アルベドというNPCは、ナザリック配下の中でも非常に強欲なシモベである。常に主の心を独り占めしたいと考え、機会さえあれば行動にも移すような女性だ。彼女が『男にも生やす指輪』を手に入れたとなれば、もはやアインズの貞操が散ることに疑いはない──が、それを阻止せんとする者がいることも事実。
シャルティアとの同盟の一件もあり、そしてエイからの『あまりやりすぎると顰蹙を買うよ』という言葉もあり、アルベドが出した結論は『モモンガに選んでもらう』というものであった。
指輪を手に入れるにあたってもっとも貢献度が高かったのは、アルベドで間違いないだろう。彼女が優遇され、しかし他の者にもチャンスはある──そういった計画を拵えるのは、守護者統括である彼女の専売特許だ。
『アインズに指輪をはめさせ、男性器を生やし、興奮状態に陥った状況で二人きりになる』。そしてその順番こそが、先の貢献度順という訳だ。一番手さえ取れるならば、アルベドにとって何も問題はなかった。性欲のなかった時とは違い、ギンギンに昂ぶった男の誘惑など彼女にとっては朝飯前だ。
──かくしてアインズを慕う女性NPCによる『誘惑作戦』は始まった。
■
「いったいなんなんだこれは!」
自室で怨嗟の叫び声を上げるオーバーロード──アインズ。困惑と混乱が綯い交ぜになった彼の様子は、アンデッドとは思えない精神の乱れを感じさせる。加えて、アンデッドとは思えないご立派な肉棒が股間についているのだから、今の彼は『五分の四デッド』くらいだろう。
それもこれも、彼の部屋に置かれていた指輪が原因である。慎重派のアインズが、鑑定もせずに装備することなどあり得ないが──見覚えのないアイテムをつい手にとってしまうくらいは仕方ないだろう。なにせナザリック最奥ともいえる彼の自室へ何者かが侵入し、あまつさえトラップを仕掛けるなどという事態はあり得ないのだから。
彼が手のひらの指輪をしげしげと眺めた瞬間、その効果は発動した。元々装備していた指輪を跳ね除け、その指輪は左手の薬指を陣取ったのだ。そして生えるご立派様。漆黒のローブの隙間から高々と主張するそれは、彼が人間であった時の数倍もの威容を誇った。
湧き上がる筈のない性欲が鎌首をもたげ、外そうとしても取れない指輪を見て、ようやくアインズはそれが呪いの装備品であったことを理解した。そして上位道具鑑定をかけ──その説明文を読んでの感想が、先程の叫び声に繋がったのだ。
『生える指輪:薄い本によくあるアレ。薄い本によくある通り、セックスすれば治る。アイテム没案百二十四個め』
「クゥ、クソ運営がぁぁ!! というかなぜ没アイテムが俺の部屋にあるんだ!」
混乱しながらも、いくつかの案を脳内で検証するモモンガ。実際のところ、ユグドラシルのデータが異世界で現実になっていることを考えると、いくらでも想像はできるだろう。ユグドラシルの片隅にひっそりと置かれていたデータが、異世界への移行によって顕現した──そしてそれは同じ世界のものに引き寄せられ、アインズの元へ現れた。そんな推測をしながら、彼は頭を抱える。
既に呪いを解除する手段は試したものの、その一切が効果を発揮しなかったのだ。つまり未完成品故に、ユグドラシルの理の外にある──そう考えるべきだろう。しかしセックスの相手など、簡単に見つかる筈もない。もちろん望めばいくらでも相手は湧いてくるだろうが、ギルドメンバーの子供のように思っているNPCを相手に『そういったこと』をするのは憚られる。
外に出て娼館にでも行くべきだろうか──アインズがそう考えた瞬間、部屋の扉が勢いよく開かれた。
「アインズ様ぁ!」
「あ゛あ゛ぁぁ!!」
満面の笑みで、軽やかな足取りで部屋へ侵入してきたのは、ナザリック守護者統括──アルベド。腰の羽根をパタパタと上下させ、なにやらご機嫌な様子がうかがえる。頬は紅潮し、腰をくねくねとさせる姿は男の情欲を誘っていた。
「な、なななんだ、どうしたというのだアルベドよ」
「くふぅ…!」
アルベドに対し、高速で後ろを向くアインズ。そのステップは戦士職を確実に凌駕し、ワールドチャンピオンに比肩するほどの速度であった。そしてそんなアインズを見て、アルベドは口が裂けるような笑みを浮かべた。
部屋の中で肉棒をさらけだしたままだったということは──部屋中に雄のフェロモンが巻き散らかされているということだ。鼻をひくひくと動かし、胸いっぱいにそれを吸い込むアルベドはまさにビッチの極み。アインズが振り返ればドン引きすること請け合いだ。
「失礼いたしました。急ぎご報告することが……『運営』と思われる者と、一時的に接触することができました」
「なに! それは本当か──っ、とと」
アルベドの言葉につい振り返るアインズ。ローブの前をしっかりと閉じ、若干ながら腰を引いている姿が物悲しい。しかしあばたもえくぼと言うべきか、そんな情けない姿であってもアルベドにとっては子宮が疼く雄姿である。
「はい、こちらの──ああんっ、失礼しました……すぐに拾います」
「…! う、うむ…」
わざとらしく手に持った資料を落とし、よつん這いになりながらそれを拾うアルベド。主へ尻を向ける姿は非常に不敬であったが、今のアインズにとってそんなことは何一つ気にならなかった。なにせ形の良いヒップが目の前でどどんと主張しているのだ。
なぜかお尻を高く上げていることや、ふりふりしていることや、何度も資料を落としていることにも気付かない。ローブの中のご立派様がビクンと跳ね、我慢汁を垂らし始めた。ああ、何を迷うことがあるだろうか。そのまま柔らかな尻たぶを乱暴に掴み、剛直を挿し込めばいい──そんな邪な感情が彼の脳内を埋め尽くす。
「くふぅ、申し訳ございません……滑りやすい資料ですわぁ…」
「う、うむ……いや、ゆっくりでいいとも。気にするな」
食い入るような視線を尻に感じ、アルベドはほくそ笑む。もはやよつん這いではなく女豹のポーズになっているが、双方ともに気にしてはいない。腰をくねくねと揺らす女と、それを棒立ちで見ている骨──傍から見れば意味不明な光景であった。
「おまたせしました──ああんっ」
「ぬおっ…!」
ようやく資料を集め終わったアルベドは、ますます腰を引いているアインズの姿を見てトドメを刺しにいく。足を滑らせた振りをして、仰向けに床へ倒れた。白くなめらかなフトモモをさらけ出し、扇情を煽る。アインズが眼窩の光を揺らし、理性のタガが外れたとでも言うように雄叫びを上げた。
「うおおぉぉ!!」
「…! アインズ様ぁ!」
咆哮した主を見て、無理やり組み敷かれる自分を幻視したアルベド。しかしいつまで経ってもその時は訪れず、俯いた顔をちらりと上げると──主の姿は忽然と消えていた。
「…え?」
そう──彼女は童貞の奥手ぶりを舐めていた。彼とセックスをしたいのならば、誘い受けではなくグイグイと行くべきだったのだ。かくして一番手という最高のチャンスを逃した彼女は、十分ほど忘我し──そしてナザリック全域に響き渡るほどの悲しい叫び声をあげた。
■
リ・エスティーゼ王国辺境、カルネ村。かつて理不尽にさらされたこの村も、現在では見違えるほどの復興を見せていた。一度救われた後は自力での復興を目指した村人達であったが、ある時期を境に魔法詠唱者『アインズ・ウール・ゴウン』からの援助の規模が増したのだ。
それは各地で『ナザリック』という善の集団が現れ始めた時期とほぼ同時であったが、村人には知る由もない。しかし彼等の胸の内には、しかとアインズへの感謝と尊敬が刻まれていた。そしてそんな村の大恩人から、直々にマジックアイテムを賜った一人の少女──エンリ・エモット。
アインズが派遣した人員『ルプスレギナ・ベータ』と非常に
村の規模に対しあまりに頑強な城壁が築かれたカルネ村は、所々に散りばめられたトラップの存在も加味すれば、城塞都市にも劣らない防衛力を誇る。そしてそんな村で采配を振るうエンリが有能かと言えば──そんなわけもない。ただの村娘に市政のあれこれなど期待できる筈もなく、彼女は助言されるがままに村を成長させていっただけだ。
傀儡政権と言えなくもない状況ではあったが、助言する方が彼女を敬っているため、それなりに健全な関係とも言える。結局のところ、エンリの生活は村長という役職には似つかわしくないものとなっていた。忙しさとは無縁の、割とほのぼのとした村娘の生活と言えるだろう──いや、
現在の彼女は
「ん゛っ、は──ぁっ……だ、だめ、ルプス……もう、仕事の時間……あ゛ぅっ!?」
「はふぅ……じゃああと二回射精したら終わりっす」
「そ、れ──んぐぅっ、三回前にも、い゛っ、言って、た、でしょ──きゃうんっ!」
「くぅ…! そんなイイ声で鳴かれたら──また射精るっす!」
口の端にだらしなく舌を這わせながら、エンリの雌穴を蹂躙し続けるルプスレギナ。既に抜かずの射精は六連発に達しており、幾度も抜き挿しされた秘裂は精液と愛液で泡立っていた。肉がぶつかる音に、粘性の水音が混じる。
ルプスレギナがぶるりと体を震わせるのを見て取ったエンリは、彼女の腰に足を絡ませて肉棒を子宮に迎え入れる。指と指を熱く絡み合わせ、舌と舌を淫らに絡み合わせ、長い射精の時間を双方が堪能し合う。
数分ほどそのままの体勢を維持していた彼女達であったが、再びどちらともなく動き出す。先程の約束など忘却の彼方にあり、いかに快楽を貪るかが二人に共通する思考であった。どちゅどちゅと肉棒を出し挿れする音が響き、部屋の中に充満していた雌の匂いがますます濃くなっていく。
──そんな部屋へ、一人の男が足を踏み入れた。
「入るぞルプスレえぇぇぇーー!?」
「また射精る──で、え……あ、アアアインズ様!? し、失礼致しました……え、エンちゃん! アインズ様の御前っすよ!」
「い、いきゅ──ん゛ん゛っ……へっ? あ、え、あわわ…! し、失礼しました!」
アルベドの誘惑から逃げおおせたアインズは、そのままナザリックに居てはまずいと考え、カルネ村へと避難したのだ。冒険者としてあまり活動していなかったが故に、彼の行動範囲は非常に狭い。単身で見知らぬ地へ向かうより、勝手知ったるこの村へ来たのは自然の成り行きだろう。
そして特に縁の深いエンリや、この村に入り浸りのルプスレギナの元へ向かうのもまた道理。村人から“会議”などという言葉を聞けば、なにかあったのかと心配するのは当然だろう。徐々に小康状態になっていた肉棒も、真面目な話になれば更に鎮まるだろう──そう考えたアインズは何も間違っていない。
「え、いや、え……は? なん…?」
「どうかされましたか? アインズ様」
「いやいやいや……どうかもなにも……え? ちょ、え…」
ささっと身なりを整えた二人を見て、混乱の極地に陥るアインズ。あらゆる意味で困惑していた彼であったが、なによりも気になったのはルプスレギナの肉棒である。生やすマジックアイテムの存在など聞いていなかったアインズは、彼女の下半身を見て『もしやルプスレギナは両生具有であったのか』と思い至った。NPCの身体検査などしていなかったのだから、そう思うのも仕方ないだろう。
そして実のところ──エンリなら事情を話せば
「………」
「…アインズ様?」
「…お前には失望したぞルプスレギナ」
「ふぁっ!?」
「ドちくしょおぉぉーー!!」
「ア、アインズ様ぁぁーー!?」
失望したというよりは『嫉妬した』の方が正しいだろう。出ない涙を隠しながらアインズは転移した。嫉妬と悔しさと羨ましさが滲み出る、アンデッドとは思えない性への渇望であった。
「…どういうことっすかエンちゃん!」
「へっ? な、なにが…?」
「さっきのアインズ様は……完全に私“に”嫉妬してたっす! いつのまにアインズ様を誘惑してたんすか!」
「え、ええぇぇぇ!? そ、そんなわけないでしょ? 私なんかがアインズ様に…」
「言い訳は許さないっすよ! 誰彼構わず誘い込むオマンコには……躾が必要っすね!」
「え──ひゃうぅぅ!?」
出しそこねた精液を、浮気への怒りとともに注ぎ込むルプスレギナ。主を誘惑された嫉妬と、自分以外のチンポを咥え込もうとしたエンリへの嫉妬──ごちゃまぜになった感情を、膣内にぶちまける。ああ、エイがこの場にいればこう言ったことだろう。『NTR属性に目覚めたね』と。
■
リ・エスティーゼ王国首都『リ・エスティーゼ』。その街の一角に立つとある一軒家──それがナザリックの『王国支部』、“善行の家”である。基本的にセバスが常駐するこの家で、現在は一人の女性が療養中であった。
八本指の壊滅にあたり、紆余曲折ありセバスの庇護を得た女性──『ツアレ』。拷問に近い性的暴行を繰り返し受け続けていた彼女は、ようやく救いを得たのだ。辛い記憶は消えずとも、彼女の元には
「ツアレ、まだ無理をしてはいけません。体の傷が癒えたとはいえ、心の健康は快復し辛いものです」
「いえ……みんなに迷惑をかけてばかりですから。あの子の仲間の皆さんも、本来なら無関係なのに…」
「『仲間の姉だから』……あの方たちが関係するには充分なのでしょう。好意を受けてばかりで心苦しいのは理解できますが、恩返しはあなたが万全になってからでも遅くはありません。今は自分を労ることが、彼等の献身へ報いるただ一つの手段ですよ」
「…はい」
──エイが八本指の娼館を襲撃した際に、護衛が漏らした『銀級の冒険者』という情報。それはエ・ランテルの騒動に際して活動の場を王都に移した『漆黒の剣』の四人のことであった。ひょんなことからボロボロのツアレを発見した彼等は、八本指傘下の娼館から彼女を奪い返したのだ。
もちろん、面子を重んじる犯罪組織がそのままにしておく筈もない。マジックキャスターを含んだ冒険者という厄介さを鑑みて、八本指最強の戦力『六腕』も動こうかというそんな折に──ナザリックが善行の押し売りを開始したのだ。
六腕の報復にあわや全滅の危機に瀕した漆黒の剣の前に、颯爽と駆けつけるイケメン執事。結果は誰もが予想する通りであり、語る必要すらないだろう。その後は、一冒険者チームには手の届かない高位の治療が望める“善行の家”へツアレを移し、今に至るという訳だ。
漆黒の剣自体は王都の宿屋に拠点を持っているが、妹であるニニャが頻繁にツアレの元を訪れる関係上、その仲間たちも何かと彼女を気をかけていた。
とはいえ──最近のツアレとセバスのやり取りを見て、彼等も見舞いの頻度を減らしていた。人の恋路を邪魔する奴はなんとやら、ニニャ達の生暖かい視線に気付いていないのは当事者の二人だけであった。看病する者とされる者。それだけの関係であった筈の両者だが、しかしその空間には甘酸っぱい空気が漂っていた。
ツアレの震える手がそっとセバスの手に重ねられ、見つめ合う二人。『まだ心に不安があるのだろう』という気遣いから、執事はその手を握り返すが──ツアレの方は意を決したように目を瞑り、そのまま上体を起こして……キスをした。
──そしてそんな部屋へ、一人の男が足を踏み入れた。
「入るぞセバ──あぁぁぁス!?」
「…っ!? ア、アインズ様! このような場所に何故……っ、大変申し訳ございません、早急に部屋を整えさせていただきます。しばしお待ちを…」
「…」
「アインズ様?」
「…ブルータス」
「は…?」
「ブルータス、お前もか」
「ア、アインズ様? 私はセバスめにございますが…」
「ドちくしょおぉぉーー!!」
「アインズ様!?」
ルプスレギナとエンリの情事を目にし、傷心のままに王都へ向かったアインズ。先述の通り、彼がナザリック以外へ向かおうとすれば選択肢は少ない。とりあえずは格好を『冒険者モモン』に変え、王都の拠点である善行の家へ姿を現したのだ。なによりその状態であれば、彼のご立派様は鎧に押さえつけられて目立たない。窮屈ではあるものの、ベターな選択肢だろう。
そしてナザリックの中でもトップクラスに常識人であるセバスであれば、アインズも安心して相談ができる──そう踏んでこの地を訪れたのだ。そう、彼は何も間違ってはいない。しかしリア充な空気を前に、アンデッドの精神は耐えられなかったようだ。
──彼の逃避行は暫く続くようである。
■
この世界にきて何が一番素晴らしいかと問われるならば、やはり最高クラスの女性達とセックスし放題なところだと答えるだろう。二番目は豪勢な食事かな? リアル世界の住人ならば『自然』などと答えるかもしれないが、あいにくと僕は普通の日本も経験してるわけで、きれいな空気や水にそこまで感動したりはしない。
そういう訳で、食事の次点には『飛行魔法』あたりが選択肢に上がるのだ。何を言っているのかと思うかもしれないが、これは実際に体験せねばわからないだろう。生身のまま空を飛ぶというのは、思いのほか楽しい。
スカイダイビングにハマる人の気持がなんとなく理解できたね。むしろ僕のそれは自由度が桁違いなのだから、楽しさも倍増だ。そりゃあユグドラシルでも擬似的には体験できたけど、圧倒的なリアル感がそのまま感動の差に繋がっている。
──そんなわけで空のお散歩を楽しんでいるのだが、なにやら地上が少し騒がしい。エ・ランテル近くの平地だから、冒険者による魔物の間引きだろうか? もし危険な状況になっていれば、助けてあげるのも吝かではない。男だったら普通に助けて、女の子だったら下心ありありで助けようではないか。
…と思っていたけど、完全不可知化で近付いた時にはもう終わっていた。危なげなく魔物を狩った冒険者チームの手際は、レベルに対して見事なものだ。というより、この世界の人々はレベルに対して技術が高い傾向にある。
まあゲームではなく常に命懸けなのだから、真剣味が違うのだろう。ついでにレベリングの非効率さがそれに拍車をかけている……しかしそんなチームの中で、一人ばかし精彩に欠ける動きをしていた女の子が一人。
いや、身も蓋もなく言うなら完全に足手まといになっていた。本人も自覚はあるようで、暗い顔で俯いている。しかしなんか見覚えあるんだよなこの娘……誰だっけ? ニニャなんとかさんではないし……どこかで会っただろうか。
現実とイラストの差と言うべきか、よほど特徴のある姿でもしてない限り原作キャラかどうかなど解りはしない。仮にここがハリーポッターの世界だとしたら、ハーマイオニーはエマ・ワトソンなのだ。でもエマ・ワトソンをイラスト化したら魔理沙とかセイバーみたいになりそうじゃん? 何が言いたいかよく解らなくなってきたが、とにかくエマ・ワトソンの幼少期は可愛いのだ。
「…なあ、ブリタ。やっぱもう諦めた方がいいんじゃねえか…?」
「…! つ、次は! 次は大丈夫だから…! だから…」
「別に多少の迷惑はお互い様だがよ、俺達も完璧にフォローできるわけじゃあるめえし。そのうちおっ死んじまうぜ?」
「う…」
ああ、誰かと思いきやブリタちゃんか。ポーション壊され娘ことブリタちゃん。ちょっとギアスのカレンに似てるブリタちゃん。はて、この時期ならカルネ村に移住しててもよさそうなもんだけど……村民の募集時期がずれているのだろうか。
シャルティアちゃんに心折られて冒険者をやめた……んだっけ? いまいちよく覚えてないけど、冒険者稼業から足を洗ってはいないようだ。というか大した蓄えもなさそうだし、食い扶持を稼ぐ選択肢があまりないのだろう。
戦闘に対する恐怖心がまだ残っていて、上手く動けない……とか? いやでもトロールの襲撃とかでは普通だったような……うーむ……まあ気にしてもしょうがないか。がんばれブリタちゃん、僕は応援しているぞ。
「うひゃぁっ!?」
「おわっ!? な、なんだよ急に」
「だ、誰よお尻触ったの!」
「はぁ…? いや、誰もお前の後ろにいなかったろうが」
「あ、そ、そっか……でもいま確かに…」
「やっぱ疲れてんだよお前。しばらく休業したらどうだ?」
「うーん……でもお金ないし……貸してくれる?」
「はっはっは! 俺ぁ今日、借金を返すために狩りに出てんだが!」
「俺はツケの酒代が…」
「俺も装備新調したばっかでなぁ」
「西側の復興で人足募集してたろ? お前もそっち行きゃいいじゃねえか」
「あのさぁ、賃金いくらか知ってて言ってんの?」
「だははは! まあタダよりはマシだろ」
うーん……意外と深刻そうでもないみたいだ。しかし中々いい感触のお尻だったな……あの底辺御用達の宿屋で襲われたりはしないのだろうか? それともこの世界の美醜基準では大したことがないせいなのか。
ブリタちゃん可愛いのになぁ。そもそも美の水準が高い上に、モンゴロイド目線で見たコーカソイドってなると余計に違いがわからない。もちろんラナーちゃんやカルカちゃんは尋常じゃなく可愛いんだけど、ブリタちゃんだって僕目線だとめっちゃ可愛い。というかお尻を触ったせいでムラっときたので、セックスしたい。彼等もそろそろ帰るみたいだし、ついていってみるか。
…いや、待てよ? そういえばあまりに陳腐すぎてやっていなかったシチュエーションが一つあったな。まさに丁度いいタイミングだし、ブリタちゃんとセックスするにあたっても誘導しやすい状況だ。ここはいっちょ、オバロ名物『マッチポンプ』を試してみるとするか。
「…ん? あっちからなにか…」
「──なっ…! ギ、ギガントバジリスク!? なんでこんなところに…!」
「なんかこっち向かってきてねえか?」
「まあ遮蔽物もない平地で餌がいりゃ、向かってくるわな」
「い、言ってる場合!? 逃げるわよアンタ達!」
「恨みっこなしだ! フォーメーションオールサイド!」
危機感ねえなこいつら……というか逃げ一択なのか。いやまあ、それはそうか。僕だってそうするし、誰だってそうする。むしろ判断の速さを褒め称えるべきだ。しかしフォーメーションオールサイドってなんぞや──っておおい! なんで散開すんの!? 僕がかっこよく助けるところを目撃できなくなるじゃん!
あー……あぁ……うん、なるほど。そもそも完全なチームというわけじゃなくて、間引き用に集まった即興のチームなんだろう。立ち向かえないような強力な魔物が出た場合、散らばる用に逃げて運任せの囮作戦をするってことか。
弱者の戦略と言うべきか、刹那的に生きる者達の知恵と言うべきか……でも間違ってはいないのかな? 立ち向かえば全滅必至だし、このやり方なら上手く行けば一人の犠牲ですむ。もちろん帰還する際に一人というのは非常に危険だが、まあギガントバジリスクと相対するよりはマシだろう。
──しゃあない、とりあえずブリタちゃんの方に差し向けよう。
「ぎゃああ! なんでこっち来んのよ!」
「よっしゃ! 頼むぞブリタ!」
「骨は拾ってやるからなぁー!!」
「うわぁぁん! 呪ってやるぅー!」
コントかな? 意外と底辺冒険者稼業って楽しいのかもしれんな。つってもブリタちゃんってポーション買える程度には稼ぐんだから、一般人からすれば高給取りだと思うんだけど……おっとと、そろそろ魔眼の効果範囲に入っちゃうな。
ブリタちゃん程度の耐性だと、ある程度まで近寄られたら即座に石化だろう。さて、剣士で行くべきか詠唱者で行くべきか……よし、前者でいこう。そっちの方がなんとなくかっこいいい気がするし。
「もうダメだぁ……おしまいだぁ…」
「伏せろ!」
「──え…」
「《次元断切》」
特に伏せさせる意味はなかったが、『女の子の危機に言ってみたいセリフ』七位くらいには入ってるから言ってみた。というか僕の後ろにいるのに伏せる意味よ。でも律儀に伏せるブリタちゃん可愛い。突き出たお尻がキュート。
「うそ……一撃…?」
「大丈夫?」
「あ、は、はい……その、ありがとうございます!」
「まあお気になさらず。あ、料金は金貨二十枚になりまーす」
「にっ…!?」
顔面蒼白ブリタちゃん。まあでもギガントバジリスク討伐依頼ってなると二十枚じゃ利かないし、割と妥当だと思うけどな。彼女もそれが解っているのか、現実的な値段に慄いている。金貨一枚ちょっとのポーションを手に入れてご満悦だったブリタちゃんからすれば、節約に節約を重ねても年単位で頑張らねば稼げないだろう。
「…というのは冗談だけどね。ほら、手」
「あ……う、うん……ありがと──っていうかタチの悪い冗談やめてくれる!? 心臓止まるかと思ったわよ!」
「まあまあ、いっても冒険者ならそのくらい払えるだろ?」
「わ・た・し・は! 鉄級の冒険者なの! 金貨二十枚なんて、何百回依頼受ければいいかわかったもんじゃないわよ」
「ああ、そりゃ失礼……まあでも、何百回も受けてりゃランクも上がるだろうに」
「…」
「ん……なんか悪いこと言っちゃったかい?」
「…ううん。あんなのを一撃で倒せるような人には、言ってもわからないだろうし」
「…君は──僕がなんの犠牲も払わずにここまで強くなったとでも思うのかい?」
「…っ! …ごめんなさい。そうよね、何かを得るには……相応の対価が付き物。あなたも色々と失ってきたのよね…」
「いや、僕のはなんの犠牲も払わず手に入れた強さだけど」
「さっきの前振りは!?」
いい突っ込みだな……正直リアルで出会ったなら相方に誘いたいくらいだ。『ウン=エイ』と『ブリタ』だからコンビ名は──あ、ダメだ。絶対にウンコブリブリとか言われるやつだ。
「はあ……あやかりたいもんよね。アンタと比べて私ときたら、オークどころか今はゴブリンの一体でも怪しいわ…」
「へぇ。なら少しくらい指導してあげようか? 僕の『簡単ラクラク冒険者教室』なら、短期間でミスリル級くらいは間違いなしだぜ」
「あ、怪しすぎる…」
「やだなぁ、そんなことないヨ」
ものすごく疑いの目を向けてくるブリタちゃんだが、しかし同じくらい興味も惹かれているようだ。ギガントバジリスク瞬殺という実績は、それほどに強い。ぶっちゃけアダマンタイトがチームで挑んでも苦戦しかねない強さだし、発言の信憑性が深まるのは当然だ。
「…た、対価は?」
「君がこれから冒険者として活動する上で、経費を除いた純利益……その五%でどうだい? 今がお先真っ暗って言うなら、悪くない提案だと思うけど。もちろん引退してから稼ぐお金にはノータッチだぜ」
「…! なるほど…」
これから長い人生で稼ぐ内、常に五%を取られるとなればかなり莫大な金額に昇るが……しがない鉄級の冒険者がミスリル級の実力を得られると言うなら、安い買い物だろう。どちらにも充分なメリットがある提案は、猜疑心を薄めさせるものだ。お金はどうでもいいが、ブリタちゃんの納得を得る上では効果がある筈。
「…うん、決めた! ──お願いします!」
「オーケー。じゃあ期間は今日から三日……その間は僕の言葉に絶対服従。始めた瞬間から、降りるのは許されない──それでいいなら契約しようか」
「…騙してないよね?」
「ウン」
「怪しすぎる!」
「じゃあやめるかい?」
「う~……あーもう! ここが人生の岐路よ私! 伸るか反るか! やってやるわよ!」
「承りましたー。ではでは、試練の間へとご案内」
「へっ…?」
ブリタちゃんを連れて、ささっと転移。到着したのはラキュースちゃんでお馴染み、全てが真っ白い空間……通称『試練の間』だ。強くするだけなら経験値を譲渡すれば済む問題だが、やはり真に身についたとは言い難い。ならばどうするか……うむ、真っ当に強くなってもらえばいい。
現地の人間が強くなりにくい最たる要因は、適正レベルの敵が少ないせいだ。強すぎる敵にエンカウントすればゲームオーバー、弱すぎる敵を倒し続けても大した意味はない。これでレベルを上げろというのは酷だろう。だから僕は場を整えるだけでいい。
「じゃあ無限耐久戦闘開始だね。まずはゴブリン千体いってみよう!」
「え、いや、ちょ、え…? 死ぬわよねこれ」
「大丈夫大丈夫、死ぬ前に回復魔法打つからさ。精神力の続く限り無限に戦えるぜ!」
「ちょっ──無理だってえぇー!!」
ブリタちゃんに殺到する無数のゴブリン。うわぁ、これはゴブリンスレイヤーさんが必要ですね。まあ不幸中の幸いと言うべきか、こっちの世界のゴブリンはレイプとかないから。人間を犯すゴブリンとか、人間社会でいう獣姦好きみたいなもんだ。
「やっぱり騙されたぁぁー!」
「いや騙してないって。三日後にミスリルかオリハルコンくらいになれるように調整してるからさ、頑張って」
「むりいぃぃー!」
んじゃ、後はNPCに任せよう。とりあえず……六時間後でいいか。疲労困憊ブリタちゃんへの
■
「おまたせー。おつかれー」
「ぜひぃ……はひぃ…」
「お、予想よりだいぶ上がってるね。どうにも早熟型と大器晩成型の二極化してるからなぁ、この世界。後者は生き残れない人が多いし、まあ良きかな良きかなってやつ?」
「もう……無理ひ…」
わお、ズタボロで大の字になってる女の子っていいよね。とりあえず回復させてっと……最後だけはそのままにしておくあたり、NPC達の優秀さがうかがえる。ブリタちゃんの方は──髪が額に張り付いて、なんだか艶めかしい。
「あ……ふぅ。やっと落ち着いた……にしても──なんなの此処!? アンタ何者なの!? 殺しても殺しても湧いてくるし……ま、まさかこの前のアンデッド騒動って…」
「いや違うって。あれはズーラーノーンの幹部がエルダーリッチになりたくて起こした事件。僕とは無関係さ」
「うー…」
「さ、それより明日のために英気を養わなきゃね。次はゴブリンからオークにランクアップするから、頑張んなきゃだぜ」
「ひぃ…」
「じゃあ
「そうしあげ…?」
魔法でパパッと汚れを除いて、ブリタちゃんを施術台に乗せる。そしてそのままバサッと服を剥いだ。物理法則を無視した、まさに本物のマジックである。悲鳴をあげるブリタちゃんが新鮮でなんだかいい感じ。
「な、ななな、なにすんのよ!?」
「いや、最後に特殊なマッサージをしないとね……ほらほら、この特殊なローションも結構お金がかかってんだぜ? 素肌に馴染ませないと。ちなみに五百ccあたり十五金貨でござい」
「じゅっ…!?」
あ、おとなしくなった。なんとなくわかってきたが、彼女はお金に弱いタイプだな……いや、弱いというよりその価値以上に有り難がるというべきか。前世はもったいないお化けだったのかもしれん。
「はーい……力抜いてねー」
「ひゃうっ!? ちょ、ちょっ…」
「はい、一塗り金貨二まーい」
「うぅ…」
…さて、そろそろ本番といこう。ちなみにローションはちゃんと効果を持たせていて、永続的な能力上昇効果が見込める。力の種とかタウリンとか、そっち系のやつだ。飲んでも美味しいし、潤滑剤としても優秀な一品である。
「…んっ、ちょ、ちょっと!? そこは…!」
「あー、この辺にリンパが集まってるからね。リンパマッサージこそが強くなるための根幹みたいなとこあるから」
「い、いや、だからって……んっ、ぐっ…」
「あー、これほんとリンパ。マジリンパ。これは集中的にヤらないとダメですねー」
「ウソつけぇ! ひゃっ──んぅっ! あ、そこダメ……ひっ、あっ──」
「ちょっと指じゃ奥まで届かないなー……指より大きくて、返しがあるナニかがないと……おや? ちょうどいいモノがここに」
もう体中ローションまみれでぐっちょんぐっちょんのブリタちゃん。乳首もクリも尖らせて、膣口をなぞると体をビクンと跳ねさせる。彼女に伸し掛かるように押し倒し、雌穴に鈴口をあてがう。裏筋と入り口をにゅぷにゅぷと擦り合わせると、ぷるんとした唇から嬌声が漏れる。
「挿れていい?」
「はふ──あぅ、ひんっ……い、いれないと効果が出ないんでしょ…? なら──しかたないじゃない」
「──だよね」
「お゛っ──んきゅぅぅ!! も、もっとっ、ゆっくり……んん゛っ!」
うひゃー、ソープよりもぬるぬるだぜ。ぶっちゃけると潤滑剤を使いすぎて、チンポへの刺激が若干ながら緩んでるんだけど……これはこれで悪くない。ローションでテラテラと光る女性の肌って、なぜこうもエロく見えるのか。
刺激が緩いぶんピストンを速くしたら、ブリタちゃんの喘ぎ声がひときわ強まった。ちょっとガッシリめの体型だけど、充分やわっこい。それにいちいち反応が可愛いから、こちらとしても下半身に響くものがあるね。
「ほら、膣内に出すよ」
「あっ──熱、ぅ……う、ぁ…」
「ほら、お掃除して。これも修行の内だよ」
「ん、んぶっ……んぐ……ひゅぎょうなら、しひゃはないよえ…」
ぽっかりと空いたオマンコをヒクつかせながらチンポをしゃぶるブリタちゃん。仰向けに寝かせた彼女の顔に、腰を打ち付ける。両手でおっぱいを揉みしだきながら、口をオナホ代わりにするのって──すごい興奮するよね。
後ろの穴は二日目か三日目にとっておくとして、今日は上の口と雌穴を徹底的に堪能するとしようか。ルプスも呼んであげようかな? 最近『マジカル☆イウェン』時のオマンコを狙われているようで、ここらでガス抜きをしとかないと貞操が危うい感。
「ん、ちゅ……はぷ、じゅるっ…」
「ん、そのくらいでいいよ。じゃあ今度は後ろからしようか……おっと、修行のためにね」
「ふぁい…」
そういえば、これは騙したと言えるのだろうか? まあ別にセックスしないなんて言った覚えはないし、絶対服従の約束もしたよね。そして三日後に彼女は強くなってるんだから、何も問題はないだろう。うむ、言い訳完了だ。
よし──今日は一晩中挿れ続けてみよう。無限耐久戦ならぬ、無限耐久セックスだ。惚けた顔のブリタちゃんに後ろからキスをして、そのまま挿入する。悲鳴のような嬌声は、いまのところ異世界で一番蠱惑的で……いくらでも腰を振れそうだ。
亡国の吸血鬼の値段おかしい……おかしくない?
アインズ様の童貞を奪うのはもちろん?
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アルベド
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シャルティア
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アウラ
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ナーベラル
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ガゼフ