地味キャラ脱却のための突破口を探すべく、女子高生が気軽にお買い物できる魔法の家電製品・電動マッサージ機(電マ)に手を出した大野あやと山郷あゆみは、とりあえず肩や腰に当てそのマッサージ効果を試してみたが……。
「やっぱこれ、あそこに当てると気持ちいいんだよね?」
「……ちょっと怖いけど、やってみよっか」
肩に電動マッサージ機を当てて肩こりが取れることを実感したあゆみは、いよいよ禁断の場所に当てようと電マを手に取る。
生唾を飲み込んで先端を見つめてから、当て先……自分の股間を見下ろす。
買ったばかりの電マが汚れるのは嫌なので、スウェットの上から当ててみようとするが……スイッチを入れるのが、怖い。
肩や首筋があんなにぶるぶる激しくマッサージされるのに、こんなものを、敏感な場所に当てたらどうなってしまうんだろう。
スイッチを入れる。当てる。たぶん、気持ちいい。
たったそれだけのことが、怖い。
視線を上げ、あやの眼鏡の奥の瞳をじっと見つめて、黙りこくる。
助け舟は、あやが出してくれた。
「一緒に、使わない?」
「ええっ!?」
六年間を女子だけで過ごす、若い男性がほとんどいない、学園艦生活。
思春期の健康な身体を持て余し、少女同士で交際して――つい間違いを起こす、なんて話もちらほら耳にする世界。
親友どうしとはいえ、そこまでの親密な関係まで想定していなかったあゆみが、電マを握ったまま、あやと対峙する。
お泊り会でふざけてポッキーゲームをしたり、布団でじゃれ合い抱き合っておっぱいを揉んだり吸ったり、股間に足を擦り付けて陰毛の感触を楽しんだり……といった感じの、ごく軽いお遊びなら、みんなでやったことはある。
ただ、一対一となると話は別。
だけど……。
「わたしたちが目立つためなら、仕方ない」
「そうだね」
あゆみは目の前に電マを突き出し、あやと共にじっくりと観察する。
よく見ると、裏側に穴がいくつか開いており、防水構造にはなっていない。
つまり、濡れると――危ない。
「ラップで巻く?」
「壊れちゃうんじゃない?」
「ネットで調べたら」
「この前風紀委員に取り上げられてネット制限アプリを入れられたよ」
「パソコンは?」
「情報科に監視されてる。うーん、うーん。……あ! いい方法がある!」
「いい方法?」
あやがポン、と手を打つ。
彼女はあゆみの手から電マを取り上げ、逆さ向きにしてスイッチを入れた。
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ。
「この向きで、ふたりのお腹で挟んで、当てるの」
「え? それってつまり……」
「ベッドで、抱き合って、使うのよ」
電マのスイッチを切り、あやがメガネのフレームをずり上げた。
背の高いあゆみが下、あやが上。
二人は上はTシャツ姿、下はパジャマとスウェットを履いたままでベッドに寝そべり、互いの身体に腕を絡ませる。
あやがメガネを外してベッド脇のカラーボックスに置き、腰を浮かせた。
「行くよ」
「ん」
お腹の間に電マを挟み、股間の……陰毛が生えた割れ目の上の方、特に敏感な場所に先端部をあてがう。
あゆみはあやの首筋に手を回す。額に汗が浮かんでいる。
彼女が小さく頷いたのを合図に、あやは右手を腰のあたりに潜らせ、左手で――「LOW」にスイッチを入れた。
ブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブ……。
「えええっ!?」
「あひぃっ!?」
ナイトウェアとショーツと包皮に守られたクリストリスに、今までの刺激ではありえないスピードと力強さの振動が加わり、おもわず腰がびくん!と跳ね上がった。
「ね、ねぇ……あ、あや、どうする? す、スイッチ切る?」
「た、多分腰を浮かせれば、だいじょ……あふう! うううんんっ!」
電マの細かい微動から逃れようと、あやが腰を浮かした瞬間、一番敏感なクリトリスの芯を振動が直撃する。
「あや、あ、あっ、あや……ちょ、動かないで! ぶるぶる、強く……ああんっ!」
「や、え? やだ、あれ? ちょ、これ、おかしっ、おかしいよっ!」
ブブブブブブブブというモーターの振動音とは別のリズムで、あやの腰が上下するたびに、あゆみの同じ場所にも微妙な力の強弱が加わる――相乗効果。
たまに自分で指で触って慰めたり、夜中にぐっすり眠ってる時にショーツに指を入れて這わせ、甘い吐息を楽しむ程度しか、遊んだことがない二人。
処女が感じられるレベルでの一番過激な微動が、ランダムに性器の敏感な場所に加わるうちに、互いの声がだんだんと熱を帯びて牝の臭気を放ち始めた。
「あゆみ、こぁいよぉ! なにこれ! わかんな、あん、あぅっ、ああうっ❤」
「あやが暴れるから、あやが暴れるから……だめぇ! 暴れっ、やあんっ、うぅんっ❤」
(離れなきゃ……こわれるっ!)
理性は警報を鳴らしてるのに、肉体が刺激を求めて腰が勝手にくねる。手が背中に絡み付いて、足が大きく広がる。
息苦しくなる、口を開けて舌を伸ばしぜぇぜぇと荒い息をする。
あゆみが顔を下げ、あやが顔を上げると、だらしない顔を晒した二人の、怪しく濡れた視線が交差する。
涎の垂れた唇、ぴんと伸びて、唾液の流れ落ちる下、赤く染まった頬と耳。
どちらからともなく顔が近づき、腰をくねらせながら……舌を求めた。
「あ、あゆ……んぷっ!」
「あや……ん、んんっ!」
ブブブブブブブブ。
くちゅ、ぺちゃ、ぷちゅっ。
強い刺激を受け続け、感覚が鈍くなってきた下半身を少し動かすと、自分の体液が漏れ出ているのが感じ取れた。
(もっと、もっと……)
舌を絡ませ、ぺろぺろと唇を舐めながら、あやは腰に手を伸ばし、電マのスイッチを「HIGH」に――。
ピピピピピピピピピ!!
「「んあぁっ!?」」
キッチンタイマーが3分経過を告げる。
我に返ったあやがどうにかこうにか膝をベッドに突き尻を上げて、手を伸ばしてスイッチを切った。
「んふっ、え? 終わっ、ちゃうのぉ……?」
「マニュアルには、3分しか使っちゃダメって」
「そっかぁ……ねぇ、あやぁ」
「んー?」
「つ・づ・き❤」
熱を帯び、汗で濡れた電マをベッドの下にそっと落とす。
器械は少し休ませるが――火の付いた肉体がまだ続きを求めている。
唇を開け、うねうねと舌を動かすあゆみの顔を見て……あやの情欲に火が付いた。
上に這いずり、手のひらで頬を撫でながら、唇で愛し合う。
下半身の感覚が戻ってくると共に、愛液でべとついた下着と肉体が触れ合う熱さと気持ち悪さに気づく。
肢体が重なり合う隙間に手を差し入れて、パジャマの上から下着を少しだけずらして、貼りついたショーツを引き剥がした。
ちゅっ、んぷっ、こくんっ。
しばらく唾液の飲み合いっこをしてから、ふうーっ、と大きなため息をついたあやが、壁際に寝転がりあゆみから離れる。
空気を目いっぱい吸い込んで呼吸を整えて過熱ぎみの顔や股間を冷ましつつ、首を右に向ける。
あゆみも首を左に向けている。
二人で目を合わせ、すぅ、はぁ、と大きな息をしながら、思いを確かめ合う。
とりあえず、効果は分かった。
しゅごい。
あのまま続けてたら、頭がおかしくなる。
たぶん、優季や桂利奈梓や紗希に使っても、忍や妙子やあけびに使っても同じことが起きる。
どこかの雑誌で見た――『イく』を体験できるかも。
「でも、3分じゃ、ちょっと……足りない」
「別のだと、どうなんだろ」
「別のって……ああ、コードレス?」
あやがベッドから這い出て、よろけながらメガネをかけ、コードレスマッサージャーの説明書を上から下まで目を通す。
「えっと、こっちは一箇所の連続使用は5分まで、って書いてある。あと、充電中でも使えるみたい」
「つまりー、5分と3分で……合計8分使っていいってことかな?」
「うん、多分」
違う。
一箇所に3分とか5分以上当ててはいけない、という意味なのだ。
でも……そこまでの理解力、判断力はいまの彼女たちには残されてなかった。
「いくよ、心の準備はいい?」
「……おっけー」
トップバッターはあゆみ。
べとついた下着とスウェットを脱ぎ、ショーツだけを着替える。
ベッドの上で腰を下ろして足を開き、手を後ろに投げ出して、電マ責めを待つ。
キッチンタイマーの隣に携帯を置き、3分と8分でタイマーをセットする。
「よーい、どん!」
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ。
「ひあっ? き、来たあっ!?」
「あゆみちゃん声上ずってるぅ!」
今度はスイッチを「HIGH」に入れる。
薄いショーツ越しに割れ目の上に震える電マを当てると、あっという間にショーツに滲みができ、半透明になったクロッチに陰毛が貼りついた。
あゆみは上半身をのけぞらせ、舌を突き出し、腰をくねらせる。
「あ、あーっ、あんっ❤、んっ、あうっ! わかんなっ、いい? すご、痛っ? あれ? れ? 痺れ……あううんっ❤」
「あゆみ大丈夫? 痛くない? おしっこ出たりしない?」
「ううっ、うん、たぶん、大丈ぶ……あああっ❤ あっ❤」
口先では、はげしい乱れ方をしているあゆみを気遣うそぶりを見せてるが、電マを握る手は容赦ない。ぐいぐいとあゆみの股間を責め立てる。
さっきのプレイでは、二人の肉体でそれを挟み込んでいたがために上下方向の動きを加えられなかったが、今度はあやの動かし放題。
濡れ濡れになって性器の形がくっきりと見え始めたショーツの上から、大陰唇やクリトリス、会陰まで容赦なく振動を加えていく。
「どう、あゆみ?気持ちいい? 口で言ってみて?」
「あ~っ❤ しゅごっ❤、やだ、そこ当てないっ、やめ、あや……もっとぉっ❤ 止めて❤、らめ、いい……っ❤」
「言ってる事がバラバラだよぅ!」
タイマーが鳴る。3分経過。コード付き電マのスイッチを止める。
素早くコードが繋がったままの充電中のコードレス電マに握りかえ、あゆみ責めを再開する。
「やだ、やだ、やだやだぁ❤ びりびり、ぶるぶる、やらぁっ❤」
「止める? 止めちゃう?」
「それもやらぁっ、わかんない、わっかんないよぉぉっ❤」
……。
現代での歴史考証では否定された、長篠の戦いでの織田信長の戦術『三段撃ち』
次弾の発砲に時間のかかる火縄銃の鉄砲隊を、一千丁の単位で三組、計三千丁用意して、千丁ずつ交代で発射し、武田の騎馬軍団を壊滅させた。
――彼女たちは、その戦術を自らの知恵で編み出し――二段では足りないため、翌日、もう二丁の火縄銃を追加購入した。
「あああああっ、ゔゔゔっ❤ いぁっ、え、えうっ、ぐうんっ❤ びゔゔっっ!!」
電マの規則的な動作音をBGMに、くねくねとうごめいていた腰が、上下にびくっ、びくっとはね上がる。
涙と汗と涎でびたびたになったあゆみの顔からは、理性らしきものは完全に吹っ飛び、獣じみた声をわめきたてる。
「いいいいっ!! あうぅぅぅぅぅぅ……あ? あれっ? あれっ? あや、なんかくる、なんかくるよっ❤」
「え? なに?」
「すごいの、しゅごいの、お*んこ、どっかいっちゃ、いちゃ❤、あああ?? あれぇぇぇっ?」
(あゆみをいま、もっと気持ちよくするにはどうすればいい――? そうだ!)
あやの砲手としての判断力は、瞬間的にM3リー中戦車の最大の特徴を導き出す。
75ミリの主砲と、37ミリの副砲を備える……2砲門同時攻撃!
左腕を伸ばし、床に転がしていた休憩中の電マを――HIGH!
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ!!!
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ!!!
「いっちゃえ、あゆみ、いっちゃぇぇっ!!」
「あ˝~~~~~~っ!!!! ゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔ、あ! ひゔぅぅん❤❤ ぎ、ぎぃぃぃぃっ❤❤❤❤」
完全に腰を浮き上がらせ、背中を弓反らすあゆみの絶頂を感じ取ったあやは、とっさに2本の電マをべとべとの股間から退避!
ぶちゅ、ぶしゃっ!
「あ˝~~~~~~!!! ゔ~~~~~~❤❤❤❤」
背中がぞくぞくするほど激しい唸り声をわめきたてるあゆみのショーツに、愛液とは別の液体が当たり、じゅっ! じゅっ! と音を立て、ベッドのシーツに大きな染みを作る。
「すごい、女の子って、こんな、なっちゃうんだ……すごい!」
産まれて初めて見る少女のオルガスムスに、あやは感動の涙を流し、股間からとろりと蜜を零して――その場にへたり込んだ。
本能の雌叫びを上げるあゆみ。酸っぱさと甘ったるさに満ちた部屋。
「すご、しゅご、あゆみ、可愛い……あんっ❤」
……あやも小刻みに痙攣し、軽い……絶頂を迎えていた。
ぐったりと脱力したあゆみの全身をウェットティッシュで拭いて、一度抱えおこして、床に敷いたタオルケットの上に寝かせる。
ベッドのシーツを替え、下着も替え、スウェットを履かせて、頭を枕にのせてから、あやもベッドに寝そべって布団を被る。
自分のイくところをあゆみにも見てもらい、初絶頂の感想&反省会を楽しむつもりだったが、……あゆみはもう朝まで起きないだろう。
「また明日かな……ん、んっ!」
タオルケットを折りたたんで、替えたばかりのシーツの上に敷いて、また汚れるのを防ぎつつ、指で自分の過熱した性器を慰める。
明かりを消した暗闇の中、眼が慣れてくるうちにぼんやりと2本の電マ砲が浮かび上がってくる。
今すぐにでも使って慰めたいけれど――あの振動音がいま響いたらあゆみが起きる。というか狂う。
指をリズミカルに動かしてクリトリスを包皮の上から刺激するが、指ではとうてい、あの高速&強い振動は再現できない。
「あれを使って、みんなを堕として、目立ち度ナンバーワンを目指すつもりだったけど……当分は二人でたのしも……う、くぅっ!」
あゆみの蠢く腰。あられもない叫びと、あの振動を思い出す……。
と、下腹部がかあっと熱くなって、分泌された愛液が下着を汚す。
体液をたっぷりとひとさし指に擦り付け……気が済むまで、眠りに落ちるまで、あやは声が出るのを必死でこらえながら、自分を慰め続けた。