俺は猿山ケンイチ、ついこの間まではどこにでもいるスケべな友人だったが、ひょんなことから人に催眠暗示をかける装置、ぺらぺらほんやくんを手に入れたことで俺の生活は大きく変化しはじめた。まず御門先生で童貞を卒業し、親友のリトの嘘を暴き、リトへの復讐のために西連寺に催眠暗示を刷り込んだ。これからもどんどんこの装置を使ってハレンチな生活を楽しんでやるぜ!
西連寺に催眠をかけた翌朝、学校の昇降口でその西蓮寺とリトを見かけた。ローファーを上履きに履き替えている西蓮寺にリトが挨拶をしていた。
「西連寺、おはよう」
リトは心の中では「春菜ちゃん」と呼んでいるくせに人と話すときは「西連寺」と言う。
油断しているときにうっかり「春菜ちゃん」と言っているのを聴いたことがあるので前から知っていたが、リトのことを嫌いになった今、改めて結構キモチ悪いなと思う。
リトに急に話しかけられた西連寺は少しびっくりしたように肩を震わせ、振り返った。
「あ、結城くん。お、おはよう」
おどおどした様子で、リトを見る顔が赤らんでいた。リトにセクハラされた後の様子に似ている。リトもそれに気がついたようだ。
「あれ、西連寺?…あ、もしかして俺、なんかしちゃった…?」
「え!?いや、そういうわけじゃないんだけどね」
焦りながら話す二人。遠巻きに見ているのにも飽きたので声をかけた。
「よう!リト。おはよう、西連寺」
俺の顔を見た途端、西連寺はさらに顔を赤らめ、
「お、おはよう!用事があるから、先に行くね…!」
と言うやいなや小走りで去って行ってしまった。
リトが訝しがる。
「西連寺どうしたのかな…?」
「どうせリトがまたおっぱい触ったとか、脱がせたとかじゃないのか?」
「そ、そんなことない!…と思うけど…」
リトは無意識にラッキースケベをしていることがあるので、自信がなさそうだ。自分でも気がつかないうちにララちゃんの発明品を暴走させていることが度々あるらしい。
まぁ今回はそれではない。
俺が昨日かけた暗示によるものだ。西連寺は昨日、俺に身体を弄ばれ、何度もイかされた。それを夢で見たことだと思い込んでいる。リトや俺を見るとそのことを思い出してしまう、という暗示をかけてある。西連寺の性格的に恥ずかしがってしばらくはまともにリトや俺と会話すらできないだろう。
俺はリトとテキトーに話しながら教室に向かった。
授業を受けている間、今日は何をしようかと考えていた。昨日は結局西連寺をイかせはしたが、俺は家に帰ってから一回抜いただけ。今日はしっかり俺自身も気持ちよくなれることがしたい。西連寺は暗示で徐々に堕としていくつもりなので、誰か別の人がいい。
教室を見渡してみる。このクラスには不自然なほど可愛い子が多い。
まず、なんといっても圧倒的な可愛さと抜群のスタイルのララちゃん。ルックスは学園一と言われている。そんなララちゃんに匹敵するプロポーションの女の子が二人。古手川と新井だ。特に古手川は風紀委員の厳しい性格と身体のギャップがエロすぎる。それ以外にもアイドルのルンちゃんにビッチ(多分)の籾岡あたりもかなりのものだ。
これだけの美少女が揃っているクラスはそうない。そして、俺はその全員といつでも自由にセックスができる。今日すぐにでも。そう考えただけで勃起が止まらなくなってきた。この中から選ぶにしても絞るのが難しい。なんて贅沢な悩みだ。そんなことを考えているうちに1時間目が終わってしまった。
とりあえず放課後までにどうするか決めよう。さっきの考えが気に入ったのでこのクラスから選ぶとして、まずララちゃんはやめておこう。間違いなく一番可愛いが、危険も大きい。モモちゃんがララちゃんの不在に気づくかもしれないからだ。勘が良くて神出鬼没のモモちゃんの注意をひいてしまうかもしれない。ばれたら最悪デビルーク軍に命を狙われる。ララちゃんの前にモモちゃんを催眠にかける必要がある。
そうやって考えていくといちばん楽なのは友達が少なくて予定のなさそうな古手川かもな。よし、古手川に決めた。
そのあと古手川にどんな暗示をかけて楽しむかを考え続けた。1時間目からそんなことばかり考えていたせいで放課後まではとても我慢できなくなってしまった。
リスキーだが昼休みには動き出そう。リトをテキトーに操って違和感ない程度にトラブルを起こさせれば目ざとくて危険なモモちゃんの注意を引けるだろう。