※この作品はR-18です。

オバロリ   作:ラゼ

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評価や感想等、モチベーションに繋がっております。ありがとうございます。


4話

 バハルス帝国が首都、帝都『アーウィンタール』。皇城が遠目にもそびえ立ち、舗装された道が美しく交差する、皇帝が住まう地として相応しい街だ。ここを拠点としているワーカー『フォーサイト』の一員であったアルシェは現在、皇帝への謁見の真っ最中であった。鮮血帝とも呼ばれる皇帝──『ジルクニフ・ルーン・ファーロード・エル=ニクス』により貴族の地位を剥奪されたアルシェにとって、ここは非常に居心地の悪い場所である。

 

「…それで? わざわざフールーダとの伝手まで使用して謁見を希望した理由を聞こうじゃないか。アルシェ・イーブ……いや、今はただのアルシェだったか。有望な弟子だったと聞いているが──鳶が鷹を生むこともあるものだな」

「何卒、お願い申しあげます。先日献上した数々の秘宝の対価……金銭ではなく、フルト家の再興を願いたく…」

「ならん。無能な貴族ほど国にとって害になるものはない。お前の父親は、かつて粛清する必要すらないと判断した者だ。たとえ新たに地位を得たとしても、百害の後に一利がある程度の働きしか期待できんだろうよ」

「形だけでいいのです。権力を与えず、役目を与えず、ただただ飼い殺していただくだけで」

「ならん。前例を作れば、いずれ悪しき慣習となる。お前の両親が馬鹿げた散財を続けているのは聞いているが、貴族に戻れば治まるとでも期待しているのか? …いい加減に目を覚ませ。お前の望む『いつか』など、いつまで経っても始まらん。お前のそれはただの甘えだ」

「…っ!」

「何かを得たくば何かを捨てろ。捨てたくないというならば、自分で躾けろ。いっそ市井で庶民として働かせれば、金の有り難みが解るだろうよ。一日必死に働いて銅貨を数枚得れば、考え方も変わるかもしれんぞ……まあそんな人物ではないからこそ、貴族位を剥奪したわけだが」

 

 エイとの冒険──そしてそこで得た宝物の数々。均等に分けたとしても莫大な金額になることは疑いがない、綺羅びやかな秘宝。魔法の力を秘めた装飾品なども多々あり、数点は国宝に指定されるクラスの逸品も含まれていた。

 

 アルシェは自分の取り分を受け取った後、一部を金に変え借金を完済し、残りの全てを皇帝へと献上した。彼女の父親が望むのは金ではなく地位であり、それを取り戻さぬことには、家族の団欒は永久に返ってこないだろう──そう考えた末の行動だ。

 

 しかし彼女の希望は切って捨てられた。皇帝にとっては、莫大な金銭を支払うか無能な人間を貴族位に取り立てるかの二択であり……結果からいえば、それほどにアルシェの父親は貴族に相応しくないという証明がなされただけである。

 

「正当な報酬は与えよう。後はお前次第だ」

「……」

 

 追い出されるように謁見は終了し、アルシェはとぼとぼと帰路につく。脳裏を過るのは、つい先日に体を重ねた男の顔だ。自分の取り分はいらないと、頑として受け取らなかった男。彼の体温を感じながら、自身の半生を語った時のことをアルシェは思い出す。

 

 まさに言ったとおりだった。エイがアルシェの事情を聞いた後に発した言葉と、皇帝がアルシェへ伝えた言葉は完全に同じだった。親が間違っていると感じているのならば、それを正すことが正道なのだと。結局、親に嫌われることから逃げているだけの小娘なのだと。

 

 彼女にとっては親へ苦言を呈するよりも、ワーカーとして働くことの方が楽だった……ただそれだけのこと。『苦労をしている』と対外的に訴え、そして自分すらも誤魔化せる手段として最適だった。

 

 もう貴族ではない。もう裕福ではない。一般庶民として働く必要がある。それを父親に理解させる労力と、ただ金を運んでくる労力を天秤にかけ、後者が勝っただけのこと。

 

 ──そうなんだろう、アルシェ。

 

 そうエイは言い、皇帝も結局はそれを見抜いていたのだろう。彼女は莫大な金銭と引き換えに、色々なものを失った。もうワーカーとして活動する必要はなくなった故に、仲間を失った。戦い続けている間だけは見ていられた、家の再興という僅かな希望を失った。

 

 残ったのは過去に執着する父親と、現実を見ていない母親。そして何よりも大事な二人の妹。当分の間は裕福に生きていけるだろうが、それは果たして幸福なのだろうか。疑問は尽きず、彼女は足取り重く歩き続ける。

 

 俯いて進む彼女には気付けなかった。家を目の前にするまで気付けなかった。希望どころか帰る家さえもが灰燼と化している事実に、跡地を目前にするまで気付けなかったのだ。

 

「…? …は? え?」

 

 綺麗さっぱりと屋敷が消滅し、その跡地で呆然と佇む両親や使用人の姿──そして双子の妹を抱きしめながらあやしているエイ。幼い二人はなにやらとても楽しそうで、彼は子守もうまいんだなぁと、現実逃避をしながら微笑むアルシェ。そんな彼女に気付いたエイは、ニコリと笑って言い切った。

 

「荒療治!」

「やりすぎでしょおぉぉ! バカぁぁーー!!」

 

 貴族街にアルシェの叫びがこだまする。しかし数日後には仕事に精を出すようになった父と、覚束ないながらも家事を覚えようとする母の姿があり、アルシェは苦笑いをしながら新しい形の団欒を噛みしめる。ああ、こんなにも簡単なことだったのか──そう呆れながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ギルド『アインズ・ウール・ゴウン』のギルドマスターにして、たった一人のプレイヤーである彼は今、自室で盛大に悩んでいた。アバター名はモモンガ。今の名はアインズ。ゲームの世界が現実になり、NPCが動き出し、己の意思もあったとはいえ勝手に動き出す様々な事態に彼は困惑しきりであった。

 

 それでもなんとか上手くやっていた矢先、冒険者として追い詰めた犯罪者から飛び出た情報は、アインズ・ウール・ゴウンというギルドの活動の一切を停止させた。結局の所、その犯罪者と『運営』の関係性は問い詰めきれなかった。本当に運営がいるのかも、そもそも犯罪者──クレマンティーヌの素性すら調べきれなかった。

 

 もちろん無理やり体に聞くことは出来ただろうが、その結果が運営の不快を買うという事態に繋がれば、最悪としか言いようがない。結果として手を出すこと無く、見逃さざるを得なかった事実に苛立つアインズ。

 

 彼はとても慎重な人間だ。石橋を何度も叩き、出来得る限りの不安を排除して事に臨むタイプの人間だった。故にもし本当に運営がきているのならば自重しなければならないと、外で活動している全NPCを呼び戻したのだ。

 

(運営が来ているとして、それはどういう形だ? 無形の管理者としてか、それとも実態のあるGM……ゲームマスターとしての形を取っているのか。いや、あの女の話から推測するとまず間違いなく後者だろう。問題はその能力だ。管理者として、どこまで力を行使できる? 違反者に対する処置にしろなんにしろ、ゲーム内であれば管理者用のコンソールを使用していた筈だ。仕様が同じなら、それは使えなくなっているだろうが…)

 

 考えることに意味はあるのかと、幾重にも苛立ちと鎮静を繰り返すアインズ。運営の件だけであればここまで焦燥感を露わにすることもなかったのだろうが、問題は一つだけではない。彼が大事にしているNPCの一人『シャルティア・ブラッドフォールン』が何者かに操られ、ナザリックから離反させられるという憂き目にあっているのだ。命令が宙ぶらりん、待機状態になっているのがまだ僅かな救いと言えなくもないが、アインズにとっては忸怩たる思いだ。

 

(くそ、せめてもう少し早く運営の件を知っていれば、シャルティアにも帰還の命を出せていたというのに…! つくづくタイミングが悪いな。そもそもシャルティアの件と運営はなにか関係しているのか?)

 

 コツン、と固い机を叩く。アインズが知りたい最大の情報は、まず本当に運営がきているかの真偽だ。そして来ていたならば来ていたで、運営がどういうスタンスを取るのか。『運営』というのは言うまでもなく『仕事』である。まさか異世界にきてまでそれをまっとうするような人間は、そういない。となれば、その後の行動は本人の性格次第で大いに変わるだろう。

 

 筋道だって考えた場合、アインズ・ウール・ゴウンにとって運営の存在は非常にまずい。運営を『普通の一般人』として考えた時、カルマ値マイナスだらけの異形種ギルドをどう思うだろうか。ゲームであればともかく、それが現実になった時、その集団はあまりにも危険である──と判断する可能性は極めて高い。実際問題として、アインズが推し進めていることはまさに悪のそれだ。

 

 単純な懸念としても、異形への嫌悪感などがある。そもそも異形種が嫌われている最大の要因は、見た目の醜悪さが由来だ。ポリゴンであればまだ直視できても、リアルな質感を備えた化物達に忌避感を覚えるのは、人間としてはむしろ正常だろう。

 

 そういった事実を鑑み、アインズは外で活動している者達を全て帰還させたのだ。あらゆる想定の中で、最悪を引いた場合の被害は計り知れない。下手をすればボタン一つで全てが消え去ってもおかしくはないのだ。

 

(手をこまねいているだけでは事態が進展しない。できれば早期の内に接触を試みたいが……クレマンティーヌへの接触はいまだ無し、か。助かりたいがための嘘だった可能性も十二分にあるが、とはいえ不用意に手を出すのはリスクが高すぎる。監視に留めておくのが最大限の譲歩…! 加えてシャルティアの件も放置はできん。ペロロンチーノさんにも申し訳が立たないし、優先順位をどうするべきか……問題が山積みだな)

 

 悩むアインズの元へ、全ての配下の撤退が完了したと報告が入る。『悪事をなさず、そして悪事をしていたならばその痕跡を全て消した後、何をおいても帰還せよ』と厳命を下した。もっとも時間がかかったのがデミウルゴスという点から、アインズは戦々恐々としていた。

 

(一番優秀と言ってもいいデミウルゴスが遅くなったってことは……めっちゃ悪事してたってことでいいのか? 悪魔だもんなぁ……運営にバレたらやばいよな、ほんとに。今の時点でアクションがないってことは、ゲームの時みたいに完全な監視体制は築けてないってことだよな? いや、普通に考えてそれはそうだ。ユグドラシルの『仕様』はそのまま残っている場合がほとんどだが、形のない『システム』はコンソールを始め、基本的には使用できなくなっているんだ。むしろ一番可能性が高いのは、単なるGM用キャラでこちらにきているというものだろう。となれば何一つアイテムを持っていないということもあり得る……単身、着の身着のままなんじゃないか?)

 

 プレイヤーがGMに傷をつけることは、システム上不可能だ。しかし誘惑することは可能なのでは、とアインズは思考し始めた。アインズの体は食欲、性欲、睡眠欲の全てが消失した──故に誘惑にも耐えていられるが、リアル世界の普通の人間がナザリックの豪奢さを味わえば、中毒のように『無くてはならぬもの』と感じるのではないか……そう考えたのだ。

 

(腑抜けにして、籠の鳥として飼い、そのまま寿命を迎えてもらうのが一番なのだが……いや、とにかくは存在の有無だ。運営がきている可能性、来ていない可能性、そして運営の名を騙るプレイヤーの可能性……全てを想定して事に当たらねば)

 

 玉座へと赴き、一様に顔を伏す配下達へ声をかけるアインズ。まずは撤退命令を出した理由を説明し、当座の危険を共有しなければならない──と考えたところで、先に重要な情報が伝えられた。

 

「…! プレイヤーの影だと?」

「はっ。竜王国方面の調査は後回しになっていたのですが……既に噂として出回っておりました。戦闘面での支援、そして物資の援助。現状で把握できている情報のみで推測するならば、時期的にもまず間違いなくプレイヤーかと」

「そう、か…」

 

 多数のビーストマンの殲滅──戦闘面だけならば、大抵のプレイヤーには可能なことだろう。しかし夥しい量の物資を援助した事実は、推測を容易に絞り込む。

 

(まずは規模だ。個人が持てるアイテムに制限がある以上、そいつは拠点ごと移動していると見ていい。同じことはナザリックでも可能だが、おそらくは右も左も分からない状況で、ギルドの資産を大幅に減らす馬鹿げた行為……相当なお人好しか、あるいは別の目的があるのか。どちらにしても、竜王国への助力は『人間種よりであることの証明』…! よほど財産管理のできない馬鹿でなければ、中規模以上のギルドということも間違いない)

 

 運営という可能性もあるが、それは最初に考えた推測が否定する。異世界に転移するという情報でもなければ、GM個人が大量の物資を持つ状況など有り得ない。となれば、竜王国の件は新たな問題として見なければならないだろう。

 

 出ないため息を幻視しながら、アインズはプレイヤーと思しき人物の詳細を尋ねる。アバター名でも解れば儲けもの、有名なプレイヤーであればアインズの知識にも入っている可能性が高い。

 

「はっ。出回っている名は『ウン=エイ』と──」

「まんまじゃねーか!!」

 

 盛大なツッコミを叫んだアインズが、『クゥ、クソ運営があぁぁーー!!』ともう一度声高に叫ぶ。主のキャラ崩壊に目を丸くする配下達……そんな彼等に対し、アインズが慌てて取り繕うまであと数秒。彼がこの世界にきてから一番の声量であったと、とある守護者統括の日記に書きこまれた──そんな日の出来事であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 クーデちゃんとウレイちゃんにキャッキャウフフチュッチュペロペロしてたらアルシェに切れられた件。まだペッティングまでしかしてないってのに。二人とも喜んでたんだからいいじゃないか、まったく。まあ仲直りのアナルセックスは気持ちよかったのでよしとしておくか。

 

 女児がお股弄りを覚えると癖になるっていうし、今度きた時はオナニー好きの幼女になっている可能性は大だ。なによりオナニーっ娘であるアルシェちゃんの妹なんだから、素質もばっちりだろう。

 

 さて、そんなこんなでやってきました今度の舞台は『リ・エスティーゼ』。王都といえばなーんだ。それはもちろん蒼の薔薇。一人を除いてみんな可愛い奇跡のチーム。ロリババア枠のイビルアイもさることながら、双子の忍者もわりとロリロリしてて可愛いよね。JK忍者って感じ? まあJKがロリと言えるのかは人によるだろうけど。たぶん男女でだいぶ差が出るだろうね、その辺の認識は。

 

 一部のマンさん達が『オタクはロリコン!』と声高に叫ぶのは、そもそもヒロイン枠の年齢制限がJKまでという暗黙の了解があるからだ。JKをロリ扱いするなら、なるほどラノベの九十九%はロリコン向けとなってしまうな。

 

「ってことで、よろしく頼むよ」

「ああ、任せときな。これだけ貰ったんだ。俺の人生で一番の役者っぷりを見せてやるよ」

 

 人相の悪いゴロツキという言葉が似合う彼に、金貨が百枚入った革袋を渡す。普通に暮らせば一生、散財して遊びまくっても十年くらいはいけるだろう。そんな大金を代価に頼んだことと言えば、『数分の名演技』である。

 

 蒼の薔薇で一番セックスしやすいのは誰か? それは言うまでもなくガガーラン。しかし彼女は童貞専門だから、既に卒業している僕は対象にならないだろう。というか僕の方も彼女は対象にならない。

 

 二番目にセックスしやすいのは、双子の忍者だろう。というかガガーラン、ティア、ティナはかなり性に奔放なようだ。逆にラキュース、イビルアイはお硬い。よく一緒にチーム組んでられるなぁ。まあとにかく、ティナちゃんとヤりたいなら自らがショタればいい。年齢を操作できる指輪を嵌め、僕の姿は見事なショタキャラと化している。

 

 十歳くらいだろうか? 半ズボンで生足をこれでもかと見せつけるファッション。田舎から出てきた、冒険者に夢見るお登りさんという風体を装っている。たぶん変態貴族とかにもケツを狙われそうな見た目だ。たぶんこれだけでも落とせそうな気はするんだけど、やっぱり大事なのはシチュエーションだよね。

 

 八本指の末端に扮するゴロツキが、なにも知らない幼気な少年を、口八丁手八丁で連れ去ろうとする一幕──そんな場面に出くわしたショタコンがどうするか? そんなの決まってる。かっこよく助けて、あわよくばショタチンポをいただこうとするだろう。たまには誘い受けもありだよね。存分に忍者っ娘へ甘え倒してやろうじゃないか。

 

 ──よし、予想ドンピシャでティナちゃんが一人で歩いてきおる。頼むぞゴロツキ。僕は演技が下手だから、成否は君の腕にかかってるんだ。ヅカもかくやという役者っぷりを所望するぞ。

 

「──よう、坊主。お前此処へ来たばかりか? 中々見所のある面構えしてんじゃねえか」

「えっ……と、僕ですか? そ、そうかなぁ……えへへ」

「強い冒険者になるやつってのは、最初からオーラが違うってもんだ。お前さん、でっかくなるぜ」

「そ、そうですか…?」

「ああ! 俺は将来有望そうな人間には唾を付けておくタイプでな。ちょっと一緒に行こうぜ。()()()()()()()()のがもう何人かいるんだ……ひひ、冒険者になるなら仲間も必要だろ?」

「紹介していただけるんですか? あ、ありがとうございます!」

 

 ガチの人攫いっぽくて笑えないぞゴロツキ。だがいいぞゴロツキ。君の迫真っぷりに釣られて、僕もなんだか本当に無知ショタになった気分だ。これならティナちゃんもきっと引っかかってくれる…! 来るか? 来るか? …よしキター!

 

「へへ、じゃあちょっとこっちに──ガッ!? て、てめぇ…! なにしやがる!」

「…何処に連れてくつもり?」

「てめえの知ったこっちゃねぇだろうが! あんまり調子に乗ってるとガキごと娼館に──いっ!? ア、アダマンタイト…? あ、蒼の薔薇かよ…」

「何処に、連れてくの?」

「あ、い、いや……なんでもねえんだ。ちょっと声をかけただけだ。お、俺はもう行くからな!」

 

 まさに惨めな負け犬のように、スタコラサッサと駆けていくゴロツキ。ぶっちゃけて言っていいかい? たぶん世が世なら名俳優として名を馳せたんじゃないだろうか。こんな文化の発達していない世界に生まれたばかりに、オマンコ劇場でしかその才能を発揮できないとは実に憐れだ。ん? いや、それで人生逆転レベルの大金を掴んだんだからいいのか?

 

 まあいい、とにかくあとは僕の演技にかかっている。ティナちゃんのオマンコは目の前だ。目線の高さで言えば、物理的にも目の前だ。

 

「…危ないところだった」

「え……っと…?」

「危機意識が足りていない。あのままだったら、たぶん男娼として売られてた」

「だん…? えっと、助けてくださったんでしょうか…? でしたら、その──ありがとうございます!」

「どう致しまして」

 

 うむ……演技下手という自覚はあるのだが、忍者の癖に彼女は気付いていなさそうだ。それはなぜか? うん、僕の生足を舐めるように見つめ続けているからだ。世の女性達が『男の視線ってほんとわかりやすいよねー』と言っているのは事実だったのか。視線に質量があるかのように、ブスブスと太もも辺りに何かを感じる。

 

「あ、あの……僕、お礼がしたいです。なにかできることはありませんか?」

「…! ………そう。ならあそこの宿屋に行く。大丈夫、代金は私が払う」

「は、はい。わかりました…?」

 

 直球だなオイ! 僕でももうちょっと時間かけるぞ。まあ男から女と、女から男は違うもんなー……男はただ気持ちいいだけだし。少年だろうがなんだろうが、童貞を『奪われた』なんて感覚はあまり感じるもんじゃないだろう。童貞『卒業』と処女『喪失』……もうこの言葉だけで違いがわかるってもんだ。

 

 さて、薄暗い部屋でいくつか言葉を交わし、ある程度は親交を深めた。そしてベッドに座るように言われ、なにも疑うことなく受け入れる。ふふ、逆レイプとか新鮮でいいね。ん? 目を瞑れって? はいはい、ティナちゃんはエッチだなぁ。

 

 ん? 手を後ろに回せって……おいおい、後ろ手に縛られちゃったよ。何も知らない純真無垢な子供に緊縛プレイとか、ちょっとアダマンタイト冒険者としてどうなんですかね…? まあ別にいいけどさ。そろそろ目を開けていいかな──うわっ!? なんか首筋にひやりと金属質なものが……ん? なぜナイフを首筋に?

 

「何が目的?」

「え? えっと、ティナさん、何を…」

「演技が下手すぎる。子供を装って、何が目的? 変装アイテムか……それとも《ディスガイズ・セルフ/変装》を使用した魔法詠唱者? 五秒以内に答えないなら、そのまま引き切る」

 

 全然引っかかってなかったの巻。おおい! ただの色ボケ忍者じゃなかったのかよ! エロい忍者娘の穴を堪能できると思っていたのに。つーか五秒って短かくない?

 

 えーと、どうするかどうするか……よし、じゃあここは『元頭領とはいえ、暗殺集団から足を洗うことが本当にできるとでも思ったのか?』作戦でいこう。確か抜け忍的な状態だよな、ティナティアって。

 

 ──シチュ的な意味ならともかく、ガチで僕相手に優位に立てると思うなよ? うおらっ!

 

「──なっ…!」

「くくく……冒険者などになって、腑抜けたな。だからこうしてやすやすと縄抜けをされるのだ。立場が逆転した気分はどうだ? お前が抜けた後、我らはさらなる高みへ登っているぞ…!」

「嘘。さっきも言ったけど、演技が下手すぎる」

「……」

 

 だからなんで解るんだよ。《センス・ライ/虚偽判別》使ってるわけでもないのにさー……しかし立場逆転しても動揺する気配がないな。やっぱ暗殺集団のトップだっただけあって、そういうのにも耐性あるのかな? 尋問プレイとかちょっとしてみたい。

 

 しかしイジャニーヤの追手という嘘もバレたし、どうすべきだろうか……よし、ならここは『かつてお前に父を殺された男』作戦でいこう。なんやかんやで結構殺してるんだろうしね、この娘。

 

「よく気付いたな…! ならば教えてやろう! 俺はお前にかつて父を殺された男! これは正当な復讐だ!」

「嘘」

「…くくく、まあ引っかからぬか。先程までは単なる戯れよ…! 我は秘密結社『ズーラーノーン』の高弟。元『イジャニーヤ』の頭領よ……お前には使い道がある」

「嘘」

「…ふ、それも見抜くか。さすがはアダマンタイト冒険者だ。私は世界を導く唯一にして絶対の御方『魔導王』の忠臣…!」

「嘘」

「……」

「……」

「…ティナちゃんとセックスがしたかったので、アイテムの力でショタっ子になりました」

「ほんと──えっ?」

 

 めっちゃ嘘っぽく言った本当のことは、マジで看破された。そんなに僕の演技って下手なのか…? いや、忍者がおかしいだけということにしておこう。汚ない、さすが忍者汚い。というか居た堪れなくなるから、その目をやめろ。『マジかよ…』みたいな目をやめろ。

 

 とりあえず拘束は解くか……じっと見るのはやめてくれよ。ちょっとエッチなことしたかっただけじゃん。現代だって『出会い屋』なんてものがあるんだし、ちょっと偶然を装って運命的なものを演出しようとしただけじゃん。そうだ、俺は悪くねぇ!

 

「……」

「……」

「…ショタは中身までショタじゃないと意味がない。初めての快感に我を忘れて、必死に腰を振っているのを優しく見守るのが至高。育ちきっていない小さな肉棒で突かれるのが快感。似非のショタっ子なんて……私の心には響かない」

 

 なに言ってんだコイツ。いやまあ、なんとなく言いたいことは解るよ。本当のロリ好きからすれば、ロリババアは似て非なるものって感じなんだろ? わからなくもない……が、未熟だね。

 

「…未熟」

「…っ! なにを…」

「それが君の限界なんだ。心の中までショタじゃないとダメ? はっ……なんという欺瞞。なら君はショタが成長してショタじゃなくなった時、なんの興味もなく捨てるってことだろ? そこに愛はあるのかい?」

「…っ!?」

「僕は少女が大好きだけど、抱いた少女が成長して大人になったからといって、捨てるなんて有り得ない。セックスし続ける自信がある。似非だ似非だと言っていたけれど……君の心こそが似非なんじゃないかい?」

「──っ!」

 

 ショックを受けたようにガクリと項垂れるティナちゃん。おいおい、こんなのまだ序の口だぜ。一時間は舌戦を繰り広げるつもりだったのに、なんという体たらくだ。それとも僕の論破スキルが高すぎたのか? 『クソ運営クソ運営』と盛り上がっているスレに降臨しては、レスバを繰り広げていたのが功を奏したのだろうか。

 

「人は間違うものさ。自覚したのなら、また立ち上がればいい」

「…っ」

 

 だからセックスしようぜ。ほんとのショタじゃなくたってヤれば興奮するもんだって。ドラウとセックスした時とか、彼女に『幼女の振り』をしてもらったことがあるけど、充分に興奮したし。僕もできるだけ演技を頑張ってみるからさ。

 

「わかった……やってみる」

「うぇーい!」

「ただし条件がある」

「ん?」

 

 なんだい? なんでも言ってごらんよ……え? 四歳ぐらいになれるかって? いや、そりゃなれるけど……えぇ…?(ドン引き)。完全にヤベェ奴じゃねえか。僕でも五歳ぐらいがギリギリだぞ。

 

 うん? まったく性知識がない子には手を出せなかったけど、興味はあった? なるほど、まあ中身が僕ならやりたい放題やれるしな……つーか中身が僕じゃなきゃそもそも勃起する年齢じゃないだろ。じゃあまあ、和姦成立ってことでいい? よっしゃオーケー。

 

「んむ──んぶっ、ちゅ、はむ、んっ……美味しい」

 

 どんだけ美味そうに頬張るんだよ。しかし小指くらいのチンポがキャンディのように咥えられている光景は、視覚的にめっちゃ興奮するな。しかもやたら敏感なチンポになってるせいか、舌の感触がすごく感じられる。

 

 なによりティナちゃんの淫らな顔だ。さっきあんなこと言ってた癖に、ものすごい興奮度合いが伝わってくる。まああれだ、男は幼女に悪戯できるし、小さい体の至るところで射精はできる。けど女が男児に悪戯しても、たぶん勃起しないだろからな。四歳の勃起チンポをしゃぶれるなんて、ショタコンにとってはまさに垂涎の状況だろう。

 

「じゅるっ、んっ……きもひいい?」

「うん、すごく気持ちいいよ……おねえちゃん」

「…! はぶっ、んっ、じゅぶっ……んんっ…!」

 

 うおっ! ちょ、吸い着きがえぐい…! めっちゃくちゃいやらしい顔した忍者娘が、自分の指で激しく雌穴を弄りながら、僕のチンポをぐちゅぐちゅとしゃぶり続ける…! なんてエロいシチュエーションだ。最高すぎる。

 

 都合三発ほど彼女の口に射精し、忍者の口淫の上手さを思い知らされた。幼い頃から“仕込まれた”のかという想像が、さらに興奮を高める。そのままベッドに寝転がったティナちゃんは、蕩けたような笑みでベッドの真ん中に座り込む。言うなれば体育座りだろうか、ふくらはぎの隙間から見える雌穴を指で広げ、おいでおいでと小さい陰茎を誘う。

 

 小枝のような肉棒ではガバガバに感じるかと思いきや、とろとろになった蜜穴はキュンキュンと刺激的に締め付けてくる。ああもう、くそ、きっとこっちも小さい頃から『チンポを悦ばせるように』仕込まれたんだろうなぁ! ガキのチンポまで愉しませるなんて、とんだ肉穴じゃないか。ええ? これまで何本任務で咥えこんできたんだよ。この淫乱忍者め──おらっ!

 

「は、あ、んっ、いっ──はふっ、いいっ、あっ」

「こんなちっちゃなチンポで感じるなんて……ほんと君って卑しいね。この“雌豚”」

「──っ! あ゛っ! いっ……あぐっ、んっ──!! は、あっ…」

 

 なんとなく解ったけど、たぶん『汚い自分』に『純真な子供』が腰を振ることで……下卑た興奮を覚えるんだろうね。自分への卑下もあり、そして『子供を犯した』、堕とした、汚い自分が汚しきったという事実が、たぶん綯い交ぜになった感情を倒錯させるんだろう。そこにはまあ、暗い育ち特有の悲哀と陰を感じる。

 

「はぁ、はぁ、は──ありがと。よかった」

「うん、僕もすごくよかった。いままでで一番……綺麗な体だったよ、ティナちゃん」

「…! …そう」

 

 なんだか申し訳なさそうに、けれど嬉しそうに、ぎゅっと抱きしめてくるティナちゃん。ふよふよとした胸の感触を感じつつ、しばらくは『おねショタ』にハマりそうな気がする僕であった。ちゃんちゃん。

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