※この作品はR-18です。

エロトラップ・ダンジョン ~HARD Ryona~   作:こーひーまめ

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挑戦者「舞&フェイト」【リクエスト特別企画】

《???&???/0F【???】》

 

「んっ……? あれ?」

 

 ふと、少女は自分が見知らぬ場所に立っていることに気付いた。

 

「ここは、どこ……? わたしは……川神舞、うん、川神舞。大丈夫」

 

 あまりにも脈絡なく、コックリートのような素材で囲まれた安っぽい個室へ立っていたため、僅かな前後不覚に陥りかけたが、少女――川神舞は、現状を再確認するために最後の記憶を口へと出していく。

 

「確かわたし……突然学校に出た迷宮の扉を蹴破って……それから……」

 

 どうなったのだろうか?

 そこから、川神舞の記憶は途切れている。

 

「てことはここ、あの中よね? なんかに連れてこられた……?」

 

 事前の行動とはどうにも現状が繋がらず、腑に落ちない気持ち悪さを感じる舞。

 感じた寒気に腕を抱くが、肌を冷やしていたのは薄気味悪さだけではなかった。

 

「へ、えっ? は、裸っ!?」

 

 確かに着ていた筈の学生服がなぜか脱がされており、一糸も纏わぬ状態となっていたからだ。

 

「だ、誰よっ!? わたしの服、誰が脱がしたっていうか、どこ行ったのよ!?」

 

 同世代と比べても遥かに豊潤に実った胸や、鍛えて引き締まった尻、ブロンドの陰毛が生え揃った秘部を丸出しに揺らしながら、舞は周囲を見渡す。

 辺りには出口らしき扉と簡素な箱、そして隣には――人影。

 

「っ!?」

 

 最初からそこに居たのか、それともたった今出現したのか。

 思わず判断が付かなくなってしまうほど、その人影は不動であった。

 この場所の関係者とあらば、舞にとっては無条件で締め上げる対象であるのだが、その人物を捉えた瞬間、彼女にしては珍しく手よりも口が先に動いていた。

 

「……綺麗な人……お人形さんみたい」

 

 黒いリボンで先端を結んだ、絹糸のように艶やかな黄金の長髪。

 裸体であるのにそれこそが正装とすら見紛うような、女性として完成された、引き締まりつつも女性的な豊満さを欠かさない肢体。

 薄く口と瞳を開きながら無言で佇むその姿は、まさに精巧な人形といった表現が的確であったが、

 

「……あ……れ……?」

「あっ……」

 

 舞の抱いた印象を自ら否定するように、金糸の女性は自らの意思を取り戻したようであった。

 

「あれ……私……確か……?」

「あ、あのー」

「ひゃっ!?」

 

 小動物のように肩から跳ね上がり、声をかけた舞から僅かに距離を取る女性。

 

「え、えっと、貴方は? い、いや、その前に私はですね、貴方達を助けに来た時空管理局の、あ、でもそのまえに管理外世界だから」

「お、落ち着いてください! ゆっくりで良いですから!」

「っ! ご、ごめんなさい……」

 

 どうやら突発的な事態にはあまり強くないらしく、人形と見紛う程の美女はわたわたと一気に人間臭く狼狽し、肩を落とす。

 恐らく年上であるのに少し頼りない印象を舞は受けたが、今はそれがどこか安心できた。

 彼女もまた、自分と同じ境遇だと分かったためだ。

 

「じ、自己紹介も良いですけど、とりあえず何か、服……探しません? お互いに」

「えっ……ひゃあぁ!?」

 

 やはり彼女も、自らが全裸であったことに気付いていなかったのか、腕で胸と股間を隠しながらへたり込んでしまう。

 

「な、なんで、私裸になって……!?」

「それ、私もなんですよ……ここの扉を開いたと思ったら、裸でこんな部屋に連れ込まれてて……」

「そ、そうですか……バルディッシュ、何か分かる?」

「へ?」

 

 唐突に虚空へ向かって『ばるでぃっしゅ』とやらと会話し始める女性。

 一瞬、独特の電波を受信しているヤバい人なのではと勘繰ってしまう舞であったが、どうやら『ばるでぃっしゅ』は今、彼女の中にすら存在していないようであった。

 

「バルディッシュ……? バルディッシュ!?」

 

 驚愕に目を見開きながら、立ち上がり、全裸の身体や髪を何度も叩いたり見まわす。

 髪が揺れ、揺らして叩かれた女肉がぶるんと揺れはしたが、どうやら目当ての物は見当たらないようだ。

 

「す、すみません! 黒い杖か、さ、三角形の黄色いアクセサリ、どこかで見ませんでしたか!?」

「み、見てないです。私もさっき、ここに居ることに気付いたぐらいなんで……」

「そんな……バルディッシュ……」

 

 本気の落ち込み様に、ばるでぃっしゅが彼女の中でもかなり大切な物であることを悟った舞は一瞬だけ思案し、軽く自らの胸を叩いた。

 

「……分かりました、まっかせてください!」

「えっ……?」

「こういう探し物、頻繁にやるんで得意なんですよ! 肉体労働担当って奴ですかね、頭使うのは晴彦に任せてあるんで総当たりですけど」

 

 探し物を見つけるには、まず足を動かすこと。

 ファントムでも、ばるでぃっしゅとやらでも、基本は同じ筈だと、舞は踵を返して部屋の隅々まで捜索を始める。

 

「うーん、他にあるのは扉に、この箱ぐらいか……」

「あ、あの、貴方にそこまでして貰わなくても私が自分で……」

「川神舞」

「ふえっ?」

「わたし、川神舞って言います。貴女は?」

 

 あまりにもグイグイと自分のペースで物事を進めていく少女に少々気圧される部分はあったが、不思議と不快感はなく、むしろ状況が分からず相棒も居なくなってしまった不安すら洗い流してくれるような、清々しい清涼感すら感じ取れる。

 

「私は……フェイト。フェイト・T・ハラオウン」

「あ、やっぱ外人さんなんですね。じゃあ、フェイトさん。よろしくお願いします!」

「うん、こちらこそ。よろしく、舞さん」

 

 屈託なく笑う舞に、少しぎこちなかったがフェイトも笑顔を返す。

 決して状況は良くないが、少なくとも舞と出会えたのは、フェイトの中で間違いなく幸運だったと確信できる巡り合いであった。

 

「お、ラッキー♪ フェイトさん、この箱、服が入ってますよ!」

「えっ、本当?」

「ほらほら、これ多分服ですよね! ふ……く……」

 

 と、感傷に浸っていたフェイトを嬉々として箱へと呼び寄せる舞であったが、自分で箱の中に仕舞ってあった生地を広げた瞬間、思わず顔をしかめずにはいられなかった。

 

「……なにコレ」

 

 なんと中に入っていたのは、全身のボディラインがピッチリと浮かび上がるような、頭以外を包むフルボディスーツであったのだ。

 弾力性こそあったが布地の薄さは下手すれば、大切な部分が全て浮き彫りになってしまうのではないかという懸念すら浮かんでしまう心許無さ。

 

(いやいやいや……セクハラすぎるでしょこれ……)

 

 誰かは知らないが、自分たちの服を奪ったのはコレを着せるためだということは明白であり、全裸と二択を迫られても思い通りに着てやる事には抵抗感と反抗心が芽生える。

 

「あー、フェイトさん。やっぱり別の物ないか、もっかい探し」

「わ、ありがとう舞さん。よかった、二人分ちゃんと有るみたい」

 

 だというのに一方でフェイトは、ノータイムでこのセクハラめいたボディスーツを手に取り、身に纏い始めた。

 軽いプロテクターやSFチックな意匠のようなものはあるが、それを差し引いてもムチムチとボディラインを浮き彫りにして押し込めるスーツは、控えめに言っても際どいコスプレだ。

 

「うん、これなら問題なさそう。……どうしたの、舞さん?」

「あ、はい」

 

 これはわたしの感覚がおかしいのか。

 こんな控えめで清楚そうな人が、実はエロいコスプレが大好きなのか。

 疑問は尽きないが、不思議そうにこちらへと小首を傾げるフェイトの、無自覚な同調圧力に屈し、舞もしぶしぶ同じスーツを身に纏うことにした。

 

「うう……」

「ふふっ、恥ずかしがらなくても大丈夫。よく似合ってると思う」

 

 似合う似合わないの問題ではないのだが、下心一切なく微笑むフェイトに、コレ下手すれば裸より恥ずかしくないだろうかとはとても言えず、舞は黙って前屈み気味にぴっちりスーツを受け入れる。

 ノーパンノーブラのため軽く動くだけで胸がスケベに弾むわ、派手に蹴りでもすれば股が食い込んでしまいそうだわと、初体験の舞には気が気ではないのだが、そういった懸念は一切ないのか、服を纏ったことで少し曲がり気味だったフェイトの背筋が張りを取り戻していく。

 

「よし……舞さん」

「は、はい」

 

 今までの、少し人見知りな性格なのかなと思わされていた印象とはまるで異なる、一人の責任感ある大人としての顔つきとなったフェイトに釣られ、自然と舞も肩肘に力が籠る。

 

「改めて自己紹介しますね。私はフェイト・T・ハラオウン。時空管理局の執務官です」

「じくう、かんりきょく?」

「大雑把に言えば、異世界人。と思ってくだされば結構ですよ」

「い、異世界人?」

 

 ファントム退治ですら偶に辟易する舞のキャパシティを大きく上回る事態に、軽く混乱してしまうが、むしろその方が都合が良いとフェイトは構わず続ける。

 

「この迷宮に纏わる一連の事態を解決するために別世界から派遣された、いわばそういう便利屋みたいなモノです。なので、ここから先は私に任せてください」

「えっ、任せてくださいって」

「舞さんは、ここで私の帰りを待っていてください。あとは私が、すぐに事態を収拾させてお迎えにあがります」

「ちょ、ちょっと! ちょっと待ってください!」

 

 異世界がどうたらはともかくどうやら彼女が、このファントム現象の解決にやってきた業者さんであると言うことは理解できた。

 しかし、後は全てやっておくと言われてしまえば舞としては黙っている訳にはいかない。

 

「わ、わたしこの現象解決の謝礼金がないと、今月本気でヤバいんですよ!?」

「え、しゃ、謝礼金?」

 

 ファントムを退治したチームには、その功績次第で政府から金銭的な報酬が与えられるようになっている。

 生活費の大部分をそれで賄っている舞からすれば、この現象を第三者の手で勝手に解決されてしまえば文字通り明日の食費すら危ういのだ。

 

「そんな話は……い、いえ、現地でそう定まっていたんですね。私の調査不足でした」

「だからフェイトさん! そんなこと言わずに私も連れてってよ、目的は一緒なんだしさ!」

「い、一緒にですか?」

「お願い! こう見えてもわたしそこそこ戦えるから、足手纏いには絶対にならないから!」

「う、うーん……」

 

 正直なところ、執務官の職務に民間人を巻き込むなどご法度であるし、フェイト個人としても何が起こるか分からない場所へと舞を連れていくことに抵抗感はある。

 しかし安全とは限らないのは、どうやって連れ込まれたのか分からないこの個室も同じであり、さらに言えばバルディッシュがない今、万全とは言い難い状態なのも確か。

 フェイトからすれば今は、戦力は一人でも多い方が心強いのもあったが、なによりも――

 

「ねっ! ねっ! お願いします~私を助けると思ってぇ~……」

「そ、そうですね……」

 

 単純に、彼女が押しにめちゃくちゃ弱い性格であるのが決定的であった。

 涙声で腰に抱き縋られてしまえば、もうNoと言えないフェイトは不承不承ながら舞の提案を飲み込むことにする。

 

「分かりました。ただし、絶対に無茶や危ないことは無しですよ、舞さん」

「やった♪ 了解でありまーすフェイト隊長!」

「た、隊長、かぁ……」

 

 実際、過去に分隊長としての経験もあるフェイトであったが、今月の食費を無事確保できたことにガッツポーズを取って浮かれる部下の扱いなどさっぱり分からず、探索が始まる前だと言うのに若干途方に暮れてしまう。

 

「そうと決まればしゅっぱーつ! さっさと行きましょうよ、フェイトさん!」

「あ、ちょ、ちょっと!? ――もう」

 

 手はかかるが、このような右も左も分からない状況では、確かに彼女のような即断即決できる行動力こそが重要なのかもしれない。

 多少の無茶は、大人の私がサポートしてやれば良いだけだと、既に扉を開けて手招きする少女の後を、フェイトも苦笑しながら追いかける。

 

 溌溂とした笑顔と、やれやれといった微笑みの先が、凄惨なエロトラップ・ダンジョンの淫辱劇へと続いていくとは、今はまだ知らぬままに――。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

《舞/1F/装備、ETDスーツ【探索中】》

《フェイト/1F/装備、ETDスーツ【探索中】》

 

 エロトラップ・ダンジョンの薄暗く、陰鬱な回廊。

 危険な罠や魔物が待ち受けているとは未だ知らず、見た目麗しい二人の女が姦しく歩みを進めていた。

 

「で、そこで私が晴彦に活を入れてやる訳なんですよ。運動音痴でも、腕立て腹筋スクワットぐらいは毎日しなさいって!」

「ふふっ、舞さん。本当に晴彦くんと仲が良いんだね」

「ま、まぁ? リーダーとしての責任って言いますか? あんなモヤシ根暗、私が使ってやらないとだーれにも相手にされないですし?」

「でも、あんまりキツい言い方はダメだよ。晴彦君も彼なりに頑張ってるのに、リーダーがそんな風に言ったら傷ついちゃうと思うから」

「うっ……はーい」

 

 もっぱら一歩前を進む舞が普段の愚痴を語り、後ろでフェイトが相槌を入れ、時に嗜めながらも聞き入る。

 初対面の二人であるが、激情家で積極的な舞と、控えめでありながら芯が強いフェイトでは自然とこのような距離感に収まり、同じ金色の髪色もあって、傍目からは仲の良い姉妹のような関係性に落ち着きつつあった。

 しかし、ここはエロトラップ・ダンジョン。

 性格的な相性だけで踏破できるような、生易しい場所ではない!

 

「でも、晴彦だって」

「……っ! 待って、舞さん」

「へっ?」

 

 事前にその気配を察したフェイトが、舞を庇うように前へと出る!

 いったいどうしたのかと、眼前の薄暗がりへと目を凝らした舞の視界が捉えたのは――

 

「なっ、なにこいつ等!?」

 

 粘液を滴らせながら不気味に蠢く、触手の群れだった!

 先端は男性器を模したようなグロテスクな形状をしており、コイツらがいったい何のために挑戦者達の前へと表れたのか、言葉を発せずとも雄弁に語っている!

 

(くっ、やはり危険な場所だったか……!)

 

 普段のフェイトならば、女を犯す以外に能が無い触手など、一蹴できるような雑魚である。

 だが、バルディッシュが行方不明の今、フェイトはあらゆる魔法の使用にある程度の時間が必要になってしまう。

 無論、そのような隙など与えるものかと、触手達はフェイト達を凌辱すべくすかさず飛来!

 

(間に合うかッ!?)

 

 前に躍り出てから、既に詠唱は開始していたが――ほんの僅かに触手の方が早い!

 ぴっちりとしたスーツにラッピングされた女体を嬲り喰らわんとする、迷宮の悪意がフェイトへと牙を剥く……。

 

「せい、やぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 よりも、なお早く! 鋭く! 熱く!

 フェイトと触手の間に割り込んだ舞が、大きく地面を踏み鳴らした!

 

「ま、舞さん!?」

 

 舞が行ったのは、震脚と呼ばれる中国拳法を自己流にアレンジした技だ。

 本来ならば次の一撃へと繋ぐ踏み込みに過ぎない震脚を、対ファントム用へと改造したこの技は、舞の体内で高ぶる五行の力を足元から放出させることができる。

 触手を目視した瞬間、口では驚きながらも迷わず五行の氣を練っていた舞の攻撃本能が選んだのは、まさに人類が太古から対敵へと向け続けてきた力であった!

 

「触手が……燃えてる……!?」

 

 指向性を含ませた震脚の衝撃派に宿っていたのは、『火行』!

 不浄を焼く炎を浴び、火傷を負った触手達は悶え狂う!

 

「まだまだぁ!」

 

 場を制した舞の勢いは止まらない!

 すぐさま飛び掛かり、火の氣が宿った拳や蹴りで怯んだ触手達を焼き薙いでいく!

 

「す……すごい……!」

 

 魔力反応を感じなかったため、本人の自信満々の口ぶりを受けても、正直あまり戦力としては期待していなかったフェイトは驚愕。

 炎を宿した四肢を振るい、怪物相手でも一歩も怯むことなく勇猛果敢に焼き払う姿は、彼女もまた間違いなく一角の戦士であると訂正せざる得ないほどに頼もしい!

 

「そぉりゃぁぁぁぁ!」

 

 これで十本目!

 灼熱の回し蹴りが触手を絶命させ、肉が灰や墨へと変わる嫌な臭いを嗅ぎながらも、萎えない戦意で舞はまだ健在な触手達を睨みつける。

 

「ちぃ、キリが無いわねっ!」

 

 あのような毛も殻もない生物には効果的な火を纏っているとはいえ、とにかく数が多い。

 震脚では決定打にはならず、徒手空拳のみで膨大な数を相手にするとなれば、いずれ限界が来るだろう。

 

(ちょっとこれ、不味いかも……)

 

 果たしてあと、何本倒せばいいのか。

 先の見えない消耗戦の予感に、米神から流れ落ちた脂汗が、背後からの声に引っ込んでいく。

 

「舞さん、伏せて!」

「えっ、フェイトさん!?」

 

 何をするのか分からない。

 しかし、考えるよりも先に身体が動く舞は、指示通りにその場へと伏せ――

 

「穿て、サンダーブレイド!」

 

 その頭上を、何本もの雷剣が通過していった!

 舞が触手達を引き付けている間に、フェイトが完成させていた魔法の短剣達は、奥で獲物が疲弊するのを待ち続けていた狡猾な連中にまで深々と突き刺さり、

 

「ブレイク!」

 

 フェイトの追加詠唱によって剣から発生した雷により、一本残らず焼き滅ぼされる!

 文字通りの一網打尽。

 気配が残らず塵と消えたのを確認して、フェイトは緊張の糸を解いた。

 

「ふぅ……」

 

 危うい戦いであったとフェイトは自戒する。

 舞が時間を稼いでくれたおかげでここまでの大技を行使できたが、もし居なければ恐らく後手後手に追われるジリ貧の戦いを強いられていただろう。

 彼女には、甘く見ていた部分も含めて強く謝罪しなければならないと、フェイトが省みるよりも先に、行動を終えていたのはやはり舞の方であった。

 

「フェイトさんすごーーーいっ!」

「きゃあ!?」

 

 フェイトへと全速力で駆け寄り、思いっきり体重を乗せて抱き付く舞!

 危険なハグを窘めようとするより先に、キラキラと尊敬が瞬いた眼差しで手を取られてしまう。

 

「何なんですか今のカッコいいの!? バチバチする剣がどっからか出てきて、アイツらに突き刺さって、バリバリーって! フェイトさんって、もしかして滅茶苦茶強かったりしますっ!?」

「え、えっと、まぁ、そこそこには、ね?」

 

 幼い頃から天才魔導師として名を轟かせ、今もなお時空管理局内でトップクラスのエースとして名を馳せるほどの実力が「そこそこ」な訳があるはずなく、実際に舞もまるで取り合わずに持て囃していく。

 

「今のどうやったんですか!? 特異能力!? それともなんか、異世界人特有の力とかあったりするんです!?」

「え、えーっとぉ……」

 

 実はと言えば、実力を甘く見ていたのはフェイトだけでなく、舞の方もどこか頼りなさげな面もあったフェイトを少し不安視していたのだが、そんな認識はもう過去の彼方。

 完全にボスの力を認めた野生動物のように、見えない尻尾を振り続けている。

 

「もう、そんなに強いんだったらほんと最初から言ってくださいよぉ♪ これからは、全力で頼らせて貰いますからねフェイト隊長~♪」

「あ、あはは……こ、こちらこそ」

 

 手を痛いほど握ってぶんぶん振ってくる舞のミーハーなコミュニケーションについていけず、ぎこちない台詞と笑みを返すフェイト。

 信頼が深まったと言って良いのだろうか? と疑問に思うところはあるが、舞がこちらを慕ってくれているのは間違いない筈だ。

 それは今後の探索において間違いなくプラスとなってくれるだろうとフェイトも、そろそろ痺れてきた腕の感覚も甘んじて受け入れることにした。

 

 

《1Fリザルト》

『チンポ触手からの襲撃! 無数の数で押してくる難敵であったが、二人の挑戦者は息の合った連携で触手を撃退することに成功する!』

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

《舞/2F/装備、ETDスーツ【探索中】》

《フェイト/2F/装備、ETDスーツ【探索中】》

 

 先にあった階段から2Fへと降り立った二人の挑戦者達は、思わず我が眼を疑う光景に二人して確認めいた呟きをせざる得なかった。

 

「ジャングル……ですかね?」

「ジャングル……だね」

 

 ここが地下だと忘れてしまいそうなほど広大に広がる鬱蒼と生い茂った木々に、獣の声に揺られてしなる蔓、熱帯特有の焼けた空気。

 踏み締めた足元からは腐葉土の柔らかさが伝わってくる上に、樹木で覆われた天井からは月明りのような淡い光が差し込んでいると、背後の階段がなければ本当に夜の樹海へと放り込まれたかと錯覚してしまいそうな場所だ。

 

「こ、ここ本当に地下……ですよね?」

「だと思うけれど……」

 

 いかにもダンジョンといった回廊から、たった1F下っただけでここまで様変わりするとは思いもよらず、舞の無駄口も喉奥へと引っ込んでしまう。

 

「どうします、これ……?」

「……とにかく、最低限の方角は今から確保するね」

「え」

 

 どうやって、と問う前に、フェイトの広げた手のひらから、野球ボールほどの光る球体が出現する。

 

「コレを入口に置いておけば、魔力反応から大雑把な方角が分かるようになるはず。そうすれば、道に迷った時もここを目指せば、とりあえず遭難だけは避けられるよ」

「はー……」

 

 単純な強さだけでなく頭も回るとくれば、基本的に殴るか蹴るしか行動方針がない舞としては感嘆するほかに無く、先へ進みだした彼女の後を大人しく付いていく。

 進んだ先もやはりジャングルは続いており、不気味な嘶きや見たこともないおどろおどろしい樹木の揺れが、挑戦者たちの神経をじわじわと削り取っていく……。

 

「フェイトさん、少し質問していいですか?」

「舞さん?」

 

 互いに周囲は警戒したまま、舞はどうしても気になっていたことを、気分転換も兼ねて質問する。

 

「もしかしてフェイトさんって、魔法使いって奴だったりします?」

「えっ、いや、私は……」

 

 正確には魔導師、更に細かく言ってしまえば空戦魔導師であるのだが、細かい違いを説明したところで野暮でしか無いだろうと肯定しておくことにした。

 

「うん、そんな感じかな。昔っからずっと」

「昔って、フェイトさん今おいくつなんです?」

 

 戸籍年齢はあるが、とある事情により自分でも正確な歳が分からないフェイトは、あえて少しズレた解答でお茶を濁す。

 

「えっと、最近忙しくて自分でも歳は数えてないんだけど、魔法使いはもう十年以上やってる感じかな」

「え、フェイトさん十年以上昔からってことは……」

 

 どう贔屓目に見ても二十代前半、下手をすれば二十歳を越えていないだろうか?

 若々しい見た目のフェイトを背後から観察して、つまりそういう事なのかと舞は結論を出す。

 

「つまりフェイトさんって、魔法少女って奴だったんですか!?」

「魔法、少女?」

 

 聞き慣れないのに、妙にしっくりくる単語。

 こういった文化には疎いフェイトとは裏腹に、もう卒業したとはいえ昔は日曜の朝はテレビにかじりついていた舞は、かつて憧れた存在そのものに一層瞳を強く輝かせる。

 

「もしかして空飛べたりします!? 衣装に即着替えたりとか、動物に変身したりとかも!」

「う、うん、大体できるけど……あ、でも今はバルディッシュが無いから……」

「あぁ、『ばるでぃっしゅ』って魔法のステッキの事だったんですね! そりゃ失くしたら焦るかぁ」

 

 うんうんと魔法少女にズレた理解と微妙な勘違いを積み重ねていく舞に、そろそろ管理外世界への多干渉に接触したりしないだろうかと世知辛い心配をするフェイト。

 こういった状況で無駄口を叩くのには慣れていないため、話題の一つでも振ったほうが良いのだろうかと過り始める堅物執務官であったが――すぐに、その必要はなくなった。

 

「うーん、フェイトさんの変身とか、ちょっと見てみた……」

「どうしたの、舞さ……」

 

 首を横に向けて、口も足も止めた舞に、フェイトも振り返ってその茂みの先を覗く。

 

 

「な、なんですか……ね……アレ」

「………………」

 

 フェイトへと尋ねる舞であるが、実のところ彼女にも察しはついていた。

 グルグルと全身をくまなく白い糸で巻かれた、まるで繭を纏っているかのような状態で逆さ吊りに放置されている――腹部が異様に膨らんだ女性らしき何か。

 すぐ近くには、抜き身の日本刀が突き刺さっているのに、他の人間は見えない。

 只ならぬ光景であるが、あの女性が何らかの悲劇に見舞われたのだと推測するには、充分すぎるほどの状況証拠が揃っている。

 

「…………先へ進もう、舞さん」

「えっ、だって、あの人……助け、ないんです……?」

「私も……出来るなら、助けたい」

「だったら! 見捨てないで助けなきゃ……ぁ」

 

 そこまで口にしたところで舞は、フェイトが強く唇を噛み締めていたことに気付いた。

 

「今は……危険すぎる。もし、あの人をあんな風にした何かが舞さんを襲ったら、二人とも助けられる自信が……今の私には、ない」

「フェイトさん……」

 

 本来なら真っ先に飛び出しかねない足を縫い付けていたのは、他ならぬ舞の存在であった。

 時空管理局の執務官として、大人として、庇護すべき民間人を危険に晒すような行動はできない。

 しかし、その理屈を鵜呑みに出来るほど、民間人が大人であるかどうかは、また別の問題となる。

 

「じゃあ、私が行きます」

「えっ、舞さん!?」

「大丈夫ですって! ちょっとあの糸千切って、担いでくるだけですから!」

「ダメっ、待って!」

 

 フェイトの静止を聞かず、舞は繭に拘束された女性へと迷いなく駆け寄っていった!

 何が待ち受けているか分からない以上、あまりにも無謀な行為だ!

 

「危ないから戻って! 舞さん!?」

「ほら、何も居ませんよー! フェイトさんは、そこで助けてる間、なにか来ないか見張りお願いしまーす!」

 

 どうやって繭から降ろすかまでは考えていなかった舞だが、女性の周囲を見回したところ、生物の気配らしきものは感じない。

 これなら、変に手間取らない限りは大丈夫だろうと高を括る。

 樹海に潜む悪意が、既にスーツ越しに弾む新たな女肉を捉えているとは気付かぬままに……。

 

「わ、分かった! だから、舞さんも何か居たらすぐにぃほおおおぉぉぉぉおおぉぉ!!?」

「えっ……ふぇ、フェイトさん!?」

 

 茂みの向こうで、唐突に奇声を上げながらフェイトが倒れた!

 襲われるならば間違いなく自分を狙うだろうと思っていた舞が、まさかの事態に慌てふためきながら戻って行った先には――

 

「な、なによ、コイツ……股間に、張り付いてる!?」

「ふーっ!? ふーっ!? ふううーっ!?」

 

 土の地面から飛び出してきたミミズのような生物に、女の弱点であるクリトリスへと吸い付かれ、ガニ股を開きながら腰を宙に浮かせるフェイトの姿があった!

 

「こ、こいつっ! フェイトさんから離れろっての!」

 

 舞は薄いラバー越しのクリトリスへと張り付いた変態生物を、力任せに引っ張って引き剥がそうとする!

 だがそれは、フェイトへと想像を絶する淫獄をもたらす結果へと直結する!

 

「ん゛お゛お゛お゛お゛ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?!?!?」

「ひっ!?」

 

 ガクガクと腰と太腿を壊れた機械のように激しく痙攣させ、フェイトは失禁!

 狂ったケダモノのような大声を上げ、白目を剥く尋常ではない様子に、スーツから噴き出した尿を手に浴びた舞も、思わず手を離してしまう。

 

「お゛っ、お゛っ、お゛お゛~~~……」

「ご、ごめんなさいフェイトさん! 痛かったです!?」

 

 もはや舞の謝罪も届かないほどの激痛に、悶え苦しむフェイト。

 あの優しくも確かな信念のようなものを感じさせた知的な女性が、ここまで顔面を崩壊させて泣き叫ぶような事を、このミミズのような生物は行っているのか!?

 

「こ、こんなの、どうすれば……えっ?」

 

 青ざめて狼狽する舞の手の甲から、ピポッと唐突なポップ音が鳴る。

 

「な、なによこれ……図鑑?」

 

 スーツの手の甲についていた、SFチックなスフィア。

 コスプレ的な飾りかと思っていたそれが、唐突に光を発し、空間に半透明なディスプレイを造り出した音であった。

 舞やフェイトが最初に支給されたこのスーツーーETD(エロトラップ・ダンジョン)スーツは、着用者へと必要な情報を提供する端末としての役割も果たしているのだ!

 

「こ、これ、フェイトさんに引っ付いてる奴のこと……!?」

 

 今回、舞へと提供されたのは、フェイトの淫芯を襲っている魔物についての情報だ。

 

「『クリトリス・ワーム』は女のクリトリスを狙い、地面から飛び掛かる魔物である。視覚は存在しないが、代わりに嗅覚が異常に発達しており、地面を掘り進んで地中から臭いを目印にし……ひっ!?」

 

 なんでもいいからフェイトを救う方法はないのかと早口で音読していた声が、出てきた画像によって喉奥に詰まらせられる。

 

「な、なによコイツの口……」

 

 クリトリス・ワームの内部は、円柱状の内部にビッシリと返しのような鋭い歯が生え揃った、おぞましい形状をしていた!

 こんなものがクリトリスに噛み付いているのに引っ張ってしまえば、無数の返し針が被害者にぶっ刺さり、仮に外せたとしても淫芯がズタズタになるのは避けられないだろう!

 

「わ、わたし、フェイトさんになんてこと……っ!」

 

 顔面蒼白で己が犯してしまった失態に震える舞であったが、なおさら一刻も早くフェイトから、この悪魔のようなワームを外してやらなければならない。

 

「絶命時はひときわ強く収縮して、獲物のクリトリスを噛み千切っ……!? ダメ、絶対にダメ……!」

 

 一番手っ取り早い手段である、ワーム自体をなんとかする方法は逆に危険。

 ならば他に方法は無いものかと、読み進める舞の視点が、習性の項目で止まる。

 

「クリトリス・ワームは女の膣から分泌される愛液に、特に強く反応する。他の獲物に食らい付いていても、より臭いが濃い方を知覚すれば、そちらへと優先して飛び掛かる習性が――これだ!」

 

 自分から放してくれるなら、確実かつ最も痛みも少ないはずだ。

 僅かに差した光明は――すぐに現実という暗雲に遮られる。

 

「で、でもこれ、私がやったんじゃ……」

 

 ここでもし、舞が自らの身を呈してフェイトを助けたとしても、結局このワームに捕まった人間が入れ替わるだけで、何の解決にもならない。

 

「オ゛ギっ、ひっ、ヒグッ、ひぃっ……!」

「で、でも他にどうしようも……」

 

 フェイトがこの責め苦にどれだけ耐えられるのかは分からないが、一分一秒でも解放しなければ状況はいくらでも悪化していく。

 パニック寸前の頭を振り回して、なにか方法は無いのかと樹海を見渡す舞。

 幸運の女神がそんな都合よく味方をするわけはなかったが、

 

「あ、る……?」

 

 悪魔めいた発想の方は、待ってましたと嘲笑うように、舞の脳裏へと降り掛かってきた。

 視線の先に居たのは繭に包まれ、ボテ腹で吊り下げられた――女。

 

「………………」

 

 湧き出た生唾を無言で呑み込み、舞は女へと再び近寄っていく。

 恐る恐る、頬の辺りへと触れると、再び手からポップ音が鳴った。

 

「ひゃい!? し、心臓に悪いわねコイツ!?」

 

 今度は何を映したのかと確認する舞だが、今回は彼女にとって、間違いなく知らない方が幸せな情報を映し出していた。

 

「えっ……秋や……誰、これ」

 

 見覚えのない凛とした雰囲気を纏う美女の顔写真と、名前や歳といったプロフィール。

 他にも『男性経験なし』や『出産回数0』や『性感帯・乳首』などなど、気味が悪いとすら思えるほど綿密に書き記された個人情報や性癖の数々。

 いったいなぜこんな物が、いま表示されるのかと、思わず斜め読みしてしまった舞が――その項目を見つけてしまう。

 

「え……く、蜘蛛……妊娠……中……って……?」

 

 ハッとなり、再び吊られた女を見やる舞。

 確かに巻き付いている真っ白な糸のような物質は蜘蛛の糸のように見え、蜘蛛は捕らえた獲物をこうやってグルグル巻きにして保管する習性があるのも事実。

 異様に膨らんだ腹部は、そうと言われてしまえば、まるで妊婦のようにしか見えなくなってしまい――

 

「ま、まさか、この人が、この……あきや……りん……さん?」

 

 名前の部分だけ舌がもつれたのは、それを口にしてしまえば目の前の存在が、『他人』ではなくなってしまうからだろうか……。

 

「に……げ……」

「っ!?」

「で……まい……ざ……」

 

 震える舞の背を貫いたのは、あんな状態になっても人を案ずる、どこまでも優しい『知人』の言葉。

 

「あ……う……ぁ……ぁあ!」

 

 崖っぷちの舞が選んだ選択は、平凡でありふれたモノだった。

 見捨てるならば知人より、他人を選ぶという……実に平凡で、ありふれた。

 

「ぁぁぁああああああ!!!」

 

 地面に刺さっていた日本刀を引き抜き、跳躍と共に薙ぎ払う!

 吊り下げていた糸を容易く両断し、ドサリと音を立てて落下する女!

 

「あ、アンタが……アンタが、悪いのよ……! アンタが、こんな場所で間抜けに捕まったのが……!」

 

 ブツブツと血走った目で、誰にするわけでもない責任転嫁と共に、刀を乱雑に扱いながら無抵抗な股から足先にかけての糸を斬り裂いていく。

 

「ど、どうせ、いいでしょ……!? そんな、そんなの孕んじゃったなら、もう元の生活になんて、もど、戻れやしないんだから……!」

 

 押し広げられた女の股は膣が丸出しであり、むわりと湯気を放っていて、妊娠しているのに未だ雄を求めてパクつき、どこまでも浅ましくみっともない。

 こんな駄マンコとフェイトを天秤にかけられるかなどと、考えるまでもなかった。

 

「最後ぐらい、わたし達の役に……立ちなさいっての!!!」

「ごっ、ンぎょおおおおおおぉおぉぉぉぉぉぉぉおぉぉ!!?!??」

 

 舞のブーツの先端が、女の蜜壺へと突き刺さる!

 同時に、今まで無言であった女から絶叫が漏れ、バタバタと狂乱する唯一自由な両脚!

 

「このっ、このっ……! 蜘蛛の子供なんて妊娠した、人外変態マンコなんてッ!」

「フゴッ、フゴオッ、オボゴオオォォォォォォ!?!?!?」

 

 蜘蛛相手にねっとりと開発されたのか、女の秘部は爪先をあっさりと呑み込み、ぐりぐりとえぐり倒されていく度に、塞がれた口が涎で湿り、悲鳴も同時に吹きあがってくる。

 

「は、ははっ……!? なによアンタ、まさかこんな扱いされて、ホントに感じちゃってるわけ……!?」

「ボゴッ、ごおぼっ、あぼごおぉぉぉぉぉぉぉ♡♡♡」

 

 乱暴極まりない扱いだと言うのに気付けば、女のマンコは愛液でずぶ濡れになっていた。

 プロフィールに書かれていた『マンコに何をぶち込まれても感じる』という情報からの半信半疑であったが、抜群すぎるほどの効果に、どす黒い達成感が舞の中で渦巻いていく。

 

「ほーら……! アンタみたいなド変態に、お似合いの奴が来たわ、よっ!」

「ふごっ、ほごぉおぉぉぉおおぉっぉおぉ!!?!?」

 

 地面を盛り上げながら、こちらに近づいて来る何かを察知し、舞が足を改造マンコから引き抜くのと、先程までフェイトに噛み付いていたクリトリス・ワームが、もっと濃厚なメス臭漂う淫芯に噛み付いたのは、ほぼ同時であった!

 

「よし、これでっ! ……これで」

 

 急いでフェイトの無事を確認しないといけないと勇む足が、ふと、最後に振り替える。

 

「いごっ!? ぶごっ!? ごぶごぼおおおぉぉおおおお!?!?!?」

 

 クリトリスを凶悪なワームに噛まれ、激痛のショックで破水したかのような大量の液が性器から噴き出しながらも、足で空を蹴るしか出来ないあまりにも悲惨すぎる姿。

 舞は繭の下で見えない、その女性の顔を知っている……。

 

「……わたしは間違ってない……わたしは間違ってない……!」

 

 正しくはないが、間違いでは無かった。絶対に。

 そう信じることで心の均衡を保ち、舞はワームから解放され、気絶したフェイトの所へと屈みこむ舞。

 

「ひ、酷い……」

「お……おごっ……」

 

 激痛に失禁し、ガニ股を広げながら気絶させられた無惨な姿もそうだが、特に被害が深刻だったのは噛み付かれてしまったクリトリスだ。

 スーツの下でもう隠せないほどに、フェイトの淫芯は何倍にもパンパンに膨れ上がり、小さなウインナーを連想してしまいそうなほど腫れあがってしまっていた。

 

「と、とにかく、安全な場所に運ばなきゃ!」

 

 診断や治療は後でも出来ると、舞は急いでフェイトを背負い、樹海の奥へ奥へと茂みをかき分けていく。

 更なる襲撃の恐怖や不安とは裏腹に、その後、障害らしい障害は現れず、二人はあっさりと次の階層へと続く階段を見つけることに成功する。

 まるで、その階層に居た全てが、もっと楽に凌辱できる生贄の方へと殺到していったかのように……。

 

 

《2Fリザルト》

『挑戦者の片割れが、クリトリス・ワームに襲われる! もう一人の挑戦者が閃いた、咄嗟の機転によって救われるが、ワームに噛み付かれたクリトリスは何倍にも大きく膨れ上がってしまった! フェイト状態異常、クリ肥大化』

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

《舞/3F/装備、ETDスーツ【探索中】》

《フェイト/3F/装備、ETDスーツ/状態異常・クリ肥大化【探索中】》

 

「ふぇ、フェイトさん、本当に……大丈夫ですか?」

「う、うん……大丈夫。平気だから、舞さん……んぅ♡」

 

 熱帯雨林であった2Fとはまた打って変わって、蛍光灯に照らされた、どこかの人工的な施設の廊下といった風体がよく似合う3F。

 そこを、まだじんじん痛みと甘美な痺れを送る巨大クリトリスに気を取られ、ひょこひょことフェイトが不出来に歩き、隣ではいつでも支えられるように舞が付き添っていた。

 

「ごめんなさい……わたしが、フェイトさんの言うことを聞かなかったから……」

「ううん、いいの……これは私の注意不足だから。それより、舞さんに何もなくて本当に良かった」

 

 執務官としての職務ではなく、本心からの安堵にフェイトは微笑む。

 あれだけの仕打ちを受けたと言うのに、他人の身を案じられる気高すぎる姿は、凡俗な舞にはあまりに眩しすぎ、素直に頷くことが出来ないまま自責の念へと駆られていく。

 

「んぅぅ……♡ そ、それより、今はここに注意しよう、舞さん」

「は、はい!」

 

 いつまでも俯いて居られないと、舞も改めて自分達が歩くこのFを観察する。

 映画などでよく見るような、厳重な研究施設といった風体のFは無人のようであり、どこまでも身が引き締まるような無音と静寂に包まれている。

 

「前だけじゃなくて上や、下も、警戒しないと、ね……くぅっ♡」

「そ、そうですよね、さっきの奴も下から来ましたし……」

 

 短く聞こえる喘ぎ声はあえて聞こえていないフリをして、舞は上下にも警戒を強めていく。

 上に見えるのは、蛍光灯と緊急用のスプリンクラーやシャッター、謎のパトランプ。

 下には、ごく平凡なタイル床に空気を循環させるための小さなダクト。

 どれも違和感なく変哲ない光景であるからこそ、逆に神経を尖らせてしまう。

 

「この階層だけ安全地帯……なんて訳ないですよね」

 

 普段の舞ならいくらでも能天気に構えられるのだが、予断のツケを支払わされるのが自分だけでは済まないと思い知らされた現状では、流石に慎重にならざるを得ない。

 

「私も……っ♡ 同意見、かな。ここに安全地帯なんて……あれは?」

 

 一本道だと思っていた廊下の右側に、扉があることに二人は気付いた。

 現在地からはまだまだ先ではあるが、嫌な予感に足を止める挑戦者達。

 

「……こういうのって、アレですよね。あの扉をドーンって突き破って、デカい化け物が出てきて逃げ場なしっていう」

「舞さん、いつでも戦えるように構えて」

「了解です」

 

 少し気を抜けばクリトリスに持っていかれそうになる意識を呪文詠唱に傾け、舞もいつでも氣を練れるように集中する。

 鬼が出るか蛇が出るか。

 何が出てこようと、今度は好きにさせないと身構える女戦士たちを襲ったのは――アラート!

 

「ッ!?」

「や、やっぱり!?」

 

 けたたましい警報音と共に一気に主電源が落ち、パトランプの赤い光だけが唯一の光源となる!

 真っ赤な刺激光に照らされ、二人は完全に臨戦態勢を取る!

 

「く、来るならさっさと来なさいよ!」

 

 舞の安っぽい挑発へと乗ったように脅威は――天井から降り注いだ!

 

「ひゃ!? な、なに!? 上から!?」

 

 上から大量の液体が降り注ぎ、一瞬で舞やフェイトをびしょ濡れにする!

 髪が張り付き、液体がスーツに沁み込んで更に張り付いていく不快感に、牙を剥いて上を見上げる舞!

 

「落ち着いて舞さん! これは消火用のスプリンクラーだよ!」

「えっ!? あっ……」

 

 浮つき切った舞とは逆に、扉を見つめたまま不動の姿勢で叱責を飛ばすフェイト。

 降り注いだシャワーは、確かに作動した天井のスプリンクラーが吐き出した物であった。

 

「ご、ごめんなさい!」

 

 自らの過ちに気付き、歴戦の戦士と同じように危険が潜む扉へと構え直す舞。

 今のがもし、意識を逸らすためのフェイントであったならば、確実に未だ姿を見せない強襲者へと隙を晒していただろう。

 

(フェイトさんって、やっぱり凄い人なんだな……)

 

 舞もファントム狩りでそれなりに修羅場はくぐってきたつもりであったが、いったいどれほどの激戦を子供のころから潜り抜ければ、ここまで胆が据わるのだろうか。

 父子家庭で育った舞にとって初めて出会う、間違いなく尊敬に値すると言い切れる大人の女性に、今まで感じたことのない不思議な高揚感を覚える。

 

(強いし、綺麗だし、優しいし……)

 

 非の打ち所がない完璧超人を、そんな場合ではないと分かっていても舞は横目でこっそり見やった。

 同じくシャワーに濡れたせいで引き締まった唇は艶やかに濡れ、やはり性感を抑えきれなかったのか頬は火照っており、乳首はスーツの下からハッキリと硬さを主張している。

 淫芯など言わずもがなだ。

 さらにじっくりと眺めてみれば、必死に抑えてはいるようであったが発情を抑えきれなくなってきているのか、呼吸は口でしなくてはならないほど乱れ、繰り返すたびに媚肉が慰めを求めて脈動を――

 

(あ、アホか!? アホなのか、わたし!?)

 

 一度踏み込んだら戻れなくなりそうな眼前とは別の意味でヤバい扉が開きかけ、差し込んできた空気が読めなさ過ぎている魔を、バッと視線と共に振り払う舞。

 

(フェイトさんは女の人! わたしも女! だからアウト、完全アウト!)

 

 完全無意識で自分も顔が火照っていたことに気付き、邪念を心中で何度も踏みつけて抑え込む。

 

(それに、今はヤバいのが来るんだって! 集中、集中、集中ーッ!)

 

 アラートは未だに鳴り止まず、スプリンクラーも一向に止まる気配がない。

 まったく油断ならない状況であるのに、なぜか思考からフェイトの存在がまるで離れない。

 

(あーもー! どうしちゃったのよわたしッ!?)

 

 自分はここまで節操無しな人間であったのかと、フェイトを意識して高鳴り続ける心臓を殴って黙らせてやりたい衝動に駆られながら舞は悶々とする。

 

(ほんっと、いいからさっさと来なさいよ!? 本気でどうにかなる前に!?)

 

 さっさと暴力で発散しないと、絶対に向けてはならない相手へと襲い掛かってしまいそうなほど込み上げてくる劣情。

 それどころではないため意識できていないが、舞の方もまた、スーツ下の豊満な乳房の先端を尖らせ、女性器はスプリンクラーの水滴に愛液が混ざるほど漏れ始めている。

 

「……おか……」

「へっ、お、犯っ!?」

「おか……しい……」

 

 ここまで無言だったフェイトが、動いてすらいないのに息も絶え絶えといった様子で呟く。

 

「いきゅら、んっ♡ にゃ、なんでも、おか、し、ひぃ……♡」

「ふぇ、フェイト、さん?」

 

 必死に堪えていたのだろう。

 いつの間にか呂律は完全に回っておらず、吊り上がっていたはずの目もとろんと潤ませ、完全に発情しきったメスの顔へとフェイトは成り果てていた。

 

「わ、わたひっ、きぶん、へん……かりゃだ、あひゅくて、へんなまま、どうにか、なっちゃひそで……♡」

「えっ!? だ、大丈夫ですか、フェイトさん!?」

 

 ふらりと倒れた身体を、すかさず抱き止める舞。

 

「ほーっ……♡ ほーっ……♡ ほーっ……♡」

「っ……!!!」

 

 性癖はノーマルであった舞ですら衝動的にレイプしてしまいたくなる、妊娠準備完了のトロ顔を浮かべるフェイト。

 どう考えても、まともな様子ではない。

 

「ごめ……まい、しゃ……♡」

「ああもう! こんなの、どうしたら……わっ!?」

 

 熱に浮かされたフェイトを抱えたままでは、押すも引くもできないと手詰まりになった舞に、再びETDスーツが必要な情報を開示した。

 

「せ、成分表? 何のよ……!?」

 

 つらつらと羅列される、薬品名らしきカタカナの単語達。

 ここに来て判断材料が増えてくれたのは有難いが、これでは医薬品については専門外である彼女達にとっては未知の言語と何ら変わりない。

 

「こりぇ……は……♡」

「あ、えっと、なんかたまーにスーツが勝手に表示するんですけ」

『はっ、離せ! 無礼者!』

「どっ……!?」

 

 初見のフェイトへの解説が、唐突に動画へと切り替わった画面に遮られる。

 そこにはなんと、桃色の長髪をした、気が強そうな少女が全裸で吊るされていた!

 

『なっ、なんだ、それは……?』

 

 どうやら画面は誰かの一人称視点のようであり、男らしいゴツゴツした指に握られた、透明な液体が入った注射器が映りこむ。

 

『びやく……? ……なっ、なんだと!? そ、そんなモノを私に……は、恥を知れ、下衆がッ!!!』

 

 両手さえ自由なら、今すぐ縊り殺してやると言わんばかりの眼光を燃やしながら暴れ、吠えたてる少女。

 

『ほ、ほぅ……? それを十本耐えきったら、私を開放する、だと? 言ったな……』

 

 どうやら、男から賭けを持ち掛けられたようであり、少女は不敵に笑う。

 

『そんなもので、この私の誇りを汚せると思ったら大間違いだ! 何本でも試してみるがいい!』

「えっ、あっ」

 

――しばらくお待ちください。

 と、画面がテロップに切り替わり、思わず無言で眺めていた二人も、互いに顔を見合わせる。

 

「こ、これ、何ですかね……びやくって、あの媚薬……?」

「び……び、や……きゅ?」

「え゛。あーその、簡単に説明しますとー……」

 

 まさかのピュアさ加減に口ごもる舞だが、彼女がわざわざ説明する必要は、すぐに、なくなった。

 

『ん゛お゛お゛お゛お゛ぉぉぉぉぉぉぉぉおおお♡♡♡』

「ひっ!?」

「え……」

 

 その薬をぶち込まれまくった人間がどうなるのか? 先程の少女が、再開した映像の向こうで身を呈して示してくれていたからだ……。

 

『ヂンポオォォォォォ♡♡♡ ヂンポぶちごんでっわだじのおマンゴにっ、ズポズポしてバカ子宮にザーメン叩ぎづけでぶっごわじでぐだじゃいいぃぃぃぃぃ♡♡♡』

 

 先程までの気品すら感じさせた気丈さなど見る影もなく、抵抗は暴行で抑え込まれたのかボコボコに腫れて青あざだらけになった顔面で、腰を浅ましくヘコヘコさせて絶叫する少女。

 

『こ、こりぇで、もう、許じて、くれ……ひっ!? わ、わがりまじた、ぞれも言う、言うがらもうやめで、もうお注射やめで、もうわだじをごわざないでぇぇぇ!』

 

 男が見せつけるように新たな注射器の先端から僅かに媚薬が出るだけで、恐怖に引きつり切った顔からは、いくらでも命乞いの言葉が紡ぎ出される。

 見てみれば、腕には既に注射痕がいくつも見え、どうやら五本目を打ち込まれた所で耐えきれなくなり、完全に心が折れてしまったのだろう……。

 

『わっ、わだじごと(ピーー)は、このでいどのごどにすら耐えられない、クソザコ女でじだぁ! い゛っ、いまがら処女だけが取柄のザゴマンゴをヂンポで処刑されでっ、晒しアヘ顔でイギ死にまずがら、今後の資料どじで永久にごかづようぐだざい! こっ、こりぇで、ゆるじて、ゆるじでぐれるんだなっ!?』

 

 もはや自分が何を言っているのか分かっていないのだろう……。

 たった一言前の矛盾にすら気付かないほど崩壊寸前まで追い詰められた少女は、

 

『そ……そん、にゃ……やらないって、もう注射しないって、おごおぉ!!? おぼっ、いや……い゛やっ、もうむ゛りっ……じぬ、今度こそ死んじゃう死ぬ、いや死ぬの死ぬいや死に゛ゅぅぅぅぅううぅぅうう!!? オっギョオオオオオオォオォォォォォォォオォォ!♡?!♪?』

 

 六本目の注射をボディブローから問答無用に打ち込まれ、鼻血を噴き出しながらアヘ逝き顔を晒し――そこで、動画は終わった……。

 

「……………」

「……………」

 

 あまりに凄惨なスナッフビデオ。

 終わった動画は、今度は先ほどの少女を破壊した注射器の画像を映し出している。

 透明な媚薬が入った、その状態のままで……。

 

「……まさか……これって……!?」

「ぁ……?」

「フェイトさん、ちょっと失礼します!」

 

 確証などどこにもない、直感的行動!

 血相を変え舞はフェイトをお姫様抱っこで抱えて、扉に向かい一直線に走り出した!

 

「ぇ、そこ……ダメ!」

「すみません、いまはわたしを信じてっ!」

 

 フェイトの方が正しい可能性も十二分にある。

 しかし舞は、先ほどから頭上のスプリンクラーから降り注ぐ水と、この注射器の媚薬が、共に無色透明であることに、偶然とは思えない既視感を感じてしまっていたのだ。

 

(もし、私の直感が正しかったら……!)

 

 動体センサーに感知して、スライドして開いた鋼鉄の扉の先は、舞の予想通り――無人の倉庫であった。

 

「ぇ? うそ……だりぇも……」

「くそっ、やっぱりスプリンクラーの方が本命だったのね!」

「すぷりんくらー……?」

 

 言われてみて、確かにこの倉庫らしき場所にはスプリンクラーもランプも設置されておらず、外の喧騒などまるで素知らぬように静かであることにフェイトも気付いた。

 

「ほんっと、タチ悪い! 罠だったんですよ、あのアラート!」

「そ、そりぇ……?」

「別の道が見えたタイミングで、いかにも緊急事態ですーって警報鳴らしまくって足止めさせたところで、あのふざけた薬の雨をスプリンクラーで降らせて、わたし達をヤク漬けにするって寸法だったんです!」

 

 ほんっとしてやられた! と悪態をつく舞の姿を見て、頭が蕩けて半分以上回っていないフェイトも、ようやくこのFが意図していた目的に気付く。

 

「じゃ、じゃひゃ、あのアメのしぇいで……わらひっも、まいらんも……♡」

「ま、まぁ、わたしも、確かにその、ちょっとキてますけど……」

 

 口にするのも気恥ずかしいが、むしろこの程度で済んだのは行幸であったはずだ。

 自分もフェイトのように腰を砕かれ自分で動けなくなる前に、あのホップアップが出てくれたのは幸運でしかないと、冷や汗と共に舞も胸を撫で下ろし、フェイトを壁にもたれ掛かれるようにして降ろす。

 

「ふー……♡ ふー……♡ ふー……♡」

「ったく……マジ悪趣味ね……っ♡」

 

 注射で直接血管に打ち込まれたわけではないためか、動画の少女と比べて致命的ではないが、それでも大なり小なり淫靡な疼きが挑戦者達に纏わりつく。

 

「にしても……」

 

 なぜ自分の方が症状が軽いのかと、屈みこんでみる舞。

 理由は――すぐに分かった。

 

(……これの差、かぁ)

 

 スーツ越しであるというのに、殆ど剥き出しの状態と変わりない勃起クリトリス。

 あの媚薬を吸ったスーツでずっと撫でられていたのだろうフェイトの淫芯が、卑猥に脈動を繰り返していたからだ。

 

「まら……たしゅけられちゃった……ね?」

「へっ?」

 

 じっくりと股間を眺めて考察していた所へと、不意にかけられた優しい言葉に、舞は頭を引き上げられる。

 

「ごめんれ……わらひが……ふがいない、しぇいで……」

「そっ、そんな!?」

 

 前のFのは命令無視をした自分の最低限かつ当然の尻拭いであり、ここも運が味方をした結果論であり、もしこの誘導すら罠であったなら今頃どうなっていたか分かったものではない。

 つまり、礼など言われる筋合いは全く無い訳で、舞としては全力で否定するしかない。

 

「わ、わたしなんか、どっちかっていうとフェイトさんの足引っ張ってばっかで……!」

「ふふっ……やさしぃね……まいさん……んんっ♡」

 

 また軽イキしたのだろう。

 色っぽい声を上げて、身悶えするフェイト。

 供え餅と表現してしまうには、あまりにも調理済みである極上の女体が、舞の眼前には転がっていた。

 

「ふぇ、フェイトさん、動けます、か?」

「ぇ……?」

 

 意を決したように、真っ直ぐこちらを見つめてくるアメジストのような瞳。

 確かに、こんな足手纏いを連れた状態では、彼女も万全に動けないだろうとフェイトは察する。

 

「ごめ……置いて……いっへ……うごけるようになっはら、すぐ、おいふく、から……」

「馬鹿言わないでください! こんな場所にフェイトさん独り、置いて行ける訳ないじゃないですか!? 次同じこと言ったら、本気で引っ叩きますよ!?」

「ひっ、ご、ごめんな、しゃい……!」

 

 熱に浮かされた妄言を本気で叱られ、思わず身を竦めてしまうフェイト。

 涙目になって、震えながら身を縮めるその姿はどこか小動物めいており、なのに身体は成熟しきったアダルティックな大人であることが合わさって、反則的なまでに被虐的なオーラを纏っている。

 舞の僅かに残った理性を、綿密に粉砕していく。

 

「あーもー! なんでこう、イチイチ誘ってくるんですかね貴方は!?」

「ひゃう!?」

 

 実はぜんぶ計算尽くではないのかと思わされる言動に、半ギレになって舞はフェイトの股をこじ開けた!

 

「アレでしょ、フェイトさん。オフだといっつも頼れる女友達が居てくれるタイプですよね? 気付いたら何故か、誰か居てくれません?」

「ぁ……あぁ……♡」

 

 言われてみれば確かに休日は、みんなそれぞれ忙しい筈なのに、誰かは必ず遊びに来てくれていた気がすると、心当たりがある。

 

「それ、めちゃくちゃ過保護に心配されてるからですよ。そうしないと街中ふらっと出かけるだけで、絶対に悪い男とかに引っかかりそうですもんフェイトさん」

「そっ、えぇぇ……!?」

 

 初対面の人間にすらそんな風に思われてしまい、更に言われてみればお出掛けの時はなぜかみんな距離がやたらと近く、口には出さなかったが偶に過っていた疑問が、まさか過ぎる場所で氷解していく。

 

「だから……わたしが、今はその友達の代わりになります」

「ま、まいさ、んひぃいいぃぃぃ♡♡♡」

 

 そっと舞が、スーツの上からクリトリスを撫でる。

 それだけで、フェイトはのけぞるほどの激しい絶頂を迎えてしまう。

 

「本調子に戻ったら思いっきり頼らせて貰いますから、今だけはわたしに全部任せて、我慢、しないでください……!」

「しょ、しょれ、はふぐぅぅぅうう♡ おほおぉぉぉおぉ……♡」

 

 優しく、壊れ物を扱うような慎重さで淫芯を指で挟むだけで、ガチハメされているかのような嬌声を漏らす重度に発情した媚肉。

 女性への愛撫など、当然初めてである舞のたどたどしい指でも、ここまで激しく反応してしまうようでは、今後の探索に間違いなく支障をきたすであろう。

 

「フェイト、さん」

「ほぉぉ……ふおぉぉぉ……?」

「出来る限り、優しく、しますね……」

 

 ヤるしかない。

 腹を括った舞はフェイトの火照りが収まるまで、精一杯抱いてやる事を選択した。

 薄暗い倉庫で行われる女同士の情事は数時間にも及び、互いに劣情を解消しきって扉を開いた瞬間、濃密すぎるほどの雌臭が廊下に漂うほどの激しさも伴っていた……。

 

 

《3Fリザルト》

『媚薬スプリンクラーの罠だ! 挑戦者達は大量の媚薬を浴びてしまい、落ち着ける場所で発情しきった互いの身体を何時間ものあいだ慰め合った……』

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

《舞/4F/装備、ETDスーツ【探索中】》

《フェイト/4F/装備、ETDスーツ/状態異常・クリ肥大化【探索中】》

 

「………………」

「………………」

 

 媚薬の疼きも完全に抜けきり、先程のフロアと比べれば遥かに落ち着いた足取りで挑戦者達は4Fへと続く階段を降りていた。

 

「………………」

「………………っ♡」

 

 ただし、精神面では新たな壁が出来てしまっており、互いに互いの顔が見れない、初夜を過ごした恋人たち同士ような気恥ずかしさが漂っている。

 

「え、えっと……フェイト、さん?」

「っ!? ど、どうしたの舞さん!?」

 

 たどたどしい口ぶりに、過剰な反応。

 ドギマギした空気を、先に変えなければならないと動いたのは舞であった。

 

「そ、その……」

 

 可愛かったとか、エロかったとか、凄かったとか、感想はいくらでも出てくるのだが、どれも今は必要な言葉ではないだろう。

 かといって、いつまでもこんな気まずい状態では、次の戦いに確実に響くと分かっているので、関係性を戻そうと試みるのだが、この手のセンスは壊滅的である舞に気の利いた台詞など思い浮かぶわけもない。

 

「……わ、わたし、忘れますね……」

「えっ……?」

「ほ、ほら! 気の迷いといいますか、一夜の過ちっていいますか!? 不可抗力的な部分も多々あった訳ですし!」

「……………」

「だから、その……えっと……」

 

 先頭を進むフェイトの表情は伺い知れない。

 初対面にしては悪くなかったはずの関係性を、一気にギクシャクしたものにしてしまった選択は、迂闊だったのではないかと舞が後悔し始める――よりも先に、次のFが口を開いて二人を待ち受けていた。

 

「これは……」

「すごい、大きな扉、ですね」

 

 女性としては平均的な身長をしている舞やフェイトが、横に二人ぐらい寝転んでも余裕で通れそうなほどに大きな、ツルツルに磨かれた長方形の石扉。

 広間には、圧倒的な存在感を放つそれ以外は、ライオンのような怪物の石像が二体置かれているぐらいで、続く道らしい道は見えない。

 

「壊す……には、少々骨が折れそうですね」

「とりあえずそこは開けてみようよ……」

 

 目先の話題が出来たおかげで、とりあえずは普通のコミュニケーションを取ることができ、扉の前に立つ二人。

 

「せー……のっとぉ!」

 

 単純な力押しなら自分の方が向いていると、舞は渾身の力を込めて押したり引いたりしてみるが、大扉はピクリとも動かない。

 

「ダメですね、やっぱりこれはぶっ壊すしか」

「だからもうちょっと調べてみようって、ね?」

 

 過激な舞の言動に苦笑しながらも、フェイトは扉をもっとよく調べてみる。

 

「……うん、多分、これが鍵かな」

「へっ、どれです?」

 

 舞を手招きした先にフェイトが見つけたのは、薄い引き出しのような出っ張りだった。

 

「これに、何かディスクみたいな物を挿入すれば良いんじゃないかな?」

「確かに、無関係……じゃなさそうですよね」

 

 円盤を挿入するようなCDドライブにそっくりな引き出しは、わざわざ辺りが縁どられており、重要な部分であるため、あえて目立つようにデザインされているように舞にも見える。

 

「こういう時、反応してくれたら手っ取り早いんですけどねぇ」

「あ、その手の甲のスフィア?」

 

 何度も扉に触れているのにETDスーツは無反応であり、どういった基準で動いてくれるのかさっぱり分からない。

 何度も助けられているのは事実なのだが、やはりこういうのに頼るのは性に合わないと舞はすぐに意識を切り替える。

 

「探してみましょうか、その鍵とやら」

「うん、じゃあ舞さんは左側を……えっ?」

 

 唐突に背後から、ゴゴゴと石同士が擦り合わされていく音。

 再び襲い掛かってきた異変の予兆に、挑戦者達は警戒心を露わにする!

 

「せ、せり上がってくる!?」

「これは……!?」

 

 背後の地面からせり上がってきたのは、石で出来た円柱状のポッドであった。

 どことなく培養カプセルを連想させるポッドの内部は、一人分しか入れそうな広さしかなく、足元は桃色の魔法陣が妖しい輝きを放っている……。

 

「入れ……ってことですかね?」

「他に道は……無さそうだね」

 

 かといって、中に入ればどうなってしまうのか分からないようでは、どうにも二の足を踏んでしまう。

 そんな二人の背中を押すように、今度はフェイトのETDスーツが必要な情報を開示した。

 

「えっ、これ……転送、ポッド?」

 

 この円柱状のポッドは、入った人間をどこかにワープさせる代物らしく、更に一度使ったら効果を失い、二人目は入れなくなるように出来ていると書かれていた。

 

「そ、そんな、こんなの使ったら、わたし達離れ離れってことじゃないですか!?」

「待って、舞さん。まだ続きがある」

 

 こちらの画面を覗き見る形で憤る舞を抑え、全文を確かめようとするフェイト。

 

「転送陣の先は試練に繋がっており、耐えきれば鍵と共に解放され、元の場所へと戻ってくる、か……」

 

 なるほど。と、挑戦者達はこの部屋の仕組みを理解する。

 

「どちらか一人が試練を受けて、その人が試練をクリアしたら先に進めるということ、ね」

「試練……って、どんな……?」

 

 試練の内容については一切記載されておらず、今回はこれ以外のページを表示する様子もない。

 辺りには他に何もなく、二人が得られる情報はどうやらこれで全て。

 あとは判断し、決断を下すだけだ……。

 

「………よし」

 

 早々に覚悟を決めた一人が進み、迷いあぐねる一人が慌てふためく。

 それがいつもの舞とフェイトであったが――

 

「ふぇ、フェイトさん!?」

 

 今回は、その立ち位置が逆転していた。

 

「ちょっと行ってくるね、舞さん。少し待っててもらえるかな?」

「ま、待って待って、待ってくださいって!?」

 

 まるで用を足しに行くような軽さで、即断して向かおうとするフェイトの肩を慌てて掴む。

 

「あ、危ないですって、こんなの絶対! またロクでもない罠が待ってるに決まってますよ!?」

「けれど、他に道は無いみたいだから」

「そ、それは……」

 

 そんなものがあったなら、どれだけ良いだろうかと舞が口あぐねても、決して邪険にはせず、むしろ最大限の感謝を込めてフェイトは振り返り、肩に乗せられた手をすくった。

 

「ありがとう、舞さん。私、きっと一人だったら、ここまで来れなかった」

「そ、それはわたしもですって! だから」

「うん、だから――今回は、私が行くよ。今度は私が、舞さんの道を切り開く」

 

 真っ直ぐすぎる紅い瞳が、舞の胸を貫く。

 フェイトという人間を理解している人物なら、溜息をもらすしかないだろう。

 普段は優しく控えめでも、一度こうなってしまっては絶対に譲らない頑固さも、同時に持ち合わせた子であったと。

 それを舞も、こうして今、むざむざと思い知らされていた。

 

「それとね、さっきの事なんだけれど」

「さ、さっきって……」

 

 確認するまでもなく、前のFでの情事のことだろう。

 思い出すだけで顔に火照りが戻って来そうな、早く忘れておきたいと思ってすらいた過去を、

 

「私は、忘れたくないよ」

「えっ……?」

 

 慈しむように、フェイトは肯定した。

 

「友達との思い出は、どんなことだって忘れたくない」

「で、でも、わたし、フェイトさんとは……」

「もう友達、だよね?」

「う……ぅ」

 

 こんな聖母のような微笑みを向けられて、否定など出来るはずもない。

 そして目の前の存在が友達である以上、フェイトがやる事は、いつだって決まっているのだ。

 

「私がね、この仕事を始めたのは、友達を護りたいって思ったのが切っ掛けだったの」

「フェイト、さん?」

「それが、私にとって一番大切なことに思えたから」

 

 あれから大人になって、護るものは複雑になって沢山増えていったし、望まぬ戦いを強いられたこともある。

 それでも、始まりの自分は変わらない。決して。

 

「だから、いま、そのために戦う私は誰にも負ける気がしないんだ」

「……本当、ですよね。絶対、ぜったい帰ってきますよね!」

「うん、信じて舞さん。今日の私は、絶対に無敵だよ」

 

 どこか子供をあやすように、舞の頭に手を置いて撫でるフェイト。

 その熱を僅かに残して、躊躇わずポッドの中へと足を踏み入れた。

 

「フェイトさんッ!」

 

 転送陣の光に包まれて、跡形もなくフェイトの姿が消える。

 

「……必ず、帰って来てくださいよ」

 

 彼女が試練を越えてくるまで、自分にも何かできることがあるはずだ。

 舞も、待っている間に出来ることを探そうとポッドから背を向けた瞬間、

 

「えっ、もう!?」

 

 背後から、強い紫光と煙が突き抜けた!

 一分も経っていない内の変化に驚愕しながらも、煙の向こう側でフェイトが帰って来てくれたのか、すぐに舞は振り向く。

 

「大丈夫でしたか!? フェイトさ……ぇ……?」

 

 煙の先で、立っていた光景が信じられず、凍り付く。

 結論から、先に述べよう。

 ポッドから帰ってきたのはフェイトであったが、もう舞の知っているフェイトでなかった。

 

「ぉ……ほ……ぉ……♡」

 

 まず、真っ先に目に入ったのは、肥大化して垂れ下がった、スーツを脱がされて丸出しの胸であった。

 平均より大きくとも美しいボディラインを保っていた筈のおっぱいは、特定の性癖をもった男を悦ばせるぐらいにしか役立たなそうなほど肥え爛れており、薄桃だった乳首も黒ずんで先端はチューブのように伸ばされピアスを打ち込まれている。

 

「お……ま……こ……♡」

 

 ガニ股を広げる下半身は、更に見るも堪えない。

 腹筋や太腿の筋肉は、一分にも満たない内に脂肪の肉となっており、舞は知らないことだがウエストのたるみは完全に産経婦のそれ。

 もう少し下の下腹部、子宮の上からは焼き鏝で『敗北豚』と焼印されており、使い古されたピアス拡張マンコは、膣道がガバガバを通り越して、外へと管のように飛び出して止まらない愛液を床にまき散らしている。

 

「お゛っ、おごっ……♡♡♡」

 

 もはやそれが自然体であるかのように、両脇を大きく開いてガニ股で腰を落とし、眼球を裏返らせて舌を突き出す鼻フック女――いや、完全調教済みのメス豚に、たった数秒前までの凛々しくも優しい魔法使いの面影は、微塵も残っていなかった……。

 

「いっ、いやああぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!? フェイトさああぁぁぁぁん!!?」

 

 あまりにもあまりな姿に変わり果てたパートナーの姿に、絶望の悲鳴が振り絞られる。

 

「フェイトさん! フェイトさんフェイトさん、フェイトさん!?」

「ひゅご……♡ おほぉ……♡」

 

 決死の形相で肩を掴み揺らしても、動くのは垂れ下がった駄乳と子宮脱マンコぐらいであり、壊れ切ったフェイトの意識は、舞の存在を認知することすら出来なくなっていた……。

 

「だっ、誰よ!? 誰が一体、フェイトさんをこんな風に……こんなッ!!!」

 

 今まで当たり前にあった感情なんて、全て偽りであったと思えてしまいそうなほどの激しい憎悪が、舞の中で渦巻く。

 それでも今は、彼女をこのままにはしておけないと抱きかかえた指が、その背中に張り付けられた異物に気付く。

 

「こ、これ、ディスク……?」

 

 フェイトの無残な変貌に気を取られていたが、このふざけた試練は『鍵』を賭けたモノだったことを思い出した。

 テープで背中に張り付けられたこのディスクは、確かにあの引き出しにピッタリとハマりそうであり、これこそが鍵なのかと舞も察する。

 

「フェイトさん……っ!」

「ほっ……ほひ……ほひひぃ……♡」

 

 どこまで献身的な女性なのか。

 こんな姿にされてまで、目的は確かに達成し、僅かな付き合いしかない友のために全てを捧げてくれた献身に、泣き崩れてしまいそうになる舞。

 だが、ここで膝を折る事だけは、絶対に出来ない。

 何もしていないのにアヘり狂う無惨な顔面の奥で、『進んで』と確かに彼女が微笑んでいる気がしたからだ。

 

「ほら、これでいいんでしょ! これでッ!!!」

 

 フェイトを寝かせ、溢れてくる涙を振り払いながら、舞はディスクを扉へと挿入する。

 ピッタリとディスクを受けたトレイは、機械的に扉へと円盤を飲み込んでいき――

 

「………な、なに、よ。動かない、じゃない」

 

 あまりにも自然に受け付けた筈なのに、扉は不動。

 パートナーが我が身を犠牲にして手に入れたはずの鍵だというのに、扉は微塵も反応も示さない。

 

「ッ……! 冗ッ談じゃないわよ!!! 何のためにフェイトさんは、フェイトさんは!!!」

 

 もう沢山だとヒステリックに、扉を完全破壊することを舞は決意する。

 犠牲に見合う報酬がなかった彼女の憤怒は最もであったが、そもそも疑問に思わないだろうか?

 なぜ、扉の鍵がディスクであるのかと。

 その意味と答えは――読み込みを終えた長方形の扉が、ある物へと変化することで示された。

 

『はぁ~い♪ 一名様ごとうちゃ~く♡』

『っ、な、ここは……!?』

「ぇ……!?」

 

 読み込みが終わった瞬間、扉が消え――いや、最初から扉の画像を映していた巨大なディスプレイが、ディスクに録画された映像を再生し始めたのだ。

 

『ようこそ、ここは試練の間――とかいう堅っ苦しい名前はやめて、ぶっちゃけるとエロ拷問部屋でーす♡』

『えっ、エロ、ごうもっ……っ!?』

『えーっと、名前はフェイト・T・ハラオウンちゃんね。へぇ、ここまで受けた状態異常はクリの肥大化だけ。しかもまだ処女! いいよいいよー、ぶっ壊し甲斐があるよ~♪』

 

 どこかの牢屋のような部屋に映っているのはフェイトと、見知らぬ際どいコスプレ女――ここの部屋主を務める残忍なサキュバスだ。

 

『本当はねっとりじっくり弄んであげたいんだけど、尺も巻いてるからテンポよくいくね~。ルールは簡単、私凌辱する、君耐える、以上!』

『なっ……なんだ、それは!?』

『え~。はいはい、もう少し詳しく説明いたしますと、これから君は223日間、私の凌辱に耐えなければなりません』

『にっ、にひゃ……!?』

 

 大雑把に計算しても、半年以上という壮絶な時間に、フェイトが固まる。

 

『残してきてるのは大丈夫だよ~。ここ、あっちと時間の流れが違うから、多分全部終わっても、あっちじゃ数秒程度の時間しか経過してないはずだ』

『……それに、私が律儀に付き合う義理もないはずだが?』

『いんや、あるんだよね~。これが』

 

 と、サキュバスは予想通りの返答にニタニタしながら、タブレットに収められた写真をフェイトに見せつける。

 

『こ、これ……はっ……!?』

『まぁね? だいたいここに来たばっかりのメスは君みたいな反応して、言うこと聞かないのばっかりだから、これは先に見せとくことにしてるんだ』

『ひど……い……どうなっ……』

『あ♪ 聞きたい聞きたい!? このメスがなんで頭噛み砕かれそうになりながら、獣姦レイプされてるか? 君が飛ばされてきた部屋にさ、二つ石像があったじゃない』

『えっ………!?』

 

 思わず舞も、ディスプレイを挟むように置かれていた、獅子のような怪物の石像へと視線を移す。

 

『アレね、実はガーゴイルキマイラで、ボクの指示一つで部屋に残った女を襲うようになってるんだ♪』

『そ、そん、な……』

 

 舞も、画面のフェイトと同じ言葉を漏らしていた。

 見ず知らずの内に、人質にされていた戦慄に打ち震えながら。

 

『で、コイツにマンコもアナルも獣姦レイプされて、なんでもするとかテンプレな命乞い吐いたメスは、色々あって最終的にこうなっちゃいま~す!』

『ひっ!?』

『おマンコおっ広げた、アヘ顔ダブルピース石像化~♪ ちなみに、脳味噌だけは元のまんまだよ。いつもは全部石にするんだけど、いかにも賢いんですーって白衣着て、余裕たっぷりに《仕掛け》に先に気付いたから、ついムッとなってやっちゃった♡』

『し、しか、け……?』

『あ、それはあのアホそうな子なら気付かないと思うし大丈夫だよ。この人、なんか銀河規模ですごい頭脳もった医者だったらしいんだけど、今ごろは多分どっかで、石になったせいでずっと続く絶頂くらって、チンポのことしか考えられないビッチ脳になっちゃってるんじゃないかなぁ?』

『ま、舞さんには手を出すな!』

『じゃあどうすればいいか、もう分かってるよねぇ?』

『くっ…………わ、分かった』

「フェイト……さん……」

『どうにでもしてみろ! お前になんか、絶対に負けない!』

『はい決定♪ じゃあ今日は手始めに――キモデブ百人ぐらいにレイプされるとこから始めよっか?』

『ひゃ、なっ、お、お前たちは……!? さ、触るな、離せ、あぁ、あぁぁぁぁぁあ!!!』

 

 そこからは、フェイトが向こうで受けた仕打ちがダイジェストで再生されていった……。

 

《3日目》

『んぶぅぅぅ♡ んぶっ、ぶぼぉぉぉぉ♡』

『えー、ただいまフェイトちゃんは、マンコとアナルに極太バイブ突っ込まれて何時間耐えられるかテスト中でーす。目隠しと猿轡噛ませてますけど、もう十時間ぐらいやってるし、これ絶対に下でアヘアヘってますねー』

 

《24日目》

『ひぃいいぃぃぃぃぃ!!? やめで、豚、豚いやっ、せめて人間でぇぇぇぇ!!?』

『拡張の甲斐あって、豚さんのドリルチンポもアッサリ挿入ってガチ交尾開始でーす♡ おー、本気汁ドバドバ垂れ流してケダモノみたいな嬌声あげてるよ、努力の甲斐があったねぇ♪』

 

《53日目》

『うぷっ……おぼげぇぇぇぇえええぇぇ♡♡♡』

『あーあ、またゲロっちゃった。フェイトちゃーん、今日中にあとザーメンをジョッキ423杯飲み干さないと、ガーゴイル動かしちゃうよー? あのアホっ子、アヘ顔ダブルピース像になっちゃうよー?』

『やめ……で……の゛む……ザーメン、ぜんびゅ、飲みまずがらぁ……』

 

《100日目》

『ひごぉぉぉぉ~~~~♡♡♡ 妊娠、妊娠させでぇぇぇぇ♡ フェイトの受精確定おマンコに、オーク様のぶっといデカマラぶち込んで、ボテ腹妊婦さんにしてえぇぇぇぇぇ♡』

『あははははっ♡ 今日はフェイトちゃんがここに来て100日を記念して、今日だけ頭弄ってみちゃいました♪ 無理やり排卵日にさせたし、あの勢いで種付けプレスされちゃったら妊娠確実だねぇ♡』

 

《127日目》

『ひーっ!!! ひーっ!!! ふーっ!!?』

『流石オークちゃんの精子、もう臨月状態になってまーす♪ お腹もパンパンに膨らんでるし、妊娠デカパイからは母乳もびゅーびゅー噴き出してるし、これは出産まであと秒読み――お、言ってたら破水が始まりました! オーク赤ちゃんの出産、命の連鎖、生命の神秘です!』

 

《148日目》

『という訳で、今日はフェイトちゃんが産んだオークくんが初めて挑戦者を捕まえてレイプしている所を、お母さんと一緒に生実況中でーす♪ どうですかお母さん? あなたのお子さん、あんな小さな女の子の処女ぶち破って、もうアンアン鳴かせてますよ? これは将来有望なのでは? どうしたんですか、コメントをどうぞ、レイプオークのお母さん?』

『ごめんなさいごめんなさいごめんなさい、あんなの産んでごめんなさいごめんなさいごめんなさい……』

 

《182日目》

『ひぎゃああぁぁああぁぁぁぁぁああああ!!?』

『おーっと、フェイト選手の子宮がザーメンと一緒に飛び出たぁぁぁぁぁ! 流石にオーク出産経験済みのガバマンでも、腹ボコ極太触手チンポには耐えきれなかったか!? これでアリーナ敗者に送られる、メス豚焼き印は確定だぁぁぁぁ!』

 

《223日目》

『ほっ♡ ほっ♡ ほっぎいぃぃぃ♡ ぢぐびっ、おまんごぉぉぉぉぉぉ♡♡♡』

『うーん、こんなもんかな? ピアスって難しいよねぇ、あんま付け過ぎるとそれはそれでエロくなくなるし、やっぱコーディネートは引き算と場所だよねぇ……っと、はーい見てるー? そこで放心してるアホっ子ちゃん?』

「……ぇ……?」

 

 気が付けば、いくらでも涙だけは零れる死んだ目で、その場で膝を付いていた舞が、呼びかけに僅かに反応する。

 

『ご覧の通り、フェイトちゃんはオーク産経、徹底調教済みのメス豚になりましたー♪ 223日間、ちゃんと最後まで死ななかったから、試練はこの豚ちゃんの勝ち。貴方の下に記録ディスクと一緒に出荷しますねー♡ 後処理よろしくー♡』

 

 バイバーイと、どう見ても勝ち逃げしているようにしか見えない敗北者が手をヒラヒラとさせ――映像が終わる。

 巨大なディスプレイがブラックアウトしたかと思うと、今度こそ横にスライドするように動き出し、次の階段への道を挑戦者達へと譲り開けた。

 この場所に、もう用事はないだろう。

 

「…………………」

「おっ、おっ、お゛っ♡ じゅぷ、じゅるる、じゅぴゅう~~~♡♡♡」

 

 だが、舞はその場からしばらく動くことが出来なかった。

 かつての美しき魔導師と同一人物が発しているとは思いたくない汚い喘ぎ声をあげ、自らの乳を吸いながらオナニーする調教済みのメス豚を前に、動き出す気力など湧くはずもなかったからだ……。

 

 

《4Fリザルト》

『先へ進むため、一人は悪魔のエロ処刑部屋へと我が身を差し出した。223日間もの間、徹底的な調教を受けた挑戦者は完全に精神崩壊を起こし、淫らな肉体へと改造され、ぶっ壊されてしまう……。状態異常、フェイト・完全調教済』

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

《舞/5F/装備、ETDスーツ【探索中】》

《フェイト/5F/装備、なし/状態異常・完全調教済【絶頂中】》

 

 

「………………」

 

 進むしかない。進まなければならない。

 脅迫概念にも似た何かに突き動かされながら、舞は5Fへと続く階段を黙々と降りていた。

 

「んお~……?」

 

 背中には、快楽を貪る事以外では動かなくなった、メス豚を背負っている。

 

「フェイトさん、大丈夫。わたしが絶対に貴方を守ります」

「お~……?」

 

 粗暴でガサツだった以前までの挑戦者とは思えないほどに優しい声色で、背負った肉へと微笑みかける舞。

 

「もうフェイトさんは、とーっても頑張ったんですから、後はわたしの背中でゆっくりしていてくださいね~?」

 

 まるで赤子をあやすかのような様子で進み舞の瞳からは、既に眼光が失せている。

 彼女が正気を失いつつある証であったが、そんなものがこの迷宮で役に立ったことなど一度もない。

 実際、進むことと、フェイトを護る事だけが残った舞の足取りは、迷いや恐れが微塵も残っていなかった。

 

「お、おぉ~……!?」

「ここが、次の階層、か」

 

 次の階層も、またそこまで広くないドーム状の空間があるだけのFだ。

 今回は非常にシンプルであり、対面に閉じられた扉があり、部屋の中心には、円形の台座に固定されたディルドが置かれていた。

 

「………チッ」

 

 ここまで来れば、もうこの迷宮が自分たちに何を期待しているのか骨身に染みて分かっている舞は、ディルドを汚物を見るような目で睨みつけ、侮蔑を込めて舌打ちする。

 

「おちん、ぽぉ……♡」

 

 一方、舞の背中でフェイトは、逆に瞳を輝かせ、男のペニスを模した玩具に溜息をついていた。

 今の彼女にとっては、それが自分を性的に苛められるか否かしか、何かを判断する基準が存在していない……。

 

「……変な模様」

 

 ディルドが設置された台座には、何らかの文字のような模様が刻まれており、絶対に只の意匠ではないのだろうと舞の警戒心を煽っていく。

 もしフェイトが壊れていなければ、その模様を魔法陣のようだと表現したであろうか……。

 

「まぁ、どうせそういう事なんでしょ……」

 

 先の見えた展開に、やれやれといった様子で、舞はフェイトを背中から降ろす。

 

「チンポ、チンポ、おチンポぉぉぉ♡」

 

 自由になったメス豚が、すかさずディルドを下の口で咥え、快楽を貪るため這いずって台座へと向かおうとするが、

 

「ごめんなさい」

「おほっ……!」

 

 その無防備な首筋へと、舞は軽く当て身を打ち込んだ。

 がっくりと項垂れ気絶したフェイトを、何が起きても大丈夫なよう部屋の端まで運び出す。

 

「もう、フェイトさんは、酷い目に合わなくても良いんです」

 

 子供のように寝息を立てる女性の頬を、そっと舞は撫でる。

 奇しくも、その慈愛に満ちた表情は在りし日のフェイトと瓜二つであった。

 

「あとは全部……わたしが引き受けますから」

 

 彼女をこれ以上、汚させない。

 悲壮な覚悟を刻みながら、舞は台座に上り、ディルドへと跨って屈む。

 

「さぁ、とっとと始めなさいよ……!」

 

 ディルドの大きさ自体は普通なため、小便器で用を足すようなポーズさえすれば『ヤること』はやれるだろうと、舞は見えぬ存在へと吠える。

 スーツ越しの秘部に宛がわれる、男性器を模倣したシリコンの亀頭。

 こんなモノが今から処女膜を突き破り、本当に体内に入ってくるのかという恐れはある。

 それでも舞は、自らの意思で凌辱を受けることを選んだ。

 必ず二人で、こんな場所から脱出するために……。

 

「っ……!」

 

 スーツの秘部を覆っていた部分だけが開き、今までフェイトに護られてきた男を知らぬ処女マンコが露わになる。

 パックリと開き、クリトリスや尿道まで露わになった蜜壺へと、狙いを定めたディルドが自動で動き、ゆっくりと突き刺さっていく。

 

「ぐっ、うっ、ひっ、ああぁ……!」

 

 ブチブチと処女膜が裂けていくのが分かり、血がディルドに滴る。

 

「はぁぁぁぁ……っ、う、うぅ……!」

 

 ディルドを根元まで呑み込み、食いしばっていた歯の力が解け、痛みに自然と声が漏れる。

 よく分からない物に呆気なく処女を散らされたことに涙こそ浮かぶが、外見の悲壮さと打って変わって、舞の心は全くと言っていいほど傷ついていなかった。

 

「こんなの……この程度っ……!」

 

 フェイトは処女を、醜悪な見た目の男達に、泣き叫びながら玩具のように輪姦されて散らされたのだ。

 それに比べればこの程度、微々たるものだと耐えきれる。

 

「くっ、ふっ、うっ、んんっ……!」

 

 ディルドがピストン運動を始めても同じだ。

 こんなセックスもどきなど、ただ内臓を突かれて不快に感じるだけで、快楽は愚かなんの脅威でもない。

 

「まっ、たく……! ほんっと、最低のっ、催しよねっ……!」

 

 今までの壮絶な凌辱と比較すれば余りに軽い淫辱に、挑戦者は軽口すら叩き始める。

 確かに、今までのFは全て命の危機にすら直結するトラップにまみれていたが、舞は知らない。

 このエロトラップ・ダンジョンには、犠牲者達を更なる地獄へと突き落とすための下準備に用いられる階層も、数多く用意されていることを……。

 

「ほらっ、このっ、変態ダンジョン……! この程度しかっ、もう仕掛けが無いわけっ……!?」

 

 舞の罵倒は今まで溜まりに溜まっていた鬱憤を晴らすように、ヒートアップしていく。

 

「あははっ。なっさけない、こんなっ、粗チンディルドで、わたしをっ、どうにかっ、出来るつもりで居たっての? 傑作っ」

 

 微弱ファックに本気で呆れかえり、挑発的な言動が増えていく挑戦者。

 巡り合わせが悪ければひとたまりもないことは、彼女自身が一番よく分かっている筈なのに、どこからこの余裕は来るのだろうか……?

 

「知ってるわよぉ? どーせどっかで誰か、わたしが犯されてるの見て、こーふんしながらチンポコシコって、みっともなく泣き喚くの期待してるんでしょ~? で、も、ね――」

 

 淫靡な舌なめずり!

 味を占めたように舞は、自分から大きく股を開いて腕を組み上げ、自らの恥部を御開帳し始めた!

 未だディルドファックが続くマンコや、薄っすらと乳首が浮かび始めてるスーツ越しの爆乳が露わになる!

 

「ざーんねーんでーしたぁ♪ わたしのキツキツおマンコも、ぷるぷるドスケベ爆乳おっぱいもぉ、アンタ達の好きになんて絶対になりませーん♪ べーっ」

 

 あっかんべーとガキのような仕草をしつつも、大人ですら勃起不可避な爆乳や尻をエロ蹲踞で振り回す舞!

 もはや、鬱憤晴らしや、ダンジョンへの軽蔑だけでは説明不能のドスケベ挑発ダンスには――当然理由があった!

 既にエロトラップ・ダンジョンの毒牙は、舞の肉体ではなく、認識を犯していたのだ!

 

「ほらほら~♪ 変態童貞さんが大好きなぁ、お下劣チン媚びダンスでちゅよ~♪ こんなチンポの遊園地でハメ殺し甲斐あるメスガキが挑発してるのにぃ、なんで手も足もおチンポも出さないんでしゅ~?」

 

 後先を全く考えていないバカのように煽り続ける舞は、台座の魔法陣のような模様が発光していることに全く気付いて居な――いや、気付けなくなっている!

 既に模様がディルドを通じて転写されており、舞の左半身へと、下品なパープルピンクの入れ墨になって浸蝕している事もだ!

 

「あ、分かったぁ! わたしにザーメン搾り取られ過ぎて、一生EDになっちゃうの怖がってるのね、ダッサ♪ 安心してねー、アンタみたいな短小クズチンポ、お口だけでキンタマ使い物にならなくしてあ、げ、る、か、ら♡」

 

 指で輪を作って空フェラする舞の顔にまで入れ墨は届いており、効果は脳髄にまで行きわたっている。

 左脳は、理論、常識、言語を司るといわれている。

 その左脳を侵した淫紋は、全く意識しない内に舞の人格を『クソザコ変態イキりメスガキ』へと書き換えてしまったのだ!

 挑発を受けた相手の良心や遠慮や道徳といったものを、徹底的に削ぎ落すように改変された今の舞の言動は、究極の誘い受け気質といっても過言ではない!

 

「んんっ? あれっ、もうおしまい?」

 

 工程がすべて完了し、扉があっさりと次の階段への道を開く。

 

「あーあ……拍子抜け。今すぐレイプしに来るなら、わたし必殺のパイズリフェラアタックで悶絶させてやろうって思ってたのに。あとでパコパコさせてくださいって土下座しに来ても、もう見抜き以外は受け付けませんからね~」

 

 退屈そうに舞は、まだ寝息を立てているフェイトを背負い直して、次こそはもっと挑発し甲斐がある奴がいることを期待し、意気揚々と階段を降りていった。

 チンポの事しか頭にないメス豚と、後先考えずに挑発しまくる変態メスガキ。

 既に凄惨な末路しか見えない一行の淫獄は、本格的に始まったばかりだ……。

 

 

《5Fリザルト》

『人格改造を受けなければ開かない扉だ! 挑戦者はディルドを通じて「クソザコ変態イキりメスガキ」の人格を転写され、後先考えない挑発行為を続けるようになってしまう……。状態異常、舞・人格改造』

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

《舞/6F/装備、ETDスーツ/状態異常・人格改造【探索中】》

《フェイト/6F/装備、なし/状態異常・完全調教済【絶頂中】》

 

 

「まったく、ほんっと辛気臭い場所ですよねぇフェイトさん?」

「う~……?」

 

 舞が言う通り、辛気臭い雰囲気に包まれたいつも通りな6Fの回廊。

 一つ前の憂いと覚悟を秘めた横顔など、とうの昔に忘れ去ったと言わんばかりに能天気なメスガキは、ボリュームを大にして喋り倒していた。

 

「ほらもっと、メスをパコハメしたい~っていうなら、いい場所いくらでもあるじゃないですか? 学校とか~、カラオケとか~、公衆面前とか~」

「ん~……?」

「ま、どーせ私みたいなチンポしごくために生まれてきたようなパーフェクトドスケベ女を、めちゃくちゃに殴って犯してヤリ捨てるような度胸ある奴、居る訳ないんですけどねぇ」

 

 このFに何が潜んでいるか分からないのに、頭の悪い会話が迷宮中に響き渡っていく。

 一匹でも音に反応する怪物が潜んで居れば、彼女たちの命運はもはや決まったも同然であっただろう……。

 

「まったく、何のためにわたしがおマンコ丸出しでいほぉぉ!!?」

「んほぉぉぉおおおぉぉぉぉ♡♡♡」

 

 だが、この階層に仕掛けられた罠は、幸か不幸か性感増強床であった。

 踏んだ人間の感度を何倍にも跳ね上げる、至ってシンプルな罠である。

 

「くっ、あちゃー♡ おマンコぐっちょぐちょ、乳首もスーツ越しにフル勃起してるし……ほんといつでもおチンポで子宮ガチハメされながらぁ、鼻水噴き出し顔面崩壊アヘ顔晒して、イキ死に準備完了できてま~すって感じ♡」

 

 舞の方は肉体に関しては至って平常であったため、発情する程度で済んでいたが、

 

「んおおおぉぉぉぉ♡ ほぉぉぉぉ♡ 擦れイグっ♡ 子宮脱マンコどチューブ乳首ごずれでイグイグイグぅぅぅううぅ♡♡♡」

 

 既に調教を受け、普通に犯されるだけでもぶっ飛び絶頂するように改造されてしまっていたフェイトにとっては、まさにトドメと言っても過言でない罠であった……。

 舞の背中で、黒チューブ乳首、脱子宮、ビンビンに勃起した巨クリが僅かに擦れるだけで、種付けプレスでもされているかのような大絶叫を上げてしまう。

 

「あらら、フェイトさん。ほんっきで救いようのないメス豚になっちゃいましたねぇ」

 

 そんな人間として終わったアヘイキ姿で、背中に尿と愛液をぶちまけられても、舞は挑発的な笑み絶やさない。

 そう、今や彼女の罵倒対象は、目に見えるモノ全てなのだ……。

 

「そーれっと」

「おぼぉ!?」

 

 乱雑に挑戦者は、迷宮の壁へと雌肉を投げ捨てる。

 

「ほんっと、改めて見ると終わってるとしか言いようがないですねぇ。今のフェイトさんって」

「へ、へひ、ぃ?」

「AV女優でも余裕でやっていけそうなぐらいスタイル良かったのに。おっぱいはマジで脂肪の塊みたいですし、お腹もダルダル。尻や腕も全身ぶよぶよに贅肉乗ってますし、特にこのチューブみたいな乳首と外にハミ出た子宮! ここ出てももう牧場か、食肉加工所ぐらいしか行き場所ないんじゃないです?」

「へっ、へへぇ……♡」

 

 容赦なく浴びせられまくる罵倒に、ふにゃりと破顔するメス豚。

 こういった言葉責めもまた、ご褒美でしかないため、調教された通りの台詞を再生してしまう。

 

「そうなんですぅ♡ フェイトはもう、全身全霊でおチンポぶっこくこと以外に能がない肉人形なんですぅ♡ なんでもお好きにぃ、ご主人様のしたいようにぃ、いくらでもぶっ壊してくださぁい♡」

 

 犬が降伏するように、チンチンのポーズで卑猥な部分全てを見せびらかしながら、ダブルピースするフェイト。

 

「うわっ、キモっ。人としてのプライドとか残ってないんです? 今すぐアンタが護るーって息巻いてた友達とか親とかに、その媚び豚ダブルピース撮影して送り付けてやりたいぐらいみっともない姿してますよぉ」

 

 そんな浅ましいフェイトを心底軽蔑するように、舞は罵詈雑言を浴びせ続ける。

 何よりも救いようがないのは、どちらも本質はより激しく犯されるための媚を売り続けているだけだというのに、その買い手はどこにも居ないという、空回った道化を演じ続けているだけという点だ……。

 

「いひぃぃ♡ 終わるぅぅぅ♡ そんなことされたら、ほんとに人生終了しちゃうぅぅ♡」

「えっ、むしろまだ終わってないつもりだったんです……? だったらせめて、このひっくり返った脱子宮マンコぐらい……」

 

 そうしておもむろに舞は、屈みこんでフェイトの子宮を掴み、

 

「ちゃんと仕舞ってからほざいてくださいよ、こんな風に!」

「お゛っ、おぎいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいぃ♡♡♡」

 

 そのままフェイトのガバマンコへと、拳ごと全力で叩き戻した!

 

「お゛お゛お゛お゛お゛ぉぉぉ、ふぃ、フィズドぉぉぉぉぉ!!? フィズドファッグぅぅぅぅぅ♡♡♡」

「そうですよぉ、フェイトさんの産経ガバマン。わたしの腕を丸呑みしちゃってます♪」

 

 人間の腕をぶち込まれ、上からでも分かるほどに隆起するボコ子宮!

 普通の女なら痛みで悶絶死しかねないほどの凌辱でも、223日をかけて丹念に調教されたメス豚は、全身を瀕死のカエルのように痙攣させイキ狂う!

 

「ほらほらどうしたんですぅ? いい歳した大人が、わたしみたいな変態イキりメスガキに好き放題されて、反撃の一つも出来ないんですか~?」

「おごっ♡ ふごっ♡ ぎひぃいぃぃぃぃぃぃ♡♡♡」

 

 反撃や抵抗の概念など完璧に調教された頭には存在せず、フェイトという名前だったメス豚は破壊的な快楽を際限なく貪り続ける。

 例えそれが、拳で膣内をえぐられるという、生殖すら行われない凌辱以下の拷問であったとしても……。

 

「イグッ♡ イグッ♡ じぎゅうえぐられでじんじゃう、イギじぬぅぅぅうううぅぅぅ♡♡♡」

「え~、わたし知ってますよ? もっとえげつない事されてもフェイトさん、まだまだイキまくってたじゃないですか。例えば、こことか♪」

「ん゛お゛お゛お゛ぉぉぉぉぉぉぉ♡ ぢっ、ぢぐびぃぃぃぃいいいぃぃ♡♡♡」

 

 異常に勃起したチューブ乳首を、舞が持ち手でも握るかのように掴み、潰し、弄ぶ!

 

「遊びやすいように改良されたエロ乳首に、ピアスまでしてもらってぇ♡ 惨め過ぎて、わたしなら速攻で舌噛みちぎっちゃってますよ、こんな性処理用のシコボディになった時点で♪」

「お゛ぉぉぉ♡ お゛お゛お゛♡ お゛ぼお゛っ~~~~~♡♡♡」

 

 在りし日の憂いを秘めた美貌など微塵も残っておらず、ただひたすら裏返った眼球と口をオホらせ、拳をハメられたガバマンから愛液と尿を噴き出し続けるフェイト。

 

「はぁぁ、本当にそうやって、完全降伏なケダモノイキ声しか出せなくなっちゃったんですねぇ。だったらこれからはそれらしく、わたしの家畜として扱いますけど、別にいいですよねぇ~?」

「へっ、はへっ、はへぇ……♡」

 

 自分に何もして来ない相手だと分かった舞は、軽蔑気味にフィストを引っこ抜くと、垂れ乳とビール瓶大の空洞マンコをフルオープンして、未だにダブルピースだけはし続ける駄畜に吐き捨てる。

 

「声が小さいです、よっ!」

「はびいいぃぃぃいいぃぃいぃぃぃ♡♡♡ あ゛っ、ありがどうごじゃいまじゅうぅぅぅぅ♡」

 

 垂れ下がった乳を全力で踏みつけられ、新しいご主人様からの仕置きに、フェイトはひときわ激しく絶頂して潮を噴き出す。

 ここまで淫らに壊れ切っていても、互いの口元から幸福を湛えた笑みが絶えることは、決してなかった……。

 

 

《6Fリザルト》

『挑戦者達は性感増強床を踏んでしまった! クリや乳首がフル勃起してしまうほど完全に発情してしまい、互いに納得するまで、二人は身体を慰め合う……』

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

《舞/7F/装備、ETDスーツ/状態異常・人格改造【探索中】》

《フェイト/7F/装備、なし/状態異常・完全調教済【絶頂中】》

 

 

「うわ、またひっどい場所に出ましたねぇ」

「う~……?」

 

 情事が終わると、また曖昧な返事しか返さなくなったフェイトを担ぎ、7Fへと降りた舞を待ち受けていたのは、控室といったような場所であった。

 メイク道具などが乗ったいくつもの鏡台に、男を性的に挑発すること以外に役立たなそうな、過激なダンサー衣装に身を包んだ女達が思い思いに屯している。

 

「なによ、ここ。ビッチの吹き溜まり?」

「あらあら、ゲストちゃん? いらっしゃい」

 

 すると、ここのリーダーなのだろうか。ひと際妖艶な雰囲気を放つ、グラマラスな女の一人が挑戦者達に気付いたようで、物珍し気に語りかけてきた。

 

「ああ、ここは言葉を喋る売女がちゃんと居てくれるんですね。ちょっと教えて頂きたいんですが、身体売るぐらいしか使い道なさそうな女が唯一就職できる職場みたいなここって、どういう場所なんですか、オ、バ、サ、ン?」

「あらあら、すごーい。初対面でここまでコケにされたの、私初めてー……」

 

 やはり際どいダンサー衣装に身を包んだ女性の米神に青筋が浮かび、プロの笑顔にひくひくと痙攣が走るが、説明を続ける。

 

「私は劇場支配人。ここはご覧の通り、ショーパブの舞台裏よ。その後ろに抱えた相方さんの様子じゃ、この迷宮の主贄は分かってるだろうし、説明は簡単でいいわね?」

 

 女性はフェイトの様子から、彼女達がそこそこの階層を抜けてきた挑戦者であることを悟り、絡みつく蛇のように身体をしならせる。

 

「貴方達にはゲストとして、これからショーに出演してもらうわ。もし、外に居るお客様たちを満足させられたら次の階層へ。満足させられなかったら……ああなっちゃうわ♡」

「ああなる?」

 

 天幕へと、舞たちを手招きする女。

 言われるがまま、舞はカーテンを少しだけ退けて、舞台の様子を見学する……。

 

「オラぁ! 客舐めてんのかクソガキ!」

「乳も尻も小せえのに、気合も入ってねぇのか!? あぁん!?」

「そんなしょんべん臭ぇオナニーで、オークが満足すると思ってんのか!」

「う……うっさいうっさいうっさい!!! オークの癖に注文が多すぎんのよアンタ達!」

 

 なんと、天幕から続くランウェイの奥では、日焼けした少女が屈強なオーク達に囲まれながら、自慰を見世物に強要させられていた!

 

「……あの子ったら、いくら初めてだからって、大切なお客様と殆どケンカしかしていないじゃない……」

 

 やれやれと、不出来な子供を見るように軽く頭を抱える女。

 実際、ショーというよりは学級崩壊といった有様で、オークと少女は売り言葉に買い言葉と野次を飛ばし合っている。

 それでも血が流れるような事態に発展しないのは、ランウェイが水槽のように透明なガラス張りとなっているからだろう。

 

「大体なによアンタ達? こんなとこで、いたいけな女の子を恥ずかしい目に合わせて、直接襲い掛かってくる勇気も無いわけ?」

 

 鼻を鳴らしながら、少女は自信満々にオーク達を侮蔑する。

 華奢な外見ながら、まるでそうしてくれた方が口喧嘩などせずとも手っ取り早いと考えているような物言いだ。

 

「悔しかったら、今すぐこんなグラスなんて叩き割って来なさいよ。ほーらほーら♪」

「ほーーーう、抜かすじゃねぇか嬢ちゃんよ……」

 

 堪忍袋の緒が切れたと、静まり返るオーク達。

 その内の一匹が、少女にも見えるようにスイッチを掲げ――押し込む。

 

「はぁ? なによそのスイッちおぼごぉ!!?!?!?」

 

 瞬間、少女の足元から開いた穴から、触手が襲来!

 夥しい本数の肉管が、少女のヴァギナやアナルへと加減なく殺到する!

 

「ぎゃははははは! ったく、誰がテメェみたいなクソガキを犯すかよ! オークだって抱く女ぐらい選ぶっての!」

「ぎっ、ギャアアァァアアアァア!!! ア゛ー! あ゛ー!? あ゛……あべぼぉ!?」

 

 小憎らしくも可愛らしかった憎まれ口が、一瞬にして断末魔めいた悲鳴に変わり、アナルから侵入した触手がスレンダーな体内を膨張させ、姦通し、口から飛び出す!

 

「ケッ。期待の新人っていうから多めに見てやってたのによぉ。てめぇみたいなオークに抱かれる価値すらない女以下は、そうやって、一瞬で触手にぶっ壊されるのがお似合いなんだよ」

「ぼっ……ぼぎっ……」

 

 僅か十秒にも満たない間に、ピクピクとボコ腹貫通させられた少女は、だらんと意識を失いながら失禁。

 何が起こったのか分からないまま、オーク達の侮蔑に何も言い返せない身体にされ、下がっていく床に飲み込まれていく……。

 

「はぁ……予想通りではあるけれど……とまあ、こんな感じに、お客様の機嫌を損ねちゃうとああなっちゃうの。お判りいただけたかしら?」

 

 一度だけ深く失望の溜息をついてから、これからあの舞台に立たされる踊り子が、ちゃんとルールを理解できたかを女性は確認する。

 

「ぷっ……くく……なっ、なにアレ……おぼこぉって……あんなイキってたのに……おかし、お腹痛っ……!」

「しょくしゅぅ……わたし、もぉ……♡」

「……わ、分かったかしら? お二人とも?」

 

 間抜けすぎる姿に倒伏絶倒する一人と、先程の触手しか目に入ってなかった様子の一人に、戸惑いの脂汗が流れる。

 

「ええ……あの貧相な身体付きのガキならともかく、わたし達なら余裕ですよあんなの……!」

「そ、そう、だったら着替えて貰えるかしら? 衣装はこちらで用意したものを」

「それよりオバサン。あの仕掛け触手についてなんですけどー?」

「な、にかしら?」

 

 プライベートなら今すぐ引っ叩いているだろうにとプロ根性で耐える女性に、舞は『あることが出来ないか』と尋ねる。

 それは、決して不可能ではないが、ここで働いて長い女性でも思わず目を丸めてしまうような内容であった。

 事前に打ち合わせを済ませ、用意された衣装をなんの躊躇もなく着込んだ――片方は着せられた舞とフェイトは、二人でランウェイへと続く天幕の裏へと立つ。

 

『はぁい、先程はお見苦しい女をお連れして、大変失礼いたしました。続きましては、本日限りのゲストダンサーのお二人が登場になりまぁす』

 

 そしてカーテンが開き、あられもない姿の舞とフェイトが、オークの衆人環視へと晒された。

 

「ひゅーっ! 今度はいい肉付きしてる奴じゃねぇか!」

「ほう、しかも二人だってよ!」

「ああ、二人ぃ? どう見ても、片方は調教済みのメス豚じゃねぇか。あんなの女にカウントできねぇよ」

 

 そう一匹のオークがコメントするように、まさに今の舞とフェイトは、飼い主とペットと言った表現がとてもしっくり来る。

 舞はETDスーツから着替え、黒いハイレグボンテージ衣装を身に纏っている。

 胸元から陰毛が見えるほど股間にかけて大きく開いており、ハイレグも左太ももの黒子がハッキリと見えるほどに際どく、頭には軍隊のような帽子と仮面を付けていた。

 対してフェイトの方は、まさにご主人に飼われる家畜といった有様だ。

 完全に前が見えないアイマスクと鼻フックを装着され、ベルトで垂れた肉を引き締められており、もはや出荷寸前の豚という他に無い浅ましい姿。

 髪もリボンでツインテールにされているが、その可愛げがある髪型がまた、現状の浅ましい姿とミスマッチすぎて、加虐心を煽る。

 フェイトに付けられた首輪から伸びるリードを舞が引っ張り、あの少女ごと触手が眠るランウェイの終わりまで歩いていく。

 

「は~い♪ こんちわー、こんな所でチンポシコるぐらいしかやることない、暇人オークさんたち♡」

「あ~……」

 

 挨拶した次の瞬間には、相手の神経を逆撫でしている舞に、虚ろな様子で棒立ちしているだけのフェイト。

 無論、オーク達からの第一印象は最悪だ。

 

「………おい」

「ああ」

 

 先程の少女と散々無意味な口ケンカをした後であることもあって、この手の女はもう充分だと、早速スイッチに手が掛けられ……、

 

「んごっ、お゛っぎいぃぃいいぃいいぃぃいいぃぃぃぃぃい゛っ、あ゛っ、ぼげごぉ♡♡♡」

 

 床の仕掛けから飛び出した触手が、先程の犠牲者と同じように僅かな間でフェイトを串刺し貫通する!

 これで彼女も、哀れ触手に呑み込まれ、挑戦は終わりを迎えてしまう――

 

「お、おい!? オレ、いまスイッチ押してねぇぞ!?」

「はぁ?」

 

 かに、思えた。

 しかし、スイッチを手にしていたオークの困惑がランウェイに響き、状況は一変する。

 

「はーい、みんなご注目~♡」

 

 そう、これは全て、事前の打ち合わせ通り。

 二人が舞台に立ったら、あの触手にフェイトを襲わせるよう、舞が女性に頼み込んでいたのだ。

 徹底的にあのオーク共をおちょくり倒す。

 フェイトの負担など頭の片隅にも考えず、たったそれだけの目的で……。

 

「本邦初公開~♪ 世にも珍しい、女体ポールダンスのお時間で~す♡」

 

 女体ポールダンス!

 聞き慣れないプレイに困惑するオーク達を他所に、舞は触手に串刺しにされたフェイトをポールに見立て、クルクルと肉体を擦り付けて回り始めた!

 

「ほーら? 粗チンでしかモノを考えられない変態さんは大好きなんでしょ、こういうのが♡」

 

 棒を持ちながら腰をくねらせたり、大股を開いて腰を落とす動き、足を大きく上げて太腿や股間を見せつけるようなダンスも、身体が柔らかく運動神経抜群の舞は難なくこなし、

 

「レロレロぉ、ん、じゅぷ……こりこり~♡」

「お゛っ……ぶごぉ……♡」

 

 合間合間に、串刺しフェイトの乳首を舌先で弄び、頬張り、噛み締めて、

 

「ほーらぁ、フェイトさんも踊って踊ってぇ♡」

「ご……ぷぉ……♡」

 

 まるで操り人形のように、体内を全て触手で埋め尽くされたフェイトの腕をプラプラと動かす。

 

「いえーい♪ フェイトさんと舞のぉ、ダブルおっぱいダーンス♪ ぷるぶる~♡」

 

 そのまま背中を合わせ、腕と腕を絡み合わせ、ガニ股開脚した腰を振って舞は自らとフェイトの爆乳を四方八方に弾ませていく。

 

「ほっ♡ ほっ♡ ほっ♡ ほぉっ♡」

「うぐっ、えぐっ、ごっ、ごえぇ……♡」

 

 インモラルなダンスはまだまだ終わらない。

 パァンとフェイトの尻を叩き、今度はポールのビンビンに勃起した巨大クリトリスにしゃぶりつく。

 

「んじゅっ♡ じゅぷ、んぐ、んぶじゅううぅぅぅぅ♡♡♡」

 

 女同士であるのに、その形相は完全にオスマラに本気フェラする淫売そのものだ。

 股座に手を突っ込み、ぐちゅぐちゅと淫らな水音を立ててオナりながらも、自らのヒップをリズムよく揺らすのは忘れない。

 

「っ、ぱぁ♡ はぁ、はぁ♡ 思いっきり身体動かすのってぇ、ほんっとサイコー♪」

「ぐぼぉぉ……お゛っ、お゛っ、ぉ゛っ……♡」

 

 もはや完全にフェイトを玩具扱いしている舞は、チューブ乳首を握って腕を上下に振るモンキーダンスまで披露するなど、完全にやりたい放題だ!

 

「う、うぉお……」

「なん、つーか」

「キレッキレだな……オイ」

 

 大抵のモノは見慣れたつもりだったオーク達も、触手に串刺しにされた女を棒に見立てて踊るという、その余りに突飛的で、退廃的で、背徳的なポールダンスに釘付けになってしまう。

 当然、ペニスも今すぐこのメス共を犯させろとフル勃起しているが、

 

「あははっ、見てくださいよフェイトさん♡ オーク達の、あの惨め勃起チンポ♪ わたし達のドスケベエロダンスだけで、あんなガッチガチにしちゃって節操無さすぎ♡ 小学生みたーい」

「あ、あぁん!?」

 

 その有様を、ケラケラと舞はなじっていく。

 どれだけ良い見世物であろうとここまで小馬鹿にされれば、賞賛より先に憤怒が込み上げてくる。

 

「これでもしオマンコしてあげたら、挿入れただけでなっさけない悲鳴あげてドピュドピュ射精して、そのまま心臓発作でイキ死んじゃうかもですねぇ~♡」

「てめぇ、よくもまぁオークの前でそんな口ほざけるな……?」

 

 今までありとあらゆる女を、その絶倫さで鳴かせてきたオーク達のプライドを逆撫でするような言動ばかり。

 ポールダンスのやり方や、下品な単語の数々、こういった種族ごとに的確な煽りを行えるのも、転写された人格が持っていた知識のモノだ。

 

「わたしも、そんなザコをパコ殺しちゃった所で何の自慢にもならないしぃ♡ 可哀想だから、そこでガラス越しに、先走りカウパーチンポシコって我慢しててねぇ~オークさんたち?」

 

 ざわつきは一気に冷え込み、徐々に明確な殺気を孕んだ沈黙へと変わっていく……。

 ベキィ、と、プラスチックの破壊音が響いた。

 スイッチを握力で握りつぶした音だ。

 このメス共だけは、触手ではなく直接ぶち犯さなければ気が済まないという、意思表明でもある。

 無様なメスの痴態を嗤うために作られた階層は、舞とフェイトの狂気に飲まれ、徐々に怪しく概念を崩壊させていく……。

 

「あれっ?」

「ぎゅぼっ♡」

 

 急にフェイトから触手が引っこ抜かれ、大量の生臭い液体がマンコとアナルからぶちまけられる。

 

「ふーん、もう良いんだ? じゃ、わたし達はこの辺で。バイバ~イ♪」

 

 周囲の冷然などどこ吹く風と、意気揚々とダンスを堪能した舞はフェイトを担ぎ、舞台裏へと帰っていく。

 当然、女にここまでコケにしておきながら黙って見送れるほど、オークは気性が穏やかな生物ではない!

 

「てっめぇ、逃がすと思ってんのかこのクソメスがぁ!?」

「上等だ! そんなにレイプされてぇなら望み通りにしてやらぁ!!!」

「クソがっ! ケースが邪魔だぁぁぁ!」

 

 踊り子に手を出せないよう全面に貼られた強化ガラスを、力任せに叩く怪物たち。

 岩石のような拳や、丸太のような足だけでなく、椅子やテーブルまで軽々と持ち上げ叩きつけられ、次第にヒビが入っていく。

 何十名もの剛力が総動員しているのだ。

 舞たちの安全を保障する壁は、当然の帰結を迎えつつある!

 

「あっ、貴方達、なんてことをしてくれたの!?」

「んー?」

 

 顔面蒼白で舞たちに詰め寄るのは、劇場支配人だ。

 

「あ、あんなにオーク達を煽って……ああなったらもう、徹底的に女を犯さないと彼らは止まらないわ……! 被害は、貴方達だけじゃ済まないのよ!?」

 

 こんな事になるとは思っていなかった、控室に居た他の女達にも動揺が走る。

 怒り狂う彼らに、ルールや秩序、道徳など存在しない。

 防護ガラスが砕け、オーク達が殺到すれば、ここに居る女性たちも皆等しく凌辱されてしまうだろう!

 

「はぁ、まぁ、そこは頑張ってください」

「なっ……!?」

 

 だが、舞からすれば正真正銘知ったことではない!

 こんな場所にある劇場や、そこで踊る女達など、彼女の人格が書き換わっておらずとも無価値だ!

 

「あ、先の階段できてますね。それじゃ、お先に上がらせて貰いまーす♪」

「えっ、なっ、どこにそんなっ……!?」

 

 この迷宮の挑戦者にしか見えない次の階層へとワープするゲートが出現し、何の躊躇もなく踏み込んだ舞とフェイトの姿が消える。

 

「ま、待って! さ、先に進むなら、私も連れてって、私だけでも助けっ!」

 

 四つん這いになって、舞たちが消えた床を必死の形相で摩る劇場支配人。

 

「お、お願い、お願いします! オークいやっ、あんな下等生物共に犯されるのいやっ、だからっ、だからひっ!? ぎッ、イイィィイイイィイイイイィイイィィィィ!!?」

 

 もう挑戦者達には関係のないことだが、ガラスが破壊され、オーク達がなだれ込んだ劇場の控室は口にも憚られるほど淫惨な大乱交会場と化す。

 その中で真っ先に犯されたのは、半狂乱に陥りながら這いつくばり、尻を突き出していた間抜けなメスだったそうだ……。

 

 

《7Fリザルト》

『淫らなショーを強要される舞台に、挑戦者達は出演させられた! しかし、改変された人格による知識に助けられ、何事もなくこれを突破する! 衣装変更、舞・ETDスーツ→ハイレグボンテージ。フェイト・全裸→レザー拘束ベルト』

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

《舞/8F/装備、ハイレグボンテージ/状態異常・人格改造【探索中】》

《フェイト/8F/装備、レザー拘束ベルト/状態異常・完全調教済【絶頂中】》

 

 

『おおっ、選手入場で~す!』

「はぁ?」

 

 身を包んでいた光が収まり、次の階層へと辿り着いた挑戦者達は、気が付けば満員御礼のプロレスリングの上へと立たされていた!

 

『皆さまっ! たいへん長らくお待たせ致しましたっ! これよりETD杯恒例、無差別級1対2、無制限ミックスデスマッチを開催したいと思いまーす!』

 

 逃げられないようリングを覆うフェンス、激しく照らすスポットライト、一斉に沸き立つ観客たち。

 実況席らしき場所から、二人の少女が可愛らしい声でアナウンスを飛ばしてくる。

 

『なお、実況はわたし、オーナーさんの肉便器Hとー!』

『はーい♪ 同じくオーナーさんの性奴隷Mが、解説させていただきます!』

 

 一回やってみたかったんだよねぇ♪ と、マイクに入らないよう隣の少女MへとはにかむHだが、無邪気な態度とは裏腹に二人とも臨月間近なぐらいボテ腹が膨らんでおり、オーナーとやらの肉便器、性奴隷という自己紹介に嘘偽りが無いことが察せられる。

 

「ミックスデスマッチぃ?」

『はい! ルール無用、時間も無制限! レフェリーは居ないので、凶器でも反則技でも何でもあり!』

『お二方の内、両方がギブアップを宣言するか、両方死んじゃうまで試合は終わりませんよー』

「へぇ、上等じゃない♪ で、わたしにシバき倒されるかわいそーな奴は誰よ?」

 

 ミックスファイトと言うぐらいなのだから、相手は男であると察した舞は、手をパキポキ鳴らしながら未だ姿が見えない対戦相手を探す。

 

『準備万端ですねぇ。では、出番ですよー、オーナーさーん!』

 

――グルオオオォォオオォォォォォォォ!!!

 

「へっ?」

 

 突如として、リングに満ちていた全てを吹き飛ばすかのような、獣の咆哮が響き渡る!

 そして、演出として噴き出した大量の煙を突き破り、リングへと爆走してきたのは……!

 

「グルガアアアアァァァァァア!!!」

 

 なんと、舞の三倍ほどの体積を誇りそうな、筋骨隆々の大男だった!

 先程のオークよりなお蓄え切った筋肉の鎧を、女を犯すためだけに使うことに何のためらいもないモンスター!

 たった一跳躍でロープを遥か高く飛び越え、地響きと共に着地する巨体!

 口元から涎を垂らし、正気を失いつつも爛々と輝く目は、舞とフェイトを寸分狂いなく捉えている!

 

「ガアアァァァァ……!」

『流石オーナーさんレベル1000! 完全に廃人さんになっちゃっても、新しい女の子には目がありませーん!』

『いつ見ても凄いですよねぇ、オーナーさん。もう、私たちを簡単に力でねじ伏せられるぐらい逞しくなっちゃって』

『すごいよねぇ、マ、Mちゃん♪ 何人もの女の子を潰してきた、その経験値は伊達でも酔狂でもありません! 既に戦闘準備は万端みたいです!』

 

 股間には一応レベルで黒いブーメランパンツを履いているが、外見同様、凶暴な大きさをしたフル勃起ペニスをまるで隠せていない。

 

『当然、今回のルールでは対戦相手を試合中、レイプすることも禁じられていません! もはや女殺しの肉弾凶器! 最凶のオーナーさん相手に、今回の挑戦者はどう戦うのでしょうかー!?』

 

 元はどうであったのか分からないが、数えきれないほどの経験を積み、完全なるバーサーカーと化したオーナーと呼ばれる男は、標的となった女にとってはこれ以上に無いほどシンプルで分かりやすい悪夢だ!

 殴るだろう、絞めるだろう、犯すだろう。

 並大抵の神経をしていては、睨まれるだけで失禁してしまいかねない悪鬼!

 

「うっわ、なにコイツ? 見るからに脳味噌も筋肉で出来てますーって筋肉マン? こういうのって、噛ませ役のザコって相場が決まってるのよねぇ♪」

 

 だが、対するハイレグボンテージ姿の舞は、マスクの下で余裕の表情すら浮かべていた。

 眼前の大男を完全に舐め切っており、自分の勝利を微塵も疑わない堂々とした態度で相対する!

 

「今からコイツを倒せばいいのよね? わたし」

『はい、方法は問いません! 決着はギブアップか、死ぬかです!』

「コイツがギブアップなんて出来る頭なんて残ってなさそうだしぃ……あははっ♪ ごめんね肉便器ちゃんたち、貴方達の大事なオーナーさん、死亡けってーい♡」

 

 謝罪する形相など全く浮かべず、大切な物を本人の前で破壊する愉悦に染まり切った下劣さで、ウインクと共に人差し指を突き付ける。

 

『どうやら準備は万端のようです! ではMちゃん、ゴングを!』

『了解ですHさん! 無差別級1対2、無制限ミックスデスマッチー……ファイトぉ!』

 

 カーン! と甲高いゴングが鳴り、戦いの火蓋が切って落とされた!

 

「ほーら、さっさとかかって来なさい! ま、もう結果は見えてるけどゴっ……」

 

 瞬間、決着はついていた。

 オーナーのボディブローが深々と舞の無防備な腹部へと突き刺さり――

 

「ぼっ、ぼげええぇぇぇえ!!?」

 

 華奢な肉体を、軽々とえぐり上げたのだ!

 内臓へと強烈な拳フックを掛けられた舞は、吐瀉物を可憐な唇から吐き出し、白目を剥いて悶絶!

 

「げほっ、ごべっ、おげぇぇぇぇ……!!!」

『あーっと挑戦者! さっそくダウーン! さっきまでの自信はどうしたーっ!』

『お腹に直接入りましたからねぇ。ゴングが鳴っていたのに、何をしていたんでしょうか?』

 

 なぜ舞が、ここまでアッサリと敗北したのか――その理由は、実況席の二人へと資料として送られてくる!

 

『あっ、どうもありがとうございます……おーっと! 今入ってきたプロフィールによりますと、この挑戦者! クソザコ変態イキりメスガキの人格を転写されていたようです!』

『あー、ダメダメですねぇ。クソザコ人格が入り込んでいる時点で、挑戦者は本来の実力を出せません。これは終わりました』

 

 そう! あの転写で反映させられてしまった人格には「クソザコ」の要素も入り込んでしまっていたのだ!

 これを刻まれてしまった挑戦者は、本来の実力を欠片も引き出すことができず、ただの子供にすら暴力では勝利することができなくなる!

 それに加え、徹底したドスケベ挑発を止められなくなる「変態イキりメスガキ」人格との合わせ技。

 舞は気付かぬうちに、2Fも進めたのが奇跡であるほどのデッドエンドに陥っていたのだ!

 

「げほっ、かはっ……あ、ありぇ……な、なん、で……?」

 

 胃液すら吐きつくし、何が起こったのか分からないまま這いつくばる舞。

 彼女に勝利など、最初から万に一つも有り得なかった事が判明しても、試合はまだまだ終わらない!

 

「なっ!? な、なにすあげごぉっ!!?」

 

 オーナーは舞の足を、野ウサギでも捕まえるように軽々と持ち上げ、そのまま狩猟した獲物を絞めるよう、リングへと全力で叩きつけた!

 

『始まったー! オーナーさん必殺のー……えーっと、必殺技ぁ!』

『ああやって何度も何度も相手を振り回して、リングに叩きつけるんですよねぇ』

「ひぎっ! あぎっ! ほげっ!」

 

 遠心力と剛力による、無慈悲な生き締め!

 まるで玩具のように舞の身体が宙を浮き、無茶苦茶に床へと叩きつけられまくる!

 

「がげぇえぇぇぇぇ! い、いだっ……い……ご、ごれ、お゛っ、お゛れ……」

『挑戦者! 解放されましたが腕が曲がってはいけない方向に曲がっちゃってます!』

 

 このぐらいで良いだろうと投げ捨てられ、のたうち回る舞!

 右腕は叩きつけられまくった弊害で、ぷらんと垂れ下がり骨折している!

 

「痛い痛い痛いぃぃ……な゛っ、なんなの……よ?」

『おおっと、挑戦者の様子が……?』

 

 決定的な変化。

 まるで腕が折れたことが契機だったかのように、スッと舞を蝕んでいた淫紋が消えていく。

 

「あ……れ……? わたし、何して……ここ、どごづっ!? い゛、あ゛、腕ぇ!? こ、これ、お、おおお折れて……!!?」

『なんというタイミングでしょう! このタイミングで人格が元に戻ったようです!』

 

 まさかのタイミングで消失する、クソザコ変態イキりメスガキの人格!

 これで舞は、実質的に状態異常がなにもない、万全の状態に戻ったと言えるが――

 

「ひっ!? な、なによ、なんなのよこの化けもゲェ!!?」

 

 絶望的な状況には、何ら変わりが無い!

 凶戦士のブーツが、正気に戻った舞の当惑する顔面を踏み潰す!

 

「ぐげっ! や゛め゛っ! じぬっ!? ごげっ!?」

 

 何度も何度も執拗に繰り出されるストンピング!

 あっという間に美少女と言えた舞の顔は、痛々しく腫れ上がり、鼻血で紅く染め上げられていく!

 

「ま゛っ……おねがっ……やめで、だずげでっ……!」

 

 5Fでディルドを挿入してからの記憶がない舞は、なぜ自分がこんな目に合っているのかまるで分からない!

 痛みから身を守る防衛本能として、とっさに無様な命乞いを漏らしてしまう!

 ロープを背にガチガチと歯を鳴らし、折れた腕を庇いながら、闘志など微塵も残っていない恐怖に縮み切った瞳孔で、舞は眼前の巨漢を見上げる。

 勝てない、勝てるわけがない。

 腕が折られるということは舞にとって、主体としている格闘戦が満足に出来なくなるだけでなく、五行の氣を練るための構えまでも取れなくなるという、まさしく致命傷だ!

 折れたのは腕だけに留まらない。

死すら予感させる暴力の嵐は、彼女の心もまた、バキバキに圧し折っていた!

 

「し、しんじゃう……! ごんなのっ、ほんとっ、じぬっ、じぬから、やめでっ……降参っ、ギブアップっ、じまずっ! なんでも言うごと聞ぎまずがらぁ……! もうやめでぇ、ごろざないでぇ……」

 

 恐怖と絶望のあまり、ハイレグの隙間からとめどなく小水を漏らし、リングを汚しながらみっともなく懇願する舞。

 今の舞は記憶していないが、この試合にはギブアップが認められている。

 よって、彼女の命乞いは決して無意味ではない。

 

『ここでギブアップが飛び出しましたー! あとは、もう一人の挑戦者がギブアップを認めることで、降参が受理されます!』

「えっ……へ……?」

 

 彼女のパートナーである、フェイトが『ギブアップ』の言葉を口にできるのならば、であったが……。

 

「はーっ……♡ はーっ……♡」

「ふぇい、と……さん……が?」

 

 気付かぬうちに、髪型がツインテールとなって目隠しされ、レザーベルトで大切なところ以外は縛られながらも、だらしなく垂れ下がったデカパイや、広がり切った子宮脱ガバマン、そして壊しつくされ、オスの臭いだけで既に発情している、哀れなメス豚の姿。

 ここに飛ばされてからずっと、ただ犯されるのを待って棒立ちしていた彼女が、ギブアップなど口に出来るはずが無いと分かってしまった瞬間、

 

「はっ……は、ハハっ……ふぇいとさん、が?」

 

 舞の喉奥からは、笑いが込み上げていた。

 もう何をしても嬲り殺されるのが確定した現実が、余りにもどうしようもなく、おかしくて仕方がないように……。

 結果を先に述べてしまえば、ここで彼女達の挑戦は、都合の良い逆転や奇跡など起こらず、当たり前のように終わりを迎えることになる。

 だが、川神舞とフェイト・T・ハラオウンとしての挑戦は終わろうとも、エロトラップ・ダンジョンに喰われた哀れな二人の女としての地獄は、これからが始まりなのだ……。

 

「ぐぎぃ!?」

 

 降参の意志はないと判断した男の、岩石のような指が舞の首を摘まみ上げる!

 

「お゛っ、おぐっ、ぎぎぇ……!!!」

 

 摘まむと言えど、女性のか細い首より余裕で太い指は、ただ締め上げるだけでなく顎と鎖骨を引き裂くように押し上げ、想像を絶する苦悶を犠牲者へと伝える!

 

「ギィィ!? ひぃぃぃ!!? ぎぎぃぃぃ!!?」

 

 そのまま見せしめのように、高々と掲げられる舞の肉体!

 充血し、真っ赤になった顔と、食いしばった口元からは泡が噴き出し始め、バタバタと空を蹴ってもがき苦しむ内股からは、また新たな黄金水が垂れ落ちていく!

 

『オーナーさん、挑戦者を高々と掲げました! これはーっ!?』

『処刑開始の合図! フィニッシュ・ムーブの構えです!』

「ひっ、ぐぎいいぃぃいいいぃぃいいぃいいぃぃぃぃぃぃぃ!?!?」

 

 これを見に来たと、極限までヒートアップする会場と実況席!

 死の宣告に一層激しく足をバタつかせ、一心不乱に無事な方の手でタップするが、そんな作法はこのリングには存在しない。

 一歩ごとに地鳴りを起こし、オーナーはコーナーポストの一角まで舞をぶら下げながら進む。

 やたらと太く、長いコーナーポストが、カモフラージュ用のカバーを外され、本来の姿を露出させる!

 

「ぎっ!!?」

 

 なんと、コーナーポストの先端は亀頭のような形状となっていた!

 わざわざ解説するまでもないだろう。

 それよりも早く、舞の胴体を握り込んだオーナーは、彼女の股間を亀頭ポストへと宛がい始めているのだから!

 

「う……ぞ……? ご、ごんな……ごんなの……!?」

 

 ディルドコーナーポストの太さや長さは、軽く見積もっても舞のウェストと同じほど、胃の辺りまで届きそうなほど! 

 女性器が咥えられる大きさを余裕でオーバーしている!

 もしこんな物を叩き込まれてしまえば、その女はフィニッシュ・ムーブの名に違わぬ末路を迎えることは間違いない!

 

「い、や……いや、いやいやいやいや゛ああぁぁぁぁぁああぁぁぁ!!! だずげでぇえぇええぇえぇええぇぇぇぇ!!!!! ふぇいどざん!! ふぇいどざああぁぁあぁぁぁああぁあぁん!!!」

 

 恥も外聞もない、処刑寸前の大絶叫!

 ここで知り合った、どんな時でも自分を守ろうとしてくれたパートナーの名を叫びながら――

 

「ふぇごっ、ごっ……ゲゴオオオォォォォオオォォォオオオォ!?!?!!?」

 

 舞の処刑が開始される!

 一瞬でボンテージごとぶち抜き、オークでも使い道が無さそうなほど大拡張されるマンコ!

 

「ア゛ああぁ!!? ふぎゃ! ホギャアアアアァァァアァアァァァ!!?」

 

 ブチブチブチィ! と、何本もの肉線維が内側から千切れる音が鳴り、その豊満な乳下までディルドの剛直が侵入を果たす!

 処刑とは、ただ命を奪うだけではない。犠牲者を徹底的に女性として破壊しつくすこともまた、意味合いに含まれているのだ!

 

「があ゛あ゛あ゛!!? お゛あ゛ア゛っ!? あ゛っ、ア゛ッ、あ゛っ!!?」

 

 もはや悲鳴ですらない断末魔を上げ、壊れていく様子を実況する口や、裏返った眼球、血を垂らす鼻からあらゆる体液を出しまくり、痙攣を繰り返す舞!

 

「ゲがぁぁぁぁ……エ゛ッ……げえ゛っ……へげっ……」

 

 当然、精神の方も堪えられるはずがなく、呆気なく舞の意識は白濁に消えていく。

 マンコがポストにぶっ刺さったまま、力なくしな垂れるその姿は、彼女が女としても人としても再起不能であることをまざまざと示していた……。

 

「えっ……げっ……え……」

 

『オーナーさんのフィニッシュ・ムーブを受け、ここで片方がダウーン! 顔面崩壊、片腕骨折、腹ボコ串刺し状態と、再起不能なのは間違いないかー!?』

『正直、クソザコ人格でもどっちでも対して変わりませんでしたねぇ。さてさて、残ったもう片方の挑戦者ですが』

 

 ここで実況席の二人とオーナーは、今まで不動であったもう片方の犠牲者――フェイトへと注目する。

 

「へっ……あへへっ……♡」

『……こっちはもうなんか、最初から戦える感じじゃないですね』

『だねー』

 

 目隠しされ、ほぼ裸な姿で既にレイプ待ち状態のフェイトでは、当然戦うことなど出来はしない。

 完全無抵抗な、オナホサンドバックだ。

 

『ああっとー! ここでオーナーさんの下着がはじけ飛んで、おチンチンがそそり立ったー!』

 

 使い道が既に決まっているなら手っ取り早いと、胴体を握って仰向けに持ち上げ、巨漢ペニスがなんの躊躇もなくフェイトのガバマンへと叩き込まれる!

 

「おっぎょおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ♡♡♡」

 

 汚れ切った喘ぎ声を叫び散らし、腹をチンボコ腹にされながら、激しく上下されしごかれる!

 

「ふごっ♡ ほごっ♡ でがっ、ま゛ら゛っ♡ じゅぎ、だいじゅぎひいいいぃぃぃぃ♡♡♡」

 

 完全調教されたメス豚の面目躍如と言わんばかりに駄乳を振りまくり、激しく使われるフェイトオナホ!

 男の剛直はたった今、舞に突き刺さっているモノと殆ど変わらないサイズであったが、改造ガバマンはそれすらも喜悦へと変換してのける!

 

『わわっ、凄いですよMちゃん! あの人、始めてなのにオーナーさんのおっきいおチンポで悦んじゃってる!?』

『そ、そうですね……私たちですら、受け入れられるまで一ヵ月もかかったのに……』

 

 もはや賛辞なのかドン引きなのか分からない実況!

 だがしかし、腕や触手の相手をしすぎ、極端に悪くなった締まりの悪さが、オーナーレベル1000の逆鱗に触れた!

 苛立ちのままフェイトを投げ捨てるとリングの下へと向かい、あるアイテムを取り出す!

 

『お、おおーっ、あのアイテムはーっ!? エロトラップ・ダンジョンの中で最もご禁制にして貴重な超レアアイテム、リセットボタンだーっ!』

『女の子の状態を初期に戻すアイテムですねぇ。禁じ手中の禁じ手、普段は絶対にお目にかかれませんよ』

 

 実況の二人が目を剥く通り、彼の手に握られていた小さなスイッチは、挑戦者たちのあらゆる状態を初期に戻すリセットボタンだ!

 挑戦者が手にすれば確かに最強のチートアイテムであろうが、今回手にしているのは悪魔の狂戦士!

 時間の概念すら歪ませるこのアイテムは、使い方ひとつで挑戦者達を延々と嬲り殺しのループへと陥れる、最悪の拷問具でもあるのだ!

 

『だけどHさん。リセットボタンを使うってことは、全部全部初期状態に戻るってことなんですよね?』

『えっと、ほ、Hはよく分からないけど、そういう事じゃないかな?』

『だとしたら、あの二人が最初はすっごく強かったら、いくらオーナーさんレベル1000でも負けちゃうかもしれませんよ?』

 

 いそいそと使い捨てたフェイトと、ポストから引っこ抜いた舞を横に並べるオーナーには実況席の懸念が聞こえていないのか、聞いていながらも無視しているのか分からないが、確かにその可能性は大きい。

 いかに人外めいた巨体で暴力を振るう彼でも、歴戦の魔導師と五行を宿す異能者相手に、どこまで渡り合えるであろうか。

 下手をすれば、このまま逆転負けもあり得る選択を――男は、迷いなく押し込んだ!

 

『おおっ!? 何の光ですかぁ!?』

『こっ、これはっ、挑戦者さん達が光に包まれてます!』

 

 優しい光が再起不能の二人を包み込み、立ち上がらせる!

 今まで受けた改造や凌辱、被虐も全て癒え、汚れ一つない綺麗な身体へと巻き戻っていき――

 

「……………」

「……………」

 

 完全な初期状態に戻った二人の挑戦者は、生気のない虚ろな表情で、ただ、棒立ちしていた……。

 

『あ、あれ……?』

『これはいったい、どういう事でしょうか……?』

 

 実況席の二人がこの調子では進まないと、再びペーパーがどこからか送られてくる。

 そこには、挑戦者達に何が起こったのか――いや、そもそもこの挑戦者達は『どういった存在』なのかが、完璧に記されていた……。

 

『な、なんと!? なんという事でしょうか!? 驚かないでください、彼女たちはどうやら過去の挑戦者だったようです!?』

『ダンジョンが実験のために、過去、ここに挑戦した犠牲者の肉体を構築、踏み入れた瞬間の記憶をインストールして造られた複製……? え……それ……って……』

 

 なんという事か、今までここに挑戦していた舞とフェイトは、ダンジョンが新たに作り出したクローンであったのだ!

 既に本物達はエロトラップ・ダンジョンに蹂躙し尽くされ、無惨な結末を迎えていても、その存在はいくらでも実験に使いまわされる。

 全裸の状態で最低限の装備だけ支給され、何もない部屋で同時にスタートしたのもそのためだ。

 ここに立って居るのは、そんな舞とフェイトのクローン――更に言ってしまえば、二人の人格がインストールされる前な、完全初期状態の肉人形だ!

 

『これは予想外すぎる展開ですねぇ、Hさん……Hさん?』

『えっ……あっ、そ、そうだね! うん、ビックリ……』

 

 なぜか二人の姿を見て我が事のように愕然とするHを置き、Mは予想外すぎる事態の実況を続ける。

 

『さてさて、資料いわく、この状態では二人とも抜け殻。試合どころでは無いのですが……オーナーさん?』

 

 騒然とする会場内でもただ一人、レベル1000の彼だけはまるで動じず、まるでこれが初めから狙いだったと言わんばかりに、また別の道具を取り出す。

 

『えっとアレは……あっ、はいまた資料が入りました! なんとアレは、彼女達の人格を導入するアプリが入った端末だそうです!』

 

 正気すら保っていなさそうな外見とは裏腹に男は、再起不能すら終わりではない徹底的な凌辱のための手順をそろえ切っていたのだ!

 巨大なオーナーにとっては、もはやチップ程の大きさしかないスマートフォンを、レベル1000の器用さで難なく操りながら、送信ボタンをタップすると同時に……今度はスマホの画面が激しく発光!

 光が情報となって、眼球から脳へと刻み込まれていく!

 

「……あっ……れっ?」

「……こ、こ……は?」

 

 虚ろな瞳に意識が戻り、再び迷宮へと再現される過去の犠牲者二人!

 既に自らが、迷宮から永遠に逃れられぬ生贄だと知らぬまま、無傷な身体に戻れた裸婦達は、また徹底的に汚され、破壊され、凌辱され――

 

「えっ、わたし……え、いやっ、えっ……え?」

「あ……あぁ……ああぁぁあ……!!?」

 

 る、前だというのに。

 新しくリスタートさせられた二人は、即座に絶望の表情を浮かべ、リングへと崩れ落ちる。

 

『えっ、お、オーナーさん!? いったい、何したんですー!? マ、Mにも教えてくださーい! Hちゃんは何か……のか、さん?』

『いやっ……いやっ、もうオークチンポいやっ……助けて……おばあちゃん助けて……無理無理無理……二本同時なんて絶対むりぃ……!』

 

 ガタリと実況席から崩れ落ち、震えが止まらない身体を抱き寄せて発狂するH。

 まるでなにか、重度のトラウマが蘇ったかのように怯え震える彼女達の脳裏に浮かんでいるのは、自分達が辿った末路の記憶だった。

 

「なっ、なにっ、よ……シコ豚って、うそでしょ……? わたし、あんな最低の恰好で、あたま、ぶっ壊されて、そ、そと、に……!?」

「お願いしますお願いしますお願いしますオナホールはやめて人形はやめて人間で殺してお願いだから私を人間扱いで殺して……」

 

 彼女達があのアプリで移植されたのは、始まりの記憶だけではない。

 今回は、自分がどのようにして『終わった』のかすら、共にインストールされてしまっていたのだ……。

 

「はっ、はは……? てことは、わたし今、復活させられたわけ……? また、この、狂った、ダンジョンに……?」

「…………ぇ?」

 

 いち早く、自分に何が起こったのかを理解した舞の言葉に、フェイトのうわ言が止まる。

 

「また……あんな、酷い目に、合う……ために……?」

 

 それを聞いたフェイトの、次の行動はあまりにも迅速であった。

 

「お、お願いします! わ、私をこの階層にずっと居させてくれませんかっ!?」

「なっ……!?」

 

 知らない裸の女性が、知らない全裸の巨漢の足元へと縋りつく!

 

「お願いします! 嫌っ、もういやっ、出れないのならそれでいいです! 封印しようなんて思い上がった私がバカでした! なんでもしてください、いくらでも犯してください、殴ってください、妊娠させてください、要らないなら殺してくれても構いません!」 

 

 ごく自然に、フェイトは土下座して見知らぬ男へと、プライドの欠片もなく全裸で頼み込んでいた。

 

「だから、だからアレになるのだけは……オナホにされるのだけはもう……嫌ぁ……!」

 

 あの最悪な結末を回避できるなら、何でもすると全てをかなぐり捨てた懇願が、リングに響く……。

 ならば、さっそく奉仕して貰おうかと、狂戦士は全裸土下座するフェイトの髪を掴んで頭を上げ、

 

「はっ、ぼぐおおぉぉおお!!?」

 

 己の克己するデカマラを、力任せにフェイトの口へ叩き込んだ!

 

「おっ、ぁごっ……」

 

 ありえない太さの剛直を根元まで咥えさせられ、命乞いの涙で濡れても健在であった美貌が、いくらでも復元が効くからと顎関節を外され速攻で破壊される。

 

「アゴッ、ハゴッ、バチョ、ゼゴッ……」

 

 その状態で決行されるイラマチオ。

 喉もチンポで封鎖され、まさに喉マンコとしてカリをしごき、なんでもしていいと言った彼女の言葉通りに、無茶苦茶な使われ方をされていく……。

 気道を塞がれ気絶し、眼球が限界まで見開かれて失禁し、全身の力がだらんと抜けても、口に入れたチンポを離さないフェイトの姿は、そうなるしか無かったとしても、クローンだとしても、あまりに無惨であった……。

 

「ごぷウッ……ボゲギョォォォォ……!!?」

 

 男の亀頭と、彼女の胃がくっついた状態で始まる、口内射精。

 人外じみた睾丸から絞り出される特濃ザーメンが、フェイトの内臓へと隈なく流れ込んでいき、口や鼻、更にはアナルからも大量に噴射されていく。

 

「ゲろぼっ……お゛っ……え゛エ゛エ゛エ゛…………」

 

 ようやく締まりの良い穴で射精でき、使い終わったティッシュでも捨てるような軽さで、動かなくなったフェイトを投げ捨てる巨漢。

 

「ひっ!?」

 

 それがちょうど、呆然としていた舞の所へと、ザーメンを垂れ流しながら転がって行き、その『顔』を直視してしまった瞬間――彼女の運命もまた、決まってしまっていた。

 

「わ……わたしはこっちで、こっちでお願いしますッ!!!」

 

 降伏の証としてまんぐり返しの体勢を取り、舞は自ら女性器を手で広げ始めた!

 何をしても助からない。仮にこの状況なんとかして、先へと進んでも、どうせ地獄しか待っていない。

 だとしたら、自分も彼女と同じように、この辛うじて言葉が通じる人型の怪物に取り入って、居座らさせて貰うしか選択肢はない。

転がっているザーメン袋と違い、口ではなく、こちらの穴からなら致命傷にはならないはずだと、恐怖に尊厳を喰い尽くされた、浅ましく小狡い思考に囚われてしまう。

 

「ほ、ほら! わ、わたし、処女なんです! あ、あなたの、貴方様の立派なおチンチン、処女マンコで一生懸命しごきます! ぎゅうぎゅうに締めます! わ、わたし結構鍛えてるんですよ!? だからさっきのゲロ女より、絶対に満足できるはず、はずです! だっ、だから、貴方の好きにおマンコして……だ、大丈夫、です、から……」

 

 無理やり作っているのが丸分かりな強張った笑みを浮かべ、処女マンコをご開帳し、思いつく限りの台詞で舞は媚びへつらう。

 しかし、彼女の言葉は果たして本心からだろうか?

それを試すため、フェイトの体液と自分のザーメンに塗れた肉竿から、射精後の放尿が行われる!

 

「おぶっ、う゛うぅ!?」

 

 サイドテールに纏めたブロンドヘアー。幼さがまだ残る整った顔立ち。張りがよく、大きなおっぱい。よく鍛錬され、シュッと引き締まったボディ。頭髪と同じ陰毛が生え揃った処女マンコ。

 フルオープンなその全てが、見知らぬ男の生暖かい黄金水で汚されていく……。

 

(ぁ……ぐ……こ、のぉぉぉ…………!)

 

 小便器扱いされ、内心で沸々と燃え上がる反骨心。

 あまりの屈辱感に青筋が浮かび上がり、歯を食いしばってしまう。

 その表情が、どう見ても服従したメス奴隷とは程遠いとは、気付かないままに。

 

「えっ……?」

 

 ふわりと、眩いリングに影が覆いかぶさる。

 圧倒的質量が宙へ浮かぶ、フライング・ボディプレス。

 それが、この舞が目にした、最後の光景であった……。

 

「あゲブッ」

 

 ズドンと激しい地鳴りがし、舞の裸体が自然落下した筋肉に押しつぶされる。

 同時に鳴った軽い音は、いくつかの関節が外れ、骨が砕けた音だろう。

 

「………! ………!?!」

 

 男の股から覗く、舞の下半身がピンと筋を張ったように伸びきり、

 

「………………」

 

 ガクリと、糸が切れたように力尽き、動かなくなった瞬間、今度は彼女自身の小水がアーチを描いてリングに垂れ流された……。

 そのままの覆いかぶさった状態で始まる、処女をぶち破る種付けプレスを受けても、下敷きになった肉は何も反応を返せない。

 この試合は、両方が『ギブアップ』の単語を口にするか、死だけが終了条件だ。

 だが、リセットボタンが彼の手にある限り、挑戦者達はこのルールを毎回忘れ、そして死すら超越して蘇生させられる。

 男が飽きるまで、何度も何度も何度も、あらゆる方法でリョナレイプが繰り返される。

 元からそうであったとはいえ、二人の挑戦者の新たな末路は、やはりまた地獄以外の何物でもなかった……。

 

 

《8Fリザルト》

『プロレスリングで、怪物じみた屈強な男と戦わされる! 完敗し再起不能にされる挑戦者達だが、リセットボタンにより蘇生。男が飽きるまで、彼女達はいつまでも嬲られ続けるだろう……』

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

【舞&フェイト 最終リザルト】

 

《1Fリザルト》

『チンポ触手からの襲撃! 無数の数で押してくる難敵であったが、二人の挑戦者は息の合った連携で触手を撃退することに成功する!』

 

《2Fリザルト》

『挑戦者の片割れが、クリトリス・ワームに襲われる! もう一人の挑戦者が閃いた、咄嗟の機転によって救われるが、ワームに噛み付かれたクリトリスは何倍にも大きく膨れ上がってしまった! フェイト状態異常、クリ肥大化』

 

《3Fリザルト》

『媚薬スプリンクラーの罠だ! 挑戦者達は大量の媚薬を浴びてしまい、落ち着ける場所で発情しきった互いの身体を何時間ものあいだ慰め合った……』

 

《4Fリザルト》

『先へ進むため、一人は悪魔のエロ処刑部屋へと我が身を差し出した。223日間もの間、徹底的な調教を受けた挑戦者は完全に精神崩壊を起こし、淫らな肉体へと改造され、ぶっ壊されてしまう……。状態異常、フェイト・完全調教済』

 

《5Fリザルト》

『人格改造を受けなければ開かない扉だ! 挑戦者はディルドを通じて「クソザコ変態イキりメスガキ」の人格を転写され、後先考えない挑発行為を続けるようになってしまう……。状態異常、舞・人格改造』

 

《6Fリザルト》

『挑戦者達は性感増強床を踏んでしまった! クリや乳首がフル勃起してしまうほど完全に発情してしまい、互いに納得するまで、二人は身体を慰め合う……』

 

《7Fリザルト》

『淫らなショーを強要される舞台に、挑戦者達は出演させられた! しかし、改変された人格による知識に助けられ、何事もなくこれを突破する! 衣装変更、舞・ETDスーツ→ハイレグボンテージ。フェイト・全裸→レザー拘束ベルト』

 

《8Fリザルト》

『プロレスリングで、怪物じみた屈強な男と戦わされる! 完敗し再起不能にされる挑戦者達だが、リセットボタンにより蘇生。男が飽きるまで、彼女達はいつまでも嬲られ続けるだろう……』

 

 

 ――Never End――

 




 ~特に読まなくても大丈夫なあとがき~

 メリークリスマス、あけましておめでとうございます。
 24日や三が日に投稿しようとして遅れまくったこーひーまめです。

 というわけで、いかがでしたでしょうか二人同時ダンジョン。
 筆者的には、今回は発見や反省点がとても多い内容となりました。

 二人いるとやはり、罠にかかった片方だけでは済まず、もう片方の反応を描いてこそ本分になるため、テンポが悪くなること。
 説明や反応の部分をある程度キャラがやってしまうため、いつもの書き方があまりできなかったこと。
 二人になるため、ランダムなのを差し引いても主軸が取っ散らかってしまうこと。
 途中で今までの全員入れられるなとか魔が差したこと。

 などなど、普段はできないことを楽しみつつも、課題はかなり多く残る内容になってしまいました。
 特に投稿が今までで一番遅れたことは、一番強い反省点です。

 そして、実際に執筆し、吟味してみた結果、今後の二人同時受付のリクエストですが、基本的には無しとさせていただきます。
 本作は様々なエロトラップにかかってもらうため、テンポを重視するスタイルを取っております。やはり二人だと、そこを崩さないといけない部分がどうしても多くなり、企画と向いていないと判断しました。
 ただし、今回はまったく関係のない作品同士をクロスさせたのが一因でもあったため、同じ原作同士でやってみるとどうなるのか、気になる点もございます。

 様々な可能性を感じる内容であったため、今回のお話の感想や、再リクエストの要望、同じ原作で無理なく絡ませることが出来そうなキャラのリクエストが重なった時など、突発的にこの形式で投稿するかもしれません。

 端的に言いますと、これといったリクエストはお受けできませんが、気分次第で勝手に絡めてやるかもしれないということになってしまいます。
 いつも通り身勝手な形式になってしまいますが、ご了承くださいまし。

 次回作はまだ未定でございますが、純愛が書きたくなってきたとか、某ハーレム物で即堕ち対魔忍パロが書きたくなってきたとか、色々とふわっふわな新年となっております。
 こんな軌道不安定な筆者ですが、今年もよろしくお願いします。
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