※この作品はR-18です。

幻影の魔族   作:オーク初心者

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ゆきかぜイジメるの楽しい、楽しくない?

体調崩し気味で遅くなりました。
なお、ソニアさんスキルマ分と神秘の秘宝はなんとか確保してます。

※どうもインフルっぽいです。更新は遅れます。寒気が止まらねえよ……そうだよ、俺は止まんねぇからよ、お前らが止まんねぇかぎり、その先に俺はいるぞ!(頭が茹っておる模様


お風呂場にて

「痒いところはないか、グレイ殿?」

 

「大丈夫だよ、凜子。しかし、髪洗うの上手だなあ。ほんと手慣れてるというか」

 

 汗やよだれ、互いの体液などで身体がベタついてしまったリヴァイスや凜子は一先ず入浴ということに落ち着いた。

 ベッドに染み付いた染みやベタつきに対しては水遁の術が大活躍し、忍術を生活魔術みたく使うリヴァイスと不知火に幻影を解かれたゆきかぜや、力が入らない状態の凜子が唖然としたり、汚れを浮かすには大変便利で固定観念に囚われるのは良くないと不知火が主婦視点で語ったことで、ゆきかぜの瞳のハイライトがさらに消えてしまったりしたが、それはともかく。

 

 VIPルームのバスルームはこの人数で入ろうと十分な広さがあり、浴槽も広く、先に身体を洗われたナディア、メイア、不知火が既に程よい熱さの湯に身を預けている。

 凜子も強烈な絶頂の余波で少しの間、身体をまともに動かせず、先程までリヴァイスに髪を、それ以外を不知火に丁寧に洗われていたのだった。今は気怠さがあれど、上機嫌で鼻唄を口ずさみながら、リヴァイスの世話に勤しんでいた。なお、感極まった際にリヴァイスを愛称呼びしてしまった呼び方は元に戻している。ただ、リヴァイスからの呼び方は呼び捨てで構わないとも言い切り、彼からの呼び方はそのままだ。

 

「ゆきかぜはすぐに髪の手入れを適当にしようとするからな。せっかくの綺麗な髪質が痛んでは宝の持ち腐れだろう? それにそういうグレイ殿も手慣れたものじゃないか。不知火さん、ナディア殿、ブラッドロード殿と三人の髪を洗う手さばきには惚れ惚れしてしまった」

 

「回数重ねればこれぐらいはね。それにメイア姉さんが家にいる時は手入れは俺の担当だよ」

 

「そ、外回りの時は私だってちゃんと」

 

「私がフォローしてるから大丈夫よ、リィズ」

 

 がっくり項垂れたメイアの生活面は色々と残念なようである。ただ、ナディアやリヴァイスの助言や補助もあり、大雑把ではあっても彼女も炊事などが出来ないわけではなく、このメンバーでなければ可もなく不可もなくという評になるのかもしれない。

 

「ちょっと待って! ほんと色々待ってよ!」

 

「こら、ゆきかぜ。風呂に入るなら、服は脱いでくるんだ。装束がいくら熱や水、衝撃に強いといってもな」

 

「ちっがーうっ! むしろ凜子先輩はなんでそいつの前で裸を堂々と晒してるのよっ!」

 

「グレイ殿に私が隠すことなど今さら無いだろう?」

 

 何を言ってるんだお前はと言いたげな凜子であるが、むしろ凜子の豹変ぶりにゆきかぜが何を言ってるんだお前は状態である。

 

「やっぱり洗脳よ、洗脳! なんて外道なやり方を!」

 

「煩いぞ、ゆきかぜ。そもそも私達は娼婦として彼に時間を買われているのだ。視覚でも楽しんでもらうのは役割の一つだろう。そもそも私は正気だ。久方振りだぞ、こうして靄が晴れたように思考が出来るのも。ああ、そうだ。残り時間はあと九時間ぐらいか、グレイ殿?」

 

「うん、幸いここは館の最上階だから。天井ぶっ壊して脱出しつつ、あとは暴れるだけかな。いざとなれば地上まで風穴開けるさ。魔力の消費が激しいけどね」

 

「逃げるだけなら他にも手はあるぞ。私が空蝉の術を使えるから……」

 

 空蝉の術で空間転移が可能だとか、ただ座標の細かい指定が難しく空中に出る可能性があることや、仮に空中に出たら羽を広げてしまえば短時間ならこの人数でも地上までは抱えて降りられることなど、リヴァイスと凜子は脱出案を詰めていく。ゆきかぜはあっという間に蚊帳の外だ。

 

「洗脳や強制発情の身体面を治すのに一旦俺の自宅に来てもらってその辺りの措置をしてから、学園に戻る方向で──」

 

「うがぁ! 無視するなっての!」

 

「ゆきかぜ……何を拗ねているんだ。完全な八つ当たりだろう、さっきから」

 

 リヴァイスを庇う位置にすっと身体を割り込ませる凜子にも腹が立つし、そんな凜子を制するリヴァイスにも腹が立つ。盾にはしていないとでもいうつもりなのか。

 

「凜子先輩を元に戻しなさい、さもないと……!」

 

「さもないと……?」

 

「アンタの残弾が枯れ果てて二度とおっ立たないようになるまで絞り取ってやるんだからっ! ふふっ、きつきつおまんこで入れた途端ザーメン吐き出して奥まで届いたらまたザーメンを放って、アンタは私の身体に服従するしかないんだからね!」

 

 ゆきかぜは凜子がとても残念な子を見る目になっているのに気づかず、また不知火が頭を抱えてナディアに慰められているのも目に入らない。彼女の思考が基本、セックスに繋がるように誘導されているのは本人を除く他の者は察しがついていたが、同じような環境にあった凜子とも差が歴然としている。

 

「ゆきかぜ、お前は何を言っているのか分かっているのか……?」

 

「当然よ! 娼婦として仕込まれた私のテクニックでこの男を骨抜きにやるんだから!」

 

「いや、グレイ殿は必ずしもお前を抱く必要は無いんだぞ? そこのところは分かっているか? 私が抱かれたのだって、私の強過ぎる発情を見かねたグレイ殿が提案し、私がお願いしたのだからな」

 

「え?」

 

 ゆきかぜが気づいていないことに、平静を取り戻している凜子は気づいている。抱いて欲しいとお願いするのは自分達。男性の精を浴びてやっと一時的に収まるぐらいの、意識がある限り強制的な発情を強いられるのはこちら側。ゆきかぜのように高圧的に出るのを望む顧客はもちろんいるだろうが、リヴァイスに関しては逆効果である。

 

「グレイ殿はセックスの相手に困っていない。まして女を道具のように扱い、悦に入る気質でもない。ゆえに、身体だけが気持ち良くなるセックスなど不要なのだ。既に身体も心も自分に預けてくれる女性がいるのだから」

 

 ゆきかぜの過剰とも取れる自分への自信が、自分を抱きたいとは思わない男などいない──そんな思い込みを生んでいた。

 

「ともあれ、発情を抑えるのには、グレイ殿の精を子宮に浴びるのが良く効くのも確かだしな……不知火さん、いいだろうか」

 

「リィズならば大丈夫よ、凜子ちゃんはもう分かってると思うけど」

 

 母親である貴女の目の前でゆきかぜが貴女の愛する男に抱かれるが構わないか?

 

 リィズならばゆきかぜに溺れるどころか、逆に夢中にさせるから大丈夫。貴女はもう体感したことでしょう?

 

 口にしない言葉を付け足せば、二人のやり取りはこんな感じである。不知火も愛娘の想像以上の軽率さに愕然としており、今後の任務で下手を打ち続けるよりは、ここでリヴァイスに心身ともに屈服するのが余程マシという判断を下していた。戦闘力は優れていても罠に安易にハマるようならば同じ結末を繰り返すだけになると。

 

「グレイ殿、頼む。ゆきかぜを助けてやってくれ」

 

 そう言うと凜子はリヴァイスの足の間に座り込み、ソープの泡を谷間も含めて入念に、自分の乳房へと塗り込んでいく。続けて、少し前まで自分の身体を貫いていた彼のペニスにそっと手を添え、その豊かな双子山の間へと導いた。

 

「先程は娼婦でありながら、ご奉仕も何も無かったからな……準備ぐらいは手伝わせてくれ」

 

「凜子、もうそんなことはしなくていいんだって」

 

「ふふ、違うぞ? 確かに忌まわしく、無理やり覚えさせこまされた技術ではあるが、貴方を気持ち良くすることで、それにも意味があったのだと自分で納得したいんだ」

 

 凜子の行為を留めようにも、自分の中で切り替えるための一環だと言われてしまえば、リヴァイスも強く止めることも出来ず、そして、続いた言葉に面食らうことになるのだ。

 

「それにな……これからは私も、求められればいつでも身体も心もグレイ殿に捧げる。私はこれから、貴方の専用娼婦になるつもりだからな?」

 

「!……聞いてないよっ、凜、子、くぅ……!?」

 

「あぁ、感じてもらえているようで何よりだ。ゴムまりのようなソレを生かせとしつこく躾けられたからな、ほら、グレイ殿のモノが私の胸の中に飲み込まれて、見る見る間に力を取り戻していっているぞ……?」

 

 突然の『貴方専用』宣言で心を揺さぶり、一気に悦楽の刺激と視覚の暴力で追い込んでいく、凜子のご奉仕の一連の流れにリヴァイスの剛直は瞬く間にそそり立つ。

 

「グレイ殿。私はもう貴方以外の男と身体を重ねるなど考えられないし、考えたくも無いと本気で思っている。だからこそ、私の身体もこの性技術も全て貴方だけに捧げる。もちろん、心もこれからいつも貴方の傍に」

 

 そう言って微笑む凜子は実弟の達郎を見る時のような慈愛に満ちた微笑みを浮かべていた。だが、その表情はすぐに不安に満ちたものへと変化してしまう。

 

「……一度抱かれただけで、こんな女は嫌か? ……ふぐぅ!? ふぅーっ、あむっ、じゅるぅ……」

 

 その答えは奉仕を強引に中断させ、唇を強く奪うことで示した。息継ぎが危うくなるほどに長く、口内を蹂躙される激しいキスの後で、彼は告げる。

 

「俺は魔族だ。俺とこれからを共にするというのなら、凜子もまた人と敵対する側になる」

 

「……ああ」

 

「俺の女になるというのなら、いずれ対魔忍の組織は抜けてもらうし、魔族へとその身を転じてもらう。すぐに決めなくてもいい。だが、あまり長い時間はやれないぞ」

 

「強引にそうしてくれても、今の私は恨みもしないだろうに……貴方という男は」

 

「生き方をこれまでと変えるんだ、人生の転換点ってやつだな。だからこそ、自分で考え、自分で決断するんだ……凜子」

 

「ああ、分かった。しっかり考えるさ。ただ、相談には乗ってくれるのだろう?」

 

 頷くリヴァイスに凜子は先程の微笑みを取り戻し、そして彼をゆきかぜと向き合わせた。敵意を込めてリヴァイスを睨みつけていると本人は認識しているゆきかぜであるが、怒りを浮かべつつも瞳は潤んでおり、内股を擦り合わせ、口元はややだらしなく開き、熱い吐息を漏らし続けている状態となっていた。

 

 ──なにより、目線は屹立したリヴァイスの下半身を注視してしまっているのだから、ゆきかぜの身体は既に限界に近かった。

 

「ゆきかぜ、私をグレイ殿から取り戻すというのなら──やってみるといいさ」

 

 煽る凜子にあっさり乗ってしまうゆきかぜは、バスチェアに腰掛けたリヴァイスに自ら跨り、位置を合わせて腰を勢い良く下ろしていった。勝利への妄想を抱きながら。

 

 ……そして、一分が経った。

 

「あひぃ、あんっ、や、やるじゃない、私の……おほぅ♪ キツキツおまんこでまだイかない、やだまたイクイクイクイクゥ!」

 

 ──三分後。

 

「やぁ、しきゅー、おほぅ♪ 負けちゃぅぅ、降りっぱなしでイカされっぱなしぃぃ♪ でもぉ、イクゥ! ……アンタをイカせれば私のぉ、アクメまたキタァ!」

 

 五分後──。

 

「やぁ……こ、こんな気持ち良さ知らなぃぃぃぃぃ……おほぅ♪」

 

 白目を剥きながら、連続絶頂を味わうゆきかぜの姿があった。力が抜けてしまった上半身を完全にリヴァイスに支えてもらう形になりながら、辛うじて腰を動かし続けてはいるが、リヴァイスは達するどころか、どこか心配そうにゆきかぜの様子を伺っている始末である。

 

「おい、ゆきかぜ。あれだけ大きな口を叩いておきながら、グレイ殿の魔族おちんぽ様でアクメをキメまくってるじゃないか?」

 

「あひぃ♪ まだぁ、まだぁなんにゃんだからぁ♪ アクメするのはしょうがにゃいのぉ♪ おほぉぉぉ、きょうせーはつじょー、しちゃってるんだからぁ♪ 気持ち良くなるのもしかたにゃ、おほぉぉ、止まらな、おほぉ……♪」

 

 下腹部の力まで緩んでしまい、失禁しながらそれでもアクメを繰り返してまで、緩みきったイキ顔で涙を流すゆきかぜは明らかに快楽の悦びを甘受していた。なお、横で凜子はゆきかぜへの怒りを煽りに変えて、ゆきかぜを着々と追い込んでいた。

 

「まだグレイ殿は動いてもいないのだぞ? 魔族の力も全く使っていない。彼が精を放つまで耐えられると思うか……?」

 

「負け、ないんだからぁ……♪ 子宮にぃ、ザーメンミルクたっぷりぃ、注いでもらうまでぇ、アクメずっとしててもぅ、意識まではぁ♪」

 

「完全に目的が変わってるな。うむ、ある意味ゆきかぜらしい。さて、これは先程のお返しだ」

 

「ちくっ!? 乳首アクメイグゥゥゥぅぅぅぅ!!!」

 

 反撃とばかりに、凜子がゆきかぜの両乳首をこねくれば、ゆきかぜはまたもや白目アクメをお披露目する羽目になるのだった。

 

「予想通り過ぎるわ……はぁ」

 

 不知火は頭を手で押さえながら、予想通りのゆきかぜの結果にため息をこぼした。同時に親友であるゆきかぜを追い込む側にこうして回ってしまっている凜子はリヴァイスへの傾倒が始まっているのを痛感する。

 尊厳を執拗に破壊され心身とも弱っているところに、自分を優しく強く肯定されてしまえば、崇拝の感情へと繋がっていく。一種のマインドコントロールだ。不知火とて分かっていても抗いきれず、また抗うという気持ちが芽生えないのだから、その種の思考法を会得していない凜子は一気に深化が進んでしまっている。

 

 この数ヶ月ずっと彼を見てきた。女を支配することで悦に入ることもなく、穏やかで平穏な毎日を好むという魔族としては相当な変わり者。発展途上である実力も五年前の力を取り戻しつつある不知火を凌ぐ。そして強者の驕りなく、日々研鑽を重ねる。その研鑽が強さだけでなく、興味が向いた全てに向けられるのが場合により問題になる程度で。管理する畑の土壌改良に夢中になった時期など、相手をしてもらえる時間が減って強引に襲い掛かったことも一度や二度では──。

 

「不知火さん、大丈夫?」

 

「大丈夫よ、ナディアさん。ちょっとこの先のことを考えてしまっただけ」

 

 リヴァイスの変な拘りが行き過ぎそうになった場合は、自分を始めとして周りの女性達で軌道修正すればいいのだし、彼の事情を鑑みれば、傍にいるのも最低限自衛が出来る女性であるのが望ましいだろう。惚れた腫れただけで隣で歩んで行くには聊か厳しい事情を持つ男であるには違いないのだ。

 

「あ、マズい」

 

「あひぃぃ、入口緩んだぁ、魔族おちんぽ赤ちゃんの部屋入ってきちゃぁぁぁぁぁ、先走りしゅごいのぉおおおおおおおほおおおおおおぉ!!!」

 

 そして、ゆきかぜは子宮内に侵入を許した刺激の強烈さにとうとう脳が処理落ちを起こし、意識を手放してしまうのだった。




次回はもう少しゆきかぜさんも心が豊かになれると思うんじゃ。
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