東京キングダムに突如現れた料理店《豊穣の楽園》はその料理の絶品さから魔都の実力者たちに保護され、魔族の息がかかった企業によって全国に店を展開した。表向きは普通の高級料理店ではあるが、魔族や裏組織の会合場所としても使われることが多く、政府の監視対象となっていた。
そんな時、《豊穣の楽園》で行われる会合に潜入した井河アサギの妹、さくらからの連絡が途絶えたのだった。
スーツ姿のアサギは一人で豊穣の楽園の本店に来ていた。
前に複数人で客のふりをして調査をした時に少し違和感を感じたからだ。
「本日のランチコースを頼むわ」
そうメニューを頼みつつ店内をよく観察する。
(ここが豊穣の楽園、確かに普通の料理店ね…)
さくらが連れ去られたであろう東京キングダムにある本店は内装は普通の高級洋食屋であり怪しげな部分はない。
違いがあるとすれば敵対勢力同士の諍いを避けるためなのだろう。席はそれぞれ個室に分けられているという程度である。
「前菜の蒸し野菜のクリームソース仕立てです」
山羊の角が生えたウェイトレスがそういって前菜を持ってくる。
魔族の料理店と聞いたからどんな恐ろしい食材が使われているのかと思えば、普通の野菜のオードブルである。
「あらおいしい」
アサギの口からついそんな言葉が出てしまう。
そんなふうにオードブルを食べ切ったころにまた新しい料理が運ばれてきた。
「魚介のクリームスープになります」
これまたおいしそうなスープがやってくる。
「材料は何を使っているの?」
アサギの質問に黒山羊メイドは
「私たちの主が魔界に大きな土地を持っていてそこで様々な人間界の食物を作ったり、養殖したりしているんです。」
と答えが帰って来た。どうも人間が食べても大丈夫なように注意も払っているらしい。
アサギも食べて異変を感じなかったため、料理には問題がないとした。
もちろんボールいっぱいに入ったクリームスープも絶品であった。
「メインディッシュの魔界牛ステーキになります♪」
料理をほめたのがうれしかったのか山羊メイドの声も弾んでいる
(本当にただの料理屋のようね)
アサギはそう思いながらテーブルいっぱいに広がるステーキをがつがつ食べていく。ライスもお替り自由という事で、ステーキを切り分けては丼の上に乗せて食べていく。黒山羊メイドもステーキを切り分けるのを手伝ってくれており、食はどんどん進んでいく。そうやってすべてを食べ切ったころにはアサギは合計21合分も丼を食べており、少し身をよじっただけでスーツの前面のボタンがはじけ飛び膨れたお腹が丸出しとなった。
「げふぅー…ああすいません…」
「気にしないでください♪お客さんが満腹になっていただけてうれしいです♪デザート楽しみにしてくださいね♪」
そういって山羊メイドはステーキの皿を片付け、巨大なホールケーキを前に出した。
「おかわりは自由ですので好きなだけ食べてください♪」
2時間後、その部屋にはアサギの変わり果てた姿があった。クリームケーキをブクブクの赤ん坊のような手で手づかみで食べ、ムクムクブクブクと膨らんでいき、さっきまでの八頭身のモデル体型が嘘のような肥満体となっている。
「ぶふぅ~げふぅ~もう食べられない~」
そう言いつつも手は止まらない。スーツの前面は全てのボタンが吹き飛びW120超えの二段腹が丸出しになっている。もともとB88あった巨乳も100㎝を超えデカ腹のうえに乗っており今にもブラジャーを破壊しそうな勢いである。タイトスカートは肉に押し上げられてもはや意味がなくH100を超えたデカ尻とぶよぶよの太ももをさらけ出している。
「たっぷり太りましたね♪これからもいくらでも食べていいですよ~♪お代はあなたの体からとりますからね♪」
そう言いつつ黒山羊メイドが指を鳴らすと四本足の生えたイソギンチャクのような生物が現れる。
彼らはアサギを触手で持ち上げ、隠し扉よりレストランの地下へと消えていった。
続く
■井河アサギ
身長:167cm
体重:??㎏→131㎏
スリーサイズ:B88→103
W58→128(二段腹)
H87→101