※この作品はR-18です。

小学生家族!   作:モルフモス

3 / 3
今回もふたなりっ娘が出てきます。あとショタジジイも出てきます。そして今回はアナル描写がわりとハードです。


第三話

マグマード・シティにある宿泊施設、そこの男湯にて、喧騒が聞こえてくる。

「てめー!女みてぇな顔してるくせによぉ!!」

「いっちょまえにちんぽでかくて生意気なんだよ!」

「がふっ!!、ぐっ!!」

少女と見紛う藤色の長髪の男の子が、同年代と思しき少年らに囲まれ、暴行を受けている。

殴られてよろけ、尻餅を付いて、ちょうどM字開脚のような姿勢になってしまう。

「その生意気な金玉潰したろうぜ!」

「いいねいいね…おらぁ!!」

「ぎゃぶっ…!!」

背後から羽交い締めにされ抵抗できない藤色の髪の子は、その少女のような見た目にそぐわない大きな男性器にドロップキックの直撃を受ける。

鋭い跳び蹴りが睾丸を潰す、その重い痛みが否が応でも襲いかかる…!!

「おーい、こんないーもん見つけたぞ~」

「よし、ケツの穴にぶち込もうぜ」

「ぐぶっ!!」

いじめっ子の一人が容赦なく藤色の髪の子の肛門にデッキブラシの柄を突っ込み、深々と精嚢まで突き刺さる。

ローションなどの潤滑油もない、そんな状態で直腸に異物を挿入されるその痛みもまた計り知れない。

「コイツ、あんなにボコられて勃起してるぜ!!」

「あはは!!おもしれー!こんな変態チンポぐちゃぐちゃにしてやろうぜ」

 

「ぎゃふっ、ぐふっ、ごぶっ、ぐっ!」

いじめっ子どもは容赦なく藤色の髪の子の男性器を踏みつけ破壊していく。

肛門に刺さったデッキブラシの柄を出し入れされて精嚢を突かれまくり、藤色の髪の子のペニスはいやでもびくんびくんと痙攣する。

 

「ん、なんだてめぇ!?」

その時、何者かが男湯と女湯の境の壁をよじ登って、地面のタイルに降り立った。

「やいてめぇら!なにやってやがるんだ!!」

黒い短髪の…ボーイッシュな少女がいじめっ子どもに睨み付け恫喝する!

「おい見ろよ、男湯にオンナがやってきたぜ!」

「よく見るとおっぱいでけーな」

「ぎゃははは!そっちも可愛がってやるか!!」

下品な笑いを浮かべるいじめっ子の言うとおり、その少女は身長147cm程度ながらバストはDもある。

「うっひょーおっぱいでけーくせにツルツルじゃねえか!」

「だなだな!デッキブラシ突っ込むといい鳴き声あげそうだ!!」

巨乳であるわりに、お尻はわりと小振りで、股間に走る一本すじは産毛ひとつはえてない。

「てめぇら、よってたかって弱いものいじめ…もう許せねぇ!!」

「上等だ!ミディアムにしてやんよ!」

少女といじめっ子グループの乱闘の火蓋が切って落とされた。

 

次々といじめっ子どもは少女に殺到していく…が。

「せいっ!」

「ねしっ?!」

「おごぽご!」

「ちゅぱっ?!かぶらぁっ!!」

少女は的確にいじめっ子の陰嚢に蹴りを入れ、次々悶絶させていく。

「や、野郎!調子にのりやぐろぶすたぁーっ!!」

跳び膝蹴りがリーダー格と思しき禿頭の少年の…これまた精巣めがけて突き刺さる。

「ひ、ひぃ…も、もうダメだあももんご!!」

リーダーが倒され、逃走をはかろうとしたマッシュルームカットの少年の後ろから…これまた睾丸にハイキックを決め、いじめっ子集団は全滅した。

「…たく、我が身をつねって…いや、我が身を蹴って人の痛みを思い知れってんだ」

と、ボーイッシュな少女はため息をつく。「う、うう…あ、あなたは…」

「しゃべるな!しばらくおとなしくしてろ!!」

朦朧とした意識の中、陰嚢にあざをこさえ、肛門と尿道から夥しい血を流す藤色の髪の子は少女を見上げるも、彼女は彼に安静にするよう一括する。

「おい!そこのお前!」

「はっはい!」

「早く警察と救急車を呼びな!!先生にも事情を話しといて!!」

「わ!わ!わかりました!!」

 

いじめっ子グループの暴行の様子に怯えて隠れていたショートボブの少年に、少女は命令した。

ショートボブの少年は少女の裸体を網膜にしっかり焼き付けたのは言うまでもない…。途切れ途切れの意識の中、藤色の髪の子が病院に救急搬送された。

息子の危機を知り、仕事を切り上げた両親も慌てて病院に直行し、心配そうに息子の様子を見守っている。

いじめっ子らを撃退したボーイッシュな少女も、藤色の髪の子が気になって、救急車に一緒に乗ってついていった。

 

担当医が言いづらそうに、口を開く。

「とりあえず命は無事に助かりました…」

「そ、そうですか…よかった」

少女…のような出で立ちをした、鈍色のツインテールのゴシックロリータを身に包んだ父親が安堵する。

「しかし、残念なことに…」

「残念なこと!?いったいなんですか?!」

ペイニーズグレイのスーツに、アクセントとなる虹色のネクタイを着けた、青いポニーテールのカッコイイという言葉の似合う母親が担当医に詰め寄る。

 

「息子さんは精巣と精嚢を著しく傷つけられました。なので精通を迎えることの出来ない身体になってしまいました…正直、人工肛門にならずに済んだだけ奇跡と言っていいかも知れません」

その言葉は、意識が朦朧としていた藤色の髪の子の耳にもしっかり伝わっていた。

「せ、精通って…確か…」

「は、はい。お嬢さんも保健体育の授業で習ったそれです…」

ボーイッシュな少女が訊くと、先生は答える。両親は息子の成長の時計が止まってしまった絶望に打ちひしがれる。

「ところで…お嬢さんは、あの子のお友だちですか…?」

「いや、ついさっき知り合ったところだ。ただ、いじめられてるのを見過ごすのは気分が悪りぃからよ」

「そうですか…あなたは強い子ですね」

と、担当医は希望を見いだしたように笑顔になる。

「これは、儂の我が儘ではありますが、あなたはあの子の命の恩人です。いじめで折れかけた彼の心を救えるかどうかはあなたにかかっています…!どうか、彼の心の支えになってあげてください…!!」

「へへっ、言われなくてもそのつもりだよ!」

ボーイッシュな少女は飛びっきりの笑顔でそう答えた。

 

「あ、ありがとう!まだ見ず知らずの関係だったのにね!」

少女のような父親が、ボーイッシュな少女の手を握って目を燦々に輝かせて感謝を告げる

「お、恩に着る!と、ところで、キミ、名前は…?」

同じく感謝の意を示す、カッコイイ母親が少女の名前を訊く。

「オレ?オレは…」

そこで、途切れ途切れだった藤色の髪の子の意識は完全にブラックアウトした…。

 

 

 

 

 

 

夏休みも終わって新学期が始まって以来はじめての日曜日、スパイダーシティライトニングタウンの中央、市庁に隣接するウェブ中央公園にて、学校が休みである少年少女らによって草野球の試合が行われていた。

身長147cm程度ながらDカップという豊満なバストを持つボーイッシュな少女・玖悟丸雁子が相手投手の投げたチェンジアップをかっ飛ばす。

「よーしっ!雁子!!ナイスバッティング!!」

「へっへへ!いいってことよ!!」

雁子の長打のおかげで、一塁から三塁にまで進めた、体格が良く、いかにも餓鬼大将という言葉の似合う少年・ブルートが、二塁打を記録した雁子にグッジョブコールを送り、雁子も笑顔で言葉を返す。

「雁子様のバッティング、無駄にはしません!」

フードを目深にかぶった藤色の髪の少女の…ような男の子が全力でバットを素振りする。

彼はサップス・唐二・フランキース、雁子の結婚前提で交際している恋人である。

「サッちゃーん、力むなよー!!」

雁子がサップスにエールを贈る。雁子はサップスをサッちゃんと呼ぶのだ。

「トージー、ゲッツーだけは勘弁なー」

と、ブルートが釘を刺す。ブルートはサップスを呼びやすいからと言う理由でセカンドネームで呼ぶ。

 

ピッチャーが振りかぶって、投げた!しかし、このスローボールはボール球だ。

振らなかったのでストライクはカウントされなかった。

次のボール、このフォークボールは打者の手前でストンと落ちる。サップスは思わず振ってしまってストライクを取られてしまった。

平行カウントの中、三球目…

「そこっ!」

フォークボールを捉えて打った!大きく打ちあがったが、勢いが足りず、レフトフライに終わった…しかし。

「よしっ!ナイスだぜ、トージ!」

相手のレフトがキャッチした瞬間、すかさずブルートがダッシュし、ホームインする。これで2対2で追いついた。

「あうう…ごめんなさい、雁子様。ヒット打てませんでしたぁ…」

「いやいやいいって!サッちゃんのおかげで1点返したって事実にゃ変わりねぇんだからよ!」

二塁にいる雁子はニコッといい笑顔を浮かべてサップスを励ました。

勢い付いたブルートをリーダーとする雁子の所属するチームは勢いづいて4対2までリードして、途中でまた相手に1点返されて、4対3でいったん切り上げて、続きは午後1時に再会することにして、それぞれお昼ご飯休憩を取ることにした。

「へっへー、エネルギー充てんってもんよ!」

 

雁子が風呂敷を広げ、弁当箱を開けると、大量のおにぎりが姿を現す。

雁子はおむすび処・くごまるの娘さんで、お弁当もおにぎりであることがほとんどだ。

「雁子様、おにぎりに合うもの、作ってきましたわ!」

サップスがタッパーをふたつ出し、そのうち片方を雁子にあげると、雁子はわくわくしながらタッパーを開ける。

「おっ!台湾風まぜそばじゃねえか!わかってるな、サッちゃーん!!」

「うふふ♪冷めてもおいしい味にしてみました」

と、雁子の喜ぶ顔を見て、サップスも嬉しさで顔がほころんだ。

雁子はおにぎりとまぜそばの組み合わせこそ最高の食べ合わせだと信じて疑っていない。

そんな雁子のために作ったサップスのまぜそばは麺も手打ちである。

「ずるるー、ばっくばっく…うん、うめぇ!うめぇよ、サッちゃん!」

「ええ、ありがとうございます!ところで、この炙りベーコンおむすび、雁子様の手作りですよね」

「おう、よくわかったな!」

「ええ、手を取るようにわかります…染み付いた雁子様の手のひらの香り、誤魔化しようがありませんわ…!!」

「お、おう…オーケイ、わかった…」

流石に重すぎる愛に雁子は若干ひいた。

 

「ぶっ、げっほげほ!畜生、高菜かよ!!」

雁子は高菜が嫌いだ。と、いうのも高菜特有の香りと塩気がなんとなく受け付けないのだ。

「か、雁子様!苦手なのでしたら私がもらいます!!」

サップスは食べかけの高菜おにぎりを奪うように雁子から取る。

「はあはあ…か、雁子様と…間接キッス…」

サップスは高菜おにぎりをよーく咀嚼して味わった。

「なあなあ、尚巳とウィスパーにも言えることだけどよぉ、雁子とトージももはや夫婦って感じだよなー」

「そうだね、ブルート…」

長身な褐色のCカップの少女・ライザがブルートの言葉に全面的に同意した。

「尚巳!ウィス!おめぇらもおにぎり喰うか?」

「え?いいの?ありがとう!じゃあぼくはサンドイッチ作ってきたからみんなで食べよ!」

「みんなで食べると…何倍も…おいしい…!!」

栗色のセミロングの男の娘・車尚巳と、銀髪のロングヘアの少女・ウィス…ウィステリア・エルディムーアが合流し、四人で弁当を分け合うランチパーティが開かれた。

ちなみに彼女をウィスと呼ぶのは今のところ雁子とサップスだけで、他の人らは、彼女の囁くような話し方からウィスパーと呼ぶのがほとんどである。

 

「おっ、このサンドイッチの具、おにぎりにもイケそうだな!」

「あっ雁子気に入ってくれた?!うっふふー、サラダチキンとタマネギをバルサミコ酢で和えてみたの!」

「バルサミコ酢かぁ…ノーマークだったぜ…」

裏をかかれたかという表情で、雁子は尚巳の応用力に感心する。

「い、今の雁子ねぇの表情…描いてみたかった…」

「やめろよウィス、恥ずかしい…」

絵描きとしての欲求を素直に口にするウィスパーに、雁子は照れくさそうに、しかしまんざらでもなさげな、そんな表情で返した。

「あとこれも自信作なんだー♪はい♪ウィスパー、あーん♪」

「あーん…」

尚巳がスモークサーモンをわさび醤油漬けにした、シソも挟まったサンドイッチをウィスパーに差し出し、ウィスパーも口を開け、素直に口に入れ、もそもそと咀嚼する。

「キャーッ!尚巳ちゃん!ウィスちゃん!!ど~してあなたたちはそんなにかわいいのよ~!!」

「ぎゅっ、ちょ、ちょっとサップス!?落ち着いて?!」

「む、むぎゅっ、く、苦しい…」

「やれやれ、また始まったか…」

尚巳とウィスパーの愛らしさのあまり、二人まとめて抱きしめ、その様子をやれやれと言いつつも優しい笑顔で雁子が呟く。

 

サップスは可愛いものが大好きで、尚巳やウィスパーを猫可愛がるのだ。

「あ、そうそう尚巳ちゃん!こないだの豚バラのぶつ切りガリバタ炒め、とても好評だったわよ!」

「ああ、あれはうまかったな!!」

こないだサップスが尚巳に教えられて作った料理を雁子が評価する。サヴァンやギフテッドなど、特殊な才能を持った、謂わば天才達が集うスラッシャー学院の調理学科に所属する尚巳は、サップスの料理の師匠でもあるのだ。

ちなみに尚巳の妹でもあり婚約者でもあるウィスパーもスラッシャー学院に所属し、彼女は美術学科に所属している。それだけに、彼女の絵のクオリティは高く、風景画は雄大ながらも風情があって、キャラクターはほわほわした愛くるしさに満ち溢れていて、いずれも共通することは見る者の心を和ませるという事だ。

今日も今日とて、108色の色鉛筆とスケッチブックを持って、野球する雁子たちをスケッチブックに描きまくっていた。

その時、ウェブ中央公園の脇道に、レモン色のMR2 GT-Sが駐車した。

「ヤッホー!君たち野球やってんの?」

「おう、アネゴ!」

MR2から降りてきて、サングラスを外して笑顔を浮かべたのは、艶のある漆黒のサラサラロングヘアーの長身美女だ。

 

彼女は玖悟丸自由美、雁子の実の姉で、ライトニングカレッジに通う大学二年生の二十歳だ。

あどけない少年のような顔立ちは姉妹で似ているが、彼女は雁子と違ってバストはそんなに大きくなく、せいぜいBカップ程度だが、彼女自身それも個性だと前向きに考え、さほど気にしていない。

自由美自身にこれといった夢はないが、とりあえず就職が安定するだろうという理由で経済学部に所属している。

ちなみに自由美は土曜日にある「ツボ指圧学」という授業に興味を持ち、カリキュラムに組み込んでいるので今日も授業があるのだ。

「おとなりいいかなー、雁子ちゃーん♪」

「おう、構わないぜ」

自由美が雁子の隣に座り、風呂敷を広げて弁当箱を開ける。

「いやーお昼は雁子ちゃんのおむすび、それとヤキソババアの焼きそばのセットじゃないと始まらないわー」

「ありがとよ、アネゴ。ちなみに今回は…」

「にんにく醤油味~♪」

と、自由美がパック詰めにされた焼きそばを開け、焼きそばとおむすびを交互に食べる。

まぜそばとおにぎり派な雁子に対し、自由美は焼きそばとおにぎり派なのである。

ちなみにサップスはおむすびに麺類を付けるならつけ麺派である。

 

ヤキソババアとは、ライトニングカレッジ近くにある老舗の焼きそば屋で、様々な味の焼きそばやお好み焼き、もんじゃ焼きを取り扱い、テイクアウトも可。

さらに学割があるなど、学生に嬉しいそんなお店であり、自由美の行きつけである。

ちなみにヤキソババアという店名だが確かに店主は実年齢はババアといって差し支えない…が、実際会ってみると年齢逆詐称疑惑すら立っている程である。

ちなみに雁子は家業であるおむすび処・くごまるを継ぐつもりな為、大学に進学するつもりはない。

「だってアネゴが台所に立つと大惨事になるからなー」

「あっはっはー、センスがないんだよねきっとー」

「ええ、あれを口にしたときは死ぬかと思いましたわ…」

自由美が大学に行くのは、自由美が料理が殺人的に下手すぎて、ただの塩にぎりのはずがしょっぱいヘドロと化すほどで、とにかくとても家業を継がせられたもんじゃなく、おにぎり処・くごまるの現当主にして雁子と自由美の父親である玖悟丸狗霊丸(くれいまる)がとりあえず大学に行けば、職には困らないだろうと考えて勧めたからである。

「自由美おねーちゃん、試しにぼくにマッサージしてみてよー。最近肩凝っちゃってさー」

 

「はいよ、尚巳ちゃーん。…んっ、ここだな?ここだな?」

「ああー…痛いけどコレくらいが気持ちいい~♪」

と、尚巳が自由美に肩胛骨のツボを突かれて、気持ちよさそうにリラックスしている。

「な、尚巳にぃ…気持ちよさそう…私も、押されたら気持ちいいのかな…?」

と、ウィスパーも自由美を見つめて尋ねてみる。

「はいよー、ちょっと待っててねー。凝りという凝りは徹底的に解さないと気が済まないからねー」

と、自由美は引き続き丹念かつ強めに尚巳の肩、腰、背中をマッサージする。

「キャーッ!リラックスしてる尚巳ちゃんの表情!興味津々に見つめちゃってるウィスちゃん!!どっちも可愛いわぁ~!!」

「やれやれ、サッちゃんホント好きだよな~」

サップスが尚巳とウィスパーをスマホのカメラで撮りまくり、そんなサップスを雁子が生暖かい目で見守る。

すでにリラックスしきっている尚巳はノーリアクションだが、ウィスパーはちょっと戸惑っていた。

「さあーどうかなー?尚巳ちゃーん」

「んっ、すっごい軽くなった。ありがとー、自由美おねーちゃん!!」

「へっへへーどういたしましてー♪じゃー次はウィスパーちゃんの番ねー」

「よ、よろしくおねがいします…」

 

手をわきわきさせる自由美にウィスパーは緊張した面持ちで身構える。

「んー?ここかなー?」

「あっ、ひゃやっ?!自由美ねぇ、くすぐったいです…!!」

自由美がウィスパーの肩を刺激されると、くすぐったがって身体を捩らせる。

「んー、じゃあココかなー?」

「ひきゃっ!!い、痛い…ッ!!」

ウィスパーの肩胛骨、さっき尚巳が気持ちよさそうにしていた所をズボっと突くと、ウィスパーは苦痛に顔を歪める。

「ははーん、わかった!ウィスちゃんは“凝らない体質”なんだね!うん、そんだけ健康ってことだよ!肩胛骨だけにね!!」

「あ、アネゴ…そのシャレ、笑えねえぜ…」

カラカラと駄洒落を飛ばす自由美に雁子は苦笑いを浮かべる。

「あ、ありがとう…でも、尚巳にぃが味わった、気持ちよさ、味わえないの…なんかさみしい…」

「いやー実際肩凝らないのってうらやましいよー。凝ったらもうつらくて大変なんだからー」

と、尚巳はウィスパーを抱きしめうらやましいという本音の言葉を言う。

「あっそろそろアロマテラピー学の時間だー!じゃあね、雁子ちゃん、みんなー!!」

と、焼きそばとおにぎりを完食した自由美が次の授業を受けるためにウェブ中央公園を去る。

 

レモン色のMR2が気持ちのいいエンジン音を唸らせ、走り去っていった。

「さて、オレ達もそろそろ時間だな…」

気が付けば約束の午後1時まであと5分の時間を指していた。

ちょうどいい具合におにぎりもサンドイッチもまぜそばも完食した雁子らは後片付けをして、集合して草野球の試合を再開した。

 

試合は午後4時ちょい過ぎまで続き、6対3で雁子の所属するブルートチームが勝利、特に尚巳が1点も許さぬ堅牢な守備を見せつけたことが大きく、ピッチャーにも安心感と信頼感を与え、メンタルの負担を軽減し、のびのびと投げられたことが大きかった。

もちろん、ウィスパーもそんな試合の様子を、尚巳の冴える守備はもちろん、雁子とブルートのバッティング、その他大勢の好プレー珍プレーもサラサラっとスケッチブックに描き留めた。

と、そこへウェブ中央公園の脇道にライムグリーンツートンのS13シルビアが停車する。

「サップスくん、迎えに来ましたよー」

鈍色のゴシックロリータファッションを身に包んだ少女…のような中年親父が運転席から降りてきた。

「と、父様…この格好、恥ずかしいからやめてと言ったでしょう…」

「いいじゃないですか!これがわたくしのありのままなんです!!」

 

彼は貝蔵・フランキース、サップスの父親で少女のような外見にも関わらず御年60歳になる。いちいち仕草が愛らしくても還暦を迎えたじじいであることは紛れもない事実である。

「そうだぞ、人の趣味をケチケチ言うもんじゃない」

「あ、母様。今日は仕事もう終わったんですか?」

「ああ、早めにかたをつけておいた」

ペイニーズグレイのスーツと虹色のネクタイが特徴のポニーテールのカッコいい雰囲気の美女はストロベリー・エスパスタ・フランキース、彼女はバリバリのキャリアウーマンだ。

いつも忙しく、深夜まで残業し、終電で帰ってくることも少なくないが、今回はテキパキと手際よく終わらせて早くあがり、駅で貝蔵に迎えに来てもらい、ウェブ中央公園まで一緒に来たらしい。

「お、お師匠様…久しぶり…」

「やあやあマイ愛弟子ウィスちゃん、久しぶりですーっ!!」

と、ウィスパーを抱きしめる貝蔵。貝蔵の職業はイラストレーターで、ピース・エース・Mk.III(マークスリー)名義で主にラノベの挿し絵や美少女ゲーム(18禁含む)の原画に広く携わっている。

可愛らしくほわほわした絵柄と、彼自身の容姿と服装から女性イラストレーターと間違われることも多い。

 

ウィスパーは貝蔵のファンで、サイン会の時に開口一番弟子入り志願し、師弟関係となり今に至る。

貝蔵もウィスパーの絵のクオリティを有望視しており、基本的にダダ甘に溺愛しているも、時に厳しく指導している。

「な、尚巳にぃ…今日、お師匠様んち、泊まる…」

「はいよーわかった、お母様に連絡するね!」

と、尚巳はスマホを取り出し、同世代の育ての母・七緒に連絡する。ついでに尚巳も七緒のバイパーで迎えに来てもらうよう頼んでおいた。

「では、行きましょうか」

「そうだね、貝蔵。…ウィスちゃんはサッちゃんの膝の上に乗せればいいか」

シルビアは4人乗りで、本来5人は定員オーバーだが、ストロベリーの提案でその問題はなんとかクリアした。

「ウィスちゃんのお尻が…私の膝に…うぅ~しあわせ~♪」

「サッ、サップスさん…ちょっと苦しいかな…?」

「サッちゃん、ほどほどにしとけよー」

後部座席に座るサップスは、その上に座るウィスパーをかっちり抱きしめ頬ずりし、そんなサップスを雁子が宥める。

シルビアのエンジンがかかり、その直後スムーズに発進する。シルビアは加速と操作性のバランスがよく、燃費もリッター10kmと、その手の車としてはそこそこだ。

 

良くも悪くも平均的なそんなシルビアは初心者にも扱いやすく、それでいて上級者も退屈させないステキなマシンだ。

貝蔵は今まで色々なクルマに乗ってきたが、バランスの良さに目を付け「初心に帰りたい」という理由でこのクルマを中古で購入したのだ。

 

サップスがウィスパーのほっぺをぷにぷに押したりしている間に、ごくふつうの二階建ての一軒家のフランキース家に到着した。

「さて、ニュースでも見るか…」

ストロベリーはスーツを脱ぎ、玉虫色のジャージに着替えてソファーに座り、テレビの電源を付ける。彼女はあくまでもレインボーがイメージカラーで、公私問わず、それを貫き通すのだ。

「さあ、今日は腕によりをかけて作りますよー」

と、貝蔵が手を洗ったあと、厨房に立つ。基本家事は貝蔵の役割だ。ストロベリーも家事が出来ない訳じゃないが、サラリーマンとして多忙な毎日(今日みたいに早く帰れたのは稀)を送る彼女の支えになりたい一心で家事全般を取り仕切っている。

「わ、私も、手伝う…!!」

「あらありがとう♪じゃあ、玉ねぎとピーマン、パプリカを切ってくださいっ」

ウィスパーも師匠のお手伝いをする。ウィスパーも尚巳が料理しているところを見て、彼女なりに学習しているから、料理も出来なくはない。

「んっ、痛うっ…!!」

「ウィスちゃん、塩をなめながらやるとしみないですよ~」

まな板をもう一つ用意し、牛肉を切りながら貝蔵がウィスパーにアドバイスする。言われた通り塩を舐めてみると、多少は楽になった。

「次はレタスを洗ってちぎってくださいあっ」

「う、うんっ!」

貝蔵に指示された通り、ウィスパーはステディレタス、サニーレタス、グリーンカールを洗って千切っていく。

「ご飯はオレに任せろ!くごまるの娘の腕、見せてやるぜ!!」

「ならば、私はお吸い物を作りますわ」

「はい雁子ちゃん、サップス、おねがいしますっ!」

雁子が塩水で手を濡らし、手のひらに塩を擦り込み、おにぎりをせっせと作っていき、サップスはエリンギをスライスし、舞茸とブナシメジをバラし、水を張った鍋に火をかけ、昆布と若布、煮干しを煮出し、煮立ったらキノコを鍋に入れ、みりん、塩、醤油の順に味付けしていく。

貝蔵は中華鍋に牛肉のぶつ切りと、予め塩水に漬けて臭みを取っておいた鶏レバー、先ほどウィスパーが切った野菜を、熱してごま油を引いた中華鍋に放り込み、炒め始める。

 

「ふんふん♪ふふ~んふ~ん♪ウィスちゃん、さっきちぎったレタスを盛ってください」

「う、うんっ!」

ウィスパーは外側からサニーレタス、グリーンカール、ステディレタスの順になるように手際よく盛り付ける。

言われなくともわかっているあたり、師弟として以心伝心であるバロメーターと言えよう。

「はい、ありがとう♪じゃああとは休んでていいですよ!」

「うん…じゃあ…料理してる師匠、描く!!」

「あらありがとう♪ホント熱心な弟子でワタシすっごくうれしいですっ!」

紹興酒、塩コショウ、オイスターソースの順に中華鍋の中身にかけながら、ウィスパーに微笑みかける。

ウィスパーは108色の色鉛筆とスケッチブックを取り出し、熱心に貝蔵を描き始めた。

「ねえ、父様」

「なんですかサップス?」

「コマーシャルを見て思い出したのですが、父様明日ライブがあるんじゃありませんでしたっけ?」

ちらっとテレビに目線を移し、コマーシャルを見たサップスが不安そうに父に訊く。

貝蔵はその可愛らしい姿と声故に声優及び歌手としても活動しており、声優としては主に自分の描いたキャラが出るライトノベルのアニメの少女や少年を演じ、歌手としてはその元気で愛らしい声音故に声の仕事でも人気があり、不定期でライブやコンサートを開いている。

チャーミングボイスと言われるほどの可愛らしく元気な歌声で、その歌声を聞くものを魅了し元気付けると評判だ。

一方「所詮おっさんだろ?」というアンチも多いのだが、それを補って余りある人気である。

「ふふふっ大丈夫ですよっ!会場はライジンホール、すぐ近くですっ!」

「まあ、それなら…いいですが…」

味見しつつ、サップスが答える。塩がもうひとつまみ欲しかった味なので、小匙一杯加える。

ライジンホール、ライトニング小学校から北西に500メートルほど歩けば着く、大きな公民館である。

確かに、サップスの家からもそう遠くはない。

「ならば私に家事を任せれば良かったのではないか?」

「ストロベリーさん、その気持ちだけで十分です。そうだ!できた料理配ってください!」

貝蔵の指示通り、サラダとお吸い物、たくさんのおにぎりの乗った大皿を配っていく。

「はいっ!最後にメインディッシュですっ!!」

「ほう…これは美味しそうだな」

「はい~牛肉と鶏レバーのオイスター炒めです~♪きっとスタミナ付くこと間違い無しですよっ!」

えっへんと胸を張りながら貝蔵が言う。

 

明日はハードなスケジュールだからスタミナが必要なのだろう。

全員ダイニングテーブルに着席し、いただきまーすのかけ声をしたら、全員思い思いに箸でおかずやサラダをつまんだり、おにぎりを頬張ったり、お吸い物をすすったりする。

「雁子様のおむすび、やはりいつ食べても飽きさせない味が最高ですわ!」

と、サップスが雁子のおむすびを賞賛する。今回雁子が握ったのは、シンプルに海苔だけ巻いた具無しおむすびだが、それが却っておかずが進む結果になり、塩加減もおかずの味を殺さない程度のいい塩梅になっている。梅は入ってないが。

「おう!なんてったってオレはおむすび処・くごまるの娘だからな!そう言うサッちゃんも、お吸い物また腕上げたな!」

「か、雁子さまぁ~」

雁子が誉め返すと、サップスは感激の声をあげる。

「本当に美味しい…!!これは…海藻と、煮干し?」

「あらよくわかったわねウィスちゃん、大正解よ!」

尚巳の手料理をほぼ毎日食べているウィスパーもある程度舌が越えているのだ。

「サッちゃんも雁子ちゃんもふたりともいいお嫁さんになれること間違いないですよ~

それはこの貝蔵・フランキースが保証しちゃいますっ!」

 

「師匠…ふたりとも、お嫁さんじゃ…結婚できない…」

「いいじゃありませんか、ウィスちゃんと尚巳ちゃんも実質ふたりがお嫁さんみたいな見た目じゃありませんか~」

「…恐らく、お前には言われたくなかっただろうな」

ウィスパーのツッコミにボケで返していく貝蔵。そこへストロベリーがなかば苦笑いしながらある意味至極もっともなツッコみを入れる。

「それはそうと、鶏レバーにオイスターソース…考えもしなかったな。おかげでご飯が進む」

と、ストロベリーはもう6個目になるおにぎりをかじり、牛肉と鶏レバーのオイスター炒めを口に放り込み、サラダを摘まんで、お吸い物を啜るという三角食べならぬ四角食べでどんどん平らげていく。

「ピーマンも、パプリカもシャキシャキで、歯触りもいい…!!師匠…絵もうまくて、料理もうまくて…ホント、うれしい…!!」

「ああ、料理上手な夫で、妻である私も鼻が高い」

「ウィスちゃ~ん、ストロベリーさ~ん、ワタシ、照れちゃいます~♪」

誉められてストロベリーはちょっと調子に乗っていた。

あれよあれよとみんな食べていって完食し、ごちそうさまの挨拶とともに一同はダイニングテーブルから解散する。

 

「風呂掃除と風呂沸かしくらいは私がやっておこう」

「あらありがとうございます♪じゃあワタシは皿洗いしてますねっ!」

「いえいえ、父様はゆっくり休んでて下さい」

「あらあら、ありがとうございますー。親孝行な息子で、ワタシうれしいですっ!」

「うう…この可愛い声が父親である事実がツラい…!!」

サップスも思春期の少年なので、愛くるしくロリロリとした声の持ち主が実の父親という事実が受け入れがたいようだ。

「それじゃあウィスちゃん、今回描いた絵を見せてくださいー」

「う、うんっ!これが、尚巳にぃのファインプレー!で、これがサップスにぃの犠牲フライ…!!」

「うんうん、ウィスちゃんはみんなのことが大好きなんですねー」

「で、これが…料理してる師匠…!」

「まあ、うれしいです!…でも、炎はもっと勢いをつけて描いてもいいですかねー」

「う、うんっ!あとは…」

「尚巳ちゃんのスライディングキャッチですが、砂煙はもっと派手にした方が迫力が出ますねー

ウィスちゃんの絵は柔らかくて愛らしいんですが、この場合、それが仇になっちゃってるんですー」

「なるほど、なるほど…!!」

「あぁ~、ウィスちゃん、かーわいーいわぁ~」

 

貝蔵の柔らかいアドバイスと、その助言にふんふんと鼻息を荒くしながら熱心に聞き入れるウィスパーを、洗い物しながらチラ見して、サップスは萌えて悶える。

ただ、複雑なことは一見少女たちの微笑ましい掛け合いのように見せかけて、片方は少女ではあるが両性具有、つまりふたなりであること、もう片方は正真正銘の男性であり、しかも60歳と還暦を迎えたオッサンであるという事実である。

 

 

 

 

「お風呂、沸いたぞ」

と、ストロベリーが風呂の準備が整ったことを一言で報告する。

「それじゃあウィスちゃん、一緒に入りましょうかー♪」

「う、うんっ!」

貝蔵とウィスパーが絵のレクチャーを一旦切り上げ、風呂場に向かって歩き出す。

「私も一緒に入っていいか?」

「あっはい!いいですよ~。しかし三人だとちょっと狭くなっちゃいますね~」

「大丈夫だろう。ウィステリアも貝蔵も小さいからな」

ウィスパーも貝蔵もちょうど身長は130cm程度、ストロベリーの言うとおり、そんなにスペースは圧迫しないだろう。

「じゃあさ、サッちゃん!ウィスたちがあがったら次はオレ達二人で入ろうぜ!」

「あ、はい、雁子様が望むなら…」

雁子の誘いにサップスは頬を赤らめながら答えた。

 

脱衣場に着き、三人はそれぞれ服を脱ぎ始める。

ストロベリーが玉虫色のジャージを上下とも脱ぎ去り、チャコールグレイのTシャツを脱ぐと、パステルグリーンのハーフカップでストラップレスなフロントカップブラに包まれたEカップはある乳房と、同じくパステルグリーンのハイキニに包まれた、バストとは対照的に小振りなヒップが見える。

貝蔵がタンクトップとスカートを脱ぐと、シルバーグレイのキャミソールと、象牙色のスキャンティの下着姿になる。貝蔵の女装は下着まで徹底するタイプなのだ。

ウィスパーがおずおずと、純白のワンピースを脱ぐと、桃色のチューブトップブラとハイキニのショーツの下着姿になる。

ストロベリーがブラジャーを取ると、大きな乳房がぷるんと弾み、名前通りいちごミルクのような鮮やかなピンクの乳首が露わになる。

貝蔵がキャミソールを脱ぐと、少年を思わせる平坦な胸板、60歳とは思えない鴇色の乳首が露出する。

ウィスパーもチューブトップのブラを外すと、貝蔵と大差ない平坦な胸、紅梅色の乳首が露わになる。

ストロベリーがさっさとショーツを脱ぐと、まるで桃を思わせる小振りなヒップと、ビロードのような狭く濃い陰毛に覆われた膣が露わになった。

 

貝蔵も最後の一枚を脱ぐと、天使のような柔らかいお尻と、大人とは思えぬ産毛一本すら生えていない小振りな、皮も剥けていないおちんちんが露わになる。

ウィスパーもショーツを脱ぐと、小振りで触り心地のよさそうなヒップと、貝蔵と同じく無毛で…両性具有の証である男の子の印であるおちんちん…それも貝蔵よりは大きめなものと、女の子の印であるぴっちり閉じたすじが同時に存在する陰部が露わになった。

ウィスパーとストロベリーがナプキンをゴミ箱に捨て、三人は風呂場へ歩んでいった。

 

「洗うぞ。しっかり目を瞑っていろ」

ストロベリーが二人を座らせ、二人の頭にシャワーをかけ、シャンプーを髪につけて、二人同時に泡立てる。

ストロベリーは左右の手で二人同時に髪を洗えるという謎の特技があるのだ。

「師匠…サップスさんも、ストロベリーさんに洗ってもらってるの…?」

「うーん、二年前くらいはそうだったんですけど、最近親と一緒のお風呂はイヤって言うんですよねー」

「ふふふ、子の成長は嬉しくもあれば寂しくもあるな」

と、ストロベリーがホクホク顔で言う。親離れは親にとっては確かに淋しくもあるが、いつまでも親に依存しているよりは遥かにマシだろう。

 

「さて、流すぞ。まずはウィスパー、お前からだ」

「わぷっ…んっ!染みる…っ!!」

「だから目を瞑っていろと言っただろう」

かつて実子であるサップスにやってきた時のように、ウィスパーの頭を手でとかしながらよく洗い流す。

白銀のセミロングの髪質はたちまちつやつやかつさらさらになった。

「次は貝蔵だ。いくぞ」

と、貝蔵の頭の泡を洗い流す。

「ん~…やっぱりストロベリーさんに洗ってもらうのは格別ですね~」

「そう言っていただけるのはありがたい」

貝蔵もストロベリーも、それぞれ満足気な微笑みを浮かべる。特に貝蔵の表情は、いかにストロベリーに髪を洗ってもらうことが気持ちいいかを物語っていた。

「次、私…ストロベリーさんの頭洗う…!!」

「ああ、頼もうか」

「じゃあワタシは背中を流してあげます~」

貝蔵とウィスパーが立ち上がり、ストロベリーが椅子に座る。貝蔵がストロベリーの背中に位置取った為、ウィスパーは必然的にストロベリーの前に立つことになる。

「おかゆいところはございませんか~♪」

「ああ、いい気持ちだ」

貝蔵が背中をこする心地よい感覚にすっかりストロベリーは身を委ねている。

 

「それにしても…やはり、不思議なものだな」

「ひゃっ…さわらないで…!!」

ストロベリーがおもむろにウィスパーのふたなりちんちんをつまんでみる。

「はあ…っ、あっ…うっ…っ!!」

なんとなく癖になりそうな感触を憶えたストロベリーはウィスパーのおちんちんを握ったり引っ張ったりすると、すっかり勃起し、ピンと立った都合上、すじも見え、そこも愛液がたれ始めていた。

「ほほう、きちんと身体の一部なのだな」

「そ、そんなの…当たり前…んんっ!!」

ストロベリーがウィスパーの竿の皮をしごくと、薄紅色の亀頭が見えたり隠れたりして、先端から先走り汁がにじみ、女陰からは愛液を垂れ流していく。

「んっ、んっ!…あ、あああっ!!」

ウィスパーが射精特有のペニスにツンときて、先端に流動するような集中した感覚に身悶えて、金切り声をあげると、ペニスから精液…ではなく無色透明かつ無味無臭な鉄砲水が勢いよく噴出した。

「…なるほどな、やはり生えていても根本は女性ということか」

手についた透明の液体を舐め、それがカウパー腺液とスキーン腺液の混ざった液体だと確信し、射精する感覚こそ味わえても、根本的にそれは射精ではないと悟り、ストロベリーはこう呟いた。

 

「…貝蔵、当たってるぞ…」

「は、はうぅ…」

ウィスパーが淫らに乱れていた様を見て、貝蔵もウィスパーより一回り小さいながらも勃起し、ストロベリーの背中に押し当てるカタチになっていた。

「私以外の女性で勃起するとは、いけない男根だな」

「ひゃうっ?!」

ストロベリーは貝蔵の勃った粗チンを握った。

「浮気性な男根には仕置きが必要だな…」「あうう…やめてください~…」

ペニスの包皮を上下にしごき、とても還暦を迎えたとは思えない綺麗な桃色の亀頭がひょこひょこ顔を出す。

「ここはそうは言っていないみたいだが?」

見る見るうちに雁口から先走りのカウパー腺液が滲み出す。

「あっ、ストロベリーさんっ!もう、ワタシっ、あああっ!!」

いよいよ貝蔵のペニスから白濁したマグマが勢いよく噴火した。

「し、師匠の精液…濃くて…おいしい…!!」

ウィスパーが飛び散った白濁液を手に取り、舐めて呟く。それは貝蔵は精力もとても60歳という高齢とは思えぬほど漲っている証拠だ。

「こんなの…味わったら…!!…うっ!…あっ!!」

ウィスパーはすっかり発情し、一心不乱に勃起したペニスをしごきまくり、カウパーとスキーンが混ざった鉄砲水をどびゅっどびゅっと乱射する。

 

「なるほど…底無しなのか…」

ストロベリーがウィスパーには「射精ができない」以上、性欲とオーガズムに際限がないことを悟ると…

「ならば、ここも可愛がってあげよう」

「いっ、ひゃあっ!!」

ストロベリーが後ろからウィスパーの膣内に指を入れると、甲高い悲鳴をあげる。

「…なるほど、千本のミミズが絡みつくようだ。さらに膣圧もリズムで強弱をつけて申し分ない」

「あっ!あっ…ううっ、…ああっ!」

ウィスパーがストロベリーに膣内をかき回されるたび、ウィスパーは嬌声をあげる。

「やっ、そっそこっ…!!だめ…っ!!あっ…ああっ!!」

ストロベリーの指がGスポットを捉えると、ウィスパーは背中を丸めてびくんびくんと痙攣し、ペニスからより勢いよく絶頂の証である無色透明の鉄砲水が噴出した。

「…さて、そろそろ泡を流してくれないか?」

「あ」

ストロベリーが身体も頭も泡まみれだったことに貝蔵は気が付き、シャワーで泡を洗い流した。

一方ウィスパーは、しばらく絶頂の余韻に浸り、一発、また一発とペニスをびくっびくっと震わさせながら、カウパー汁とスキーン汁のミックス液を噴射していた。

 

全員頭も身体も洗い終えたところでいよいよ三人は湯船に浸かる。

 

「ふふっ…心地よい重みだ…」

身体のサイズ的に必然的にストロベリーの脚の上に貝蔵、ウィスパーが乗っかるカタチになる。ウィスパーは足の部分に座り、貝蔵がストロベリーのおなかによっかかる位置具合だ。

「ふふっ、貝蔵、すでに子も産まれたろう、何を反応している」

「だ、だっていつ触れても柔らかくて、ドキドキしちゃうんですー…」

位置の都合上、貝蔵の背中にはストロベリーの豊かなバストが当たるカタチとなり、貝蔵は顔を赤らめ、ペニスを勃起させる。

「ふっ、可愛い奴め…」

「あうぅ…っ」

「ひゃっ」

ストロベリーが手を回し、貝蔵を、そしてウィスパーごとかっちり抱擁する。

「師匠と、ストロベリーさん…とっても仲良し…」

「そうだ、夫婦だからな」

と、ウィスパーの正直な感想にストロベリーも正直に答える。

「夫婦…もしかして、尚巳にぃとも、こんなに、仲良く、なれるかな…?」

「にぃ…?ああ、血のつながらない兄妹だったか…大丈夫だろう」

「そうですよウィスちゃん!お互い大好き!って思ってればそのパワーは無限大なんです!!」

「大好き…無限大…」

ウィスパーは想像すると、ほんのり頬を紅潮させると同時に頭の中で楽しいことがいっぱいになる。

 

「むっ、ウィステリア、のぼせたか?そろそろあがろう」

「そうですね、湯冷めしちゃう前に身体をふきふきしましょう!」

三人は湯船からあがる。脱衣場で、ウィスパーと貝蔵がお互い身体を拭きあい、ストロベリーはそれを微笑ましく思い、見守りながら自分の身体を拭く。

ウィスパーと貝蔵はパジャマを、ストロベリーは玉虫色のジャージを着て、風呂場をあとにした。

 

「よっしゃ!ボストロールが起きあがったぜ!」

「やりましたわね、雁子様!」

雁子はドラゴンクエスト6をプレイし、天馬の塔で、仲間モンスターを勧誘しつつ経験値稼ぎをしていた。

仲間になりたそうにこちらを見ていたボストロールを即加入させ、まじんのかなづちとまじんのよろいを装備させる。

もともとボストロールはすばやさが最低クラスなので、まじんのよろいと相性が抜群だ。

さらにきあいためからの一撃で、まじんのかなづちが必中になるコンボもこなせるので、スペックをフルに発揮するにはAIに一任する必要のあるキラーマシン2と違って、「めいれいさせろ」でも安定した活躍が見込めるボストロールを雁子は選んだのだ。

「さて、あがったぞ…」

「ああ!ちょっとコイツ改名してセーブしてから行くよ!」

 

ストロベリーが風呂からあがったことを告げると、雁子はボストロールを改名してからセーブする。

ボストロールのデフォルトネームは「トビー」なので、いまいち似合わないと思った雁子は、彼をボストロールからとって「ボストン」に改名した。

「ぷはーっ!風呂上がりの飲むヨーグルトは最高ですーっ!ねっ、ウィスちゃん♪」

「ごくごく…ホント、おいしい…!!ごくごく、うちでも…続ける…!!」

「…なあ、サッちゃん。こうして見るとオヤジさんとウィスって女の子同士がじゃれ合ってるようにしか見えねえな」

「うちの父ながら、恥ずかしいです…」

ふんわりしたキューティーな空気を漂わせるウィスパーと貝蔵に優しい目で見る雁子と、少女のような実の父を恥じるサップスだった。

貝蔵はこのように、風呂上がりに飲むヨーグルトを飲む習慣がある。ヨーグルトはPA-3、ショットガンにも同名のモデルがあるのはさておき、通風の原因となるプリン体を抑制し、肥満防止にも効果があるらしい。

果たして、その習慣が貝蔵の少女のような若々しさを維持する秘訣かどうかは定かではない。

「さーて、セーブ終わりっと!サッちゃん、一緒に入ろうぜ!!」

「か、雁子様がそう仰るなら…」

 

腕をサップスの肩に回し抱き寄せて、一緒に入浴することを誘う雁子にサップスは頬を赤らめつつ誘いに乗る。

若妻のようとは言ってもサップスも男の子だ、年と背丈の割にDもある雁子の胸を押し当てられたらドキっとしてしまうのも無理のない話だろう。

「お前を思いっきり洗ってやっからな~、覚悟しとけ~♪」

「お、お手柔らかにお願いします…」

雁子はノリノリでサップスと肩を組ながら大きく脚を振りながら歩き、サップスもなんとかついていこうと歩みを進め、二人は風呂場へ向かっていく。

「サップスさん、雁子さんも…とっても仲良し…ううん、私と尚巳にぃだって、負けないくらい仲良し!」

「ウィスちゃん、夫婦っていいものですよ~」

「うん、見れば、すっごくわかる…!!」

二杯目のPA-3を飲みながらのろける貝蔵に、ウィスパーは息を荒くして、改めて気合いを入れた。

 

「サッちゃん、なにもじもじしてんだよ!オレとサッちゃんの仲だろっ?」

「あ、はい。やはりいつも慣れないというか…心の準備を…」

「ちえっ、面倒なヤツだな」

赤面して縮こまるサップスをやれやれと言う目で見ながら、雁子はシャツジャケットを脱ぎ、靴下を脱ぎ、ジーンズを脱ぐ。

 

すると、水色のシマシマのひもパンに包まれた下半身が露わになる。

サップスも意を決して、パーカーを脱ぎ、チノパンを脱ぎ、靴下を脱ぐと、鼠色のTシャツと、純白のブリーフ、それぞれ上下一枚ずつの格好になる。

「サッちゃん、いまだブリーフなのな」

「だって、一番フィットするものでして…」

「まあ、人それぞれだ。合うもんが一番だよなっ!」

と、カラカラと笑い飛ばす雁子はTシャツを脱ぎ、ショーツとは対照的にピンクのシマシマの3/4カップのモールドカップブラに包まれた、豊かなDカップの乳房が現れる。

男勝りで活発な雁子だが、可愛い下着を着ること、こういう所で女の子らしさを表現しようと彼女なりに苦労している。

くっきりのぞかせる谷間が、サップスの♂としての本能をくすぐっていく。

「ははっ、オレに見とれちゃってるのか?いい加減慣れろよなー」

と、雁子はブラジャーを外し、鮮やかな石竹色のツンと立つ乳首が露わになり、ぱんつ一枚以外身に着けていない姿になる。

サップスもTシャツを脱ぎ、男の子ならではの平坦な胸、雁子に劣らぬ程鮮やかなシェルピンクの乳首、引き締まったくびれが露わになり、ブリーフ一枚以外身に着けていない姿になる。

 

「今更オレたち遠慮はいらねぇだろ?」

と、最後の一枚であるひもパンをしゅるっと解き、布は地面にパタリと落ちる。

こうして、雁子の安産型なお尻の全貌と豊かな胸とは対照的に産毛一本はえてない、タンポンを咥えたすじも露出したのだった。

「さっさと早いとこ風呂入らねーとカゼひいちまうぞー」

「あっは、はいっ!」

雁子はタンポンを膣口から抜き、ゴミ箱に入れてサップスを急かす。

サップスは覚悟を決めて、最後の一枚である純白のブリーフを脱ぐと、男子の割に安産型なお尻と…

「お前…やっぱり、デカいな…」

「う、うう…恥ずかしい…」

女性的な顔立ちと裏腹に、同年代の男子に比べて明らかに大きく太く、しかし包茎な男性器が露出した。

これでもサップスのおちんちんはまだ勃起していない。むしろ雁子と裸の付き合いをすることに羞恥とプレッシャーを感じ、縮こまっているくらいである。

ちなみに雁子は割と男子と一緒に着替えたり入浴したりすることに抵抗がない。

それ故に主におっぱいのせいで男子たちのおかずにされてしまっているのだが、脳天気にも本人は気にしていない、というより気づいてない。

それも雁子の心の大きさと取れる面でもあるのだ。

 

とにかく、二人は風呂場へ歩んでいった。

「んー、サッちゃんに頭洗われると心が落ち着くなー」

「き、恐縮です、雁子様」

サップスが緊張しながら雁子の頭を洗う。雁子の髪質は硬く丈夫な毛質で、彼女の力強い性格をそのまま表したようである。

「そ、それでは流しますわ」

「頼んだぜー」

雁子はすっかりリラックス状態で大股開き状態だ。サップスは雁子の頭を丁寧に流しながら…見下ろす位置に見えるおっぱいと、無毛のすじに刮目してしまう。

「んじゃあ次サッちゃんの髪洗ったげるよ」

「あ、はい…おねがいします…」

雁子は立ち上がり、サップスが椅子に座り、雁子がサップスの髪をシャワーで濡らしてからシャンプーで泡立てる。

「サッちゃんの髪、相変わらずなんていうの?絹みてえにサラサラしてるよなー」

「あ、はい…恐縮です…」

雁子は力強く、それでいて丁寧にサップスの髪の泡をかき混ぜる。恋人の髪を洗って、恋人に髪を洗われて、恐縮するしかないサップスだった。

「じゃ、流すぞー」

「んっ…」

雁子がサップスの髪の泡をシャワーで洗い流す。最後までサップスは恐縮しっぱなしだった。

「じゃあ次サッちゃんの身体を洗ってやんよ」

「は、はい…っ!!」

 

雁子がボディタオルを泡立てて、手をわきわきさせ、サップスはやはり赤面しながら頷く。

まずは背中に垢を擦られる感覚が走った。雁子は強く洗うので、多少痛いが、むしろそれが気持ちいいくらいである。

続けて、腕を、胸を、首を洗っていき…

「ひゃっ?!」

「ん、なんだ…?」

脇の下に触れたとき、サップスはちょっとした悲鳴をあげる。

「そ、その…雁子様の…当たって…」

「なーんだ、そういうことかー」

雁子が洗いやすいように、サップスに密着し、サップスの背中に雁子の大きく柔らかな胸が当たっていたのだが、雁子はからからと笑い飛ばす。

ちなみに彼女は男子に胸を触られたくらいでは怒ったりしない。(さすがにしつこく揉まれるとウザったそうに振り払うが)

そんなところでも、雁子の心の広さが現れている。

「よっと、ちょっと失礼」

「!!!?」

雁子が今度はサップスを前から洗おうと…サップスの太ももに跨がった。当然胸に反して天然パイパンのあそこがサップスの肌に密着するカタチになり、雁子がサップスを洗うために動くたびに、すじと素肌が摩擦されていく、それもお互い濡れていてスムーズに。

「よっと、次は脚を洗うぜ」

「?!!?」

 

雁子がサップスの脚から離れ、しゃがみ込み、サップスの脚を摩擦し始める。

そのしゃがみ方は所謂蹲踞であり、雁子の無毛の秘裂、膣口が丸見えになる。

「あ、あ…あ…」

「………あ」

度重なるスキンシップや視覚などによる性的な刺激により、ついに完全に勃起したサップスのペニスを見て流石に雁子も赤面する。

「う、うわあ…すげぇ…」

もともと同年代の少年と比べて大きかっただけに、完全にそそり立ったそれはより太く大きく逞しい。

「ひゃっ!?」

「わ、悪りぃ、痛かったか?」

ボディタオルがペニスの先端に触れると、サップスは鋭い感覚に身を震わせる。

「えーと…わっ剥けた…」

雁子がサップスの陰茎の包皮に向くことに成功し、露出した薄紅色の亀頭が露出する。

「確か、ここが気持ちいいんだよな…?」

「あっ…か、雁子さまぁ…」

保健体育で習ったことと、彼氏がいる自由美の体験談による知識を総動員して、雁子は泡にまみれた手で、サップスの太いペニスをしごいて洗っていくと、サップスは甘い嬌声を漏らす。

「か、雁子さま…っ、な、なんかキちゃう…っ!!」

「気持ちいいんだな?気持ちいいんだな?」

「わ、わかりません…ただ、スゴい…感覚…っ!!」

 

二回質問した雁子にサップスはしどろもどろにしか答えることができない。

「んっ、も、わ、私っ…ああぁっ!!」

サップスが身を震わせると、とうとう精液…ではなく、透明な鉄砲水が吹き出した。

「…イっても出ないものは出ねえんだな…」

雁子は少し残念そうな笑顔を浮かべて呟く。サップスは過去に凄惨ないじめを受け、その暴行により、精巣と精嚢、つまり精液を作り出す器官を破壊されてしまい、精通を迎えることできない身体になってしまったのだ。

「で、でも…正直、気持ちよかったですわ…」

やっとこれが快感であるとわかったサップスは頬を赤らめて答える。ウィスパーとは別の理由で射精できないサップスだが、絶頂時に「射精特有の竿から先端までびゅるると脈打つ鋭い感覚」だけは味わえるのはウィスパーと同じようだ。

「そうか、気持ちいいなら、よかった…」

胸をなで下ろした雁子は、全身泡まみれのサップスをシャワーで洗い流す。

「今度はオレの番だな。その、オレがサッちゃんに好き放題やったぶん、オレのことも好きにしていいから」

「は、はいっ!」

ムードがムードだけに雁子も赤面しながら泡立てたボディタオルをサップスに渡し、サップスも覚悟を決めた表情になる。

 

まず雁子の腕から洗っていき、脇の下、わき腹、お腹と洗っていくたび、サップスの鼓動は目に見えて跳ね上がる。

「んっ、あっ…」

「か、雁子!?不快でしたか?!」

「い、いや、続けてくれ…」

雁子の背丈の割に豊満な乳房にサップスのボディタオルが触れると、雁子は変な声をあげ、それに驚いたサップスが気を遣うも、雁子はかまわないという意志を取る。

「んっ…おっぱい揉まれること自体、ただくすぐってぇだけでどうってことなかったはずなのに…」

「?、雁子様?」

「好きな人に揉まれるのって、なんだか特別な気分でキモチいいや」

「!!、雁子様ぁっ!!」

微笑んで答えた雁子にサップスは思わず抱きしめる。

「…っ!!、んっ!」

その拍子に雁子のツンとした石竹色の乳首に触れるなり、雁子は軽く絶頂に達した。

「で、では、失礼します…」

「あ、ああ、頼むぜ…」

雁子が地べたに座り、M字開脚すると、天然パイパンの女性器の全貌どころか、お尻の穴まで丸見えになる。

まずは足の裏から脚部全体まで洗っていき…

「雁子様の…ぬるぬるしてる…」

とうとう無毛の秘裂にボディタオルが触れると、サップスは水とも泡とも違う、なんだか温い湿り気を手に感じる。

 

雁子も感じてきたことの証左である。

「んっ!、ん゛んっ!!」

「か、雁子様、痛かったですか!?」

「あ、ああ、びっくりしただけだ、大丈夫だぜ」

雁子の大粒なクリトリスに触れると、その鋭い感覚に身を震わせるが、なんとか大丈夫であることを示す。

「わぁ…ここも、剥けるんですね…」

「さ、さすがにオレも、恥ずかしいな…」

陰核包皮を向き、乳首同様石竹色な陰核亀頭が露出して外気に触れると、雁子は大事なところを隅々まで恋人に見られていることを実感し、改めて羞恥心を感じる。

「ん゛っ、あ゛っ!」

「か、雁子様!?」

「へ、平気だ、続けろ、ん゛ん゛っ」

剥き出しになったクリトリスの先端から雁首まで洗っていくと、雁子は目に見えて反応が激しくなる。

「ま、マズい、なんか…く、ん゛あぁっ!!」

雁子が激しい感覚に身を震わせた瞬間、なにやら生温かい感覚が出始めた。

「か、雁子様!?」

クリトリスへの刺激により、雁子は失禁してしまったのだ。尿はじょわ、じょわわーと無情にも尿道口から溢れて床を浸食していく…。

「あ…あ…」

やっちまったと青ざめる雁子。サップスもオロオロしてしまう、そして…

 

「だ、大丈夫です!私、雁子様のおしっこ飲めますから!!」

「………え?」

苦し紛れに放たれたサップスの叫びに、雁子は頭の処理が追いつかず途方に暮れた。

「つ、つまり、オレの汚ねぇところまで愛してくれるってことか?」

「は、はい!なんならう…」

「OK、みなまで言うな」

お前の気持ちはわかったと、雁子はサップスを制止させ、落ち着かせる。

「か、雁子様あぁぁっ!!」

「わっ!…ふぅ、やれやれ」

サップスが泡まみれの雁子に抱きつき、結局お互い泡まみれになってしまったので、雁子はシャワーでお互いの泡を洗い流す。

あとは特にハプニングもなく、雁子がサップスを抱きしめて、100を数えながらゆっくり温まって、湯冷めしないうちに二人は身体を拭いてパジャマに着替えて風呂場をあとにした。

その後、二人で宿題をさっさと終わらせて、雁子とサップスは二人でひとつのベッドで就寝した。

 

朝6時半ごろ、雁子が目を覚ますと、隣で自身を抱きしめて寝ていたはずのサップスがいなかった。

目覚めのいい方である雁子ははっきりした意識で立ち上がり、普段着に着替えて、階段を下りてダイニングへ向かう。

すると、バターを焦がすようないい匂いが鼻をくすぐった。

「せーのっ、はっ!」

「そうそう、そのタイミングでひっくり返すんです!いい感じですよ~」

「ふふっ、二人とも、いい感じ…」

貝蔵がコーヒーを淹れながら、オムレツを作るサップスにマンツーマンで指導していて、ウィスパーはそんな彼らをスケッチしている。

「あ、雁子様、おはようございます」

「おはようです、雁子さん♪」

「お、おはよう、雁子さん…」

サップスは美しく、貝蔵は可愛らしく、ウィスパーは可憐に微笑みを浮かべて雁子に挨拶する。

「おはよう、三人とも。しっかしこうして見るとまるで年頃の女の子同士だよな」

「ふふっ、雁子さんが男の子っぽいから釣り合いが取れてるんです~」

と、貝蔵は屈託のない笑顔で言う。

「確かに雁子様は男らしいですわ。いじめっ子の群れに突っ込んで、ひとりで全員倒した時、私、惚れました!」

「か、雁子さん…すごい…!!かっこいい…!!」

 

「ふっ、いびられてるヤツを見捨てると寝覚めが悪りぃからな!」

最初は女の子なのに男っぽいと言われてムッとしたが、サップスにその男らしさに惚れた旨を伝えられ、ウィスパーにカッコいいと誉められると、一転して気をよくし、ちょっと調子に乗って鼻高々である。

「ウィスちゃんも、どんどんうまくなってますね~。いい感じですよ~」

「えへへ…ちょっと…照れる…」

「ただ、ちょっと線がカタいですかね?もっと柔らかく、自然なタッチを心がけましょうか」

「う、うんっ!」

基本誉めて伸ばすけど、指導すべきところはしっかり指導するのがピース・エース・Mk.IIIの師匠としての顔なのだ。

実際ウィスパーも、彼に安心して心を開くことができ、より良い師弟関係を築けている。

「さあ、朝ご飯ができましたよ~」

と、貝蔵が料理の皿を並べ、サップスがスープとコーヒーを入れて並べる。

「おはよう。…うむ、今日はオムレツとフレンチトーストか」

「はい、オムレツは私が作りました!」

遅れて起きてきたストロベリーの言葉に、サップスが得意気に答える。将来娘と結婚する身としては、アピールするときにしちゃう方針なのだ。

 

今日の朝食のメニューはダイスベーコンとグリーンピースが入ったオムレツとフレンチトースト、タマネギとサラダ菜のサラダに、タマネギとニンジンのコンソメスープである。

いただきますの挨拶のあと、各自食事に手をつけはじめる。

「ところで父様、今日はどういうスケジュールなんですか?」

ブラックコーヒーに口付けながら、サップスが父に訊く。

「そうですねー、午前中は絵の仕事をやって、午後にライジンホールに行って、ライブは3時から6時まで、ですかねー」

「そうか…なら私も仕事はだいたい4時頃にカタをつける。そして、私と一緒に貝蔵のライブを見に行こう」

コンソメスープを飲み干したストロベリーが、貝蔵にそう答えた。

「ライブ…!師匠のライブ、私、見に行くっ!!」

ウィスパーは普段のおとなしい印象からは珍しく、ふんふん鼻息を荒くして興奮する。しかし…

「え!?サッちゃんのお袋さん、サラリーマンだろ?んなことできんのかよ!?」

普段は終電で帰ることもザラだというストロベリーからは意外な発言に、将来の義理の娘は怪訝な顔を浮かべる。

「何を言っている。私達は…夫婦だぞ」

愛の力は無限大という説得力を伴って、その言葉は飛び出した。

 

「母様は鬼部長と呼ばれるほどの実力者ですわ。仕事を素早く片づけるなんて動作もないはずです」

「で、出来る大人って、すげーな…」

フランキース夫妻のハイスペックぶりに雁子は二の句がつげなかった。

全員朝食を食べ終え、サップスと雁子、ウィスパーとストロベリーがそれぞれ家を出る。ストロベリーは自身の愛車であるホンダが誇るミッドシップ・軽スポーツカー・S660のエンジンをかけ、ウィスパーを助手席に乗せて走り去っていった。

どうやら、ウィスパーをスラッシャー学院に下ろしたあと、駅に向かって電車で通勤するつもりなのだろう。

「か、雁子様…手、つなぎませんか?」

「おうっ、いいぜっ!」

サップスの赤面しながらの申し出に、雁子は豪快に承諾し、手をつないで、大手を振って登校する。

 

「あ、おはよう!カリコ、サップス!」

「おはよう二人とも!」

「おはよー、りこ、さっちん!」

ライトニング小学校の校門の前で、金髪ロングの長身巨乳美女・七緒・ミッチェル・ウィンタースとその許嫁であるレイヤーショートで三白眼の少年・大宇宙圭治とその妹である兄と同じく三白眼のサイドテールの少女・大宇宙志易が二人に挨拶した。

 

志易は雁子をりこ、サップスをさっちんと呼び親しむのだ。

「おう、おはようだぜ」

「あら、おはよう」

と、雁子とサップスも挨拶で返す。

「はあ、それにしても七緒、あんたが羨ましいわ…」

「あら、サップスちゃんだって、料理とかお裁縫とか上手じゃない。私なんか全然できないんだから」

「で、でも私、なんか七緒に…なにかが決定的に負けてる気がするのよ!」

「たぶんさっちんは結局オトコだからじゃない?」

と、志易が冷静に突っ込む。

「それもそうなんだけど、それを差し引いても私にはなにか足りない気がするの!」

「うーん、それは包容力じゃない?」

「包容力…?」

圭治の答えにサップスはきょとんとする。

「うまく言えないけど、ほら、七緒ってなんでもかんでも受け入れちゃうというか、甘えさせてくれるというか…うーん、説明が下手でゴメンね」

「あら、それを言うならケイジだって、私みたいな浮いた娘でも遊びに誘ってくれたりして、心が広いと思うわよ」

「わっ」

七緒が微笑みを浮かべて圭治に寄りかかる。

「おアツいねー二人ともー♪じゃ、あたしは挟まってみる♪」

「わっ」

「きゃっ♪」

と、志易は圭治と七緒にサンドイッチされる位置に割り込む。

 

「要するに、心の余裕ってことじゃねぇの?サップス、一生懸命なのはありがてぇが、いつも見てて思うけど、お前ちょっと根詰め過ぎって感じだぜ」

「心の…余裕…」

サップスは目から鱗が落ちた心境になる。

「昨日はお前んち泊めてもらったし、今日はオレんち来いや。そこでお前はゴロゴロしてていいからよ」

「いいえダメです!支える者としての役目を放棄する訳にはいきません!!あ、でも雁子様の家に泊まるのはお言葉に甘えますぅ~」

サップスは気炎を入れて力説したあと、雁子にごろにゃんと抱きついた。

「ははっ…、ま、何かが足りねぇとかじゃなくて、サッちゃんはサッちゃんらしくしてりゃいいんだよ」

「雁子さまぁ~」

雁子は抱きつくサップスをぎゅっと抱きしめ、背丈の割に大きな乳房がふんわりサップスに押し付ける。

「うふっ、ケイジ、私達も負けてらんないわね♪」

「な、ナオ…みんな見てるよ…」

七緒がサップスと雁子に対抗して、圭治を背後から抱き寄せる。七緒のFカップのバストが圭治の後頭部に押し付けられ、圭治は周囲の目が気になってしまう。事実、志易がひゅーひゅーはやし立てている。

「おっ、そろそろチャイムが鳴るな!玄関まで競争しようぜ!!」

 

「まあ、いいわね!それじゃ~よ~いどんっ!」

「よっし!負けないぞ~!」

「あっちょっと待ちなさいよ!!」

七緒の号令のもと、四人は一斉に走り出し、七緒も若干遅れて走り出す。結果は最後発でスタートしたにも関わらず、七緒が三人をぶっちぎりで引き離し一着、続けて雁子が着き、余裕を残しながら着き、続けて圭治、志易が同着、最後にサップスが息を荒げながら到着した。

とりあえず、朝の挨拶までには五人とも余裕をもって間に合った。

 

「さーて、学期はじめのテスト返すぞー」

背が高く、イケメンという言葉の似合う女教師、担任の砂鷲愛美36歳独身が、生徒達にテストを返していく。

「よーし、このクラス、いや、学年を通してやっぱりトップはお前だな、玖悟丸ー。全教科満点だ」

「へへっ、どうよ」

「流石です、雁子様」

わんぱくでやんちゃな雁子の意外な一面として、ライトニング小学校の五年生の中では一番の秀才なのである。

宿題こそ真面目にやっているが、特に授業は特別真剣な様子もなく、ごくごく普通に受けているだけなのに、このような高得点が取れるのは彼女が天才肌だからだろう。

「雁子ってスポーツ万能だしテストも満点で、ホント完璧超人だよなー」

 

「よせやい、ブルート!そういうお前だって顔に似合わず、今回算数と理科100点じゃねぇか!」

ガキ大将もまた、太ましくたくましい外見に似合わず、理数系の科目が得意という意外な一面がある。

「でも家庭科と図工だけはホントダメだよねー」

「ちょっと、ライザ!雁子様を悪く言ったら許さないわよ!?」

「まあまあ、サッちゃん。事実だからしゃあねぇ…ただ、料理だけは出来るからそれで許してくれ…」

ただ単に事実を指摘したライザに喰ってかかるサップスを雁子が宥めたあと、言い訳する。雁子は基本的に文武両道を地でいくのだが、家庭科は…料理はおにぎり処・くごまるの家業を手伝っているおかげで万人の舌を満足させるに十分な腕前なのだが、裁縫とか、料理以外の分野は壊滅的にダメなのだ。

「そういえば俺をモデルにして描いた時なんか、なんというか新手のクリーチャーかと思ったぜ」

「あうう…」

図工に至っては鉛筆と筆を握らせれば、混沌とした地獄絵図が生まれ、彫刻刀を握らせれば、これまた混沌とした異形の物体が生み出される。

人間、誰しも全能な存在などいないということを示している。

 

「んー、でもこれもまたひとつの芸術だと評価する目利きも現れたりするかもよ?めげないで、カリコ!」

「七緒ぉ…慰めてるつもりなんだろうけど、地味に傷つくぜ…」

すっかりいじけた雁子を見て、七緒にキレるサップスとサップスを止めようとするブルートとライザ、そこへ…

「まー、人間得意不得意くらいあっていいんじゃないかな?苦手なのは誰かに頼ってカバーしてもらえばいいし」

「圭治…」

雁子が目から鱗が落ちたような気持ちになり、みんなも圭治に注目する。

「それに、お互い支え合ってこそじゃん、人間って。実際ナオは料理下手だけど、そこはナオミとか八千代さんとか美鎖さんとかが担当するわけだし、美鎖さんは料理以外の家事は苦手だけど、八千代さんがカバーして、代わりに美鎖さんはクルマのことならお任せって感じで…

みんな違ってみんないい、お互いにダメなところをカバーしあえる仲間がいるからこそ人間っておもしろくて、素晴らしいんじゃないかなって僕は思うんだ」

「今、大宇宙がいいこと言った」

「え?愛美先生?」

砂鷲先生に頭を撫でられて、圭治はきょとんとする。

「圭治ぃ、お前、いいヤツだなぁ~!!」

「か、雁子!?い、いったいどうしたの?!」

 

雁子が圭治に抱きついて、思いっきり泣き出した。七緒のFカップおっぱいはいつものように味わっているとは言え、雁子も147cmと圭治より2cm高い程度の身長の割にDはある。

男として、おっぱいの感覚はいつ味わっても慣れるものではない。むしろ、自分の婚約者以外のバストを味わっているという背徳感が圭治の鼓動をより加速させる。

「もうっ!他の女の子のおっぱいでドキドキしちゃうなんて、悪い子ね!」

「な、ナオ、違うんだ、コレは、わぷっ!」

七緒が珍しく、ぷりぷりと怒りと嫉妬の表情を浮かべると、雁子に負けじと圭治を前から抱き寄せる。背丈の差や位置の都合上、圭治の顔面に、七緒の豊満なおっぱいが押し付けられる形になる。

「か、雁子様…!!えーい、こーなったら私もーっ」

雁子が他の男に抱きついていることにショックを受けるも、すぐに立ち直り、雁子を取られまいと言わんばかりに、サップスも雁子に後ろからぎゅーっと抱き締めた。

「…なあ、なんだあれ?」

「うーん、愛って素晴らしいってことじゃない?」

ブルートが呆気に取られて呟いた問いに、ライザは曖昧にしか答えられなかった。

「うん!愛は素晴らしいって話はココまでにして、一時間目の授業にしようか!」

 

砂鷲先生の鶴の一声で、一同は解散し、一時間目の英語の授業の準備にかかる。ジェネラルでは日米の友好のために作られた島という特性上、日本語も英語も小学生、いや、幼稚園のうちから学ぶのだ。

…チャイムが鳴っても、まだ雁子は圭治の言葉に対する感動の余韻が抜けきらず、開始15分までずっと泣き続けていた。

 

 

 

 

 

 

その後は滞りなく、四時間目まで授業を消化していき、給食の時間を迎える。

今日のメニューはカレーライスにお馴染みのパック牛乳、デザートにフルーツポンチだ。ご飯は麦が混ざっており、カレーはブナシメジとヒラタケ、乱切りにされたジャガイモとニンジンが入っており、肉の代わりに海老とイカ、ハマグリが入っている。

「カイエン使う人、さっさと使ってさっさと回すようにー」

と、砂鷲先生が自分のカレーに辛さ自在を二振りほどかけてから告げる。カレーは基本的に誰でも食べられるよう、バーモントの甘口が使われているので、辛さが足りないという人の為に、カレーが給食に出る日は業務用サイズのカイエンペッパーの缶がひとクラスにひとつ配られるのだ。

 

圭治と雁子は一振り、七緒は四振り、辛いものが苦手なサップスはかけないで、他の生徒に缶を回す。

ライトニング小学校の給食の時間は好きな班を作ってみんなでワイワイ食べるのが基本だが、中にはひとりであぶれる者もいる。

そういう子には、担任の取り計らいで班に入れてもらう仕組みだ。…一昨年くらいまでは七緒もあぶれていたクチである。

で、圭治は毎日のように、七緒と雁子とサップスで班を組むのである。

「志易のヤツ、今頃ドバドバ入れてるんだろうなー」

と、妹のことを思い浮かべる。志易は辛いものが大好きなのだ。

「そういえばオレたち帰りにサッちゃんの親父さんのライブ見にライジンホール行くんだけどよ、お前らも行くか?」

「まあ、いいわね!ナオミとウィスパーも美鎖か八千代につれてってもらえばみんなで見れるわね!待っててね…もしもし、美鎖、あのね…」

雁子の提案に七緒はのって、元気よく答えた後、自分の使用人に電話する。みんなで見に行くことが確定事項であること前提に行動するという強引さが七緒という人間なのだ。

「うーん、でもチケットはどうしよう」

「大丈夫よ、私が全員分買ってあげる!」

 

と、美鎖に連絡を終え、了承を得た七緒が代金を立て替えようと名乗り出る。ウィンタース家の財力がなせるワザだろう。

「私達の分はすでにあるわ」

と、サップスがチケットを二枚見せて、七緒に自分と雁子のぶんは出さなくていいことを示す。

「それに僕達学校帰りによるわけだから途中参加で半額でしょ?いいって、そのくらい自分で出すから」

「いいのよ、ケイジ!ここは私にエスコートさせてっ!!」

「…やれやれ、まいったな…」

ぱあっと明るく自信満々な表情で迫られると、圭治も七緒には逆らえなくなる。ここは七緒に甘えることにしたのだった。

「それじゃあ、帰りはみんなでライジンホールに集合ねっ!」

と、七緒が締めて、帰りの予定は固まったところで、全員給食を完食し、給食の時間は終わり、昼休みの時間となり、各自思い思いに外で遊んだり、図書室で本を読んだりして過ごした。

 

午後の授業も終わって帰りの会を終え、挨拶を済ませたところで、七緒、圭治、雁子、サップス、志易の五人がいったん玄関に集合し、七緒の先導で、ライトニング小学校から少し離れた駐車場へ向かう。

七緒はいつもこの駐車場に愛車の美鎖によって五人乗りに改造されたバイパーを停めているのだ。

 

この駐車場は月額制だが、七緒は大金持ちなので、言うまでもなく月額はきちんと払えている。

「みんな、シートベルトは締めたかしら?じゃあ、いくわよ!」

七緒が全員乗ったことを確認すると、エンジンをかけ、野太く力強いエキゾーストサウンドを轟かせながらバイパーは加速する。5分もしないうちにもうライジンホールに到着した。

 

七緒は、美鎖のアテンザの隣に駐車する。

「あっ、ナナオちゃん!」

美鎖が七緒に反応する。

「もしかして、私達を探してくれたのですか?」

「ううん、たまたま見つけたから、そこにとめただけよ」

八千代の問いに、七緒はそう答える。

「もしかして、ウィンタース家って運命がつながってるかもしれないね!」

「運命…すてき…!!」

遅れてアテンザから降りてきた尚巳が確信したようにそう言い、ウィスパーが尚巳の言葉にうっとりする。

「そうよ!運命って素敵なものなのよ!私と雁子ちゃん、そして尚巳ちゃんとウィスちゃんに出会えたのも…」

「まーたはじまったか…」

と、サップスが尚巳とウィスパーを抱き寄せて、運命について熱弁し、雁子がそんなサップスに呆れる。

「さあ、早く行きましょ!じゃないと終わっちゃうわ!」

 

と、七緒が一番乗りで受付に行き、既に持っている雁子とサップスの分を除く六人分の途中参加券を購入した。

 

早速入場すると、貝蔵自身の歌声やファンたちのエール(と野次)が響き渡り、圭治らの耳にもよく響く。

ステージには確かにたくさんの客がいて、全員興奮の歓声をあげていたが、貝蔵は国民的というほど人気という訳ではないので、満員というわけでもなかった。

「あっあそこ開いてるよ!前だからよく見えるしいいんじゃない?」

「でかしたぞ!ケイジくんっ!」

「流石です、お坊ちゃま」

圭治が前から三~五列目に固まって開いている席を見つけたことを、美鎖と八千代は誉め、八人は開いている席に座る。

 

「サップスちゃんのお父さんの衣装、気合入ってるねー」

「と、いうより派手過ぎるのよ」

美鎖が貝蔵の衣装について評価すると、実の息子が呟く。確かに今の貝蔵の格好は大きなシルクハットにターコイズグリーンとターコイズブルーのチューブブラ、レモン色と蜜柑色のチェックのミニスカート、しかもスリットの切れ込みが深いものである。

そんななりで還暦を迎えた父親であるのだから、貝蔵恐るべしである。

「それにしても、師匠…すっごく元気…!!」

 

「そうだねウィスパー!ピース!エース!マーク・スリー!!」

ウィスパーが師匠の元気に満ち溢れ、聞いてるこちらまで元気になるチアリングボイスを聞いてうっとりし、尚巳も同意して、貝蔵のペンネームであるピース・エース・Mk.IIIの名で声援を送る。

「ピース!」

「エース!」

「「マークスリー!!」」

美鎖と八千代も声援を送る。最後はハモった。

「それにしてもすごい声援だね」

「そうなのよ、圭治…そうなんだけど…その」

「あら?どうしたのかしら、サップス、複雑な顔して」

「七緒…その、あんなにキャピキャピしてるのが60歳でしかも実の父親…」

「じゃあサッちゃん来ない方がよかったか?」

「いいえ、雁子様!!家族を応援しないわけにはいきませんもの!!」

サップスが気力を取り戻したことから雁子の心配は無用だったようだ。

目まぐるしく色んな曲を歌いまくる貝蔵は、エールを送る客達にウィンクして返す。

「ヤッホー、やっぱみんな集まってたー♪」

「あ、アネゴ!」

大学の講義が終わった帰りがてらに寄ってきた自由美が雁子らと合流した。ついでに今日サップスが玖悟丸家に泊まると聞いたので、彼を連れて行くという目的もある。

 

「うーんっ!サッちゃんのパパも可愛いけど、やっぱり圭ちゃんがサイコー!!」

「わわっ!」

自由美が圭治に抱きつき、七緒とは全く違う小ぶりながら確実な柔らかみが圭治の後頭部に触れる。

自由美は無垢な少年が好みで、圭治はストライクゾーンに入ってるのだ。

なお、尚巳は見た目が女の子すぎる、サップスも同様の理由もあるが、それ以上に流石に妹の彼氏に手をつけるのは良心が痛むという理由でボール球とのことである。

「ケイジー、他の女の人にデレデレしちゃめっよ!」

「よっ、お兄ちゃん、女殺し!」

「本当にお坊ちゃまはおモテになられるようで」

「第一アネゴ、彼氏いるだろうが」

七緒が嫉妬に頬を膨らませて圭治にでこぴんし、志易と八千代がはやし立て、雁子が呆れながら自由美を圭治から引き離す。

事実、自由美には彼氏がおり、しかもその彼は小学四年生である。

「だってみっちゃん住むとこ離れちゃってるから、ショタ分圭ちゃんで補給しようと思ってー」

なお、みっちゃんこと万蛭美々一(まんびる みみかず)はマグマード・シティに住んでおり、会う機会が限られている。

その分を他人の婚約者で補給しようとする自由美に一同は絶句した。

 

「ふう、やっと仕事が片付いた」

「あっ、母様、本当に仕事が早いですね」

ペイニーズグレイのスーツと虹色のネクタイを付けたキャリアウーマン・ストロベリーも合流した。

「ああ、愛する夫の晴れ舞台だからな…しかし、様子と時間を見るにもう大詰めか」

ストロベリーがつぶやくとおり、もうそろそろライブが終了する時間…だったが…

「「「アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!」」」

「それじゃあ、もう一度、いーってみますかーっ♪♪♪」

観客が貝蔵の新曲があまりに素晴らしかったことで、一斉にアンコールし、ライブは延長することに、本当に終わった時の時刻は午後6時を過ぎていた。

 

この後は握手会兼サイン会がある。希望者(恐らく家族であるサップスとストロベリー以外ほとんど全員)には、ちゃんと並べば、ピース・エース・Mk.IIIのイラスト付きサイン色紙をもらえ、そして握手してもらえるのだ。

「あ、サッちゃんのパパ?みっちゃんとかっちゃんとヘビっちの分のサインもお願いねー♪」

「はいっ!四人分ですねー♪…はい、お待たせしました♪」

「キャーありがとう!」

一番乗りで自由美はサインを四人分貰う。

 

ちなみにかっちゃんとは自由美の彼氏・美々一の双子の姉・万蛭春日(かすが)のことで、ヘビっちとは双子の父親・万蛭蛇丸(へびまる)のことで、29歳と、二児の父親にして大学生である自由美とは年が近いほど若いので自由美は気楽にあだ名で呼んでいるのだ。

「師匠のサイン色紙…絶対欲しい…!!」

ウィスパーは鼻をふんすと鳴らしながら今か今かと待ち続ける。心なしか耳がぴこぴこ動いているような気もした。

「ま、恋人の家族のサインをうちに飾らねえわけにはいかねーからな」

雁子も楽しみに順番待ちしている。

「やっぱ来た以上もらわないわけにゃいかんよね、お兄ちゃん♪」

「そうだね、志易♪」

「さて、早く私達の番は回ってこないでしょうか?」

「あせらないでよ、八千代!待てば順番は回ってくるんだから!」

大宇宙兄妹も米礼姉妹もお待ちかねの様子だ。このように、握手会兼サイン会は長蛇の列が並ぶのである。

このメンツの中では最後の番となった七緒の番が回る頃にはもう6時半を過ぎており、残りの並んだ人数のことを考えると終了は7時近くになりそうな状況だった。

 

「私は貝蔵を待っている」

「わかった、じゃあまたな!サッちゃんのお袋さん!」

 

夫を待つストロベリーに雁子は挨拶を済ませ、別れる。

「りこ、さっちん、また明日ねー」

「おうよ、また明日な」

「ええ、またね、志易ちゃん」

志易が雁子とサップスに挨拶し、七緒のバイパーに乗り込む。

大宇宙兄妹と尚巳とウィスパーを乗せた5人乗りバイパーは、相変わらず極太のエキゾーストサウンドを発して走り去っていった。

「それでは失礼します」

「またね、カリコちゃん、サップスちゃん!」

続けて、八千代と美鎖も雁子とサップスに挨拶し、アテンザに乗り込み、美鎖はアテンザのエンジンをかける。

七緒のバイパーには譲るものの、それでも極太であることに変わりない力強い駆動音を轟かせて、七緒のバイパーに続く。

「それじゃああたし達も行こっか♪確か今日、サッちゃんもウチに泊まるんだよねー」

「は、はいっ、よろしくお願いします」

サップスと雁子も、自由美のレモン色のMR2に乗り込んで、自由美はエンジンをかけ、スムーズに加速させた。

自由美は自分好みにミックスして焼き込んだ、ユーロビートチックなアニソンが16曲ほど詰まったCD-Rをオーディオにセットして再生する。

「サッちゃーん、うちではゆっくりゴロゴロしてていいんだからねー」

 

「そうはいきません、お義姉様!!私は雁子様を…将来玖悟丸家を支える者として…!!」

「んー?うちの父ちゃんの料理が信用できないって言うのかなー?」

「そ、そんなことはないですわっ!くごまるの味は評判ですから」

「でしょー?だから、今日の夕飯はうちらに任せときなって」

「まあ、アネゴは戦力外だけどなー」

「ひどいよ雁子ちゃーん!!」

「わかりました。ならば私は掃除に徹しますわ」

「やれやれ、我ながらクソ真面目なパートナーを持ったもんだぜ…」

「あ、そうだ♪いつもガンバっててお疲れなサッちゃんにマッサージしてあげるよ♪」

「マッサージですか!是非お願いします!!」

「え?確かにアネゴは大学で学んでるけど…でもなぁ」

「なーにぃ?雁子ちゃんもあたしの腕、信用できないのー?」

「い、いや、そういうわけじゃ」

「じゃあ決まりだね!雁子ちゃんとサッちゃん、二人仲良くマッサージしてあげよう!」

「う、うぅ…」

「わくわく♪」

楽しみにしているサップスとは対照的に雁子が顔を赤らめ躊躇いがちな理由はあとで嫌という程思い知ることになることをまだサップスは知らない。

兎に角、帰るまでの道中も、サップス、雁子、自由美の会話はとても弾んだ。

 

「ただいまだぜ、親父、お袋ー!!」

「ヤッホーただいまー、おねーちゃんも帰って来たよーん♪」

「おうっ!おかえりだぜ!!」

灰色のオールバックで、バルボスタイルの口髭をたくわえた、背が高く、がっしりした体格の正統派な中年親父が娘を出迎える。彼は玖悟丸狗霊丸(くれいまる)、雁子の父親で、おにぎり処・くごまるの当主である。

「おかえりーみゆっち♪、かりんー♪さちこも今夜はシクヨロ♪」

「はい、よろしくお願いします」

髪をショッキングピンクとエメラルドグリーンとセルリアンブルーの三色に染め、右耳に金・銀・銅三色のピアスを付けチャラチャラした見た目と言葉遣いの、狗霊丸に迫るくらいの身長180cmは越すイケメン…風味の女性は狗霊丸恋々(ここ)、こう見えて雁子と自由美の母親で45歳である。

彼女は、自由美をみゆっち、雁子をかりん、サップスをさちこと呼ぶのだ。

「んー……むぅぅ~」

「?、どちたの?かりん?ぢろぢろ見ちゃって?あはっ、もしかしてあちしに惚れちゃった?」

「ちげーよお袋。…いやー、サッちゃんの両親とうちの両親を見比べるとホント、真っ逆さまだなーって」

サップスの父親・貝蔵は少女のような見た目と声、誰にでも敬語を使う丁寧さに対し、雁子の父親・狗霊丸はいかにも頑固一徹な親父といった偉丈夫だ。そしてサップスの母親・ストロベリーは天然ボケであるものの、生真面目なキャリアウーマンで、対する雁子の母親・恋々は見ての通り性格も仕草もチャラ男そのもの。

良くも悪くも対照的な夫婦である。

…ついでに、胸の大きさもストロベリーとは対照的である。正直、なぜこの親からあんなにおっぱいの大きい雁子が産まれたのは永遠の謎である。この貧乳は悲しいことに自由美には受け継がれているのだが…

「まあ、貝蔵の野郎はあいつの道を行ってるからな!俺も俺で、我が道を行く!お互い四十年、頑張ってるぜ!!」

狗霊丸と貝蔵は小学校の頃から一緒の幼なじみだ。常に切磋琢磨しあう関係で、お互い我が道を行くことに情熱を燃やし合った仲だ。

結果、狗霊丸はハードでマッシブに、貝蔵はソフトでキューティーに育っていったが、二人の友情は揺らぐことはなかったのだ。

そしてお互い成人してからどこにも雇われることなく、裸一貫で仕事を始め、40年経って還暦を迎えた今も、お互い元気に仕事し続けている。

「そんなことよりさー!先月黒字マヂヤバでー、もう笑い止まらないよ、キャハッ!!」

 

「どれどれ…うおっ、すっげぇ!!」

と、恋々がドヤ顔で家計簿を見せ、一番に見た狗霊丸が驚きの声をもらす。

パンキーで悪い言い方すると頭の悪そうな見た目にも関わらず、恋々は頭の回転が早く、実にIQは115と一般人にしてはかなり高い。よって、頭があまりよくないと自覚している狗霊丸は、家計簿などお金のやりくりに関しては、恋々に一任しているのだ。

「これも雁子ちゃんの三色わさび漬けのおかげだよー」

「確かに驚いたな…まさか生魚のぶつ切りをおにぎりの具にするなんてよ」

「へへっよせよ、アネゴ、親父、照れるぜ♪」

自由美と狗霊丸の誉め言葉に照れる雁子。

ちなみに雁子の三色わさび漬けとは、マグロの赤身、サーモンハラス、ブリの3種類のぶつ切りをシソとともに丸一日、わさび醤油に漬けたものである。

値段こそ一個200円とはったものの、ぶつ切りにした生魚の食感とわさび醤油の、そして海苔の代わりにシソを巻くことによる風味付けが好評を博し、結果いつもの3倍弱の売り上げを果たし、大黒字となったのだ。

「これも雁子のアイデアのおかげだ、ありがとな」

「へへっ、どういたしましてだぜ親父っ♪」

「流石ですわ、雁子様!!」

このように、一見頑固一徹ながらも、新しいアイデアは次々に吸収して、トライアンドエラーを繰り返す。その玖悟丸の積極性も、おにぎり処・くごまるの繁盛につながっているのだ。

もちろん試して失敗したことこそあれど、それを補って余りある成功もたくさんおさめている。

「それに、ヘビっち経由で新鮮な魚安く仕入れられたのもデカいよねー」

「持つべきものは人脈ですわね!」

自由美の言葉に、サップスは感心する。自由美の彼氏・美々一の父親・蛇丸の職業は漁師なので、そのコネで仕入れることが出来たのだ。

「ま、サッちゃんはゆっくりしていっていいぜ。夕飯はオレと親父が腕によりをかけて作ってやっからな!」「おうっ、雁子、気合入ってんじゃねぇか!いいぜぇ~」

腕まくりして気合を入れる雁子に、狗霊丸も負けじと気を奮い立たせる。

「そんじゃ、あたしたちはテレビでも見てよっか」

「とりまコーラでいーよね?」

「…ごめんなさい、私、炭酸苦手でして」

「そーだっけ?あはっ☆んじゃまー、午後ティーのストレートならだいじょーぶ?」

「じゃあそれでお願いします…」

今回はお休みを与えられたサップスは、そもそも料理できない自由美と恋々に連れられて、リビングで待つことにした。

 

「野郎どもぉ、メシだぜ、メシィ!!」

と、雁子が威勢良くみんなを呼び出す。

「野郎って…あたしたちの中じゃサッちゃんだけじゃん…」

「ヤバ、マヂウケる♪」

雁子がリビングにいる三人を呼び出す。自由美のツッコみに恋々はなにやらツボに入ったらしい。

「おおっ!おにぎりがいっぱい!流石おにぎり処ですわね!」

海苔を巻いたオーソドックスな三角のおにぎりから、ゴマをまぶしたおにぎり、焼おにぎりと、色々な種類のおにぎりが皿を彩る。

「売れるもんだから調子に乗ってたら漬けが余っちまってよ、サラダにしてみたぜ!」

「ありゃりゃ、さすがに仕入れすぎちゃったか」

「まあ、いいじゃねえか、アネゴ!色があってよ!」

盛られたベビーリーフとワカメに漬けと角切りアボカドをバラまいたサラダが食卓を彩る。

見た目にもカラフルで、見る者を楽しませるに十分だろう。

「刺身って確かにサラダにしてもうめぇもんな!オレからはオカズとしてカジキとサメを唐揚げにしてみたぜ!」

「まあっ、タルタルソースが合いそうですわね♪」

「さすがサッちゃん、鋭いな!そういうと思ってもちろん作ってるぜ♪」

 

と、雁子はドヤ顔でマグカップに入った、刻んだゆで卵が入ったタルタルソースを見せる。

「こんなぴっちぴちの魚がたくさん手に入ったのも、みゆっちの彼ピッピのジナルパのおかげだよねー。こうしてみっと世の中やっぱ人脈っしょー」

漁師である自由美の彼氏の父親がいい材料仕入れの取引先となって、恋々もすっかり上機嫌だ。

「さあ、おめぇら座った座った!とっととメシにしようぜ!!」

狗霊丸の一声で、全員着席し、一同はいただきますの挨拶とともに食事に手を付け始めた。

「うんっ、雁子様があげた魚のフライ、おにぎりとよく合いますわ!」

「だろーサッちゃん♪ちなみにサメとカジキどっちが好きだ?」

「うーん、どっちかといえばサメですわ。クセの強い魚がこんなおいしく変身しちゃったのに感動をおぼえました!」

恋人の手料理に、サップスが正直な感想を述べ、雁子も嬉しくなる。

「それに、この生ハムで巻いたおにぎりも美味しいですわ~♪」

「へへっ、これもオレのアイデアなんだ」

「んとに、雁子のアイデアにゃ助けられてるよ!」

改めて舌鼓を打つサップスに雁子はまた得意気になり、狗霊丸も娘自慢をする。

 

「魚の唐揚げもいいけど、ポテトも一緒に食べるとおいしい~♪」

「だろ、アネゴ!フィッシュ&チップスを参考にしたんだ!」

「アレってたしかイギリスで唯一マトモに喰えるヤツだっけー?」

「言うなって、お袋…」

空気を読まずズバズバ言う恋々に雁子はいつも振り回されっぱなしなのだ。

「で、親父のサラダ、ホントうめぇな!ドレッシングがなんていうの?ダシが効いてて食べやすくて、これまたおにぎりが進む進む!」

「だろ?雁子!昆布とワカメをダシにしたからな!」

漬けを再利用したサラダのドレッシングは海藻を出汁にした醤油ベースの金ゴマ入りドレッシングだ。ちなみにワカメはサラダに再利用して盛っている。

「げっほっ!高菜引いちまった!」

「か、雁子様!私がいただきま」

「そりゃなんねぇ、サップスよ。我が家じゃ一度手をつけたおにぎりは最後まで責任取って喰うと決まってるんでい!」

「それがうちの掟なんだよ、サッちゃん…ありがとな」

「か、雁子様…!!」

女の子なのに、嫌いなものでも男らしく完食していく雁子を見て、サップスはますます惚れ直した。

 

こうして、賑やかな団欒を経て、たくさんあったおにぎりもおかずもあっという間に完食していった。

 

「さてさて、サッちゃん、おまちかねのマッサージをしてあげるよ~♪」

「まあ、ホントですかっ!!」

「うん、あたしの部屋に来て。もちろん雁子ちゃんもだよっ♪」

「い、いや、オレは…」

「なーによぅ、姉の親切が受け入れられないっていうのー?」

「そ、そういうわけじゃ…あーもう、わかったよ!」

もはや断るのも面倒になってしまうくらい気力を削がれることで、いつも雁子は姉に丸め込まれてしまうのだ。

「あ、そういえばマッサージってお風呂入ったあとの方が血行が…」

「あーサッちゃん、あたしのマッサージ、オイルでベタベタになっちゃうからお風呂は後の方がいーかも」

「それにーうちの風呂、24時間風呂だからいっつもキレイでぽかぽかだからノープロっしょ」

「そういえば、そうでしたわね」

と、いうわけで入浴は後回しにすることが決定した上で、三人は、これから売り上げの清算業務を行う恋々と別れ、二階に上がり、自由美の部屋に着くと…

「うわあ…すごいですね…」

色々なオイルやアロマグッズがたくさん並んでいるのが見える。

「いやー、人を癒すのっていいことしてるみたいでいい感じじゃん!だからあたし、あの日曜日の授業を取ったんだ」

 

「まあ、世話好きなのはアネゴとサッちゃん、共通でいいところなんだけどな…」

と、自由美は自分の心意気を自慢気に語り、雁子はちょっと苦笑する。

「さーて、じゃあ香り焚くよ~」

自由美は蜜蝋で出来た鮮やかな桃色と、淡い青紫の二色のアロマキャンドルにそれぞれ火を灯す。

「まあ、いい香り…」

「…ふにゃあ」

すると、桃色のものからフルーティーな、青紫のものからボタニカルな香りが発生する。

二種類の香りはたちまち混ざり、うまい具合にハーモニーを奏でて、嗅ぐ者の心を落ち着かせる。雁子に至ってはすっかり腑抜けて本来は自由美の物であるベッドに突っ伏して、リラックスしてしまっている。

雁子はこの手のものに弱く、アルコールに至っては、飲酒こそまだ11歳だからないものの、奈良漬けやウィスキーボンボン、ノンアルコールビール程度の微量なアルコールですら、口に含むとたちまち夢の世界に旅立ってしまうのだ。

「じゃあ、服脱いで~。服はマッサージの邪魔になるからね~。あ、パンツは履いてていいよ」

「あ、は、はい…」

と、赤面しながら、サップスはパーカーを、チノパンを、靴下を、Tシャツを脱ぎ…

「んふふー、サッちゃん~♪いいよ~、このぱんつ~」

 

「そんな、恥ずかしいです…」

白いブリーフ一枚の姿になる。

「なんてったって、男の子!ショタ!って感じがするのがブリーフのいいところだよね~」

「ちょ、義姉様、やめてください…っ」

パンツ越しに自由美がサップスのお尻に顔をうずめてはあはあする。やはり彼女にいたいけな男の子を差し向けるのは危険だということだ。

雁子も半ば催眠状態のまま、シャツジャケットを脱ぎ、靴下を脱ぎ、ジーンズを脱いでいき、ピンクのしましまのブラと、水色のしましまのショーツの下着姿になる。

「あ、これも邪魔だから取っちゃって!」

「…んー…」

自由美は雁子の大きな胸を包み込むブラを取り去って、たわわな乳房が揺れ、乳首が解放される。

「…なんで義姉様も脱いでるんですか?」

「気分だよ気分♪」

自由美も長袖シャツを脱ぎ、靴下を脱ぎ、スラックスを脱ぎ、半袖シャツを脱いで、パステルグリーンの記事にパステルイエローの水玉模様のモールドカップでハーフカップなブラジャーと、それとは対照的にパステルグリーンの記事にパステルイエローの水玉模様のサイドにフリルが付いたショーツの下着姿になる。

「…やっぱ見ちゃうあたりオトコノコなんだねぇ♪」

 

「…んーっ、二人ともコってますねー」

自由美は器用に二人の背中から腰にかけて、シンメトリーに指圧や揉みを加え、解していく。

雁子もサップスも、心地よさに甘い吐息を漏らす。

続けて、肩から肩甲骨、肩甲骨から腕、腕から手の甲、膝からすね、すねから足の裏にかけて、ツボというツボを確実に指圧し続ける。

「そいじゃ、仰向けになろうか♪」

「あ、は、はい…」

サップスは恥じらいながら、雁子は相も変わらず半ば夢心地のまま、自由美の指示に従う。

「あ、隠しちゃダメよ、サッちゃん」

股間を抑えるサップスの手を自由美は器用にのけてしまい、サップスのぱんつに張られた大きなテントが丸見えになってしまう。

「んーふーふー、いいねー♪青春だねー♪」

サップスの視線は、同じくすっかり露わになった雁子のDカップの乳房と石竹色の乳首、小振りながらもあることを主張する自由美のBカップの乳房とサーモンピンクの乳首の交互に目移りし、それを見て自由美はクスリと笑う。

「じゃあ、またオイル垂らしまーす♪」

今度は薔薇の香りが漂うアロマオイルを雁子とサップスの胸からおなかにかけて垂らす。

「んーふーふーふーふー♪」

 

自由美は器用に二人同時に、オイルを上半身にくまなく延ばす。

そこから首筋から肩、肩から二の腕、二の腕から手のひらに指圧と揉みを加えていく。

続けて、足の裏からすね、すねから膝小僧、膝小僧から鼠径部へ揉んでいく。

特に、鼠径部に指圧を加えられた時、サップスは羞恥と心地よさに意識が交互した。

「…それにしても、雁子ちゃんは…」

「んあ…あ、あっ!?ちょっ、アネゴ?!」

雁子は自由美にたわわな胸を左右同時に鷲掴みにされた感覚に思わず意識を覚醒させた。

「うらやましいうらやましい!あたしもママもせいぜいBがいいところなのにー!!」

「あ、アネゴ…あ、うあぁっ!!」

「か、雁子様ぁ…!!」

石竹色の乳首を摘ままれ、ネジを回すようにくりくりされると、雁子は嬌声をあげてしまい、淫らに乱れる彼女の艶姿に、サップスは思わず見とれてしまう。

「ぐふーふー、こーなったら!」

「うわっ、な、なにする気だ!!」

自由美が雁子を組み伏せる。サップスは男の子としての欲望に正直で、思わず後ろに回り込み、Tバックが食い込む自由美のお尻を突き上げている様を見て、目に焼き付けてしまう。

「えいえいえいえいえいえいえいえいえいえい」

 

「あ、アネゴ、それ、ダメっあ、ああああぁぁぁぁっ!!」

自由美が雁子に迫り、お互いの乳房をくっつけて乳首同士を摩擦すると、雁子は絶頂に達してしまった。

大股開きでぐてっとしている雁子を見て、サップスの陰茎はますますギンギンになり、白いブリーフのテントをより大きなものにしてしまう。

「さー、次はサッちゃんの番だよ~」

「ね、義姉様っ、あっ!」

次はサップスが組み伏せられ、胸に今度は杏の香りがするオイルを垂らされる。

「どうかな~、オトコノコでも気持ちいいもんでしょ~」

「わ、わからない…ですっ!」

サップスの男の子ならではの平坦な胸を、オイルまみれの自由美の手で揉み解す。本当は正直快感に身を震わせているのだが、なんとなく認めたらダメな気持ちよさだと思ったサップスは言葉を濁す。

「はーい、到着ぅ~」

「ぃっ、うああぁぁぁぁっ!!!!」

遠巻きにサップスの胸を愛撫していた雁子の指が、やっと中心部、つまり乳首を捉えるとサップスは仰け反って全身を痙攣させる。

「やっぱりオトコノコもかんじちゃうんだ~、みっちゃんもここ弄られると気持ちよさそうに鳴くんだよね~」

「あっ、うっあっ、ああっ!!」

自由美はサップスの乳首を捻りまくる。

 

その責めを感じながら、自由美の彼氏、美々一との関係が、基本的に自由美に攻められっぱなしであることを、サップスは容易に想像できた。

「うあっ、あっあっ、ああぁぁぁあああっっ!!!!」

乳首を親指で押された瞬間、サップスは絶頂し、雁子同様に大股開きでぐてっと崩れ落ちた。

「はいはい、じゃあ二人とも、またうつ伏せになってー」

もはや答える気力のない、顔を紅潮させた二人は、無言で自由美の指示に従って、またうつ伏せになる。

「それじゃ、お尻出すよー」

二人のぱんつをぺろんとめくって、お尻丸出しにする。敢えて脱がし切らないのは自由美の趣味であるようだ。

「それじゃあ、最高にあまーい味付けしてあげるよ~」

「「…!、ま、まさか…!!」」

お尻の割れ目にバニラの香りがするオイルを垂らされた瞬間、雁子とサップスは戦慄する。

「んふっ、そのまさか♪」

 

ずぷっ

 

「…!!!!」

「…?!!?」

自由美の中指が、二人同時に肛門に突き刺さった。

「おっ、もう一本イケルかな~?」

 

ぷすっ

 

「がはっ…!!」

「んあっ…!!」

次に人差し指が入ってくる。自由美は二人の腸内を器用に二本の指でかき回し、サップスと自由美は喘ぎ声を出しまくる。

 

「あああぁぁあぁっ!!そ、そこぉっ!!」

先にサップスの前立腺を突かれたようだ。急所を突かれるたび、サップスは甘い叫び声をあげる。

「あ、アネゴ!そ、そこっ、ダメ、ダメだぁ…っ!!」

「おっ、はじめてなのに感じちゃう?素質あるよ、雁子ちゃーん」

雁子も尾骨を直腸越しに押されると、甘い悲鳴をあげまくる。

二人とも、お尻から発する甘い快感の虜だ。

「あ、義姉様、あ、あアアああアアああぁぁぁぁっ!!」

「あ、アネゴ、うぅ、うああアァアああァっッ!!」

それぞれ前立腺、尾骨を指圧され続けていくうちに、二人は絶頂に達してしまった。二人とも、顔を枕に突っ伏して完全にダウンしている。

「さあ、また仰向けになって!」

すっかりテンションが上がって出来上がっている自由美の指示に、快楽によって逆らう気力など奪い尽くされた二人は重たい身体をなんとか起こして従い、仰向けになる。

「もう身も心もマルハダカになっちゃおう!」

自由美さっと二人同時にぱんつを脱ぎ去り、生まれたままの姿にし、雁子のナプキンをくるんでゴミ箱に捨てる。

サップスの、陰毛こそ生えていないものの同年代の男子に比べ明らかに大きく、巨根と言っても差し支えないペニスは、

 

ただひたすら天に向かってそびえ立っている。

そして、先走り汁によって竿全体は愚か陰嚢までびしょびしょに濡らして、テカテカと光沢を放っていた。

一方、雁子の小学生離れしたおっぱいに比して、こちらは年相応な無毛のすじもまた、愛液をしとどに溢れさせ、これまたギラギラと光沢を放つ。

そしてなにより、雁子のボーダーのショーツはまだナプキンが愛液を吸収したから事なきを得たが、サップスの純白のブリーフは股間を覆うところがもはやずぶ濡れであり、いかにぱんつの中で、サップスが“噴射”したかを雄弁に物語っている。

「そしてあたしもすっぽんぽんになっちゃお♪」

一旦自由美は後ろを向き、Tバックのサイドフリル付き水玉ショーツを脱ぎ、小振りで引き締まったヒップの全貌が露わになり、生まれたままの姿を晒す。

「んふっ、サッちゃん♪あたしのオールヌードに見惚れたなー♪」

自由美がくるりと前を振り返る。自由美はもう大学生だというのに、妹同様、陰毛は産毛の一本すら生えていない天然パイパンだったのだ。

無毛のすじに咥え込むタンポンもまた、サップスの情欲をそそり、自由美がタンポンを引き抜いた瞬間も目に焼き付けたサップスは思わず陰茎をぴくんとさせる。

 

「じゃー二人とも、最高に気持ちいい天国につれてってあげるよ、覚悟してねー♪」

最早自由美はノリノリで、ヘーゼルナッツの香りのオイルを手にまみれさせる。そして…

「ひぎゃっ!?あ、アネゴぉ…っ!!」

「あっちょっと…あっ…?」

雁子の大粒なクリトリスが自由美に弄られる。陰核包皮を剥かれ、剥き出しになったところを捻られたり指圧されたりするたび、雁子は切なげな声をあげて、膣口から愛液をゴポゴポ溢れさせる。

一方でサップスには睾丸と肛門の間、蟻の門渡りにオイルまみれの手で刺激を与えてあげる。

てっきりペニスを弄られるものかと思ったサップスは拍子抜けもいいところだった…が!

「ん゛っ、んあっ、ううっ、あああっ!!」

リズミカルに指圧を加えられるたびに、サップスは浮遊感をおぼえはじめると同時に、徐々に蟻の門渡りから甘い蜜のような快感がにじみ出ていくのを感じ、ペニスは萎えるどころか、ますますピンと硬直させ、カウパー腺液を滲ませる。

ひくひくさせているアナル周辺にも指圧を与えてあげると、ひと思いに挿れてくれないことにサップスはもどかしさを感じるようになったあたり、もはや自由美による開発が完了されてしまったことを雄弁に物語る。

 

「あ、あっ、あっ!アネゴ、アネゴっ!!うぅ、っっあ!ああぁぁああァアアアっっ!!」

「ね、義姉様、うっ、ああっ、ああァアああアアっっ!!!!」

二人とも思いっきり身体を仰け反らせて痙攣させて絶頂した。雁子の膣口は愛液で、サップスの陰茎は先走り汁で、それぞれお尻の穴まで最早大洪水である。

「ふっふっふっ♪サッちゃん、オトコノコってこんなところにもツボがあるんだよ♪」

「…はあっ、はあっ…聞きにくいのですが…美々一ちゃんにも…」

「うんっ、あたしの手で開発済み♪」

自由美のある種の安定感に最早サップスは二の句が継げなかった。

「さーて、いよいよお待ちかねの場所に♪…もう我慢汁でヌルヌルだから、オイルいらないよね♪」

「い゛っ?!」

「うっ゛!!」

自由美はサップスのビンビンのガッチガチに勃起した陰茎を握り、雁子の湿地帯と化した膣に指を突っ込む。特に雁子の膣は、散々自由美の責めに感じまくったおかげで分泌されまくった愛液が極上の潤滑油となり、雁子自身も驚くほどスムーズに自由美の指を一気に二本も受け入れてしまう。

「♪、みーつけた♪」

「ぎっ…ひいぃぃっ!!」

自由美が雁子のGスポットを捉えた瞬間、雁子は全身をガクガク震わせる。

 

ますます溢れる愛液のおかげで、膣内をかき回すだけでちゃぷちゃぷと水音が鳴る始末だ。

「ひあわっ?!お、お義姉様ぁ!!」

続けて自由美がサップスの、ペニスの皮のザラザラした箇所を指でこすると、サップスはここが感じるらしく、甲高い悲鳴をあげる。

リズミカルにサップスのペニスをしごき、時折陰嚢を指で弾いたり転がしたりして、リズミカルに雁子のGスポットを指圧して、時折会陰やアヌスにも指圧を加え、二人を喘がせて、それぞれの性器から快感の証たる涙をびちゃびちゃと溢れさせ、自由美の指と摩擦するたび、淫猥な水音が響く。

「あ、アネゴっ…お、オレ…ダメ、マジでダメだ、も、もれ、ちゃうからあ…」

「んーふーふー♪おしっこじゃないよ♪気持ちよくなってるだけだから~♪」

雁子が尿意を訴えるも、自由美はそれを気にせず刺激し続ける。

「アネゴ!あ、アネゴっ!!うっ、うっ!あぁはあぁああァアァアっっッ!!!!」

「お、おっ、お義姉様あぁっ!!あっ、うあっ、あぁっ!!」

雁子とサップス、それぞれの尿道口から無色透明の液体が噴射したのはほぼ同時だった。それでも自由美が容赦なく刺激するたびに、一発、また一発と、ぷしゅっ!ぷしゅっ!と噴射される。

 

「あ゛ー…はー…はー…お、オレ…漏らしちゃった…!!」

自分が姉の目の前で失禁してしまったと思った雁子は顔から火が出るほど赤面し、泣き出しそうな顔をして、両手で顔を覆う。

「だいじょうぶだよ、これはおしっこじゃないの。潮吹きって言うの。女の子の射精、気持ち良くなった証拠だよ」

と、雁子を抱きしめて、背中をさすりながら諭すように自由美は言う。

「…射精…出来れば、雁子様と子供…作れたのに…!!」

「あー、確かサッちゃん射精できない体質なんだっけ?ゴメンね」

射精という単語を聞き、過去のいじめによる暴行による後遺症で射精出来なくなってしまった自分をサップスは悔いる。

「でもね、サッちゃん…つまりそれって裏を返せばどこまでも気持ち良くなれるってことなんだ…」

「お、お義姉様…」

今度はサップスを自由美が抱きしめ、耳元で囁く。

射精とは所謂快楽のブレーカーと言われている。サップスの勢いよく噴射した無色透明の鉄砲水はカウパー腺液が一気に流動したもので、故に射精したという感覚はあるが、実際には射精していない。

つまりブレーカーがないということなので、サップスもウィスパー同様、際限なく快楽を得ることができるということなのだ。

 

「それに子供が作れないからって配偶者失格なんて古臭い言い伝えなんてもう流行らないしさ…だから、サッちゃんはサッちゃんなりに、妹を…雁子ちゃんを愛してあげて」

自由美が抱きしめる力を強め、小振りな乳房がサップスに押し付けられる。

「ハイ…誓います!私は…雁子様の永遠の伴侶ですわ!」

サップスは力強く誓いの言葉を叫んだ。

「あー…でも一か八か、いい方法があるかなー?じゃあサッちゃん、お尻、あーんして♪」

自由美の言った言葉の意味を察してしまえたあたり、サップスも調教完了してしまったという悲しいサガである。

「うわあ…すげぇ…」

サップスがお尻を突き出し、肛門をくぱぁと広げ、菊門がひくつき、勃起したおちんちんが先走り汁をポタポタ垂らす光景を見て雁子は息を呑む。

もちろん、さっきアレだけイキ狂ったのが嘘であるかのように、サップスの痴態を見て発情し、再び無毛のすじをしとしとと濡らし、大粒の陰核も勃起している。

「じゃあ…いくよっ」

 

ぷすっ

 

「…ひぃあぁっ!!」

サップスの肛門に、先端が膨らみ、かつイボが付いた棒を突っ込まれる。

「…いぃぃアァア゛ア゛イダい痛いいダイ痛い!!」

「あ、アネゴっ…!!さ、さすがにやめろっ!!」

 

サップスが痛がる様を見て、流石に雁子が止めに入るが、自由美は構わず責め続ける。痛がるのも無理は無いだろう。

今サップスは、いじめっ子により無惨にも破壊された精嚢をつつかれているのだから…。

「まあ、見てなって♪」

自由美もサップスの精嚢が破壊されていたことは知っていて、その為あくまでもゆるりとソフトに棒を出し入れして刺激し続ける。

「あ、あれ…?だんだん痛くなくなってきて…」

「ま、マジかサッちゃん?!あんま無理すんじゃねぇぞ!!」

痛みが引いてきたと訴えるサップスだが、雁子はあくまでも恋人の身を案じる。

「あ、あぁ、あぁっ…な、なに、この…あっん!」

精嚢、つまりお尻の奥の奥から、先ほどの前立腺以上の甘ったるい快感が滲み出て、全身を駆け巡り、サップスは最早自分は今、無重力空間にいるんじゃないかという錯覚さえおぼえはじめる。

「サッちゃんの…苦しそう…」

ギンギンのビンビコビンに硬直し、かつびくんびくんと痙攣させ、夥しいカウパー腺液を垂らしまくるサップスのベニスを、雁子はせめて気を紛らわそうと、皮を上下にぎこちなくしごく。

「か、雁子様、お、お義姉様ぁああぁ!!」

 

とうとうサップスのペニスから…無色透明の鉄砲水を通り越して水の波動砲が一発砲火した。

「あぁっ、ぐうっ、ああっ、あああっ!!」

蜜のように滲み出て溢れるタイプと、砲撃のように一気に噴射するタイプ、二種類のカウパー腺液の激流をサップスはよがり狂い、愛おしい喘ぎ声をあげながら交互に発射する。

「あぁぁ…あっ、いィぃァアァアあああ…っっっ!!!!」

ひときわ甲高い金切り声をあげて、サップスは一際勢いよくカウパーの波動砲を噴火させ、一瞬意識がとびかけた。

「…うーん。失敗か…やっぱり、完全に壊れちゃったんだね…」

「なんでアネゴが残念がるんだよ…」

「だって子どものザーメンってフレッシュでおいしいんだもーん♪」

雁子のツッコミに、自由美は悪びれる様子もなく答える。

「つ、つまり…それって…美々一ちゃんの…も?」

「あたりー♪ちなみにみっちゃんを精通させたのはあたしだ!」

これまた自由美が悪びれることなく答えたので、雁子の大脳に警察を呼んだ方がいいのかも知れないという、考えが一瞬過ぎった。

「でもま、精液が出ないってことは…下準備もいらないってことだよね!」

カラカラと笑いながら言う自由美に二人は頭にはてなマークを浮かべる。

 

とうとうサップスのペニスから…無色透明の鉄砲水を通り越して水の波動砲が一発砲火した。

「あぁっ、ぐうっ、ああっ、あああっ!!」

蜜のように滲み出て溢れるタイプと、砲撃のように一気に噴射するタイプ、二種類のカウパー腺液の激流をサップスはよがり狂い、愛おしい喘ぎ声をあげながら交互に発射する。

「あぁぁ…あっ、いィぃァアァアあああ…っっっ!!!!」

ひときわ甲高い金切り声をあげて、サップスは一際勢いよくカウパーの波動砲を噴火させ、一瞬意識がとびかけた。

「…うーん。失敗か…やっぱり、完全に壊れちゃったんだね…」

「なんでアネゴが残念がるんだよ…」

「だって子どものザーメンってフレッシュでおいしいんだもーん♪」

雁子のツッコミに、自由美は悪びれる様子もなく答える。

「つ、つまり…それって…美々一ちゃんの…も?」

「あたりー♪ちなみにみっちゃんを精通させたのはあたしだ!」

これまた自由美が悪びれることなく答えたので、雁子の大脳に警察を呼んだ方がいいのかも知れないという、考えが一瞬過ぎった。

「でもま、精液が出ないってことは…下準備もいらないってことだよね!」

カラカラと笑いながら言う自由美に二人は頭にはてなマークを浮かべる。

 

「…つまり、雁子ちゃんのおまんこに、サッちゃんのおちんちん入れることだよ」

「…っ!!」

自由美に耳元で囁かれると、雁子は一気に顔面が沸騰した。

「恋人同士なんでしょ?だったら…ヤッちまいな♪」

「な…!な…!な…」

さらに自由美はたたみかける。雁子は頭から蒸気が噴出する勢いで狼狽している。

「うーん、難しいか~、じゃあこれで練習してみよう…さあサッちゃん、足開いてねー」

「あ、は…はい…」

恥ずかしさのあまり、脚に挟んで陰部を隠していたサップスは、雁子の指示に従い、M字開脚の姿勢を取ると、改めて見て壮観な大きさのフル勃起ペニスと、カウパー腺液が垂れまくって塗れそぼり、ピクピクとひくつかせている菊門が露わになる。

「じゃあ、いくよ…そいやっそいやっ」

「…あっ、うあっ!」

自由美が自身の無毛の陰部を、サップスのペニスにこすりつける。自由美もサップスも、それぞれ愛液とカウパー腺液で塗れまくっていたおかげで、摩擦は非常にスムーズに行われる。

「お、お義姉様っ、それっ…すごっ…あっ…!」

さっそくカウパー腺液の鉄砲水が一発放たれ、自由美のすじとサップスのおちんちんとの間からなる水音はますます淫猥になる。

 

「さー、今度は雁子ちゃんもやってみてー♪」

と、自由美も自信の女陰を摩擦する感触に甘い息を漏らしながら、雁子をそそのかす。

「こ、こ、こ、こ~なったら!…ウラァッ!!」

「か、か、か、雁子様あぁぁっ!!」

雁子は半ばヤケクソ気味に姉と同じく無毛のすじを、サップスのおちんちんに乱暴にこすりつける。

ふたりの無毛のすじに挟まれてこすれ合うつるつるした刺激がサップスを悶えさせ、ペニスから滲み出る先走り汁と、雁子と自由美の膣から滲み出る愛液がより摩擦を円滑にする。

「か、雁子様っ!お、お義姉様っ、いやっあっやっ、イヤアアァァァあああ!!!!」

サップスはまた、蜜のように、泉のように溢れるものと、ライフル銃の射撃のように鋭く放たれるもの、二種類のカウパー腺液を大量にぶっ放した。

「はあ…はあ…はあ…」

あれだけ派手に噴射しておいて、ぐったりしてるものの、サップスのペニスはまだ足りんと言わんばかりに隆々と元気にそそり立っている。

「い、入れるんだよな…オレの…ここに…」

雁子は無毛のすじをくぱぁと開き、大粒のクリトリスを勃起させ、愛の蜜をしとどに垂らしながら、サップスのおちんちんに跨がる。

「じれったい」

 

ズブッ!

 

「…?!、@§☆¢♀∞~ッっっ!!」

「…!?、℃∀$£♂★~っっッ!!」

自由美にトンと押されて、雁子は一気に腰を沈めさせられ、一気にサップスの男根を雁子のワギナに迎え入れてしまった!

「い、痛…っ、いだいいだい…!!」

「大丈夫、慣れたら気持ち良くなるから♪」

雁子の処女膜が、サップスの巨根に一気に貫かれ、破瓜の流血が膣口から走り、雁子は痛みのあまり、目から大粒の涙が零れ落ちるも、自由美はあくまでも甘く囁いて、妹を落ち着かせる。

「か、か、雁子様っ!」

サップスのペニスには根元と先端をリズミカルに締め付けられる感覚と、亀頭に無数のひだがこすれる刺激が同時に襲いかかる。

「あっ…うっ…な、なんだコレ…っ、お、オレ…腰が…っ!!」

痛みがみるみるひいてきて、むしろポルチオに肉槍が何度も連続で刺さることにより、子宮口から甘いシロップがじわじわっと滲み出るように気持ちよさが身体中に浸透しはじめる。

「サッちゃーん、あたしのここも可愛がって~♪」

と、自由美がサップスの顔面に、愛液が溢れる無毛の膣口を近づけてくぱぁと開く。自由美のクリトリスは勃起していながらも妹より遥かに小粒で、その分神経が集中して敏感そうな印象だ。

 

とうとうサップスは雁子の膣内で絶頂の証の方のカウパー汁をぶしゅっぶしゃあっと発射した。

単発であるものの、一発一発の勢いが強く、確実に雁子の子宮内に鉄砲水を打ち込んでいる。

「さ、サッちゃん、あ、あたしも、う、ううぅっ!!」

自由美もサップスの膣内へのぎこちないマッサージに絶頂し、尿道口から潮を吹き始め、一発一発確実にサップスの顔にかけた。

「はあはあ…はあはあ…」

「ぜえぜえ…サ、サッちゃん…す、すげえ…よかった…よかったぜ…」

愛する人のペニスに自身のワギナをかき回される感触を身体に刻み込まれて、雁子はトロンとメスの顔になっており、最早目がハートになる勢いである。

膣口から自身のスキーン腺液と愛する人のカウパー腺液が混ざった無色透明の液体が溢れていること、尿道から、絶頂の余韻で未だに軽くぷしゅっぷしゅっと小刻みに潮を吹いていることが、先程雁子がサップスに刻み込まれた快楽を物語っている。

「うーん、サッちゃんは射精が出来ないから終わりが無いんだね♪」

「あうう…っ!!」

あれだけ絶頂の証を放ってなお、萎えることなくそそり立っているサップスのペニスをツンとつつくと、また軽く絶頂し、カウパーの射撃を一発放つ。

 

「もったいないからもらっちゃお♪」

 

ずぶっ

 

「…ひゃわっ!?」

自由美は欲望赴くままに腰を沈めて、自身の無毛の膣口にサップスの陰茎を突っ込んだ。

処女だったこともあって狭くてきつかった雁子の膣内とは打って変わって、自由美の膣内は、既に美々一と経験を何度か積み重ねていることもあって、比較的余裕がある…

「…ん゛っ、さ、さすがにサッちゃんの、おちんちん…お、おっきいね…♪」

ようでもなく、サップスの予想外の巨根に自由美は予想外に苦しみ、脂汗をかいている…が、それでも快感の方が勝っているらしく、ぐいぐい腰を動かしサップスのペニスを出し入れする。

自由美の膣内は、身体の大きさと経験の違いからか、雁子に比べて空間に余裕がある…が、それはふんわりと竿全体を包み込む膣壁の持ち主ということであり、それでいて根元、先端、それらの間の三段階の締め付けは要所要所でしっかりきつく締め上げて、妹と比べてきめ細かいひだが、亀頭と雁首を苛み、サップスも思わず腰が動いてしまう。

自由美の膣内は余裕がある分、より自由に動けて、どこに突き刺さるかわからないのも自由美の快楽のスパイスとなっている。

「サッちゃん…オレにも…かまってくれぇ…」

 

今度は雁子が自由美とサップスの間を割り込むように移動して、姉と同じく無毛のすじをくぱぁと開き、最早洪水と化した女陰の全貌をさらす。

「んちゅ…、むうっ!!」

「さ、サッちゃん!す、すごっ!」

「ん゛むむむーーっっ!!」

サップスが試しに雁子の痛いくらいに勃起したクリトリスに口をつけると、雁子は電流のように痺れる快楽のあまり、サップスの顔にますます女陰を押しつけてしまう。

「雁子ちゃーん、あたしからも気持ちよくしてあげるよー♪」

「あ、アネゴぉ、む、胸、だめぇ…っ!!」

自由美が背後から、雁子のごくふつうな背丈の割に小学生離れした張りのある巨乳をリズミカルに揉み始める。

サップスの大きく太いペニスによる膣内への刺激も決して生温いものじゃない、激しいものなのだが、それでも雁子への愛撫に意識を回せる分、経験者としての余裕を伺わせる。

「どうしてママもあたしも小さいのに、妹はでっかいのかなー?」

「し、知らねぇ…っよ、っあぁっ!!」

自由美の手のひらによるしつこいくらいの胸への愛撫と、サップスの舌によるぎこちないながらの陰核への愛撫によって、膣口からの蜜がびちゃびちゃっと水音を立てて滴り落ちる。

「はいっ、ぴーんっ!!」

 

「うわっあっ、あ゛あ゛あ゛っ!!」

とうとうふたりの上下同時への刺激に耐えきれず、雁子は尿道口からピッピッと軽く尿ならざる無色透明の液体を噴射しだす。

「お、お義姉様っ!!も、もうだ、ダメっ、ああぁっ!!」

「あ、あたしも、もうヤバっ、ああっ!!」

サップスもいよいよ耐えきれず、ペニスから込みあがった絶頂の無色透明の激流を自由美の膣内で暴発させると、耐えきれなかったのは自由美も一緒で、つられるように絶頂の無色透明の尿ならざる液体を尿道口からぶしゃっと一発暴発させた。

「あっ、あっ、あっ…ああっ!!」

「す、スゴい…イクのに終わりがない子って、ここまで…」

射精という名のヒューズがないサップスの精力(精液は出ないが)は、自由美とて予想外だったようで、思わず目を丸くさせ、引き続き、膣内に肉槍を突かれ、中に発射される刺激で、尿道口から一発、また一発と、確実に潮を噴く。

「あぁ…はあ…ひゅう…」

「いぃ…ひぃ…ふぅぅ…」

サップスは大の字になって、雁子はそのまま倒れ込んで顔を突っ伏して、お互い絶頂の余韻を物語る荒い息をあげている。

「…やっぱりまだまだココは元気なんだね♪」

「あぅ…っ!!」

 

自由美が未だ剛直を保つサップスのペニスを指で弾くと、鈴口からまた軽く一発噴射する。

「今度はこっちでいただいちゃおっかな~?」

「お、お義姉様、まっ」

「待ったなし!」

 

ずぶっ

 

「@*∴℃∝¶‰∽Å∮~っ!!」

自由美はまた腰を沈めると、今度は自身の肛門でサップスのおちんちんを迎え入れた。

我慢汁と絶頂汁、二種類のカウパー腺液によってペニスは濡れに濡れていたので、自由美の肛門にもつるんとすんなり通った。

「ひゃっ、あんっ、あっ、あっ、あっ…!!」

自由美の腸内は、余裕のある空間を設けつつ、根元と先っぽをリズミカルに締め付けるのは膣内と同様で、サップス自身が垂れ流している我慢汁のおかげでより摩擦はスムーズになる。

「うぅ…う?なっっっ?!」

しばらく絶頂に打ちひしがれていた雁子がようやく立ち直って、正面を見ると、自由美がお尻でサップスのペニスを咥え込んでいる光景を見て絶句する。

「あ、アネゴ…マジ…かよ…っ!!」

雁子はショックを受け、また打ちひしがれる。とりあえず女性器は先にサップスの童貞をいただけたが、アナルでは先にいただかれてしまったことが自分にとってショックなのだと、自分の気持ちに気づくのに数秒要した。

 

「あ、アネゴ…まさかとは思うが、みっちゃんにも…!?」

「うん、おしりでも味わったよ♪」

絶句した雁子の質問に自由美は悪びれることなく答える。

「あんっ♪みっちゃんの要所要所で鋭く刺さるのもいいけどっ♪んっ♪サッちゃんのサイズに任せた暴力も、すきぃっ♪」

完全に自由美は快楽に身を任せたままよがっている。

「あっ!あんっ!いっ!あぁっ!!」

「サッちゃーん、その喘ぎ声、むしろ挿れられてる側があげるのがフツーだよー?」

「ど、どうしてアネゴはここまで余裕なんだよ…!!」

甘い喘ぎ声を連続であげるサップスに、快楽にまみれながらも余裕を崩さない自由美…そんな自由美に雁子はある種の怒りを憶えはじめた。

「アネゴおぉーっ!!さっき散々喘がされたお返しじゃー!!」

「やんっ♪雁子ちゃんっ!」

雁子は両手で、自由美のBカップの小振りな乳房を鷲掴みにする。力任せに揉まれるのも嫌いではないらしく、自由美の乳首は勃ち、その乳首も弄ると自由美は甘い声をあげ、そのたびサップスへの締め付けも激しくなり、結果としてサップスもより強い快楽に悶える。

「あっ、わ、私…もう…ああっ!!」

サップスも自由美の腸内に絶頂のカウパー腺液を噴射しはじめた。

 

サップスが絶頂するたび腰のピストン運動が自由美の腸に、尾骨に響き、自由美も腰を震わせて喘いで愛の蜜を膣口から溢れさせる。

「お返しはた~っぷりするからなぁ~、アネゴの中、かき回してやらぁ!!」

「やんっ!雁子ちゃんっ!!」

雁子が自由美の洪水状態の膣口に指を突っ込む。

「なっ、ちょ、ウソだろ!?」

当然、溢れる愛液のおかげで指は一気に二本入り、自由美への仕返しを試みた雁子自身も驚いている。

「と、とりあえず、こうだっ!」

「あぁぁ、あぅぅっ!!さ、サッちゃん!か、雁子ちゃん、いいのぉ!いいのぉ!!」

「お、お義姉様っお義姉様っお義姉様あぁっ!!」

雁子が自由美の小粒ながらも勃起したクリトリスをつねったり押しつぶしたりこすったりして、やっと見つけた膣内のクルミ大のザラザラした部分を押し、サップスが腰のピストンを打ち込み、絶頂汁を注ぎ込むたび、自由美も余裕がなくなってきて、恥も外聞もなく痴態を晒す。

「あっ、あぁんっ!ふ、ふたりともっ!!あ、あたし、とんじゃううぅぅぅっっ!!」

「っ、わぷっ!」

とうとう自由美のエクスタシーも臨界点を突破し、尿道から尿とも愛液ともつかぬ、絶頂の証を噴出した。雁子の目に入り、彼女は一瞬怯んだ。

 

「あぁ~…はあ…はあ…」

サップスも顔が真っ赤っかになって甘く荒い息をあげ、自由美の肛門からペニスを引き抜いた後も、絶頂のカウパー汁を軽く数発ほど噴射した。

「うふふっ、もっとすごいことしてあげる♪」

「はぁ…え…?」

先程妹と妹の恋人に散々イカされたことがウソであるかのように、自由美は嬉々としてサップスの耳元に甘く囁く。

「ほらほら♪こうするとね♪」

「あっ…ああ…っ!!」

先程絶頂のカウパー汁を散々吐き出したサップスのペニス…その先端、亀頭の部分を集中的に自由美は弄る。

「んっ…な、なんかピリピリ…」

サップスは今までになかった感覚に身を捩らせる。

「さ、サッちゃん…こうすりゃ紛れるか?」

「あ、か、雁子様ぁ…」

雁子がサップスの左胸を揉み、右乳首を吸ったり舐めたりする。

姉の愛撫から少しでも感覚を遠ざける為か、はたまたサップスにもっと感じてほしいのか、最早雁子自身わからなくなっていた。

「あっ、お義姉様っ雁子様ぁっ!」

「お?そろそろかな?」

と、自由美が囁く。亀頭に走るピリピリした感覚はますます鋭くなり、雁子による胸への愛撫もあってサップスは身を悶えさせる。

「あっ、あっ、あっ、ああぁああぁぁあっっ!!」

 

サップスはペニスから無色透明の液体…それもカウパー腺液とはまた異なるものを盛大に発射した。

今まで散々吹き出したカウパー腺液よりもさらに澄んでいて、それでいて無味無臭などではなく、汗のような匂い…なんというかおしっこのなり損ないのような感じがする。

「えへっ♪これでサッちゃんも潮吹いちゃったね♪」

「はぁー…ふぅ…はあ…ひう…」

サップスも快楽漬けにされた為か、顔は真っ赤で目にハートマークが浮かんでいるようにも見える。…なお、女性の射精という意味でも、男性の絶頂直後の刺激による噴射という意味でも、「潮吹き」はなんなのか、厳密には科学的に解明されていない。

「サッちゃん…まだ、こんなにギンギンに…」

サップスのペニスはまだまだガッチガチに勃起しており、再び我慢汁という意味でのカウパー腺液を垂れ流し始める。

「お、オレも…やってみる!」

 

ずぷっ

 

「※√◯‡я⊿∑§~!!」

「§†♭Å⊆@∴、ぎぃ…っ!!」

雁子は自らのアナルをサップスのおちんちんに咥えさせた。さっき自由美に指を入れられて掘られたとはいえ、まだ雁子のアナルは開発されきっていない。そんな状態でペニスを突っ込んだら痛いのは当然だ。

 

しかもサップスのペニスは他の男子の平均と比べて遥かに太く大きいので、痛みはますます強く、雁子はやはり痛みに顔を歪め、大粒の涙をこぼす。

サップスも慣らされていない直腸ならではの、キツく硬い締め付けに顔を歪め、やはり大粒の涙をこぼす。

「ちょ、サッ、サッちゃん…あ、あまり動かすな…ぁ…っ!」

「だ、だって…雁子様のお尻が…っ、あぁっ!!」

肛門括約筋全体でクラッチのように竿全体を締め付けられる感覚に、サップスは快感に痺れ、腰が止まらなくなり、さっそく絶頂のカウパー汁を一発発射させる。

「ダメだよ雁子ちゃん、お尻で味わうときはリラックスしなきゃ」

「あ、アネゴぉ…っ!!」

自由美は再びオイルを手に垂らし、そのオイルにまみれた手で、雁子の豊かなおっぱいを揉みほぐす。オイルはココナッツの香りが漂い、雁子は乳房に走る甘い感覚とともに力が抜けていく。

「…どう?少しは落ち着いた?」

「わ、わかんねぅ…う…う?」

全身が脱力しきった雁子は徐々にかつ確実に肛門から痛みが引いていくのに気が付く。同時に尾骨を中心になにやら淡い感覚が滲み出てきて、雁子は内心戸惑う。

「うふふっ♪雁子ちゃんも覚えちゃった?」

 

「し、知らねぇよ…って!あ、アネゴ!そ、そこダメぇっ!!」

雁子の完全に勃起した大粒のクリトリスを自由美の手で弄ばれると、雁子は喘ぎ声をあげ、膣口からまた愛の蜜が溢れ出す。

「もう、素直になっちゃいなよ♪」

「あ、アネゴ、う、うあぁああ…っっ!!」

自由美が雁子の膣内に指を入れ、同時に左乳首を強く引っ張ると、雁子は絶頂し、全身の筋肉を収縮させ、痙攣した。

「か、雁子様あぁぁっ!!雁子様あぁああっ!!」

当然、筋肉全体を緊張させた雁子は、肛門括約筋も強く強ばらせ、直腸に締め上げられるサップスの男根もビクンビクンと震わせ突き上げ、絶頂のカウパー腺液をこれでもかと雁子の腸内に発射する。

「ふふふっ♪二人とも汗びしょびしょ♪」

「あ、あっあ、アネゴっ…っはあぁああっッッ!!」

クリトリスを弾かれ、Gスポットを指圧されると、雁子はみっともなく女性の射精をはじめてしまった。

「あっあっ、あっ!か、雁子さ、あっ、あぁっ!!」

雁子が潮を吹くたびに、それに呼応するかの如く、腰を振って突き上げてくるサップスのペニスからも絶頂の証たる無色透明の鉄砲水がどぴゅっどぷしゅっと噴射しまくる。

「あっ、あがっ、と、止まらな、いあぁアァあっっ!!!」

 

雁子はもはや恥も外聞もなく、目と膣口から滝のような涙をこぼし、尿道口から一発、また一発と、無味無臭の絶頂の証をぷしゃっ、ぷしゅっ、と勢いよく一発ずつ吹き出していく。

「もう雁子ちゃんは出来上がっちゃったみたいだから、次はサッちゃんを~♪」

「ひ、ひゃあっ!お、お義姉様っ?!」

自由美がターゲットをサップスに移すと、耳を甘噛みし、首筋から胸元にかけて、触れるか触れないか、絶妙なタッチで指を這わせていくと、それだけでサップスは鳥肌を立たせ、更なる快楽に火がついてしまう。

「はいっ到着♪くりくりくりくり~♪」

「あっ、あっ、お、お義姉様あっ!!」

自由美の指がサップスの乳首に到達し、執拗に乳首を苛め抜かれると、サップスは更にゾゾゾッと快感に打ち振るえ、腰のピストン運動を更に激しくさせてしまう。

「はい、サッちゃんも、ピーンッ!」

「あ、あ、あ゛っ、あぁああ゛あ゛っ!!」

「ぐあっ、さ、サッちゃ、うわあぁあ!!」

左右同時に思いっきり乳首を引っ張られると、サップスは思いっきり痙攣させ、その反動で腰をガクンと突き上げ、当然雁子の腸内にペニスが勢いよく摩擦され、尾骨に亀頭が思いっきり突き刺さり、オーガズムに達した。

 

それは未だにだくだく膣口から零れ落ち、アナルまで垂れ、ちょうど潤滑油と化している愛液と、隆々に勃起した大粒のクリトリスが雄弁に物語っていよう。

「サッちゃんも、寂しいでしょ?可愛がったげる♪」

「ひ、いっ、ひぃやぁっ!!」

自由美が今度はスペアミントの香りが漂うオイルを手に取り、サップスの肛門に馴染ませるように塗ったくると、サップスのお尻がぷるるっと痙攣する。

ちょうどミントのスースーする感覚が、お尻の敏感なところにモロに味わい、サップスの快楽はエスカレートしていく。

「はいっ、いっきまーす♪」

 

ぷすっ

 

「ひぃっ、いやああぁあ゛あ゛あ゛ぁっ」

「あ、あがっ、あっ、ああ゛あっ!!」

自由美の指が容赦なくサップスの肛門をえぐり、這い進むと、サップスは思わずビクンビクンさせ、より腰を突き上げてしまい、結果雁子の尾骨にも衝撃が伝わり、やがて雁子の尿道口から陰核や膣内への愛撫もなしに潮を一発噴出してしまう。

「ふふっ、ほれほれ、ここがいーんだよね?」

「ひゃっあっ、あっ、ああっ!!」

前立腺に指圧を加えられると、サップスはぴくんっと腰を動かしてしまい、一回、また一回と奥に潜む急所を押されるたび、びくんっぴくんっと跳ねる。

 

「よしよーし、ここももう痛くないよね~♪」

「あ、あっ、あぁああ゛あ゛アアアァァっ!!」

いよいよ壊れた精嚢に指がたどりつくと、サップスはまただくだくとカウパー汁を雁子の腸内で溢れさせる。

「さ、サッちゃん、うっあっ、あぁっ!!」

前立腺、精嚢をそれぞれ交互に、方向を変えつつ刺激されるたび、サップスの我慢汁はより大量に滲み出し、雁子もサップスにお尻を剛直で刺されるたびに、のけぞって絶頂し、愛液まみれの膣口はより淫らに汗と涙をこぼし、ついにまたしても陰核や膣内への刺激もなしに女性の射精をしてしまう。

「そーれ、と・ど・めっ♪」

「ひきゃっ、ああっ、あっ、お義姉さ、雁子様あぁアァァぁあっッッ!!」

一旦アナルから指を抜いてから、ストレートに菊門に指を二本突っ込むと、サップスは雁子の直腸内でより太く逞しく勃起させたペニスを暴れさせ、また先走りや我慢汁など生ぬるいものではない、絶頂を告げるカウパー腺液を大量に一回ずつ、確実に発射し始めた。

「さ、サッちゃん…!お、オレのお尻に…たくさん、う、うあぁああァァアアッッっッ!!!」

雁子も一際激しく仰け反り、Dカップの乳房も一際激しく揺れ、今日一番の勢いの絶頂の潮を尿道口から吹いた。

 

「はあはあ…あ、いっぱい…」

雁子の腸内からサップスのペニスが抜かれると、肛門からさっきサップスが射精代わりに散々出したカウパー汁がごぽりと間欠泉がごとく溢れ出す。

ようやく萎えたクリトリス、しかし膣口は散々溢れさせた愛液と、散々サップスに中出しされたカウパー汁で大洪水で、お尻の穴まで垂れ、そのお尻の穴もさっきの中出しカウパーで、もはや快楽の証によって大海原と化している。

「はあぁーっ…ひゅううーっ…!!」

サップスも絶頂の余韻で、未だにそそり立つマラからピュッとカウパー腺液をレーザーのように一発ずつ天井を目指すように打ち込んでいく。

「やっぱり射精という限界がないとソコナシなんだね♪ここに精子がないのが残念なのか、幸いなのか…」

「あっ…」

自由美もサップスの未だに隆々とした大きく太い男根を凝視し、ぷりっと張った陰嚢を手のひらで軽く揉み転がした後、辛抱たまらなくなって無毛の秘裂に指を入れてオナニーを始めてしまう。

「でもこれ以上はさすがにサッちゃん可哀想だから、あたしだけで満足させよっ♪…うんっ…あんっ♪」

自由美は自身のGスポットに指を入れ、妹と違って小粒のクリトリスを弄る。

「あ、ああー!い、イクっ!!」

 

そして自由美も女性の射精を始めた。マーキングするかのように、潮はサップスの下腹部に吹きかけた。

サップスも雁子も、それぞれ大の字になって…サップスは陰茎を天に向けるように仰向けで、雁子はおいしそうなお尻を突き出すようにうつ伏せで突っ伏している。

「さて、気持ちいいことたーっぷり味わったことだし、あたしらベタベタだからお風呂入ろっか♪」

「ああ…」

「はい…」

散々性の快楽を味わった余韻に浸っている最中の二人も、それには同意せざるを得なかった。

 

三人ともベタベタだったので、各自で服や下着はたたんで持ち運び、全裸でお風呂場まで向かう。

幸い狗霊丸も恋々も10時半頃には寝てしまうので、11時を過ぎた今、三人の裸でしかもオイルと愛液、潮とカウパーにまみれた姿を両親に見られることは無かった。

激しくえっちなことをしたことがバレないように、三人は直接洗濯機の中に服と下着を放り込み、雁子が顆粒状の洗剤をスプーン半分ほど多めに入れ、淡いスカイブルーの液体の柔軟剤も三割ほど多めに入れて、洗濯機のスイッチを入れ、念入りコースで起動させる。

もしもバレたら、小学生に性的なことをしたということで、自由美が狗霊丸に大目玉を喰らうだろう。

 

しかもかたや実の妹、もうかたやその恋人と、二重の意味で道徳的にアウトなシチュエーション、特に自由美はもうハタチなので、下手すれば通報されて逮捕もありえない話ではない。

 

「さーて、頭洗ってあげるよ、雁子ちゃーん♪」

「あ、ああすまねぇな…ほれ、サッちゃんも洗ってやるよ」

「あ、はい…ありがとうございます…」

自由美が雁子の頭をシャンプーで泡立てて洗い、雁子がサップスの頭を泡立てて洗うという連鎖である。

「ん…このシャンプー…なんかさっきのオイルと同じいいにおいが…」

「よく気が付いたねサッちゃん!シャンプーもリンスもボディソープもあたしの手作りなんだよ!」

「ったく、アネゴはなんでそういうもんはできんのに、料理はてんでダメダメなんだか…」

会話を弾ませつつ、雁子とサップスの頭は順調にもこもこ泡立っていく。

「さーて、流すよー!目をつぶっててねー」

自由美がシャワーで二人の頭の泡を流していく。自由美の手作りシャンプーのおかげで髪はつやつやのさらさらになる。

雁子も自由美も、ほとんど毎日おにぎりを食べることにより、海苔も必然的に食べることから、髪にいいビタミン・ビオチンも摂取できる。

 

よって玖悟丸家の人々は髪の毛に関しては文句のつけようのないクオリティになるのだ。

「じゃあ次はおねーちゃんを洗ってもらおっかな~♪」

「おう」

雁子とサップスが立ち上がり、自由美が風呂椅子に座る。

「じゃあ雁子ちゃんは頭、サッちゃんは身体頼むねー」

「ああ」

「は、はい」

自由美の指示に特に逆らう理由もなかったので、二人は指示に従うが、サップスは姉とはいえ雁子以外の女性の身体に触れることを考えると赤面してしまう。

「いやー、妹と妹の恋人に洗われてるって極楽だわー♪」

サップスにシャンプーで頭を泡立てて掻き回され、雁子に泡立ったボディタオルでこすられ、すっかり自由美はリラックスしている。

「んっ…サッちゃんもやっぱりオトコなんだねぇ」

「あっ、ご、ごめんなさい」

サップスが自由美の小振りな乳房を洗おうとすると、自由美がサップスをからかい、サップスは謝る。

「ううん、いーんだよ…雁子ちゃんと違ってもちっちゃいけど、遠慮なくもんでいいんだよ♪」

と、自由美はサップスに寧ろ誘惑する。年頃の男の子にとって、妙齢の女におっぱい揉んでと言われるのは、乳房の大小問わず精神にダイレクトにくるモノがある。

 

「えーっと、こうです…か?」

「うんうん、気持ちいいよ♪」

サップスがぎこちなく、泡立った手で自由美の乳房を泡立ったボディタオルで擦り、同じく泡立った掌で自由美の乳房をぎこちなく揉みほぐす。

「…ところで、どうだい?小さいけど、揉み心地、捨てたもんじゃないでしょ?」

「は、はい…なんだろう。雁子様と違って小さいのに、しっかり柔らかくて…!」

「な、なんだよー!おっきかったらダメだっていうのかよ!!」

嫉妬した雁子がサップスの後頭部に小学五年生とは思えぬ大きな乳房を押し付ける。

「い、いえ!で、でもやっぱり雁子様の…その、おっぱいが一番…です…」

「くーっ!コイツ、うれしいこと言いやがってー!!」

「あ、あの…!!あんまり胸を押し付けないで…!!」

雁子はサップスをがっちり抱きしめて、たわわな乳房を思いっきり押し付け、うりうり擦り始めた。

「あのー、そろそろ流してほしいんだけどー」

「「あ」」

自由美に言われて、サップスは自由美の頭と身体の泡を流した。

 

続けて、自由美の身体にリンスを馴染ませる雁子と、今度は下半身を洗うサップス。

「お義姉様の脚、なんというかすらっとしていて、それでいて…何というか、その…」

 

「うふふっ、肉付きいいでしょー♪こう見えても足の速さには自信あるんだよねー」

「その代わり、マラソンはダメなんだろ?アネゴ」

「うん、あたし速筋特化だからねー」

「でも足が速いって、それだけでうらやましいですわ」

ウィスパー程ではないが、運動神経があまりよくないサップスにとっては、何かしら特化した部分があるだけでも羨ましい話だ。

得意分野のひとつである料理に関しても、尚巳には腕前で劣るというコンプレックスも無いわけではない。

「じゃー次、サッちゃん、ここ洗ってー」

「きゃあ!…あ、は、はいっ!」

自由美が脚を開いて、ハタチのわりに幼さが残る無毛のすじが丸見えになり、さっきあれだけ淫行に及んでなお、健全な男子として慣れないサップスは一瞬顔を隠して赤面する。

「そ、それでは…失礼します!」

意を決して、泡立ったボディタオルを自由美の膣口に擦り始める。

「んっ…ちっちゃいオトコノコに洗われるのって、サイコー♪」

「おい、もしかしてアネゴ、みっちゃんにもコレやらせてるのか?」

「うん!!」

何の屈託もない笑顔で答える自由美に雁子は閉口した。

「そ、それでは…失礼します…」

サップスが恐る恐る自由美のすじをくぱぁと開く。

 

サップスに洗われたことに興奮を憶えたのか、すでにしっとり湿り気を帯びたサーモンピンクの花びらと、まだ勃起していない柔らかそうな豆粒が顔を出す。

「で、では…」

「んっ、っああっ!」

クリトリスを摘まんでみると、やはり柔らかかった…が、サップスが洗っていくうちに小粒ながらも立派に勃起して自己主張しはじめる。

「サッちゃん、お尻も洗って♪」

「お、おいアネゴ!」

と、自由美は体勢を少し下にずらし、お尻の穴をくぱぁする。その菊門もひくひくさせて、サップスを誘惑する。

「で、では…」

「んっあんっ♪」

ボディタオルでお尻の穴を擦ると、ますます菊門はひくひくさせる。しかし自由美はまだ不満そうな表情だ。つまりそれが何を意味しているのか、サップスにはわかってしまった。

「そ、それでは、失礼します」

 

つぷっ

 

「っ、あぁんっ♪」

サップスの指が自由美のアナルに侵入する。直腸内を掻き回され、尾骨を押されるたび、自由美は甘い声をあげて反応する。

「あんっ、さ、サッちゃん、いいよぉ、いいよぉお!!」

自由美は膣口から愛の蜜を溢れさせて軽く絶頂した。サップスがそっと指を抜くと、また自由美は軽く反応した。

「それじゃ、アネゴ流すぞー」

 

サップスを取られてちょっと不機嫌な雁子に自由美は頭に馴染んだリンスと泡立った下半身にシャワーをかけて洗い流した。

「じゃあサッちゃん、次はオレ洗ってくれよ…あ、アネゴは手を出すなよ」

「はいはい、雁子ちゃんはサッちゃんとスキンシップしたいんだねー♪」

と、自由美に釘を刺す雁子に、自由美はからかって返す。

「か、雁子様の胸、やっぱりボリュームが…すごい…!!」

「へへっ、サッちゃんに言われると尚更嬉しいぜ」

雁子の胸を洗うとき、揉んで姉との違いを実感させる巨乳を掌に刻み込む。やはり147cmほどの背丈にDカップ相当のバストの組み合わせは最早凶器である。

「尚更ってことはやっぱ他の男子からもでかいって言われてたのー?」

「ああ、まっ男子に魅力として見られてたってのはあながち悪りぃ気はしなかったけどな」

と、雁子は満更でもない表情で答える。

「…なあ、サッちゃん…」

「はい、なんですか?」

「あー…その…」

雁子が真っ赤にして言い淀む。自由美はニヤニヤして妹を見守る。

「その、さっきアネゴのケツの穴洗ったろ?オレにもやってくれよ!」

「きゃあ!」

雁子が地べたに座り、M字開脚して、お尻の穴をくぱぁと押し開く。

 

股間に走る、熟れた乳房とは対照的な印象を与える無毛の一本すじと、呼吸するように収縮する肛門が露わになる。

「それでは、失礼します…」

「あ、ああ…お手柔らかに頼むぜ…」

雁子の閉じた膣口と、ひくつく肛門を丁寧にボディタオルでこする。

「あっ、やっぱここ…っ!!」

「あっ、痛かったですか!?」

「ああ、大丈夫。ちょっとびっくりしただけだ、続けてくれ」

膣口を開き、クリトリスを剥いて、石竹色の陰核亀頭にボディタオルをこすると、雁子はビクッと反応させると、サップスが慌てるが、なんとか落ち着かせ、続行させる。

「で、では…いきます…」

 

ぷすっ

 

「…っはあっ!!」

サップスの指が雁子の肛門に入っていくと、雁子は情けない声をあげて脱力する。

「えーっと、こう…でしょうか?」

「さ、サッちゃん…あんま掻き回す…なぁ…!!」

サップスの指が尾骨や腸壁のあちこちを指圧すると、雁子はますます自分でもわからない不思議な感覚に力が抜けきり…台詞とは裏腹に膣口はもっと求めるように、愛の泉を湧かせはじめる。

「あ、アネゴっ!て、手ぇ出すなっつっただろ!?」

もう我慢出来なくなった自由美が、雁子の大きな乳房を揉みはじめる。

 

「うーん、ここはそう言ってないみたいだけどー?」

「にゃああ!引っ張るなー!!」

自由美が雁子の石竹色の乳首を左右同時に引っ張ると、雁子の意識が一瞬異次元に飛びかけた。

「か、雁子様のお尻…私の指を食いちぎらんばかりに…!!」

「さ、サッちゃん…あんま実況しないで…」

さっき乳首を引っ張られて絶頂したことで、雁子の肛門括約筋も活性化し、サップスの指への締め付けもリズミカルに強弱の波を付ける。すっかり出来上がっていることは雁子の閉じたすじから溢れる愛液が雄弁に物語っている。

「か、雁子様の…ここも、つらそう…」

「さ、サッちゃん…ど、同時はちょっ…あっ!」

サップスが雁子の勃起した大粒のクリトリスにも泡まみれの手で優しくしごく。

「んーそれにしてもあたしもママもBカップ程度なのに、この妹は立派に育っちゃってー」

「あ、アネゴ、あんま調子に乗るな…あっ!」

自由美も強弱のメリハリをつけながら、様々な角度で雁子の乳房や乳首を揉みほぐす。

「あっ、ふ、二人とも…あ、あっ、ああぁぁぁっ!!」

サップスが雁子の尾骨に一際強い指圧を加えると同時に、クリトリスの雁首にボディタオルを擦ると、雁子はとうとう絶頂してしまう。

 

「あらあら、雁子ちゃん。おまんこへの愛撫もなしに吹いちゃったかー」

「み、見るなあ…」

雁子は特に膣内への愛撫も無しに、無色透明無味無臭の液体を噴出してしまった。いわば男性で言うところのペニスをしごかずして射精してしまったようなもので、雁子は顔から火が出る思いをする。

「そ、それでは…雁子様…流しますわ」

「あ、ああ…サッちゃん…水で流してくれ…」

「ええっ大丈夫ですか!?」

「い、今頭がゆでだこなんだ…頭冷やさせてくれ…」

サップスは雁子に言われたとおり、冷水で雁子の全身についた泡を流し、自身をクールダウンさせた。

 

「次はサッちゃんの身体を洗いましょうねー♪うふふふ、可愛がってあげるよ♪」

「あ、あの…あまり激しくしないでくださ」

「とか言って、ココ、期待してるでしょ♪」

「あっ…!!」

さっきから自由美と雁子の身体を洗い、痴態も散々見せつけられて、サップスの大きく太いペニスはびんびこびんに勃起しており、自由美に亀頭を触れられただけでも我慢汁が滲み出す。

「それじゃ、洗っていきましょうねー」

「ど、どうだ?サッちゃん、気持ちいいか?」

まず自由美がサップスの背中から、雁子が太ももからボディタオルで洗っていく。

 

「あ、はい。二人とも、気持ちいいです」

素直に垢を擦られる感覚は心地よいものだが、それ以上に、別の意味での気持ちよさが、隆々に自己主張する極太のペニスが示してしまっている。

「さーて、遊びはもうおしまいだよーん?」

「!!、ひゃあああ!!」

自由美の泡立った手が、サップスの男子ならではの扁平な胸に襲いかかる。やわやわと揉みほぐし、徐々に中心に近づいていき…

「お待ちかねの中心です♪」

「あひっ!?や…ひゃあぁあアア!!」

自由美がサップス乳首を思いっきり引っ張ると、サップスは意識が一瞬次元の狭間に片足突っ込んだ。

雁子もサップスの鼠径部をごしごし洗う、つまり確実に例の急所に近づいていることを意味しており、サップスのペニスからは我慢の意味でのカウパー汁をだくだく垂らしはじめる。

「サッちゃん…痛かったら言ってくれよ?」

「あ、はい…」

自由美がサップスのおなかを丁寧に洗っている頃合いに、雁子はサップスに念押しした後、陰茎同様に大きくぷりぷりっとした陰嚢を泡立った手で揉む。

「ど、どうだ?」

「あ、はい…なんか…じんじんします…」

雁子が大きめなタマタマを掌で転がすたび、サップスの陰茎からの先走りはより粘り気を帯びる。

 

「…サッちゃん、いっそしゃぶっちゃいなよ」

「な゛あっ?!」

自由美が卑猥な提案を雁子に耳打ちすると、雁子の顔は炎上し、目は螺旋を描く。

「……………………よしっ!」

「ひゃわあっ!?か、雁子様ぁっ!」

雁子は意を決してサップスの大きく太く硬いペニスの皮を剥き、剥き出しになった亀頭をなめる。

「ど、どうだ?気持ちいいか?」

「は、はい…恥ずかしながら…」

恋人にペニスを舐められているという事実が羞恥心に火をつけ、それが快楽を加速させていく。

「よ、よしっ!ん、んぐっ!!」

「あっ、あっ、あっ雁子様っ!」

雁子がまた意を決してペニスを思いっきり頬張ると、サップスはますます顔を紅くし、先端からますます先走りのカウパーが溢れ出す。雁子も恥ずかしさのあまり顔を赤く染めていると同時に、膣口は発情の証である湿り気を発する。

「ふふっ、ふたりともカワイイ♪」

「お、お義姉様っ、あっああぁっ!!」

自由美に乳首とへそを集中的に弄られると、石鹸のおかげでスムーズに愛撫が進むおかげもあってか、サップスはより甘く荒い吐息を漏らす。

「あっ、お、お義姉様っ!雁子様っ、あっあっあっ、うぅうあ…ぁぁああぁあぁあッッッ!!」

「んぐっん゛っん゛っ!」

 

サップスのペニスがどくどく脈打ち、亀頭に鋭い快楽が走り、絶頂の意味を持つ無色透明の鉄砲水が、雁子の口に注ぎ込まれた。

「んっ♪んっんっ♪」

雁子はそれはそれはおいしそうに、サップスのイッた証たるカウパー腺液のレーザーをごくごくと飲んでいく。恋人の味を覚えた雁子はもはや目がハートになっているようだった。

「はあーっ…ふう…ふう…」

雁子の口が、サップスのペニスから離してなお、絶頂の証を軽く数発放出する。

「ねえ、雁子ちゃん…またもらっちゃいなよ♪」

姉が妹に悪魔の言葉を囁く。サップスのペニスは終わりがないのが終わりなので、勃起は持続させ、痙攣させてはいまだ我慢汁をしとどに漏らしている。

「あ、ああ…もう、オレ…我慢できねぇ…!!」

 

ずぷっ

 

「あっ…あっ!!」

「あ、あああぁぁアアァァァっ!!」

雁子が自ら腰を落とし、サップスのパッと見とは裏腹に雄々しい剛直を呑み込むと、サップスも根元と先端を締め付ける膣圧と、亀頭を襲う無数のひだによる爆発的な快楽に身を悶えさせ、さっそく雁子の子宮口に突き上げる。

「あっ、あぁんっ、あっ、あっやっやっ、あぁんっ!!」

「さ、サッちゃん…オレの中…そんなに気持ちいいか…!?んっ!」

 

サップスはまるで寧ろ挿れられる側のような甘い喘ぎ声をあげ続け、雁子のGスポットとポルチオを突き続け、雁子はいよいよ軽く潮を吹き始める。

「サカってるねー。お姉ちゃん興奮しちゃうー」

「あ、アネゴ!い、今ダメ…っああっ!」

「か、雁子様っ、は、はげしっ、あ、ああぁっ!!」

自由美がまた雁子のたわわな乳房を揉み、乳首を指で転がすと、雁子の膣圧はより強まり、ますますひだがサップスの亀頭に絡みつき、サップスもいよいよ射精に相当するカウパー腺液を発射しはじめる。

「さて、サッちゃんも甘く味付けしてやろう」

 

ぷすっ

 

「やっ、あはあぁああっっ!!」

「あっ、サッちゃん、ああっ!」

続いて、自由美がサップスの肛内に指を入れると、サップスはまた絶頂し、より鋭く盛大に絶頂の噴水を放ち、雁子もサップスの突きが激しくなるのに比例して、徐々に大量に女性の射精を一発ずつ放つ。

「ああっ、サッちゃん!サッちゃん!サッちゃああん!!」

「か、か、か、雁子様っ、う、うわぁあアアぁァアぁ、いやああぁァアあアあぁアっっッッ!!」

「サッ、サッちゃ…で、出てる!たくさん出てる、っうあああアァあアぁアァアぁあアアッッ!!」

 

サップスが連続で絶頂のカウパー汁を怒涛の勢いで雁子の膣内に出すと、雁子も一際勢いよく潮を噴いた。

「はあはあ…あ…いっぱい…」

自由美がサップスのアナルから指を抜き、サップスが雁子の膣内から陰茎を抜くと、雁子の膣口から愛液とカウパー腺液が混ざった無色透明の海が溢れ出す。

「うーん、もしこれが精液だったら確実に妊娠してたねー」

「ご、ごめんなさい…雁子様ぁ…」

自由美がサップスの泡を流している最中にサップスは謝る。

「どうして謝るんだよ?何もサッちゃんが謝ること、ないだろ?」

雁子は素早く立ち直り、サップスを抱きしめる。たわわな乳房がサップスの顔面を押し付ける。

「だって、もし私がちゃんと射精できたら…雁子を無計画に孕ませちゃってたと思うと、恐ろしくて恐ろしくて…!!」

いよいよサップスは泣き出してしまった。よほど自分が快楽に身を任せてケダモノと化してしまってたことに自責の念を感じてしまったのだろう。

「むしろ精液じゃねえくらいのほうが残念に思ってるくらいだ。オレ、サッちゃんの子なら、喜んで産むよ?」

雁子はよりキツくサップスを包容する。

「でもたとえ射精できなくても、サッちゃんはサッちゃんだ。愛に変わりはねぇ」

 

「か、雁子様…!!」

「改めて言う…好きだよ、サッちゃん…」

「か、雁子様あぁぁ!!」

サップスはぱあっと笑顔になって雁子を抱きしめた。

「ふふっ、若いっていいよねー」

自由美はくすくすと笑って二人を見守った。

 

そして三人は湯船に浸かり、百を通り越して二百まで数えてあったまった後、風呂から出て、雁子とサップスはお互いに身体を拭き合ったあと、引き出しから寝間着を取り出して着て、自由美は自分の部屋に、雁子とサップスは雁子の部屋に行き、二人仲良く同じベッドで身体を抱き寄せるように眠る。

サップスはあれだけ玖悟丸姉妹に散々絞られ相当消耗したせいかすぐに眠ってしまい、雁子は三回戦といけなかったことにちょっと残念に思いながらもサップスを包容して眠りに就いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふたりともセックスレスから脱却できたのね、おめでとう!」

「あ、はぁ…」

翌日の放課後、七緒が雁子とサップスに祝福の言葉をかけられる。どちらが相手を支える最高のパートナー足りうる存在か、内心で七緒にライバル意識を抱いていたサップスが、半ば七緒に宣戦布告気味に昨日初セックスした旨を告げると、逆に七緒に祝われて、サップスは毒気を抜かれた気分になる。

 

「それじゃあ今日はうちでパーティしましょ♪ナオミも八千代も美鎖も腕を振るってご馳走作ってくれるわ♪」

「ま、まあ尚巳ちゃんの手料理が食べられるなら喜んで行くけど…」

「オレも、あのウマいメシにありつけるなら行くぜ」

尚巳の手料理は狗霊丸とは別ベクトルのプロ顔負けの旨味がある。サップスとしても雁子としても非常に勉強になるのだ。

「ケイジ♪私達もカリコたちに負けないくらい激しく愛し合いましょうね!」

「う、うん…僕、カラダ、持つかな…?」

七緒はすっかりノリノリだが、圭治は自分のおちんちん、そしてお尻との相談になりそうと言いたげな苦笑いを浮かべて応じた。

 

それから、雁子とサップスは休日になるとそれぞれの家に遊びに来ては、夜激しく愛し合うように。サップスの射精というブレーカーが無い故の無尽蔵に絶頂できる特大のペニスは雁子を満足させるのに十二分足るもので、お互いに充実したセックスライフを送れるようになった。

これで二人の愛はより決定的になったのは言うまでもない。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。