※この作品はR-18です。

ウサギさんチーム、電マ中!   作:光森 千影

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【前回のあらすじ】
戦い済んで日が暮れた


事後

 次に皆が目を覚ましたのは、日曜日の朝だった。

 梓が上半身を起こし、栗の花の匂いが充満した防音室に顔をしかめながら……あゆみと優季の痴態を見る。

 2人とも体力を消耗しきって、白濁の混じる体液の池の中で泥のように眠っていた。

 

「あれ?」

 

 視界がはっきりしてくるにつれ、二人の最後の体位がはっきりと見えてくる。

 優季は、あゆみのペニスを咥え、口から白濁を止めどなく流し続けていた。

 白濁が微かに波打つので、呼吸は出来ているようだ。

 そして、電池の切れた電マが、あゆみの睾丸と膣口の間に、押し当てられていた。

 おそらく、勃起を維持できなくなったあゆみに、最後の射精をせがみ、口と電マで刺激を続けているうち……事切れたのだろう。

 

「優季は、凄いな」

 

 ちょっとまゆを曲げて苦笑いを浮かべた梓の顔が……とたんに真剣な表情になる。

 優季の身体が、おかしいのだ。

 腹が、妊婦、いや、空気を尻から入れられたカエルのように膨れ上がっており、足の間からときおりこぷ、こぽぽっ、と白い液体が溢れていた。

 

「あや、あや! 起きてっ!」

「えー、まだ寝てようよー」

「優季が、ヤバいの!」

「え……?」

 

 呼吸ができている以外はぴくりともうごかないあゆみから、そっと優季を引きはがして仰向けにさせる。

 半分白目を剥き、舌をだらしなく出して、鼻と口から精液を垂らして、僅かに震える優季。

 あやと梓が視線を合わせ、意を決して、パンパンに膨れ上がった白いお腹を、ちょっと指で押してみた。

 

 ぶじゅっ……ぶぴゅーっ!

 足を大きく開いた、赤く腫れ上がった優季の割れ目から、白い粘液が水鉄砲のように勢いよく飛び出した。

 

「!!」

 

 大変な事になった。いくらなんでもこんなにあゆみが射精し続けるなんて。

 産婦人科! 救急車! ICU!

 ここまで来れば、学校にも報告が行くかも知れない。

 どうしよう……。

 

「……全部、外に押し出す。それから考える」

 

 神々しい声が、カーテンの隙間から朝日の射し込む薄暗い部屋に厳かに響く。

 立ち上がっていた紗希が優季の傍らにしゃがみ込み、両の指で優季のボテ腹を静かに押し出した。

 びゅーっ、びゅーぅ、ぶじゅじゅじゅっ!!

 

 

「ねえ……梓ちゃん、あやちゃん、あゆみちゃんのおちんち*……ボロボロになってる」

「わっ!?」

 

 桂利奈の不安げな声に、あゆみの股間を見た三人が思わず口を押えた。

 何十回、いや何百回射精させられたか分からないあゆみのペニスは、萎え、傷ついた芋虫のように腹の上に横たわっていた。

 赤黒く変色したグロテスクな物体は、優季の唾液で舐め尽くされ、赤く腫れたままふやけていた。

 

「オロナイン効くかな?」

「さぁ」

 

 ぷじゅーっ! ぷじゅーっ! と、紗希が優季の胎内の精液を絞り出す異様な音が聞こえる中、

 優季とあゆみへのケアをどうするか、考える必要が出てきていた。

 

/////////

 

 日曜日の夕方。

 優季が瞼を僅かに開け、首を小さく振った。

 どろーんとした瞳に、部屋の蛍光灯の光が眩しく、一度目を閉じる。

 

「あっ!」

 

 梓の声か? 誰かが、歓声に近い短い叫びを上げた。

 

「……んっ」

「おはよ、優季」

「よかったー、目を覚まして」

 

 再び目を開くと……梓、桂利奈、あや、紗希の、嬉しさ半分、不安半分な複雑な表情が、優季の顔を取り囲んでいた。

 

「あゆみ……ちゃん、は?」

「大丈夫。まだぐっすり寝てる」

 

 首を横に向けると……、昨晩何度も何度も、数えきれないくらい愛し合い、交わり合い、精を授かり、一つになった愛しい山郷あゆみが、すぅ、すぅと静かな寝息を立てている。

 顔に疲労が色濃く残ってはいるが、表情はどことなく満ち足りていて、口元もうっすらと微笑みを浮かべていた。

 

「ポカリ、飲む?」

「うん」

 

 紗希に支えられ、ゆっくりと上体を起こした優季は――自分のお腹がすっかり凹んでいることに気が付いた。

 ネグリジェの裾を上げて、まだひりひりする割れ目をたぐると……甘ったるい栗の花の匂いがぷんと匂い立ち、少しだけ粘っこい体液が指にまとわりつく。

 

「あゆみちゃんの、せーえき……いっぱいだったの、なくなってる」

「気が付いたらお腹が風船みたいに膨らんでて……優季が死んじゃうといけないから、つい……ごめん」

「ううん、助けてくれてありがと、でも……赤ちゃん、いっぱい、出てっちゃった……」

 

 生臭い匂いを放つ指を愛おしそうにしゃぶり、目を潤ませて涙をこぼす。

 その瞳に……怪しい光が宿っている事に、他の四人はまだ気づいていなかった。

 

/////////

 

「あのねぇ、わたし……危険日なんだ」

「「え?」」

 

 ポカリをひと口すすり、お腹をそっと撫でる優季の発言に、梓とあやと桂利奈が目を丸くする。

 

「あゆみちゃんの赤ちゃん、産みたいのぉ。わたし、ちっちゃい身体だけど、いっしょうけんめい骨盤ひろげて、栄養とって、お腹の中で赤ちゃん育てるんだぁ」

「……優季?」

「男の子がいいな~。あれだけいっぱいせーし貰ったら、大丈夫だよね~、ね? 私の子宮ちゃん❤」

 

 優季……優季?

 大変だ。優季がおかしい

 ずっとセックスしつづけて、膣内射精され続けて、絶頂し続けて……どこか壊れてしまったのだろうか。

 

「産婦人科でアフターピルって売ってるかな」

「いや、私らが行ったらヤバいって」

「でもでも、あゆみちゃんのお汁はせーし入りだから……」

「……」

 

 紗希がそっと立ち上がり、部屋の隅に向かう。

 ひとかたまりにしてあるバッグや紙袋の中から、あゆみの私物――プラウダ製薬の通販の段ボール箱を取り出した。

 

「こらっ! 紗希、人のもの勝手に漁っちゃダメ!」

「……妊娠、止める薬」

「「!?」」

 

 紗希の手には……2種類のカプセル錠が入ったパッケージが握られていた。

 

「ハエールXの付属品。……こっちは、*ちんちんを消す薬『キエールX』』」

「えっとぉ……」

「ハエールXはおちんち*とタマタマが生えっぱなしになるから、元に戻るには解除薬が必要なんだ!」

 

 こくん、と紗希が頷くと、小さな声でぼそり、とつぶやいた。

 

「……アフターピルも付いてて、ケアも万全」

「さすがは信頼のプラウダ製薬だね、やるじゃん!」

「早く飲めば飲むほど効果が増すんだっけ、優季、ほら。……優季?」

 

 ふと気が付くと、優季は話の輪から遠ざかり、壁に貼りついて震えていた。

 青ざめた顔を震わせながら、涙の滴を零しながら、首を小刻みに横に振る。

 

「優季?」

「や……や……やだっ。飲みたくないっ!!」

 

/////////

 

「産む! 絶対産む! あゆみとわたしの赤ちゃん、絶対産むんだからっ!」

「優季! バカなこと言わないで! あなたまだ高校生なんだよ!?」

「ダメだよ優季ちゃん、退学になっちゃうよ……もしかしたらあゆみちゃんも一緒にっ!」

「どうやってご両親に説明するの? 『おちん*んの生えた女の子とエッチして赤ちゃんできました、私たち結婚します!』って言うつもり?」

「……そんなの無理」

 

 四人が取り囲んで必死の説得をするが、優季は両手で耳を塞いで首を横に振るばかり。

 その間も……彼女はネグリジェの下で、強く内股になってふとももをぴったりとくっつけ、割れ目からあゆみの精液が余分に零れ落ちるのを防いでいた。

 

「分かった、今日はもう寝よう。時間はまだあるからゆっくりと話し合って――」

「今日もあしたもないよっ! ぜったい、産むんだからぁっ!!」

 

 優季の腹の底からの絶叫に……眠り込んでいたあゆみが不意に目を覚ます。

 彼女の細く小さく、背中から腰にかけて柔らかなラインを描く身体をながめ、力なく微笑んでから、ゆっくりと口を開いた。

 

「優季、ママに……なりたいの?」

「なりたいんじゃなくて、なるんだからっ!」

「本当にそれでいいの?……優季は学校に通えなくなるし、みんなとも……お別れになっちゃうじゃん」

 

 優しく、すこしかすれた声で喋るあゆみの言葉に、一瞬優季が言葉を詰まらせた。

 俯いて、しばらく考え込んでから……あゆみに向き合い、決然と言い放った。

 

「あゆみちゃんがパパになってくれるなら、わたしそれでもかまわない!!」

「そっか……ねぇ、あや、おっきなクッション持ってきて」

「う、うん」

 

 大きなクッションを背にして力なくもたれかかるあゆみが、優季を呼び寄せて抱きしめる。

 軽いキスをあげて、頭を撫でて……へその下を静かに撫で回した。

 

/////////

 

 

「優季」

「あゆみちゃん……」

「私、優季と一緒に戦車道をやりたいし、一緒に卒業したい」

「え?」

「赤ちゃんできちゃったら……それも出来なくなる。もしかしたら、優季も私も、ここにいられなくなる」

「や、やだっ!」

 

 優季が涙を流しながら首を大きく振っていやいやをすると……あゆみはさらに強く抱きしめ、長い時間をかけてゆっくりとキスをする。

 

「ん……ふっ、うんっ」

 

 口の中で蠢く舌の感触と、喉を流れ落ちる唾液に、優季が身をよじると、シーツにぽたっ、と白濁りがこぼれて、また栗の花の匂いがあたりに漂った。

 

「赤ちゃんはいつでも作れる事が分かったんだから、卒業してから結婚すればいいじゃん」

「でも、でも……」

「離れ離れになったら、梓やみんなが悲しむよ?」

「……」

 

 優季が顔を離して、不安そうに見守る四人の顔を見回す。

 

「わたし、赤ちゃん産んじゃ、ダメなの?」

「…………」

 

 答えを出せるものは、四人の中にはいなかった。

 困惑の表情を浮かべ――紗希すら、戸惑いを隠せず、黙って二人の成り行きを見つめていた。

 

「私の可愛い優季、みんなを困らせないで」

「……」

「卒業まで、赤ちゃん作るの以外で、たっぷり愛してあげるから。……陸で就職先見つけて、両親に説明して、結婚して……赤ちゃんつくろ? それからでも遅くないよ?」

「……」

「お願い、言うことを聞いて」

「あ、あのね、あゆみ、優季……。私たち、ちょっとコンビニ行ってくるから……その間に二人きりで話し合って。1時間くらいで戻るから」

「わかった……ありがとね、梓」

 

/////////

 

 あの場で、2人の重い会話を聞き続けていいか、梓は迷った末……二人に未来を選ばせることにした。

 全員で説得に回っても良かったが、追い詰めたうえで薬を飲ませては、後にしこりを残すだろう、と。

 途中、重苦しい空気の中で喫茶店に立ち寄り、約束の時間まで過ごしてから……、まだすこし力の入らない足腰を叱咤し、マイバッグに弁当やジュース、お菓子を詰めて帰路についた。

 

「あたし赤ちゃんなんて、遠い未来の話だとおもってたけど」

「……」

「そうでも、なかったんだね」

「……うん」

 

 まだお子様の桂利奈も、自分が子供を産める身体だと自覚すると、ちょっと不思議な気持ちになる。

 いずれ、愛し合う男と「あの行為」をすることになると思うと……ちょっとの期待と、おっきな不安がないまぜになった、複雑な感情で胸がいっぱいになった。

 

「どうなったのかな、あの二人」

「帰ってみないとわかんないよ」

 

 そんな話をしているうちに、寮に戻ってくる。

 梓が高級学生寮のカードキーと暗証番号で、玄関の自動ドアを開ける。

 エレベーターの中も、重苦しい空気に包まれていた。

 

「ただいまー……?」

 ドアを開けてリビングに入った途端、四人はマイバッグを取り落して、その場で凍り付いた。

 

 くちゅ、ちゅぷ、くちゃ、こくっ、んふ……っ。

 リビングで、誰に憚るともなく……あゆみと優季はぴったりと抱き合い、ディープキスをしていた。

 こく、こくと、液体を飲み干す喉音が聞こえる。

 

 昨日の乱交で何度も見た光景だが、日常生活に戻った今となっては、見てはいけないもの。

 慌てて玄関に引き返し、喘ぎ声や舌の絡む音や、喉音が止むのをじっと待ち続ける。

 

 長い間キスは続き、やがて淫らな音はしなくなり……あゆみの声が聞こえてきた。

 

「ごめんね、入ってきていいよ」

 

/////////

 

「あの薬は?」

「ポカリに溶かして飲んだ」

「?」

 

 すんすんと小さな泣き声を鳴らす優季を膝に抱えながら、あゆみが1時間の空白の間に起きた出来事を語りだした。

 優季は不承不承ながら、アフターピルのカプセルを飲むことを承知した。

 でも、自分では飲みたくない、あゆみが飲ませて、と。

 だから、あゆみはカプセルの中身をポカリに溶き、一口ずつ含んで、時間をかけて、口移しで飲ませた。

 

 あゆみのペニスは、長時間の性行為で腫れあがり、ひどい痛みに悩まされていた。

 女性器と違って外に露出しているのと、女性の下着と服では、きつく擦れて余計に痛みを増す。

 優季は、男性器解消剤『キエールX』をジュースに溶き、やはり口移しであゆみに飲ませていった。

 

「効果が出るまでしばらくかかるみたい。お*んちんが消えるのは明日の朝だって」

「アフターピルは、12時間後にまた飲んで、って書いてあった」

「ふたりとも疲れてるみたいだから、今日は泊まってって」

「いいの?」

「でも、またおっ始めちゃダメだよ?」

 

 黄色い笑いが巻き起こる。泣いていた優季も、釣られてちょっとだけ笑みを浮かべた。

 

 みんなで弁当やお菓子を食べて、ちょっと駄弁って、お風呂に入って、解散。

 優季とあゆみは、四人が昼の間に必死で掃除と脱臭を済ませた防音室で、布団を二枚並べて寝ることにした。

 

「おやすみ、あゆみ、優季」

「おやすみなさい、梓……ありがとね」

「あ、優季、もし副作用で……身体が辛かったらすぐに言ってね。アフターピルっていろいろあるみたいだから」

「うん、いまのところはだいじょうぶ」

「気を付けて、それじゃ、ね」

 

 本当に優季は避妊できるのか、あゆみの身体は元に戻るのか、少し不安はあるが……。

 自分が心配しても仕方がない。

 二人ほどじゃないにせよ体力を消耗していた梓も、ベッドに横になった途端にすぐに強い眠気が襲ってきて、意識を眠りの中に溶かしていった。

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