥かに軽い。

 

「んふふぅ……♡ おっぱいぃ♡ ミルクぅ♡ ゆきかぜぇ♡ たつろぉ♡」

 

 任務のことなどもう頭の片隅にも残っておらず、思考回路から性欲が絶対に抜けないメス豚そのものになり果てても、二人を探して彷徨うのだけは止めない挑戦者。

 彼女の悲願は、この行き止まりの扉の先で、ようやく叶う事になる……。

 

「……えっ、凜子先輩?」

「お……おおぉぉぉぉ……!」

 

 ブラウンのロングヘア、発育が悪いが健康的な張りを保った四肢、健康的に日に焼けた肌。

 驚いたように挑戦者を見つめる、クリっとした愛らしい瞳はなにも変わっておらず、思い出のままの尋ね人が、そこには居てくれた。

 

「ゆきかぜ……ゆきかぜぇぇぇ……!」

 

 水城ゆきかぜ。

 やっと出会うことができた、ベッドに腰掛けて休憩している大切な妹分に駆けつけようとして、抜けきった腰が縺れて転んでしまう挑戦者。

 

「ひぶうぅ♡」

 

 ゆきかぜへと挿入可能乳首を差し出すように床に押しつぶされ、胸マンコは歓喜するようにミルクで床を濡らしていく。

 

「ぷっ、凜子先輩。何もないとこで転ぶとかどうしたんです?」

「す……すまないな……いろいろ……いろいろ、あったんだ……」

 

 色々と口では言うが、もうその殆どを思い出せない凜子であったが、別に構わない気がした。

 あともう一人、最愛のもう一人だけが傍に居てくれるなら、もうなんでも。

 

「たつろう……達郎は、どこだ、ゆきかぜ……?」

 

 ゆきかぜと共に迷宮に潜り、絶対に離れることはないと思っていた弟、秋山達郎の姿を探す凜子。

 見渡してみれば、この部屋は立派な寝室のようであり、紫色を基本にしてアダルティックな雰囲気を醸し出していた。

 

「達郎? 達郎なら、ここにいるじゃないですか」

「ここ……に?」

 

 ベッドから元気に飛び降り、凜子に向けて手を広げるゆきかぜ。

 出撃を見送った時にも着ていた、いつもの対魔忍スーツではなく、薄く透けて裸が見えるキャミソールを纏っている以外は、実に見慣れた彼女の姿。

 たった一か所を、除きさえすれば……。

 

「……? 股間のそれはなんだ、ゆきかぜ」

「あ、これじゃあ分かり辛いですよね。すみません、すぐ元気にしますから」

「えっ……?」

 

 ガバっと開かれる、ゆきかぜの股。

 股間に向けて伸ばされる、電気を纏ったか細い指先。

 そして彼女が『それ』を少し摘まんだ瞬間、『達郎』は姿を現した。

 

「んふううぅぅ♡ ほぉら、凜子先輩だよぉ。達郎♡」

「たつ……ろう……?」

 

 電気ショックを受け、一気にフル勃起する男性器。

 そそり立つソレを、達郎と呼ぶ、貧相な身体付きだが間違いなく女性であるゆきかぜ。

 もともと脳が壊れ気味であった凜子は、いや健全であっても理解できないだろう彼女の物言いに、呆然。

 

「えっとぉ……なんだっけ、達郎の奴。ああ、そうそう。私を絶対に守るーって抜かしときながら、オークに速攻でやられちゃったんですよ、だらしないでしょ?」

「や、やられ……ちゃった……って」

「思いっきり頭から棍棒叩きつけられて、一発で頭蓋骨が胴体まで陥没しちゃったんです達郎。ほんっとへなちょこなんだから」

 

 それはつまり、人体構造的に即死と言わないだろうか。

 何かが致命的に噛み合っていない、二人の認識。

 

「そりゃあ、私もあの時は滅茶苦茶焦りましたけど……でも、このフロアに居た優しい人が、動けなくなった達郎を私のお股に移してくれたんです」

「おまた……うつ、す……?」

「そうなんですよ! 達郎の大切なおちんちんだけこうやって私につけてくれて、こんなにも元気に生き返らせてくれたんです! しかも今後は、このFを私たちの好きに使っていいってまで! ねーっ、親切な人だったね『達郎』?」

「はっ……ははっ……ははは、そう、なの……か……はははっ……」

 

 自分の股座に生えたペニスを、愛おしそうにゆきかぜは撫でる。

 もう、誰も彼もが壊れて、二度と元には戻れない。

 

「仕方がないなぁ、達郎はぁ……またゆきかぜに助けて、もらって……」

 

 だから、凜子は心から喜んで笑うことにした。

 三人がこうして、再び出会えた奇跡に感謝して。

 なぜかボロボロと零れる涙など、邪魔だと一蹴しながら。

 

「それで、その後はここの一室を貸してもらいながら、達郎を狙ってやってくる女共をみんな電撃で焼き殺してたんですけど……あっ、たまには達郎にも少しは良い思いさせてあげていいかもって、先に女共の口とか胸とかマンコとかでびゅっびゅって精子吐き出させてあげてるんですけどね。達郎ったら一回起きるとザーメン出したいザーメン出したいーって、私にずーっと訴えかけてくるんで」

「そうかそうか……ゆきかぜは偉いな……」

 

 こんな迷宮の中でも、彼女はよく弟を護ってくれていた。

 やはり弟を任せられる女は、ゆきかぜ以外は居ないと凜子も優しく微笑む。

 

「さってと、まぁ最近はこんな所ですね。凜子先輩はどうだったんです?」

「わ、私は……私、は……」

 

 まだ倒れたままのこちらへ屈みこんだゆきかぜに質問され、ふと自分が何をしてきたのかを思い出そうとする凜子。

 

「そーんなドスケベなミルクおっぱいに改造されちゃって、先輩の方も中々凄かったんじゃないです?」

「いや、私は……たいまにん……にんむ……わたし……なにか……たいせつ、な……」

「……………チッ」

 

 ボソボソとつぶやく凜子に業を煮やしたゆきかぜは、舌打ちと共に突如凜子の胸を足で踏み潰した!

 

「ほぎょぉ!?」

「せんぱーい、昔から言ってましたよねぇ? 物事をハッキリ言わない、ウジウジした奴は嫌いって。アレ、私もまったく同意見なんですよねぇ?」

「ぎひぃぃ!? や、やめろゆきかぜっ、おっぱい、おっぱい止まらないんだぁぁぁ!」

 

 ぐりぐりと足で躙り潰すだけで、射精と同じ快感を伴う放乳が乳腺全てから噴き出していき、凜子の眼球が一瞬でみっともなく裏返る。

 

「わ゛っ、わだじはぁぁ! おっぱい、おっぱいから母乳が止まらなくなって、ぶっといディルド位なら簡単に入るようになってぇ! アナルにザーメンぶち込まれるとイキ狂うようにされてしまったんだぁぁぁ!」

「あははっ♡ エグっ、流石にここまで惨めな事になっちゃった女、あんまり居ませんでしたよぉ?」

 

 かつての姉同然であり、尊敬に値する先輩が受けてきた壮絶な改造も、サディスティックに笑い飛ばすゆきかぜ。

 

「こっ、これで良いだろっ? だ、だから、私のおっぱいから、足、足をどけて」

「…………はぁ?」

 

 凜子が上から目線で命令を飛ばした瞬間、不愉快な態度をまるで隠そうともせず、ゆきかぜは挑戦者の乳マンコへと足先を突き入れた!

 

「あぎょおおおぉぉおぶぅ!?!?」

 

 同時にアヘ開いた口にぶち込まれる、ゆきかぜの『達郎』!

 

「それ、誰に命令してんですか?」

「んぼっ!? んじゅ、えごっ、おごぉぶ!!?」

 

 頭を掴まれ、口内に叩き込まれた達郎を喉奥まで味合わされる挑戦者!

 

「まさかそれ、私と達郎に命令してたんですか? 今のザーメン吐き捨てるぐらいしか役に立たなさそうな先輩がぁ?」

「んごぉ! まおぼっ! えお゛お゛……!」

「どうなのか、ハッキリ、言って、くださいよ!」

「んぶごぉぉおおおぉぉぉぉ!!?」

 

 凜子を使い、腰を振ってイラマチオを始めるゆきかぜ!

 喉奥まで侵入したペニスで、凜子の喉マンコがマーキングされていく!

 

「あー、じゃあ先に言っときます。凜子先輩はこれから、他の女が来るまで、私と達郎の暇つぶし用肉便器として過ごして貰いますから」

「え゛お゛っげほっ……に、にくべん、き……?」

 

 望む返事だけを許可すると、いったん喉から引き抜かれる達郎。

 

「はい。待ってれば女は勝手に来るんですけど、ペースは結構まばらでして、くたばった連中はオークとか淫魔に食料とかと引き換えてますし、そのあいだ私も達郎も正直退屈なんです。達郎シコるのも、すぐに飽きちゃいますし、ちょうど簡単に壊れない頑丈な肉便器が欲しかったんですよ」

「ふ、二人とも、わ、私を……こんな私を、必要と……してくれるのか?」

「もう、そう言ってるじゃないですか。肉便器せ、ん、ぱ、い♡」

「あ……はは……あははぁ♡」

 

 ここまで来た甲斐や意味は確かにあった。

 凜子は完全に、自らの意思で這いずりながらゆきかぜの達郎にキスをする。

 

「た、たつろぉ……♡ お、お前も、こんなダメな私で悦んでくれるんだなぁ♡」

「ほーら、分かったならやる事あるでしょう?」

「ああ、任せておけ、ゆきかぜ……」

 

 大きく口マンコを開いて糸引きながら、二人専用の肉便器は喉奥まで一気に呑み込みなおす。

 

「んじゅぶぉぉ♡ じゅぶ、じゅぶ、じゅるるるるっ♡♡♡」

 

 そのまま、愛しの弟を口内全てで味わうようにフェラチオを開始!

 

「じゅぞぞぉぉぉ♡ んふーっ、んふーっ、んぶっ、んぶっ、じゅぶふうううぅぅ♡♡♡」

「アハッ♪ 先輩、顔面すごい事になってますよ、肉便器にはピッタリすぎ♡」

 

 淫らな音を立てながら、もはや女としての外聞は肉便器に必要ないと、凛々しい美貌が見る影もない、顔面崩壊級のひょっとこフェラで達郎をしゃぶり尽くしていく。

 

「んぶーっ♡ んぶーっ♡ ぶじゅ、えぶぶっ、じゅじゅぼぉ♡」

「もー、こんなに達郎が大好きなら、最初っから弟の性処理オナホになっとけばよかったのにぃ♡」

「んじゅるるるるるぅぅぅぅ♡♡♡」

 

一心不乱に二人を悦ばせるために、何ができるのかだけを考え始める凜子は、とっさにゆきかぜにぶら下がった睾丸を揉み始めた!

 

「んほぉぉ♡ くっ、ふふっ、先輩さっすが分かってますねぇ♡ 達郎、そうやってキンタマもみもみされるのが大好きなんですよぉ♡」

「んごっ、んぶぶふぅ♡」

 

 にんまりと、下品ひょっとこ唇が動かせないため、眼で笑う凜子。

 

「ああぁ、もう我慢できない! 喉マンコ全力で使いますよ先輩っ!」

「ん? ごぶぉ!!?」

 

 再び頭部を引っ掴まれ、達郎が姉の食道に叩き込まれる!

 本来ならば、フェラをしている人間に、このような暴行じみたイラマチオを加えるのはアウトだろう。

 しかし、今の挑戦者はドM改造済みのメス豚肉便器!

 二人に乱暴に使い捨てられることに、最高の充実を得られる真正のド変態なのだ!

 

「おごぉ! おぎゅう! おごぎゅ! おべぶぅ!」

「うっ、すごっ♡ やっぱ違いますね先輩、これでもう窒息死した生ゴミ女も居たってのにひぃ♡」

 

 戦士として鍛え上げられた肉体と、スライムの改造によって産まれた、至高の喉マンコ。

 並大抵の女であれば再起不能にされるような激しいプレイすら、凜子は余裕で耐えきってしまう。

 

「出るっ、出しますよ! もう限界って達郎が言ってる、言ってます♡」

「おごっ! おぶっ、おぶっごえっ……!」

「イきますぅうううぅぅ♡」

「おびゅおおぉぉぉおおぉぉぉぉおおぉ♡♡♡」

 

 男性器を限界まで突き入れられ、達郎のキンタマへとキスしながらの直接射精!

 どんな娼婦や淫売でも、胃に精液を流し込まれた程度で、一層強く母乳を噴き出しながらガチイキする女はいないだろう。

 そういった観点からでも、挑戦者が二度とマトモな人生を歩めないことは目に見えている……。

 

「ふぅ……先輩、ほんと凄いですね。こんなに出したのいつ以来だろ」

「うぶっ……へ、へひゃぁ……お、おほめ頂き、ありがとうございますぅ……♡」

 

 完全に達郎に屈服させられ、立場を身体で思い知らされた凜子の口調は、自然とへりくだった敬語と化していた。

 

「ゆっ、ゆきかぜぇ……お願い、お願いしますぅ……もう、我慢できないんですぅ♡」

「えー、何がですかぁ?」

「もう無理なんですぅ♡ 喉だけじゃなくて、膣とか、胸とか、お尻を、そのだ、男性器でぇ……」

「マンコと、乳マンコと、ケツマンコ。それと、おチンポ、でしょう?」

「はっ、はいぃぃ♡ もうマンコも乳マンコもケツマンコも限界なんですぅぅ♡ ゆきかぜと達郎のふっといおチンポで、私の淫乱穴全部ほじくってくださいぃぃ♡ ぶっ壊してくださいぃぃぃぃ♡♡♡」

「はい、よく言えましたっ。じゃあ、まずは……乳マンコいきましょうか、私も初体験なんですよねぇ♡」

 

 腰に抱き縋っていた挑戦者を引き離すと、そのまま凜子の爆乳を持ち上げ、まだまだ萎える気配がない達郎を押し当てた瞬間――異変を、ゆきかぜは悟った。

 

「――先輩、この階層に来る前に、誰かにこのデカチチ犯されました?」

「だっ、誰か……だって……?」

 

 誰かに犯された――改めて尋ねられると、薄ぼんやり、確かにそんなこともあったような気がしてくる。

 

「これ、妊娠してるじゃないですか」

「…………は?」

 

 もう、何事にも動じないと思っていた狂した頭が、更なる狂気の言動に飲まれていく。

 

「はっ、はは? ど、どういう事だ? に、妊娠? 胸が? そ、そんなの無理に決まって」

「うるさい」

「はぎょお!?!?」

 

 雷撃の対魔忍であったゆきかぜは、身体から電流を作り操ることができる。

 ゆきかぜから発せられた電流が凜子に流され、みっともない声を上げながら仰向けに倒れる凜子。

 

「ちょっと黙っててください」

「お゛っ……お゛お゛っ……」

 

 この電流もまた、凜子を絶頂へと誘っていくが、ゆきかぜはそれどころではないともう片方の乳も足で踏みつけ、次に子宮の辺りも足で摩っていく。

 

「チッ……ケツマンコまで妊娠させられてるし……せんぱぁい、どこの馬の骨に孕まされたんですかぁ?」

「わ、わからない……ゆ、ゆきかぜ、おまえ、なにを言ってるんだ……?」

「だーかーらー、先輩のケツでもデカパイでも妊娠させられるように改造されたドスケベ淫乱交配ボディを、どこのどいつに孕まされたのかって聞いてるんですよ」

「わ、わたしが……妊娠……? ケツマンコでも、乳マンコでも……!?」

 

 そう、これこそがスライムが彼女に、最後のプレゼントとして送った改造!

 今の凜子は生物学的なアレコレを越え、膣内出し射精されることで胸でもアナルでも妊娠出産を経験できる身体にされ、同時に四人もの赤ん坊を出産アクメできるように改造されてしまっていたのだ!

 

「わっ、分からん! 分からんぞっ!? わ、私は、私はぁ……!!?」

 

 自分を孕ませたのは誰なのか。

 そんなもの、この改造を受けたのが6Fで、ここ8Fに来るまでには7Fしか通らなかったのだから、『誰』なのかは決まっている。

 だが、頭を抱える凜子は青ざめ、歯をガチガチと鳴らしながら、それ以上を口にしようとはしない。

 

「じゃあ最初から思い出してください! 全部、一から、ここまでのことを!」

「ぜっ、ぜぜぜ、ぜんぶ……ぜんぶ……」

「もし言わないなら、次の階層に放り捨てますよ? 一人で」

「ひぃぃぃぃぃ!!? た、た、頼むっ、頼みます! 思い出す、思い出すから私を一人に、もう一人にしないでぇぇぇぇ!!!」

 

 ようやく再開できた二人に捨てられると脅迫されては、従う他にない。

 必死に凜子は、自らがこの迷宮へと踏み込んだ時のことを思い出していく。

 

「わ、わたし……いや、私たちだ!」

「…………は?」

「そうだ……私たち五人は、お前たちを助け出すために……五人でここに」

 

 瞬間――ゆきかぜの手から、四つの雷撃が走った。

 どこまでも無防備で、みっともない、肉便器以下の裏切り者の手足を吹き飛ばすために。

 

「へ……?」

 

 あまりに不意過ぎる攻撃に対処など出来るはずもなく、一瞬で手足が焼き千切られ、達磨状態にされしまう挑戦者。

 

「へ……あ……あぁ……あ゛あぁぁ!!?」

 

 唐突に無くなった自らの手足が付いていた場所から、じわじわ、ゆっくり、せり上がってくる激痛が、凜子の喉を張り裂けるほどに鳴らした……。

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛あああぁぁぁぁぁあああぁぁアアアぁぁぁぁぁぁ!?!?!? うでっ、あじっ、わだじのであじがぁぁぁああぁぁぁああ!!?」

 

 ジタバタと、極端に短くなった手足だったものを壊れたように動かし、まな板の上の鯉のように跳ね回る凜子!

 痛みを快楽に変換する今の挑戦者をしても、手足を全て吹き飛ばされたという事実は、それよりも遥かに勝る驚愕と絶望に塗りつぶされていく!

 

「な゛っ、なんでぇぇぇえぇぇぇ!!? ゆぎがぜなんでぇぇええぇぇぇ!!?」

「先輩がいけないんですよ――私以外の対魔忍と組んだ、先輩が」

 

 今まで人を嘲弄するような笑みや、極度な短気から来るヒステリックな態度こそあったものの、凜子の手足を捥いだゆきかぜの目に燃えていたのは、嫉妬の炎。

 

「しんっじられない……私は凜子先輩と達郎以外の連中とは、絶対に組みたくないって思ってたのに……凜子先輩はそうじゃなかったんですね」

「ぢっ、ぢがうぅぅぅ! ご、ごれは、ごれはおまえたぢをぜっだいにだずげるだめにぃぃぃ!!!」

「で、そのご自慢の馬の骨共はどうしたんです? この様子じゃ、みーんな道中で無様にくたばったんでしょ?」

「ぞっ、ぞれはっ、ぞれはぁぁぁ……」

「あー、やだやだ。これだから私と先輩以外のクソザコ共は。乳とか尻とか態度だけはデカい癖に大した能力も持ってない連中ばっかだし、もういっそ最初から使い捨て前提で動いてくれた方が楽だったことも何度あったか」

 

 こう、オークにチンポ突っ込まれてアヘってるところを一緒に、とか。

 本気で飽きれるように、ゆきかぜは指鉄砲を見えない四人の対魔忍に発射する。

 

「ゆ゛っ、ゆ゛ぎがぜぇ! ゆぎぎがぜぇぇぇえええぇぇ!!!」

 

 たとえ彼女であろうとも、決して許してはならない侮辱の言葉に、凜子の中で久しく忘れていた胸の炎が燃え盛っていくが、もう遅い。

 いまさら対魔忍としてのプライドを思い出した所で、彼女の手足は二度と戻らないのだから……。

 

「はいはい、イキらないでください浮気者。しばらく話しかけないでくださいね、浮気性がうつっちゃいますんで」

「ま、までっ、どこにいぐ!?」

 

 少しは冷静さを取り戻したのか、気だるげにやれやれと言った様子で背を向けるゆきかぜ。

 

「どこって、どっかその辺ですよ。それまでに、凜子先輩はそのマンコと乳とアナルのガキども、堕ろしといてくださいね」

「おっ、墜ろず……?」

「はい、それからなら使ってあげるんで。おバカな先輩でも私の言ってる意味、分かりますよね?」

 

 ゆきかぜは、孕んでいるという赤子を中絶しておけと口にしているのは分かる。

 

「ど、どうやっ……で……?」

 

 だが、手足もなく、身体の自由が一切効かない今の挑戦者が、単独で中絶を実行するなど言うまでもなく不可能!

 だというのに、ゆきかぜはイライラを隠そうともしない歩調で、さっさと部屋から出ていこうとしているではないか!?

 

「までっ!? ゆぎがぜっ、だづろぉ! 待ってぐれ、まっでぐれぇぇ!? あ゛、あやまるっ! お前以外と組んだのあやま゛る! だからっ、だからぁ!」

「あー、うるさっ……さーて達郎ー♡ あんなザーメン吐き捨て場のビッチ便器とは違って、私たちは一生、二人っきりでラブラブでいようねー♡」

「ま゛っでぇぇぇええぇぇぇぇええぇぇぇぇえぇ!!! ひどりにじないでぇぇぇぇえぇぇぇぇええぇぇ!!! ゆぎがぜぇぇぇぇ!!! だづろぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

 ギィィと音を立て、二人を呑み込んだ扉の金具が閉じていく。

 その後を追い掛ける程度のことすら出来ない挑戦者に、これ以上ダンジョンの踏破など出来るはずもない。

 秋山凜子の挑戦は、ここで終わりを迎える他に無かった……。

 

 

《8Fリザルト》

『ようやく探し求めていた二人と再会した! 下品で淫らなひょっとこフェラをしながら肉便器になると誓う挑戦者だったが、些細な事で彼女の逆鱗に触れてしまい手足を焼き飛ばされ、これ以上の探索ができなくなってしまった……』

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

【秋山凜子 最終リザルト】

 

《1F》

『オーク達の闘技場だ! いたるところから襲い掛かるオークたちに執拗に狙われるも、挑戦者とその仲間たちは難なくオークの群れを撃退する』

 

《2F》

『時間を操る敵の襲撃! 時を止められる敵相手に、4人の仲間たちは瞬く間に惨殺! 挑戦者は怒りと屈辱に打ち震えながら、次の階層へ逃げ込んだ……』

 

《3F》

『催眠トラップだ! 自らの愛刀を使って後悔弔いオナニーショーを始めながら、37回もイってしまった!』

 

《4F》

『強制着替の罠だ! 四肢を折りたたむよう拘束された、豚のような鼻フックコスプレを着せられ人生を賭けたゲームを強要される! なんとかゲームはクリアしたが、豚特有の強烈な発情期が後遺症として残った……。状態異常・発情』

 

《5F》

『反省室だ! 反省板に拘束され、弱点に媚薬を塗りたくられた挑戦者。自らの痴態を放送される中、鞭で六時間叩かれ快感に屈伏し、心の底から反省させられてしまった。装備破損・対魔忍スーツ。状態異常・ドM』

 

《6F》

『階層全体が下水道になっており、下水の水はスライムだった! 改造を生き甲斐とするスライムに乳首とアナルへと入り込まれ、挑戦者の身体は性玩具へと改造されてしまった……。状態異常・肉体改造』

 

《7F》

『強制ディルドファックの罠だ! 亡くなった仲間達の声が聞こえる肉ディルドにレイプ! マンコとアナルとおっぱいを謎生物が破裂するまで、犯し尽くされながらイってしまった! 状態異常・発情→メス豚』

 

《8F》

『ようやく探し求めていた二人と再会した! 下品で淫らなひょっとこフェラをしながら肉便器になると誓う挑戦者だったが、些細な事で彼女の逆鱗に触れてしまい手足を焼き飛ばされ、これ以上の探索ができなくなってしまった……』

 

 

【エンディング】

 

 

「あっ、いらっしゃーい。私たちのおへやにようこそー!」

「……え、ここおねえちゃんのへや? そうなの?」

「でも、私たち、ママに産んでもらってからずっとここに居たし、しばらく使ってなかっただけーって言われても……むー、ガキじゃないよ、わたしユキカゼだもん!」

「えぇー、ユキカゼは私の名前だーって……ねぇ、どう思うたつろー?」

「名前なんてどうでもいいじゃん。ママってば、ユキカゼーとたつろーとしか、さいごまで私たちを呼んでくれなかったんだし。四つ子なのに二人しか名前つけてくれなかったじゃないか」

「そーそー、別に退屈しないなら名前なんてどうでもいいしー」

「ねねっ、おねえちゃん。それよりお股のそれ、どうしたの? ふたなりだなんて珍しいねっ! ちょっとさわらせて!」

「えー、たつろーのキンタマ掴むなーって、だからたつろーは私たちの誰かだって! ……あ、ごめん、潰しちゃった」

「あー! もーおまえそうやってすぐ新しいおもちゃを壊すー! 前のおねえちゃんが動かなくなったのも、おまえが力任せに喉に腕突っ込んだからだろー!」

「ちーがーうー! このおねえちゃんも脆くて弱っちいだけなのー! ママはそれぐらいやっても平気だったもーん!」

「ねぇ、それより早くしないと、この新しいおねえちゃんも動かなくなっちゃうよ? ぶっ倒れて泡ふきながら、もうピクピクおしっこ漏らしてるし」

「はいはい! わたしマンコ、マンコで遊ぶ!」

「えー、私もキツキツなおマンコがいいー」

「てか、このおねえちゃんザコそうだし、おっぱい小さいから遊び甲斐なさそうだし……もうみんなマンコにトドメで良くない?」

「さんせーい! じゃあ、最初はみんなでお姉ちゃんマンコにどれだけ腕が入るかちょうせーん!」

「あっ、起きた? りんこせんぱい? たすけてって、私たち以外はだれもいないよー?」

「あーでも、やめてとか、許してとか、命だけは助けてって、そういうのはいくらでも言っていいよ」

「私たち、それが全部うそだーって知ってるんだもん。だって」

 

――ママは最後までそう言いながら、とーっても悦んでくれてたから!

 

 

《4人の仲間と迷宮へ突入した対魔忍、秋山凜子だったが8Fで4人の元気な赤ん坊を出産。4児の母兼子供たちの遊び道具として、最後まで子供たちを愉しませ続けたそうだ……》

 

 ――GAME OVER――

 

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