※この作品はR-18です。

IS(インフィニット・ストラトス) 楽しく過ごしたい転生者   作:ナハト・リコリス

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後2・3話くらいで一巻の内容を終わらせる予定です


第12話

俺は雪子と楯無の二人を相手にしなければいけないのかと思っていると、部屋のドアがノックされたので、開けてみると、そこには簪が立っていた。

 

同時に俺は簪にはまだ契約云々の事を言っていない事を思い出し、部屋に入ってもらった。

まぁ入ったら自分の姉がいるので驚いていたが、俺は簪にお茶やお菓子を出すのでゆっくりするように言った。

だがしかし、お茶を用意している間中、部屋の空気が重くて大変だった。

 

何しろ雪子ですら話す事をしないほど重たい空気で、その発生源が楯無と簪なのだから、たまったものではない。

俺自身全員分のお茶を出し、簪と楯無にはまぁ仕方ないが、怒られるの覚悟で話すことにした。

 

「簪、実はお前に言わなきゃいけない事があるんだ」

 

「何なの、一体?」

 

そう簪が言ったので、俺はその場で土下座して簪に契約のことを話した。

おまけで楯無もどういったものか知ったのだが、二人に思い切り怒られた。

 

まぁこれは仕方ないだろう。

自分が好きでもない相手に思い切り滅茶苦茶にされてもいいようにされるほどの状態にさせられた上に、ここにはいないが簪にとって大切な友人でもあるのほほんさんも同じ状態にさせられていると言われたら、怒るのは仕方ないとしか言いようがなかった。

 

楯無も同様で、大事に思っている妹が自分と同じ状態になっている上に、のほほんさんまで同じ状態だというのには腹が立って自分のISの武装を呼び出すほど激昂していた。

しかも武器の安全ロックも解除するほどだったので、雪子と簪が何とか止めてくれたが、それでも動きそうだったので俺の契約面で止めておいた。

流石の俺も肝を冷やすほど怖かったのだが、仕方ないとしか言いようがなかった。

 

「楯無、お前に関しては自業自得だ。ただでさえ織斑関係で頭が痛いのに、お前が余計な監視をするからそうなったんだろうが。というよりも、あの程度で抑えているのを感謝して欲しいほどだぞ?」

 

「??それってどういう事なの、一体?お姉ちゃんも私と同じなんだよね?」

 

「正確には楯無とは男女の『身体の関係』をもったほうだ。それと楯無、お前が簪の知り合いでなかったらもっとヤバかったぞ」

 

「ヤバいって、どれ位のものにする予定だったのかしら?」

 

「うちの研究所のデータを盗もうとしたIS装備の連中等と同じクラスのしなものだ。内容は言わないが、全員男女共に完全に精神崩壊した状態にしてやった。まぁ稀に男側は性格が激変するくらいだが、女側は助けた後はすぐさま精神病院送りだ。それともそっちがよかったか?」

 

実際研究所に忍び込んできた賊は、俺の契約を利用して捕縛した後、完全防音の部屋に入れた後、自白するまで酷い目にあわせている。

まぁ自白しても、その上の連中が二度とそんな気を起こさせないようにしてやっているが、それでも結構な被害が来るので、面倒くさい限りである。

 

ちなみにだが、俺が最初からやっているのは女性なら異種間関係で、男性なら漢女(おとめ)のお相手である。

そのため男性陣に関しては精神崩壊どころか、漢女(おとめ)を見た瞬間大抵自白の道に進むほど強力である。

もしも一緒に捕まえた時に女がいれば、くれてやって楽しませている程度であるが。

 

その後両方とも出してやっているが、男性に関しては大半が真面目に働く人間に変化するのだが、女性に関しては精神病院に直行するほどのしなものである。

仕方ないので最近はその間の記憶だけを消して出しているが、夢という形で見させるようにしているので、こちらも男性同様に再犯性は低くなってきている。

 

俺が笑みを浮かべてそう言ったので、事情を知っている雪子以外の二人は思い切り震え上がり、手を合わせていた。

流石の楯無もそれを聞いて震え上がったので、この方面の話を終わらせた。

そして俺は簪に関しての契約に関しては鈴が関わっている事を話し、同時にその原因が織斑である事も話した。

 

だが、それを聞いた楯無は怪訝そうな顔をした。

それもそうだろう。あの有名な織斑先生の弟で、初のISを動かした男性操縦者が原因だと言われて、何故そんな処置をするのか、普通ならわかる筈も無い。

 

「織斑は女性に対して肉体的・精神的な暴行を加えているんだ。しかもこれは可能性なんだが、織斑は催眠系の能力を所持しているらしく、その能力で人間の意志を支配もしているかもしれない」

 

「ちょ、ちょっと待って。そんな情報私のほうに入ってきてないわよ!?嘘言わないでよ!!」

 

「そうだよ。そんなの絶対にありえない」

 

楯無と簪がそこまで自信を持って言い切るので、事情を知らない俺と雪子は二人に事情を聞いた。

 

二人の家である『更識』は、裏工作を実行する暗部に対する対暗部用暗部であり、楯無の名前はそこの当主が継承する者で、IS学園の生徒会長でもある楯無は『17代目』に当たるらしい。

そのためIS学園にそんな人間が入ることなど絶対にありえないと言ったのだ。

 

そう言った事情を聞いた俺と雪子だが、これに関しては仕方ないと諦めるしかなかった。

何しろ相手は更識の護るべき相手である『国家』が首を縦に振らなければいけないほどの相手なのだから、仕方ないのだ。

 

「あぁ、なるほど。それなら『無理』だ。お前達が知らなくて当然だ」

 

俺がそう言った後、雪子も了承する言葉を言ったので、二人は驚愕に染まった顔をした。

すると楯無が『何故そこまで言い切れるのか?』と言ったので、どうしようかと思った。

 

何しろこれは国家、いや、国連や国家IS委員会、さらには世界中のISに携わる会社や企業、研究所まで自分達の一声で動かせるほどで、もし無闇に知れば死ぬだけではすまないのだ。

 

実を言うと研究所のデータを盗もうとしている賊のうち、約4割強はこの組織で、残りの4割弱がテロ等の盗んだデータを金にしたい連中で、残りは他の会社・企業・研究所のスパイ等であるからだ。

とは言っても組織相手に関しては記憶を消し外に放置しているが、それでも結構な数が今までやってきているのだ。

 

しかもその大半が狂信者で、当初俺の契約を施していなかった防犯設備のさい、捕まえたと思ったら歯の中に仕込んでいた青酸カリを砕いて死んだり、ISコアを外して自爆したりなど、自分の命すら平気で捨てる連中なのだ。

そのため俺は契約を施して捕まえて死なせない様にしたものの、研究所から出て数日後には変死体で発見されるなど、新聞のほんの小さな一面記事に報道されるほどなのだ。

 

男に関しては俺の覚えている有名な特撮で出た二番目の悪の組織みたいに、一定時間毎に薬を投与しないといけない体に改造され、もしもその時間が過ぎると死亡するようになっていたほどである。

 

そのため俺は軽く脅しておく事にした。もしも深入りすれば、彼女達二人はこの世から『消される』のが、目に見えているからだ。

しかも彼女達が護るべき『国家』が、彼女達の最大の敵になるのだから。

 

「それを知るって事がどういう事か、わかるか?少しでも調べようとすれば、お前等は消されるぞ?」

 

「へぇ、私達を消すって、どういう事かしら?」

 

「そっくりそのままだ。IS学園の生徒としての登録から国家代表の資格。生まれた証明から保険等の全て。さらにはお前等が持っているビデオ店や化粧品店等の会員カードの登録から全てを消されて、最初からいなかった事にされるほどだ。それでも良いのか?悪ければお前等の家族・友人も同じような目にあわされる可能性が高い。それほどの力をこの組織は持っているからな」

 

俺がそう言うと楯無は持っていた扇子を落とすほどの衝撃を受けた。簪も同様で、唖然という顔をしていた。

 

俺自身堕淫の書の能力がなければ危険なほど、この組織はヤバイのだ。

思いきりマークされているだろうが、マークされているのは研究所であって、俺一個人としては大丈夫だと思いたいほどの組織なのだ。

 

「まぁもしもその組織のことを知りたいなら、来週の三連休に、セシリアと鈴、お前等二人をつけて不動研究所に招待する。そこでなら俺が知っている限りのその組織の全容を話す。ただし、解ってるよな?」

 

「ええ、解っているわ。これはこの場にいる私達4人だけの秘密。その二人にも同じように口止めするつもりでしょ?」

 

「ああ。もしもこの事を他言しようなら、俺と関わってからの時間の記憶を全て消すようにしておく。その意味がどういった意味か、二人とも、解ってるな?」

 

俺がそう言うと、二人はこくりと首を縦に動かした。

関わった時間が全て消えると言うことは、その間の記憶がなければこの二人は死んだも同じに近いのだ。

そのため二人は了承し、この組織に関しての話もここでお開きになった。

 

その後簪は部屋に帰ったのだが、楯無は平気でこの部屋に残っていた。

しかも俺に身体的な方面を強請ってくるほどだったが。

 

 

 

俺としては他の人間をあまり巻き込みたくはないのだが、仕方がないだろう。

何しろ何時かは彼女達はこの組織に関わる可能性があるからだ。

 

 

組織名『GT』と言って、正式には『ゴット・チフユ』と、元々は織斑千冬のファンクラブだったのだが、ISが世界に普及した事が原因で思いきり変化した狂信者の集まりになった組織でもあるのだ。

 

しかも超が付くほどの選民主義の組織でもあり、組織の全員が織斑千冬をこの世界を変える神とし、そして弟の春樹を世界の王と崇めるほどの組織でもあるのだ。

優秀な人間以外は抹殺すると言う思いきり腐った考えを持ち、赤ん坊すら殺す事を平気で行うほどの外道組織の事を。

 




ちょっとした指摘が有り、Hシーンが無いものの、Hがある場合は『☆』マークを付けておきます。
遊戯王でも今後はこの方法を採用します。
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