「目が覚めたかしら?」
「…………ここは」
窓から差し込む光からまだ気絶してからそれほど時間が経っていないのは分かった。
今の私は両手は上から伸びた鎖に繋がれ、両足は股を閉じれないように金属の棒に縄で縛られていた。
「……どういうつもり?何で殺さないの」
今まで敵に捕まった同期の話は小耳に挟んでいる。
食人鬼の群れに原型も留めない程喰い尽くされていたり、助かったものの触手の苗床にされていて精神崩壊していたり、身体の一部をもぎ取られたり寄生されていたり等々。
共通しているのは元の生活にはまず戻れない点。
なのに、まだ私は生きていて拘束されている。
「私の事を少しでも知ってるなら分かると思うけど。死んだ人間を苛めても何も反応返さなくてつまらないじゃない?だから生きたままでずっと遊んであげるの」
「……悪趣味な吸血鬼も居たものね」
私がそう吐き捨てると吸血鬼は心底不思議そうな顔をして首を傾げた。
「……あれ、貴女私の名前は知ってる?」
「吸血鬼の名前なんて一々覚えてないよ」
「…………私の名前リストはどこにしまってあった?」
「知ってるか分からないけど、赤色の依頼書の束の中」
「……因みに私のランクは?」
「確かCだったけど」
そう聞いた吸血鬼は私に同情するような口振りでこう言ってきた。
「可哀想だけど、私特S級よ」
「……………………は?」
「ホントに可哀想ね……さっきの感触からしてこのまま育てばいずれ私でも手を焼くくらいにはなったのに……」
「え、あの待って下さい、特S級!?」
狼狽える私。今まで生活に困らない程度の稼ぎになるように依頼の難易度はちゃんと自身のレベルに合ったものにしてたのに!?
「う……あ…………」
「その顔ゾクゾクするわね……まぁ流石にレベルが違い過ぎて可哀想だし、殺しはしないわよ」
「え……?なら放してくれるの……?」
僅かな希望に期待した瞬間、吸血鬼の牙が私の首筋に吸い込まれた。
「う゛っ、あっ!?」
「私を殺せるレベルになるまで従者って事にしてあげる。その代わり、私を悦ばせなさい」
「なに……っ……これ……」
全身がまるで火を付けられたかのように熱い。
心臓が早鐘のように撃ち始め、呼吸が荒くなる。
「ただし、私を殺せるまでずっと貴女の身体で遊ばせて貰うわね。大丈夫、貴女の才能なら100年もすれば私に敵うくらいにはなるわ」
「ひっ……やぁ……」
涙目で首を振ったのが余計に火を注いだのだろうか、その後私は日が昇って落ちるののをただぼんやりと感じながら人間の尊厳を徹底的に貶められたのであった。
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「今まで何人もが壊してきたけど、人間ってすぐ死んじゃうから最近は控えめにしてたんだけどね。そこで私は気付いたのよ。なら相手も吸血鬼にしてしまえばいいって」
「……えっと、私吸血鬼になったんですか」
「半分くらいね。取り敢えず不老で人間の頃よりかは頑丈よ」
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ある日のこと。
「くっそぉ!」
「ほらほら、そんなんじゃ当たらないわよー!」
半吸血鬼になってから修行をしてるものの、相変わらずアルカディアは強かった。
というか私からしたら吸血鬼相手では人間の時も半吸血鬼の時も殆ど誤差だ。
「しまっ!」
間違えて広間に唯一ある明かりを撃ち抜いてしまい、部屋が暗闇に包まれる。
こちらは急に暗くなり何も見えないのに対してアルカディアはすぐさま反応し、暗闇の中で組伏せられた。
「はい終わりー♪では頂きます」
「~~~っ!」
リボルバーを背中に回して発砲する。
しかし、引き金を引く寸前で手首を掴まれてあらぬ方向へと撃ってしまう。
そのまま両手首を掴まれたまま、仰向けにさせられ喉元に噛みつかれた。
痛みと快楽で身体が痙攣する。
「うううぅぅぅぅーーーっ!」
涙が溢れるのを舌で嘗めとられた。
ぎゅっと閉じた股をズボンの腰から手を突っ込まれ直接愛撫される。
もがくものの、アルカディアの拘束は全然解けない。
吸血で跳ね上がった感度により、愛撫に敏感に反応し下半身が別の生き物のように跳ねる。
快楽の嵐に流されそうになるも、今が片腕だけで抑えられている事に気付く。
残った体力を全て使い必死で上半身を暴れさせ、アルカディアの腕を外して何とか右腕だけを自由にする。
ダブルアクションのリボルバーなので、引き金を引くだけで弾は出る。
……装填されていれば、の話だが。
「……え?……どう、して」
「駄目だよーシオン。ちゃんと装填数は確認しないと」
「っ!」
クリトリスをぎゅっとつねられ身体が仰け反る。
喘ぎながら、自身の認識を口に出す。
「確か、一発……ぁったのに!」
「そうだねー……それ最初に組伏せたとき抜いといたから♪」
「…………っつ!!」
「残念でしたー♥」