ときめきメモリアル2短編集 ~永遠に響く鐘の物語~ 作:未来星
君が悲しみを受け止めたら、俺は後ろから支えてあげたいんだ。
理由なんて聞かないで?
たった一言で、終わらせたくないんだ。
この想いは……。
外を見てみると、もうすっかり秋は深まっていた。
木々は紅く染まり……はさすがにまだしていないが、それらしい気配を見せ始めている。
「…神崎君、神崎君!」
「あ?ああ、ごめん、何だい?花桜梨」
花桜梨に呼ばれ、俺は振り向いた。
そこには、いつものたおやかな笑みを浮かべた花桜梨が立っていた。
「…何してたの?」
「いや…ちょっとそこの木を見てたんだ」
俺は顎で先ほど見ていた木を指した。
花桜梨はその木を見ると、少し寂しそうな顔をした。
「…もうすぐ、散るのね……」
「ああ……」
俺は短く返事をすると、花桜梨の肩を抱き、そっと抱き寄せた。
今は放課後なので、この教室のは誰もいない。
隣にいる花桜梨から、フルーツ系のシャンプーの甘い匂いがする。
俺たちは今、それぐらい近くにいるんだ。
「…ねえ、今からどんな事が起こっても、驚かないでね?」
花桜梨は俺の顔を覗き込んで、真剣なまなざしで見つめている。
「……分かった」
「ありがとう…
…ねえ、目を瞑って?」
俺は言われるがまま、瞳を閉じた。
…近くに、花桜梨の息遣いが感じ取れた……。
「ん……」
……唇に、柔らかく暖かい感触がそっと触れた。
目を瞑っていてもそれが何か分かる……。
花桜梨の……唇だ。
俺は目を瞑ったまま手を前に出し、最初に触れた物をそっと抱きしめた。
…しばらくして、俺たちはどちらともなく唇を離した。
「…ごめんなさい」
「…いいよ。謝るなって。なんか俺が悪い事したみたいじゃないか……ふふっ…」
なるべく優しい笑みを浮かべている事を祈りつつ、俺は花桜梨を見つめた。
「…帰ろっか?」
俺は花桜梨を彼女のマンションまで送ってから、自分の家に着いた。
自分の部屋についたら、急に睡魔が襲ってきて、俺はいつの間にか寝てしまった。
電話の受信音で俺は目が覚めた。
俺は寝ぼけ眼で受話器を取り、電話に出た。
「ふぁい…神崎です……」
『あっ、私、八重と申しますけど……』
八重……八重、花桜梨?
どうしたんだろうこんな時間に?
俺はちらりと時計を見た。
10時48分…一体どうしたんだろうか?
「花桜梨?どうしたの?」
『あ、神崎君?あの、今日は本当に…』
まだあの事を言ってるのか……。
もしかして、嫌だったのだろうか…?
「気にしないでよ。
俺はうれしかったよ?花桜梨みたいな娘とキスができて」
『あ、えっと、その…どういたしまして…
…じゃなくて……そ、その……
…違うの。今回は…お礼を言おうと思って……』
「えっ?」
お礼…って、俺、なんかしてあげたっけ?
ただ、花桜梨にキスされて、抱き締めただけ……
『私の事を…今までずっと見ていてくれて……
最初のデートの時はすっぽかしたのに、貴方は変わらずに私に優しく接してくれて……』
「……」
『それに、私が……』
「…もういいよ」
もう、いいんだ……
そんな事を言ってもらう為にやった訳じゃない……
「…俺はね、花桜梨が思っているほど大したことは別にやってないよ。ただ……」
『…ただ?』
「花桜梨と、仲良くなりたかっただけなんだ……」
…どう思われるだろうか?
聞き様によっては、友達とも、恋人とも取れる言い方だ。
『…だから、そんな貴方にありがとう……』
「……え?」
俺は何の事だか分からず、聞き返そうと思ったが、その前に電話を切られてしまった。
「……花桜梨……」
ただ、彼女の名前だけが沈黙の中に霞んで消えていった。
次の日、俺はいつものように学校へ行き、いつものように授業を受けた。
ただ、いつもと違ったのは……
「……花桜梨が俺に話し掛けてくれない事…か…」
「何ナーバスになってるんだよ」
俺が呟いた独り言を、純に聞かれてしまった。
「俺でよかったら、相談に乗るぜ?」
「いや、いいさ…ありがとな」
俺は一言だけ純に声をかけて、席を立った。
こいつの何気ない優しさが、今の俺には心に染みた。
日はもう傾き、グラウンドや街並を紅く染めていた。
ついに、花桜梨とは一言も話さないで放課後になってしまった。
「…何を待ってるんだろうな…俺は…
……帰ろう」
俺は教室のドアを開け、外に出…ようとした時、急に声を掛けられた。
……今日一日中待ち望んでいた声。
半日でも聞かないと、こんなにも不安になってしまう声。
そして……
聞いただけで、心の不安をかき消してくれる声。
「待って、神崎君っ!」
花桜梨は何のためらいもなく俺に抱き付いて来た。
制服越しに伝わる彼女の体温が、俺の鼓動を早くする。
「……花桜梨」
「ごめんなさい……
…どうしても、勇気が出せなくて……」
上を向き、俺の目を見ている花桜梨。
この瞳は、これまで果たして一体どれだけの悲しみを映してきたのだろうか……。
「私…どうしようか迷ってた。
もしかすると、嫌われるんじゃないかって……でも」
そこで花桜梨は言葉を切り、昨日と同じぐらい…もしくはそれ以上の真剣な眼差しで見つめてくる。
微かに震えている肩のせいか、大柄な彼女がとても小さく、か弱いものに見えた。
「私を…い……」
小さすぎて声が聞こえない。
「え……何?」
「私を…抱いて……
…此処で私のことを抱いて欲しい……」
…正直驚いた。
花桜梨が、そんな事を言い出すとは思いもしなかった。
でも、花桜梨は真剣に、昨日の電話の後からずっと考えていたんだ。
そして、やっと決心がついたんだから、俺も中途半端な気持ちじゃいられないよな……。
「花桜梨……」
「ずっと…本当はずっと抱いて欲しいと思ってた。
でも、どこで言い出せばいいのか分からなくて……
お願い……」
彼女はさらに強く抱き付いてくる。
俺は……
いや、俺も、花桜梨のことを……
「花桜梨…俺も……
俺も花桜梨の事が抱きたい」
「…神崎君……!」
俺も抱き返してやる。
そうすると、花桜梨は俺の胸に顔を埋めて来た。
「…ありがとう……」
いつもの教室で、俺たちは抱き合っていた。
花桜梨を机の上に座らせ、まず俺は、制服のスカートから伸びる花桜梨の長く、すらっとした脚に触れた。
花桜梨は顔を真っ赤にして、身体を震わせている。
それに構わず、どんどん手を上の方に滑らせると、花桜梨はぴくぴくと身体を細かく震わせた。
「ふっ…あん…くすぐったい……」
「花桜梨…初めて…?」
俺は花桜梨のスベスベした太股の内側を撫でながら耳を甘噛みして聞いた。
「う…ん…初めて…だから…優しく……」
「ああ……」
…そして、ついにショーツへと辿り着いた。
まだ足しか触っていないのに、彼女の其処はもうかなりぐっしょりと湿り気を帯びていた。
俺は制服の中に左手を突っ込み、胸を弄った。
とても柔らかく、触り心地の良い胸だ。
ブラの上から触っていた事に気付いたので、ブラの中に手を忍ばせ、ちゃんと表面を触ってあげた。
胸の先端は既に硬くなっていて、ツンと勃起していた。
その先端を、俺は指で軽く摘んだ。
「は…ふぅ……そんなに…
…ああっ…そんなに激しく攻めないで……」
左手で花桜梨の柔らかく形良い胸を弄り、右手で花桜梨の大切な部分をショーツの上から撫でている。
傍から見れば、俺が無理やり抱いているようにも見えなくもない。
ふと、唇の辺りが少し寂しい、もっと刺激が欲しいと思い、俺は再び花桜梨と唇を重ねた。
昨日は、ただ唇が触れる程度のキスになってしまったが、今回は違った。
舌を割り込ませ、お互いの口内を犯しあうキス……。
「んっ…んん……」
俺は、両手を休めずに花桜梨を攻めて、舌で互いの口内を刺激しあった。
もうショーツがぐっしょりと濡れてしまったので、静かに下ろしていく。
花桜梨はキスに夢中になっているのか、その事に気付かない。
そして、俺は花桜梨のそこの、割れ目の部分に中指を食い込ませた。
「んんっ!んっんっ……」
ずぷずぷっ…と、第二関節付近まで飲み込んでしまった花桜梨の膣。
突然の事に花桜梨は戸惑い、少し俺の舌を噛んでしまった。
そんな事は気にせずに、俺は両手と下の動きを止めることは無かった。
くちゅっくちゅっ…と、厭らしい音が教室に響く。
「んっ…ふぁあっ…だ、駄目……」
そう言って、俺の手を掴もうとするが、その手の動きはあやふやで、全く力が入っていない。
俺は手で攻めるのを止め、徐に花桜梨の前へ出て行った。
「…な、何……?」
俺は微笑みかけると、無言で彼女のスカートの中に顔を突っ込んだ。
「花桜梨…綺麗だよ…
すごく綺麗だ……」
そんな言葉しか頭に浮かばなかった。
彼女のそこは、未だに侵されていない聖域のように感じた。
そして、優しく丹念に中心を舐める。
「うぅんっ…や、駄目…汚い…よ……」
そう言って、花桜梨は俺の頭をスカートの上から押さえつける。
舌を離すと、彼女のそこから透明な糸がひき、俺の口につながっていた。
俺はそれに構わずにそこから溢れ出る蜜を、わざと音を立てつつ啜った。
「ああぁぁ…いやぁ……」
じゅるっじゅるっ…じゅるぅ…と、その蜜の味を味わいつつ舌でクリトリスなども刺激する。
美味い…もっと飲みたい…もっと…この味を。
花桜梨の味をもっと知りたい。
さらに激しく刺激し、もっと蜜を溢れ出させる。
そして、その蜜を俺が一滴もこぼさずに飲み干す。
その時、コツ、コツ…と廊下を歩く足音が……
「だ、誰か来た…?」
隠れる場所が無かったので、俺たちは掃除用具のロッカーの中に身を隠した。
もちろん、花桜梨はショーツをずり下ろしたまま、俺が抱えて連れて来た。
…第一、花桜梨は足に力が入らず、ここまで歩いてこれなかったろう。
そんな事を考えていると、見回りの先生がこの教室に入って来た。
「……っ」
花桜梨が、息を呑んだのがわかった。
そんな中、俺は花桜梨の格好を見て、つい悪戯を思いついた。
俺が花桜梨にキスをすると、彼女は驚いて俺の目を見つめる。
そんな事に構わず、俺は花桜梨の大事なところを手でまさぐった。
シュルっと、彼女のショーツが落ちる音がした。
「…っ!」
くちゅくちゅと、俺の指が花桜梨のそこをかき混ぜる度に音が鳴った。
だが、此処はロッカーの中なので、そんなに小さい音は外には漏れない。
しかし、彼女はその事に気付かず、必死になって抵抗する。
もうすでに、目は潤んでいた。
俺は彼女のそこの少し上にある突起…クリトリスを掌で擦ってあげた。
すると、花桜梨はびくっと震え、そして足に力が入らなくなったのか、俺のほうに倒れ込んで来た。
俺はあまった手で花桜梨の体を支え、ひたすら行為に没頭した。
時折強くまさぐると、彼女はそのたびにビクンと震えた。
…もう、花桜梨の大切な部分からは蜜がぽたぽたと垂れていた。
いつの間にか、見回りの先生は居なくなっていた。
俺たちはロッカーから出て、互いの服を脱がし合った。
「…はあっ…はあっ……」
花桜梨はもう限界なのか、既にぐったりとしている。
「花桜梨…大丈夫か?」
「はぁ…はぁ…
う、うん…それより……」
花桜梨はおもむろに俺のモノを優しく包むように掴んだ。
「これが…貴方の……
…熱くて…硬くて…大きい……」
花桜梨は物珍しそうに、それでいて愛しげに俺のものを見つめていた。
「男の人って、こうやって一人でするんだよね……?」
花桜梨は俺のものを両手で持ってしごき始めた。
ぎこちない手つきがまた、俺を興奮させる。
でも……
「花桜梨……手でしてくれるんだったらさ…どうせなら口でやってくれないか?」
「口で……?」
「そう、花桜梨の口でしてよ……」
花桜梨は少し俺のものを見て考えていたが、突然俺のモノを舐め始めた。
「んむ…はん…ふぅ…
…ん…こんな感じ…かな?」
「うん…そうそう、気持ち良いよ……」
俺は花桜梨の頭を撫でながら、舐めつづける花桜梨の顔を見ていた。
そして、花桜梨は俺のものを口に含んだ。
「んっ…んちゅぅ…んん……」
花桜梨の口の中は、とても暖かく、そしてねっとりと絡みつく舌が、とても厭らしく、そして気持ち良かった。
「あむっ…んぅ…んん……」
妙に鼻にかかった声を上げる。
「花桜梨…一回出して良いかな…?」
「ふひのははにはひへ…ほんへはへふ……」
たぶん『口の中に出して…飲んであげる』と言ったんだろう。
俺は今まで耐えてきた熱情を、花桜梨の口の中に一気に迸らせた。
びゅっびゅっと勢いよく放たれる俺の精液。
花桜梨はその勢いに吃驚して、目を見開いた。
其の量は思っていたよりも多く、花桜梨の口に収まりきらず、僅かに口から溢れていた。
そして全て出しきった後、花桜梨は俺の精液を全て飲み干した。
「変な…味…苦い……」
俺たちはその後もいろいろな事をしてひたすら愛し合った。
何度か花桜梨は絶頂を迎えてしまい、その中には潮を吹いた事もあった。
そして……
「神崎君…私の初めてをもらって……」
花桜梨は自分の大切な部分を恥ずかしそうに指で広げ、少し俯きながら俺を見つめる。
既に外は暗く、二人を照らしているのは月の光……
月の光に照らされた花桜梨は、とても神秘的で美しかった。
「じゃあ、入れるよ…?」
俺は固くなったペニスを花桜梨の其処にあてがい、少しずつずらしていった。
先端が入っただけで、俺はもういきそうな感覚に襲われた。
これが花桜梨の…すごい…気持ち良い…
ぬるりと包み込む膣。
そして初めてだからだろうか、キュンキュンと締め付けてくる。
静かにしていれば、花桜梨の鼓動までそこから伝わってくるのがわかる。
トクン…トクンという優しい鼓動の中、俺はついに花桜梨の純血の証……処女膜まで辿り着いた。
「…ここから先はもっと痛いかもしれない…それでも大丈夫?」
「うん…構わない…
…きて…お願い……」
花桜梨は俺の背中に両手を回し、抱き付いて来た。
肩は、最初抱き締めてあげた時よりもはるかに震えていた。
少しずつ処女膜を破っていく。
そしてやがて、パツンというような感じがした。
それを過ぎると、今までの抵抗が嘘のように、すんなりと根元まで入っていった…。
「花桜梨…動くよ?」
「う…ん……」
必死になって縦に振った頭には、うっすらと脂汗が浮かんでいた。
俺は、彼女のそんなところを愛しく思いながら、腰を静かに振りはじめた。
じゅぶっじゅぶっ…と結合部分から音が鳴る。
激しく腰を打ち付けると、肉がぶつかり合い、パンパンと小気味良い音が聞こえる。
俺は少しずつ腰の動きを早めていった。
「はっ…あっ…うぅ…くうっ…あっあっあっ……
か、神崎…くん…っく、ううんっ!」
だんだん花桜梨の喘ぎ声が大きく、激しくなっていく。
さっきよりも花桜梨の膣は強く締め付け、じゅぶっじゅぶっ…という音はさらに大きく聞こえてきた。
「か、か…ん…ざき…っ…くんっ……!
…はあっ…すご…あ…熱い……!」
花桜梨は初めて感じる快感に身を委ねている。
俺は花桜梨の身体を持ち上げ、正常位から座位に持って来た。
硬くなった胸の先端を咥え吸い付いた。
「はぁ…そんなに吸わないで…ああっ……」
片手は足を持ち上げ、もう片方の手は胸を揉んでいる。
…いつの間にか、花桜梨は自分から腰を動かし始めていた。
「はあっ…はぁっ…お、おっきい…奥まで…届いて…っ!」
そして俺は自分の身体を倒し、騎上位に持って来た。
…先ほどよりも深く中に入っていく。
「ああっ…すごい…気持ち良いっ」
今度は両手で胸を揉む。
掌の中で形を柔らかく変えているのが良く見えた。
指の先からはみ出した肉が、花桜梨が上下するたびに揺れていた。
そして……
「…か、花桜梨!で、出る!!」
「神崎君っ!わ、私…わたしもいく!!ふあぁぁぁぁっっ!!!」
キュンキュンと締め付ける中、俺達は、ほぼ同時に果ててしまった。
ドクッ…ドクッと、花桜梨の膣内に大量の精液が流れ込んでゆく。
俺はしまったと思い、慌てて花桜梨を持ち上げ膣から自分のモノを抜き取った。
未だ俺の射精はとどまる事を知らず、花桜梨の下腹部、お腹、胸、そして整った綺麗な顔と柔らかな髪を白く汚していった。
俺の精液に塗れた花桜梨の姿は、月の光に浮かび上がり、さらに綺麗に彩られた……。
「花桜梨……昨日さ、電話を切る直前にありがとう…って言ってたよね?」
「うん……」
「あれ、どういう意味?」
ふと、昨日の事を思い出した。
最後の言葉、「ありがとう」って、一体……?
「…あなたに、感謝の気持ちを込めて……」
「…いや、それはそうなんだけどさ……」
「私に出会ってくれて、ありがとうって意味…だよ」
優しい笑顔で振り返りながらその言葉を言う彼女の仕草が、年上だということを思わせないものだった。
その仕草を見て、俺の胸はまた激しく高鳴った。
「だから…ありがとうを、貴方に……」